JP2002347281A - 光プリンタヘッド - Google Patents

光プリンタヘッド

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JP2002347281A
JP2002347281A JP2001159639A JP2001159639A JP2002347281A JP 2002347281 A JP2002347281 A JP 2002347281A JP 2001159639 A JP2001159639 A JP 2001159639A JP 2001159639 A JP2001159639 A JP 2001159639A JP 2002347281 A JP2002347281 A JP 2002347281A
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JP2001159639A
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Koji Miyauchi
宏治 宮内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズアレイが取着されるハウジングの外形を
矯正して、レンズアレイの直線性を高く維持することに
より、発光素子アレイチップからの光を感光体の表面に
正確に結像させることが可能な光プリンタヘッドを提供
する。 【解決手段】複数個の発光素子アレイチップ2が一列状
に搭載されている回路基板1上に、前記発光素子アレイ
チップ2の上方でレンズアレイ3を保持する樹脂製のハ
ウジング4を、その下部に設けた基準面4bが回路基板
1の上面に当接されるようにして配設してなる光プリン
タヘッドにおいて、前記ハウジング4の基準面4b、回
路基板上面のいずれか一方に発光素子アレイチップ2の
列に対して略平行な溝6を形成するとともに、他方に前
記溝6に向けて突出するレール5を立設し、前記ハウジ
ング4が弾性変形した状態で前記レール5を前記溝6に
嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式プリン
タ等の光書込み手段として用いられる光プリンタヘッド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真プリンタ等の光書込
み手段としてLEDアレイヘッド等の光プリンタヘッド
が用いられている。
【0003】このような従来の光プリンタヘッドとして
は、例えば図4に示す如く、複数個の発光素子アレイチ
ップ12が一列状に搭載されている回路基板11上に、
前記発光素子アレイチップ12の上方でレンズアレイ1
3を保持するハウジング14を配設した構造のものが知
られており、前記発光素子アレイチップ12の上面に設
けられている多数の発光素子12aを外部からの画像デ
ータに対応させて個々に選択的に発光させるとともに、
該発光した光をレンズアレイ13を介して外部の感光体
に照射・結像させ、感光体に所定の潜像を形成すること
によって光プリンタヘッドとして機能する。
【0004】そして、感光体に形成された潜像は、その
後、現像のプロセスを経てトナー像となり、このトナー
像を記録紙に転写・定着させることによって記録紙に所
定の画像が記録されることとなる。
【0005】尚、上述した光プリンタヘッドのハウジン
グ14は、ポリカーボネイトや液晶ポリマー等の樹脂か
ら成り、従来周知の射出成形法等を採用して、上述の樹
脂材料を所定形状に成形することにより製作されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光プリンタヘッドは、ハウジング14を射出成
形等によって形成した場合、ハウジング14の外形が成
形時に印加される収縮応力に起因して大きく湾曲した
り、中央部でくびれた形に変形したりすることが多い。
このようなハウジング14の所定位置にレンズアレイ1
3を接着剤を用いて固定する場合、ハウジング14の上
部に設けられるレンズアレイ取着用の開口部形状がレン
ズアレイ13の形状と合わなくなることから、レンズア
レイ13の取り付け作業に困難を要する上に、レンズア
レイ13をハウジング14に対して接着させた際、レン
ズアレイ13の外形がハウジング14に引っ張られて変
形することから、その直線性が著しく低下してしまい、
レンズアレイ13の一部が発光素子アレイチップ12上
よりずれることとなって発光素子アレイチップ12から
の光をレンズアレイ13を介して感光体の表面に正確に
結像させることが不可となる欠点を有していた。
【0007】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、レンズアレイが取着されるハウジング
の外形を矯正して、レンズアレイの直線性を高く維持す
ることにより、発光素子アレイチップからの光を感光体
