JP2002349741A - バルブ駆動装置 - Google Patents

バルブ駆動装置

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JP2002349741A JP2001153996A JP2001153996A JP2002349741A JP 2002349741 A JP2002349741 A JP 2002349741A JP 2001153996 A JP2001153996 A JP 2001153996A JP 2001153996 A JP2001153996 A JP 2001153996A JP 2002349741 A JP2002349741 A JP 2002349741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4モード(閉閉、開閉、閉開、開開)のモー
タ式三方弁の提供。 【解決手段】 ロータ20のカム山面30aは球状弁体
15a,bを押圧して両パイプ開口部14a,bを閉鎖
する。ロータ20が回動して、波面カム谷面30b対応
位置の卵形カム32頂面32bは対応する係合側球状弁
体15a,bを押動し関連開口部14a,bを開く。カ
ム移動手段18は、作用面18aに盛上げた頂部18f
が卵形カム32下面突起32cに押し下げられ脚端部1
8hを支点に傾動する。突起36a,bは平衡的にロー
タ20を押上げて、山面30aを球状弁体15a,bか
ら上方に離間する。押動部35a,bで球状弁体15
a,bを開口部14a,b直上から偏倚させ、開口部1
4a,bを同時に開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍機の冷媒制御に
係わり、具体的にはモータ式冷媒用三方弁の駆動手段に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモータ式冷媒用三方弁には、樹脂
円板弁を回動して弁口を開閉する型式と、スチールボー
ルの移動で弁口を開閉する型式とがあって、a.開閉、b.
閉閉、c.閉開、d.開開の4モードを行う。ところで、樹
脂弁型は、樹脂円板弁を弁口に密着して回動するため、
4モードの構成は容易であるが、リーク防止のために回
動面を強く圧着して摺動させる構成であるから、摺動摩
擦によるトルクロスが大きく、回動面の摩耗が耐用寿命
に影響する。また、弁口の配置間隔や穴径を大きくする
と強大な操作トルクが必要になるから、弁口の配置間隔
や穴径にも制限を受ける。
【0003】一方、ボール弁型は同一直線上に弁口が配
設でき、弁の開閉動作がボールの転動で行われるためト
ルクロスが小さく、弁口の配置間隔や穴径に対する自由
度は大きい。また、ロータ精度が低下してもボール弁に
押圧力が集中できるので、リークは少なく品質を安定さ
せることが容易である。しかしながら、弁操作カムの回
転軸両側の直径線に沿った直線上で等距離に配置した弁
口に対して、上記した4モードのうち、d.開開モードを
達成するには、例えば、両弁口が弁操作カムの回動角度
0°において同時に閉弁し、180°において同時に開
弁するという、弁操作カムには、同じ位置に対して同時
に全く逆の開閉操作を対応させることが必要となり構成
が困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、「開開モー
ド」のためのガイドを別設し、ガイド折曲げ端面にボー
ル弁を制御するロータにロータ度当たり部を設けてガイ
ドに載せ、ガイドの縁辺に沿ってロータ全体を上昇させ
てボール弁を解放する「開開モード」を構成した。とこ
ろが、「開開モード」の構成には、二箇所のボール弁を
弁口との整合位置から同時に逸脱させる必要があり、ボ
ール弁に作用するロータ突起を二箇所に設けなければな
らない。
【0005】しかも、a.開閉、b.閉閉、c.閉開の3モー
ドでは、一方のロータ突起が機能範囲外に位置するよう
にしなければならないから、極めて狭い範囲でのモード
切替えが必要となり、ロータの形状・寸法には高い精密
度が要求される。機械的位置精度が厳密になると、対応
するモータの停止位置の精度が要求される。そこで、回
転位置のずれ防止対策として、DCモータ駆動の場合
は、慣性移動量や非定トルク時の移動量などのばらつき
で位置センサが必要である。また、ステッピングモータ
駆動の場合は、機械的原点での回路認識のずれや、着磁
位置とカム位置とのずれなどでの動作不良対策が必要と
なる。さらに、ロータとガイドが構成する摺動部が付足
的なものだと、作用圧力に対応する圧着力の作用を受け
るから耐用寿命に影響する。
【0006】そこで本発明の目的は、簡単な構成で、a.
