JP2002348967A - 固定具 - Google Patents
固定具Info
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Abstract
ができ、かつ鉄骨材と木材とを強固に固定しうる、作業
性に優れた固定具を提供する。 【解決手段】本発明の固定具5は、鉄骨材(H形鋼1)
のフランジ11に形成した取付穴12にフランジ11の
両側から取り付けられて互いに結合される合成樹脂性の
ナット部材6とボルト部材7とからなる。ナット部材6
は、フランジ11の取付穴12に嵌め込み可能な外形円
柱状のナット筒部61と、外形多角形状のナット頭部6
2とを備え、ナット筒部61及びナット頭部62には軸
心を貫通する雌ネジ穴63が形成されている。一方、ボ
ルト部材7は、フランジ11の取付穴12よりも大径の
基板部71と、その軸心から一方に突出する雄ネジ部7
2と、基板部71から雄ネジ部72の反対側に直立する
略平板状の木材取付板73とを備え、この木材取付板7
3に木材をあてがってビス止めする。
Description
固定するための固定具に関する。
や柱材に木材からなる軸組材や下地材を固定する場合、
従来は、図4に示すようにして、鉄骨材の平坦部(この
例ではH形鋼1のフランジ11)に木材2をあてがうと
ともに、フランジ11に形成した取付穴12に反対側か
ら合板片3をあてがって、合板片3の側から取付穴12
を利用して木材2にビス4を打ち込んでいた。
は、木材2と合板片3との間にフランジ11の取付穴1
2を挟み込んでビス4を打ち込むため、ビス止め時に木
材2や合板片3が取付穴12からずれたりして、木材2
をフランジ11に対して精度良く位置決めするのが困難
であった。また、ビス4を打つときに取付穴12が見え
ないので、ビス4を打つべき位置を正確に定めにくかっ
た。さらに、ビス4を打ちやすくするにはフランジ11
の取付穴12を幾分大きめに形成する必要があるため、
ビス止めした木材2にフランジ11の面方向の衝撃が加
わると、木材2がフランジ11の面方向に沿ってずれて
しまうことがあった。
れたもので、ビス止め時に木材を鉄骨材に対して精度良
く位置決めすることができ、かつ鉄骨材と木材とを強固
に固定しうる、作業性に優れた固定具を提供することを
解決課題としている。
め、本発明の固定具は、鉄骨材の平坦部に形成した取付
穴に当該平坦部の両側から取り付けられて互いに結合さ
れる合成樹脂性のナット部材とボルト部材とからなり、
ナット部材は、外径が前記平坦部の取付穴に嵌め込み可
能で、かつ高さが前記平坦部の厚み以下に形成された外
形円柱状のナット筒部と、このナット筒部の一端に形成
された外形多角形状のナット頭部とを備え、前記ナット
筒部及びナット頭部にはそれらの軸心を貫通する雌ネジ
穴が形成される一方、ボルト部材は、外径が前記平坦部
の取付穴よりも大きい外形略円板状または略円柱状の基
板部と、この基板部の軸心から基板部の一方に突出する
雄ネジ部と、この基板部から前記雄ネジ部の反対側に直
立するように形成された略平板状の木材取付板とを備え
ることを特徴とする。
した取付穴にナット部材のナット筒部を嵌め込み、鉄骨
材の反対側からナット部材の雌ネジ穴にボルト部材の雄
ネジ部を結合して締め付けることで、固定具を鉄骨材の
平坦部に取り付けることができる。ナット筒部の外径を
鉄骨材の取付穴にほぼ等しくすれば、互いに結合したナ
ット部材及びボルト部材は、鉄骨材に対してずれること
なく保持される。こうして鉄骨材に取り付けられたボル
ト部材の木材取付板に木材をビス止めすることにより、
木材を精度良く、かつ強固に固定することができる。
軸心に対し、木材取付板は偏心して形成されていてもよ
い。この構成によれば、木材を位置決めする際の基準と
なる木材取付板の固定位置が、ボルト部材の回転状態に
よって二通りに変化するので、固定する木材のサイズに
合わせて木材取付板の固定位置を任意に選択することが
できる。
て、図面を参照しつつ説明する。
この固定具5は、互いに結合可能な合成樹脂性のナット
部材6とボルト部材7とから構成され、鉄骨材の平坦部
(この例ではH形鋼1のフランジ11)に形成した取付
穴12にフランジ11の両側から取り付けられて一体に
結合するようになっている。
61と、ナット筒部61の一端に形成された外形多角形
状(この例では六角柱状)のナット頭部62とを備えて
いる。ナット筒部61は、外径がフランジ11の取付穴
12にちょうど嵌まり込む大きさで、高さがフランジ1
1の厚みと同じか、それよりもわずかに小さく形成され
ている。ナット頭部62は、ナット筒部61よりもひと
回り大きく、ナット筒部61と軸心を一致させて一体に
形成されている。ナット筒部61及びナット頭部62の
軸心には、両者を貫通する雌ネジ穴63が形成されてい
る。
な円柱状の基板部71と、基板部71の軸心から基板部
71の一方に突出する雄ネジ部72と、基板部71から
雄ネジ部72の反対側に直立するように形成された略平
板状の木材取付板73とを備えている。基板部71は、
フランジ11の取付穴12の内径よりも大きい外径を有
し、雄ネジ部72側の底面は平坦に形成されている。雄
ネジ部72は、前記ナット部材6の雌ネジ穴63に螺合
可能であり、その長さは、フランジ11の厚みにナット
部材6の高さを加えた寸法とほぼ同じか、それよりもや
や長くなるように形成されている。
幅で基板部71から立ち上がるように一体成形されてい
るが、この実施の形態では、木材取付板73が基板部7
1の軸心に対してやや偏心した位置に形成されている。
そのため、基板部71における木材取付板73側の底面
は、木材取付板73を挟んで一方が狭く、他方が広くな
っている。また、この実施の形態では、基板部71にお
ける木材取付板73側の底面には、半円形または略扇形
の凹部74が数カ所形成されている。これらの凹部74
は、成形時の樹脂の収縮を逃がして成形精度を高めるた
めのものである。
取付穴12にナット部材6のナット筒部61を嵌め込
み、フランジ11の反対側からナット部材6の雌ネジ穴
63にボルト部材7の雄ネジ部72をねじ込んで締め付
けることにより結合される。ナット部材6とボルト部材
7とを結合するに際しては、ボルト部材7の木材取付板
73をH形鋼1の材軸と平行になるように保持して、ナ
