JP2002347884A - 特定物質の保管方法及び揮発性物質の保管方法 - Google Patents
特定物質の保管方法及び揮発性物質の保管方法Info
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Abstract
且つ効果的な保管方法を提供する。 【解決手段】 外部に対して内部の気密性が保持される
気密性フレキシブルコンテナ11の気密性ジッパー15
を開けて蓋部14を胴部13から分離させ、その内部を
開放状態とする。気密性を必要とする粉粒体23は、気
密性フレキシブルコンテナ11に対して気密性の低い非
気密性フレキシブルコンテナ22内に充填され、この状
態で気密性フレキシブルコンテナ11内部に収納され
る。そして気密性ジッパー15を閉じることによって気
密性フレキシブルコンテナ11内部を気密状態として粉
粒体23を保管し、またその状態で気密性フレキシブル
コンテナ11を移送する。
Description
法及び揮発性物質の保管方法に関するものであり、特に
揮発性の高い液体を含侵させた粉粒体等の保管方法に関
するものである。
開示されている、揮発性物質等を保管するための高気密
性フレキシブルコンテナの概略構造を示す断面図であ
る。
って形成された開口部の端部にシート状接着剤52を介
してフランジが取り付けられている。フランジは、へル
ール本体53、円盤状へルール54、リング状パッキン
グ55、へルールクランプ56とによって構成される。
へルール本体53は、筒状部53aとこの筒状部53a
の一端に形成された拡大周縁部53bとによって構成さ
れ、筒状部53aの外壁が開口部の端部の内壁と接着固
定される。
あり、パッキング配置用の溝54cを形成し、外側周縁
部54dを先細りとする。ヘルール本体側の溝53cと
円盤状へルールの溝54cとの間にリング状パッキング
55を配置し、拡大周縁部53dと外側周縁部54dと
を、バンド構造のへルールクランプ56によってクラン
プし、開口部を密封することができる。使用時には、へ
ルールクランプ56を緩めて円盤状へルール54を外
し、ターポリン51内部に揮発性物質等を投入する。そ
して、へルール54を取り付けてヘルールクランプ56
をクランプする。この状態で揮発性物質等の保管及び移
送等をしていた。
発性物質の保管方法では、内容物である粉粒体をフレキ
シブルコンテナに直接投入して保管する。そのため保管
が終了して種類の異なる他の粉粒体を投入する場合に
は、その都度そのフレキシブルコンテナを洗浄する必要
があり、使い勝手が悪い。
めになされたもので、気密性を必要とする特定物質に対
して、効率的且つ効果的な保管方法を提供することを目
的とする。
めに、請求項1記載の発明は、特定物質の保管方法であ
って、開閉自在の気密性を有する第1の容器の中に、第
1の容器より気密性の低い第2の容器を収納することに
より、第2の容器内に充填された気密性を必要とする特
定物質を保管するものである。
容器に収納された状態で外部に対して一定の気密状態で
保管される。
明の構成において、特定物質は揮発性を有する粉粒体で
あり、第1の容器は気密性を有するターポリンによって
胴部と蓋部とが成形され、胴部と蓋部とは気密性ジッパ
ーによって分離自在に接続されるものである。
開けるだけで蓋が胴部に対して分離され、第1の容器は
その内部が開放される。
方法であって、開閉自在の気密性を有する第1の容器を
準備する工程と、揮発性物質を第1の容器より気密性の
低い第2の容器に充填する工程と、第1の容器を開い
て、その内部に揮発性物質が充填された第2の容器を収
納する工程と、第2の容器が収納された第1の容器を閉
じて、その気密性を保持する工程とを備えたものであ
る。
された揮発性物質が気密性を有する第1の容器内に保管
される。
明の構成において、気密性が保持された状態で、第2の
容器が収納された第1の容器を移送する工程を更に備え
たものである。
により揮発性物質が一定量以下の揮発状態で移送され
る。
明は、特定物質は外部に対して一定の気密状態で保管さ
れるので、取り扱いが容易となる。すなわち、特定物質
を第1の容器に対して入れ替えする場合、第2の容器自
体の搬出をすれば良く、第1の容器の内部を洗浄等する
必要はないので、他の特定物質の保管用に直ちに用いる