開閉、b.閉閉、c.閉開、d.開開の4モードの作動が確実
に行え、信頼性および耐久性があるボール弁型モータ式
冷媒用三方弁を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わるバルブ駆動装置は、基本的に三本
のパイプを相互に気密に接続して、そのうちの一本のパ
イプを他の二本のパイプと選択的に連通または閉止する
三方弁において、二本のパイプの開口を開閉する弁体
と、当該弁体を回動によって開閉操作するカム部材とを
有し、当該カム部材が軸方向へ摺動自在に支持され、前
記カム部材が前記回動によって所定位置に達すると前記
回動に連動して前記カム部材が軸方向へ摺動し前記二本
のパイプの開口を共に開状態にする機能部材を設けたも
ので、流体の流入パイプおよび流体の流出パイプが接続
され、前記流入パイプを通って内部に流入した流体を前
記流出パイプに導く流体流出路を設けてなる気密状の内
部空間を有する本体ケースからなる。
【0008】ここで、バルブ駆動装置は、前記本体ケー
ス内に配設され、前記流入パイプまたは前記流出パイプ
に連結する複数の開口部を開閉する弁体と、前記弁体を
開閉するカム部材と、このカム部材を駆動する駆動手段
と、前記開口部を閉鎖する方向に前記弁体を押圧する前
記カム部材付勢手段とを備える。
【0009】さらに、このバルブ駆動装置は、前記カム
部材付勢手段の付勢力に抗して前記カム部材を移動さ
せ、前記複数の開口部から関連する前記弁体を同時に離
間させて、前記複数の開口部を同時に連通させるカム移
動手段を前記機能部材として設けた。
【0010】また、前記カム移動手段は、前記カム部材
の駆動で前記弁体が押圧される前記付勢力で揺動し、平
衡力で前記カム部材を前記付勢力と反対方向移動させる
シーソー部と、前記開口部から関連する前記弁体を同時
に離間させる押動部とを有する。そして、前記カム部材
は、前記駆動手段の駆動力によって前記シーソー部を押
動し、このシーソー部の反作用によって押圧方向と反対
方向に移動される。その上、前記シーソー部が押動され
る方向と、前記シーソー部による前記カム部材の移動方
向とを平行にして構成を簡略化する。
【0011】また、前記カム移動手段は、前記カム部材
の軸線に沿った断面形状が上方に開口するほぼU字形状
をなし、上縁部を外方に延在させた両脚部の一方に前記
シーソー部の着力点と支点とを含み、他方に作用点とし
て前記弁体の押動部と、中央から前記弁体の押動部より
に前記カム部材を上方に押上げる摺動作用突起を形成し
た。好適には、前記カム移動手段に前記ガイド部に係合
するガイド係合部を設け、前記シーソー部の揺動方向を
規制した。
【0012】さらに、前記弁体は球体であって、それぞ
れ前記ガイド部に位置規制され、弾性部材によってそれ
ぞれが関連する前記開口部との整合を復元する方向に付
勢されている。そして、前記駆動手段は、駆動源として
モータを含み、前記カム部材と一体にモータのロータを
形成し、前記本体ケースの外周にモータのステータを巻
装して固定した。
【0013】上記したように、シーソー部を含むカム移
動手段は、ロータ下端に配設し、ロータと一体のカム部
材をシーソー部の着力点に作用させて、シーソー部を揺
動する突部を設け、ロータ主軸の左右に設けた作用点で
ロータを持ち上げるようにした。このようなカム移動手
段の形状としては、通常は相対移動が可能なように、ロ
ータとの間に小さなガタを持ち、ロータ回転力を上昇力
に変換する斜面部、ロータを押上げる作用点、揺動支
点、ガイド部と係合するシーソー部の回転規制腕および
球状弁体を開口部との整合位置から押出す押動部があ
る。
【0014】前記弁体を開閉するカム部材は、球状弁体
を開口部に軸線に沿って押圧する軸と直角にラジアル方
向に展開する面カム、および球状弁体を卵形輪郭の周壁
によって開口部の整合位置から押出す外周カムで構成さ
れ、球状弁体は二方向からカム操作される。シーソー部
の着力点であるカム移動手段の斜面に係合してカム移動
手段を揺動する作用部材として、前記卵形外周カムには
先細の頂部が設けられる。
【0015】このように、カム移動手段として部材を1
部品追加することによって、モード切換角度が大きくと
れるようになる。これにより、部品精度や組立精度が緩
和される。カム移動手段はシーソー部揺動支点の左右で
片側を重く構成し、ロータ下端の卵形外周カム先端凸部
による傾斜規制が作用しない限り、通常時は、自重によ
