JP2002348905A - 急速継手 - Google Patents

急速継手

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JP2002348905A JP2002065642A JP2002065642A JP2002348905A JP 2002348905 A JP2002348905 A JP 2002348905A JP 2002065642 A JP2002065642 A JP 2002065642A JP 2002065642 A JP2002065642 A JP 2002065642A JP 2002348905 A JP2002348905 A JP 2002348905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧式掘削機等のブームに工具を連結する急
速継手において、ブーム側動力回路と工具側動力回路の
油漏れがなくかつ破損のない連結を可能にする改良型動
力連結構造を提供する。 【解決手段】 急速継手は、間隔を置いて配置された一
対の第1及び第2の係止用機軸を介して係合可能なブー
ム側の急速継手部2及び工具側の急速継手部5と、工具
側の動力コネクタをブーム側の動力コネクタに自動的に
連結する動力回路継手13とを備えている。動力回路継
手13は、ブーム側の動力連結部14と工具側の動力連
結部15を備えており、両動力連結部は、ブーム側の急
速継手部2及び工具側の急速継手部5にそれぞれ配設さ
れ、両急速継手部2、5が第1の係止用機軸回りに係合
位置まで回動すると直ちに自動的に連結するよう構成さ
れている。動力回路継手13は、さらに、両動力連結部
14、15の連結時に該両動力連結部をその回動運動に
拘わりなく互いに直線状に案内する直線ガイドを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブーム側の急速継
手部と工具側の急速継手部とを有し、工具を油圧式掘削
機等のブームに連結する急速継手に関する。
【0002】
【従来の技術】ピボット式の急速継手は、油圧式グラ
ブ、水路清掃用ショベル、グラブトングなどの様々な工
具を簡単かつ素早く交換可能なので、油圧式掘削機類で
広範に使用されている。最初に、2個の係止用機軸の一
方だけを位置決めし、係合状態にして連結する必要があ
る。これを対向する継手部のフック状のはと目に掛止さ
れる横方向ボルトにすれば、有利である。その後、ブー
ム側の継手部を既に係合状態の係止用機軸回りに工具に
対して相対的に回動させることにより、もう1つの係止
用機軸を係止可能にする係止位置を位置出しすることが
できる。後者の係止用機軸は、原則的に、対向する急速
継手部のそれぞれ対応する係止孔に対して出入可能な一
対の係止用ボルトで構成されている。
【0003】そのようなピボット式急速継手は、例え
ば、国際特許出願公開WO 91/01414から公知であり、こ
のものは、2個の急速継手部を互いに回動させた時にブ
ーム側の動力回路を工具側の動力回路に自動的に連結す
る自動油圧継手を備えている。2個の動力連結部のう
ち、一方がブーム側の急速継手部に保持され、他方が工
具側の急速継手部に保持されている。これにより、両急
速継手部が既に係止された係止用機軸回りに回動する
と、両動力連結部が互いに近づく方向に移動して係合状
態になる。両動力連結部のうちの一方は、対応する急速
継手部に可動式に載架されて、回動中の両急速継手部の
円運動を補償する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな公知の急速継手はいくつかの点で不充分である。す
なわち、両動力連結部は、両急速継手部が同時に移動し
た場合にすっきりとは連結せず、油漏れひいては土壌汚
染を引き起こす恐れがある。動力連結部は、傾動運動を
するために摩耗がひどく、破損することさえある。
【0005】したがって、本発明の基本的な目的は、従
来技術の欠点を回避しさらに向上させる上述の種類の改
良型急速継手を提供することである。特に、ブーム側動
力回路と工具側動力回路の油漏れがなくかつ破損のない
連結を可能にする改良型動力連結構造を提供する必要が
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、請求項1にかかる急速継手によって達成され
る。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項の対象で
ある。
【0007】すなわち、本発明は、油圧式掘削機等のブ
ームに工具を連結する急速継手であって、間隔を置いて
配置された一対の第1及び第2の係止用機軸を介して係
合可能なブーム側の急速継手部及び工具側の急速継手部
と、工具側の動力コネクタをブーム側の動力コネクタに
自動的に連結する油圧継手等の動力回路継手とを備え、
上記動力回路継手は、上記ブーム側の急速継手部及び工
具側の急速継手部にそれぞれ配設され、上記両急速継手
部が上記第1の係止用機軸回りに係合位置まで回動する
と直ちに自動的に相互連結するよう構成されたブーム側
の動力連結部及び工具側の動力連結部と、上記両動力連
結部の連結時に、該両動力連結部を互いに直線状に案内
する直線ガイドとを備えている。
【0008】本発明によれば、両動力連結部は互いに近
づく方向に正確に直線状に動かされる。両動力連結部用
の直線ガイドが、両動力連結部をその円形の回動に抗し
て強制的に直線に沿って相対移動させる。回動の動きを
吸収するため、両動力連結部の少なくとも一方が、対応
する急速継手部に対して相対的に可動に載架されてい
る。すなわち、可動式に載架された動力連結部が両急速
継手部の移動中の回動を補償し、両動力連結部間に正確
な直線運動が発生するということが、従来技術よりも向
上した点である。
【0009】本発明の別の実施形態では、上記直線ガイ
ドは、上記動力回路継手の閉成時、上記両動力連結部、
特にそれらのコネクタの係合前に互いに係合する少なく
とも1つのブーム側の案内要素と少なくとも1つの工具
側の案内要素とを有している。直線ガイドは、両急速継
手部が既に係止された係止用機軸回りに回動すると、動
力連結部を係合または係合解除させる。しかしながら、
直線ガイドの案内要素の係合は、動力連結部の直線状の
案内をその開始時から保証するよう両動力連結部のコネ
クタの係合前に発生する。傾動は発生せず、動力連結部
の連結経路全長にわたって正確な直線運動が保証され
る。したがって、直線ガイドの案内要素は、とりわけ、
実際の動力連結要素、すなわち、連結部材とは別に形成
された構成要素である。しかしながら、これら案内要素
は、動力連結部に固定状態で配置されていることが好ま
しく、動力連結部に対して成形されていてもよい。
【0010】直線ガイドは、通常、様々な方法で形成可
能である。例えば、可動式に載架された動力連結部にカ
ム軌道を設けてもよい。動力連結部の運動をカム状に制
御することも可能である。本発明の別の実施形態では、
上記一方の動力連結部に設けられた少なくとも1つの案
内ボルトと、該案内ボルトを受け入れるよう上記他方の
