JP2018058609A - 液体輸送用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液漏れを有効に防止しつつ、洗浄等の維持管理や取扱いを簡便にすることができる液体輸送用容器を提供する。【解決手段】この発明の液体輸送用容器1は、柔軟性を有する材料からなる外側袋体2と、外側袋体2の内部に配置されて、柔軟性を有する材料からなり、内部に液体が充填される内側袋体3とを備え、前記外側袋体2が、該外側袋体2の少なくとも一部に取り付けられたスライドファスナー4を有し、該スライドファスナー4の取付け箇所で、前記外側袋体2が開閉可能に構成されてなるものである。【選択図】図1

Description

この発明は、たとえば水、牛乳もしくはジュースその他の飲料を含む種々の液体の輸送に用いる液体輸送用容器に関するものであり、特には、液漏れを有効に防止しつつ、液体輸送用容器の洗浄等の維持管理や取扱いを簡便にすることのできる技術を提案するものである。
この種の液体輸送用容器は、主として貨物自動車その他の車両、船舶または航空機等でコンパクトに収納できるように折り畳み可能な柔軟性を有する袋体の形状をなすものであり、車両等に積載されて、車両の往路または復路のいずれか一方で所定の液体を輸送する際に、輸送効率向上の観点から用いられることがある。
より詳細には、たとえば、往路で所定の液体を充填した液体輸送用容器を、車両の荷台に積載して目的地に輸送した後、復路では、車両の荷台に、液体輸送用容器に代えて固体の物資等を積載して輸送するとともに、空の液体輸送用容器は折り畳んで車両内に収納することで、復路での別物資の輸送が可能になり、輸送効率の向上を図ることができる。
これに関連する従来技術としては、特許文献1〜3に記載されたもの等がある。
特許第4119234号公報 特許第4063456号公報 特開2001−72176号公報
ところで、上述した液体輸送用容器は、一層の袋体で構成されたものであり、その開口部には気密防水性のスライドファスナーが取り付けられているも、スライドファスナーを完全に閉じていない状態で使用した場合等といった使用態様によっては、内部に充填した液体が外部に漏れるおそれがあるという問題があった。
また従来の液体輸送用容器では、特に飲料の輸送に用いる場合は、特許文献1〜3に記載されているように、衛生上の理由より、一回の液体輸送に用いる度に、当該袋体に対し、厳密な条件の下での洗浄、殺菌等の各種処理を行うことが必要になる。それ故に、液体輸送用容器を繰り返し使用するに当り、液体輸送用容器の維持管理に要する手間が増大するという問題もある。
これらの問題は、液体輸送用容器を内側袋体と外側袋体の二層の袋体で構成し、内側袋体の内部に液体を充填することにより解決できると考えられるが、単純に二層の袋体としても、使用前の外側袋体の内部への内側袋体の配置や、使用後の内側袋体の取出しを容易に行うことができない。
この発明は、従来の液体輸送用容器が抱えるこのような問題に対処するべくなされたものであり、その目的は、液漏れを有効に防止し、さらに洗浄等の維持管理や取扱いを簡便にすることができる液体輸送用容器を提供することにある。
この発明の液体輸送用容器は、柔軟性を有する材料からなる外側袋体と、外側袋体の内部に配置されて、柔軟性を有する材料からなり、内部に液体が充填される内側袋体とを備え、前記外側袋体が、該外側袋体の少なくとも一部に取り付けられたスライドファスナーを有し、該スライドファスナーの取付け箇所で、前記外側袋体が開閉可能に構成されてなるものである。
この発明の液体輸送用容器では、前記内側袋体が、互いに対応する位置での前記外側袋体の内周長さとの差が±1%以内の外周長さを有することが好ましい。なおここで、「互いに対応する位置」とは、内部に液体を充填した液体輸送用容器の膨張状態で、外側袋体と内側袋体の内外に一致する周方向の位置を意味する。上記の内周長さ及び外周長さはそれぞれ、たとえば、外輪郭形状がほぼ直方体状の液体輸送用容器である場合、その幅方向もしくは長手方向の中央位置での、内側袋体の外周一周分の長さ及び外側袋体の内周一周分の長さとすることができる。
また、この発明の液体輸送用容器では、前記外側袋体が、該外側袋体の内部と外部とを連通させる外側連通管を有し、前記内側袋体が、前記外側連通管内に挿入可能であって該内側袋体の内部と外部とを連通させる内側連通管を有することが好ましい。
そしてまた、この発明の液体輸送用容器では、前記外側袋体が、該外側袋体の底部を構成する底面部分と、該外側袋体の頂部を構成する頂面部分と、前記底面部分及び前記頂面部分のそれぞれの周縁部に連続して該外側袋体の周囲を構成する周面部分とを有し、前記外側袋体の周囲が四隅に角部を有し、前記周面部分が、各角部で区画される四面の側面部分からなるものとすることができる。