る重量バランスが保たれる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わるバルブ駆
動装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は
本発明に係わるバルブ駆動装置の一実施例であって、部
分断面で概略の構成を示す側面図である。バルブ駆動装
置10は、密閉された本体ケース11に冷媒ガスが流入
するパイプ12および冷媒ガスが流出するパイプ13
a,13bが気密に接続され、それぞれ本体ケース11
内に開口する。
【0017】本体ケース11の下部を形成する主ケース
11aには、冷媒ガスの流路を切換えるために流出パイ
プ13a,13bそれぞれの開口部14a,14bを開
閉する球状弁体15a,15b、これら二つの球状弁体
15a,15bに作用して開口部14a,14bを開閉
操作するカム部材17、およびこのカム部材17と連動
する機能部材としてのカム移動手段18が配設される。
また、二つの球状弁体15a,15bには、位置の移動
を規制するガイド部材16と、球状弁体15a,15b
を開口部14a,14bを開放する偏倚位置Dから開口
部14a,14bを閉止する整合位置Aにそれぞれ復帰
させる弾性部材として自動調心バネ部材19を備える。
【0018】本体ケース11の上部を形成するカバーケ
ース11bには、カム部材17を回動する駆動部として
ロータ20が収納され、カバーケース11bの外周にス
テータ21を巻装してモータ22を構成する。ステータ
21の電磁誘導でロータ20は約300°の範囲を往復
旋回駆動され、所定の回動角度位置で停止するように電
気制御される。
【0019】主ケース11aとカバーケース11bとは
外周に張出させたフランジ11a1,11b1の対向面を互
いに突き合わせ、気密に溶着して密閉された、ほぼ円筒
状のガス収納空間23を画定する。カバーケース11b
の頂板11b2と主ケース11aの底板11a2との中心に
それぞれ凹設された軸支持部11b3,11a3は同心に整
合されて主軸24が固定される。主軸24は、ロータ2
0の中心孔20aに嵌挿されロータ20を回動かつ摺動
自在に支持する。
【0020】主ケース11aの底板11a2に、冷媒ガス
を本体ケース11内に流入させる流入パイプ12と、本
体ケース11内の冷媒ガスを流出させるための二本の流
出パイプ13a,13bとがそれぞれ気密に連結されて
いる。流出パイプ13a,13bの開口部14a,14
bは、球状弁体15a,15bのガイド部材16(図5
参照)の台座16cに穿設した透孔16a,16bで位
置決めし、立設させたバルブ継手管26a,26bの本
体ケース11内の開端である。バルブ継手管26a,2
6bは、本体ケース11から突出させて外周を気密に溶
接した開端部に流出パイプ13a,13bが嵌装され
て、外周がバルブ継手管26a,26bの端縁に気密に
溶接される。
【0021】開口部14a,14bは、球状弁体15
a,15bと擦合わせにより良好な気密性が維持可能で
着脱自在に密着される。球状弁体15a,15bは、開
口部14a,14bの端面から離脱しないようにガイド
枠27a,27bに規制されて、開口部14a,14b
端面上を転動して開口部14a,14bの開閉機能を果
たす。また、自動調心バネ部材19は、球状弁体15
a,15bを、常に開口部14a,14bを閉鎖する整
合位置Aに向けて付勢している。
【0022】軸支持部11a3,11b3に支持され、本体
ケース11の中心に架設された主軸24に回動および摺
動自在に支持されたロータ20は、カバーケース頂板1
1b2の内面との間に、カム部材17の付勢手段として釣
鐘状座金28を介して挟装した圧縮スプリング29に付
勢され、反対側の端面に設けた波面カム面30で球状弁
体15a,15b上端に圧接する。ロータ20の外殻は
所定のパターンに着磁された永久磁石31で、本体ケー
ス11の外側に巻装したステータ21が発生する磁界に
よってロータ20の回動および停止位置が制御される。
【0023】図2はロータ20の部分図示で、図2
(a)は、図2(b)のA−A線に沿った縦断面図、図
2(b)は、図2(a)のB−B線に沿った平面図示
で、波面カム面30a,30b,30cと卵形カム32
を示す。符号33は、ロータ20の回動範囲を規制する
係合突起で、波面カム面30の外周面に突設され、特に
位置決め突起33のフォロー面33aは、図5に示した
ガイド部材16の回動規制板34との当接位置を機械的
