JP2002348798A - カールを防止した紙およびその製造方法 - Google Patents

カールを防止した紙およびその製造方法

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JP2002348798A
JP2002348798A JP2001161944A JP2001161944A JP2002348798A JP 2002348798 A JP2002348798 A JP 2002348798A JP 2001161944 A JP2001161944 A JP 2001161944A JP 2001161944 A JP2001161944 A JP 2001161944A JP 2002348798 A JP2002348798 A JP 2002348798A
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Masato Higashiyama
正人 東山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子写真用複写機などを用いて熱転写した後の
通紙カールを防止した紙およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】表面サイズプレス液の糊液として、アルデ
ヒド基を生成官能基とする酸化澱粉が塗布されたもので
あることを特徴とするカールを防止した紙。および表面
サイズプレスの方式としてゲートロールコーター方式
(以下、GRC方式と略す。)により、アルデヒド基を
生成官能基とする酸化澱粉を表面サイズプレス液の糊液
とし、液濃度10〜14重量%の該表面サイズプレス液
を用いて、該GRC方式のメタリングロール回転比を6
0〜80%の範囲で調節することにより製造することを
特徴とするカールを防止した紙の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用複写機
などを用いて熱転写した後のカール(以下、通紙カール
と略す。)を防止した紙およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、通紙カールを改善しようとす
る試みは各社各様の方法によって実施されている。例え
ば、特開平4−73297号公報では、紙の収縮比に着
目した通紙カールの改善を目的として、収縮比の抑制に
インクラインドサイズプレス方式(以下、ISP方式と
略す。)を用いていることが開示されている。各製紙メ
ーカーにおいても、通紙カールの優れた紙を製造するた
めに、低濃度、低粘度の表面サイズプレス液を用いたI
SP方式が採用されているのが実状である。しかしなが
ら、ISP方式では、低濃度、低粘度の表面サイズプレ
ス液のため、紙切れの発生、乾燥負荷の増加、抄速の低
下などの操業上の問題が多い。
【0003】これに対し、GRC方式では、高濃度の表
面サイズプレス液が用いられることから、ISP方式で
見られる操業上の問題は解消されるものの、紙中への浸
透性が少ないため、得られる通紙カールのレベルは劣る
ことが知られており、通紙カール性能が重要な紙の製造
においてGRC方式が用いられることは少ない。しかし
ながら、操業性の向上は各製紙メーカーにおいて重要な
課題であり、操業効率の高いGRC方式においても通紙
カールの優れた紙を製造できる技術の開発が必須である
ことは言うまでもない。
【0004】また、従来用いられている酸化澱粉の製造
方法は、コーンスターチの澱粉スラリーや澱粉糊化液
を、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤を用いて酸化反応さ
せる方法が一般的であり、いわゆる水系スラリーでの反
応処理により得られ、この酸化反応により得られる官能
基は、カルボキシル基であることが古くから知られてい
る。(以下、従来用いられている水系スラリー反応で得
られる酸化澱粉を”湿式酸化澱粉”と略す。)。湿式酸
化澱粉は、糊液濃度が高くなるに従って増粘化が大きく
なることが知られており、GRC方式に適した表面サイ
ズプレス液の液濃度の高いレベルにおいて高粘度となる
ことが、紙中への浸透性を低下させる要因であった。
【0005】本発明で用いられる表面サイズプレス液と
は、澱粉糊化液にサイズ性を付与する目的で添加される
表面サイズ剤と、数種の添加剤が添加混合された液を総
称するものである。通常、15重量%以上で糊化された
糊液に、表面サイズ剤が1重量%以下、添加剤がppm
オーダーで添加され、澱粉糊化液を主成分とするもので
ある。表面サイズプレス液の液濃度は、GRC方式やI
SP方式などの表面サイズプレス方式、および目的とす
る塗布量により、適宜15重量%以下に希釈して使用さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
サイズプレス液に用いられる糊液として、アルデヒド基
を生成官能基とする粘性の低い酸化澱粉を用いることに
より、紙中への浸透性を高め、GRC方式でもISP方
式と遜色ないレベルを有し、電子写真用複写機などを用
いて熱転写した後の通紙カールを防止した紙、およびそ
