JP2002349079A - 建物の解体工法 - Google Patents

建物の解体工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮蔽体の構築に大型重機を必要とせず、また
建物の解体作業に必要となる足場を常に確保できる、建
物の解体工法を提供する。 【解決手段】 解体する建物aの側周に所定間隔でガイ
ド支柱2を立設し、ガイド支柱2に案内されて上下スラ
イド自在な遮蔽体1を、地上または建物aの低層階の高
さで、建物aの側周を囲むようにして組み立てるととも
に、前記遮蔽体1には解体機械8〜10を収納してお
く。そして、ガイド支柱材2aを上方に延長するととも
に、ガイド支柱2を案内に上昇させた遮蔽体1で建物a
の最上階の側周を包み囲む。そして、前記解体機械8〜
10によって建物aを解体し、一つの階の解体が終了す
る毎に、前記解体機械8〜10を収納した遮蔽体1をガ
イド支柱2を案内に降下させるとともにガイド支柱を短
縮する、という作業を繰り返すことにより建物aの解体
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物、特に高層建
物を解体する際に適用可能な、建物の解体工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、建物を解体する際には、解体しよ
うとする建物の周囲に足場を組み上げて全体を覆い、上
階から順次解体していく方法を採る。しかし、特に、解
体しようとする建物が高層建物である場合には、足場材
が大量に必要になるとともに、作業位置が高所となるた
め、作業に多くの手間と時間がかかるというデメリット
があった。また、建物の解体作業時には、騒音や粉塵飛
散による公害問題を引き起こさないようにする配慮も必
要である。そこで、解体作業階の周囲を遮断密閉する工
法が考えられるが、従来は、解体する建物の最上階自体
に、開閉屋根を覆設して、それに解体機械を取り付け、
その端部に防音防塵用遮蔽装置を垂下する工法等が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来提案されてい
る工法は、当初、解体する建物自体の最上階に開閉屋根
を覆設し、その屋根に解体機械を取り付けるものであ
り、全体がかなりの重量物となることから、荷揚げのた
めには、大型クレーンなどの重機械が必要となり、解体
建物が高層になるほど、作業が困難で手間がかかり、垂
下する遮蔽装置が、高天空域での強風に煽られる危険も
伴う問題点が生ずる。更には、作業する床面そのものが
解体する床であるため、解体作業が進むにつれて作業す
る床面スペースが狭まり、作業性が極めて悪い状態にな
る。そこで、解体しようとする階の次の下階に解体機械
を設置し、建物の解体作業に必要となる足場を常に確保
することが考えられる。
【0004】本発明の課題は、遮蔽体の構築に大型重機
を必要とせず、また建物の解体作業に必要となる足場が
常に確保されて解体作業を円滑に進めることのできる、
建物の解体工法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の建物の解体工法は、例えば図1(図
8)に示すように、解体する建物a(c)の側周に所定
間隔でガイド支柱2(102)を立設し、前記ガイド支
柱2(102)に案内されて上下スライド自在な遮蔽体
1(101)を、地上または前記建物a(c)の低層階
の高さで、前記建物a(c)の側周を囲むようにして組
み立て、前記遮蔽体1(101)には解体機械(ガラス
吸着ロボット8(108)、小型昇降作業台9(10
9)、切断機10(110)、スラブ切断機110a)
を収納する収納スペース1c(101c)を前記建物a
(c)の側周に近接させて設けておくとともに、該収納
スペース1c(101c)には前記解体機械(ガラス吸
着ロボット8(108)、小型昇降作業台9(10
9)、切断機10(110)、スラブ切断機110a)
を収納しておき、ガイド支柱材2a(102a)を、前
記遮蔽体1(101)に取り付けたクレーン3(10
3)で吊り上げて、前記ガイド支柱2(102)の上端
部に連結することで、該ガイド支柱2(102)を順次
上方に延長するとともに、延長された前記ガイド支柱2
(102)を案内に順次上昇させた前記遮蔽体1(10
1)によって、前記建物a(c)の最上階の側周を包み
囲み、次に、前記解体機械(ガラス吸着ロボット8(1
08)、小型昇降作業台9(109)、切断機10(1
10)、スラブ切断機110a)を建物a(c)の床へ
移動させ、該解体機械(ガラス吸着ロボット8(10
8)、小型昇降作業台9(109)、切断機10(11
0)、スラブ切断機110a)により建物a(c)を解
体する解体工程と、前記解体工程後、前記解体機械(ガ
ラス吸着ロボット8(108)、小型昇降作業台9(1
09)、切断機10(110)、スラブ切断機110
a)を前記収納スペース1c(101c)に収納して、
前記遮蔽体1(101)を次の下階へ降下させるととも
に、前記ガイド支柱2(102)の上端部のガイド支柱
材2a(102a)を取り外して前記クレーン3(10
3)で吊り降ろし、該ガイド支柱2(102)を順次下
方に短縮する降下工程と、を所定回数繰り返して行うこ
とを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、遮蔽体
を、地上または建物の低層階の高さで組み立てた上で、
ガイド支柱を案内に順次上昇させて、建物の最上階の側
周を包み囲むので、建物の高層階の高さに比べて作業条
件の良い地上または建物の低層階の高さで遮蔽体を組み
立てることができ、遮蔽体の組み立て作業を大幅に簡略
化できる。そのため、遮蔽体を、建物の高層階での強風
にも耐えうる強度・剛性および遮音性・断熱性の大きな
部材で構成するのに好適である。
【0007】また、ガイド支柱材を、遮蔽体に取り付け
たクレーンで吊り上げて、ガイド支柱の上端部に連結す
ることで、ガイド支柱を順次上方に延長し、またこれと
同様に、建物の各階を順次解体し、解体する階が下方へ
移る毎に、ガイド支柱の上端部のガイド支柱材を取り外
してクレーンで吊り降ろし、ガイド支柱を順次下方に短
縮するので、ガイド支柱を構築または解体する際に、遮
蔽体に取り付けたクレーンを利用すれば済み、ガイド支
柱を構築または解体するためのクレーンを別途用意する
必要がない。
【0008】また、建物の最上階から下方の階へ各階を
順次解体し、解体する階が下方へ移る毎に、遮蔽体を順
次下降させて、解体する階の側周を包み囲むので、建物
の解体時に発生する騒音や粉塵が、解体する階の横方か
ら、建物の解体現場の外部に漏れ出すのを防止できる。
【0009】また、解体する階の側周を包み囲む遮蔽体
によって風雨が遮断され、解体する階に良好な作業環境
を確保できる。したがって、建物の解体作業が天候に左
右されにくくなり、解体作業を円滑に進めることができ
る。
【0010】また、建物の解体を行うための解体機械
が、前記遮蔽体に設けられている収納スペースに収納さ
れており、しかも、該収納スペースは建物に近接して設
けられている。これによって、前記遮蔽体を上昇または
降下させることによって、前記解体機械が建物の所望の
階へ容易に運搬される。すなわち、解体機械を吊り上げ
または吊り下げるためのクレーンを建物外部に設置し、
該クレーンによる揚重作業を行う必要がない。したがっ
て、解体機械を揚重するための施工コストを大幅に削減
して解体作業を行うことができる。
【0011】なお、前記低層階とは、例えば2階から5
階程度の高さの階を指し、これらの階のうちから、解体
する建物の建つ敷地条件などに合わせて、本建物の解体
工法を実施するのに好適な階を適宜選択する。また、前
