JP2002349670A - 遊星差動歯車装置 - Google Patents

遊星差動歯車装置

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JP2002349670A JP2001158569A JP2001158569A JP2002349670A JP 2002349670 A JP2002349670 A JP 2002349670A JP 2001158569 A JP2001158569 A JP 2001158569A JP 2001158569 A JP2001158569 A JP 2001158569A JP 2002349670 A JP2002349670 A JP 2002349670A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遊星歯車を円滑に回転させることができる遊
星差動歯車装置を提供する。 【解決手段】 遊星歯車3を自転可能に収容する収容孔
24aの内周面と、ハウジングに形成された環状突出部
24の外周面及び内周面との各交差部には面取り24d
を形成する。この面取り24dと収容孔24aの内周面
とのなす角度を鈍角にする。また上記遊星歯車の中央部
には、その一端面から他端面まで貫通する貫通孔が形成
されさらに一端が上記貫通孔の内周面に開口し、他端が
上記遊星歯車の歯車部の外面に開口する横孔を形成し潤
滑性の向上を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両等に用いら
れる差動歯車装置、特に遊星歯車機構を用いた遊星差動
歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の遊星差動歯車装置として
は、例えば特開平4−312247号公報に記載のもの
がある。この遊星差動歯車装置は、回転駆動されるハウ
ジングと、このハウジングに設けられた遊星歯車機構と
を備えている。遊星歯車機構は、軸線をハウジングの回
転軸線とそれぞれ一致させた内歯車及び太陽歯車と、軸
線をハウジングの回転軸線と平行にし、かつ内歯車及び
太陽歯車の間に配置された遊星歯車とを有しており、遊
星歯車が内歯車及び太陽歯車と噛み合うようになってい
る。
【0003】ところで、遊星差動歯車装置においては、
遊星歯車を自転可能に収容する収容孔がハウジングに形
成されている。この収容孔の外周側と内周側との少なく
とも一側部は開放されており、その開放部分において遊
星歯車と内歯車又は太陽歯車と噛み合っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の遊星差動歯
車装置において、遊星歯車の回転時には遊星歯車にその
軸線と直交する方向の力が作用し、この力によって遊星
歯車が開放部側へ押される結果、遊星歯車の歯面が収容
孔の内周面と開放部との交差部に突き当たり、遊星歯車
の円滑な回転が阻害されるという問題があった。特に、
遊星歯車に大きな力が作用しているときには、遊星歯車
の外周面が収容孔の内周面に大きな力で押し付けられる
ため、ハウジングの収容孔が形成された部分が弾性的に
変形する。この結果、遊星歯車の歯面が収容孔の内周面
と開放部との交差部により一層突き当たり易くなり、遊
星歯車の円滑な回転がさらに阻害されるという問題があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、第1の発明は、回転軸線を中心として回転可能な
ハウジングと、上記回転軸線を中心とする円周上に上記
回転軸線と平行に配置された複数の遊星歯車と、軸線を
上記回転軸線と一致させて上記遊星歯車の外側に配置さ
れ、各遊星歯車と噛み合う内歯車と、軸線を上記回転軸
線と一致させて上記遊星歯車の内側に配置され、各遊星
歯車と噛み合う太陽歯車とを備え、上記ハウジングに
は、内周側及び外周側の両側部うちの少なくとも一方の
側部が開放され、かつ上記遊星歯車を回転自在に収容す
る収容孔が形成された遊星差動歯車装置において、上記
収容孔の開放された側部における上記収容孔の内周面と
上記ハウジングとの交差部に面取り部を形成し、この面
取り部と上記収容孔の内周面とのなす角度を鈍角にした
ことを特徴としている。
【0006】上記の問題を解決するために、第2の発明