の製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記に鑑み
鋭意研究した結果、本発明のカールを防止した紙および
その製造方法を発明するに至った。
【0008】即ち、本発明のカールを防止した紙は、表
面サイズプレス液の糊液として、アルデヒド基を生成官
能基とする酸化澱粉が塗布されたものであることを特徴
とするものである。
【0009】また、本発明のカールを防止した紙の製造
方法は、表面サイズプレスの方式としてゲートロールコ
ーター方式(以下、GRC方式と略す。)により、アル
デヒド基を生成官能基とする酸化澱粉を表面サイズプレ
ス液の糊液とし、液濃度10〜14重量%の該表面サイ
ズプレス液を用いて、該GRC方式のメタリングロール
回転比を60〜80%の範囲で調節することにより製造
することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】近年の抄紙機械の高速化に伴い、
表面サイズプレスの方式は、従来技術であるISP方式
から、GRC方式への切り替えが進んでいる。
【0011】ISP方式とは、2本のロール(アプリケ
ーターロール)間のニップに表面サイズプレス液を供給
し、その液溜まり部(以下、ポンドと略す。)に紙をど
ぶ浸けして通紙することにより両面塗布を行う方式であ
る。ISP方式では、ロール本数が2本のみであること
から、投資額と所用スペース、維持費が比較的少なくて
済むという利点があるが、短所について多くの指摘がな
されている。
【0012】ISP方式において、表面サイズプレス液
は、回転するロールによってニップに引き込まれるが、
ニップを通過する液量はニップ圧によって制限されるこ
とから、ニップを通過できない液は上方に逆流すること
になる。この逆流の速度は、流体力学的な力となり、抄
紙機械が高速になるほど大きくなって、ある速度以上に
なると表面サイズプレス液が、ポンドの液面を破っては
ね飛ぶ”ボイリング”と呼ばれる現象が発生する。
【0013】ボイリングが発生すると、表面サイズプレ
ス液の塗布量が幅方向不均一となったり、さらに、ポン
ドにおいて紙にかかる表面サイズプレス液の重量分布も
幅方向不均一となるため、紙切れの要因ともなる。ボイ
リングを防止するために、表面サイズプレス液の濃度を
2〜4重量%の低濃度に抑えて低粘度化することによ
り、流体力学的な力を抑えたり、ロール径を大きくした
りする対策が取られているが、過度の低濃度化は、IS
P方式がどぶ浸け方式であるため、紙中への低濃度液の
浸透が増大することとなり、紙力の大幅な低下による紙
切れや、サイズプレス後のアフタードライヤーでの乾燥
能力の不足という大きな問題を引き起こし、一般的には
800m/分がISP方式での速度の上限と言われてい
る。
【0014】また、ISP方式による塗布量の調整は、
ボイリングが発生しない範囲での表面サイズプレス液の
液濃度の調整と、若干のアプリケーターロール加圧力調
整のみであり、どぶ浸けのため、事実上の塗布量の微妙
な調整は困難である。
【0015】以上のようなISP方式での問題点を解決
するために登場したのが、GRC方式である。GRC方
式は、片側3本ずつの合計6本のロールからなり、表面
サイズプレス液は外側2本のロール(ファンテンロール
とメタリングロール)間の1次ニップに供給されてポン
ドを形成し、ついでメタリングロールと紙に接するアプ
リケーターロール間の2次ニップで液膜を均一にならさ
れた後、紙に転写塗布する方式である。
【0016】GRC方式による塗布量の調整は、表面サ
イズプレス液の液濃度の調整と、メタリングロール回転
比の調節との組み合わせによって、ISP方式に比較し
て広範囲にわたって微妙な変更が可能である。つまり、
表面サイズプレス液の液濃度が一定であればメタリング
ロール回転比の増減によって、さらにメタリングロール
回転比が一定であれば表面サイズプレス液の液濃度の増
減によって、塗布量を変化させることができる。ただ
し、表面サイズプレス液の液粘度の違いによりロールへ
の転写量が異なるため、メタリングロール回転比は液種
により微妙に変化する。
【0017】メタリングロール回転比には、ロール保護
やミスト発生、さらに均一な塗布面を得るために適性な
回転比が存在する。つまり、アプリケーターロールとの
間に回転比差をつけることにより、激しい剪断力を受け
ることになり、60%未満の過度の低回転比での操業
は、クラックの発生によるロール損傷が懸念される。し
かし、80%以下の回転比ではアプリケーターロールよ
り若干低い回転比とすることにより、表面サイズプレス
液を均一に練り上げロールに転写させることが可能とな
る。一方、80%より高い回転比では、この均一化は行
われず紙表面に均一に塗布することができない。さら
に、80%以下に下げることによりファウンテンロール
とメタリングロール間のポンド部から発生するミストを
抑制することが可能である。ミストの発生は、GRC廻
りの露溜まりや澱粉粕塗布の原因となり、これらの落下
による紙切れの発生につながることもある。このことか
ら、本発明では、メタリングロール回転比は60〜80
%の範囲で調節するものとする。
【0018】電子写真用紙での表面サイズプレス液の塗
布量は、面強度やサイズ性の確保のため、1.3〜1.
