JP2007261809A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中板のロック及びロック解除を確実に行うことができると共に、給送不良や部品の破損を防ぐことのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】中板2をロックするロック部材32及びロック部材32によるロックを解除するロック解除部材31とを有するロック機構30により、中板2をばね3の付勢力に抗して下方回動した位置にロックする。そして、カセットの収納の際には、ロック解除部材31を装置本体に設けられたロック解除手段40に当接させることによりロック解除方向にロック部材32と一体に移動させ、ロック部材32によるロックを解除する。また、カセットを引き出す際には、ロック解除部材31をロック解除手段40に当接させてロック解除方向と逆方向に、かつロック部材32によるロックを保持するよう単体で移動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にカセットのシート収納部に設けられた中板を下降位置で規制する構成に関するものである。
今日、プリンタや複写機等の画像形成装置においては、シート給送装置により画像形成部にシートを給送して画像を形成するようにしたものが広く普及している。このようなシート給送装置では、例えばシートの収納及び交換を容易にするために画像形成装置本体に給紙カセットを着脱自在に装着するものがある。そして、この構成のシート給送装置では、画像形成装置本体に給紙カセットを装着した後、給紙カセットに収納されたシートをピックアップローラにより画像形成部に給送するようにしている。
ところで、このように画像形成装置本体に装着される給紙カセットとしては、シートを支持して上下方向に回動自在な中板を備えているものがある。そして、この中板をばねによってピックアップローラ側に付勢することにより、シート給送時にシートをピックアップローラに押し付けて、シートの給送に必要な給送圧を得るようにしている。
また、給紙カセットにシートを補充又は交換する場合に、給紙カセットを画像形成装置本体から引き出して、中板をばねの付勢力に抗して押下げ、押し下げた下降位置でロック機構により中板を規制(以下、ロックという)するものもある。この構成では、給紙カセットのシートの補充又は交換等を容易に行うことができる。
なお、このロック機構による中板のロックは、画像形成装置本体に給紙カセットを装着する際に解除されるようになっている。これにより、給紙カセットを画像形成装置本体に挿入すると、中板はばねによりピックアップローラ側に上昇し、シートの給送が可能な状態となる。
しかし、このロック機構の位置は、ユーザが容易に操作できるような位置であることから、ユーザがシートの補充、もしくは交換等の際、誤ってロック機構のロックを解除してしまい、中板を跳ね上げてしまう場合がある。また、中板を降下位置(ロック位置)で固定するためには、シートを積載する前に一度中板を降下位置まで押し下げる動作が必要となり、煩わしさが生じてしまう。
そこで、従来、例えば図6に示すように、給紙カセット100に設けられている中板102を降下位置でロックするロック機構50を中板102よりも下方位置で、かつ給紙カセット100のカセット本体101の略中央部に設けている。そして、このような位置にロック機構50を設けることにより、ユーザが誤ってロック機構50を操作することを防止できる(例えば、特許文献1参照)。
なお、このような位置にロック機構50を設けた場合、ロック機構50のロックを解除するため、画像形成装置本体200の下部の底板70にロック解除部材60を設けている。
図7は、このようなロック機構50の詳細を示す図である。ロック機構50は、給紙カセット100に回動自在に設けられており、中板102の被係止部102aに係止することにより、中板102を押し下げられた位置で固定する。なお、図7において、給紙カセット100は図中右側から左側に移動して図6に示すカセット装着部201に装着される。
そして、給紙カセット100が画像形成装置本体200のカセット装着部201に装着される際、ロック機構50に設けられる解除レバー51が、装置本体200の下部に位置する底板70に設けられるロック解除部材60に当接する。