回動起点S(図3(a)参照)として電気制御信号との
マッチングを図る。
【0024】球状弁体15a,15bを開閉するカム部
材17は、球状弁体15a,15bに、図中上下方向に
作用する第一カムと図中横方向に作用する第二カムの二
種類のカムが協働する構成で、図2(b)にその相互関
係配置が位置決め突起33を含めて平面図示されてい
る。すなわち、第一カムは球状弁体15a,15bに、
図2の図中上方より臨むロータ20の端面に形成された
波面カム面30で、高さの異なる二面30a,30bと
その高低差を連続的に連結する斜面30cからなる。便
宜上、波面カム面30の最も外側に位置する端面30a
を山面、内側に位置する面30bを谷面とする。
【0025】山面30aは、球状弁体15a,15bの
いずれか、または両方同時に圧接し、圧接側の球状弁体
15a,15bが圧縮スプリング29の付勢力を支持し
て、開口部14a,14bを密閉する。一方、谷面30
bは、必ず山面30aが球状弁体15a,15bの一方
に圧接してロータ20の負荷を支持するので、相対する
他方の球状弁体15a,15bのいずれかから離間位置
に保たれる。
【0026】図中、波面カム面30から突出して球状弁
体15a,15bの中間に位置し、ほぼ同じ高さで、内
側から球状弁体15a,15bに側面から臨む卵形カム
32は、外側の輪郭を画定する円弧面32aと、その一
部を円周外に突出させた頂面32bとが中間の滑らかな
連続面と共に形成される。ロータ20が回動すると、円
弧面32aは、球状弁体15a,15bから離間して旋
回する。しかしながら整合位置Aにある球状弁体15
a,15bの一部は頂面32bの旋回軌道内に入り込ん
で、図1に二点鎖線で図示されるように頂面32bの旋
回に干渉する。
【0027】図2(b)に示されるように、頂面32b
の突出方向は谷面30bに対応させてあり、頂面32b
に相対する球状弁体15a,15bのいずれかは、山面
30aの拘束を受けないから、軌道上で対応するいずれ
かの球状弁体15a,15bは自動調心バネ部材19の
弾性保持力に抗して、強制的に軌道外に押動され整合位
置Aから外側に向けて、球状弁体15a,15bを距離
dだけ偏倚させ、関連する開口部14a,14bのいず
れかが開かれる。図1では、球状弁体15bについて図
示したが、対称位置にある球状弁体15aについても同
様である。
【0028】図3はロータ20の回転角度に対応する球
状弁体15a,15bの開閉モードを模式的に平面図で
示したものである。図3(a)は、位置決め突起33の
フォロー面33aが回動規制板34に当接したロータ2
0の機械的回動起点Sを示し、この位置で電気的制御回
路の初期設定とのマッチングが調整され、この位置を起
点に回動角度が計測される。このとき一方の球状弁体1
5aには谷面30bが相対し、球状弁体15aは不安定
な状態で開口部14aを閉鎖する。他方の開口部14b
の球状弁体15bは波面カム面30の山面30a(ハッ
チングで示す)に圧着されて確実に開口部14bを閉鎖
する。従って、開口部14a,14bは((開)−閉)モ
ードとなる。開口部14aは開を()で囲んで不安定さ
の表現とした。
【0029】図3(b)は、回動起点から図中反時計方
向(矢印CCW)に45°回動した位置を示す。このと
き開口部14aの上方には谷面30b領域が継続し、開
口部14bの上方には山面30aが継続している。とこ
ろが、球状弁体15aは卵形カム32の頂面32bに整
合位置Aから押出されるので(偏倚前の位置は二点鎖線
で図示してある−以下同様)、開口部14a,14bは
完全に(開−閉)モードとなる。
【0030】図3(c)は、ロータ20が図3(b)の
位置からさらに図中反時計方向(矢印CCW)に90°
回動した位置を示す。このとき両開口部14a,14b
の上方には山面30aがきて球状弁体15a,15bは
いずれも山面30aからの圧着を受け、開口部14a,
14bは確実に(閉−閉)モードとなる。図3(d)
は、ロータ20が図3(c)の位置からさらに図中反時
計方向(矢印CCW)に90°回動した位置を示す。こ
のとき一方の開口部14aの球状弁体15aは波面カム
30の山面30aに圧着され、他方の開口部14bの球
状弁体15bは卵形カム32の頂面32bに押されて偏
倚し、開口部14a,14bは確実に(閉−開)モード
となる。
【0031】図3(d)の位置からロータ20をさらに
図中反時計方向(矢印CCW)に90°回動させると、