この場合においては、前記スライドファスナーが、四面の側面部分のうちの互いに隣接する三面の側面部分に延びて、残りの側面部分と区画する各角部に至る手前で終端するよう取り付けられていることがより好ましい。
またこの場合、前記内側袋体が、収縮状態にて平面視で方形状を有し、該内側袋体が、内側袋体の周囲の各縁部を中央部上に折り重ねてなる折重ね姿勢であり、外側袋体が、四面の側面部分のそれぞれの頂面側半部と底面側半部とを相互に重ね合せた状態で、側面部分のそれぞれを、頂面部分と底面部分との間に挟み込んで外側袋体の内部側に折り込んでなる側面折込み姿勢であり、前記側面折込み姿勢の外側袋体の内部で、該外側袋体の内部側に折り込まれた側面部分と底面部分との間に、前記折重ね姿勢の内側袋体が敷設されて配置されていることが好ましい。
この発明の液体輸送用容器の外側袋体に取り付けるスライドファスナーは、防水性スライドファスナー、さらには気密防水性スライドファスナーであることが好ましい。
この発明の液体輸送用容器では、前記内側袋体が、軸線方向の一端部および他端部のそれぞれを液密に密閉した筒状シート材からなることが好ましい。
なおこの発明の液体輸送用容器では、前記内側袋体が、一回の使用で廃棄されるディスポーザブルタイプであることが好適である。
この発明の液体輸送用容器によれば、外側袋体と、内部に液体が充填される内側袋体とを備えることにより、液体輸送用容器からの意図しない液体の漏出を有効に防止することができ、また、内側袋体は外側袋体よりも構造上簡易で安価なものとすることができるので洗浄が容易で廃棄も可能であり、液体輸送用容器の洗浄等の維持管理上の手間を減らすことができる。
またここでは、外側袋体の少なくとも一部にスライドファスナーを取り付けて、そのスライドファスナーの取付け箇所で外側袋体を開閉可能に構成したことにより、使用前および使用後の、外側袋体の内部への内側袋体の配置や、外側袋体からの内側袋体の取出しを容易に行うことができる。
ここで、内側袋体が、互いに対応する位置での外側袋体の内周長さとの差の±1%以内の外周長さを有するものとしたときは、内側袋体の内部に液体を充填する際に、ほぼ同程度の寸法を有する内側袋体及び外側袋体がそれぞれ、液体の充填に伴い、皺等の発生なしに良好に膨張するので、液体輸送用容器に所期したとおりの量の液体を有効に充填することができる。
またここで、外側袋体が外側連通管を有し、内側袋体が、外側連通管内に挿入可能な内側連通管を有するものとしたときは、それらの外側連通管および内側連通管により、外側袋体の内部に配置した内側袋体への液体の注入および、該内側袋体からの液体の排出の作業を容易に行うことができる。
そしてまた、外側袋体が底面部分と頂面部分と周面部分とを有するものとし、スライドファスナーが、周面部分の四面の側面部分のうちの互いに隣接する三面の側面部分に延びて、残りの側面部分と区画する各角部に至る手前で終端するものとしたときは、スライドファスナーの角部で折れ曲がる箇所を減らして、スライドファスナーの破損その他の不具合の発生確率を低減できるとともに、当該スライドファスナーにより、内部の内側袋体の配置や取出しを一層容易に行い得るほどに外側袋体を十分大きく開くことが可能になる。
また、このような外側袋体を先述の側面折込み姿勢とし、平面視方形状の内側袋体を先述の折重ね姿勢として、当該外側袋体の内部で、内部側に折り込まれた側面部分と底面部分との間に、当該内側袋体を敷設して配置したときは、内側袋体の内部への液体の注入時に、外側袋体の内部で内側袋体が、互いに干渉することなく良好に膨張するので、液体の注入を円滑に、かつ確実に行うことができる。
外側袋体に取り付けるスライドファスナーを、気密防水性スライドファスナーとしたときは、内側袋体への液体の充填時や輸送時等に比較的大きな力が作用する外側袋体のスライドファスナーを十分に強度が高いものとして、使用時のスライドファスナーへの不具合の発生を防止できる他、仮に液体を充填した内側袋体から液体が漏出したとしても、当該液体が外側袋体の外部へ漏れることを有効に防止することができる。
なお、この発明の液体輸送用容器で、内側袋体が、軸線方向の一端部および他端部のそれぞれを液密に密閉した筒状シート材からなるものとしたときは、容易かつ安価に製造できるので、内側袋体を一回の使用で廃棄する場合でもコストの増大を抑制することができる。
このような液体輸送用容器において、内側袋体を一回の使用で廃棄されるディスポーザブルタイプとしたときは、内側袋体の洗浄が不要になって、液体輸送用容器の維持管理をさらに簡便なものとすることができ、また衛生面上も望ましい。