ことが可能となる。
明の効果に加えて、気密性ジッパーの開閉だけで第2の
容器の収納及び第1の容器の気密性の確保が容易とな
り、使い勝手がよい。
の容器を介して第1の容器内に保管されるので、効率的
な保管方法となる。そして、揮発性物質が第1の容器の
気密性により、一定量以上の揮発が防止されるので、品
質の低下が防止される。
明の効果に加えて、第1の容器の移送により揮発性物質
が所定状態で移送されるため、移送の取り扱いが容易と
なり、又移送時に揮発性物質による周りの環境への影響
を与えることがない。
態による気密性フレキシブルコンテナの概略構造を示し
た斜視図である。
ナ11は気密性のゴム引布やターポリンを接着又は熱融
着によって一体化して筒型形状に形成されている。尚、
ゴム引布やターポリンは可撓性に優れており、図2に示
されているように3層構造又は4層構造よりなってい
る。すなわち、ターポリン25はコンテナの内面側に面
する層としてポリ塩化ビニルやエチレン酢酸ビニルなど
の合成樹脂あるいはクロロプレンゴムやブチルゴム等の
合成ゴム等から形成される第1表面層27と、第1表面
層27の外面側に形成され、ナイロンやビニロン等の織
り布からなる基布29と、基布29の外面側に形成さ
れ、ポリ塩化ビニルやエチレン酢酸ビニル等の合成樹脂
あるいはクロロプレンゴムやブチルゴム等の合成ゴム等
からなる第2表面層30とから構成されている。また、
気密性をより高めるために第1表面層27の外面層側に
気密性に優れたポリ塩化ビニリデン等の気密層28を図
2のように設けても良い。これによって、気密性フレキ
シブルコンテナ11の内面側は外面側に対して気密状態
が保持される。
3と同様にターポリン25によって形成される蓋部14
とは、気密性ジッパー(登録商標:オータイト,YKK
株式会社製)15によって分離自在に接続されている。
これによって気密性ジッパー15を閉じた時、気密性フ
レキシブルコンテナ11の内面は、外面に対して気密性
が保たれることになる。
20を取付けるための吊り金具19が吊りベルト18に
取り付けられ、吊りベルト18は胴部13の外面に取り
付けられている。吊りロープ20は一対設けられてお
り、この吊りロープ20を吊り上げフック等によって吊
り上げることによって、気密性フレキシブルコンテナ1
1を移送することができる。
内部には非気密性フレキシブルコンテナ22が収納され
ており、非気密性フレキシブルコンテナ22の中には例
えばアルコール系の揮発性の高い液体を含侵させた特定
物質たる粉粒体が充填されている。すなわち、この実施
の形態においては、第1の容器たる気密性フレキシブル
コンテナ11内に第2の容器たる非気密性フレキシブル
コンテナ22が収納されている。すなわち、第2の容器
たる非気密性フレキシブルコンテナ22は、第1の容器
たる気密性フレキシブルコンテナ11に対して気密性の
低いものとなっている。
ンテナの使用方法を示した図である。
ているように、その内部が空の気密性フレキシブルコン
テナ11を準備する。そして図示しない場所において非
気密性フレキシブルコンテナ22内に、例えば揮発性の
高い液体を含侵させた粉粒体23を充填する。
密性ジッパー15を開いて蓋部14を胴部13から図3
の(2)に示されているように分離させて、気密性フレ
キシブルコンテナ11内部を開放状態とする。この状態
で粉粒体23が充填された非気密性フレキシブルコンテ
ナ22を上方から矢印で示すように吊り下ろし、気密性
フレキシブルコンテナ11内に収納する。非気密性フレ
キシブルコンテナ22の収納が完了すると、気密性ジッ
パー15を閉じて蓋部14を胴部13に接続させ、気密
性フレキシブルコンテナ11内部の気密性を確保する。
テナ22は非気密性であるため、その内部に充填された
揮発性の高い液体の1部が非気密性フレキシブルコンテ
ナ22の壁面を通して蒸散する。しかし、非気密性フレ
キシブルコンテナ22は気密性の高い気密性フレキシブ
ルコンテナ11内に完全収納されているため、蒸散した
揮発成分は気密性フレキシブルコンテナ11から外部へ
蒸散することはない。従って、非気密性フレキシブルコ
ンテナ22の外面と気密性フレキシブルコンテナ11の
内面との間で形成される空間内において蒸散した揮発成
分は飽和状態となり、それ以上の蒸散現象が停止する。
揮発による品質低下を防止しながら安定した状態で保管