は、回転軸線を中心として回転可能なハウジングと、上
記回転軸線を中心とする円周上に上記回転軸線と平行に
配置された複数の遊星歯車と、軸線を上記回転軸線と一
致させて上記遊星歯車の外側に配置され、各遊星歯車と
噛み合う内歯車と、軸線を上記回転軸線と一致させて上
記遊星歯車の内側に配置され、各遊星歯車と噛み合う太
陽歯車とを備え、上記ハウジングには、内周側及び外周
側の両側部うちの少なくとも一方の側部が開放され、か
つ上記遊星歯車を回転自在に収容する収容孔が形成され
た遊星差動歯車装置において、上記収容孔の内周面と底
面との交差部には、上記内周面及び底面に滑らかに接す
る凹曲面を形成したことを特徴としている。
【0007】第1及び第2の発明においては、上記ハウ
ジングに一端がその外面に開口し、他端が上記収容孔の
底面に開口する潤滑油導入孔が形成されていることが望
ましい。この場合、上記遊星歯車の中央部には、その一
端面から他端面まで貫通する貫通孔が形成されているこ
とが望ましく、さらに上記遊星歯車には、一端が上記貫
通孔の内周面に開口し、他端が上記遊星歯車の歯車部の
外面に開口する横孔が形成されていることが望ましい。
さらに、上記横孔が複数形成され、各横孔が上記遊星歯
車の周方向に互いに離れて配置されていることが望まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図4を参照して説明する。図1はこの発明
に係る遊星差動歯車装置1の縦断面図であり、図2は図
1のX−X線に沿う断面図である。これらの図に示すよ
うに、遊星差動歯車装置1は、ハウジング2を備えてい
る。ハウジング2は、全体として筒状をなしており、回
転軸線Lを中心として回転駆動されるようになってい
る。
【0009】すなわち、ハウジング2は、回転軸線L方
向の中央部において図1の左右に二分されており、左半
体2Aと右半体2Bとから構成されている。左半体2A
は、両端が開口した円筒状をなしており、その内周面の
左側の端部には、スプライン孔部21が形成されてい
る。このスプライン孔部21には、入力軸(図示せず)
が回転不能に嵌合されている。入力軸は、エンジン(図
示せず)に連結されている。したがって、エンジンが回
転すると、それに伴ってハウジング2が回転軸線Lを中
心として回転駆動される。左半体2Aの右側(右半体2
B側)の端部には、環状のフランジ部22が形成されて
いる。
【0010】右半体2Bは、有底円筒状をなしており、
左半体2A側が開口し、他端部に底部23を有してい
る。右半体2Bは、その軸線を左半体2Bの軸線(回転
軸線L)と一致させた状態で、右半体2Bの開口側端部
がフランジ部22の外周側に突き当てられ、ボルトB1
によって連結固定されている。右半体2Bの底部23の
中央部には、挿通孔23aが形成されている。
【0011】フランジ部22の右半体2B側を向く端面
には、回転軸線Lを中心として環状に延びる保持突出部
24が形成されている。保持突出部24には、その先端
面から基端側(フランジ部22側)へ向かって回動軸線
Lと平行に延びる複数の収容孔24aが形成されてい
る。収容孔24aの内径は、図2から明かなように、保
持突出部24の厚さより大きく設定されており、収容孔
24aの中心は保持突出部24の厚み方向におけるほぼ
中央部に配置されている。この結果、収容孔24aの内
周側及び外周側の側部は、保持突出部24から開放され
ている。
【0012】図3に示すように、収容孔24aの底面と
内周面との交差部には、断面略4半分の円弧状をなす凹
曲面24bが形成されている。これにより、収容孔24
aが形成された保持突出部24の強度向上が図られてい
る。凹曲面24bは、断面円弧状にすることなく、楕円
状に形成してもよい。
【0013】収容孔24aには、遊星歯車3が回転自在
に挿入されている。遊星歯車3は、スパーギヤであって
もよく、ヘリカルギヤであってもよい。遊星歯車3の外
周面と端面との交差部には、凹曲面24bに接触するの
を回避するための面取り31が形成されている。面取り
31は、断面が直線状をなすテーパ面として形成されて
いるが、凹曲面24bより曲率半径の大きい円弧状の凸
曲面によって形成してもよい。遊星歯車3の外径は、収
容孔24aの内径とほぼ同一に設定されている。したが