図3(e)に示すように、両開口部14a,14bの上
方には山面30aがくる。この回動位置で開口部14
a,14bを開−開モードを可能にするのが、本発明に
係わるバルブ駆動装置の目的である。そこでこの目的を
達成するために、ロータ20の回転でロータ20自らを
上方に摺動させて波面カム30の球状弁体15a,15
bとの係合を阻止すると共に、同時に球状弁体15a,
15bを整合位置Aから偏倚させる機能部材としてカム
移動手段18を設けた。
【0032】図4はロータ20の回動を摺動に変換する
機能部材として第一実施例のカム移動手段18を斜視図
で示す。カム移動手段18は、卵形カム32と図5に斜
視図で示すガイド部材16の台座16cとの間に自由な
係合状態で挟装される(図6および図7参照)。カム移
動手段18の作用面18aの中央近傍の貫通孔18bに
は主軸24が緩挿され、主軸24はさらに図5に示すガ
イド部材16の中央部の透孔16dを貫通する。カム移
動手段18は、前壁18cから前方に延在する二股腕1
8dの内縁がガイド係合部として、ガイド部材16の縦
壁16eの外縁を摺動自在に挟持する。
【0033】図5はガイド部材16の斜視図で、上述し
たように、基台16cにはバルブ継手管26a,26b
を主軸24の貫通孔16dに対して位置決めし、立設固
定する透孔16a,16bが穿設されている。また基台
16cの両翼には球状弁体のガイド枠27a,27bが
ほぼ直角に立ち上がり、バルブ継手管26a,26bお
よび球状弁体15a,15bのそれぞれを、三方向から
囲む、平面形状がほぼコ字状で開端部同士が互いに中心
に向かって対向するように形成される。
【0034】球状弁体15a,15bは、球状弁体のガ
イド枠27a,27bが画定するほぼ矩形状の内側空間
内に、開閉移動の範囲内での移動が許容され、かつ、バ
ルブ継手管26a,26bの開口部14a,14bから
脱落しないように保持される。さらに、ガイド部材16
の縦壁16eの外縁はカム移動手段18から前方に延在
する二股腕18cの内縁に摺接して、カム移動手段18
がカム部材17から受ける水平方向の作用力で主軸24
周りを回動するのを規制する。縦壁16eの上方延在部
分は縮幅されて、ロータ20の回動規制板34となる。
【0035】球状弁体のガイド枠27a,27bの上縁
部から主ケース11a内周壁面に当接するラジアル方向
の位置決め部38a,38bが延在して、ガイド部材1
6全体が、主ケース11aに対してラジアル方向に容易
かつ高精度に位置決めされる。このとき、位置決め部3
8a,38bは、主ケース11aがカバーケース11b
側に連結される主ケース11aのフランジ11a1とほぼ
同一の高さとなるように配置される。
【0036】カム移動手段18は、カム部材17におけ
る卵形カム32の頂面32bから図中で下方に突出する
係合突起32c(図2参照)の作用によりロータ20の
回動に連動して揺動する。すなわち、図6(b)または
図7(b)に示されるように、カム移動手段18は、軸
線に沿った断面形状が上方に開口する近U字形の両脚部
で上縁部が外方に展開する作用面18aには、一方に揺
動斜面18eを含む盛上げ部18fが形成され、頂部1
8gの着力点直下に延在する脚端部18hを支点とする
シーソー状の平衡機構部を形成する。
【0037】近U字形の他方の脚部に球状弁体15a,
15bの押動部35a,35bが直立し、近U字形両脚
の上縁部を両側で結ぶ作用面18aの側縁中央付近に
は、弁体押動部35a,35bよりに摺動作用突起36
a,36bが上向きに凸設される。摺動作用突起36
a,36bは、シーソー部の作用点として卵形カム32
の端面に作用し、波面カム面30を一緒に上方へ主軸2
4に沿った摺動により上方に移動させ、球状弁体15
a,15bから離間する(図7(b)参照)。
【0038】図6および図7を参照してカム移動手段1
8の作用を説明する。図6は図3(d)に相当し、ロー
タ20は回動起点からこの位置に到るまでは、カム移動
手段18に係合することはない。図7は図3(e)に相
当し、卵形カム32下面の係合突起32cがカム移動手
段18の斜面18dに摺接してカム移動手段18を脚端
部18gを支点として揺動させ、突起36a,36bが
平衡力の反作用を卵形カム32の端面に及ぼして、ロー
タ20の波面カム30を上方移動させて、山面30aと
球状弁体15a,15bとの間に空隙を形成し、弁体押
動部35a,35bで両方の球状弁体15a,15bを