動力連結部に設けられた少なくとも1つの案内孔とが、
案内要素として設けられている。両動力連結部がともに
移動すると、案内ボルトが相補形の案内孔内に押入され
て正確に嵌合することにより、両動力連結部の直線運動
が保証される。互いに間隔を置いた一対の案内ボルトと
それぞれ対応する案内孔とが設けられることが好まし
く、それにより、案内ボルト間及び案内孔間にそれぞれ
コネクタを配置することができる。案内ボルトの縦軸
は、コネクタを互いに押圧する方向に対して平行に延び
ている。動力連結部は、コネクタとして、互いに押圧可
能な公知の嵌合式の連結部材を有していてもよい。
【0011】直線ガイドの案内ボルトは、相補形の案内
孔への挿入時の傾動を防止するよう球面形状を有してい
ることが好ましい。特に、上記各案内ボルトは、丸みを
つけた頭部と、円筒状の案内部と、上記頭部と上記案内
部との間に位置する狭窄部とを有していてもよい。案内
ボルトは、狭窄部の領域では、頭部あるいは案内部に比
べて細い径になっている。丸みをつけた頭部は、わずか
な角度のずれがあっても案内孔に挿入させることができ
る。このような角度のずれの調整すなわち補償は、ボル
ト頭から軸方向に間隔を置いた円筒状の案内部が案内孔
と嵌合する際にも起こる。
【0012】上記両動力連結部の少なくとも一方は、対
応する上記急速継手部に対して可動式に載架されてい
る。好ましくは、両動力連結部の一方が、一方の急速継
手部に対して可動式に載架され、動力連結部の他方が、
他方の急速継手部に固定されている。これにより、単純
な構成にもかかわらず、必要な回動補償を実現すること
ができる。
【0013】対応する動力連結部を載架するマウントの
可動性は、多軸方向に構成されることが好ましい。特
に、動力連結部のマウントにより、第1の係止用機軸に
対して平行な軸回りの少なくとも1回の傾動と、第1の
係止用機軸に対してほぼ直交する方向の運動とが可能に
なる。さらに、第1の係止用機軸に対して平行な押圧運
動及び/または第1の係止用機軸に対して直交する傾動
軸回りの傾動も可能であることが好ましい。そのような
総合的な可動式マウントによれば、例えば組立体の不精
密さによる横方向のずれも補償することができる。さら
に、ゆとりの大きい公差により、動力連結部の構成をよ
り便宜的に製造することができる。
【0014】本発明の別の実施形態では、上記両動力連
結部の一方は、ばね装置、特に複数の圧縮ばねからなる
配列上に可動式に載架されている。圧縮ばねは、対応す
る急速継手部に固定され、対応する動力連結部を連動的
に支承することができる。対応する急速継手部に対する
回動の吸収は、ばね装置の撓みによって生じる。
【0015】両動力連結部の移動を確実にするため、ば
ね経路の連結運動方向を制限してもよい。本発明の別の
実施形態では、上記可動の動力連結部を傾動可能及び/
または変位可能に取り付けた押圧ラムが設けられてい
る。
【0016】押圧ラムは、動力連結部のばね装置のばね
要素間のほぼ中心位置に係止可能な丸み付きのヘッドを
有していることが好ましい。押圧ラムは、連結運動の最
終段階で両動力連結部を互いに確実に押圧する。押圧ラ
ムは、長さを変更可能にすれば有利である。特に、押圧
ラムは、破損を避け、公差を補償するよう、動力連結部
の弾性マウントよりも高いばね定数で弾性的に構成され
てもよい。本発明の別の実施形態では、上記押圧ラムを
油圧式ラムとして構成してもよく、すなわち、押圧ラム
を圧力媒体によって進出させたり、進出位置に偏倚して
もよい。これにより、可動式に載架された動力連結部に
対して、好ましくは動力連結部の連結運動の終わりごろ
あるいは同時移動の完了後に、より大きな圧力を加える
ことができ、それにより、両動力連結部をその移動後の
位置に確実に保持することができる。
【0017】押圧ラムに両動力連結部を保持させる油圧
力は、各動作条件に応じて特に有利になるように適応さ
れる。両動力連結部を保持する力は、常に、両動力連結
部がいつでも遊びがなく完全に保持されるほど高い力に
設定される。一方、いかなる動作条件下でも両動力連結
部を保持するだけの最高の圧力では、移動は一定しな
い。このことは、ばねによる解決策にとって不利であ
る。押圧ラムがばね力によってのみ両動力連結部を保持
する必要がある場合は、ばねの寸法を、大きすぎる力が
広いばね経路全体に及ぶようないかなる条件下でも両動
力連結部を保持するほどの大きな寸法にしなければなら
ない。油圧式ラムであれば、その圧力を変動できるので
有利である。
【0018】上記押圧ラムは、特に、圧力を供給される
側の圧力媒体回路から圧力媒体を供給されてもよい。す
なわち、押圧ラムは、動力連結により連結された工具に
送給される圧力流体の作用を受ける。これにより、両動
力連結部の保持力も、工具の動作圧力に応じて増大す
る。本発明のさらに好ましい実施形態では、圧力媒体が
作用する上記押圧ラムの有効作用シリンダ面積と有効コ
ネクタ面積、すなわち、上記コネクタの領域において上
記連結方向に直交する方向に圧力媒体の作用を受ける連
結部を流れる有効流断面積との間の面積比が、1より大
きい値に設定される。より好ましい構成は、約5分の4
の面積比を有する。この面積比により、押圧ラムが受け
る保持力は、常に、両動力連結部を引き離す方向に押圧
しようとする最大発生力よりも高い。連結される圧力媒
体管路の動作圧力が上昇すると、押圧ラムに作用する力
ひいては保持力も上昇する。通常、複数の圧力媒体コネ
クタが設けられる。同様に、複数の押圧ラムを設けても
よい。この場合、有効作用シリンダ面積の合計とコネク
タ面積の合計との比は、上述のようにして設定される。
【0019】本発明の別の実施形態では、上記押圧ラム
のシリンダは、上記連結される圧力媒体回路の複数の、
好ましくは全ての圧力媒体管路と流体連通可能に構成さ
れている。さらに、上記圧力媒体管路と上記シリンダと
の間に、最高圧力を有する圧力媒体管路を上記押圧ラム
に常に接続する弁構成が配設されていることが好まし
い。これにより、押圧ラムに対して常に充分に大きな圧
力を作用させることができる。上記弁構成に関し、圧力
媒体管路を、シャットル弁を介して対単位で切り替え
て、常により高い圧力が出現するようにしてもよい。
【0020】上記押圧ラムは、上記圧力媒体回路の様々
な部位から圧力媒体の供給を受けることができる。例え
ば、ブーム側の圧力媒体回路を押圧ラムに接続してもよ
い。押圧ラムの進出によって連結される流体コネクタに
は、通常、コネクタ未連結の時に押圧ラムを既に作動可
能にする漏れ確保手段が設けられている。しかしなが
ら、本発明の好ましい様態では、上記シリンダは、工具
側に位置する上記圧力媒体回路から圧力媒体を供給され
る。すなわち、上記動力回路継手、特に流体コネクタが
移動してコネクタが連結した時にのみ、圧力が作用する
ようになっている。
【0021】本発明の別の実施形態では、上記動力回路
継手の連結部は、急速継手の回動に対して遅延した状態
で移動可能に構成されている。これは、押圧ラムに対す
る油圧の作用を時間的なずれを伴って発生させることで
簡単に実現することができる。
