JP2002347954A - 給紙カセットおよび給紙装置 - Google Patents

給紙カセットおよび給紙装置

Info

Publication number
JP2002347954A
JP2002347954A JP2001157286A JP2001157286A JP2002347954A JP 2002347954 A JP2002347954 A JP 2002347954A JP 2001157286 A JP2001157286 A JP 2001157286A JP 2001157286 A JP2001157286 A JP 2001157286A JP 2002347954 A JP2002347954 A JP 2002347954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
bottom plate
locking
cassette
front side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001157286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3785951B2 (ja
Inventor
Hiroyoshi Ogawa
浩賀 小川
Takashi Toda
隆士 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001157286A priority Critical patent/JP3785951B2/ja
Publication of JP2002347954A publication Critical patent/JP2002347954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3785951B2 publication Critical patent/JP3785951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】給紙カセットの着脱がスムーズで衝撃音も少な
く、用紙の補給も底板を手で押し下げることなく可能な
低コストの給紙カセットと給紙装置を提供する。 【解決手段】上下方向に延びる長孔42と長孔42下部
に形成された係止部44とを有する用紙収納箱40、用
紙収納箱40に収容され後側を支点として前側が上下に
回動自在であって外部に突出するガイドピン48が左右
に設けられた、用紙の下敷きとなる底板43、底板前側
46を上方に付勢する付勢部材47、およびガイドピン
48それぞれに嵌め込まれた、底板前側46が下方に押
し下げられたときに係止部44に係止する係止爪と、長
孔の壁51に弾性的に撓んだ状態で接触して係止爪を係
止部44との係合方向に付勢する弾性アームとが一体的
に成形された係止部材49を備えた給紙カセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
などに用いられる給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタなど電子写真方
式の画像形成装置に用いられる給紙装置は、サイズが異
なる用紙を収納する給紙カセットと、その給紙カセット
に収納された用紙を1枚ずつ引き出して送り出す用紙送
出機構を備えた給紙装置本体とにより構成されている。
給紙カセットは、用紙収納箱と収納された用紙を上方に
押上げるために上方に付勢された底板とを備えており、
給紙のときには最上紙が絶えず給紙カセットの押さえ爪
に当たるように構成されているが、給紙カセットを給紙
装置本体部から引き出して用紙を補給するときには底板
を押し下げ、底板を用紙収納箱にロックしてから行なっ
ている。
【0003】底板を、手で押し下げる方法もあるが、操
作性が悪いことから、底板両側にガイドピンを設けると
ともに給紙装置本体にカムやガイドレールを設け、ガイ
ドピンをカムもしくはガイドレールに沿って両側面を下
方に案内して底板を押し下げ、ロックする方法が広く用
いられている。
【0004】特開平6−271102号公報には、給紙
カセットの底板の給紙方向前部にガイドピンを設けると
ともに給紙カセットにガイドピンが上下する通孔部を設
けるとともに、給紙装置本体側に給紙カセットの着脱方
向に延びるガイドレールを設け、このガイドレールによ
りガイドピンを案内して底板を押し下げる技術が開示さ
れている。
【0005】この方法によれば、給紙カセットの着脱に
連動して底板を押し下げることが可能である。
【0006】しかし、ガイドピンとガイドレールとの間
に摩擦が発生し、給紙カセットを着脱するのにかなりの
力が必要である上、耐久性が低下する恐れがある。
【0007】実開平6−18340号公報には、用紙カ