開口部14a,14bとの整合位置Aから同時に偏倚さ
せて、開口部14a,14bに(開−開)モードを形成
する。
【0039】ここでロータ20はすべてのモードを終了
し、電気的にモータ22の回動限界が規制される。すな
わち、ロータ20は回動起点Sから電気的回動限界Le
まで約300°の範囲を往復回動する。さらなる回動
は、ガイド部材16の回動規制板34がロータ20の位
置決め突起33のリード面33bに当接して機械的に移
動が阻止される機械的限界Lmが設けられ、電気的回動
範囲との整合を図っている。
【0040】図6の最大回動位置Leからロータ20を
反転させるとロータ20上部の圧縮スプリング29の付
勢力を受けて、卵形カム32下面の係合突起32cはカ
ム移動手段18の頂部18fから斜面18dをロータ2
0と共に下降する。ロータ20下面の波面カム面30の
山面30aが球状弁体15bに支えられると、係合突起
32cはカム移動手段18から完全に離間する。
【0041】バルブ駆動装置10は、波面カム面30を
下方に向けモータ22が上方に位置する、図1に示す姿
勢で設置されるから、係合突起32cの押圧から解放さ
れたカム移動手段18は、支点となる脚端部18gより
二股腕18d側に重心があるので、重力の作用で自動的
に作用面18aが水平な位置に戻り、図6に示すように
前壁18c下端がガイド部材16の台座16c上面に安
定に支持される。
【0042】図8は、機能部材として設けた別の実施例
によるカム移動手段118の部分的概略図示で、図8
(a)は縦断面図、図8(b)および図8(c)はいず
れも、図8(a)のB−B線に沿ってカム移動手段11
8の作動状態を説明する模式的平面図である。図中、上
述の実施例と共通する部材には同一符号を使用した。
【0043】ロータ20下面の波面カム面30、卵形カ
ム132およびロータ20外周の位置決め突起33の形
状・寸法ならびに位置関係は変わらない。卵形カム13
2下方の係合突起132cは頂面132bから先行方向
に90°偏倚させた外周面132aの下面に突設する。
カム移動手段118は、両側面に直径方向外向き突出す
る双頭の頂部120a,120bをもつ、ほぼ楕円形状
の押動カム120を円筒胴部118aの片方の端面に形
成し、他方の端面118bは外側にフランジ118cを
張出し、この面に少なくとも4枚の鋸歯状歯を角度ピッ
チ90°で設ける。便宜上、押動カム120は頂部12
0aを先行頂部とし、頂部120bを後行頂部とする。
頂部120a,120bの各輪郭は卵形カム132の輪
郭とほぼ同形に形成する。円筒胴部118aを貫通する
中央孔118dは主軸24に挿通されて円滑に回動およ
び摺動することができる。
【0044】カム移動手段118の上面にはC字形の溝
140が穿設される。溝140の両端面は、図8(b)
に示すように、紙面上方から見たとき、同心に置いた卵
形カム132の頂面132bを押動カム120の先行頂
部120aから時計方向に90°ずらせて重ね合わせた
とき、下面の突起132cが溝140内に納まり、突起
132cのリード面132c1が一致する溝端面140a
を先行端面とし、この位置から卵形カム132を同心に
置いたまま時計方向に135°回して突起132cのフ
ォロー面132c2が一致する溝端面140bを後行端面
となるように設定する。C字形の溝140は突起132
cが先行端面140aから後行端面140bまでの範囲
を溝壁面140cおよび溝底面140dからなんら干渉
を受けることなく回動できるように設ける。
【0045】カム移動手段頂部120a,120bの中
心を結ぶ軸線が開口部14a,14bの中心同士を結ぶ
軸線と垂直になるようにカム移動手段118を配置し
て、押動カム120後行頂部120bの後行面118g
に当接する回り止ピン119をガイド部材16の台座1
6cに植設する。カム移動手段118の円筒胴部118
aの外周に捩じりコイルバネ139を捲回し、一端を押
動カム120に穿設した透孔141に挿通して固定し、
他端は回り止ピン119に係止する。捩じりコイルバネ
139は、押動カム120後行頂部120bの後行面1
18gが回り止ピン119に圧接するように付勢する。
すなわち、カム移動手段118は、卵形カム132の下
面突起132cが溝140の中を回動して、溝の先行端
面140aに係合するまで、押動カム120を回り止ピ
ン119との係止位置に保って待機する。
【0046】ガイド部材16の台座16cには、カム移