【0022】上記押圧ラムを作動させるため、別個の油
圧回路を設けてもよい。
【0023】上記可動式に載架される動力連結部ひいて
は押圧ラムは、通常、ブーム側に設置することができ
る。しかしながら、本発明の別の実施形態では、それら
を工具側に設けている。
【0024】押圧ラムと押圧ラムの作用を受ける動力連
結部との間には、相対運動、すなわち、押圧ラムの縦軸
に対して直交する方向の両傾動運動と変位運動を確実に
発生させる必要がある。一方、可動式に載架された一方
の動力連結部は、円運動から離れて直線運動が作られる
程度まで急速継手半体の回動を補償する。さらに、遊び
などの結果として相対運動が発生する。このずれを許容
するため、押圧ラムとその作用を受ける動力継手の半体
が、互いに相対的に可動になっている。それでも大きな
力を伝達可能にするために、上記押圧ラムの一方の端面
上には、ほぼ平坦な動力連結部に隙間なく面接触可能な
平坦な端面を有する圧力キャップが設けられている。上
記押圧ラムと上記圧力キャップとの間の傾動運動を可能
にするため、押圧ラムと圧力キャップは、両者間の面接
触を維持しながら圧力キャップを押圧ラム上で傾動可能
にするよう、相補形の円弧状の接触領域を有しているこ
とが好ましい。
【0025】大まかな動作の場合であっても両動力連結
部を確実に保持するため、油圧式押圧ラムに対して、両
動力連結部を形状ロックする係止部を代替的にあるいは
付加的に設けてもよい。本発明の別の実施形態では、上
記直線ガイドの案内ボルトが上記相補形の案内孔内に移
動した時に、案内ボルトをロックしてもよい。特に、上
記案内孔を有する動力連結部に、移動可能な横方向ボル
トを設けてもよい。この係止用横方向ボルトは、油圧で
作動することが好ましい。横方向ボルトを案内ボルトの
狭窄部と相互に作用させると有利である。すなわち、案
内ボルトが案内孔内に完全に入り込むと、係止用横方向
ボルトが案内孔に対して接線方向に入り込む。具体的に
は、横方向ボルトは、案内ボルトの狭窄部が位置する案
内孔内の領域に突出する。
【0026】本発明の別の有利な実施形態では、連結状
態の上記両動力連結部を形状ロックにより係止するバー
が設けられている。好ましくは、フラップバーが設けら
れる。バーを油圧により作動させる据付け式のシリンダ
を設けてもよい。バーを、ばねの作用により、上記係止
位置に偏倚させてもよい。これにより、係合を解除する
ために、作動手段を作動させるだけで済む。
【0027】本発明の別の実施形態では、上記直線ガイ
ドに加えて、上記両急速継手部の回動時に上記両動力連
結部を予め心合せする前調心手段が設けられている。前
調心手段は、直線ガイドの対応する案内要素がその目的
に応じて互いに係合する直線ガイドの係合よりかなり以
前に、両動力連結部を互いに近づく方向に位置合わせす
る。このことは、特に、あまり慎重ではない操作で両急
速継手部を回動させた時、第1の係止用機軸が正確には
調整されなかったり完全には入り込まなかった場合に有
利である。この場合、両動力連結部の位置整合誤差が発
生し、移動時に動力連結部を破損するかもしれない。し
かしながら、本実施形態では、前調心により、例えば、
動力連結部の少なくとも一方を可動式に載架することに
よって起こり得る動力連結部の対応する急速継手部に対
する過度の位置整合誤差を補正することができる。
【0028】上記前調心手段は様々な方法で形成でき
る。好ましくは、上記前調心手段は、上記両急速継手部
の回動時に互いに摺動してずれる一対の調心面を有して
おり、上記調心面の一方は、上記可動式に載架された動
力連結部に配設されている。上記調心面の他方は、上記
他方の動力連結部に配設されている。あるいは、上記調
心面の他方を対応する急速継手部に配設してもよい。こ
れら両調心面は、特に、直線ガイドに先立って係合され
るように構成されている。
【0029】本発明の別の実施形態では、上記前調心手
段に加えて、上記両急速継手部が所望の位置整合状態の
場合にのみ、すなわち、第1の係止用機軸が適正に位置
合わせされた場合にのみ上記両急速継手部を回動可能に
する回動ガイドが設けられる。この回動ガイドは、上記
両急速継手部が位置不整合の状態で回動することによっ
て油圧継手を破損させることを防止する。両急速継手部
が位置不整合の状態で回動すると、動力連結部の連結部
材すなわち案内ボルトも位置ずれした状態で移動して破
損を発生させる恐れがある。上記回動ガイドには、上記
硬い回動する両急速継手部に設けられ、上記両急速継手
部の上記第1の係止用機軸回りの回動時でかつ適正な位
置整合状態の時に互いに滑ってずれるかあるいは互いに
滑って通過する案内面が設けられていることが好まし
い。両急速継手部は、その回動時に第1の係止用機軸が
適正に位置合わせされた所望の位置整合状態に押し入れ
られるようにして調心されるように形成することができ
る。案内面は、第2の係止用機軸が係止される前、特
に、動力連結部が既に互いに係合している時に、両急速
継手部の互いのずれを防止することができるので有利で
ある。そのようなずれは、必ず、動力継手を破損させる
という結果を招くことになる。案内面は、特に、互いに
押圧しあうと直ぐにフック状に形成された第1の係止用
機軸と相互作用し、急速継手部の相互のずれやすべりを
防止するように形成してもよい。
【0030】本発明の特に有利な実施形態では、上記動
力回路継手は、上記両急速継手部に後付け可能な組立体
から成っており、急速継手の一体構成部品ではない。動
力回路継手は、既存の急速継手であっても後付け可能に
構成されていることが好ましい。
【0031】動力回路継手に対して常に近づきやすくす
るため、本発明の別の実施形態では、上記動力回路継手
が、上記両係止用機軸の外側に配置されている。この場
合、動力回路継手は、両係止用機軸間への近づきにくさ
に関係なく、例えば、クリーニングのために容易に近づ
くことができる。さらに、この点に関して、動力回路継
手は、汚染物や塵埃を集めがちな両係止用機軸間のスペ
ースには配置されない。
【0032】本発明のさらに別の実施形態では、上記動
力回路継手は、工具側の急速継手部とブーム側の急速継
手部のうちの少なくとも一方の当接領域内に配置されて
おり、特に両急速継手部が分離されている状態では、一
方の急速継手部が地面上にある時に両動力連結部が地面
に当たらないように構成されている。例えば、上記各急
速継手部は、上記両係止用機軸に対してほぼ直交する方
向に延びる2個の担持部材を間隔を置いて備えており、
上記各動力連結部は、対応する上記2個の担持部材間に
横方向に配置されていることが好ましい。動力連結部
は、両急速継手部の垂直方向に延びる担持部材間の保護
領域に配置されている。両急速継手部の担持部材は、係
止用機軸の領域内で他方の対に向かって押されて、それ
らの間に入り込むかあるいはそれらの外側に位置する。
従来技術とは異なり、ブーム側の急速継手部は、係止用
機軸に平行に延びて動力連結部を上部に取付け可能なベ
ースプレートから離れていてもよい。これにより、ブー
ム側継手部のベースプレートが地面の上にあっても、そ
の上の動力連結部が地面に押し込まれることはない。