記解体工法においては、前記遮蔽体が最上階に位置する
場合には、該最上階の壁および屋根を解体し、前記遮蔽
体が最上階以外の階に位置する場合には、該階の、壁お
よび一つ上階の床を解体する。
【0012】また、前記クレーンを、解体する建物の中
心部方向に移動可能に設けておくことにより、前記クレ
ーンによって作業を行うことができるエリアを、建物の
外周部から中心部方向に拡大することができる。前記建
物の内部方向に移動可能に設ける方法としては、例え
ば、前記遮蔽体に、クレーンの走行レールを兼ねる門型
フレームを、前記中心部方向に伸縮可能となるように前
記遮蔽体1に固定して格納しておく方法や、前記門型フ
レームを、前記中心部方向に回動可能となるように前記
遮蔽体1に固定して格納しておく方法がある。
【0013】また、前記遮蔽体の周壁面を、部分的に透
光性のある材料で構成しておくことにより、建物内部の
明るさが増し、建物内部の作業環境を向上させることが
できるとともに、建物内部の照明費を削減することがで
きる。これに加えて、前記遮蔽体の周壁面を、防音パネ
ル等、防音効果のある材料で構成しておくことにより、
解体作業時の騒音が外部に漏れることを防止することが
できる。
【0014】請求項2記載の発明は、例えば図1(図8
〜図10、図12)に示すように、請求項1記載の建物
の解体工法において、前記建物aの解体する階b1(d
1)の次の下階b2(d2)に解体機械(ガラス吸着ロ
ボット8(108)、小型昇降作業台9(109)、切
断機10(110)、スラブ切断機110a)を設置し
て、前記解体する階b1(d1)を解体することを特徴
とする。
【0015】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1と同様の効果が得られるとともに、建物の解体する階
の次の下階に解体機械を設置して、解体する階を解体す
るので、解体する階の解体作業中を通じて、解体する階
の次の下階に、解体する階の解体作業に必要となる足場
が確保され、この解体する階の次の下階に設置された解
体機械によって、解体する階の解体作業を円滑に進める
ことができる。
【0016】請求項3記載の発明は、例えば図1に示す
ように、請求項1または2記載の建物の解体工法におい
て、前記建物aの解体時には、屋根5を、前記遮蔽体1
の上部に密着するようにして取り付けておくことを特徴
とする。
【0017】この請求項3記載の発明によれば、請求項
1または2と同様の効果が得られるとともに、建物の解
体時には、屋根を、遮蔽体の上部に密着するように取り
付けておくので、建物の解体時に発生する騒音や粉塵
が、解体する階の上方から、建物の解体現場の外部に漏
れ出すのを防止できる。また、解体する階の側周を包み
囲む遮蔽体の上部に密着するように取り付けた屋根によ
って風雨がさらに遮断され、解体作業を行う階に良好な
作業環境を確保できる。したがって、建物の解体作業が
天候に左右されることがなく、解体作業をさらに円滑に
進めることができる。
【0018】なお、前記屋根を、開閉可能な構造として
おくことも可能である。これにより、好天時・雨天時で
の使い分けが可能となり、状況に応じて、作業環境の快
適性をさらに向上させることができる。前記屋根を開閉
可能な構造とするには、例えば、屋根を構成する骨組を
案内に屋根材をスライド可能に設ければよい。
【0019】これに加えて、前記屋根を構成する骨組
を、ホイストクレーン等の走行レールとして利用するこ
とも可能である。これにより、建物の内部位置において
もホイストクレーンによる作業を行うことが可能とな
り、作業性をさらに向上させることができる。
【0020】請求項4記載の発明は、例えば図1に示す
ように、請求項3記載の建物の解体工法において、前記
屋根5には集水穴6が設けられていることを特徴とす
る。
【0021】この請求項4記載の発明によれば、請求項
3と同様の効果が得られるとともに、屋根には集水穴が
設けられているので、この屋根に降り注いだ雨水を集水
穴から集め、建物の解体作業で発生する粉塵を処理する
ための散水に利用することができる。
【0022】請求項5記載の発明は、例えば図1に示す
ように、請求項1〜4のいずれかに記載の建物の解体工
法において、各解体する階b1の解体に用いる解体機械
(ガラス吸着ロボット8(108)、小型昇降作業台9
(109)、切断機10(110)、スラブ切断機11
0a)を、前記クレーン3によっても吊り上げまたは吊
り降ろすことを特徴とする。
【0023】この請求項5記載の発明によれば、請求項
1〜4のいずれかと同様の効果が得られるとともに、各
解体する階の解体に用いる解体機械を、遮蔽体に取り付
けたクレーンによっても吊り上げまたは吊り降ろすの
で、建物の解体作業の作業性を向上させることができ
る。
【0024】請求項6記載の発明は、例えば図17に示
すように、請求項1〜4のいずれかに記載の建物の解体
工法において、前記各解体する階b1(d1)の解体に
用いる解体機械(ガラス吸着ロボット8(108)、小
型昇降作業台9(109)、切断機10(110)、ス
ラブ切断機110a)を、該解体する階b1(d1)の
次の下階b2(d2)に設置した荷上・下用架台21
(121)によって、前記建物a(c)内部の竪穴e
(f)を通じて吊り上げまたは吊り降ろすことを特徴と
する。
【0025】この請求項6記載の発明によれば、請求項
1〜4のいずれかと同様の効果が得られるとともに、各
解体する階の解体に用いる解体機械を、解体する階の次
の下階に設置した荷上・下用架台によって、建物内部の
竪穴を通じて吊り上げまたは吊り降ろすので、これらの
解体機械を吊り上げまたは吊り降ろすためのクレーンを
建物の外部に用意する必要がない。
【0026】請求項7記載の発明は、例えば図1(図1
3)に示すように、請求項1〜6のいずれかに記載の建
物の解体工法において、前記遮蔽体1(101)の周壁
面を広告媒体とすることを特徴とする。
【0027】この請求項7記載の発明によれば、請求項
1〜6のいずれかと同様の効果が得られるとともに、遮
蔽体の周壁面を広告媒体とするので、建物の解体工事期
間中を通じて、広告媒体とされた遮蔽体によって、経済
的効果を得ることができる。
【0028】請求項8記載の発明は、例えば図3および
図4(図8)に示すように、請求項1〜7のいずれかに
記載の建物の解体工法において、前記遮蔽体に連結され
たロープ14(114)をウインチ4(104)によっ
て巻上げまたは巻戻すことで、前記遮蔽体1(101)
が昇降され、前記ロープ14(114)にかかる力を検
知する荷重検知装置(ロードセル)19a(119a)
が備えられていることを特徴とする。
【0029】なお、前記ウィンチは、例えば、地上に設
置されてもよいし、前記遮蔽体の内部に設置されてもよ
い。さらに、解体作業の施工状況に応じて、前記地上か
ら前記遮蔽体の内部へ、またはその逆へ、という具合に
適宜盛り替えられてもよい。
【0030】この請求項8記載の発明によれば、請求項
1〜7のいずれかと同様の効果が得られるとともに、遮
蔽体に連結されたロープをウインチによって巻上げ又は
巻戻すことで、遮蔽体が昇降され、ロープにかかる力を
検知する荷重検知装置が備えられているので、遮蔽体を
昇降させる際に、各ロープにかかる力を逐時検知しなが
ら、ウインチの巻上げまたは巻戻し操作を行うことで、
各ロープおよびウインチに過大な力がかかることを防止
できる。
【0031】請求項9記載の発明は、例えば図3および
図4(図8)に示すように、請求項1〜7のいずれかに
記載の建物の解体工法において、前記遮蔽体1(10
1)に連結されたロープ14(114)をウインチ4
(104)によって巻上げ又は巻戻すことで、前記遮蔽
体1(101)が昇降され、前記ロープ14(114)
