JPH09193944A - 液体保持用の袋体 - Google Patents

液体保持用の袋体

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JPH09193944A
JPH09193944A JP8026010A JP2601096A JPH09193944A JP H09193944 A JPH09193944 A JP H09193944A JP 8026010 A JP8026010 A JP 8026010A JP 2601096 A JP2601096 A JP 2601096A JP H09193944 A JPH09193944 A JP H09193944A
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JP
Japan
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liquid
bag
opening
inner bag
outer bag
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Application number
JP8026010A
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English (en)
Inventor
Minoru Tazawa
稔 田澤
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量の液体を安定して保持可能であるとと
もに、液体保持状態での搬送が容易で、かつ、液体の廃
棄が容易で、製造コストの低い液体保持用の袋体を提供
する。 【解決手段】 逆流防止機構を備えた液注入部を有した
液密性の内袋を、一方の端部に吊り下げ部材を有すると
ともに他方の端部に開口部とこの開口部を開閉するため
の開閉部材を有し前記液注入部を挿入するための注入開
口部を有する外袋によって覆い、2重構造の袋体とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体保持用の袋体に
係り、特に大容量の液体を保持して搬送するための液体
保持用の袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、エンジン油等の廃油や、種々の
処理液が大量に発生する工場、事業所等では、工業廃液
の種類ごとにドラム缶等の容器に回収し、所定の処理施
設まで搬送して処理を行っている。
【0003】また、屋外の公演会場、展示会場、あるい
は、災害時の避難場所等において、簡易トイレが使用さ
れている。従来の簡易トイレでは、トイレ下部に設けら
れたタンクに汚水が貯められ、定期的に処理車を巡回さ
せて汚水を回収するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ドラム缶等の容器を用いた工業廃液の処理は、容器自体
の重量と未使用時のスペース占有の点で問題があり、ま
た、一度収容した廃液を再度容器から排出する必要があ
り、作業が煩雑であるとともに、環境の汚染を生じやす
いという問題もあった。
【0005】また、上記の簡易トイレの汚水回収は、回
収時の異臭発生という問題があった。さらに、簡易トイ
レに設けられたタンクの容量が小さい場合、処理車の巡
回の頻度が高くなり、一方、タンク容量を大きくする
と、簡易トイレが大型化して取扱等の点で種々の制約が
生じるという問題があった。、このような問題を解決す
るために、例えば、1000m3 以上の容量をもつ袋体
に工業廃液や汚水を収容することが考えられる。しか
し、工業廃液や汚水を保持した状態での搬送取扱に耐え
得る強度と良好な取扱性が袋体に要求され、このような
袋体はコストも高く、1回で使い捨てることによって、
工業廃液や汚水の処理コストが増大してしまうという問
題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、大容量の液体を安定して保持可能である
とともに、液体保持状態での搬送が容易で、かつ、液体
の廃棄が容易で、製造コストの低い液体保持用の袋体を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の液体保持用の袋体は、内袋と該内袋
を覆う外袋からなる2重構造を有し、前記内袋は液密性
であり、かつ、逆流防止機構をもつ液注入部を備え、前
記外袋は一方の端部に吊り下げ部材を有するとともに、
他方の端部に開口部と該開口部を開閉するための開閉部
材を有し、かつ、前記液注入部を挿入するための注入開
口部を有するような構成とした。
【0008】また、本発明の液体保持用の袋体は、前記
外袋が複数の固定帯を有するような構成とした。
【0009】このような本発明では、液注入部を介して
内袋に注入された液体は、液注入部に設けられた逆流防
止機構によって外部に戻ることが防止され、液体は内袋
によって液密状に保持され、かつ、この内袋は外袋に覆
われて強度的に補強され、また、外袋の吊り下げ部材に
より袋体の搬送取扱が容易に行われ、さらに、外袋の開
閉部材を操作して開口部を開き外袋を開封することによ
り、内袋を容易に取り出すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に実施形態ついて図面を参
照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の液体保持用の袋体の実施形
態の一例を示す平面図であり、図2は図1に示される袋