この発明の一の実施形態に係る液体輸送用容器を膨張状態で、外側袋体の内部に配置した内側袋体とともに示す斜視図である。 図1の液体輸送用容器の内側袋体を、外側袋体の内部から取り出して示す斜視図である。 図1の液体輸送用容器の外側袋体の外側連通管および、内側袋体の内側連通管を、外側連通管への内側連通管の挿入前後の状態で示す部分拡大斜視図である。 図1の液体輸送用容器の外側袋体を、内部の内側袋体を除去して示す斜視図である。 図1の液体輸送用容器の外側袋体に取り付けたスライドファスナーの延在態様を示す、外側袋体の概略平面図である。 図1の液体輸送用容器の外側袋体に取り付けたスライドファスナーの部分平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図6のスライドファスナーのエレメントを示す、図7の部分拡大断面図である。 図6のスライドファスナーのスライダーの、上止具への係合状態を示す部分平面図である。 図1の液体輸送用容器の内側袋体を製造する手順の一例を示す、筒状シート材及び内側袋体のそれぞれの斜視図である。 図1の液体輸送用容器の内側袋体を折重ね姿勢にする手順を示す、内側袋体の平面図である。 図1の液体輸送用容器の外側袋体を側面折込み姿勢にする手順を示す、外側袋体の平面図である。 図12の手順より側面折込み姿勢とした外側袋体を示す平面図である。 図13の側面折込み姿勢の外側袋体の内部に、図11の折重ね姿勢の内側袋体を配置した収縮状態の液体輸送用容器を模式的に示す幅方向断面図である。 外側袋体の内部に内側袋体を配置した図14の液体輸送用容器の折畳み手順を示す、液体輸送用容器の平面図である。 図15に続く液体輸送用容器の折畳み手順を示す、同様の平面図である。 図15、図16に示すようにして折り畳んだ液体輸送用容器の、液体注入時のセットの手順を示す、液体輸送用容器の平面図である。
以下に図面を参照しながら、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に例示する実施形態の液体輸送用容器1は、飲料水、牛乳もしくはジュース等の液体が内部に充填された状態で、たとえば、車両、船舶もしくは航空機、なかでもトラック等の貨物自動車に積載されて当該液体を輸送するためのものであり、具体的には、柔軟性を有する材料からなる外側袋体2と、外側袋体2の内部に配置されて、柔軟性を有する材料からなり、内部に液体が充填される内側袋体3とを備えてなる。なお図1では、内側袋体3の内部に液体を充填した膨張状態の液体輸送用容器1を示す。
ここにおいて、この発明では、外側袋体2の少なくとも一部にスライドファスナー4を取り付けて設け、それにより、そのスライドファスナー4の取付け箇所で、外側袋体2を開閉可能に構成する。
このことによれば、スライドファスナー4を開いて外側袋体2を開くことにより、液体輸送用容器1の使用に先立って、外側袋体2の内部に、内側袋体3を容易に配置することができ、また、液体輸送用容器1を液体の輸送に用いて当該液体を排出した後の内側袋体3を、外側袋体2の内部から容易に取り出すことができる。
そして、この液体輸送用容器1は、外側袋体2と、外側袋体2の内部に配置される内側袋体3とを備えることにより、使用に際し、たとえば外側袋体2のスライドファスナー4を完全に閉めきっていなかった場合であっても、液体は内側袋体3の内部に収容されていることから、液体輸送用容器1の外部への漏出が有効に防止される。
またここでは、液体輸送用容器1を外側袋体2と内側袋体3の二層で構成し、使用時には内側袋体3の内部に液体を充填することにより、飲料等の液体は通常、内側袋体3の内面だけに接触することになって、外側袋体2には接触しないので、外側袋体2の洗浄、殺菌等の各種の処理を簡略化することができる。この一方で、従来の液体輸送用容器は、この実施形態でいう外側袋体2に相当する袋体一層のみであったことから、スライドファスナーその他の部材を有する当該袋体の洗浄や殺菌は、相当な手間および時間を要する作業であった。
その上、内側袋体3は外側袋体2に比して構造が単純であって安価なものであり、その洗浄等を容易に行い得る他、内側袋体3を少なくとも一回の使用後に廃棄する場合は、内側袋体3の洗浄等の処理が不要になるか、または当該処理の回数を減らすことができる。
ここで、内側袋体3の外周長さは、それに対応する位置での外側袋体2の内周長さとの差を±1%以内として、内側袋体3と外側袋体2がほぼ同等の大きさとすることが好ましい。それにより、外側袋体2と内側袋体3の二層で構成した液体輸送用容器1で、内部に液体を注入するときに、所期した大きさへの膨張を阻害し得る袋体表面への皺の形成が抑制されて、内側袋体3及び外側袋体2のそれぞれがともに良好に膨張することになるので、所定の量の液体を円滑に充填することができる。
なおここで、外側袋体2は、織布を樹脂材料により被覆した弾性シート材で構成することができる。この樹脂材料としては、たとえば、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンやポリプロピレンを含むポリオレフィン等を挙げることができる。