って、遊星歯車3の内周側及び外周側の側部は、収容孔
24aから外部に突出している。遊星歯車3の長さは、
収容孔24aの深さとほぼ同一に設定されている。
【0014】図4において想像線で示すように、収容孔
24aの内周面と保持突出部24の内周面及び外周面と
の各交差部には、鋭角をなす角部24cが形成される。
このような角部24cが形成されると、遊星歯車3の歯
面が角部24cに食い付いて、遊星歯車3の円滑な回転
が阻害されるおそれがある。そこで、この実施の形態の
遊星差動歯車装置1においては、角部24cに面取り2
4dを形成している。面取り24dは、平面で構成され
ており、面取り24dと収容孔24aの内周面とのなす
角は鈍角になっている。このような面取り24dを形成
すると、遊星歯車3の歯面が収容孔24aの内周面と面
取り24dとの交差部に食い付くのを防止することがで
き、それによって遊星歯車3を円滑に回転させることが
できる。面取り24dは平面で構成することなく、外側
に膨出する凸曲面によって構成してもよい。
【0015】上記ハウジング1の内部には、ストッパリ
ング25が配置されている。このストッパリング25
は、その軸線を回転軸線Lと一致させ、かつ保持突出部
24の先端面に接触した状態で配置されている。ストッ
パリング25は、フランジ部22を貫通して保持突出部
24の先端側へ向かって延びるボルト挿通孔26に挿通
されたボルトBのねじ部が螺合しており、このボルトB
2を閉め付けることにより、ストッパリング25が保持
突出部24の先端面に押圧固定されている。これによ
り、遊星歯車3が収容孔24内にほとんど移動不能に位
置固定され、かつ抜け止めされている。
【0016】右半体2Bの内周面には、内歯車4が回動
可能に嵌合されている。この内歯車4の長さは、フラン
ジ部22と底部23との間隔とほぼ同一に設定されてい
る。したがって、内歯車4は回転軸線L方向へはほとん
ど移動不能になっている。内歯車4の内周面には、内歯
車部41とスプライン孔部42とが形成されている。内
歯車部41は、遊星歯車3と噛み合っている。スプライ
ン孔部42は、ストッパリング25と底部23との間に
位置するように配置されている。スプライン孔部42を
構成する歯は、内歯車部41と同一であってもよく、異
なる歯車諸元を有するものであってもよい。スプライン
孔部42には、出力部材5が回動不能に嵌合している。
この出力部材5の中央部には、軸線を回転軸線Lと一致
させたスプライン孔部51が形成されている。このスプ
ライン孔部51には、出力軸(図示せず)の一端部が回
動不能に嵌合されている。出力軸の他端部は、挿通孔2
3aを貫通して外部に突出している。
【0017】ハウジング2の内部には、太陽歯車6がそ
の軸線を回転軸線Lと一致させて配置されている。この
太陽歯車6は、全体が円筒状をなしており、左半体2A
内に挿入された支持筒部61と、右半体2B内に挿入さ
れた外歯車部62とを有している。支持筒部61は、左
半体2Aの内周面に軸受Jを介して回動可能に支持され
ている。支持筒部61の内周面の外側の端部には、スプ
ライン孔63が形成されている。このスプライン孔63
には、上記出力軸と異なる別の出力軸の一端部が回動不
能に嵌合している。この出力軸の他端部は、左半体2A
から外部に突出している。外歯車部62は、遊星歯車3
とそのほぼ全長にわたって噛み合っている。
【0018】上記遊星歯車3の中央部には、その軸線上
を一端面から他端面まで貫通する貫通孔32が形成され
ている。この貫通孔32と対向するハウジング2のフラ
ンジ部22には、これを貫通する潤滑油導入孔22aが
形成されている。したがって、デフケース(図示せず)
内に収容された潤滑油は、潤滑油導入孔22aを通って
貫通孔32内に導入される。また、遊星歯車3には、貫
通孔32の内周面から遊星歯車3の外面まで貫通する油
孔(横孔)33が形成されている。したがって、貫通孔
32内に導入された潤滑油は、油孔33を通って遊星歯
車3と内歯車4との噛み合い部、および遊星歯車3と太
陽歯車6との噛み合い部に供給される。油孔33は、1
つだけ形成してもよいが、この実施の形態のように、複
数形成するのが望ましい。複数の油孔33は、遊星歯車
3の周方向及び軸線方向へ互いに離れた箇所に配置する
のが望ましい。また、油孔33の外側の端部は、遊星歯