の表面に正確に結像させることが可能な光プリンタヘッ
ドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光プリンタヘッ
ドは、複数個の発光素子アレイチップが一列状に搭載さ
れている回路基板上に、前記発光素子アレイチップの上
方でレンズアレイを保持する樹脂製のハウジングを、そ
の下部に設けた基準面が回路基板の上面に当接されるよ
うにして配設してなる光プリンタヘッドにおいて、前記
ハウジングの基準面、回路基板上面のいずれか一方に発
光素子アレイチップの列に対して略平行な溝を形成する
とともに、他方に前記溝に向けて突出するレールを立設
し、前記ハウジングが弾性変形した状態で前記レールを
前記溝に嵌合させたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の光プリンタヘッドは、前記
溝の少なくとも一端がハウジングもしくは回路基板の端
面に導出されていることを特徴とするものである。
【0010】更に、本発明の光プリンタヘッドは、前記
ハウジングを形成する樹脂の曲げ弾性率が1.0×10
4kgf/cm2〜20×104kgf/cm2であること
を特徴とするものである。
【0011】また更に、本発明の光プリンタヘッドは、
前記溝及びレールが発光素子アレイチップの列の両側に
設けられていることを特徴とするものである。
【0012】更にまた、本発明の光プリンタヘッドは、
前記回路基板及びハウジングが、回路基板をレンズアレ
イ側へ押圧する板バネ状のクリップでもって一体的に保
持されていることを特徴とするものである。
【0013】本発明の光プリンタヘッドによれば、複数
個の発光素子アレイチップが一列状に搭載されている回
路基板上に、前記発光素子アレイチップの上方でレンズ
アレイを保持する樹脂製のハウジングを、その下部に設
けた基準面が回路基板の上面に当接されるようにして配
設するとともに、前記ハウジングの基準面、回路基板上
面のいずれか一方に発光素子アレイチップの列に略平行
な溝を形成するとともに、他方に前記溝に向けて突出す
るレールを立設し、前記ハウジングが弾性変形した状態
で前記レールを溝に嵌合させたことから、ハウジングの
成形時に発生した湾曲やくびれ等の変形が矯正されて、
ハウジングに取着されるレンズアレイの直線性を高くな
すことができるようになる。従って、光プリンタヘッド
の使用時、発光素子アレイチップからの光を感光体の表
面に正確に結像させて、画像データに対応した良好な潜
像を形成することが可能となる。
【0014】また、本発明の光プリンタヘッドによれ
ば、前記溝の少なくとも一端を前記ハウジングもしくは
回路基板の端面まで導出させることにより、ハウジング
もしくは回路基板の端面に開口した溝の一端より他方に
設けたレールを差し込んで、これをそのまま溝に沿って
スライドさせるだけの簡単な作業によりハウジングをヘ
ッド基板の所定位置に固定することができる。従って、
光プリンタヘッドの組立作業が煩雑になることはなく、
光プリンタヘッドの生産性が高く維持される。
【0015】更に、本発明の光プリンタヘッドによれ
ば、所望する形状に矯正されたハウジングの開口部にレ
ンズアレイを挿着させるようにすれば、レンズアレイの
取り付け作業にかかる手間が著しく軽減され、光プリン
タヘッドの生産性が更に向上する利点もある。
【0016】また更に、本発明の光プリンタヘッドによ
れば、上述の回路基板とハウジングを、回路基板をレン
ズアレイ側へ押圧する板バネ状のクリップでもって一体
的に保持することにより、ハウジングの基準面を回路基
板の上面に対して簡単な構造で圧接させることができ、
光プリンタヘッドの構造が複雑化するのを有効に防止す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る光
プリンタヘッドの分解斜視図、図2は図1の光プリンタ
ヘッドの断面図であり、1は回路基板、2は発光素子ア
レイチップ、3はレンズアレイ、4はハウジング、5は
レール、6は溝である。
【0018】前記回路基板1は、ガラス布エポキシ樹脂
やガラス,セラミック等の電気絶縁性材料から成るベー
スの上面に、発光素子アレイチップ2や図示しない回路
配線等を取着させた構造を有している。
【0019】前記回路基板1は、ベースがガラス布エポ
キシ樹脂から成る場合、ガラス糸を用いて形成したガラ
ス布基材に液状のエポキシ樹脂を含浸させて硬化し、こ
れを矩形状に外形加工することによってベースが形成さ
れ、得られたベースの上面に、銀(Ag)や銅(Cu)
等を主成分とする導電材料を従来周知のスクリーン印刷
等を採用し、多数の回路配線を所定パターンに被着・形
成することによって製作される。
【0020】また前記回路基板1の上面に取着されてい
る複数個の発光素子アレイチップ2は、各々の上面に例
えば600dpi(dot per inch)の密度で直線状に配
列した多数の発光素子2aと電極(図示せず)とを有し