5g/m2塗布されるのが一般的である。メタリングロー
ルの適性回転比が60〜80%であり、塗布量が1.3
〜1.5g/m2であることから、塗布される表面サイズ
プレス液の液濃度は必然的に決定されることとなる。
【0019】つまり、本発明における乾式酸化澱粉にお
いて、塗布量1.3g/m2では、メタリングロール回転
比60%で操業した場合、表面サイズプレス液の液濃度
は12重量%としなければ1.3g/m2の塗布量は確保
できない。また、メタリングロール回転比80%で操業
した場合、表面サイズプレス液の液濃度は10重量%と
しなければ1.3g/m2の塗布量は確保できないことと
なる。
【0020】塗布量1.4g/m2では、メタリングロー
ル回転比60%で操業した場合、表面サイズプレス液の
液濃度は13重量%としなければ1.4g/m2の塗布量
は確保できない。また、メタリングロール回転比80%
で操業した場合、表面サイズプレス液の液濃度は11重
量%としなければ1.4g/m2の塗布量は確保できない
こととなる。
【0021】塗布量1.5g/m2では、メタリングロー
ル回転比60%で操業した場合、表面サイズプレス液の
液濃度は14重量%としなければ1.5g/m2の塗布量
は確保できない。また、メタリングロール回転比80%
で操業した場合、表面サイズプレス液の液濃度は12重
量%としなければ1.5g/m2の塗布量は確保できない
こととなる。
【0022】このように、規定塗布量1.3〜1.5g
/m2を確保しながら、メタリングロールの適性回転比6
0〜80%で操業するためには、表面サイズプレス液の
液濃度は10〜14重量%となる。
【0023】GRC方式は、ISP方式と比較して紙部
でのポンドがないことから、幅方向において安定であ
る。また、転写塗布のため、表面サイズプレス液の10
〜14重量%の高濃度化が可能となり、表面サイズプレ
ス液の紙中への浸透が少ないことから、紙力の低下がな
く、アフタードライヤーでの乾燥負荷を軽減できる。こ
のことは、GRC方式では紙切れが少なく、高速塗布に
適していることを示すものである。
【0024】以上のように、紙切れの抑制や、高速高濃
度塗布が可能であるなど、操業的な利点が多いことか
ら、現在多くの製紙メーカーではISP方式からGRC
方式への切り替えがなされている。
【0025】しかしながら、本発明において問題とする
通紙カールに関して、GRC方式はISP方式に比較し
て、得られる通紙カールの性能は非常に劣るものであ
り、操業性で得られる効果とは相反する結果となること
が知られている。
【0026】これは、ISP方式とGRC方式の塗布方
法の違いによるところが大きい。表面サイズプレス液を
塗布される前の紙内部が有する応力ひずみは、プレドラ
イヤーでの乾燥収縮により強固な繊維間結合が維持され
たまま蓄積された状態にあるためである。
【0027】ISP方式では、低濃度、低粘度の表面サ
イズプレス液によるどぶ浸け塗布のため、紙中への表面
サイズプレス液の浸透が増大され、繊維間結合が緩和さ
れることから、塗布前の紙内部が有していた応力ひずみ
は開放され、部分的に発生した変形が紙全体へと伝達さ
れにくくなる。このことが、ISP方式で塗布された紙
は、非常に良好な通紙カール性能が得られる要因であ
る。
【0028】逆にGRC方式では、高濃度の表面サイズ
プレス液による転写塗布のため、紙中への表面サイズプ
レス液の浸透は少なく、紙表面にフィルム状に表面サイ
ズプレス液が留まった状態となる。このフィルムは、表
面強度の向上には大きく寄与するが、いかんせん紙中へ
の表面サイズプレス液の浸透が少ないことから、塗布前
の紙内部が有する応力ひずみは開放されず、また強固な
繊維間結合も維持された状態のため、部分的に発生した
変形でも紙全体に伝達されやすい紙となる。さらに、紙
表面にフィルム状に留まった表面サイズプレス液は、僅
かな表裏での塗布量の差や表裏での水分の吸脱湿の差に
より、あたかもバイメタルのような挙動を簡単に起こす
ようになる。このことが、GRC方式で塗布された紙の
通紙カールが悪化する要因となっている。
【0029】以上のように、表面サイズプレス液の紙中
への浸透性を増さない限りGRC方式において、ISP
方式と同レベルの通紙カールが良好な紙を得ることは非
常に困難と言わざるを得ない。
【0030】GRC方式を採用するに当たって、単純
に、従来用いられている湿式酸化澱粉を用いた表面サイ
ズプレス液の濃度を10重量%未満に下げて低粘度化
し、浸透性を向上する方法も考えられる。しかし、GR
C方式は、メタリングロール回転比によって塗布量調節
を行うため、事実上、浸透性が増す粘度まで濃度を下げ
てしまうと、規定塗布量を確保するためのメタリングロ