には、前記ウインチ4(104)にかかる力が小さくな
るように動滑車13(113)が組み合わされているこ
とを特徴とする。
【0032】この請求項9記載の発明によれば、請求項
1〜7のいずれかと同様の効果が得られるとともに、遮
蔽体に連結されたロープをウインチによって巻上げ又は
巻戻すことで、遮蔽体が昇降され、ロープには、ウイン
チにかかる力が小さくなるように動滑車が組み合わされ
ているので、ロープに動滑車を組み合わせない場合に比
べて、ウインチによって巻上げまたは巻戻されるロープ
にかかる力が小さくなり、より小型のウインチで遮蔽体
を昇降させることができる。
【0033】請求項10記載の発明は、例えば図3(図
8)に示すように、請求項1〜7のいずれかに記載の建
物の解体工法において、前記遮蔽体1(101)に連結
されたロープ14(114)をウインチ4(104)に
よって巻上げ又は巻戻すことで、前記遮蔽体1(10
1)が昇降され、前記ロープ14(114)には、該ロ
ープ14(114)にかかる力を検知する荷重検知装置
(ロードセル)19a(119a)が介在されていると
ともに、前記ウインチ4(104)にかかる力が小さく
なるように動滑車13(113)が組み合わされている
ことを特徴とする。
【0034】この請求項10記載の発明によれば、請求
項1〜7のいずれかと同様の効果が得られる。また、ロ
ープに動滑車を組み合わせない場合に比べて、ウインチ
によって巻上げまたは巻戻されるロープにかかる力が小
さくなるので、このロープに介在される荷重検知装置を
より小型のものとすることができる。
【0035】請求項11記載の発明は、例えば図2(図
14)に示すように、請求項1〜10のいずれかに記載
の建物の解体工法において、前記遮蔽体1(101)に
は、前記ガイド支柱2(102)の面に当接すること
で、該遮蔽体1(101)の前記ガイド支柱2(10
2)に対する水平動を制限可能な振れ止め材11(11
1)が取り付けられていることを特徴とする。
【0036】この請求項11記載の発明によれば、請求
項1〜10のいずれかと同様の効果が得られるととも
に、遮蔽体には、ガイド支柱の面に当接することで、該
遮蔽体のガイド支柱に対する水平動を制限可能な振れ止
め材が取り付けられているので、遮蔽体の上昇・下降動
作中や強風時に、遮蔽体のガイド支柱に対する振れを抑
えることができる。
【0037】請求項12記載の発明は、例えば図2(図
14)に示すように、請求項11記載の建物の解体工法
において、前記振れ止め材11(111)には、前記ガ
イド支柱2(102)の面を上下に転動可能なガイド転
輪12、112が備えられていることを特徴とする。
【0038】この請求項12記載の発明によれば、請求
項11と同様の効果が得られるとともに、振れ止め材に
は、ガイド支柱の面を上下に転動可能なガイド転輪が備
えられているので、遮蔽体をガイド支柱を案内に円滑に
上昇または下降させることができる。
【0039】請求項13記載の発明は、例えば図3に示
すように、請求項1〜12のいずれかに記載の建物の解
体工法において、前記各解体する階b1の解体作業中に
は、前記ガイド支柱2に支持材(鋼材15(115))
を固定しておき、該支持材(鋼材15(115))によ
って前記遮蔽体1を支持させることを特徴とする。
【0040】この請求項13記載の発明によれば、請求
項1〜12のいずれかと同様の効果が得られるととも
に、各解体する階の解体作業中には、ガイド支柱に支持
材を固定しておき、該支持材によって遮蔽体を支持させ
るので、建物の解体工事期間の大部分を占める各解体す
る階の解体作業中、遮蔽体が支持材を介してガイド支柱
に安定的に保持される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の建物
の解体工法の実施の形態を詳細に説明する。
【0042】[第1の実施の形態]本実施の形態の建物の
解体工法は、遮蔽体の構築に大型重機を必要とし、しか
も、解体につれて作業の足場がなくなり危険を伴う従来
の解体工法の問題点を解決するもので、図1〜図3に示
すように、高天空域に位置する高層階での強風にも耐え
られる剛性のある遮音・断熱パネル1aと、解体機械8
〜10が収納可能な収納スペース1cと剛性とを備える
べく組まれた鋼材のフレーム1bとを備えた遮蔽体1
を、最初に建物a周囲に組み立てるガイド支柱2に上下
スライド自在に地上で組み立てるもので、解体機械8〜
10を収納した遮蔽体1を、ガイド支柱2を案内にウイ
ンチ4でせり上げ、建物最上階で屋根5を取り付けて密
閉遮蔽体Aに構成し、密閉遮蔽体A内では、前記収納ス
ペース1cから建物aに移動させた解体機械8〜10に
より、足場となる作業床面の天井階の解体をするように
して、下の作業足場を天井階の解体が終わるまで広く確
保すると共に、階を解体する毎に、解体機械8〜10を
前記収納スペース1cに収納させた密閉遮蔽体Aを降下
させ、解体機械8〜10を順次、次下階に移動させると
共に作業位置を順次、次下階に設置替えし、解体ガラは
吊り降して地上で粉砕処理するものであり、粉塵処理の
ための各階の散水には、屋根5の集水穴6で集めた散水
用貯水槽7の雨水を有効利用し、更に、せり上げて高空
域の強風に耐え、防寒、騒音防止、粉塵飛散防止とする
密閉遮蔽体Aの遮蔽体1の周壁面は広告媒体とすること
を特徴としたものである。
【0043】特に、遮蔽体1の組み立て作業は、地上で
の作業となるので、従来の工法に比べて著しく安定的で
あることから、騒音防止と粉塵飛散防止のための遮蔽体
1は、高空域での強風にも耐える剛性の大きい遮音・断
熱パネルで構成することができ、しかも、この遮蔽体1
は、組み立て上げるガイド支柱2と共に、自身でせり上
がるものであるから、すべて小回りの効くクレーン3や
ウインチ4のみでよく、大型重機は必要とせず、作業
は、常に天井階の解体作業となり、足場となる下の作業
階は、全体のスペースが最後まで確保される上、解体が
進むにつれて騒音防止と粉塵飛散防止の密閉遮蔽体Aを
降下させることにより、解体作業位置および密閉遮蔽体
Aに収納された解体機械8〜10も下階に移動し、解体
ガラは、クレーン3で吊り降ろして地上で粉砕処理する
ので、作業は安定的で作業性がよく、能率的で工期が短
縮され、更に、雨水の有効利用と共に、長期の工事期間
中は遮蔽体を広告媒体として多角的に利用ができるよう
にしたものである。
【0044】遮蔽体1は、図1(下部)に示すように、
遮音・断熱パネルからなる遮蔽板1aと、これをガイド
支柱2に支持させる、鋼材を組んで構成されたフレーム
1bとから構成されている。遮蔽板1aは、解体する建
物aの高層階での強風にも十分耐えるだけの剛性を備え
ており、フレーム1bは、解体機械8〜10を収納でき
る収納スペース1cおよび剛性を備えている。遮蔽体1
には、図1(上部)に示すように、最上階において屋根
5が密着するように取り付けられるため、風雨が遮断さ
れ、建物aの解体作業を円滑に行うことが可能となって
いる。また、前記屋根5には集水穴6が設けられ、前記
屋根5に降り注いだ雨水を前記集水穴6から集め、建物
aの解体作業で発生する粉塵を処理するための散水に利
用することができるようになっている。
【0045】前記遮蔽体1には、図2に示すように、建
物aを挟んで向かい合うガイド支柱2の対を外側から挟
み込むようにして、振れ止め材11が、取り付けられて
おり、この振れ止め材11には、ガイド支柱2の面を上
下に転動可能なガイド転輪12が備えられている。ガイ
ド支柱2とガイド転輪12との間には、所定クリアラン
スが形成されており、通常時には両者は互いに当接しな
いようになっているが、遮蔽体1の上昇・下降動作時や
強風時に、該遮蔽体1がガイド支柱2に対して水平動を