体の正面図である。図1および図2において、袋体1は
外袋11と、この外袋11に覆われた内袋21の2重構
造となっている。
【0012】袋体1を構成する外袋11は、平面形状が
ほぼ楕円形状であり、その長軸方向の一方の端部(図面
の右側)の上面には、一対の吊り下げ部材12が支持部
材13を介して設けられている。一方、外袋11の長軸
方向の他方の端部(図面の左側)の側壁には、内袋21
の出入を可能とするための開口部14と、この開口部の
開閉を行うための開閉部材15が設けられている。ま
た、支持部材13が設けられている近傍には注入開口部
16が形成され、外袋11の上面周縁部には複数(図示
例では8本)の固定部材17が外袋11の外側に突出す
るように設けられている。さらに、支持部材13から外
袋11の長軸方向に沿って2本の補強帯18aが外袋上
面に設けられ、この補強帯18aの先端には、外袋11
の短軸方向に沿って外袋11の周囲に巻き回すように設
けられた補強帯18bが連結されている。
【0013】上記の外袋11を構成する吊り下げ部材1
2は、内袋21に液体を保持した状態で袋体1を吊り下
げて取り扱うことを可能とするための部材である。この
吊り下げ部材12は、金属、硬質プラスチック等の材質
によりU字形状、かぎ形状等の所望の形状としたものを
使用することができる。また、保持部材13は図示例で
はY字型をなしており、先端部が吊り下げ部材12を回
動可能に支持するとともに、他端の二股部は基部13a
を介して外袋11の上面に固着されている。この保持部
材13は、金属、硬質プラスチック、耐候性高強度繊維
等の材質により所望の形状に形成されたものを使用する
ことができる。
【0014】開口部14は、外袋11の側壁部に図示例
のA点からB点に至るように形成されている。したがっ
て、この開口部14が開放状態となっている時は、開口
部14を介して内袋21の出し入れが可能となる。ま
た、この開口部14を開閉するための開閉部材15は、
図示例ではファスナーで構成されている。この開閉部材
15は、例えば、開口部14の両端部A点、B点から、
その中間に位置するC点へ2組のファスナーを装着し、
各ファスナーをC点からそれぞれA点、B点方向に向か
って開放するように構成することができる。
【0015】尚、上記の例では、開口部14は外袋11
の側壁部に形成されているが、外袋11の上面あるいは
下面の縁部または縁部近傍に形成してもよい。また、開
閉部材15は、上記のような2組のファスナーを装着し
たものに限定されず、開口部14の両端部A点からB点
へ向かっての開放等、所望の構成にすることができる。
また、開口部14を内側と外側の二重構造とし、内側と
外側のそれぞれに開閉部材15を設けるようにしてもよ
い。このように開口部14を二重構造とすることによっ
て、後述するように開閉部材15を開いた際に、内袋の
落下を若干遅らせることができる。さらに、開閉部材1
5は、ファスナーに限定されず、例えば、開口部14の
両側から紐、ベルト、マジックテープ等の係合部材を対
向するように複数配設し、対向する係合部材を締結する
ことによって開口部14を閉鎖状態とするものであって
もよい。
【0016】外袋11の注入開口部16は、後述する内
袋21の液注入部22の突出部分を挿入するためのもの
であり、内袋21の液注入部22の横断面形状に応じて
円形、長方形等の所望の開口形状を有するものとするこ
とができる。図示例では、円形の開口形状をもつ注入開
口部16が形成されている。尚、この注入開口部16
は、上記の例では支持部材13の近傍に設けられている
が、袋体1の使用目的等に応じて任意の位置に設けるこ
とができ、また、2か所以上に注入開口部16を設け
て、多種類の内袋に対応できるようにしてもよい。
【0017】固定部材17は、基部17aを介して一方
の端部が外袋11の上面周縁部に固着され、他端は外袋
11の外側に突出している。この固定部材17は、袋体
1を設置箇所に固定するための部材であり、その突出先
端には係合用の孔部等を備えるものであってもよい。こ
のような固定部材17は、高強度繊維、樹脂加工した高
強度繊維等の材質を用いて形成されたものを使用するこ
とができる。
【0018】また、補強帯18は、内袋21に液体が注
入された状態での外袋11の形状を保つためと、吊り下
げ部材12を介して袋体1を吊り下げた際の外袋11の
強度を高めるためのものである。図示例では、外袋11
の長軸方向に沿った2本の補強帯18aの一端は基部1
3aと連結され、この補強帯18aの他端は、外袋11
の短軸方向に沿って外袋11の周囲に巻き回されている
他の補強帯18bに連結されている。
【0019】上述の外袋11は、平面形状がほぼ楕円形
状であるが、本発明では外袋の形状はこれに限定される
ものではなく、長方形、円形、多角形等、使用目的等に
応じて適宜設定することができる。
【0020】このような外袋11は、ゴム引布、布入り
塩化ビニルシート、布(帆布)等により形成することが
できる。例えば、ゴム引布の場合、ゴム材料として、ブ
タジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、クロロプレ
ンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPT)、
ブチルゴム(IIR)等、布材料としてナイロン布、ビ
ニロン布、テトロン布、ポリアマイド(ケブラー)布等
を使用したゴム引布を使用することができる。また、外
袋11の厚みは、使用する材料、液体保持容量等により
適宜設定することができるが、例えば、0.8〜1.5
mm程度の厚みとすることができる。