ール回転比は上限オーバーとなり事実上の操業は不可能
である。ミストの発生防止、ロール保護の点から、メタ
リングロール回転比は80%が上限である。また、製紙
メーカーで自製している低粘度の自家変性澱粉を用いる
方法では、糊液の老化が早く高濃度での保存が困難であ
り、表面強度が劣るなどの問題があることから、一般に
塗布量の少ないコート原紙には用いられるが、電子写真
用転写紙のような紙には用いられることはない。
【0031】そこで本発明では、GRC方式のメタリン
グロール回転比の調節で、塗布可能な10〜14重量%
の濃度まで表面サイズプレス液の液濃度を高くしても増
粘せずに低粘度を維持し、紙中への浸透性が高く、さら
に従来通りの使い勝手の良さや面強度、サイズ性の維持
ができる酸化澱粉を用いることが必要となる。
【0032】本発明では、GRC方式においても表面サ
イズプレス液の紙中への浸透性を上げるために、従来技
術である表面サイズプレス液に用いられる糊液として、
カルボキシル基を生成官能基とした湿式酸化澱粉を用い
るのではなく、アルデヒド基を生成官能基とした酸化澱
粉を用いることにより、高濃度でも増粘せずに低粘度を
維持し紙中への浸透性が高い効果が得られることに着目
した。
【0033】本発明におけるアルデヒド基を生成官能基
とした酸化澱粉とは、湿式酸化澱粉のような水系スラリ
ーでの酸化還元反応を行わない乾式培焼法により製造さ
れる酸化澱粉を示すものであり、本発明ではこれを”乾
式酸化澱粉”と称する。一般には、コーンスターチに酸
化還元物(例えば、過酸化水素水など。)をスプレーな
どにより散布、均一に混合含浸させた後、ベルトドライ
ヤーなどの乾式培焼装置により加熱反応処理させるもの
である。この酸化反応により得られる官能基は、アルデ
ヒド基であり、湿式酸化澱粉のようにカルボシキル基生
成まで進行していないという特徴が知られている。
【0034】一般に乾式酸化澱粉は、同一濃度の湿式酸
化澱粉に較べてはるかに低粘度であり、糊液濃度が高く
なっても増粘が小さいという特徴がある。この増粘が小
さいことにより、表面サイズプレス液の糊液として乾式
酸化澱粉を用いた場合に、高濃度を保ったままで紙中へ
の浸透性を上げることが可能となる。つまり、表面サイ
ズプレス液に用いられる糊液として低粘度である乾式酸
化澱粉を用いることにより、ISP方式のようなどぶ浸
け塗布に近づけることができる。紙中への表面サイズプ
レス液の浸透が増大され、繊維間結合が緩和されること
から塗布前の紙内部が有していた応力ひずみは開放さ
れ、部分的に発生した変形が伝わりにくい紙となる。
【0035】乾式酸化澱粉では、紙中への浸透性が高い
ことから湿式酸化澱粉のように紙表面にフィルム状に留
まりにくい。このことから、紙表面強度の低下が懸念さ
れやすいが、生成官能基であるアルデヒド基が架橋結合
し、強固な被膜を形成するため、湿式酸化澱粉における
紙表面強度と較べても遜色ないレベルを維持できる。さ
らに、表面サイズプレス液に含まれるサイズ剤も乾式澱
粉と共に紙中へ浸透するため、サイズ性の低下も起こる
ことはない。
【0036】湿式酸化澱粉でも10重量%以下に表面サ
イズプレス液の液濃度を下げることにより、低粘度化は
可能であるが、これをGRC方式に採用した場合には、
表面サイズプレス液の液濃度低下による塗布量減を補う
ため、メタリングロール回転比の大幅な増加が必要であ
り、上限オーバーとなって事実上の操業は不可能であ
る。ミストの発生防止、ロール保護の点から、メタリン
グロール回転比は80%が上限である。また、製紙メー
カーで自製している自家変性澱粉も低粘度であるが、糊
液の老化が早く、高濃度での保存が困難であり、強度が
劣るなどの問題がある。
【0037】この点、乾式酸化澱粉は、10〜14重量
%の高濃度の糊液でも低粘度であるため、GRC方式で
はメタリングロール回転比の調節により規定塗布量の確
保が可能であり、表面強度、サイズ性も維持しながら紙
中への浸透性も向上させ、通紙カールの良好な紙を得る
ことができる。
【0038】乾式酸化澱粉からなる糊液は、従来から用
いられている湿式酸化澱粉の糊液と全く同様の糊化方法
により得ることができ、使い勝手が良い。つまり、澱粉
スラリーは、攪拌装置を備えた加温容器により85〜9
5℃で一定時間保持するか、ジェットクッカーにより加
熱蒸気を加え、130〜160℃に加温しながら通過さ
せることで簡単に糊化できる。
【0039】カールの発生は、コピー時の通紙トラブル
の一因(紙詰まり、排紙収容性不良)ともなり、またコ
ピー後の積み姿の悪さゆえ客先でのクレームともなる。
また、製造メーカーにおける操業性向上の点からも、G
RC方式による高速高濃度塗布も必要不可欠である。こ