また、内側袋体3は、たとえば、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等からなるものとすることができる。
このような液体輸送用容器1で、外側袋体2の外部と、外側袋体2内の内側袋体3の内部との間で、液体の出し入れを可能にするため、この実施形態では、図3に部分拡大斜視図で示すように、外側袋体2に、外側袋体2の内部と外部とを連通させる外側連通管5を設け、また、内側袋体3に、内側袋体3の内部と外部とを連通させる内側連通管6を設けている。
そしてここでは、内側連通管6の外径を、外側連通管5の内径よりも僅かに小さくすること等により、図3(a)に矢印で示すように、内側連通管6を外側連通管5内に挿入可能とする。そして、図3(b)に示すように、内側連通管6を外側連通管5内に挿入した場合、外側連通管5内の内側連通管6により、内側袋体3の内部が外側袋体2の外部に連通されることになり、この内側連通管6を介して、外側袋体2の外部から内側袋体3の内部への液体の注入および、内側袋体3の内部から外側袋体2の外部への液体の排出を行うことができる。
なお、外側連通管5及び内側連通管6はそれぞれ、図示の実施形態では、横断面の内外輪郭形状が真円形をなす円管状としているが、この他にも、図示は省略するが、横断面内外輪郭形状が、楕円形もしくは長円形または、矩形その他の多角形等の管状とすることもできる。
外側袋体2は、様々な形状とすることができるが、たとえば、図4に示すように、図4の下方側を向く外側袋体2の底部を構成する底面部分7と、図4の上方側を向く外側袋体2の頂部を構成する頂面部分8と、それらの底面部分7及び頂面部分8のそれぞれに各周縁部Eで連続し、図4の側方側を向く外側袋体2の周囲を構成する周面部分9とを有するものとすることができる。
特にこの実施形態では、外側袋体2は、その周囲の四隅に四つの湾曲面状等の角部10a〜10dが存在し、外側袋体2の周面部分9がそれらの各角部10a〜10dにより四面の側面部分9a〜9dに区画されており、膨張状態で全体として略直方体状をなす。
かかる形状を有する外側袋体2では、スライドファスナー4は、図5に平面図で模式的に示すように、四面の側面部分9a、9b、9c、9dのうちの互いに隣接する三面の側面部分9b、9c、9dにわたって延び、それらの三面の側面部分9b、9c、9dと残りの側面部分9aとを区画する各角部10a、10dに至る手前で終端するように、外側袋体2の周面部分9に取り付けられることが好適である。つまり、図5に示すところでは、スライドファスナー4は、外側袋体2の周面部分9で、側面部分9bの面内から、それに隣接する側面部分9cを通って、さらにそれに隣接する側面部分9dの面内まで延びて、その各端部を構成する後述の上止具16aおよび下止具16bがそれぞれ、側面部分9bおよび側面部分9dのそれぞれの面内に配置されており、角部10a及び10dならびに側面部分9aにはスライドファスナー4は存在しない。
このようにスライドファスナー4が外側袋体2の角部10a、10dに到達しないように、スライドファスナー4を外側袋体2に取り付けることにより、スライドファスナー4が角部10a〜10dで折れ曲がる箇所を少なくすることができ、その折れ曲がる箇所への応力集中によるスライドファスナー4の破損その他の不具合が発生する確率を下げることができる。要するに、この実施形態では、スライドファスナー4が通る角部10b、10cの二箇所のみでスライドファスナー4が折れ曲がり、スライドファスナー4が通らない角部10a、10dでは当然のことながら、スライドファスナー4の折れ曲がり箇所は生じないので、スライドファスナー4が角部10a、10dに到達する場合よりも、折れ曲がりによって不具合が発生する確率が低くなる。また、角部10a、10dにスライドファスナー4の上止具16aおよび下止具16bを配置した場合に比して、スライドファスナー4の開き始め及び閉じ終りの操作が行やすくなるという利点もある。
しかもここでは、スライドファスナー4は、三面の側面部分9b、9c、9dに延びるものとしたことにより、上述した不具合の発生を抑制しつつも、当該スライドファスナー4により外側袋体2を大きく開くことが可能になるので、その内部の内側袋体3の配置及び除去ならびに、外側袋体2の洗浄及びその後の乾燥等をさらに容易に行うことができる。
なお、この外側袋体2では、側面部分9b、9c、9dの、頂面部分8側の周縁部Eに隣接する位置に、該周縁部Eと平行に延びるスライドファスナー4を設け、また側面部分9bの、底面部分7側の周縁部Eに隣接する位置に、外側連通管5を設けている。