セットの底板と一体化されたシャフトが用紙カセット側
面に設けられた孔から突き出しており、収納室には用紙
カセットを引き出すときにシャフトを押し下げるカムが
設けられ、用紙カセットの出し入れに連動させて底板を
押し下げることができる技術が開示されている。
【0008】この方法においても、ガイドピンとガイド
レールとの間に摩擦が発生し、用紙カセットを出し入れ
するのにかなりの力が必要である上、耐久性が低下する
恐れがある。さらに、底板のロック解除を給紙カセット
の終端部で行なっており、用紙が少ないときには底板上
昇時の衝撃音が大きい上、衝撃により給紙カセット自体
を破損する恐れもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、給紙カセットの着脱がスムーズで衝撃音も少な
く、記録用紙の補給も底板を手で押し下げることなく行
なえる低コストの給紙カセットおよび給紙装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の給紙カセットは、引出し状に構成され、左右側面そ
れぞれに形成された上下方向に延びる長孔と該長孔下部
に形成された所定の係止部とを有する用紙収納箱、上記
用紙収納箱に収容され給紙方向後側を支点として前側が
上下に回動自在であって上記長孔から外部に突出するガ
イドピンが左右に設けられた、積載される用紙の下敷き
となる底板、上記底板前側を上方に付勢する付勢部材、
および上記ガイドピンそれぞれに嵌め込まれた、上記底
板前側が下方に押し下げられたときに上記係止部に係止
する係止爪と、上記長孔の壁に弾性的に撓んだ状態で接
触して上記係止爪を上記係止部との係合方向に付勢する
弾性アームとが一体的に成形された係止部材を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】ここで、上記係止部材は、回転可能に前記
ガイドピンそれぞれに嵌め込まれたものであることが好
ましい。
【0012】上記目的を達成する本発明の給紙装置は、
引出し状に構成され、左右側面それぞれに形成された上
下方向に延びる長孔と該長孔下部に形成された所定の係
止部とを有する用紙収納箱、上記用紙収納箱に収容され
給紙方向後側を支点として前側が上下に回動自在であっ
て上記長孔から外部に突出するガイドピンが左右に設け
られた、積載される用紙の下敷きとなる底板、上記底板
前側を上方に付勢する付勢部材、および上記ガイドピン
それぞれに嵌め込まれた、上記底板前側が下方に押し下
げられたときに上記係止部に係止する係止爪と、上記長
孔の壁に弾性的に撓んだ状態で接触して上記係止爪を上
記係止部との係合方向に付勢する弾性アームとが一体的
に成形された係止部材を備えた給紙カセットと、上記給
紙カセットを収容する収容室、上記収容室の両側壁に設
けられ該収容室に収容された給紙カセットの引き抜きに
あたり該給紙カセットの前記ガイドピンを押し下げて所
定の係合位置において上記係止部材の係止爪を上記係止
部に係合させるガイドレール、および上記収容室に収容
された給紙カセットに収容された用紙を1枚ずつ送り出
す用紙送出機構を備えた給紙装置本体とを有することを
特徴とする。
【0013】ここで、上記給紙装置の上記給紙カセット
は、上記ガイドピンそれぞれに軸着され上記ガイドレー
ルに接触する円筒部材を備えたものであることが好まし
い。
【0014】また、上記給紙装置本体は、上記収容室へ
の前記給紙カセットの収容方向に関し、上記係合位置よ
りも奥側の前記ガイドレールが設置された領域内いずれ
かの位置に、上記収容室への上記給紙カセットの収容の
際に上記係止部材に接触して該係止部材の係止爪の上記
係止部への係合を外す係合解除部材を備えたことも好ま
しい態様である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0016】図1は、本発明の給紙カセットおよび給紙
装置の実施形態を備える一例として示す画像形成装置の
概略外観図である。
【0017】図1に示す画像形成装置は、筐体31に収
容され、入力された画像データに基づいて所定のプリン
ト画像を出力する本体部26と、記録用紙を収容すると
ともに1枚づつ本体部26に記録用紙を給紙する給紙装
置29と、給紙装置29に上下2段に収容され記録用紙
を収納する給紙カセット22とにより構成されている。
本体部26には、プリントされた記録用紙を外部に排出
する排出口36があり、筐体31の周囲は外装カバー3
7で囲われ外装カバー37は取り外しができる構造にな
っている。
【0018】図2は、本発明の給紙カセットおよび給紙
装置の実施形態を備える一例として示す画像形成装置の
概略構成図である。
【0019】図2に示す画像形成装置は、入力された画
像データに所定の画像処理を施す画像処理部1、画像形