のことから、表面サイズプレス液に用いられる糊液とし
て、アルデヒド基を生成官能基とした酸化澱粉である乾
式酸化澱粉を用いることにより、GRC方式を用いて製
造しても、カールの小さな寸法安定性の良い紙を製造で
きることは非常に有益である。
【0040】ここでいう、表面サイズプレス液に用いら
れる糊液として、アルデヒド基を生成官能基とした酸化
澱粉を用いることにより、GRC方式を用いて製造して
も通紙カール性の良い紙が得られるという事実は、実際
にサンプルを通紙コピーしたカール結果から得られたも
のである。
【0041】本発明のカールを防止した紙には、化学パ
ルプ、高収率パルプ、脱墨パルプ、填料、染料、サイズ
剤、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、定着剤、歩留ま
り向上剤など、通常抄紙で用いられるパルプ、添加剤を
必要に応じて含むものとする。
【0042】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明の効果を説明
するが、これによって本発明が何ら限定されるものでは
ない。実施例中、%は重量%を示す。
【0043】実施例1 表面サイズプレス液の糊液として乾式酸化澱粉(王子コ
ーンスターチ社製試作品)を用い、GRC方式にて塗布
を行った。クッカーにて糊化した17%の乾式酸化糊液
に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppmを添
加後、温水にて希釈し10%の表面サイズプレス液を得
た。メタリングロール回転比を80%とし実施例1の紙
を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙
カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の
塗布量は1.3g/m2であり、表面サイズプレス液の温
度は60℃である。
【0044】実施例2 表面サイズプレス液の糊液として乾式酸化澱粉(王子コ
ーンスターチ社製試作品)を用い、GRC方式にて塗布
を行った。クッカーにて糊化した17%の乾式酸化糊液
に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppmを添
加後、温水にて希釈し11%の表面サイズプレス液を得
た。メタリングロール回転比を74%とし実施例2の紙
を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙
カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の
塗布量は1.4g/m2であり、表面サイズプレス液の温
度は60℃である。
【0045】実施例3 表面サイズプレス液の糊液として乾式酸化澱粉(王子コ
ーンスターチ社製試作品)を用い、GRC方式にて塗布
を行った。クッカーにて糊化した17%の乾式酸化糊液
に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppmを添
加後、温水にて希釈し12%の表面サイズプレス液を得
た。メタリングロール回転比を69%とし実施例3の紙
を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙
カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の
塗布量は1.4g/m2であり、表面サイズプレス液の温
度は60℃である。
【0046】実施例4 表面サイズプレス液の糊液として乾式酸化澱粉(王子コ
ーンスターチ社製試作品)を用い、GRC方式にて塗布
を行った。クッカーにて糊化した17%の乾式酸化糊液
に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppmを添
加後、温水にて希釈し13%の表面サイズプレス液を得
た。メタリングロール回転比を65%とし実施例4の紙
を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙
カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の
塗布量は1.4g/m2であり、表面サイズプレス液の温
度は60℃である。
【0047】実施例5 表面サイズプレス液の糊液として乾式酸化澱粉(王子コ
ーンスターチ社製試作品)を用い、GRC方式にて塗布
を行った。クッカーにて糊化した17%の乾式酸化糊液
に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppmを添