【0033】本発明の別の実施形態では、上記各動力連
結部は、ほぼ板状に形成されている。上記各動力連結部
の板状の担持部材には、動力コネクタを構成する上述の
嵌合式の連結部材が配設されている。上記担持部材に
は、上述した案内ボルトまたは案内孔を接続固定しても
よいし、差し込んでもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0035】図に示す急速継手1は、ブーム側の急速継
手部2を備えている。この急速継手部2は、油圧式掘削
機のブームのシャフト3に回動可能に取り付けられてい
るとともに、公知の方法でシャフト3の縦軸に垂直な回
動軸4回りにピボットフラップ(図示せず)を介して回
動可能になっている。さらに、急速継手1は工具側の急
速継手部5を備えており、この工具側急速継手部5は油
圧式掘削機工具に連結されている。たとえば、それは、
油圧で作動する回転機構6付のグラビング工具である。
【0036】急速継手1の両急速継手部2、5は、2個
の平行な係止用機軸7、8を介して互いに係止可能にな
っている。両係止用機軸7、8は、間隔を置いて配置さ
れており、ともに係止可能になっている。係止用機軸
7、8は、図1に示すように、回動軸4に対して平行に
伸びており、急速継手1は、回動軸4を中心にしてシャ
フト3に対して回動可能になっている。
【0037】2つの係止用機軸のうちの第1の係止用機
軸7は、工具側の急速継手部5に設けられた横方向ボル
ト9と、ブーム側の急速継手部2に設けられた一対の係
止用フック10によって形成されている。係止用フック
10は横方向ボルト9を係止するように引っ掛けること
が可能で、それにより、工具側の急速継手部5を上昇さ
せることができる。図2に示すように、係止用フック1
0は、半貝殻状に横方向ボルト9を取り囲み、一端側に
開放したフック状の凹部である。さらに、このフック状
凹部は、急速継手部2の第2の係止用機軸8から遠い側
に開放している。
【0038】一方、第2の係止用機軸8は、互いに遠ざ
かる方向に移動可能な係止用ボルト対11と、それに対
応する一対の係止孔12によって形成されている。図3
に示すように、係止用ボルト対11は、ブーム側の急速
継手部2に配置され、公知の駆動機構により好ましくは
油圧作動で進退可能になっている。係止孔12は、工具
側の急速継手部5に形成されている。図1から分かるよ
うに、ブーム側急速継手部2及び工具側急速継手部5
は、互いに間隔を置いたほぼ垂直方向に沿った一対の板
状の担持部材を有している。さらに、両急速継手部は、
互いに異なる担持部材間隔を有しており、ブーム側急速
継手部2の両担持部材は、工具側急速継手部5の両担持
部材間に進入可能になっている。
【0039】両急速継手部2、5を連結するため、ま
ず、ブーム側急速継手部2が工具側急速継手部5内に進
入させられ、工具側急速継手部5の横方向ボルト9がフ
ック状係止用凹部10によって係止される(図3参
照)。ブーム側急速継手部2をわずかに上昇させること
により、工具側急速継手部5をフック状係止用凹部10
内に確実に落し込むことができる。その後、第2の係止
用機軸8を係止するため、ブーム側急速継手部2を回動
軸4回りに回動させることにより、結果的に両急速継手
部2、5を第1の係止用機軸7を中心にして一緒に回動
させる。両急速継手部2、5は、係止用ボルト対11と
対応する係止孔12とが一致するまでともに回動させら
れる。その後、係止用ボルト11を油圧作用によって互
いに遠ざかる方向に移動させて係止孔12内に進入させ
ることが好ましい。両急速継手部2、5は、両係止用機
軸7、8によってしっかりと係合される。
【0040】両急速継手部2、5の第1の係止用機軸7
回りの回動時に急速継手部の半体同士にずれがあるため
に後述する敏感な油圧継手が損傷を受けることを防止す
るため、両急速継手部2、5に回動ガイド44を設けて
もよい(図11参照)。両急速継手部2、5は、それぞ
れ案内面46、47(図11)を有しており、第1の係
止用機軸7が適切に合致している場合には、両案内面4
6、47の一方が他方を押し倒すかあるいは押し越えて
ゆくだけである。例えば、掘削機の運転者が適正にフッ
ク状凹部10を動かしていれば、回動ガイドにより、急
速継手部の半体同士がずれを伴ったまま回動することが
防止される。案内面46、47は、心合せ効果を及ぼす
ように、すなわち、両急速継手部2、5がともに回動し
た時に適正な位置整合状態に圧入されるように、形成さ
れている。
【0041】工具側の駆動部品に動力を供給するため、
ブーム側油圧回路を工具側油圧回路に接続する油圧継手
13が急速継手1に付設されている。例えば、図1に示
す回転機構6は油圧で動作可能である。さらに別の駆動
部品やそれに伴う複数の油圧回路を配設および連結する
ことも可能である。
【0042】油圧継手13は2個の動力連結部14、1
5を備えており、これら動力連結部14、15は、油圧
継手13の一端側でブーム側急速継手部2に、他端側で
工具側急速継手部5にそれぞれ載架されている。両動力
連結部14、15は、急速継手部2、5の第1の係止用
機軸7と反対側に、実際には、それぞれ第1の係止用機
軸7から等しい間隔を置いて配置され、両急速継手部
2、5が回動すると、互いに向かって進行するようにな
っている。両動力連結部14、15は、一般的には、両
係止用機軸7、8間に配置することも可能である。しか
しながら、経験上、係止用機軸8は汚染しやすくかつ近
づきにくいことから、両動力連結部14、15を両係止
用機軸7、8間の領域の外側に配置させることが好まし
い。係止用機軸7、8より外側に両動力連結部14、1
5を配置することにより、故障しにくくなり、保守がよ
りうまくいくようになる。図1及び図7に示すように、
両動力連結部14、15は、ブーム側急速継手部2の垂
直方向に延びる板状担持部材16間および工具側急速継
手部5の垂直方向に延びる板状担持部材17間にそれぞ
れ配置される。したがって、両動力連結部14、15は
保護された状態で存在する。特に、両動力連結部14、
15は、対応する急速継手部2が地面上に置かれた場合
に、地面に押し込まれるほど急速継手部2、5を越えて
突出することはない。
【0043】両動力連結部14、15は、複数の動力系
統継手を含んでいる。両動力連結部14、15は、複数
の連結部材18が集められたコネクタブロックの形で形
成されている。図7に示すように、各動力連結部14、
15は、それぞれ対応する急速継手部2、5まで横方向
に延びる板状担持部材19、20を有している。連結部
材18は、同時に押し出されることができ、油圧流体接
続を行うが、担持部材19、20に対して垂直に位置し
ている。連結部材18は、公知の嵌合式連結部材であっ
てもよい。
【0044】図1ないし図7に示す実施形態では、ブー
ム側急速継手部2に配置された動力連結部14が固定式
に載架されており、急速継手部2に対して剛である。工
具側急速継手部5に保持された動力連結部15は、可動
式に載架されている。図4及び図7に示すように、図示
の実施形態では、長方形に配列された4つの圧縮ばね2
2からなるばね装置21の上に、動力連結部15全体が