成装置全体を制御する制御部3、画像処理部1および制
御部以外の、記録用紙に画像を形成する画像形成部とで
構成され筐体31に収容された本体部32と、給紙カセ
ット22と給紙カセット22を収容するカセット収容室
30および用紙カセット22から用紙を送り出すピンチ
ロール33と搬送ロール34などを備えた給紙装置29
とにより構成されている。
【0020】画像形成部には、C(シアン)、M(マゼ
ンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色トナー
像が形成される4つの感光体ドラム10があり、その4
つの感光体ドラム10の左側には露光光を照射する光学
系11を有する露光装置12がある。各感光体ドラム1
0の周囲には、感光体ドラム10を帯電させる帯電器1
3、C、M、Y、Kの各色現像剤で感光体ドラムを現像
する現像器14、転写後に感光体ドラム10上に残留し
ている余分なトナーを除去するクリーナ16が配備され
ている。各現像器14は、各色の現像剤を供給する現像
剤貯蔵部15とパイプで接続されている。CとM色トナ
ー像が形成される感光体ドラム10に近接する位置に
は、CとM色トナー像が転写される第1段階の中間転写
体17が配置され、YとK色トナー像が形成される感光
体ドラム10に近接する位置には、YとK色トナー像が
転写される第1段階の中間転写体18が配置されてい
る。この画像形成部には、さらに、CとM色トナー像が
転写される第1段階の中間転写体17と、YとK色トナ
ー像が転写される第1段階の中間転写体18の双方に近
接する位置に、第1段階の中間転写体17,18それぞ
れのトナー像が転写される第2段階の中間転写体19が
配置されている。なお、各中間転写体17,18,19
には、それぞれの中間転写体と接触し、転写後に残留し
ているトナーをクリーニングするクリーナ20が備えら
れている。
【0021】また、制御部3や画像処理部1の下方には
給紙装置29があり、記録用紙を収納する給紙カセット
22と給紙カセット22を収容するカセット収容室30
があり、用紙は給紙カセット22から用紙送出機構によ
って送り出され、ピンチロール33と搬送ロール34に
よって上方にガイドされる。
【0022】上方にガイドされた用紙は、画像処理部の
第2段階の中間転写体19に向けて第1搬送路23を搬
送され、第2段階の中間転写体19と第1搬送路23を
挟んで対向する位置にある転写器21により第2段階の
中間転写体19上の各色トナー像が記録用紙に転写され
る。なお、第1搬送路は、さらに画像形成部の定着器2
7や排出ロール28に至る。画像形成部には、さらに画
像形成装置の右側面から手差しで給紙された記録用紙を
搬送する第2搬送路24があり、第2搬送路24は、転
写器21より手前で第1搬送路23と合流する。また、
定着器27、排出ロール28から、片面に画像が形成さ
れた記録用紙を反転させて逆送し、第2搬送路24とと
もに第1搬送路に合流する第3搬送路25がある。この
第3搬送路25は両面プリントする場合に用いられる。
転写器21により第2段階の中間転写体19上の各色ト
ナー像が転写された記録用紙は、第1搬送路23を搬送
されて定着器27に至り、その定着器27で未定着トナ
ー像が加熱および加圧され記録用紙上に定着される。定
着が終了した記録用紙は、さらに第1搬送路23を搬送
されて排出ローラ28に至り、画像形成装置外部に排出
される。さらに、画像形成装置は、所定の個所を開ける
ことができるように構成された筐体31に収容され、筐
体31の上部には排出ロール28から排出された記録用
紙を積み重ねておく凹部32がある。
【0023】画像処理部1は、画像データが入力される
と所定の画像処理を施して画像形成部に送る。画像形成
部は、送られてくる画像データに基きY(イエロー)、
M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色毎
にパルス変調された露光光を露光装置12が出射し、そ
の露光光は、光学系11を経由し各色ごとの感光体ドラ
10ム上に静電潜像を形成させる。各感光体ドラム10
上の静電潜像は、それぞれの色の現像剤で現像されて色
トナー像となり、C色とM色のトナー像、およびY色と
K色のトナー像はそれぞれ2つある第1段階の中間転写
体17,18に転写され、2つの第1段階の中間転写体
17,18上の2色のトナー像は第2段階の中間転写体
19に転写され、第2段階の中間転写体19には各色の
トナー像が形成さる。第2段階の中間転写体19上の各
色トナー像は、給紙装置29の給紙トレイ22から引き
出され第1の搬送路23上を搬送される記録用紙、ある
いは手差しで第2の搬送路24から第1の搬送路23に
合流し搬送される記録用紙、片面に画像を形成し、他の
片面にも画像を形成するため第3の搬送路25を経由し
て第1の搬送路23に合流し搬送される記録用紙に転写