加後、温水にて希釈し14%の表面サイズプレス液を得
た。メタリングロール回転比を60%とし実施例5の紙
を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙
カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の
塗布量は1.5g/m2であり、表面サイズプレス液の温
度は60℃である。
【0048】比較例1 表面サイズプレス液の糊液として、従来技術である湿式
酸化澱粉(日本食品加工社製)を用い、GRC方式にて
塗布を行った。クッカーにて糊化した17%の湿式酸化
糊液に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppm
を添加後、温水にて希釈し12%の表面サイズプレス液
を得た。メタリングロール回転比を65%とし比較例1
の紙を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに
通紙カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス
液の塗布量は1.4g/m2であり、表面サイズプレス液
の温度は60℃である。
【0049】比較例2 表面サイズプレス液の糊液として、従来技術である湿式
酸化澱粉(日本食品加工社製)を用い、GRC方式にて
塗布を行った。クッカーにて糊化した17%の湿式酸化
糊液に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppm
を添加後、温水にて希釈し11%の表面サイズプレス液
を得た。メタリングロール回転比を69%とし比較例2
の紙を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに
通紙カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス
液の塗布量は1.4g/m2であり、表面サイズプレス液
の温度は60℃である。
【0050】比較例3 表面サイズプレス液の糊液として、従来技術である湿式
酸化澱粉(日本食品加工社製)を用い、GRC方式にて
塗布を行った。クッカーにて糊化した17%の湿式酸化
糊液に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppm
を添加後、温水にて希釈し10%の表面サイズプレス液
を得た。メタリングロール回転比を77%とし比較例3
の紙を得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに
通紙カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス
液の塗布量は1.3g/m2であり、表面サイズプレス液
の温度は60℃である。
【0051】比較例4 表面サイズプレス液の糊液として、従来技術である湿式
酸化澱粉(日本食品加工社製)を用い、GRC方式にて
塗布を行った。クッカーにて糊化した17%の湿式酸化
糊液に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppm
を添加後、温水にて希釈し9%の表面サイズプレス液を
得た。澱粉塗布量確保のため、メタリングロール回転比
をアップするも上限オーバーとなり、85%にて保持と
したことから澱粉塗布量は1.2g/m2しか塗布できな
かった。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙
カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の
温度は60℃である。
【0052】比較例5 表面サイズプレス液の糊液として、従来技術である湿式
酸化澱粉(日本食品加工社製)を用い、GRC方式にて
塗布を行った。クッカーにて糊化した17%の湿式酸化
糊液に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppm
を添加後、温水にて希釈し8%の表面サイズプレス液を
得た。澱粉塗布量確保のため、メタリングロール回転比
をアップするも上限オーバーとなり、85%にて保持と
したことから澱粉塗布量は1.1g/m2しか塗布できな
かった。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙
カールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の
温度は60℃である。
【0053】比較例6 表面サイズプレス液の糊液として、従来技術である湿式