起こそうとすると、ガイド転輪12がガイド支柱2の面
に当接することで、遮蔽体1のガイド支柱2に対する水
平動が一定量以内に制限されるようになっている。
【0046】前記遮蔽体1には、図3に示すように、上
部滑車13aと下部滑車13bが設けられており、上部
滑車13aはガイド支柱2aに固定されており、下部滑
車13bは遮蔽体1に固定されている。地上に設けられ
ているウインチ4でロープ14を巻上げると、上部滑車
13aと下部滑車13bとの距離が縮まって遮蔽体1が
上昇し、逆にロープ4を巻戻すと、上部滑車13aと下
部滑車13bとの距離が広がって遮蔽体1が降下するよ
うになっている。また、ガイド支柱2aの所定箇所に
は、鋼材(支持材)15がボルトまたは溶接固定されて
おり、この鋼材15がストッパーとなって、遮蔽体1が
ガイド支柱2に安定的に支持されているようになってい
る。
【0047】図4に示すように、上部滑車13aと下部
滑車13bとの間には、ロープ14が4重に巻かれてい
るので、遮蔽体1に固定された下部滑車13bは計8本
のロープ14を介して上部滑車13aに支持されること
となり、すなわち、動滑車13を用いない場合に比較し
て、ロープ14にかかる力は8分の1となっている。
【0048】以下、本実施の形態における建物の解体工
法の施工手順を説明する。図1(下部)に示すように、
地上で組み立てる遮蔽体1は、約8mの高さとなり、組
み立てるガイド支柱2を構成するH型鋼のピースからな
るガイド支柱材2aの3個分に当たるとすると、先ず、
解体する建物a周囲の地上数カ所に建物に控えを取って
最初3個ずつのガイド支柱材2aを繋ぎ立てる。次に、
解体機械8〜10を収納可能な収納スペース1cおよび
剛性を備えるように鋼材のフレーム1bを組み立て、該
フレーム1bの外周面には厚さ30mm程度のサンドイ
ッチ遮音・断熱パネル1aを固定し、該フレーム1bの
内周面には振れ止め材11を固定して遮蔽体1を形成す
る。この際、図2に示すように、前記振れ止め材11
を、その数個のガイド転輪12でガイド支柱2に転接抱
持させて、遮蔽体1が建物aの周囲を包み囲むようにす
る。即ち、地上で組み立てることのできる遮蔽体1は、
高空域の強風と寒さにも充分耐えるだけの遮音性・断熱
性・剛性を備えるとともに、解体機械8〜10を収納・
運搬するためのスペース・剛性を備えるものとなる。遮
蔽体1の外表面には、予め契約した企業等の広告を描い
ておき、長期の工事期間中広告効果のある広告媒体とし
て利用できるようにする。
【0049】強固に組み立てた遮蔽体1に前記解体機械
8〜10を収納した後、図3に示すように、地上に設け
られているウィンチ4でロープ14を巻き上げることに
よりせり上げていく。この際、前記遮蔽体1が一定量上
昇した時点で、前記ガイド支柱2にストッパーとしての
鋼材15をボルトまたは溶接固定して、該鋼材15によ
り遮蔽体1を一旦保持させた後、上部滑車13aを取り
外す。そして、遮蔽体1に設けられているクレーン3
で、ガイド支柱2を構成するH型鋼のピースからなるガ
イド支柱材2aをガイド支柱2に継ぎ足すとともに、こ
のガイド支柱2の上部に前記上部滑車13aを固定す
る。上記工程を繰り返しながら、徐々に遮蔽体1をせり
上げていく。
【0050】また、図5に示すように、遮蔽体1の複数
箇所を解体する建物aの柱材にワイヤー22で緊結し、
台風などの強風時に、遮蔽体1が解体する建物aに対し
て許容以上の揺れを起こすことが防止されるようにす
る。
【0051】図1(上部)に示すように、ガイド支柱2
と共に、遮蔽体1が解体建物a最上階に達した時点で、
上部に遮音・断熱パネルからなり、中央を集水穴6に通
じる凹陥部となした屋根5を覆設固定して密閉遮蔽体A
を構成する。屋根5は、剛性の大きな遮音・断熱パネル
からなるものとし、遮蔽体1にしっかり固定できるの
で、強固な密閉遮蔽体Aを構築することができる。この
密閉遮蔽体A内では、解体する階b1の次の下階b2
に、集水穴6で集められた雨水を貯める散水用貯水槽7
とともに、前記収納スペース1cに収納されている、サ
ッシやガラスを吸着して取り外すガラス吸着ロボット
8、解体する階b1の床や梁を切断して受ける小型昇降
作業台9、切断機10等の小型の解体機械を建物aに移
動させて解体作業をする。天井階、すなわち解体する階
b1の解体がすべて終わるまで、作業する階、すなわち
解体する階b1の次の下階b2では、作業床面スペース
はそのまま変わらずに確保されるので、安定的に作業が
進められる。
【0052】解体された壁を構成するPC板18やガラ
ス、サッシ等は、遮蔽体1の頂部に設けるホイスト3
で、ガイド支柱2の間に構成した、図1および図6に示
す仮囲いスペース17の中を吊り降ろし、地上まで一部
滑り落として、地上に設置したクラッシャー16で粉砕
して外部に排出する。また、切断したスラブ床や鉄骨柱
・梁は別に、門型クレーンで地上に吊り降ろし、粉砕処
理する。また、施工状況に応じて、図1に示すように、
該解体する階b1の次の下階b2に設置した荷上・下用
架台21によって、前記建物a内部の竪穴eを通じて前
記各解体する階b1の解体に用いる解体機械8〜10
を、吊り上げまたは吊り降ろすことにより、前記解体機
械8〜10を所望の階に移動させたり、撤去したりして
もよい。
【0053】天井階の解体終了後、前記解体機械8〜1
0を前記収納スペース1cに収納するとともに、密閉遮
蔽体Aを降下させる。この場合は、せり上げ作業とは逆
の作業となり、ガイド支柱2を解体して、遮蔽体1の上
部に取り付けてあるクレーン3で解体したガイド支柱材
2a毎に吊り降ろし、同時に一段毎下側に付け替える滑
車13に掛合するロープ14をウインチ4で緩めながら
密閉遮蔽体Aを解体作業を行う階に降下させる。前記収
納スペース1cに収納された解体機械8〜10は、解体
する階b1の次の下階b2に移動させて作業スペースと
作業足場とを確保する。遮蔽体1は、せり上げから解体
作業しながらの地上までの降下する間の工事期間中、常
時高所空間に位置することになるが、この間外壁を広告
表示面としたので、遠く八方から見える広告体を兼ね、
極めて効果的で経費の捻出の一助となる。解体作業中の
粉塵を落ち着かせる散水は、屋根5で集め散水用貯水槽
7に貯めた雨水を有効利用するので、省資源にも役立つ
ことになる。
【0054】最後に、密閉遮蔽体Aの昇降操作の手順に
ついて説明する。図7に示すように、密閉遮蔽体Aが位
置している建物cの階に、密閉遮蔽体Aの昇降操作全体
を管理する指揮者M1、ウインチ4を操作する運転者M
2、昇降装置(動滑車13、ロープ14)の状態や、ロ
ードセル19aにより検知されるロープ14の張力、ウ
インチ4の巻上げ・巻戻し量および図示しないレーザ変
位計によって検知される密閉遮蔽体Aの各箇所のレベル
を看視する昇降看視者M3、密閉遮蔽体Aの状態を看視
する看視者M4をそれぞれ配置し、また、ウインチ4が
設置されている地上には、このウインチ4の状態を看視
するウインチ看視者M5を配置する。
【0055】まず、指揮者M1が、運転者M2に、ウイ
ンチ4の運転を指示する。運転者M2は、指揮者M1の
指示に従い、ウインチ4の運転操作を行う。密閉遮蔽体
Aの昇降操作中、昇降看視者M3は、昇降装置(動滑車
13、ロープ14)の状態や、ロードセル19aにより
検知されるロープ14の張力、ウインチ4の巻上げ・巻
戻し量および図示しないレーザ変位計によって検知され
る密閉遮蔽体Aの各箇所のレベルを看視する。昇降看視
者M3が、これらのいずれかに異常を発見した場合に
は、指揮者M1に警笛で合図を送り、合図を受けた指揮
者M1は運転者M2にウインチ4の運転を停止させる。
【0056】また、密閉遮蔽体Aの昇降操作中、ウイン
チ看視者M5は、地上に設置されたウインチ4の状態を