ており、これらの発光素子2aが主走査方向にわたり一
直線に配列するように、複数個の発光素子アレイチップ
2が回路基板1の上面に一列状に搭載される。
【0021】前記発光素子アレイチップ2の発光素子2
aとしては、例えばGaAlAs系やGaAsP系の発
光ダイオード(LED)等が好適に使用され、かかる発
光ダイオードを発光素子2aとして用いる場合、回路基
板上面の回路配線等を介して発光素子2aに電源電力が
供給されると、発光素子2a内に設けられているpn接
合付近で電子と正孔とが再結合し、これに伴って発生す
るエネルギーを光に変換することによって発光素子2a
が所定の輝度で発光する。
【0022】尚、前記発光素子2aを、GaAlAs系
の発光ダイオードにより構成する場合、従来周知の半導
体製造技術、具体的には、MOCVD(Metal Organic
Chemical Vapor Deposition)法等を採用し、GaAl
Asを主成分とする化合物半導体を単結晶シリコン等か
ら成るベースの上面にエピタキシャル成長させることに
よって発光素子アレイチップ2が製作され、得られた発
光素子アレイチップ2は回路基板上面の所定位置に載置
された上、従来周知のワイヤボンディング法等によって
回路基板1上の回路配線とボンディングされる。
【0023】そして、上述した回路基板1上には、発光
素子アレイチップ2の上方でレンズアレイ3を保持する
ハウジング4が載置されている。
【0024】前記レンズアレイ3は、多数のファイバー
状レンズを主走査方向に直線状、或いは千鳥状に配列し
た正立等倍型のレンズであり、ハウジング4の上部に設
けられる枠体4a内に挿入された上、エポキシ樹脂等の
接着剤によってハウジング4に対して固定され、発光素
子アレイチップ2の発光素子2aを発光させた際、これ
らの光を外部の感光体に等倍で照射・結像させる。
【0025】また前記レンズアレイ3を保持するハウジ
ング4は、その上部にレンズアレイ3が挿着される矩形
状の枠体4aと、下部にレンズアレイ3の両側で回路基
板1の上面に当接される一対の基準面4bとを有してお
り、枠体4aの内側には発光素子アレイチップ2からの
光をレンズアレイ3に入射させるために開口部が設けら
れている。
【0026】前記ハウジング4は、基準面4bを回路基
板1の上面に当接させることで、その上部に保持させた
レンズアレイ3と発光素子アレイチップ2との間の距離
を所定の距離に保ちつつ、この両者間に密閉された空間
を形成している。
【0027】このようなハウジング4は、ポリカーボネ
イトや液晶ポリマー等の弾性変形させ易い樹脂、より具
体的には曲げ弾性率が1.0×104kgf/cm2〜2
0×104kgf/cm2の樹脂を従来周知の射出成形等
を採用し、所定形状に成形することによって形成されて
おり、かかる製法によって得られるハウジング4は、成
形時に印加される収縮応力に起因して外形が大きく湾曲
したり、中央部でくびれた形に変形することから、これ
を後述するレール5と溝6とを用いてハウジング4の外
形を所望する形状に弾性変形させることにより矯正して
いる。
【0028】即ち、前記ハウジング4の基準面4bには
前記発光素子アレイチップ2の列の両側に該列に略平行
な一対のレール5が回路基板1側(下方)に向けて突出
するように取着され、また先に述べた回路基板1の上面
には一端が回路基板1の端面まで導出された溝6がレー
ル5と対応する位置に設けられており、上記レール5を
溝6に嵌合させると、ハウジング4が弾性変形されて、
ハウジング4の成形時に発生した湾曲やくびれが極めて
良好に矯正される。
【0029】従って、ハウジング4に取着されるレンズ
アレイ3の直線性が高く維持されるようになり、光プリ
ンタヘッドの使用時、発光素子アレイチップ2からの光
を感光体の表面に正確に結像させて、画像データに対応
した良好な潜像を形成することが可能となる。
【0030】しかもこの場合、前記溝6の一端をハウジ
ング4の端面まで導出させたことから、かかる端面に開
口した溝6の一端よりレール5を差し込んで、これをそ
のまま溝6に沿ってスライドさせるだけの簡単な作業に
より、ハウジング4をヘッド基板1の所定位置に固定す
ることが可能となる(図3参照)。従って、光プリンタ
ヘッドの組立作業が煩雑になることはなく、光プリンタ
ヘッドの生産性が高く維持される。
【0031】更に、前記レンズアレイ3のハウジング4
への取り付けに際して、所望する形状に矯正されたハウ
ジング4の開口部にレンズアレイ3を挿着させればよい
ことから、その作業性は良好であり、レンズアレイ3の
取り付け作業にかかる手間が著しく軽減され、光プリン
タヘッドの生産性を更に向上させることができる。
【0032】尚、前記レール5は、例えばステンレス合
金等の金属により断面四角形状(幅1.0mm×高さ
1.0mm)に形成されており、一部をハウジング4の
内部に埋め込んだ状態でハウジング4と一体化される。
また、前記溝6は、前記レール5と嵌合するように断面