ここで、このようにロック解除部材60が当接すると、ロック機構50が図7に示す矢印方向に回動し、これにより中板102のロックが解除される。この結果、中板102は、ばね103の付勢力により上昇し、画像形成装置本体200に設けられた図6に示すピックアップローラ203に向けて付勢され、シートの給送が可能なシート給送位置に移動する。
一方、図6に示すように、画像形成装置本体200におけるカセット装着部201の入り口側の側面には傾斜面66を備えたガイド部65が配置されている。そして、カセット装着部201に給紙カセット100を着脱する際、この傾斜面66に給紙カセット100の中板102から側方に突出した不図示の摺接部が摺接する。これにより、中板102は、画像形成装置本体200への着脱に応じて傾斜面66に沿って押し下げられる。
例えば、給紙カセット100を画像形成装置本体200から引き抜く際は、中板102が図6に示すガイド部材65の傾斜面66に沿ってばね103の付勢力に抗して下降する。そして、給紙カセット100が引き出される前にロック機構50により中板102が押し下げられた位置で固定される。このように給紙カセット100の引き出し動作に連動させて中板102をロックすることにより、シートの積載のために中板102を押し下げる操作が必要なくなり、操作性を向上させることができる。
ところで、ロック機構50は、既述した図7に示す中板102をロックする位置と、矢印方向に移動して中板102のロックを解除する位置に移動可能である。さらに、ロック位置に移動すると、図7に示すように給紙カセット本体101の突き当て部55に突き当たり、ロック解除位置とは反対方向には移動できないようになっている。
このように構成することにより、ロック機構50がロック位置に移動すると、ばね103の付勢力がロック機構50に作用し、中板102をロックする力となるため、確実に中板102をロック機構50によりロックすることができる。
特開平06−9077号公報
ところで、近年、使用されるシートの多種類化に応じて、画像形成装置に多段に給紙カセットが設けられるようになってきている。このような画像形成装置においては、例えば図6に示す給紙カセット100の下方に、不図示の下段の給紙カセットが装着され、この下段の給紙カセットに収納されたシートは、不図示の下段のピックアップローラにより給送される。
このため、給紙カセット100には、下段の給紙カセットから送り出されたシートを搬送するためのカセット搬送路101Aが設けられている。また、画像形成装置本体200の底板(上段のカセット装着部と下段のカセット装着部とを区切る仕切り板)70には、下段の給紙カセットからのシートを上段の給紙カセット100のカセット搬送路101Aに送るための開口部70aが設けられている。
この構成では、ロック解除部材60を、給紙カセット100の装着方向における開口部70aの前後に設ける必要がある。具体的には、ロック解除部材60を給紙カセット100の装着が完了する直前にロック機構50に当接する位置(以下、奥側位置という)、或はカセット装着部201のカセット挿入口202側のどちらかに設ける必要がある。
ここで、ロック解除部材60をカセット装着部201の奥側位置に設けた場合、給紙カセット100が画像形成装置本体200に装着される際、中板102のロックが解除されると、ばね103により中板102が上方へ急激に押し上げられるようになる。そして、このように中板102が急激に押し上げられた場合、シートに上方への慣性力が作用するため、シートがピックアップローラ203に突き当たった際、大きな力がシートに加わるようになり、シートの積載時の姿勢が乱れる。
ここで、このように積載時の姿勢が乱れた場合、シートの給送性能が低下し、シートの斜行や不送りなどの給送不良の要因となってしまうことから、シートの載置のやり直しが必要となることがあった。また、シートがピックアップローラ203に急激に突き当たると、衝突音が発生したり、給紙カセット100やピックアップローラ203の破損等が生じたりすることがある。
一方、ロック解除部材60を、図6の破線で示すカセット装着部201のカセット挿入口側に設けた場合には、中板102のロックを給紙カセット装着(挿入)時の早い段階で解除させることができる。この場合には、カセット装着部201の両端に設けたガイド部材65の傾斜面66に沿って中板102は緩やかに上昇させることができるようになり、これによりシートがピックアップローラ203に対して急激に突き当たることはなくなる。
しかし、このような位置にロック解除部材60を設けた場合、ロック機構50は、図7の矢印に示す方向と反対方向には回動できないため、給紙カセット100を引き出す際にロック機構50の解除レバー51がロック解除部材60に引っかかってしまう。そして、このようにロック解除部材60に引っかかると、給紙カセット100を引き出すことができない。