看視する。ウインチ看視者M5が、ウインチ4の状態に
異常を発見した場合には、指揮者M1に無線で合図を送
り、合図を受けた指揮者M1は運転者M2にウインチ4
の運転を停止させる。ウインチ4による密閉遮蔽体Aの
昇降操作は、例えば高さ10cm毎に停止させ、その都
度、昇降看視者M3が、密閉遮蔽体Aの各箇所のレベル
の確認を行い、そのレベルの差が10cm以上になった
場合には、複数台のウインチ4を個別に操作して、レベ
ルの調整を行う。
【0057】密閉遮蔽体Aの昇降操作が終了したら、指
揮者M1の指示があった後に、ガイド支柱2に鋼材15
を設置し、この鋼材15によって密閉遮蔽体Aを支持さ
せる。
【0058】以上により、建物aの解体を容易かつ安定
的に行うことが可能となる。
【0059】[第2の実施の形態]本実施の形態の建物の
解体工法の概略は、第1の実施の形態の建物の解体工法
と同様、図8に示すように、解体する建物cの側周に所
定間隔でガイド支柱102を立設し、高空域の強風と寒
さにも十分耐えるだけの遮音性・断熱性を備える遮蔽板
101aと、図16〜図22に示す解体機械108〜1
10(110a)を収納可能なスペースと剛性とを備え
る鋼材のフレーム101bとから構成される遮蔽体10
1を、建物cの低層階の高さにおいて、前記ガイド支柱
102に案内されて上下スライド自在となるように、か
つ前記建物cの側周を囲むようにして組み立てるととも
に、前記遮蔽体101には解体機械108〜110を収
納しておき、ガイド支柱材102aを、前記遮蔽体10
1に取り付けたクレーン103で吊り上げて、前記ガイ
ド支柱102の上端部に連結することで、該ガイド支柱
102を順次上方に延長するとともに、延長された前記
ガイド支柱102を案内に順次上昇させた前記遮蔽体1
01によって、前記建物cの最上階の側周を包み囲み、
前記建物cの最上階から下方の階へ各階を、前記遮蔽体
101から建物cに移動させた解体機械108〜110
によって順次解体し、解体ガラは吊り降して地上で粉砕
処理し、解体する階d1が下方へ移る毎に、前記ガイド
支柱102を案内に、前記遮蔽体101を順次下降させ
るとともに、解体機械108〜110は遮蔽体1に収納
して下方に運搬し、前記解体する階d1の側周を包み囲
むとともに、前記ガイド支柱102の上端部のガイド支
柱材102aを取り外して前記クレーン103で吊り降
ろし、該ガイド支柱102を順次下方に短縮するもので
あり、遮蔽体101の周壁面は広告媒体とすることを特
徴とするものである。
【0060】遮蔽体101は、図8に示すように、遮音
・断熱パネルからなる遮蔽板101aと、これをガイド
支柱102に支持させる、鋼材を組んで構成されたフレ
ーム101bとから構成されている。遮蔽板101a
は、解体する建物cの高層階での強風にも十分耐えるだ
けの剛性を備えており、フレーム101bは、解体機械
108〜110を収納できるスペースおよび剛性を備え
ている。
【0061】また、前記遮蔽体101には、その内部に
ウインチ104が設けられており、前記遮蔽体101の
昇降操作を、容易かつ安定的に行うことができるように
なっている。前記ロープ114には、該ロープ114に
かかる力を検知するロードセル(荷重検知装置)119
aが介在されているとともに、前記ウインチ104にか
かる力が小さくなるように、上部滑車113aと下部滑
車113bとからなる動滑車113が組み合わされてい
る。ウインチ104でロープ114を巻上げると、上部
滑車113aと下部滑車113bとの距離が縮まって遮
蔽体101が上昇し、逆にロープ114を巻戻すと、上
部滑車113aと下部滑車113bとの距離が広がって
遮蔽体101が下降する。
【0062】さらに、前記遮蔽体101には、昇降操作
を管理するための様々な機器が設けられている。すなわ
ち、ロープ114の引張力を検知する荷重検知装置11
9a、クレーン103による揚重作業、あるいは前記ロ
ープ114と動滑車113との係合部等を監視できるモ
ニターカメラ119b、前記遮蔽体101の傾きを感知
する傾斜計119c、前記遮蔽体101の水平・垂直方
向の移動量を感知するレーザー変位計119d、前記上
部滑車113aと前記下部滑車113bとの近接状況を
感知する光電式近接センサ119eやワイヤー式変位計
119f、アナログ信号とデジタル信号とを変換するエ
ンコーダ119g、等が設けられており、これらの機器
から得られる情報が、集中管理室のモニタやコンピュー
タに送信されることによって、遮蔽体の昇降が、遠隔操
作により一括管理できるようになっている。
【0063】遮蔽体101の上部には、図9に示すよう
に、トラス状の梁105aが、建物c全体を架け渡すよ
うに形成されている。前記梁105aの上面には、該梁
105aを案内にスライド可能となる開閉式の屋根10
5が設けられている。前記屋根105はシートやネット
で構成されており、雨天時・晴天時等、状況に応じて前
記屋根105を開閉させることにより、作業環境を向上
させることができるようになっている。
【0064】前記梁105aは、図10に示すように、
ホイストクレーン105bの走行レールをも兼ねてお
り、所定箇所に設けられているこのホイストクレーン1
05bによって、建物cの一端から他端までの水平搬送
が可能である。
【0065】前記遮蔽体101の上部に設けられている
クレーン103は、図11に示すように、遮蔽体101
の内周部に沿って設けられている走行レール103aに
沿って移動可能である。前記走行レール103aは、建
物cの出隅部、入隅部にも曲線状に配されている。これ
により、前記クレーン103は、建物cの出隅部、入隅
部においても連続走行が可能となり、走行レール103
aが設けられている範囲において自由に移動可能であ
る。したがって、前記クレーン103の台数を減らすこ
とも可能である。
【0066】前記遮蔽体101の所定箇所においては、
図12(a)に示すように、ホイストクレーンの走行レ
ールを兼ねる門型フレーム101dが格納されている。
前記門型フレーム101dは、図12(b)に示すよう
に、遮蔽体101との固定部を基端に、建物の中心部方
向に回動可能に設けられており、使用時にのみ前記遮蔽
体101から取り出して用いることが可能である。前記
門型フレーム101dを走行レールとするホイストクレ
ーン101eによって、建物cの解体を行う際に揚重作
業を行うことができるエリアが、建物cの外周部から中
心部方向に拡大されている。
【0067】前記遮蔽体101は、図13に示すよう
に、工事期間を通して、広告媒体として利用することが
できるようになっている。前記遮蔽体101aには、透
光パネル101fが設けられており、自然光を透過させ
ることで建物c内部が明るくなり、作業性を向上させる
とともに照明費を削減することが可能である。
【0068】前記遮蔽体101とガイド支柱102と
は、図14に示すような方法で係合している。すなわ
ち、H型鋼からなる建物cの柱c1の建物c内部側のフ
ランジと、同様にH型鋼からなるガイド支柱102の建
物cの外壁c2に当接しているフランジとが、鋼板c4
で挟み込まれるようにして前記ガイド支柱固定用ボルト
c3によって固定されている。また、建物cの柱c1の
建物c外部側のフランジと前記外壁c2との間にはコン
クリートc5が充填されており、これによって、ガイド
支柱102に生じる水平力が建物cの柱c1に確実に伝
達され、前記遮蔽体101がガイド支柱102に沿って
より安定的に摺動することが可能である。すなわち、前
記建物cの柱c1と前記ガイド支柱102とは、外壁c
2を大きく撤去することも溶接を行うこともなく、前記
ガイド支柱固定用ボルトc3によって容易に固定するこ
とができるようになっている。前記遮蔽体101には、
前記ガイド支柱102に対して2方向に所定クリアラン