ット部材6をスパナ等で締め付ける。これにより、ナッ
ト部材6の頭部とボルト部材7の基板部71との間にフ
ランジ11が強固に挟み込まれるとともに、ナット部材
6のナット筒部61がフランジ11の取付穴12内に拘
束されて、フランジ11の面方向に対してもずれること
なく保持される。
材の固定形態を示す。
板部71における狭いほうの底面をフランジ11の縁部
側に向けて、この狭いほうの底面に合板21を載せ、合
板21を木材取付板73にビス止めしている。図3に示
した形態では、ボルト部材7の基板部71における広い
ほうの底面をフランジ11の縁部側に向けて、この広い
ほうの底面に角棒状の桟木22を載せ、桟木22を木材
取付板73にビス止めしている。
材取付板73に合わせて精度良く位置決めすることがで
きる。また、木材側から木材取付板73に向けてビス8
1,82を打ち込むことができるとともに、ビス81,
82を打ち込む位置も木材取付板73の大きさだけの自
由度があるので、ビス止め作業が容易であり、かつ木材
を強固に固定することができる。
73を基板部71に対して偏心させることにより、木材
の種類やサイズに合わせて木材取付板73の固定位置を
二通りに変化させることができる。
は上下を反対にして、あるいは横向きにして使用するこ
とも可能である。したがって、鉄骨材に取付穴12が形
成可能で、かつ木材のビス止めが可能な位置であれば、
前記したH形鋼1のフランジ11だけでなく、C形鋼の
フランジやI形鋼のウェブなど、他の断面形状を有する
鉄骨材の平坦部にも幅広く使用することができる。ま
た、木材取付板73には、木材に限らず、ビス止めの可
能な軽量鉄骨部材等を同様にして固定してもよい。
材質については特に限定されないが、ボルト部材7に
は、ビス止めに対する強度の安定性の点でABS樹脂が
比較的好ましい。一方、ナット部材6にはナイロンが好
適である。また、ボルト部材7とナット部材6とを異種
の材質にしたほうが、締め付け時に強固に結合される。
ット部材とボルト部材とからなり、これらを鉄骨材の平
坦部に形成した取付穴の両側から締め付けて鉄骨材に取
り付けるようになっている。ボルト部材には木材取付板
が形成されているので、この木材取付板に木材をビス止
めすることにより、木材を簡単に、かつ精度良く位置決
めして固定することができる。この固定具は鉄骨材の取
付穴に嵌め込まれて、ずれることなく保持されるので、
この固定具を介して固定された木材も、衝撃によってず
れたりすることなく、適正な位置に強固に保持される。
る。
示す断面図である。
を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄骨材の平坦部に形成した取付穴に当該
平坦部の両側から取り付けられて互いに結合される合成
樹脂性のナット部材とボルト部材とからなり、 ナット部材は、外径が前記平坦部の取付穴に嵌め込み可
能で、かつ高さが前記平坦部の厚み以下に形成された外
形円柱状のナット筒部と、このナット筒部の一端に形成
された外形多角形状のナット頭部とを備え、前記ナット
筒部及びナット頭部にはそれらの軸心を貫通する雌ネジ
穴が形成される一方、 ボルト部材は、外径が前記平坦部の取付穴よりも大きい
外形略円板状または略円柱状の基板部と、この基板部の
軸心から基板部の一方に突出する雄ネジ部と、この基板
部から前記雄ネジ部の反対側に直立するように形成され
た略平板状の木材取付板とを備えることを特徴とする固
定具。 - 【請求項2】 ボルト部材の基板部の軸心に対し、木材
取付板が偏心して形成されていることを特徴とする請求
項1に記載の固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001152179A JP3805997B2 (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001152179A JP3805997B2 (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002348967A true JP2002348967A (ja) | 2002-12-04 |
JP3805997B2 JP3805997B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=18996896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001152179A Expired - Fee Related JP3805997B2 (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3805997B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115320730A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-11-11 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种型材螺纹套筒连接结构 |
-
2001
- 2001-05-22 JP JP2001152179A patent/JP3805997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115320730A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-11-11 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种型材螺纹套筒连接结构 |
CN115320730B (zh) * | 2022-08-23 | 2024-03-26 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种型材螺纹套筒连接结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3805997B2 (ja) | 2006-08-09 |
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