されて各色の未定着トナー像を形成し、その記録用紙上
の各色の未定着トナー像は、定着器27で加熱および加
圧されて画像が形成される。画像が形成された記録用紙
は、排出ロール28により、カバー31の上部に設けら
れた凹部32に積み重ねられる。
【0024】図3は、本発明の給紙カセットの実施形態
の側面をあらわす模式図である。
【0025】図3に示すように、給紙カセット22は、
給紙装置本体部に矢印A方向に収容される引出し状に構
成された用紙収容箱40があり、その用紙収容箱40の
側面41には上下方向に延びる長孔42が形成され、そ
の長孔42下部には底板43をロックする係止部44が
設けられている。用紙収容箱40の中には、矢印方向A
とは反対方向で給紙方向に対して後側45を支点として
前側46が上下に自在に回動し上に用紙を載せる用紙の
下敷きとなる底板43が収容されている。
【0026】底板43にはばね47が取り付けられてお
り、底板43の前側46は絶えず上方に付勢されてい
る。また、底板43の前側46の両側には用紙収容箱4
0の長孔42から外部に突出するガイドピン48が設け
られており、ガイドピン48は底板43の上下動に伴っ
て長孔42を上下に自在に回動する。ガイドピン48に
は係止部材49が回転可能に嵌め込まれ、さらに、後述
するガイドレールと接触する円筒部材50が軸着されて
いる。底板43の上下動に伴って係止部材49は用紙収
容箱40内を上下動し、円筒部材50は用紙収容箱40
外の外側を上下動する。
【0027】係止部材49は、底板43の前側46が下
方に押し下げられたときに用紙収納箱40の係止部44
に係止する係止爪と弾性アームとが一体的に成形されて
いる。底板43の前側46が下方に押し下げられたとき
係止部材49が用紙収納箱40の係止部44に突き当た
ると係止部材49が係止部44との係合方向と反対方向
に回転するとともに、長孔42の上下方向に伸び弾力性
がある弾性アームが用紙収容箱40の長孔の壁51に接
触することによって弾性アームが撓み、その反力で係止
部材49の係止爪が係止部44との係合方向に付勢さ
れ、係止爪が係止部44にロックされる。
【0028】このように、係止部材49は、係止爪とば
ねの役割を果たす弾性アームとが一体的に成形されてい
るので、バネなどの部品を別に用意する必要もないので
コストが低減され、作業性も向上する。
【0029】図4は、給紙カセットの用紙収容箱に収容
される底板の平面図である。
【0030】図4に示すように、底板43は略H字型を
なしており、図の左方が底板43の前側46に相当し、
図の右方が底板43の後側45に相当する。用紙は、底
板43の前側46から後側45に向けて挿入されて底板
43に載せられ、後側45から前側46に向けて給紙さ
れる。底板43の前側46は、バネによって絶えず上方
に付勢されており、先端部52の左右にはガイドピン4
8が設けられている。ガイドピン48は、断面が円形を
なし、係止部材を回転可能に嵌め込んだり、先端部付近
に溝が設けられ、その溝により後述するガイドレールに
接触する円筒部材を軸着することができる。
【0031】図5は、左右のガイドピンに嵌め込む係止
部材を正面から見た図である。
【0032】図5(a)は、左のガイドピンに嵌め込む
係止部材をあらわし、図5(b)は、右のガイドピンに
嵌め込む係止部材をあらわしている。
【0033】左右のガイドピンに嵌め込む係止部材49
は対称形をなし、各係止部材49は、底板の前側が下方
に押し下げられたときに用紙収納箱の係止部に係止され
る係止爪49aと、その係止爪49aと同じ側にあって
棒状をなし、ばねの役割を果たすすありに弾性アーム4
9bと、円形のリング部分49dと、底板の前側が下方
に押し下げられたときに用紙収納箱の係止部に突き当た
り係止部材49を係合方向とは反対方向に回転させると
ともに、給紙カセットを収納室から引き抜いて用紙を補
充し、再び収納室に収容するときに収納室の係合解除部
材(後述する)と突き当たる、用紙収納箱底面から収容
室内に突出する突出部49cとが弾性材で一体的に成形
され、リング部分49dによりガイドピンに回転可能に
嵌め込まれる。
【0034】長孔の上下方向に棒状に伸びる弾性アーム
49bと係止部と係合する係止爪49aとは所定の角度
をなしているので、底板の前側が下方に押し下げられ、
用紙収容箱の係止部に係止部材49の突出部49cが突
き当たり係止部材49が係合方向とは反対方向に回転す
ると係止部材49の係止爪49aは係止部と係合可能な
状態となるとともに、弾性アーム49bは用紙収容箱の
長孔の壁に当たりその弾性によって撓んだ状態となり、
弾性アーム49bが長孔の壁から受ける反力により付勢
されて係止爪49aは係止部に係止される。
【0035】このように、従来多物品で構成されていた
係止部材は、一体成形して一物品化されているのでコス