スを確保するようにして振れ止め材111が取付けられ
ており、前記遮蔽体101の水平方向の揺れが防止され
ている。さらに、前記振れ止め材111の先端部には、
ガイド支柱2の面を上下に転動可能なガイド転輪112
が備えられているので、遮蔽体101をガイド支柱2を
案内に安定的に昇降させることができるようになってい
る。前記遮蔽体101の昇降終了後、建物cの解体作業
中には、鋼材101gやボルト101hによって該遮蔽
体101が前記ガイド支柱102に固定されて確実に支
持されるようになっている。
【0069】前記ガイド支柱102には、図15に示す
ように、所定箇所において溝102bが形成されてお
り、この溝102bに対して、前記遮蔽体101下部に
水平方向に移動可能に設けられている鋼材(支持材)1
15が着脱可能となっている。前記102bに前記鋼材
115を挿入することにより、前記遮蔽体101がガイ
ド支柱102に容易かつ確実に支持されるようになって
いる。
【0070】以下、本実施の形態における建物の解体工
法の施工手順を、図16〜図22を参照して説明する。
【0071】前記[第1の実施の形態]と同様にして、
前記遮蔽体101を最上階まで上昇させた後、前記遮蔽
体101下部に水平方向に移動可能に設けられている鋼
材115を、前記ガイド支柱102に形成されている溝
102bに挿入することにより、前記遮蔽体101を前
記ガイド支柱102に支持させる。
【0072】次に、図16に示すように、解体する階d
1の次の下階d2に、前記収納スペース101cに収納
されているガラス吸着ロボット8を移動させて配置す
る。なお、前記ガラス吸着ロボット8を移動させる際に
は、前記遮蔽体101と前記建物cとの隙間に、木製の
板材等を架け渡す等して円滑に移動が行えるようにす
る。前記ガラス吸着ロボット8により、解体する階d1
のガラス・サッシd11を取り外した後、解体する階d
1の次の下階d2に配置された荷上・下用架台121を
利用して、解体する建物c内部の竪穴fから、取り外さ
れたガラス・サッシd11を建物cの地上階に吊り降ろ
す。
【0073】次に、図17に示すように、解体する階d
1に、前記収納スペース101cに収納されている床ス
ラブ切断機110aを移動させて配置し、解体する階d
1の床スラブd12を切断し、次の下階d2に配置され
た小型昇降作業台109で切断された床スラブd12を
受け、荷上・下用架台121で、切断された床スラブd
12を建物cの地上階に吊り降ろす。
【0074】続いて、図18に示すように、解体する階
d1に、前記収納スペース101cに収納されている切
断機110を移動させて配置し、解体する階d1の内部
鉄骨d13、d14を切断し、小型昇降作業台109で
切断された内部鉄骨d13、d14を受け、荷上・下用
架台121で、切断された内部鉄骨d13、d14を建
物cの地上階に吊り降ろす。
【0075】さらに、図19に示すように、遮蔽体10
1のフレーム101bに設置されたクレーン103で、
解体する階d1の外壁板d15を撤去し、このクレーン
103または荷上・下用架台121で、撤去された外壁
板d15を建物cの地上階に吊り降ろした上、粉砕処理
する。
【0076】そして、図20に示すように、前記切断機
110で、解体する階d1の外部鉄骨d16、d17を
切断し、小型昇降作業台109で切断された外部鉄骨d
16、d17を受け、荷上・下用架台121で、切断さ
れた外部鉄骨d16、d17を建物cの地上階に吊り降
ろす。
【0077】最後に、図21に示すように、前記解体機
械108〜110を前記収納スペース101cに収納し
た後、ウィンチ104を利用して、遮蔽体101を次に
解体する階の高さまで降下させる。
【0078】なお、前記遮蔽体101を降下させる際に
は以下の手順で行う。すなわち、図22(a)に示すよ
うに、前記解体機械108〜110を前記遮蔽体101
に収納した後、図22(b)に示すように、遮蔽体10
1を次に解体する階の高さまで下降させる。そして、前
記鋼材115を前記ガイド支柱102の溝102bに挿
入して、前記遮蔽体101を前記ガイド支柱102に確
実に支持させた後、前記解体機械108〜110を再び
建物c内部へ移動させる。
【0079】また、施工状況に応じて、図17に示すよ
うに、前記各解体する階d1の解体に用いる解体機械1
08〜110を、該解体する階d1の次の下階d2に設
置した荷上・下用架台121によって、前記建物c内部
の竪穴fを通じて吊り上げまたは吊り降ろすことによ
り、前記解体機械108〜110を所望の階に移動させ
たり、撤去したりしてもよい。
【0080】上記のように、建物cの解体を行う工程と
遮蔽体101を降下させる工程とを繰り返すことによ
り、建物cの解体を容易かつ安定的に行うことが可能と
なる。
【0081】[第2の実施の形態]によれば、以下のよ
うな効果が得られる。
【0082】[1]遮蔽体101を、作業条件の良い建
物cの低層階の高さで組み立てることができるので、遮
蔽体101の組み立て作業を大幅に簡略化できるととも
に、遮蔽体101を建物cの高層階での強風にも耐えう
る強度・剛性および遮音性・断熱性の大きな部材101
a、101bで構成するのに好適である。
【0083】[2]ガイド支柱102を構築または解体
する際に、遮蔽体101に取り付けたクレーン103を
利用すれば済み、ガイド支柱102を構築または解体す
るためのクレーンを別途用意する必要がない。
【0084】[3]遮蔽体101によって解体する階d
1の側周を包み囲むので、建物cの解体時に発生する騒
音や粉塵が、解体する階d1の横方から、建物cの解体
現場の外部に漏れ出すのを防止できる。
【0085】[4]解体する階d1の側周を包み囲む遮
蔽体101によって風雨が遮断され、解体する階d1に
良好な作業環境を確保できるので、建物cの解体作業が
天候に左右されにくくなり、解体作業を円滑に進めるこ
とができる。
【0086】[5]建物の解体を行うための解体機械1
08〜110が、前記遮蔽体101によって所望の階へ
容易に運搬されるので、解体機械108〜110を揚重
するための施工コスト等を大幅に削減して解体作業を行
うことができる。
【0087】[6]建物cの解体する階d1の次の下階
d2に解体機械108〜110を設置して、解体する階
d1を解体するので、解体する階d1の解体作業に必要
となる足場が確保され、解体作業を円滑に進めることが
できる。
【0088】[7]各解体する階d1の解体に用いる解
体機械108〜110を、解体する階d1の次の下階d
2に設置した荷上・下用架台121によって、建物c内
部の竪穴fを通じて吊り上げまたは吊り降ろすので、こ
れらの解体機械108〜110を吊り上げまたは吊り降
ろすためのクレーンを建物の外部に用意する必要がな
い。
【0089】[8]遮蔽体101の周壁面を広告媒体と
するので、建物cの解体工事期間中を通じて、広告媒体
とされた遮蔽体101によって、経済的効果を得ること
ができる。
【0090】[9]遮蔽体101と動滑車113との間
には、ロープ114にかかる力を検知するロードセル1
19aが備えられているので、各ロープ114およびウ
インチ104に過大な力がかかることを防止できる。
【0091】[10]遮蔽体101に連結されたロープ
114には動滑車113が組み合わされているので、ロ
ープ114にかかる荷重が小さくなり、より小型のウイ
ンチ104で遮蔽体101を昇降させることができる。
【0092】[11]遮蔽体101には、ガイド支柱1
02に当接することで、該遮蔽体101のガイド支柱1
02に対する水平動を制限可能な振れ止め材111が設
けられているので、遮蔽体101の水平方向の振れを抑
えることができる。
【0093】[12]振れ止め材111には、ガイド支