することが可能となる。尚、非気密性フレキシブルコン
テナ22を気密性フレキシブルコンテナ11内に収納し
た状態で移送等する場合には、図3の(3)に示されて
いるように気密性フレキシブルコンテナ11の外面に取
り付けられた吊りロープ20を吊り上げフック31等に
よって吊り上げることによって容易に移送させることが
可能となる。
図3の(2)に示されているのと同様に、気密性ジッパ
ー15を開いて気密性フレキシブルコンテナ11の内部
を開放状態にする。そして内部に収納されている非気密
性フレキシブルコンテナ22を取出して、粉粒体23を
使用する。このように、従来の気密性フレキシブルコン
テナのごとく気密性フレキシブルコンテナ11内に直接
粉粒体23を充填していないため、気密性フレキシブル
コンテナ11内に他の種類の粉粒体等を次に収納する場
合であっても、その内部を洗浄等する必要はない。すな
わち、新たな粉粒体を保管するにあたっても同様に別の
非気密性フレキシブルコンテナに充填し、これをそのま
ま気密性フレキシブルコンテナ11内に収納するように
すればよい。
単位となる非気密性フレキシブルコンテナ22は低価格
なコンテナとしながら、それを保管及び移送時において
高価格な気密性フレキシブルコンテナに格納することに
よって、粉粒体の効率的且つ効果的な保管が可能とな
る。
キシブルコンテナに充填する特定物質は揮発性物質とし
ているが、これに限らず外部からの湿気の進入が好まし
くない物質等も特定物質として同様に本発明を適用でき
る。
構として気密性ジッパーを採用しているが、従来例とし
て示した高気密性フレキシブルコンテナ等に用いられる
他の開閉可能な密閉機構を採用しても良い事は言うまで
もない。
気密性フレキシブルコンテナはいずれも円筒形状を有し
ているが、形状はこれに限らず、又それぞれが異なった
球形、箱型等の他の形状であっても良い。
対して、非気密性フレキシブルコンテナを1個だけ収納
しているが、2個以上の複数個収納するようにしても良
い。
キシブルコンテナの概略構造を示した斜視図である。
断面構成を示した図である。
を示した図である。
造を示した断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 特定物質の保管方法であって、 開閉自在の気密性を有する第1の容器の中に、前記第1
の容器より気密性の低い第2の容器を収納することによ
り、前記第2の容器内に充填された気密性を必要とする
特定物質を保管する、特定物質の保管方法。 - 【請求項2】 前記特定物質は揮発性を有する粉粒体で
あり、 前記第1の容器は気密性を有するターポリンによって胴
部と蓋部とが成形され、前記胴部と前記蓋部とは気密性
ジッパーによって分離自在に接続される、請求項1記載
の特定物質の保管方法。 - 【請求項3】 揮発性物質の保管方法であって、 開閉自在の気密性を有する第1の容器を準備する工程
と、 揮発性物質を前記第1の容器より気密性の低い第2の容
器に充填する工程と、 前記第1の容器を開いて、その内部に前記揮発性物質が
充填された前記第2の容器を収納する工程と、 前記第2の容器が収納された前記第1の容器を閉じて、
その気密性を保持する工程とを備えた、揮発性物質の保
管方法。 - 【請求項4】 気密性が保持された状態で、前記第2の
容器が収納された前記第1の容器を移送する工程を更に
備えた、請求項3記載の揮発性物質の保管方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001154813A JP4724314B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 粉粒体の保管方法 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001154813A patent/JP4724314B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP7134423B2 (ja) | 2016-10-03 | 2022-09-12 | Ykk株式会社 | 液体輸送用容器 |
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