載っている。圧縮ばね22は、一端が、工具側急速継手
部5の垂直方向担持部材17に配設されたブラケット板
に取り付けられている(図7)。他端側では、円筒状の
ばね要素22が、動力連結部15の担持部材19に対し
て、好ましくは螺着により接続される。ばね22は、動
力連結部15が多軸方向に変位あるいは傾斜できるだけ
の十分な高さと弾性を有している。ばね装置21は、対
向する動力連結部14に対するずれ、特に、両急速継手
部2、5の回動によるずれを補償するよう、動力連結部
15用の多軸方向可動マウントを構成している。
【0045】図3及び図6から分かるように、両動力連
結部14、15は、両急速継手部2、5の回動によりこ
れらと同期して自動的に移動する。この点に関し、両動
力連結部14、15は、第1の係止用機軸7回りの円運
動を受ける。しかしながら、複数の連結部材18を両動
力連結部14、15に対して直線状に同時に移動させな
ければならないので、ばね装置21によって両動力連結
部14、15の回動を吸収する。正確な直線運動を確実
にするため、油圧継手13には、両急速継手部2、5の
回動があっても両動力連結部14、15を直線に沿って
正確に互いに近づく方向に移動させるようにする直線ガ
イド23が付設されている。図示の実施形態では、この
直線ガイド23は、一対の案内ボルト24とそれに対応
する案内孔25とからなり、両動力連結部14、15の
移動時に、両案内ボルト24がそれぞれ対応する案内孔
25内に入り込むようになっている。この点に関し、直
線ガイド23は、ばね22を強制的に撓ませて回動運動
成分を吸収させる。さらに、組立体の公差に起因するず
れも補償される。
【0046】案内ボルト24は、動力連結部15の担持
部材19に接続固定されており、担持部材19を越えて
対向する動力連結部14に向かって垂直に突出してい
る。各案内ボルト24はほぼ円筒状に形成されている。
しかしながら、実際には、各案内ボルト24は、丸みを
付けた頭部26と、円筒状の案内部27と、頭部26と
案内部27との間に介在して両者を区分する狭窄部28
とを有している。案内ボルト24は、このような特殊な
形状をしているため、案内孔25内への挿入時に傾くこ
とが防止される。図20に示すように、案内ボルト24
のジャケット面には、頭部26の領域に球面状の丸みを
つけることができる。この球面状の丸みは狭窄部28に
合流している。円筒状の軸部分すなわち案内部27に
は、さらに、5度ないし15度の範囲内の、好ましくは
約10度の円錐状の傾斜をつけてもよい。案内ボルト2
4は、その特殊形状、特に、頭部の球面形状によって、
対向する案内孔25内に傾くことなく挿入することが可
能になる。案内孔25は、その開口断面領域において、
案内ボルト24の挿入を容易にするよう面取りや丸み等
の形状に拡径された断面を有している(図4)。案内孔
25、すなわち、凹状の案内体は、適切な材料から形成
されてブーム側の動力連結部14に挿入されることが好
ましい。
【0047】両急速継手部2、5の回動時に過度のずれ
によって案内ボルト24が案内孔25に嵌入されないこ
とを防止するため、両動力連結部14、15を予め互い
に心合せする前調心手段29を設けてもよい。図10
は、そのような前調心手段29の一例を示している。可
動式に載架された動力連結部14が調心面30を有して
いる一方、対向する急速継手部5には、両急速継手部
2、5の回動時に動力連結部14の調心面30を滑らせ
てずらせるカム形状の調心面31が設けられている。前
調心手段29は、両動力連結部14、15が互いに引き
離される場合に両者を少なくともほぼ調心状態にする作
用を有している。
【0048】連結部材18を確実かつ全体的に同時に移
動させるため、両急速継手部2、5の回動経路の最終部
分で作動し、両動力連結部14、15を互いに全体的に
押し付ける作動子を設けることが好ましい。ばね載架式
の動力連結部15を載せた押圧ラム32を特に設けても
よい(図6)。ばねは、回動やずれを吸収するのに十分
な弾性を有している必要があるので、油圧継手の不完全
連結が生じないように撓み、一緒に押圧されるようにな
っている。押圧ラム32は、ばねマウントのばね経路の
制限体として作用する。図6に示すように、押圧ラム3
2のヘッドは、可動式に載架された動力連結部15が軽
度の傾斜状態であっても押圧ラム32をできる限り中心
に位置させるように、わずかに丸みをつけられているこ
とが好ましい。また、押圧ラム32も弾性的に構成され
ていてもよい。図6に示すように、押圧ラム32は、ば
ねとワッシャとの組合せの形で形成される圧縮ばね43
により長手方向に変位可能にボルトに取り付けられても
よい。押圧ラム32のばね硬度は、一方の動力連結部1
5を可動式に載架するばね装置21の硬度よりもかなり
大きいほうが都合がよい。図6に示すように、動力連結
部15は、両急速継手部2、5の移動の終わりごろに押
圧ラム32上に載る。その後、押圧ラムは、両急速継手
部2、5の残りの移動時に可動式に載架された動力連結
部15を対向する動力連結部14に対して全体的に押圧
する。これにより、油圧継手の完全な連結を確実に達成
することができる。本発明の別の実施形態では、押圧ラ
ム32を油圧作動式のラムにしてもよい。その目的のた
め、逆向きの構成にすることが可能であり、すなわち、
可動式に載架される動力連結部をブーム側急速継手部2
に配置して、押圧ラムをブーム側の油圧系から配設可能
にすることが好ましい。押圧ラムを油圧作動で進出可能
にするならば、特に連結運動の終わりごろに大きな力を
付加することができる。
【0049】図15ないし図18は、油圧作動式押圧ラ
ムを有する油圧継手の好ましい実施形態を示す。動力連
結部は、通常、上述したようなやり方で可動式にあるい
は弾性的に載架されている。図15に示すように、押圧
ラム32は、板状の担持部材19と押圧ラム32の端面
との間に空気が存在する限り、その初期状態まで移動す
る。したがって、動力連結部は、最初に、両動力連結部
を互いに確実に垂直移動させる直線ガイドにより、ばね
32あるいは加えられた力の助けを借りて挿入される。
この点に関し、図16に示すように、載架用ばねの弾性
変形が発生する。
【0050】大きな力の場合でも両動力連結部を確実に
動作状態に維持するため、担持部材19を担持部材20
に対して隙間なく押圧させるよう担持部材19に対して
中心位置で押し当たる油圧式押圧ラム32が設けられて
いる。2つ以上の油圧式押圧部材32を設けてもよい。
図17に示すように、押圧ラム32は、プランジャピス
トン60と該プランジャピストン60を変位可能に案内
するシリンダライナ61とからなるピストンシリンダ構
造を備えている。シリンダライナ61は、液体不浸透に
工具に固定された動力連結部の担持部材62に螺入され
ている。図17に示すように、プランジャピストン60
は、ばね装置63により、実際には、肩部64がシリン
ダライナ側の肩部に向かって移動する突出状態に偏倚さ
れている。ばね装置63として、適切な厚さの円板ばね
を設けてもよい。円板ばねは、動力連結部が移動する際
に撓むことが可能な寸法になっている。プランジャピス