ここで、外側袋体2に設けるスライドファスナー4は、防水性スライドファスナーとすることが好ましく、特に、図6に拡大図で示すような気密防水性スライドファスナー4とすることがより一層好ましい。外側袋体2には、種々のタイプのスライドファスナーを設けることができるが、この実施形態のように気密防水性スライドファスナー4を設けることは、仮に使用時に内部に液体を収容した内側袋体3の破損等が生じて、内側袋体3の内部から液体が漏れた場合であっても、外側袋体2の外部への漏出は防げる点で有効である。加えて、気密防水性スライドファスナーは、他のタイプのスライドファスナーに比して高い強度を有することから、内側袋体3の内部への液体の充填により大きな力が作用する外側袋体2のスライドファスナー4として用いることが好ましい。
なお、公知の気密防水性スライドファスナーとしては、国際公開第2015/063927号、特許第4610516号公報、実開昭62−181206号公報に記載されたもの等がある。
図示の気密防水性スライドファスナー4について詳説すれば以下のとおりである。
この気密防水性スライドファスナー4は、先述した外側袋体2の周面部分9の所定の領域にわたって、スライドファスナー4の幅方向(図6では上下方向)に互いに並列してスライドファスナー4の長手方向(図6では左右方向)に延びる一対のファスナーストリンガー11と、使用者に保持される引手12aを有し、ファスナーストリンガー11に沿ってスライドファスナー4の長手方向に移動して、一対のファスナーストリンガー11の開閉をもたらすスライダー12とを備えてなる。なおここでは、スライドファスナー4の長手方向のうち、一対のファスナーストリンガー11を閉じるスライダー12の移動の向きを前方側(図6では右側)といい、また、一対のファスナーストリンガー11を開くスライダー12の移動の向きを後方側(図6では左側)という。
ここで、ファスナーストリンガー11は、たとえば織布の表面を樹脂材料によりコーティングしてなる防水性の一対のファスナーテープ13と、それらのファスナーテープ13の互いに隣接する側縁部のそれぞれに、該側縁部に沿って並べて取り付けた複数のエレメント14からなる一対のエレメント列15と、エレメント列15の、スライダー12の最も前方側の一端部および最も後方側の他端部のそれぞれに設けた上止具16aおよび下止具16bとで構成されている。
このファスナーストリンガー11では、図7に横断面図で示すところから解かるように、一対のファスナーテープ13は、外側袋体2に取り付けられるテープ本体部13aおよび、テープ本体部13aに連続して、ファスナーテープ13の互いに隣接する各側縁部を、外側袋体2の外部側(図7では右側)に向けて折り曲げて立設したテープ屈曲部13bを有する。
そして、エレメント列15の各エレメント14は、一対のエレメント列15のエレメント14の相互で噛み合う噛合部材17と、噛合部材17を幅方向外側から取り囲む断面C字状の固定部材18とで構成されており、これらの噛合部材17と固定部材18との間に、上記のテープ屈曲部13bの一部が巻き込まれて挟まれることにより、各エレメント14がファスナーテープ13に取り付けられている。
より詳細には、エレメント14の噛合部材17は、図8に拡大して示すように、幅方向内側に位置する頭部17a、幅方向外側に位置する拡大部17bならびに、それらの噛合頭部17aおよび拡大部17bの相互を連結する頸部17cからなるものであり、頸部17cから拡大部17bにわたってその周囲をテープ屈曲部13bにより包まれており、その外側から覆い被さるC字状の固定部材18との間で、テープ屈曲部13bを挟み込んでいる。このようにテープ屈曲部13bに固定されるエレメント14では、図8に示すように、噛合部材17の頭部17aがテープ屈曲部13bの幅方向内側に突出して位置し、当該頭部17aは、スライダー12の移動により一対のファスナーストリンガー11を閉じた際に、一対のエレメント列15の互いに対向するエレメント14のものどうしで係合することになる。
このスライドファスナー4では、図9に示すように、スライダー12を最も前方側まで移動させて、スライドファスナー4を閉めきった状態で、平面外輪郭形状が略四角形状の上止具16aの側面に、それに対向するスライダー12の側面が整合し、また、上止具16aの周囲に、その平面外輪郭形状に対応する形状を有する引手12aを引っ掛けて係合させることにより、スライドファスナー4の、意図しない開き防止のためにロックすることができる。
また引手12aには、ここでは図示しないテープ状把持部を取り付けることができ、当該テープ状把持部は、使用者の把持に供されて、スライドファスナー4の容易な開閉をもたらすことができる。
なお、この液体輸送用容器1では、外側袋体2の頂面部分8に、該頂面部分8の一部で頂面部分8から外部に向けて膨出する洗浄用開口部20を設けている。図示の実施形態では平面視が長方形状のこの洗浄用開口部20は、最も膨出する先端面に、その長手方向と平行に直線状に延びるスライドファスナー21を設けたものであって、頂面部分8に連結される基部から当該先端面に向かうに従い、その幅を漸減させる傾斜面を有し、全体として略船体状をなす。このスライドファスナー21も、気密防水性のものとすることができる。