動手段118の鋸歯状歯118bと同じピッチで互いに
補完し合う摺接斜面116gを切起す。従って、カム移
動手段118が捩じりコイルバネ139の付勢力で押動
カム120後行頂部120bの後行面118gが回り止
ピン119に当接した状態で、鋸歯状歯118bは台座
16cの摺接斜面116gと最も深く咬合して全面が重
なり、カム移動手段118は最も低い位置に待機する。
【0047】ロータ20が回動起点Sから回転してき
て、卵形カム132の下面突起132cがカム移動手段
118のC字形溝140の先行端面140aに当接した
位置(図8(b)参照)から、カム移動手段118はロ
ータ20と共に回動し、鋸歯状歯118bは摺接斜面1
16gをせり上がり、卵形カム132の底面にカム移動
手段118の上面が当接してロータ20を押し上げなが
ら互いの斜面の頂点同士が接し合う最高位置に達する。
【0048】このとき波面カム面30の山面30aは、
球状弁体15a,15bから十分離間する(図8(a)
参照)。そして、押動カム120は先行頂部120a、
後行頂部120bが共に球状弁体15a,15bを開口
部14a,14bを閉鎖する整合位置Aから外方の偏倚
位置Dへ移動させて両開口部14a,14bを同時に開
放する。波面カム30の山面30aが球状弁体15a,
15bに干渉することなく、確実な(開−開)モードを
達成することができる(図8(a),(c)参照)。
【0049】以上、本発明に係るバルブ駆動装置の実施
例について説明したが、上記実施例は、本発明を限定す
るものではなく、例えば、カム移動手段の揺動は左右、
前後、回転を規制して、揺動運動のみができるように構
成すればよい。このように、特許請求の範囲内で多様な
変更例や再構成が可能であることは当然予期されるとこ
ろである。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係わるバルブ駆動装置によれば、機能部材の追加によっ
て、モード切替角度が大きくとれるようになり、部品精
度や組立精度が緩和される。そして、a.開閉、b.閉閉、
c.閉開、d.開開の4モードを確実に制御できる信頼性が
高く耐久性のある三方弁を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるバルブ駆動装置の一実施例を部
分的に断面で示した模式的側面図である。
【図2】本発明に係わるバルブ駆動装置におけるロータ
部分の図示で、(a)は(b)のA−A線に沿った縦断
面図、(b)は(a)のB−B線に沿ったカム部材の平
面図、(c)はカム部材の部分斜視図である。
【図3】本発明に係わるバルブ駆動装置におけるロータ
の回転角度に対応する各開閉モードの図示で、(a)は
回動起点、(b)は閉−開モード、(c)は閉−閉モー
ド、(d)は開−閉モード、(e)は開−開モードを説
明する模式的平面図である。
【図4】本発明に係わるバルブ駆動装置におけるカム移
動手段の斜視図である。
【図5】本発明に係わるバルブ駆動装置におけるガイド
部材の斜視図である。
【図6】本発明に係わるバルブ駆動装置におけるカム移
動手段の部分図で、閉−開モードを示し、(a)は平面
図、(b)は(a)のB−B線に沿った部分断面図であ
る。
【図7】本発明に係わるバルブ駆動装置におけるカム移
動手段の部分図で、開−開モードを示し、(a)は平面
図、(b)は(a)のB−B線に沿った部分断面図であ
る。
【図8】本発明に係わるバルブ駆動装置におけるカム移
動手段の第二実施例による部分図で、(a)は縦断面
図、(b)および(c)はいずれも、(a)のB−B線
に沿ってカム移動手段の作動状態を説明する模式的平面
図である。
【符号の説明】
10 バルブ駆動装置 11 本体ケース 12 流入パイプ 13a,b 流出パイプ 14a,b 開口部 15a,b 球状弁体 16 ガイド部材 18 カム移動手段 20 ロータ 29 圧縮スプリング 30 波面カム 32 卵形カム 33 係合突起 35a,b 弁体押動部 36a,b 摺動作用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 41/04 F25B 41/04 Z Fターム(参考) 3H062 AA02 AA07 AA13 BB30 CC01 CC27 DD03 EE06 HH04 HH09 3H063 AA01 AA08 BB32 CC03 DA14 DB15 EE08 GG02 3H067 AA04 AA32 BB03 BB13 CC32 DD08 DD12 DD32 DD44 GG02 GG24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三本のパイプを相互に気密に接続して、