酸化澱粉(日本食品加工社製)を用い、ISP方式にて
塗布を行った。クッカーにて糊化した17%の湿式酸化
糊液に表面サイズ剤0.3%および添加剤100ppm
を添加後、温水にて希釈し4%の表面サイズプレス液を
得た。得られた紙の表面強度、サイズ性、さらに通紙カ
ールの測定を行った。この時の表面サイズプレス液の塗
布量は1.4g/m2であり、表面サイズプレス液の温度
は60℃である。
【0054】比較例7 表面サイズプレス液の糊液として、自家変性澱粉を用
い、変性可能濃度である表面サイズプレス液の液濃度8
%としGRC方式にて塗布を行った。澱粉塗布量確保の
ため、メタリングロール回転比をアップするも上限オー
バーとなり、85%にて保持としたことから澱粉塗布量
は1.1g/m2しか塗布できなかった。得られた紙の表
面強度、サイズ性、さらに通紙カールの測定を行った。
この時の表面サイズプレス液の温度は60℃である。
【0055】上記、実施例1〜5および比較例1〜7に
おける製造条件、得られた紙の表面強度、サイズ性、さ
らに通紙カールについて、下記の評価方法により評価
し、その結果を下記表1に示した。
【0056】評価方法: <通紙カール>通紙カールは、得られた紙をA4サイズ
に断裁し、100枚連続通紙後、平面に置いた四隅のカ
ール高さの最大値を測定した。複写機はNP−3050
(キャノン社製)を用いた。単位はmmである。評価は
下記の基準で評価し、◎および○を許容範囲、△、×は
不可とした。 ◎:20mm以下 ○:〜24mm △:〜28mm ×:29mm以上
【0057】<表面強度>表面強度は、RI印刷適性試
験機(RI−I型 明製作所製)を用い、ピッキングが
発生しないものを◎、若干見られるものの実用上差し支
えないものを○、完全に取られてはいないが実用上不可
なものを△、完全に取られるものを×とした。
【0058】<ステキヒトサイズ>ステキヒトサイズ
は、JIS P8122に従って測定した。単位は、秒
である。
【0059】
【表1】
【0060】評価:本発明の実施例1〜5と比較例1〜
7の結果から、表面サイズプレス液に用いられる糊液と
して、アルデヒド基を生成官能基とした乾式酸化澱粉を
用いることにより、高濃度、低粘度の表面サイズプレス
液を得ることができ、乾式酸化澱粉を用いた表面サイズ
プレス液の液濃度を10〜14重量%の範囲に、メタリ
ングロール回転比を60〜80%の範囲に調節すること
により、GRC方式においても通紙カールの発生が抑制
されることがわかる。また、表面強度、サイズ性におい
ても優れた効果を得ることができる。
【0061】本発明の実施例1〜5と比較例4〜5の結
果から、湿式酸化澱粉の糊液濃度を低濃度とし低粘度化
することにより、紙中への浸透性を増大させようとして
も、メタリングロール回転比は上限85%をオーバー
し、事実上の操業は不可能である。また、規定澱粉塗布
量の確保もできず、表面強度の低下を招く結果となり、
通紙カールへの効果も充分ではない。これは比較例7の
自家変性澱粉の場合と同様である。さらに、比較例6の
ISP方式で得られる通紙カールのレベルは良いが、抄
速が遅く非常に生産性が悪いことがわかる。
【0062】
【発明の効果】上記結果から明らかなように、本発明の
カールを防止した紙は、アルデヒド基を生成官能基とし
た乾式酸化澱粉を用いることによりカールを防止するこ
とができ、またその製造方法によれば、表面サイズプレ
ス液に用いられる糊液として、アルデヒド基を生成官能
基とした酸化澱粉を原紙に塗布し、表面サイズプレス液
の液濃度を10〜14重量%の範囲に、かつメタリング
ロール回転比を60〜80%の範囲に調節することによ
り、GRC方式でもカールの発生を抑制することができ
るという優れた効果を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面サイズプレス液の糊液として、アル
    デヒド基を生成官能基とする酸化澱粉が塗布されたもの
    であることを特徴とするカールを防止した紙。
  2. 【請求項2】 カールを防止した紙の製造方法におい
    て、表面サイズプレスの方式としてゲートロールコータ
    ー方式(以下、GRC方式と略す。)により、アルデヒ
    ド基を生成官能基とする酸化澱粉を表面サイズプレス液
    の糊液とし、液濃度10〜14重量%の該表面サイズプ
    レス液を用いて、該GRC方式のメタリングロール回転
    比を60〜80%の範囲で調節することにより製造する
    ことを特徴とするカールを防止した紙の製造方法。
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