トが安く、作業性がよい上、故障にもなりにくいという
メリットがある。
【0036】図6は、係止部材を側面から見た図であ
り。
【0037】図6(a)は、左のガイドピンに嵌め込む
係止部材の右側面をあらわし、図6(b)は、左のガイ
ドピンに嵌め込む係止部材の左側面をあらわしている。
【0038】図6(a)、図6(b)に示すように、係
止部材49には、係止爪49aと、弾性アーム49b
と,突出部49cとがあり、弾性アーム49bと係止爪
49aはリング部分49dと同じ側にあり、これらは一
体的に成形されている。
【0039】また、突出部49cは係止爪49aよりも
用紙収容箱40の内側に位置するように構成されてい
る。
【0040】図7は、ガイドピンに軸着される円筒部材
をあらわす図である。
【0041】図7(a)は、円筒部材の平面図であり、
図6(b)は、円筒部材の側面図である。
【0042】図7(a)、図7(b)に示すように、円
筒部材50には、肉薄で中央にガイドピンを軸着する穴
50cが開いた円形の鍔部分50aと、鍔部分50aよ
りは半径が小さく、肉厚で中央にガイドピンを軸着する
穴50cが開いたカラー部分50bとがあり、共通の中
央の穴50cの一部には弾性突起50dが突き出してい
る。弾性突起50dは、ガイドピンの先端部付近に設け
られた溝と係合し、円筒部材50はその弾性突起50d
によってガイドピンに軸着される。
【0043】図8は、本発明の給紙装置の実施形態の主
要部である給紙カセットを収納する収納室側面をあらわ
す模式図である。
【0044】図8に示すように収納室53の側面には、
収納された給紙カセットを矢印方向Bとは反対方向に引
き抜くときに給紙カセットのガイドピンを押し下げて、
ガイドピンに嵌め込まれた係止部材の係止爪を用紙収納
箱の係止部に係止するガイドレール54と、給紙カセッ
トを矢印方向Bに押し込んで収納室53に収納するとき
に係止部材の突出部が突き当たり係止部材の係止爪の係
止部への係合を外す係合解除部材55がガイドレール5
4の設置された領域内に設けられている。
【0045】図2で説明したように、給紙カセットのガ
イドピンには円筒部材50が軸着されており、給紙カセ
ットを矢印B方向とは反対方向に引き抜くと、円筒部材
50がガイドレールに沿って回転しながら移動し、底板
の前側を押し下げ、円筒部材50が最も低くなる位置で
ガイドピンに嵌め込まれた係止部材の係止爪を用紙収納
箱の係止部に係止する。一方、係止部材の係止爪が係止
部に係合され底板がロックされた状態で用紙を補充した
給紙カセットを矢印B方向に押し込むと、係止部材の突
出部が収納室53の係合解除部材55に突き当たり、係
止爪が係止部から外れ底板のロック状態が解除される。
【0046】収納室53の係合解除部材55は、円筒部
材50が最も低くなる位置よりも矢印方向Bの下流側、
すなわち係止部材の係止爪を係止部に係合させる係合位
置よりも給紙カセットの収納方向奥側に位置している。
したがって、給紙カセットを引き抜くときは係止部材の
突出部は係合解除部材55に突き当たらないが、給紙カ
セットを矢印B方向に押し込むときには途中で係止部材
の突出部が収納室53の係合解除部材55に突き当た
り、弾性アームが撓むため、弾性アームと係止爪とのな
す角度が大きくなり、係止爪が係止部から外れ底板のロ
ックが解除される。底板のロックが解除されても、円筒
部材50がガイドレール54の中間部分に接触し、円筒
部材50がガイドレールに沿って上昇するので、解除さ
れた底板はその円筒部材50と連動して緩やかに上昇
し、衝撃音を発することはない。
【0047】図9は、係止部材の突出部が収納室の係合
解除部材に突き当たり、係止爪が係止部から外れる状態
を示す模式図である。
【0048】図9に示すように、給紙カセットの用紙収
容箱40の側面41と、その側面41に形成された上下
方向に延びる長孔42と、長孔42下部に形成された係
止部44があり、用紙収容箱40の下側には収納室53
の底面があり、収納室53の底面には係合解除部材55
が設けられている。また、係止部材49は長孔42下部
に位置し、その係止爪49aが係止部44に係止されて
いる。また、突出部49cは用紙収納箱40から突き出
して収納室53の底面に備える係合解除部材55に突き
当たっている。一方、弾性アーム49bが長孔42の壁
51に強く接触し長孔42の壁51から反力を受けて撓
むので弾性アーム49bと係止爪49aとのなす角度が
大きくなり、係止爪49aが係止部44から外れ、底板
のロックが解除される。底板は絶えず上方に付勢されて
いるので、ロックが解除されると上昇する。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、用紙補充の操作性がよく、給紙カセットの給紙装置
への着脱がスムーズで、衝撃音を生じさせない低コスト