トン60に対する油圧作用により、あらゆる動作条件下
でも遊びのないしっかりした保持を実現することができ
る。この目的のため、プランジャピストン60あるいは
圧力室66が、圧力流体孔65を介して工具の油圧系統
に接続されている。図18に示すように、図示の実施形
態では、動力連結部のコネクタ71により、急速継手の
ブーム側から工具側へ4つの圧力媒体管路67、68、
69、70が案内されている。工具側の圧力媒体管路6
7、68、69、70は全て押圧ラム32の圧力室66
に接続されている。この点に関し、圧力媒体管路67、
68、69、70は、シャットル弁72、73、74を
介して対構成で合流されている。複式逆止弁の構成のシ
ャットル弁を使用することにより、常に、最高圧力を有
する圧力媒体管路が圧力媒体管路67、68、69、7
0から選択されるようにすることができる。したがっ
て、押圧ラム32の圧力室66内には、圧力媒体管路6
7、68、69、70に行き渡る圧力のうち最大の圧力
が常に加えられる。
【0051】プランジャピストンがその調整力を発生さ
せるプランジャピストンの有効面積は、コネクタ71の
断面積の合計よりも大きい。これにより、プランジャピ
ストンに対して常に最大の圧力を付与する回路と連係し
て、コネクタ内の圧力が及ぼす動力連結部を押圧して引
き離そうとする力よりも常に大きな保持力を確保するこ
とができる。
【0052】図17に示すように、プランジャピストン
60の端面に、ほぼ平坦な端面を有する圧力キャップ7
5が配置されている。これにより、プランジャピストン
60が担持部材19と常に面接触して、点接触の場合に
起こるような過度の面押圧を回避することができる。そ
の状況でも傾動を可能にするため、プランジャピストン
60の端面と圧力キャップ75とが接触する接続面76
は、圧力キャップ75とプランジャピストン60との間
の傾動を可能にするよう、回転方向に対称な丸みのある
表面になっている。それでも、プランジャピストン60
と圧力キャップ75との接触はなおも面接触である。
【0053】動作時には、上述したように、動力連結部
を押圧して引き離そうとする大きな力が部分的に発生す
る可能性がある。ここで、それを改善するため、両動力
連結部14、15に対する形状ロック式の係合を採用し
てもよい。
【0054】図12及び図13に示すように、動力連結
部14に、変位可能に取り付けられる横方向ボルト48
を設けてもよい。横方向ボルト48は、案内孔25内
に、すなわち、案内ボルト24が完全に押し込まれた状
態で狭窄部28が停止する領域に、接線方向に移動可能
に構成されている。図13に示すように、横方向ボルト
48は、様々な異なる径の部分を有していてもよい。ボ
ルト48が大径部分で案内孔25に挿入された場合は、
案内ボルト24が係止される。横方向ボルト48が狭径
部分で案内孔25に挿入された場合は、案内ボルト24
を押し込むことも出すことも可能である。横方向ボルト
48は、油圧作動可能であることが好ましい。あるい
は、係合解除のために油圧作動さえ起こせばよいよう
に、ばねによって係合状態に偏倚させることも可能であ
る。
【0055】さらに、両動力連結部14、15を形状ロ
ック式に係止するバー49を設けてもよい(図14)。
本発明の別の実施形態では、バー49を、動力連結部1
4の回動軸51を中心に回動可能に取り付けられた揺動
体として構成してもよい。バー49は、その一端に屈曲
状のフックを有し、このフックにより、対向する動力連
結部15の係止用突起52の後ろに係止可能になってい
る。バー49は、ばね50によりその係合位置に偏倚さ
れていることが好ましい。さらに、バー49には、油圧
シリンダ53が枢着されてバー49を非係合位置まで回
動させるようになっている(図14)。油圧シリンダ5
3は、油圧系に絶えず接続されるようにブーム側に配設
されることが好ましい。
【0056】図8は、両動力連結部14、15の別のマ
ウントを示す。この場合、両動力連結部は可動式に載架
されている。ブーム側急速継手部2に保持された動力連
結部14は、回動フラップ34上の横軸33に回動可能
に嵌め込まれる。回動フラップ34は、横軸33に対し
て平行でかつ間隔を置いた急速継手部5の回動軸35に
回りに回動可能に取り付けられている。あるいは、ばね
装置により、動力連結部14の中立位置を確保してもよ
い。
【0057】他方の動力連結部15は、工具側急速継手
部5に対して同様に可動式に載架されている。図示の実
施形態では、動力連結部15は、縦方向に変位可能に、
実際には、急速継手1の第1の係止用機軸7に平行な面
に取り付けられている。図8によれば、動力連結部15
は左から右に向かって移動可能であり、ばね36により
中立位置で保持される。
【0058】図9は、工具側に設けられた動力連結部1
5の別の可動式マウントを示す。このマウントは、第1
の係止用機軸7に対して近づく方向及び遠ざかる方向に
横軸37回りに回動可能な回動フラップ36に係止され
ており、動力連結部15自体は、傾動軸38回りにも回
動可能な回動フラップ36に係止されている。傾動軸3
8は、図9に示すように、横軸37に平行に延びてい
る。動力連結部15は、ばね39により、回動フラップ
36上の中立位置に保持される。
【0059】図10は、ブーム側急速継手部2に保持さ
れた動力連結部14の別の連結形態を示す。動力連結部
14は、第1の係止用機軸7に対して平行に延びる横方
向ボルト40に傾動可能に嵌合されている。さらに、動
力連結部14は、ボルト40に変位可能に取り付けられ
ている。また、動力連結部14は、ボルト40に対して
横方向に変位可能となるよう長孔41を有している。動
力連結部14は、ばね42によって中立位置に保持され
ている。さらに、両急速継手部2、5の回動時に動力連
結部14が対向する動力連結部15に向かって移動する
際に動力連結部14を予め心合せする上述の前調心手段
29が設けられている。
【0060】前調心用カム面31を備えた下側急速継手
部の上方突出片は、二重の機能を有している。すなわ
ち、同時に、互いに近づく方向に向かう両急速継手部を
強制的に適切な調心状態にする回動ガイド44を形成し
ている。46及び47は、対応する案内面を指す。
【0061】可動式の動力連結部のさらに別の形態のマ
ウントは、別途に図示しないが、可能である。例えば、
図1ないし図7に示すばね装置21のばねが弾性要素、
例えば、ゴム要素に置き換えられている場合には、弾性
マウントになりうる。さらに、自己調整マウントの代わ
りに、少なくとも一方の動力連結部を強制マウントにす
ることにより、両急速継手部2、5の回動を補償し、両
動力連結部間の正確な直線移動を実現することも可能で
ある。
【0062】本発明の急速継手によれば、大きな利点が
もたらされる。特に、油圧継手の係合を急速継手の係合
と同時に確保することができる。さらに、油圧継手13
は、一体的に組み込まれるのではなく用途に応じて変更
適合されるので、特に図示の構成と配置により、既存の
急速継手に後付けすることができる。油圧継手13の配
置により、保守及び修理時に近づきやすくなる。また、
油圧継手を急速継手に適合させるので、油圧継手のサイ