かかる外側袋体2の洗浄は、たとえば、上記の洗浄用開口部20のスライドファスナー21を開いて、洗浄用開口部20から、図示しない洗浄ノズルを挿入した後、当該洗浄ノズルの挿入部分を残してスライドファスナー21を閉じた状態で、外側袋体2の内部にて、洗浄ノズルの先端部分から洗浄液を噴霧することにより行うことができる。
このとき、洗浄用開口部20を船体状としたことにより、洗浄用開口部20の内面にも、洗浄ノズルから噴霧される洗浄液が十分接触することになり、洗浄用開口部20をも確実に洗浄することができる。
図示の液体輸送用容器1では、外側袋体2の頂面部分8の四隅の近傍に、洗浄時やその後の乾燥時等に外側袋体2を吊るすための引掛けリング22を取り付けて設けている。このような引掛けリングは、必要に応じて、外側袋体2の所定の箇所に適宜設けることができる。
ところで、外側袋体2の内部に配置する内側袋体3は、少なくとも一回、特に一回の液体の輸送に使用される度に廃棄されるディスポーザブルタイプとすることが、洗浄等の処理の簡略化および飲料の衛生確保の観点から好ましい。
かかる内側袋体3を容易かつ安価に製造して、製造コストの増大を抑制するため、内側袋体3は、先述した所定の材料からなる図示しない長尺筒状シートを、所要の長さで切断していって、図10(a)に示すような円筒等の筒状シート材19とし、そして、この筒状シート材19の軸線方向(図10では上下方向)の両端部のそれぞれの開口部を、その径方向の全体にわたって重ね合せて溶着すること等により、図10(b)に示すように、それらの各端部を液密に密閉する溶着部19aを形成して、袋体にすることで製造することが好適である。このようにして製造した内側袋体3は、内部に液体を含まず気体もほぼ含まない収縮状態では、平面視で方形状、特に図示の実施形態では長方形状をなす。
なお先述した内側連通管6は、図10には示していないが、たとえば、上述したようにして得られる袋体の溶着部19aの形成前に、筒状シート材19の所定の位置に取り付けることができる。
このような内側袋体3は、図11に例示するように折り重ねて得られる折重ね姿勢で、外側袋体2の内部に配置することができる。
これについて詳説すれば、内部に液体を充填しておらず気体もほぼ存在しない内側袋体3の収縮状態で、図11(a)に平面図で示すように、平面視が長方形状をなすとともに、その長方形状の内側袋体3の表面(図11では紙面の裏側を向く面)側で、幅方向(図11では左右方向)の中間領域における中央位置等に、内側袋体3の内部と外部とを連通させる内側連通管6を設けた内側袋体3を用意する。この内側袋体3では、内側連通管6は、内側袋体3の長手方向(図11では上下方向)の中央位置に対して長手方向の一端部3a側に片寄せて、当該一端部3aに隣接する位置に設けている。
この内側袋体3を所定の折重ね姿勢にするには、はじめに、図11(a)に示すように、内側袋体3の内側連通管6を設けた側の表面を鉛直方向の下向きにして、内側袋体3を広げて配置する。
そしてこの状態で、内側袋体3の幅方向外側で長手方向に沿って延びる両側部3cのそれぞれを、図11(a)に一点鎖線で示す位置にて、両側部3cの前記表面が外側に位置する向き、つまり裏面どうしが重なる向きで幅方向の内側に向けて、中央部3d上に折り重ねる。
次いで、内側袋体3の長手方向の両端部3a、3bのそれぞれを、図11(b)に一点鎖線で示す位置にて、両端部3a、3bの前記表面が外側に位置する向きで長手方向の内側に向けて、中央部3d上に折り重ねる。このときの端部3aの折り位置は、図示のように、長手方向で内側連通管6の直下を通る位置、より詳細には内側連通管6の中心からやや長手方向内側(図11では下方側)にずれた位置とすることができる。これにより、内側袋体3は、図11(c)に示す折重ね姿勢となる。上記の表面に設けた内側連通管6は、図11(c)に示すように、内側袋体3の長手方向の外側で、折り返した一端部3aの外側に接することになる。なおこの発明では、平面視で正方形状の内側袋体も含めた場合を考慮して、上記の端部3a、3b及び側部3cのそれぞれを、方形の周囲である四辺の「各縁部」ともいう。
一方、外側袋体2は、図12に例示するようにして側面折込み姿勢とすることができる。なおここでは、スライドファスナー4を閉じて内部に液体や気体がほぼ含まれない収縮状態で、図12に示すように平面視で長方形状をなす外側袋体2の短辺側の側面部分9b及び9dのうち、外側連通管5が存在する側を後側面部分9b、外側連通管5が存在しない側を前側面部分9dといい、また長辺側の側面部分9a及び9cをそれぞれ、右側面部分9a及び左側面部分9cという。