柱102の面を上下に転動可能なガイド転輪112が備
えられているので、遮蔽体101をガイド支柱102を
案内に円滑に上昇または下降させることができる。
【0094】[13]ガイド支柱102に形成される溝
102bに、鋼材115を挿入しておくことにより、遮
蔽体101が該鋼材115を通して確実にガイド支柱1
02に支持されるので、建物cの解体作業をより安定的
に行うことができる。
【0095】なお、[第1の実施の形態]においては、
上記[1]〜[10]に示す効果と同様の効果が得られ
るとともに、[第1の実施の形態]に示すように、上記
[11]〜[13]に示す効果ともほぼ同様な効果が得
られる。
【0096】また、本発明の建物の解体工法は、上記2
つの実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を
逸脱しない範囲において、種々の改良並びに変更を行っ
てもよいことは勿論である。
【0097】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遮蔽体
を、作業条件の良い建物の低層階の高さで組み立てるこ
とができるので、遮蔽体の組み立て作業を大幅に簡略化
できるとともに、遮蔽体を建物の高層階での強風にも耐
えうる強度・剛性および遮音性・断熱性の大きな部材で
構成するのに好適である。
【0098】また、ガイド支柱を構築または解体する際
に、遮蔽体に取り付けたクレーンを利用すれば済み、ガ
イド支柱を構築または解体するためのクレーンを別途用
意する必要がない。
【0099】また、遮蔽体によって解体する階の側周を
包み囲むので、建物の解体時に発生する騒音や粉塵が、
解体する階の横方から、建物の解体現場の外部に漏れ出
すのを防止できる。
【0100】そして、解体する階の側周を包み囲む遮蔽
体によって風雨が遮断され、解体する階に良好な作業環
境を確保できるので、建物の解体作業が天候に左右され
にくくなり、解体作業を円滑に進めることができる。
【0101】さらに、建物の解体を行うための解体機械
が、前記遮蔽体によって所望の階へ容易に運搬されるの
で、解体機械を揚重するための労力、施工コスト等を大
幅に削減して解体作業を行うことができる。
【0102】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果が得られるとともに、建物の解体する階の次
の下階に解体機械を設置して、解体する階を解体するの
で、解体する階の解体作業に必要となる足場が確保さ
れ、解体作業を円滑に進めることができる。
【0103】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果が得られるとともに、遮蔽体の上部
に取り付けた屋根により、建物の解体時に発生する騒音
や粉塵が、解体する階の上方から建物の解体現場の外部
に漏れ出すのを防止できる。
【0104】また、前記屋根によって風雨がさらに遮断
され、解体作業を行う階に良好な作業環境を確保できる
ので、建物の解体作業が天候に左右されることがなく、
解体作業をさらに円滑に進めることができる。
【0105】請求項4記載の発明によれば、請求項3と
同様の効果が得られるとともに、屋根には集水穴が設け
られているので、この屋根に降り注いだ雨水を集水穴か
ら集め、建物の解体作業で発生する粉塵を処理するため
の散水に利用することができる。
【0106】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれかと同様の効果が得られるとともに、各解体
する階の解体に用いる解体機械を、遮蔽体に取り付けた
クレーンによっても吊り上げまたは吊り降ろすので、建
物の解体作業の作業性を向上させることができる。
【0107】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれかと同様の効果が得られるとともに、各解体
する階の解体に用いる解体機械を、解体する階の次の下
階に設置した荷上・下用架台によって、建物内部の竪穴
を通じて吊り上げまたは吊り降ろすので、これらの解体
機械を吊り上げまたは吊り降ろすためのクレーンを建物
の外部に用意する必要がない。
【0108】請求項7記載の発明によれば、請求項1〜
6のいずれかと同様の効果が得られるとともに、遮蔽体
の周壁面を広告媒体とするので、建物の解体工事期間中
を通じて、広告媒体とされた遮蔽体によって、経済的効
果を得ることができる。
【0109】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれかと同様の効果が得られるとともに、ロープ
には荷重検知装置が介在されているので、各ロープおよ
びウインチに過大な力がかかることを防止できる。
【0110】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれかと同様の効果が得られるとともに、遮蔽体
に連結されたロープには、動滑車が組み合わされている
ので、ロープにかかる荷重が小さくなり、より小型のウ
インチで遮蔽体を昇降させることができる。
【0111】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜7のいずれかと同様の効果が得られる。また、ロープ
に動滑車を組み合わせない場合に比べて、ウインチによ
って巻上げまたは巻戻されるロープにかかる力が小さく
なるので、このロープに介在される荷重検知装置をより
小型のものとすることができる。
【0112】請求項11記載の発明によれば、請求項1
〜10のいずれかと同様の効果が得られるとともに、遮
蔽体には、ガイド支柱の面に当接することで、該遮蔽体
のガイド支柱に対する水平動を制限可能な振れ止め材が
取り付けられているので、遮蔽体のガイド支柱に対する
振れを抑えることができる。
【0113】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1と同様の効果が得られるとともに、振れ止め材には、
ガイド支柱の面を上下に転動可能なガイド転輪が備えら
れているので、遮蔽体をガイド支柱を案内に安定的に昇
降させることができる。
【0114】請求項13記載の発明によれば、請求項1
〜12のいずれかと同様の効果が得られるとともに、各
解体する階の解体作業中には、ガイド支柱に固定された
支持材によって遮蔽体が確実に支持されるので、建物の
解体作業をより安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建物の解体工法の一例を示す、正
断面図である。
【図2】同例における、ガイド支柱と遮蔽体との係合部
を示す図である。
【図3】同例における、建物周囲に位置する遮蔽体を示
す図である。
【図4】同例における、遮蔽体の昇降手段(ウインチ・
動滑車・ロープ)を示す、斜視図である。
【図5】同例における、遮蔽体および建物を示す平面図
である。
【図6】同例における、遮蔽体および建物を示す平面図
である。
【図7】同例における、遮蔽体の昇降操作時の人員配置
を示す平面図である。
【図8】本発明に係る建物の解体工法の一例のうち、図
1〜図7に示す例以外の一例における、建物周囲に位置
する遮蔽体を示す図である。
【図9】同例における、遮蔽体に設けられる屋根を示す
斜視図である。
【図10】同例における、遮蔽体の屋根面に形成される
ホイストクレーン走行レールを示す斜視図である。
【図11】同例における、遮蔽体の上部に設けられるク
レーンの走行レールを示す図である。
【図12】同例における、遮蔽体に格納される、ホイス
トクレーンの走行レールを兼ねた門型フレームを示す図
である。
【図13】同例における、広告媒体として利用される遮