したがって、従来、給紙カセット100にカセット搬送路101Aを設け、下段の給紙カセットからのシートをカセット搬送路101Aを介して画像形成部に送る構成の装置では、中板102のロック機構50を中板102の下側に設けることができなかった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、中板のロック及びロック解除を確実に行うことができると共に、給送不良や部品の破損を防ぐことのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート収納部と、前記シート収納部に回動自在に設けられた中板と、前記中板をシートを給送するためのシート給送部に向けて付勢する付勢手段と、を有するカセットを装置本体に着脱自在に設けたシート給送装置において、前記中板を前記付勢手段の付勢力に抗して下降した位置で規制するロック機構と、前記装置本体に設けられ、前記カセットの前記装置本体への装着に応じて、前記ロック機構による前記中板の規制を解除するロック解除部と、を備え、前記ロック機構を、前記中板を規制する回動可能なロック部材と、前記ロック解除部に当接して前記ロック部材と一体に回動することにより、前記ロック部材を規制解除方向に回動させるためのロック解除レバーとで構成し、前記カセットが前記装置本体に装着されるときには、前記ロック解除レバーが前記ロック解除部に当接して回動し、前記ロック部材を規制解除方向に回動させて前記中板の規制を解除し、前記カセットが引き出されるときには、前記ロック部材が前記中板を規制する位置に維持した状態で、前記ロック解除レバーが独立して回動することを特徴とするものである。
本発明によれば、カセットを引き出す際にはロック解除部材を独立して回動させて、ロック部材による中板の規制を維持することができるため、ロック解除部材の位置に係わらず中板の規制及び規制解除が可能となる。これにより、中板の規制及び規制解除を確実に行うことができると共に、給送不良や部品の破損を防ぐことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザプリンタの全体構成を示す概略図である。
図1において、10はプリンタ、10Aはレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。そして、このプリンタ本体10Aにはシートに画像を形成する画像形成部10Bと、シートを給送するシート給送装置10Cと、シート給送装置10Cから給送されたシートを画像形成部10Bに搬送するシート搬送装置12とが設けられている。また、シートに形成された画像を定着させる定着装置19が設けられている。
ここで、画像形成部10Bは、トナー画像を担持する像担持体である感光体ドラム17を備えている。なお、この感光体ドラム17は、不図示の回転手段により、反時計回りに回転するようになっている。
また、画像形成部10Bは、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電装置17a、画像情報に基づいてレーザビームを照射して感光体ドラム上に静電潜像を形成するスキャナユニット10Fを備えている。さらに、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置17b等を備えている。
また、後述するシートを搬送する無端状の転写搬送ベルト12aの内側には、感光体ドラム17と共に転写搬送ベルト12aを挟持する転写ローラ18が設けられている。ここで、この転写ローラ18は不図示の転写バイアス用電源に接続されており、この転写ローラ18から正極性の電荷が転写搬送ベルト12aを介してシートに印加されるようになっている。そして、このように転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム17に接触中のシートに、感光体ドラム上の負極性のトナー像が順次転写される。
シート給送装置10Cは、複数枚のシートSを収納し、シート給送装置本体を構成するプリンタ本体10Aの底部に設けられたカセット装着部10Dに着脱自在に装着されるカセットの一例である給紙カセット1を備えている。給紙カセット1は、図1において、右側から左側にプリンタ本体10Aのカセット装着部10Dに装着される。さらに、給紙カセット1に収納されたシートSを送り出すシート給送部であるピックアップローラ11等を備えている。