ズが変更可能になり、周囲環境に適応可能になる。特
に、複数の油圧系統を1個のコネクタブロックに集める
ことが可能になる。
【0063】急速継手の解離方向への移動時に一方の動
力連結部の弾性マウントが過度に引き離されるのを防止
するため、ストッパ80を設けてもよい。図19に示す
ように、ストッパ80は、解離時に弾性マウント式担持
部材19が移動する方向に位置する2個の突起によって
構成することができる。両ストッパ80が中央に配置さ
れること、すなわち、両ストッパ80が形成する直線が
動力連結部の案内ボルト24を通る中心線上に位置する
ことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対の機械式急速継手部と油圧継手を有し、機
械式急速継手部が2個の係止用機軸の一方とのみ係合状
態であり、油圧継手が未連結である状態を示す本発明の
実施形態にかかる急速継手の斜視図。
【図2】連結された油圧継手とともに回動後の両急速継
手部の状態で示す図1の急速継手の斜視図。
【図3】急速継手部を係止用機軸の一方にのみ係止した
状態の図1の急速継手を示す側面図。
【図4】両動力連結部が互いに係合状態になる直前の油
圧継手が示された急速継手の拡大部分断面図。
【図5】嵌合式の両コネクタが見えるように別の断面で
油圧継手が示された図4の急速継手の部分断面図。
【図6】油圧継手が完全に連結される直前の直線ガイド
の係合状態を示す拡大断面図。
【図7】完全に係合された状態の油圧継手を示す正面断
面図。
【図8】油圧継手の両動力連結部が可動式に載架された
本発明の別の実施形態にかかる急速継手を示す図。
【図9】本発明のさらに別の実施形態において回動フラ
ップに可動式に載架された動力連結部を示す拡大図。
【図10】両急速継手部の回動時に可動式に載架された
動力連結部をカム状の調心面を介して予め心合わせする
前調心手段が設けられた本発明のさらに別の実施形態に
かかる急速継手を示す側面図。
【図11】両動力連結部が互いに係合状態になる直前の
油圧継手が示された図4の急速継手の拡大部分断面図。
【図12】一方の動力連結部の案内ボルトが他方の動力
連結部の横方向ボルトによって保持されている完全係合
状態の油圧継手を示す正面断面図。
【図13】図12のA−A線に沿う断面図。
【図14】両動力連結部が回動可能に取り付けられたバ
ーによって形状ロック式に係止されている係合状態の油
圧継手を示す斜視図。
【図15】油圧作動式の押圧ラムを有する油圧継手の連
結直前の状態を示す本発明のさらに別の実施形態にかか
る急速継手の部分断面図。
【図16】油圧継手が移動を完了した状態を示す図15
の急速継手の部分断面図。
【図17】図15の押圧ラムの拡大部分断面図。
【図18】図15の急速継手における2個の押圧ラムを
作動させる回路を示す概略図。
【図19】図15の急速継手における油圧継手のうち下
方の可動式に載架された部分を示す斜視図。
【図20】両動力連結部の直線移動を強制する案内ボル
トを示す半断面図。
【符号の説明】
1 急速継手 2 ブーム側の急速継手部 3 ブームのシャフト 4 回動軸 5 工具側の急速継手部 6 回転機構 7 第1の係止用機軸 8 第2の係止用機軸 9 横方向ボルト 10 係止用フック 11 係止用ボルト 12 係止孔 13 油圧継手(動力回路継手) 14 ブーム側の動力連結部 15 工具側の動力連結部 16、17 担持部材 18 連結部材 19、20 担持部材 21 ばね装置 22 圧縮ばね 23 直線ガイド 24 案内ボルト(工具側の案内要素) 25 案内孔(ブーム側の案内要素) 26 頭部 27 案内部 28 狭窄部 29 前調心手段 30、31 調心面 32 押圧ラム 33 横軸 34 回動フラップ 35 回動軸 36 回動フラップ 37 横軸 38 傾動軸 39 ばね 40 横方向ボルト 41 長孔 42 ばね 43 圧縮ばね 44 回動ガイド 46、47 案内面 48 横方向ボルト 49 バー 50 ばね 51 回動軸 52 係止用突起 53 油圧シリンダ 60 プランジャピストン(シリンダ) 61 シリンダライナ 62 担持部材 63 ばね装置 64 肩部 65 圧力流体孔 66 圧力室 67、68、69、70 圧力媒体管路 71 コネクタ 72、73、74 シャットル弁(弁構成) 75 圧力キャップ 76 接続面
フロントページの続き (72)発明者 ロルフ ミーガー ドイツ国 キルヒドルフ−ウンターロフィ ンゲン デー−88457 フェルハイマーヴ ェーク 23 (72)発明者 トーマス ツィッターバルト ドイツ国 ディーテンハイム デー− 89165 フェーゼンマイヤーシュトラーセ 17 Fターム(参考) 2D012 HA03

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式掘削機等のブーム(3)に工具を
    連結する急速継手であって、 間隔を置いて配置された一対の第1及び第2の係止用機
    軸(7、8)を介して係合可能なブーム側の急速継手部
    (2)及び工具側の急速継手部(5)と、 工具側の動力コネクタをブーム側の動力コネクタに自動
    的に連結する動力回路継手(13)とを備え、 上記動力回路継手(13)は、 上記ブーム側の急速継手部(2)及び工具側の急速継手
    部(5)にそれぞれ配設され、上記両急速継手部(2、
    5)が上記第1の係止用機軸(7)回りに係合位置まで
    回動すると直ちに自動的に連結するよう構成されたブー
    ム側の動力連結部(14)及び工具側の動力連結部(1
    5)と、 上記両動力連結部(14、15)の連結時に、該両動力
    連結部(14、15)を互いに直線状に案内する直線ガ
    イド(23)とを備えていることを特徴とする急速継
    手。
  2. 【請求項2】 上記直線ガイド(23)は、上記動力回
    路継手(13)の閉成時、特に上記両動力連結部(1
    4、15)の係合前に互いに係合する少なくとも1つの
    ブーム側の案内要素(25)と少なくとも1つの工具側
    の案内要素(24)とを有している請求項1記載の急速
    継手。
  3. 【請求項3】 上記一方の動力連結部(15)に設けら
    れた少なくとも1つの案内ボルト(24)と、該案内ボ
    ルト(24)を受け入れるよう上記他方の動力連結部
    (14)に設けられた少なくとも1つの案内孔(25)
    とが、案内要素として設けられており、 上記案内ボルト(24)は、丸みをつけた頭部(26)
    と、円筒状の案内部(27)と、上記頭部と上記案内部
    との間に位置する狭窄部(28)とを有している請求項
    1または2記載の急速継手。
  4. 【請求項4】 上記案内ボルト(24)は、上記案内孔
    (25)を有する動力連結部(14)に設けられた移動
    可能な横方向ボルト(48)により、上記案内孔(2
    5)に押し込まれた位置で固定可能に構成されている請
    求項3記載の急速継手。
  5. 【請求項5】 上記両動力連結部の一方のみが、対応す