蔽体を示す斜視図である。
【図14】同例における、ガイド支柱と遮蔽体との係合
部を示す図である。
【図15】同例における、遮蔽体がガイド支柱に支持さ
れている状態を示す図である。
【図16】同例における、各階の解体手順の第1段階を
示す、断面図である。
【図17】同例における、各階の解体手順の第2段階を
示す、断面図である。
【図18】同例における、各階の解体手順の第3段階を
示す、断面図である。
【図19】同例における、各階の解体手順の第4段階を
示す、断面図である。
【図20】同例における、各階の解体手順の第5段階を
示す、断面図である。
【図21】同例における、各階の解体手順の第6段階を
示す、断面図である。
【図22】同例における、遮蔽体による解体機械の運搬
状況を示す、断面図である。
【符号の説明】
1、101 遮蔽体 2、102 ガイド支柱 2a、102a ガイド支柱材 3、103 クレーン 4、104 ウインチ 5、105 屋根 6 集水穴 8、108 ガラス吸着ロボット(解体機械) 9、109 小型昇降作業台(解体機械) 10、110 切断機(解体機械) 110a スラブ切断機(解体機械) 11、111 振れ止め材 12、112 ガイド転輪 13、113 動滑車 14、114 ロープ 15、115 鋼材(支持材) 19a、119a ロードセル(荷重検知装置) 121 荷上・下用架台 a、c 建物 b1、d1 解体する階 b2、d2 (解体する階の)次の下階 e、f 竪穴
フロントページの続き (72)発明者 後藤 徳広 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 鹿籠 泰幸 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 宮下 剛士 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 桜井 悦雄 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 Fターム(参考) 2E176 AA07 DD61

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解体する建物の側周に所定間隔でガイド支
    柱を立設し、 前記ガイド支柱に案内されて上下スライド自在な遮蔽体
    を、地上または前記建物の低層階の高さで、前記建物の
    側周を囲むようにして組み立て、 前記遮蔽体には解体機械を収納する収納スペースを前記
    建物の側周に近接させて設けておくとともに、該収納ス
    ペースには前記解体機械を収納しておき、 ガイド支柱材を、前記遮蔽体に取り付けたクレーンで吊
    り上げて、前記ガイド支柱の上端部に連結することで、
    該ガイド支柱を順次上方に延長するとともに、延長され
    た前記ガイド支柱を案内に順次上昇させた前記遮蔽体に
    よって、前記建物の最上階の側周を包み囲み、 次に、前記解体機械を建物の床へ移動させ、該解体機械
    により建物を解体する解体工程と、 前記解体工程後、前記解体機械を前記収納スペースに収
    納して、前記遮蔽体を次の下階へ降下させるとともに、
    前記ガイド支柱の上端部のガイド支柱材を取り外して前
    記クレーンで吊り降ろし、該ガイド支柱を順次下方に短
    縮する降下工程と、を所定回数繰り返して行うことを特
    徴とする建物の解体工法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建物の解体工法において、 前記建物の解体する階の次の下階に解体機械を設置し
    て、前記解体する階を解体することを特徴とする建物の
    解体工法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の建物の解体工法に
    おいて、 前記建物の解体時には、屋根を、前記遮蔽体の上部に密
    着するようにして取り付けておくことを特徴とする建物
    の解体工法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の建物の解体工法において、 前記屋根には集水穴が設けられていることを特徴とする
    建物の解体工法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の建物の解
    体工法において、 各解体する階の解体に用いる解体機械を、前記クレーン
    によっても吊り上げまたは吊り降ろすことを特徴とする
    建物の解体工法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の建物の解
    体工法において、 前記各解体する階の解体に用いる解体機械を、前記解体
    する階の次の下階に設置した荷上・下用架台によって、
    前記建物内部の開口を通じて吊り上げまたは吊り降ろす
    ことを特徴とする建物の解体工法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の建物の解
    体工法において、 前記遮蔽体の周壁面を広告媒体とすることを特徴とする
    建物の解体工法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の建物の解
    体工法において、 前記遮蔽体に連結されたロープをウインチによって巻上
    げ又は巻戻すことで、前記遮蔽体が昇降され、 前記ロープにかかる力を検知する荷重検知装置が備えら
    れていることを特徴とする建物の解体工法。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれかに記載の建物の解
    体工法において、 前記遮蔽体に連結されたロープをウインチによって巻上
    げ又は巻戻すことで、前記遮蔽体が昇降され、 前記ロープには、前記ウインチにかかる力が小さくなる
    ように動滑車が組み合わされていることを特徴とする建
    物の解体工法。
  10. 【請求項10】請求項1〜7のいずれかに記載の建物の
    解体工法において、 前記遮蔽体に連結されたロープをウインチによって巻上
    げ又は巻戻すことで、前記遮蔽体が昇降され、 前記ロープには、該ロープにかかる力を検知する荷重検
    知装置が介在されているとともに、前記ウインチにかか
    る力が小さくなるように動滑車が組み合わされているこ
    とを特徴とする建物の解体工法。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の建物
    の解体工法において、 前記遮蔽体には、前記ガイド支柱の面に当接すること
    で、該遮蔽体のガイド支柱に対する水平動を制限可能な
    振れ止め材が取り付けられていることを特徴とする建物
    の解体工法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の建物の解体工法におい
    て、 前記振れ止め材には、前記ガイド支柱の面を上下に転動
    可能なガイド転輪が備えられていることを特徴とする建
    物の解体工法。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれかに記載の建物
    の解体工法において、 前記各解体する階の解体作業中には、前記ガイド支柱に
    支持材を固定しておき、該支持材によって前記遮蔽体を
    支持させることを特徴とする建物の解体工法。
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