給紙カセット1には、シート収納部を構成するカセット本体1Aと、カセット本体1Aに上下方向に回動自在に設けられ、シートSを積載する中板2が軸2bを支点として上下方向に回動可能に設けられている。なお、この中板2は、シートSをピックアップローラ11に押し付けるよう圧縮ばね等のばね3により上方に付勢されている。
カセット装着部10Dの下側には下段カセット装着部10Eが配置されている。この下段カセット装着部10Eには、下段給紙カセット20が着脱自在に設けられている。なお、下段給紙カセット20の構成及び下段給紙カセット20からシートを給送するためのピックアップローラ等の給送機構の構成は給紙カット1及びシート給送装置10Cとそれぞれ同じであるため、図示及び説明を省略する。
そして、画像形成の際には、シートSは給紙カセット1、或は下段給紙カセット20からピックアップローラ11及び分離手段11aにより1枚ずつに分離給送され、この後、レジストローラ対16により所定のタイミングでシート搬送装置12に搬送される。
シート搬送装置12は、駆動ローラ12bと従動ローラ12c〜12eに掛け渡され、感光体ドラム17に対向して配設されているシート担持体としての転写搬送ベルト12aを備えている。ここで、この転写搬送ベルト12aは、感光体ドラム17に対向する外周面にシートを静電吸着すると共に、感光体ドラム17にシートを接触させるべく、駆動ローラ12bによって時計回りに循環移動するようになっている。
そして、このように循環移動する転写搬送ベルト12aに静電吸着されることにより、シートは転写搬送ベルト12aにより転写位置まで搬送され、感光体ドラム17上のトナー像が転写される。
なお、14は、転写搬送ベルト12aの最上流位置に配設され、転写搬送ベルト12aを介して従動ローラ12eと圧接している静電吸着ローラである。この静電吸着ローラ14は、シートSを転写搬送ベルト12aの外周に圧接し、且つ転写搬送ベルト12aとの間に電圧を印加することにより、シートSを転写搬送ベルト12aに静電吸着させるようにしている。
定着装置19は、シート上に形成した画像に熱及び圧力を加えてトナー像を定着させるものであり、加熱源を内蔵した定着ローラ19aと加圧ローラ19bとを有している。そして、加圧ローラ19aは定着ローラ19bに圧接され、加圧ローラ19bと定着ローラ19aの接触部分にニップが形成される。
次に、このように構成されたプリンタ10の画像形成動作について説明する。
まず、帯電装置17aは感光体ドラム17の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット10Fは、その感光体ドラム17の周面に画像信号に応じて露光を行い感光体ドラム17周面上に静電潜像を形成する。さらにこの潜像を現像装置17bによって現像することにより、感光体ドラム表面にトナー画像が形成される。
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット1、或は下段給紙カセット20に収容されたシートSは、ピックアップローラ11によりピックアップされ、この後、停止しているレジストローラ対16にシートSの先端が突き当たり、ループを形成する。そして、このようにループを形成することにより、シートSの斜行が補正される。
さらにこの後、感光体ドラム17上のトナー像の先端が、転写搬送ベルト12aとの接触点(転写位置)に回転搬送されてくるタイミングで、その接触点に、シートSの印字開始位置が一致するように、レジストローラ対16が回転を開始する。
そして、このレジストローラ対16の回転により、シートSは静電吸着ローラ14と転写搬送ベルト12aとのニップに搬送され、静電吸着ローラ14によって転写搬送ベルト12aに吸着される。さらに、この後、感光体ドラム17と転写搬送ベルト12aとが圧接する転写部に搬送される。
次に、このように転写部に搬送されたシートに対し、転写部に配置されトナーと逆極性の電圧を印加された転写ローラ18の作用により感光体ドラム17上のトナー画像が、シート上に転写される。
そして、このようにトナー画像が転写されたシートSは、その先端が駆動ローラ12bの曲率により転写搬送ベルト12aから分離され、定着装置19へと搬入される。この後、この定着装置19において、トナー像がシートS上に定着され、トナー像が定着されたシートSは、定着排紙ローラ対21によりシート排出トレイ15に排出される。