四角形状(幅1.05mm×深さ1.05mm)の大き
さに形成されており、従来周知のフライス加工法を採用
することにより前記回路基板1の所定位置に形成され
る。
【0033】そして、上述したハウジング4と回路基板
1とを一体的に保持し、かつ上述したハウジング4の形
状を維持するために、複数個のクリップ7が用いられ
る。
【0034】前記クリップ7は、ステンレス鋼等から成
る所定の板体を板金加工して略コの字状に成形してな
り、その両端部をハウジング4の上面に係止させ、中央
付近に設けた単一の屈曲部7aで回路基板1の下面をレ
ンズアレイ3側に押圧することによって、ハウジング4
の基準面4aを回路基板1の上面に密着させるとともに
レール5を溝6に嵌合せしめ、この状態を維持しつつハ
ウジング4及び回路基板1を一体的に保持している。
【0035】このような板バネ状のクリップ7を用いて
回路基板1及びハウジング4を一体的に保持すること
で、基準面4aと回路基板上面との当接状態、並びに、
レール5と溝6との嵌合状態が比較的簡単な構成により
確実に実現されるようになる。
【0036】かくして上述した光プリンタヘッドは、発
光素子アレイチップ2の発光素子2aを画像データに対
応させて個々に選択的に発光させるとともに、該発光し
た光をレンズアレイ3を介して外部の感光体に照射・結
像させ、感光体に所定の潜像を形成することによって光
プリンタヘッドとして機能する。
【0037】そして、感光体に形成された潜像は、その
後、現像のプロセスを経てトナー像となり、このトナー
像を記録紙に転写・定着させることによって記録紙に所
定の画像が記録されることとなる。
【0038】尚、本発明は上述の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の変更、改良等が可能である。
【0039】例えば上述の実施形態においては、レール
5をハウジング4の基準面4bに、溝6を回路基板1側
に設けるようにしたが、これに代えて、レール5を回路
基板1側に、溝6をハウジング4の基準面4bに設ける
ようにしても構わない。
【0040】また、上述の実施形態においては、前記レ
ール5及び溝6を発光素子アレイチップ2の列の両側に
配設するようにしたが、これに代えて、前記レール5及
び溝6を発光素子アレイチップ2の列の片側にのみ配設
するようにしても構わない。
【0041】更に、上述の実施形態においては、各クリ
ップ7に単一の屈曲部7aを設けるようにしたが、これ
に代えて、各クリップに複数の屈曲部を設けるようにし
ても良く、かかる屈曲部を溝6の直下に配置させておけ
ば、クリップからの押圧力を溝6に対して効果的に印加
することができ、レール5と溝6とを確実に固定するこ
とができるという利点がある。
【0042】また更に、上述の実施形態においては、レ
ール5及び溝6の断面を四角形状に成すようにしたが、
これに代えて、レール5及び溝6の断面を、回路基板1
の下面に向かって漸次幅広となる台形状に成すようにし
ても良く、この場合、クリップ7を別途光プリンタヘッ
ドに取り付けなくとも、レールと溝との嵌合状態が維持
されるという利点がある。
【0043】更にまた、上述の実施形態において、前記
レール5及び溝6の角部を面取りして曲率100μm〜
200μmの曲面に成しておけば、レール5を溝6に沿
って滑らかにスライドさせることができるようになり、
ハウジング4の取り付け作業がし易くなる。
【0044】また更に、上述の実施形態においては、前
記ハウジング4及びレール5を異なる材料で形成し、こ
れらを組み合わせることによって両者を一体化するよう
にしたが、これに代えて、ハウジング4及びレール5を
同質の材料で一体成形するようにしても構わない。
【0045】更にまた、上述の実施形態においては、L
EDアレイヘッドを例に説明したが、それ以外の光プリ
ンタヘッド、例えば、ELヘッド、プラズマドットヘッ
ド、液晶シャッタヘッド、蛍光ヘッド、PLZTヘッド
等にも本発明は適用可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明の光プリンタヘッドによれば、複
数個の発光素子アレイチップが一列状に搭載されている
回路基板上に、前記発光素子アレイチップの上方でレン
ズアレイを保持する樹脂製のハウジングを、その下部に
設けた基準面が回路基板の上面に当接されるようにして
配設するとともに、前記ハウジングの基準面、回路基板
上面のいずれか一方に発光素子アレイチップの列に略平
行な溝を形成するとともに、他方に前記溝に向けて突出
するレールを立設し、前記ハウジングが弾性変形した状
態で前記レールを溝に嵌合させたことから、ハウジング
の成形時に発生した湾曲やくびれ等の変形が矯正され
て、ハウジングに取着されるレンズアレイの直線性を高
くなすことができるようになる。従って、光プリンタヘ
ッドの使用時、発光素子アレイチップからの光を感光体
の表面に正確に結像させて、画像データに対応した良好