車3の歯面又は歯先面に開口させてもよいが、歯底面に
開口させるのが望ましい。
【0019】上記構成の遊星差動歯車装置1において、
ハウジング2が回転駆動されると、それと一体に遊星歯
車3が回転軸線Lを中心として公転する。このとき、内
歯車4と太陽歯車6とにそれぞれ連結された出力軸に作
用する負荷が同一であるときには、ハウジング2、遊星
歯車3、内歯車4及び太陽歯車6が回転軸線Lを中心と
して一体に回転する。したがって、遊星歯車3が回転す
ることはない。一方、二つの出力軸に作用する負荷が異
なる場合には、それに応じて内歯車4と太陽歯車6とが
差動回転し、遊星歯車3が回転する。このとき、遊星歯
車3を回転自在に収容する収容孔24aの開放部に、収
容孔24aの内周面とのなす角が鈍角である面取り24
dが形成されているので、遊星歯車3の歯面が収容孔2
4aの内周面と環状突出部24の外周面又は内周面との
交差部に食い付くのを防止することができる。したがっ
て、遊星歯車3を円滑に回転させることができる。しか
も、収容孔24aの内周面と底面との交差部には、円弧
状の凹曲面24bが形成されているので、環状突出部2
4のうちの2つの収容孔24a,24a間の部分の基端
部の強度を向上させることができる。したがって、当該
部分の変形を小さくすることができ、収容孔24aの内
周面の変形を小さくすることができる。よって、遊星歯
車3の歯面が収容孔24aの内周面と環状突出部24の
外周面又は内周面との交差部に食い付くのをより一層確
実に防止することができる。
【0020】また、この実施の形態の遊星差動歯車装置
においては、デフケース内の潤滑油が、潤滑油導入孔2
2a、貫通孔32及び油孔33を介して遊星歯車3と内
歯車4及び太陽歯車6との各噛み合い部に十分に供給さ
れる。したがって、各歯車3,4,6の歯面、特に遊星
歯車3の歯面が早期に摩耗するのを防止することができ
る。
【0021】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態においては、ハウジング2(遊星歯車
3)を回転駆動し、内歯車4及び太陽歯車6の回転を出
力として取り出しているが、内歯車4又は太陽歯車6を
回転駆動し、ハウジング2(遊星歯車3)の回転及び太
陽歯車6又は内歯車4の回転を出力として取り出すよう
にしてもよい。また、上記の実施の形態においては、一
つの遊星歯車3を内歯車4及び太陽歯車6と噛み合わせ
ているが、特開平4−312247号公報に記載のもの
と同様に、互いに噛み合う二つの遊星歯車を用い、二つ
の遊星歯車のいずれか一方を内歯車4と噛み合わせ、他
方を太陽歯車6と噛み合わせるようにしてもよい。その
場合には、二つの遊星歯車用に二つの収容孔が形成され
る。二つの収容孔は、互いに連通し、その連通箇所にお
いて二つの遊星歯車が互いに噛み合う。また、一方の収
容孔については、その外周側の側部が開放される。そし
て、その収容孔に収容された遊星歯車が内歯車4と噛み
合う。他方の収容孔については、その内周側の側部が開
放される。そして、その収容孔に収容された遊星歯車が
太陽歯車6と噛み合う。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、遊星歯車を円滑に回転させることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図であっ
て、図2のX−X線に沿う断面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】図1のY−Y線に沿う拡大断面図である。
【図4】同実施の形態の収容孔の内周面と保持突出部の
内周面及び外周面との交差部を示す拡大図である。
【符号の説明】 L 回転軸線 1 遊星差動歯車装置 2 ハウジング 3 遊星歯車 4 内歯車 6 太陽歯車 22a 潤滑油導入孔 24a 収容孔 24b 凹曲面 24d 面取り 32 貫通孔 33 油孔(横孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 整哉 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ボッシュオートモーティブシス テム江南工場内 (72)発明者 中島 紳一郎 ベルギー王国 ラルビエ パークインダス トリエル ドゥ ストリッピーブラックニ ーズ ルー ドゥ グラン ププリエ 11 ゼクセル トルセン エス.エー.内 Fターム(参考) 3J027 FA22 FA25 FB01 HB02 HB03 HC02 HC07 3J063 AA01 AB12 AC11 BA11 CA05 CB02 CD44 XD03 XD42 XD62 XD72