ところで、図2に示すように、給紙カセット1を着脱自在に装着するカセット装着部10Dのカセット挿入口45aの入り口側の両側壁面には、傾斜面46を有するガイド部材45が対向して設けられている。なお、給紙カセット1は、図2に示す矢印の方向からカセット装着部10Dに装着される。
そして、給紙カセット1を着脱する際、後述するように、この傾斜面46に、ばね3により上方に付勢された中板2の不図示の摺接部が当接し、給紙カセット1の着脱に伴って中板2は、この傾斜面46に沿って上下方向に移動するようになっている。なお、不図示の摺接部は、傾斜面46に摺接可能な位置に中板2から給紙カセット1の側方へ突出させて設けられている。
カセット装着部10Dの底板70には、給紙カセット1の下側に配置される下段給紙カセット20から不図示の下段のピックアップローラにより給送されるシートを給紙カセット1のカセット搬送路1Bに送るための開口部70aが設けられる。
カセット本体1Aにおける中板2の下側には、中板2のシート給送方向と直交する幅方向の中央部に対応する位置にロック機構30が配置されている。そして、このロック機構30により、シート積載時には、ばね3に抗して中板2を降下位置(ロック位置)でロックすることができる。
また、カセット装着部10Dには、給紙カセット1の中板2のロックを解除するためのロック解除手段であるロック解除部材40が開口部70aよりもカセット装着部10Dのカセット挿入口側に設けられている。そして、後述するようにカセット装着部10Dに給紙カセット1が装着される際、このロック解除部材40により給紙カセット1の中板2のロックが解除されるようになっている。
続いて、このロック機構30について説明する。
図3に示すように、ロック機構30は、中板2をロックするロック部材32と、ロック部材32と別体に設けられ、ロック部材32による中板2のロックを解除するためのロック解除部材であるロック解除レバー31とを備えている。そして、これらロック部材32及びロック解除レバー31は、軸30aに、それぞれ回動自在に取り付けられている。
ロック部材32は、中板2の底面に突設された被係止部2aを係止して中板2をロックする係止部である爪部32aと、給紙カセット本体1Aに設けられた制限部である突き当て部35に突き当たる当接部32bを備えている。
また、ロック部材32は、爪部32aにより中板2を係止してロックする位置と、図3の矢印方向に回動して係止を解除し、ロックを解除する位置に移動可能となっている。なお、このロック部材32は、図3に示す中板2をロックする位置では、当接部32bが給紙カセット本体1Aに設けられた突き当て部35に突き当たるように構成されている。これにより、ロック部材32は、矢印と逆方向(図3中の時計廻り)には回動できないようになっている。
そして、このように構成することにより、爪部32aを中板2の底面に突設された被係止部2aに係止させると、ばね3の付勢力が中板2をロックする力として作用するため、確実に中板2をロックすることができると共に、ロック状態を保持することができる。
さらに、図4を用いてロック機構30の構成を説明する。
ロック機構30の軸30aにはロック部材32の当接部32bを突き当て部35に当接させる方向(図3の時計廻り方向)に付勢する捩りコイルばねである第1付勢部材37が設けられている。そして、このように第1付勢部材37によってロック部材32を付勢することにより、後述するロック解除レバー31による中板2のロック解除位置への移動以外はロック部材32を常に中板2のロック位置に維持することができる。これにより、中板2のロックを確実に行うことができる。
また、ロック解除レバー31は、給紙カセット1がカセット装着部10Dに装着される際に、後述する図5の(a)に示すように、カセット装着部10Dに設けられたロック解除部材40と接する。これにより、ロック解除レバー31は、ロック解除方向である図3の矢印方向(反時計廻り方向)に回動するようになっている。
ここで、このロック解除レバー31には図4に示すように、ロック部材32と係合する係合部36が設けられており、ロック解除レバー31が図3の矢印方向に回動すると、この係合部36により押圧されてロック部材32も一体に回動するようになっている。そして、このようにロック部材32が矢印方向に回動すると、爪部32aの中板2との係止が解除され、これにより中板2はばね3の付勢力により上方回動し、シートの最上面がピックアップローラ11により給送できるシート給送位置に移動する。