すなわち、はじめに、図12(b)に矢印で示すように、右側面部分9aの頂面部分8側の頂面側半部を、同図の一点鎖線の位置で、右側面部分9aの底面部分7側の底面側半部に向けて折って、当該底面側半部上に頂面側半部を重ね合せることにより、頂面側半部と底面側半部とを折り重ねた右側面部分9aを、頂面部分8と底面部分7との間に挟み込んで外側袋体2の内部側に折り込む。同様に、左側面部分9cについても、頂面側半部を、同図の一点鎖線の位置で、底面側半部に向けて折って、当該底面側半部上に頂面側半部を重ね合せることにより、頂面側半部と底面側半部とを折り重ねた左側面部分9cを、頂面部分8と底面部分7との間に挟み込んで外側袋体2の内部側に折り込む。
次いで、図12(c)に示すように、後側面部分9b及び前側面部分9dについても同様にそれぞれ、頂面側半部を、同図の一点鎖線の位置で、底面側半部に向けて折って、当該底面側半部上に頂面側半部を重ね合せることで、頂面側半部と底面側半部とを折り重ねた後側面部分9b及び前側面部分9dをそれぞれ、頂面部分8と底面部分7との間に挟み込んで外側袋体2の内部側に折り込む。これにより、右側面部分9a、左側面部分9c、後側面部分9b及び前側面部分9dのそれぞれは、図13に破線で示すように、外側袋体2の内部側に向けて凸となる谷折りで、頂面部分8と底面部分7との間に挟み込まれて配置される。図13に示す外側袋体2のこの姿勢を、側面折込み姿勢という。
以上のようにして、内側袋体3を折重ね姿勢とし、外側袋体2を側面折込み姿勢とした後は、外側袋体2のスライドファスナー4を開いて外側袋体2を開き、外側袋体2の外側連通管5内に内側連通管6を挿入して、外側袋体2の内部に内側袋体3を配置する。
このとき、図14に断面図で示すように、外側袋体2の内部で、側面折込み姿勢の外側袋体2の内部側に折り込んだ前後左右の各側面部分9a〜9dと、底面部分7との間に、折重ね姿勢の内側袋体3を敷設して配置することが好ましい。ここでは、内側袋体3の折り重ねた端部3a、3b及び側部3cが、外側袋体2の底面部分7側ではなく側面部分9a〜9d側に位置する向き、つまり図14では中央部3dの上方側に位置する向きで、内側袋体3を配置する。
このことによれば、後述するように内側袋体3の内部に液体を注入すると、内側袋体3の膨張に伴い、内側袋体3の折り重ねられた端部3a、3b及び側部3cが、次第に立ち上がって、その上方側の折り込まれた各側面部分9a〜9dを外側に押し広げながら、外側袋体2を膨張させるので、内側袋体3や外側袋体2に皺が発生することなく、両袋体2、3が内外で互いに整合しつつ良好に膨張することになる。その結果、所期した量の液体を有効に充填することが可能になる。
なお、内側袋体3は、図11(c)に示す折重ね姿勢から、図示は省略するがさらに小さく折り畳んだ状態で、スライドファスナー4を開いた外側袋体2の内部に載置し、そこで当該折重ね姿勢に広げて、上述したように外側袋体2の内部に配置すると、配置作業が容易になる。
このようにして外側袋体2の内部に内側袋体3を配置して得られる液体輸送用容器1はその後、必要に応じて、図15(a)に一点鎖線で示すように、外側袋体2の幅方向(図15では上下方向)で三等分となる位置で、右側面部分9a及び左側面部分9cのうちの一方の側面部分側、たとえば右側面部分9a側の右側部を、図15(b)に示すように中央部上に折り重ねるとともに、他方の側面部分側、たとえば左側面部分9c側の左側部を、図16(a)に示すように、中央部上に折り返した左側部上に折り重ねることができる。
そして、それによりさらに細長い長方形の平面形状となった外側袋体2の長手方向(図16では左右方向)の端部のうち、外側連通管5が存在しない側の一方の端部を、図16(a)に矢印で示すように、外側連通管5が存在する側の他方の端部側に向けて複数回、たとえば五回にわたって、当該一方の端部が内側に巻き込まれるように折り重ねた後、そのように複数回折り重ねた部分上に、図16(b)に矢印で示すように、他方の端部を折り重ねて、図16(c)に示すように折り畳むことができる。
ここで、外側袋体3の内部に残存していた気体は、外側連通管5の近傍に集められるので、残存気体があれば、これを外側連通管5から排出させることができる。
このようにコンパクトに折り畳んだ液体輸送用容器1は、梱包等して出荷することができる。
そして、上記のように折り畳んだ液体輸送用容器1を、トラックの荷台等の所定の位置でセットして液体を注入するには、液体輸送用容器1を、先述したところと逆の手順にて、図14に示す状態まで広げた後、図17(a)に矢印で示すように、右側面部分9a及び左側面部分9cがそれぞれ上方側に向くように、右側面部分9a及び左側面部分9cをそれぞれ折り返して、右側面部分9a及び左側面部分9cのそれぞれの頂面側半部を、頂面部分8上に配置する。