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線を中心として回転可能なハウジ
    ングと、上記回転軸線を中心とする円周上に上記回転軸
    線と平行に配置された複数の遊星歯車と、軸線を上記回
    転軸線と一致させて上記遊星歯車の外側に配置され、各
    遊星歯車と噛み合う内歯車と、軸線を上記回転軸線と一
    致させて上記遊星歯車の内側に配置され、各遊星歯車と
    噛み合う太陽歯車とを備え、上記ハウジングには、内周
    側及び外周側の両側部うちの少なくとも一方の側部が開
    放され、かつ上記遊星歯車を回転自在に収容する収容孔
    が形成された遊星差動歯車装置において、 上記収容孔の開放された側部における上記収容孔の内周
    面と上記ハウジングとの交差部に面取り部を形成し、こ
    の面取り部と上記収容孔の内周面とのなす角度を鈍角に
    したことを特徴とする遊星差動歯車装置。
  2. 【請求項2】 回転軸線を中心として回転可能なハウジ
    ングと、上記回転軸線を中心とする円周上に上記回転軸
    線と平行に配置された複数の遊星歯車と、軸線を上記回
    転軸線と一致させて上記遊星歯車の外側に配置され、各
    遊星歯車と噛み合う内歯車と、軸線を上記回転軸線と一
    致させて上記遊星歯車の内側に配置され、各遊星歯車と
    噛み合う太陽歯車とを備え、上記ハウジングには、内周
    側及び外周側の両側部うちの少なくとも一方の側部が開
    放され、かつ上記遊星歯車を回転自在に収容する収容孔
    が形成された遊星差動歯車装置において、 上記収容孔の内周面と底面との交差部には、上記内周面
    及び底面に滑らかに接する凹曲面を形成したことを特徴
    とする遊星差動歯車装置。
  3. 【請求項3】 上記ハウジングには、一端がその外面に
    開口し、他端が上記収容孔の底面に開口する潤滑油導入
    孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の遊星差動歯車装置。
  4. 【請求項4】 上記遊星歯車の中央部には、その一端面
    から他端面まで貫通する貫通孔が形成されていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊星差動歯
    車装置。
  5. 【請求項5】 上記遊星歯車には、一端が上記貫通孔の
    内周面に開口し、他端が上記遊星歯車の歯車部の外面に
    開口する横孔を形成したことを特徴とする請求項4に記
    載の遊星差動歯車装置。
  6. 【請求項6】 上記横孔が複数形成され、各横孔が上記
    遊星歯車の周方向に互いに離れて配置されていることを
    特徴とする請求項5に記載の遊星差動歯車装置。
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JP2007271089A (ja) * 2007-07-20 2007-10-18 Jtekt Corp 遊星歯車機構を備えた車輌用差動歯車装置
US7758466B2 (en) 2007-03-06 2010-07-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle planetary gear device

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US7758466B2 (en) 2007-03-06 2010-07-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle planetary gear device
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