また、ロック機構30の軸30aには、図4に示すように解除レバー31を、係合部36をロック部材32に係合させる方向に付勢する捩りコイルばねである第2付勢部材38が設けられている。
そして、この第2付勢部材38により、ロック部材32が中板2をロックする位置にあるとき、解除レバー31は必ず下方向を向くようになっており、これにより給紙カセット1を装着する際、解除レバー31は確実にロック解除部材40と当接することができる。なお、本実施の形態では、第1及び第2付勢部材37,38を別部品としているが、同一の付勢部材で構成しても良く、この場合には部品点数を減らすことができる。
次に、このように構成されたロック機構30の動作について説明する。
給紙カセット1をカセット装着部10Dに装着すると、図5の(a)に示すように、ロック解除レバー31は、カセット装着部10Dの底面に設けられたロック解除部材40と接することにより矢印A方向(反時計廻り)に回動する。
ここで、このようにロック解除レバー31が回動すると、係合部36を介してロック部材32が押圧され、ロック部材32も矢印A方向に回動し、この結果、中板2のロックが解除される。
なお、このように給紙カセット1を装着した際、ロック部材32によるロックが解除されると、中板2はばね3より矢印B方向に移動し、中板2に設けられた不図示の摺接部が図2に示すガイド部材45の傾斜面46に圧接するようになる。そして、この状態で給紙カセット1を挿入して行くと、やがて中板2は、この傾斜面46の装着方向下流側の上方に向かって傾斜した下流側部分46a(図2参照)に沿って上方に移動する。
なお、本実施の形態において、ロック解除部材40は、カセット装着部10Dのカセット挿入口側に設けられているため、ガイド部材45の傾斜面46の下流側部分46aの角度が緩やかになる。このため、中板2は上方に徐々に移動(回動)し、これに伴い中板2に積載されているシートはピックアップローラ11にゆっくりと接することになる。そして、このようにシートがピックアップローラ11にゆっくりと接することにより、シートの積載状態の乱れや、衝突音及び破損等の発生を防ぐことができる。
一方、給紙カセット1を引き出す際、給紙カセット1の引き出し方向の移動に伴い、それまでロック部材32によるロックが解除された状態で給送位置に移動している中板2は、ガイド部材45の傾斜面46に沿ってばね3の付勢力に抗して徐々に下降する。
そして、やがて中板2の被係止部2aが上方よりロック部材32の爪部32aに圧接し、これによりロック部材32は、第1付勢部材37に抗しながら反時計方向(図5の(a)の矢印方向)に回動する。この後、さらに中板2が下降すると、中板2の被係止部2aがロック部材32の爪部32aを通過し、このように中板2の被係止部2aが通過すると、ロック部材32は第1付勢部材37の付勢力により上方に回動する。
これにより、ロック部材32の爪部32aが中板2の被係止部2aの上方に位置するようになる。この状態で給紙カセット1をさらに引き出すと、やがて中板2は、傾斜面46の装着方向上流側の上方に向かって傾斜した部分46b(図2参照)に沿って上方に移動してロック部材32の爪部32aに係止し、ロックされる。
なお、この後、給紙カセット1がさらに抜き出されると、解除レバー31は図5の(b)に示すように、カセット装着部10Dのカセット挿入口側に設けられているロック解除部材40と接し、給紙カセット装着時とは逆方向(解除位置とは逆方向)に回動する。
しかし、本実施の形態において、解除レバー31は、ロック部材32とは別体に設けられており、またロック部材32は、当接部32bが突き当て部35に突き当たっているので回動はしないことから、解除レバー31のみがロック部材32と独立して回動する。
これにより、中板2が下方回動してロックされた状態で給紙カセット1を引き出すことができ、この後のシートの積載収納、或は交換が容易となる。なお、解除レバー31は、給紙カセット1が引き出されるまでにはロック解除部材40との当接が解除され、第2付勢部材38の付勢力により、図3に示す位置に戻る。
このように、給紙カセット1の収納の際には、解除レバー31をロック部材32と一体に回動させることにより、ロック解除部材40の位置に係わらずロック部材32による中板2のロックを解除することができる。また、給紙カセット1を引き出す際には解除レバー31を単体で移動させることにより、ロック部材32によるロック状態を保持(維持)することができる。