    る上記急速継手部に対して可動式に載架されている請求
    項1ないし4のいずれかに記載の急速継手。
  6. 【請求項6】 上記両動力連結部が、対応する上記急速
    継手部(2、5)に対してそれぞれ可動式に載架されて
    いる請求項1ないし3のいずれかに記載の急速継手。
  7. 【請求項7】 上記両動力連結部の一方(15)は、ば
    ね装置(21)、特に複数の圧縮ばね(22)からなる
    配列上に可動式に載架されている請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の急速継手。
  8. 【請求項8】 上記両動力連結部の一方(15)が傾動
    可能及び/または変位可能に取り付けられた押圧ラム
    (32)が設けられている請求項1ないし7のいずれか
    に記載の急速継手。
  9. 【請求項9】 上記押圧ラム(32)は、ばね(43)
    によって偏倚され縦方向に変位可能に取り付けられたボ
    ルトを有している請求項8記載の急速継手。
  10. 【請求項10】 上記押圧ラム(32)には、圧力媒体
    によって作動可能なシリンダが変位可能に取り付けられ
    ている請求項8記載の急速継手。
  11. 【請求項11】 上記シリンダ(60)は、連結される
    圧力媒体回路からの圧力媒体により、圧力媒体が作用す
    る有効シリンダ表面の上記連結方向に直交する方向のコ
    ネクタ(71)の領域において上記圧力媒体が作用する
    有効コネクタ表面に対する1より大きい面積比で作動さ
    れるようになっている請求項10記載の急速継手。
  12. 【請求項12】 上記シリンダ(60)と上記連結され
    る圧力媒体回路の複数の圧力媒体管路(67、68、6
    9、70)との間に、上記シリンダ(60)を最高圧力
    下に維持された圧力媒体管路に接続する弁構成(72、
    73、74)が設けられており、 上記シリンダ(60)は、上記弁構成により、上記圧力
    媒体管路と流体連通可能に構成されている請求項1ない
    し11のいずれかに記載の急速継手。
  13. 【請求項13】 上記シリンダ(60)は、工具側に位
    置する上記圧力媒体回路から圧力媒体が供給される請求
    項11または12記載の急速継手。
  14. 【請求項14】 上記シリンダ(60)は、上記連結さ
    れる圧力媒体回路とは別の圧力媒体回路から圧力媒体が
    供給される請求項10記載の急速継手。
  15. 【請求項15】 上記動力回路継手は、上記押圧ラム
    (32)により急速継手の回動に対して遅延した状態で
    移動可能に構成されている請求項1ないし14のいずれ
    かに記載の急速継手。
  16. 【請求項16】 上記押圧ラム(32)の一方の端面上
    には、圧力キャップ(75)が設けられており、上記押
    圧ラムと上記圧力キャップは、互いに相補形の丸みをつ
    けた表面形状によって傾動可能に接続されている請求項
    1ないし15のいずれかに記載の急速継手。
  17. 【請求項17】 上記両動力連結部の少なくとも一方
    (15)は、上記第1の係止用機軸(7)に対して平行
    な軸回りに傾動可能に構成されているか、上記第1の係
    止用機軸(7)に対してほぼ直交する方向に可動式に載
    架されているか、あるいはその両方である請求項1ない
    し16のいずれかに記載の急速継手。
  18. 【請求項18】 上記両急速継手部(2、5)の回動時
    に上記両動力連結部(14、15)を予め心合せする前
    調心手段(29)をさらに備え、 上記前調心手段(29)は、上記両急速継手部(2、
    5)の回動時に互いに摺動してずれる一対の調心面(3
    0、31)を有しており、上記調心面の一方は、上記可
    動式に載架された動力連結部(15)に配設され、上記
    調心面の他方は、上記他方の動力連結部(14)または
    上記対応する急速継手部(2)に配設されている請求項
    1ないし17のいずれかに記載の急速継手。
  19. 【請求項19】 上記両急速継手部(2、5)には、互
    いに近づく方向に回動する上記両急速継手部(2、5)
    を所望の位置整合状態に保持するかあるいは上記両急速
    継手部が位置不整合の状態で回動することを防止する回
    動ガイド(44)が設けられている請求項1ないし18
    のいずれかに記載の急速継手。
  20. 【請求項20】 上記回動ガイド(44)には、上記ブ
    ーム側の急速継手部(2)及び上記工具側の急速継手部
    (5)にそれぞれ上記第1の係止用機軸(7)から間隔
    を置いて配設され、上記両急速継手部(2、5)の上記
    第1の係止用機軸(7)回りの回動時に互いに滑ってず
    れるかあるいは互いに滑って通過する案内面(46、4
    7)が設けられている請求項19記載の急速継手。
  21. 【請求項21】 上記動力回路継手(13)は、上記両
    急速継手部(2、5)に後付け可能な組立体である請求
    項1ないし20のいずれかに記載の急速継手。
  22. 【請求項22】 上記動力回路継手(13)は、上記両
    係止用機軸(7、8)の外側に配置されている請求項1
    ないし21のいずれかに記載の急速継手。
  23. 【請求項23】 上記各急速継手部(2、5)は、上記
    両係止用機軸(7、8)に対してほぼ直交する方向に延
    びる2個の担持部材(16、17)を間隔を置いて備え
    ており、上記各動力連結部(14、15)は、対応する
    上記2個の担持部材(16、17)間に横方向に配置さ
    れている請求項1ないし22のいずれかに記載の急速継
    手。
  24. 【請求項24】 上記各動力連結部(14、15)は、
    ほぼ板状の担持部材(19、20)と、該板状の担持部
    材(19、20)に直交する方向に配設された嵌合式の
    連結部材(18)を備え、 上記担持部材(19、20)には、上記両動力連結部
    (14、15)を直線状に案内する案内ボルト(24)
    と案内孔(25)が接続固定されているかあるいは形成
    されている請求項1ないし23のいずれかに記載の急速
    継手。
  25. 【請求項25】 上記各動力連結部(14、15)は、
    複数の動力系統用の複数の連結部材(18)を有するコ
    ネクタブロックとして構成されている請求項1ないし2
    4のいずれかに記載の急速継手。
  26. 【請求項26】 連結状態の上記両動力連結部(14、
    15)を形状ロックにより係止するバー(49)をさら
    に備え、該バー(49)は、ばね及び/または油圧作動
    可能な手段により上記係止位置に偏倚されている請求項
    1ないし25のいずれかに記載の急速継手。
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