    そのうちの一本のパイプを他の二本のパイプと選択的に
    連通または閉止する三方弁において、二本のパイプの開
    口を開閉する弁体と、当該弁体を回動によって開閉操作
    するカム部材とを有し、当該カム部材が軸方向へ摺動自
    在に支持され、前記カム部材が前記回動によって所定位
    置に達すると前記回動に連動して前記カム部材が軸方向
    へ摺動し前記二本のパイプの開口を共に開状態にする機
    能部材を設けたことを特徴とするバルブ駆動装置。
  2. 【請求項2】 流体の流入パイプおよび流体の流出パイ
    プが接続され、前記流入パイプを通って内部に流入した
    流体を前記流出パイプに導く流体流出路を設けてなる気
    密状の内部空間を有する本体ケースと、 この本体ケース内に配設され、前記流入パイプまたは前
    記流出パイプに連結する複数の開口部を開閉する弁体
    と、 前記弁体を開閉するカム部材と、 このカム部材を駆動する駆動手段と、 前記開口部を閉鎖する方向に前記弁体を押圧する前記カ
    ム部材付勢手段とを備えるバルブ駆動装置において、 前記カム部材付勢手段の付勢力に抗して前記カム部材を
    移動させ、前記複数の開口部から関連する前記弁体を同
    時に離間させて、前記複数の開口部を同時に連通させる
    カム移動手段を前記機能部材として設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のバルブ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記カム移動手段は、前記カム部材の駆
    動で前記弁体が押圧される前記付勢力で揺動し、平衡力
    で前記カム部材を前記付勢力と反対方向移動させるシー
    ソー部と、前記開口部から関連する前記弁体を同時に離
    間させる押動部とを有することを特徴とする請求項2に
    記載のバルブ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記カム部材は、前記駆動手段の駆動力
    によって前記シーソー部を押動し、このシーソー部の反
    作用によって押圧方向と反対方向に移動されることを特
    徴とする請求項3に記載のバルブ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記シーソー部が押動される方向と、前
    記シーソー部による前記カム部材の移動方向とが平行で
    あることを特徴とする請求項4に記載のバルブ駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 前記カム移動手段は、前記カム部材の軸
    線に沿った断面形状が上方に開口するほぼU字形状をな
    し、上縁部を外方に延在させた両脚部の一方に前記シー
    ソー部の着力点と支点とを含み、他方に作用点として前
    記弁体の押動部と、中央から前記弁体の押動部よりに前
    記カム部材を上方に押上げる摺動作用突起を形成したこ
    とを特徴とする請求項3に記載のバルブ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記カム移動手段に前記ガイド部に係合
    するガイド係合部を設け、前記シーソー部の揺動方向を
    規制したことを特徴とする請求項6に記載のバルブ駆動
    装置。
  8. 【請求項8】 前記弁体は球体であって、それぞれ前記
    ガイド部に位置規制され、弾性部材によってそれぞれが
    関連する前記開口部との整合を復元する方向に付勢され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段は、駆動源としてモータを
    含み、前記カム部材と一体にモータのロータを形成し、
    前記本体ケースの外周にモータのステータを巻装して固
    定したことを特徴とする請求項1に記載のバルブ駆動装
    置。
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