次いで、図17(b)に矢印で示すように、前側面部分9dが上方側に向くように前側面部分9dを折り返して、前側面部分9dの頂面側半部を頂面部分8上に配置する。
この状態で、外側連通管5内に挿入した内側連通管6から内側袋体3の内部に液体を注入する。それにより、先述したように、液体注入に伴って膨張する折重ね姿勢の内側袋体3により、側面折込み姿勢の外側袋体2が内側袋体3とともに円滑に膨張することになる。
なお、液体をある程度注入すると、通常は、図17(c)に矢印で示すように、後側面部分9bが自然と、上方側に向くように折り返されるが、膨張態様等によっては、この折返し作業を人手により行ってもよい。
1 液体輸送用容器
2 外側袋体
3 内側袋体
3a 一端部(縁部)
3b 他端部(縁部)
3c 側部(縁部)
3d 中央部
4 スライドファスナー(気密防水性スライドファスナー)
5 外側連通管
6 内側連通管
7 底面部分
8 頂面部分
9 周面部分
9a 左側面部分(側面部分)
9b 後側面部分(側面部分)
9c 右側面部分(側面部分)
9d 前側面部分(側面部分)
10a〜10d 角部
11 ファスナーストリンガー
12 スライダー
12a 引手
13 ファスナーテープ
13a テープ本体部
13b テープ屈曲部
14 エレメント
15 エレメント列
16a 上止具
16b 下止具
17 噛合部材
17a 頭部
17b 拡大部
17c 頸部
18 固定部材
19 筒状シート材
19a 溶着部
20 洗浄用開口部
21 スライドファスナー(気密防水性スライドファスナー)
22 引掛けリング
E 周縁部

Claims (9)

  1. 柔軟性を有する材料からなる外側袋体2と、外側袋体2の内部に配置されて、柔軟性を有する材料からなり、内部に液体が充填される内側袋体3とを備え、
    前記外側袋体2が、該外側袋体2の少なくとも一部に取り付けられたスライドファスナー4を有し、該スライドファスナー4の取付け箇所で、前記外側袋体2が開閉可能に構成されてなる液体輸送用容器。
  2. 前記内側袋体3が、互いに対応する位置での前記外側袋体2の内周長さとの差が±1%以内の外周長さを有してなる請求項1に記載の液体輸送用容器。
  3. 前記外側袋体2が、該外側袋体2の内部と外部とを連通させる外側連通管5を有し、前記内側袋体3が、前記外側連通管5内に挿入可能であって該内側袋体3の内部と外部とを連通させる内側連通管6を有してなる請求項1又は2に記載の液体輸送用容器。
  4. 前記外側袋体2が、該外側袋体2の底部を構成する底面部分7と、該外側袋体2の頂部を構成する頂面部分8と、前記底面部分7及び前記頂面部分8のそれぞれの周縁部Eに連続して該外側袋体2の周囲を構成する周面部分9とを有し、前記外側袋体2の周囲が四隅に角部10a〜10dを有し、前記周面部分9が、各角部10a〜10dで区画される四面の側面部分9a〜9dからなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体輸送用容器。
  5. 前記スライドファスナー4が、四面の側面部分9a〜9dのうちの互いに隣接する三面の側面部分9b、9c、9dに延びて、残りの側面部分9aと区画する各角部10a、10dに至る手前で終端してなる請求項4に記載の液体輸送用容器。
  6. 前記内側袋体3が、収縮状態にて平面視で方形状を有し、該内側袋体3が、内側袋体3の周囲の各縁部3a〜3cを中央部3d上に折り重ねてなる折重ね姿勢であり、
    外側袋体2が、四面の側面部分9a〜9dのそれぞれの頂面側半部と底面側半部とを相互に重ね合せた状態で、側面部分9a〜9dのそれぞれを、頂面部分8と底面部分7との間に挟み込んで外側袋体2の内部側に折り込んでなる側面折込み姿勢であり、
    前記側面折込み姿勢の外側袋体2の内部で、該外側袋体2の内部側に折り込まれた側面部分9a〜9dと底面部分7との間に、前記折重ね姿勢の内側袋体3が敷設されて配置されてなる請求項4又は5に記載の液体輸送用容器。
  7. 前記スライドファスナー4が、気密防水性スライドファスナーである請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体輸送用容器。
  8. 前記内側袋体3が、軸線方向の一端部および他端部のそれぞれを液密に密閉した筒状シート材19からなる請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体輸送用容器。
  9. 前記内側袋体3が、一回の使用で廃棄されるディスポーザブルタイプである請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体輸送用容器。
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