の給紙カセットおよび給紙装置を提供することができ
る。また、特に従来多物品で構成されていた係止部材
を、一体成形して一物品化しているので、作業性がよい
上、故障になりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙カセットおよび給紙装置の実施形
態を備える一例として示す画像形成装置の概略外観図で
ある。
【図2】本発明の給紙カセットおよび給紙装置の実施形
態を備える一例として示す画像形成装置の概略構成図で
ある。
【図3】本発明の給紙カセットの実施形態の側面をあら
わす模式図である。
【図4】用紙収容箱に収容される底板の平面図である。
【図5】左右のガイドピンに嵌め込む係止部材を正面か
ら見た図である。
【図6】係止部材を側面から見た図である。
【図7】ガイドピンに軸着される円筒部材をあらわす図
である。
【図8】本発明の給紙装置の実施形態の主要部である給
紙カセットを収納する収納室の側面をあらわす模式図で
ある。
【図9】係止部材の突出部が収納室の係合解除部材に突
き当たり、係止爪が係止部から外れる状態を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 画像処理部 3 制御部 10 感光体ドラム 11 光学系 12 露光装置 13 帯電器 14 現像器 15 現像剤貯蔵部 16 クリーナ 17,18 第1段階の中間転写体 19 第2段階の中間転写体 21 転写器 22 給紙カセット 23 第1搬送路 24 第2搬送路 25 第3搬送路 27 定着器 28 排出ローラ 29 給紙装置 30 カセット収納室 31 筐体 32 本体部 36 排出口 37 外装カバー 40 用紙収容箱 41 側面 42 長孔 43 底板 44 係止部 45 後側 46 前側 47 ばね 48 ガイドピン 49 係止部材 49a 係止爪 49b 弾性アーム 49c 突出部 49d リング部分 50 円筒部材 50a 鍔部分 50b カラー部分 50c 穴 50d 弾性突起 51 長孔の壁 53 収容室 54 ガイドレール 55 係合解除部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB03 FC30 GA03 GB01 GC01 GD01 HA22 HA28 HB03 HC04 HC05 HC12 HC26 HD09 HD18 KB03 LA04 LA16 LC12 LC20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引出し状に構成され、左右側面それぞれに
    形成された上下方向に延びる長孔と該長孔下部に形成さ
    れた所定の係止部とを有する用紙収納箱、前記用紙収納
    箱に収容され給紙方向後側を支点として前側が上下に回
    動自在であって前記長孔から外部に突出するガイドピン
    が左右に設けられた、積載される用紙の下敷きとなる底
    板、前記底板前側を上方に付勢する付勢部材、および前
    記ガイドピンそれぞれに嵌め込まれた、前記底板前側が
    下方に押し下げられたときに前記係止部に係止する係止
    爪と、前記長孔の壁に弾性的に撓んだ状態で接触して前
    記係止爪を前記係止部との係合方向に付勢する弾性アー
    ムとが一体的に成形された係止部材を備えたことを特徴
    とする給紙カセット。
  2. 【請求項2】前記係止部材は、回転可能に前記ガイドピ
    ンそれぞれに嵌め込まれたものであることを特徴とする
    請求項1記載の給紙カセット。
  3. 【請求項3】引出し状に構成され、左右側面それぞれに
    形成された上下方向に延びる長孔と該長孔下部に形成さ
    れた所定の係止部とを有する用紙収納箱、前記用紙収納
    箱に収容され給紙方向後側を支点として前側が上下に回
    動自在であって前記長孔から外部に突出するガイドピン
    が左右に設けられた、積載される用紙の下敷きとなる底
    板、前記底板前側を上方に付勢する付勢部材、および前
    記ガイドピンそれぞれに嵌め込まれた、前記底板前側が
    下方に押し下げられたときに前記係止部に係止する係止
    爪と、前記長孔の壁に弾性的に撓んだ状態で接触して前
    記係止爪を前記係止部との係合方向に付勢する弾性アー
    ムとが一体的に成形された係止部材を備えた給紙カセッ
    トと、 前記給紙カセットを収容する収容室、前記収容室の両側
    壁に設けられ該収容室に収容された給紙カセットの引き
    抜きにあたり該給紙カセットの前記ガイドピンを押し下
    げて所定の係合位置において前記係止部材の係止爪を前
    記係止部に係合させるガイドレール、および前記収容室
    に収容された給紙カセットに収容された用紙を1枚ずつ