これにより、ロック機構30による中板2のロック及びロック解除を確実に行うことができると共に、給送不良や部品の破損を防ぐことができる。さらに、ユーザの給紙カセット1の操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザプリンタの全体構成を示す概略図。 上記レーザプリンタのプリンタ本体に設けられたカセット装着部及びこのカセット装着部に着脱自在に装着される給紙カセットの構成を説明する図。 上記給紙カセットに設けられた中板をロック機構によりロックした状態を説明する図。 上記ロック機構の構成を説明する図。 上記給紙カセットを着脱する際のロック機構の動作を説明する図。 従来の画像形成装置に設けられたカセット装着部及びこのカセット装着部に着脱自在に装着される給紙カセットの構成を説明する図。 上記従来の給紙カセットに設けられた中板をロック機構によりロックした状態を説明する図。
符号の説明
1 給紙カセット
1A カセット本体
2 中板
2a 被係止部
3 ばね
10 プリンタ
10A レーザプリンタ本体
10B 画像形成部
10C シート給送装置
10D カセット装着部
11 ピックアップローラ
30 ロック機構
31 ロック解除レバー
32 ロック部材
32a 爪部
32b 当接部
35 突き当て部
36 係合部
37 第1付勢部材
38 第2付勢部材
40 ロック解除部材
45 ガイド部材
46 傾斜面
S シート

Claims (7)

  1. シート収納部と、前記シート収納部に回動自在に設けられた中板と、前記中板をシートを給送するためのシート給送部に向けて付勢する付勢手段と、を有するカセットを装置本体に着脱自在に設けたシート給送装置において、
    前記中板を前記付勢手段の付勢力に抗して下降した位置で規制するロック機構と、
    前記装置本体に設けられ、前記カセットの前記装置本体への装着に応じて、前記ロック機構による前記中板の規制を解除するロック解除部と、を備え、
    前記ロック機構を、前記中板を規制する回動可能なロック部材と、前記ロック解除部に当接して前記ロック部材と一体に回動し、前記ロック部材を規制解除方向に回動させるためのロック解除レバーとで構成し、前記カセットが前記装置本体に装着されるときには、前記ロック解除レバーが前記ロック解除部に当接して回動することにより、前記ロック部材を規制解除方向に回動させて前記中板の規制を解除し、前記カセットが引き出されるときには、前記ロック部材が前記中板を規制する位置に維持した状態で、前記ロック解除レバーが独立して回動することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート収納部には、前記ロック部材が前記中板を規制した際、前記付勢手段の付勢力による該ロック部材の回動を制限する制限部が設けられ、前記ロック部材には前記中板を係止する係止部及び前記中板を規制した際、前記制限部に当接する当接部が設けられ、前記ロック解除レバーには前記規制解除方向に移動する際、前記ロック部材と係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記ロック機構は、前記ロック部材を、前記ロック部材の前記当接部を前記制限部に当接させる方向に付勢する第1付勢部材と、前記ロック解除レバーを、前記ロック解除レバーの係合部を前記ロック部材に係合させる方向に付勢する第2付勢部材とを備えていることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材を同一の付勢部材で構成することを特徴とする請求項3記載のシート給送装置。
  5. 前記ロック部材は、前記中板の下方で、かつ該中板のシート給送方向と直交する幅方向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記装置本体に、前記カセットを引き出す際には、前記中板を前記付勢手段の付勢力に抗して前記ロック機構に規制される位置まで下降させるように構成されたガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート給送装置。
  7. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する請求項1乃至6の何れか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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