【0021】図3は袋体1を構成する内袋21の平面図
であり、内袋21は液密性を有し、平面形状が外袋11
の平面形状と相似のほぼ楕円形状であり、その長軸方向
の一方の端部(図面の右側)の上面には液注入部22が
設けられている。この内袋21は、後述するように、外
袋11に覆われた状態で搬送や吊り下げ等の取扱を受け
るので、単独で搬送や吊り下げに耐え得る強度を備えて
いなくてもよい。このような内袋21は、ゴム引布、塩
化ビニルシート、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム等により形
成することができる。例えば、ゴム引布の場合、ゴム材
料として、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NB
R)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレン
ゴム(EPT)、ブチルゴム(IIR)等、布材料とし
てナイロン布、ビニロン布、テトロン布等を使用したゴ
ム引布を使用することができる。また、内袋21の厚み
は、使用する材料、液体保持容量等により適宜設定する
ことができるが、例えば、0.05〜0.15mm程度
の厚みとすることができる。上述の内袋21は、平面形
状がほぼ楕円形状であるが、外袋の形状に応じて長方
形、円形、多角形等、適宜設定することができる。
【0022】この内袋21に設けられた液注入部22
は、逆流防止機構を備えるものであり、液注入部22を
介して内袋21内に注入された液体が逆流するのが防止
される。
【0023】図4は、液注入部22の逆流防止機構を説
明するための部分斜視図である。図4において、液注入
部22は内袋21に形成した口部24に挿入され固着さ
れており、内袋21の外部に突出する外側液注入部22
aと、内袋21の内部に突出する内側液注入部22bと
からなる。この液注入部22は液流入経路23を内部に
備えた管状をなし、液が注入されていない時は、図4
(A)に示されるように液流入経路23を閉じるような
内部付勢力を有している。そして、例えば、液移送用の
パイプの先端ノズルNが外側液注入部22aの液流入経
路23に挿入され、液の注入が開始されると、注入圧力
によって内側液注入部22bの液流入経路23と口部2
4も押し広げられ、液流入経路23全体が開通し液注入
部22を介して内袋21内へ液が注入される(図4
(B))。その後、内袋21への液の移送が停止される
と、注入圧力が消滅し、これと同時に内側液注入部22
bの液流入経路23は、液注入部22の内部付勢力によ
り閉鎖状態となる。したがって、一旦内袋21内に注入
された液体は、液注入部22を逆流して外部に流出する
ことが不可能となる。
【0024】このような液注入部22は、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフ
ィルム、ゴムシート等の弾性を有する材料により形成す
ることができる。また、口部24における液注入部22
と内袋21との固着は、接着剤による固着、熱溶融によ
る固着等、液密性が保たれる手段であればいずれであっ
てもよい。
【0025】尚、内袋21の液注入部22の逆流防止機
構は、上述のものに限定されるものではなく、公知の種
々の逆流防止機構を用いることができる。例えば、図5
に示されるような逆流防止機構を用いることができる。
図5では、液注入部22´は内袋21に形成した口部2
4´に挿入され固着されており、内袋21の外部に突出
する外側液注入部22´aと、内袋21の内部に突出す
る内側液注入部22´bとからなる。この液注入部22
´は円筒形状をなし内部に液流入経路23´を有するも
のであり、液流入経路23´は外側液注入部22´aか
ら内側液注入部22´bに向けてその途中において内径
の小さい部分23´aから内径の大きい部分23´bに
変化する箇所があり、この箇所に逆流防止弁25が設け
られている。この逆流防止弁25は、その径が液流入経
路23´の大口径部23´bとほぼ同等の大きさであ
り、開閉自在であるとともに液流入経路23´の小口径
部23´a方向に付勢されている(図5(A))。この
ような液注入部22´に液が注入されると、液の注入圧
力により逆流防止弁25は液流入経路23´の大口径部
23´b方向に押されて液流入経路23´全体が開通
し、液注入部22´を介して内袋21内へ液が注入され
る(図5(B))。その後、内袋21への液の移送が停
止されると、注入圧力が消滅し、これと同時に逆流防止
弁25は液流入経路23´の小口径部23´a方向に付
勢されて液流入経路23´は閉鎖状態となる(図5
(A))。したがって、一旦内袋21内に注入された液
体は、液注入部22´を逆流して外部に流出することが
不可能となる。
【0026】このような液注入部22´は、ポリエチレ
ンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニル
フィルム、ゴムシート等の弾性を有する材料により形成
することができる。また、口部24´における液注入部
22´と内袋21との固着は、接着剤による固着、熱溶
融による固着等、液密性が保たれる手段であればいずれ
であってもよい。
【0027】上述のような外袋11と内袋21との2重
構造からなる袋体1は、使用目的に応じて容量を任意に
設定することができる。尚、内袋21の容量を外袋11
の容量の120〜150%の範囲で設定することによっ
て、搬送等の取扱い時に内袋21が外袋11内で不要な
動きを生じることなく安定するので好ましい。
【0028】次に、本発明の袋体1の動作について説明
する。
【0029】袋体1は、開閉部材15により開口部14
を開放状態とし、この開口部14から内袋21を外袋1
1内に入れ、外袋11の注入開口部16に内袋21の液
注入部22を挿入して外側液注入部22aを外袋11の
外側に突出させ、その後、開閉部材15により開口部1
4を閉鎖状態とすることにより、使用可能な状態とされ
る。そして、例えば、図2に示されるように横置きに配
設された状態で固定部材17によって載置面に固定され
る。その後、随時、図示しないポンプ等によって液移送
パイプ中を送られた液体が液注入部22を介して内袋2
1内に注入され(図4(B)の状態)、液の注入が停止
している時には、液注入部22の逆流防止機構により内
袋21内の液体が液注入部22を逆流することが防止さ
れる。そして、液体の保持容量が内袋21の容量に達し
た後、液注入部22の外側液注入部22aを、結び合わ
せ、熱融着、係合部材による挟持等により封鎖すること
により、内袋21が密封される。
【0030】その後、袋体1は吊り下げ部材12を介し
て吊り下げられ、トラック等の搬送手段に搭載されて所
望の処理施設等に搬送される。そして、搬送先では、図
6に示されるように、吊り下げ部材12により袋体1を
吊り下げた状態で、開閉部材15のファスナーを開き開
口部14を開放させることによって、保持している液体
を内袋21ごと外袋11から落下させて排出することが
できる。あるいは、袋体1を横置きに載置した状態で、
開閉部材15のファスナーを開き開口部14を開放させ
ることによって、保持している液体を内袋21ごと外袋
11から引き出して処理することができる。
【0031】上記のように内袋21が取り出された外袋
11は、必要に応じて洗浄した後、再び新たな内袋21
を装着することによって袋体1の構成部材として再使用
できる。また、内袋21は外袋に覆われた状態で搬送や
吊り下げ等の取扱を受けるので、内袋21自体が搬送や
吊り下げに耐え得る強度を備えていなくてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば逆
流防止機構を備えた液注入部を有した液密性の内袋を、
一方の端部に吊り下げ部材を有するとともに他方の端部
に開口部とこの開口部を開閉するための開閉部材を有
し、かつ前記液注入部を挿入するための注入開口部を有
する外袋によって覆い、2重構造の袋体としているの
で、液注入部を介して内袋に注入された液体は、逆流防
止機構によって外部に逆流することが防止されて内袋に
よって液密状に保持され、この内袋を覆う外袋によって
内袋が強度的に補強されるとともに、外袋に設けられた
吊り下げ部材により袋体の搬送取扱が容易となり、ま
た、外袋の開閉部材を操作して開口部を開き外袋を開封
することによって内袋の取り出しが容易となり、例え
ば、吊り下げ部材により袋体を吊り下げた状態で外袋の
開口部を開くことにより内袋を落下排出することがで
き、環境を汚染することなく内袋ごと液体の処理を行え
る。さらに、内袋は外袋によって強度的に補強されるの
で、内袋に要求される強度は従来の1重構造の袋体に比
べて低いものでよく、また、取扱の利便性も要求されな
いため、製造コストが低く、かつ、外袋は再使用可能で
あるため、本発明の袋体は、液体の保持、搬送、処理を
低コストで行うことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体保持用の袋体の実施形態の一例を
示す平面図である。
【図2】図1に示される袋体の正面図である。
【図3】図1に示される袋体を構成する内袋の平面図で
ある。
【図4】内袋の液注入部の逆流防止機構を説明するため
の部分斜視図である。
【図5】内袋の液注入部の逆流防止機構の他の例を説明
するための部分斜視図である。
【図6】本発明の液体保持用の袋体において外袋から内
袋を排出する状態を示す図である。
【符号の説明】
1…袋体 11…外袋 12…吊り下げ部材 14…開口部 15…開閉部材 16…注入開口部 17…固定部材 21…内袋 22,22´…液注入部 23,23´…液流入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内袋と該内袋を覆う外袋からなる2重構
    造を有し、前記内袋は液密性であり、かつ、逆流防止機
    構をもつ液注入部を備え、前記外袋は一方の端部に吊り
    下げ部材を有するとともに、他方の端部に開口部と該開
    口部を開閉するための開閉部材を有し、かつ、前記液注
    入部を挿入するための注入開口部を有することを特徴と
    する液体保持用の袋体。
  2. 【請求項2】 前記外袋は、複数の固定部材を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液体保持用の袋体。
JP8026010A 1996-01-19 1996-01-19 液体保持用の袋体 Pending JPH09193944A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018058609A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 Ykk株式会社 液体輸送用容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018058609A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 Ykk株式会社 液体輸送用容器

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