    送り出す用紙送出機構を備えた給紙装置本体とを有する
    ことを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】前記給紙カセットは、前記ガイドピンそれ
    ぞれに軸着され前記ガイドレールに接触する円筒部材を
    備えたものであることを特徴とする請求項3記載の給紙
    装置。
  5. 【請求項5】前記給紙装置本体は、前記収容室への前記
    給紙カセットの収容方向に関し、前記係合位置よりも奥
    側の前記ガイドレールが設置された領域内いずれかの位
    置に、前記収容室への前記給紙カセットの収容の際に前
    記係止部材に接触して該係止部材の係止爪の前記係止部
    への係合を外す係合解除部材を備えたことを特徴とする
    請求項3記載の給紙装置。
JP2001157286A 2001-05-25 2001-05-25 給紙カセットおよび給紙装置 Expired - Fee Related JP3785951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157286A JP3785951B2 (ja) 2001-05-25 2001-05-25 給紙カセットおよび給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157286A JP3785951B2 (ja) 2001-05-25 2001-05-25 給紙カセットおよび給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002347954A true JP2002347954A (ja) 2002-12-04
JP3785951B2 JP3785951B2 (ja) 2006-06-14

Family

ID=19001177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001157286A Expired - Fee Related JP3785951B2 (ja) 2001-05-25 2001-05-25 給紙カセットおよび給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3785951B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217153A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008115001A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 給送部
JP2008133061A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Kyocera Mita Corp 用紙供給装置
JP2008156024A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Nisca Corp 給紙装置
JP2008174331A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7540493B2 (en) * 2005-06-30 2009-06-02 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device
JP2010058864A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012071905A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2015044636A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 セイコーエプソン株式会社 シート送出装置およびプリンター
JP2015044635A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 セイコーエプソン株式会社 シート送出装置およびプリンター

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7540493B2 (en) * 2005-06-30 2009-06-02 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device
JP2007217153A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008115001A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 給送部