な潜像を形成することが可能となる。
【0047】また、本発明の光プリンタヘッドによれ
ば、前記溝の少なくとも一端を前記ハウジングもしくは
回路基板の端面まで導出させることにより、ハウジング
もしくは回路基板の端面に開口した溝の一端より他方に
設けたレールを差し込んで、これをそのまま溝に沿って
スライドさせるだけの簡単な作業によりハウジングをヘ
ッド基板の所定位置に固定することができる。従って、
光プリンタヘッドの組立作業が煩雑になることはなく、
光プリンタヘッドの生産性が高く維持される。
【0048】更に、本発明の光プリンタヘッドによれ
ば、所望する形状に矯正されたハウジングの開口部にレ
ンズアレイを挿着させるようにすれば、レンズアレイの
取り付け作業にかかる手間が著しく軽減され、光プリン
タヘッドの生産性が更に向上する利点もある。
【0049】また更に、本発明の光プリンタヘッドによ
れば、上述の回路基板とハウジングを、回路基板をレン
ズアレイ側へ押圧する板バネ状のクリップでもって一体
的に保持することにより、ハウジングの基準面を回路基
板の上面に対して簡単な構造で圧接させることができ、
光プリンタヘッドの構造が複雑化するのを有効に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光プリンタヘッドの
分解斜視図である。
【図2】図1の光プリンタヘッドの断面図である。
【図3】図1の光プリンタヘッドの組み立て方を示す図
である。
【図4】従来の光プリンタヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1・・・回路基板、2・・・発光素子アレイチップ、3
・・・レンズアレイ、4・・・ハウジング、5・・・レ
ール、6・・・溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の発光素子アレイチップが一列状に
    搭載されている回路基板上に、前記発光素子アレイチッ
    プの上方でレンズアレイを保持する樹脂製のハウジング
    を、その下部に設けた基準面が回路基板の上面に当接さ
    れるようにして配設してなる光プリンタヘッドにおい
    て、 前記ハウジングの基準面、回路基板上面のいずれか一方
    に発光素子アレイチップの列に対して略平行な溝を形成
    するとともに、他方に前記溝に向けて突出するレールを
    立設し、前記ハウジングが弾性変形した状態で前記レー
    ルを前記溝に嵌合させたことを特徴とする光プリンタヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】前記溝の少なくとも一端がハウジングもし
    くは回路基板の端面に導出されていることを特徴とする
    請求項1に記載の光プリンタヘッド。
  3. 【請求項3】前記ハウジングを形成する樹脂の曲げ弾性
    率が1.0×104kgf/cm2〜20×104kgf
    /cm2であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の光プリンタヘッド。
  4. 【請求項4】前記溝及びレールが発光素子アレイチップ
    の列の両側に設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の光プリンタヘッド。
  5. 【請求項5】前記回路基板及びハウジングが、回路基板
    をレンズアレイ側へ押圧する板バネ状のクリップでもっ
    て一体的に保持されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の光プリンタヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8699092B2 (en) 2010-11-25 2014-04-15 Kyocera Document Solutions Inc. Optical component mounting structure, image reading device including the same, and image forming apparatus including the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8699092B2 (en) 2010-11-25 2014-04-15 Kyocera Document Solutions Inc. Optical component mounting structure, image reading device including the same, and image forming apparatus including the same

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