JP2008133061A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Kyocera Mita Corp 用紙供給装置
JP2008156024A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Nisca Corp 給紙装置
JP2008174331A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010058864A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012071905A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2015044636A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 セイコーエプソン株式会社 シート送出装置およびプリンター
JP2015044635A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 セイコーエプソン株式会社 シート送出装置およびプリンター

Also Published As

Publication number Publication date
JP3785951B2 (ja) 2006-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8360418B2 (en) Sheet supplying device and image forming apparatus incorporating same
JP5168647B2 (ja) 引き込み装置および画像形成装置
JP4968301B2 (ja) 画像形成装置およびタンデム型感光体ユニット
US8798517B2 (en) Sheet supplying device and image forming apparatus incorporating same
US8203586B2 (en) Image forming apparatus having a cleaning member configured to clean a transparent member of an optical device
US8705989B2 (en) Color electrophotographic image forming apparatus
JP5343754B2 (ja) 引き込み装置および画像形成装置
US8059989B2 (en) Color electrophotographic image forming apparatus with member supporting a plurality of cartridges
JP2010102326A (ja) カラー電子写真画像形成装置
US8684348B2 (en) Sheet supplying device and image forming apparatus incorporating same
JP3785951B2 (ja) 給紙カセットおよび給紙装置
US10459397B2 (en) Image forming apparatus
JP4968352B2 (ja) 画像形成装置
US10114332B2 (en) Opening-closing mechanism and image forming apparatus
JP5110365B2 (ja) 画像記録媒体供給装置および画像形成装置
JP5077108B2 (ja) 画像形成装置
US10012950B2 (en) Image forming apparatus
JP2013103818A (ja) 排紙トレイ装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2007261809A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2004272107A (ja) ロック構造
JP2007145584A (ja) 画像形成装置
US11709441B2 (en) Image forming apparatus
JP7294090B2 (ja) 画像形成装置
WO2022230554A1 (ja) ロック機構及び画像形成装置
JP2009007149A (ja) カセット取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140331

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees