JP2002347232A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002347232A
JP2002347232A JP2001155900A JP2001155900A JP2002347232A JP 2002347232 A JP2002347232 A JP 2002347232A JP 2001155900 A JP2001155900 A JP 2001155900A JP 2001155900 A JP2001155900 A JP 2001155900A JP 2002347232 A JP2002347232 A JP 2002347232A
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heating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録動作において不利な条件が加わっても、光
硬化インクの性能を充分に得ること。 【解決手段】光により硬化する光硬化インクを記録媒体
に吐出する記録ユニット3と、記録ユニット3の下流に
配設され吐出された前記インクに光を照射しインクを硬
化させる光照射部5とを有し、記録媒体に記録を行なう
記録装置において、前記記録ユニット3と前記光照射部
5との間に、前記記録媒体に前記光硬化インクを加熱す
る加熱部6を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射すると硬
化するインクを吐出し記録媒体に記録を行なう記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体インクを使って記録媒体に記
録する方法として、インク滴を吐出させ、記録媒体に記
録するインクジェット方式が知られている。この場合、
色再現性、インクの長期保管性などの理由から、水性イ
ンクが一般的であった。
【0003】しかし、水性インクでは水にあたるとにじ
んだり、屋外で放置すると日照や大気によって急速に褪
色、茶変するなど、耐水性、耐光性、耐オゾン性に大き
な問題があった。また、プラスチック、金属など非吸収
性の材料表面には記録不可の問題もあった。
【0004】以上のような問題の解決方法として、例え
ば特開平10−250052に記載されるように、主成
分が紫外線(UV)硬化樹脂、顔料などからなるUV硬
化型インクを使用する記録方法が提案されている。UV
インクを用いた記録のプロセスを説明すると、UVイン
クはUV光線の照射を受けると、短時間で液体から固体
に相変化する性質があり、UVインクで記録を行った直
後、画像を形成する記録領域にUV光線を照射して所望
の画像が得られる。
【0005】こうしたUVインク硬化技術は品質改善に
有効な上、安全性や多品種少量生産対応の良さなどから
注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、記録速度が速くなると画像を形成を行なうUV
インクがUV光線の照射を受ける時間が短くなる。ま
た、記録dutyが高く、溶媒の量が多くなるなどの不
利条件が加わると、UV照射による処理時間内に吐出さ
れたインクが完全に硬化しないため、光硬化インクの性
能が充分に得られないという問題がある。
【0007】そこで本発明の目的は、記録動作において
不利な条件が加わっても、光硬化インクの性能を充分に
得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の代表的な構成は、光により硬化する光硬化
インクを記録媒体に吐出する記録ユニットと、前記記録
ユニットの下流に配設され吐出された前記インクに光を
照射しインクを硬化させる光照射部とを有し、記録媒体
に記録を行なう記録装置において、前記記録ユニットと
前記光照射部との間に、前記記録媒体に前記光硬化イン
クを加熱する加熱部を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図を用いて本発
明の第1実施形態を説明する。図1は記録装置の概略説
明図であり、図2は記録ヘッドの作動の説明図であり、
図3は図1に示す記録装置の制御ブロック図である。図
4はホストコンピュータの制御フローを示す図である。
【0010】(全体構成)図1に示すように、本発明の
記録装置は、カードや葉書等の記録媒体Sを給送する給
送ユニット1と、記録を行なう記録領域において給送ユ
ニット1により給送された記録媒体を搬送する搬送ユニ
ット2と、搬送ユニット2により搬送される記録媒体に
対して記録を行なう記録ユニット3と、記録ユニット3
の搬送方向下流にて記録媒体を加熱する加熱部6と、加
熱部6の下流で記録媒体上のインクにUV光を照射する
光照射部5と、記録が行なわれた記録媒体を装置外に排
出する排出ユニット4とを有する。以下、各部の構成と
記録時においての各部の動作との詳細な説明をする。
【0011】前述の記録装置および記録装置で記録すべ
き画像を供給する情報処理装置とを含むシステムブロッ
ク図が図3である。
【0012】同図において、HOSTはホストコンピュ
ータで、処理部CPU、プログラムを記憶したメモリR
OM、記録すべき画像を記憶するメモリRAM、コマン
ドやデータを入力する操作部KB、記録すべき画像を処
理するための表示部DISPや、記録装置にデータを送
信するためのインタフェースIFを備えている。
【0013】PRTは記録装置で、後述するプログラム
に基づいて、記録装置の制御を行う処理部CPU、図
4、5及び6に示す制御手順を実行するプログラムや制
御データを記憶したメモリROM、記録すべき画像およ
び制御データを記憶するメモリRAM、ヘッドを制御す
るヘッドコントローラHCU、ヘッドコントローラで制
御されるヘッドH1〜4、記録装置にコマンドやデータ
を入力する操作部KB、記録装置内の情報を表示する表
示部DISPや、情報処理装置からのデータを受信する
ための入力ポートIF1、モータM、ソレノイドSL光
照射部LE及び加熱部TSを駆動するための出力ポート
IF2を備えている。
【0014】上述の実施形態の動作を以下説明する
【0015】(給送)給送ユニット1は、名刺から葉書
までの種々のサイズの記録媒体Sを積載するトレイ1a
と、記録媒体Sをトレイ1aからピックアップするピッ
クアップローラ1bと、ピックアップローラ1bの下流
に配設され給送された記録媒体を1枚ずつ分離する分離
パッド1eと、分離後記録媒体を搬送するリタードロー
ラ1c及びフィードローラ1dと、フィードローラ1d
により給送された記録媒体の斜行を矯正するシャッター
部材1fとを有する。
【0016】尚、トレイ1aには、記録媒体の給送方向
と直交する記録媒体の幅方向にスライドすることが可能
な図示しないサイドガイドが設けられ、このサイドガイ
ドをスライドさせることで種々のサイズの記録媒体に対
応できる。また、このトレイ1aは異なるサイズの記録
媒体のセットが行なえると共に、前記サイドガイドに取
り付けられたセンサにより幅方向のサイズを検出でき
る。このセンサの検出結果により、例えばセットされた
記録媒体の幅が設定幅と一致していない場合にエラーを
出して記録媒体の交換を促すように誤動作を防ぐことが
できる。
【0017】また、シャッター部材1fは、記録媒体が
1枚給送されるごとに図示しないソレノイドによって開
閉し、給送された記録媒体の先端がシャッター部材1f
に突き当たることによって記録媒体の斜行を矯正する構
成となっている。
【0018】このような構成により給送ユニット1は、
トレイ1aに積載された記録媒体をピックアップローラ
1bによりピックアップし、分離パッド1eにより1枚
に分離した後フィードローラ1dとシャッター部材1f
により斜行を矯正しつつ搬送ユニット2へ給送する。
【0019】(搬送)搬送ユニット2は、記録領域の全
域にわたる大きさの搬送ベルト2cが、駆動ローラ2a
と駆動プーリ2bとそれらに従動する図示しない従動プ
ーリとに掛け渡される、高精度位置制御が可能なシンク
ロプーリ・ベルト搬送ユニットである。また、搬送ユニ
ット2は駆動ローラ2aに記録媒体を圧接させながら回
転するピンチローラ2dを有する。
【0020】このような構成により搬送ユニット2は、
給送ユニット1から給送された記録媒体を駆動ローラ2
aとピンチローラ2dとにより圧接しながら搬送ベルト
2c上へ搬送し、更に搬送ベルト2cにより下流方向に
搬送する。
【0021】(記録ユニット)記録ユニット3としての
記録ヘッドは、例えば、記録媒体の搬送方向に沿って、
ブラック記録ヘッド3bと、シアン記録ヘッド3cと、
マゼンタ記録ヘッド3mと、イエロー記録ヘッド3yと
を有する。また記録ユニット3の搬送方向下流には、記
録媒体を加熱する加熱部6と、記録媒体上のインクにU
V光を照射する光照射部5とを有する。ここで、各記録
ヘッド3(3b、3c、3m、3y)はヘッドを動かす
ことなく4inch幅範囲内の記録が行なえるフルライ
ンヘッドを使用しているため、高速記録が可能である。
【0022】記録ヘッドから吐出するインクはUVイン
クである。UVインクは、水性液溶媒中に、少なくとも
色材紫外線エネルギーの付与により固体化する水溶性モ
ノマー、オリゴマー及び光重合開始剤を含むことを特徴
とするインクである。UVインクは上記の成分のほか、
所望の物性を得るために必要に応じて水溶性有機溶剤、
界面活性剤、消泡剤、防腐剤等を更に添加することがで
きる。UV光線を受光すると、短時間で増粘し、硬化す
る性質を有する。
【0023】このインクを吐出する記録ヘッドは、電気
熱変換体の発する熱エネルギーを利用してインクを吐出
することを特徴とするインクジェット方式を採用してい
る。この構成を詳細に示す。
【0024】図2(a)に示すように、各記録ヘッドに
配設されている記録ノズル31内に配置された発熱体とし
てのヒーター32に電圧が瞬間的に印加されると、ヒータ
ー32が発する熱エネルギーにより周囲のインク33が加熱
されて膜沸騰現象が生じ、気泡34が発生する。気泡34が
成長すると、インク33の一部が気泡34に押しのけられて
記録ノズル31の先端から外部に飛び出てくる。図2
(b)に示すように、ヒーター32への電圧印加が止まる
と、気泡34が周囲のインクに冷却されて収縮し、ノズル
先端から飛び出したインクは、液滴35となってノズルか
ら記録媒体Sに向かって吐出され、記録媒体Sに付着し
て記録が行なわれる。
【0025】このような構成により記録ヘッド3では、
図3に示す処理部CPUから送られてくるデジタル化さ
れた画像記録信号と、駆動プーリ2bを駆動するステッ
ピングモータの回転パルスとが同期され、各記録ヘッド
が、それぞれの記録信号に応じて搬送ベルト2c上を搬
送される記録媒体Sにインクを吐出することによって記
録を行なう。
【0026】このようにして記録を終了した直後、記録
媒体上の記録画像を形成するUVインクが定着しないま
ま記録媒体が下流のUV照射域に運ばれてくる。ここで
は、光照射部5によって最終の定着を行う。光照射部5
は例えば光源部、光源部へ電気エネルギーを供給する電
源部、そして光源を冷却する冷却部によって構成されて
いる。光源部は発光バルブとそのエネルギーを効率よく
導く反射鏡からなる。
【0027】記録画像を形成するUVインクがUV光線
の照射によって重合を開始し、インクの増粘、さらには
硬化の結果記録媒体に形成された画像はUV硬化樹脂の
本来もっている、優れた耐光性、耐オゾン性、耐水性及
び耐擦過性を発揮する。また、記録媒体がプラスチッ
ク、フィルム、金属などの非吸収性の材質でも、確実に
記録できる。
【0028】ここで、UV照射強度一定の場合、UVイ
ンクの液体から固体への相変化に大きく影響してくる要
因の一つとして、搬送速度がある。速度が速い分、照射
を受ける時間が短く、総照射量が少なくなる。さらに
は、記録デューティー(duty)(記録密度)が高
く、溶媒の量が多くなるなどの不利条件が加わると、完
全に硬化されないまま記録媒体が排出され、画像の乱れ
や次の記録媒体への転写などが生じてしまう。
【0029】こうした問題を解決するため、最終の記録
ヘッドとしてのイエロー記録ヘッド3yの下流側と光照
射部5の上流側に加熱部6を設け、溶媒蒸発の加速と硬
化速度の促進によって搬送速度の向上に対応させる。加
熱部6は例えば熱風を記録直後の記録媒体の通過経路に
滑らかな流れで循環させる。また、シーケンスによっ
て、状況に応じた加熱部6のON/OFFの使い分けで
無駄を防止する。次に加熱部6の加熱の使い分けを図を
用いて説明する。
【0030】その前に、まず、ホストコンピュータHO
STの処理手順を説明する。メモリROMに記憶された
プログラムに基づいて、メモリRAM内の画像(RG
B)を読み込む。つぎに、RGB画像をYMCK画像に
変換して、記録装置PRTに転送する。
【0031】次に記録装置PRT側では、転送されたY
MCK画像をメモリRAMに記憶して、記録するため
に、図4に示すように、加熱部6(TS)を制御する制
御手段のCPUは、まず、ステップ101で光照射部5
(LE)を安定状態で待機させておく。その後、ステッ
プ102で設定パネルINから記録速度VをメモリRA
Mに設定入力する。
【0032】次にステップ103でメモリRAMに記憶
された設定入力された記録速度Vと予め実験に基づき規
定してある所定速度V0とをCPUで比較し、記録速度
Vの方が所定速度V0よりも大きい場合と判断される
と、ステップ104で加熱部6(TS)がONされ、ス
テップ105で所定温度になるまでを判断して、記録の
開始を待つ。その後ステップ106で、メモリに記憶さ
れている画像を記録媒体に記録を開始する。
【0033】各記録ヘッド3により記録が終了した記録
媒体が搬送ベルト2cにより搬送されて、ステップ10
7で加熱部6(TS)の加熱と光照射部5(LE)の光
の照射とを作動させて、最終画像を形成する。
【0034】なお、ステップ103でNOの場合、ステ
ップ109に移り、前述と同様に記録を行い、次に、ス
テップ110で光照射を行い、最終画像が形成される。
この場合、加熱処理が選択されない。
【0035】(排出)排出ユニット4は、図1に示すよ
うに、排出ローラ4aとピンチローラ4bと排出トレイ
4cとを有する。
【0036】このような構成により排出ユニット4は、
記録が終了し最終画像が形成された搬送部2上の記録媒
体を、排出トレイ4c上に積載して、記録動作を終了す
る。
【0037】以上説明したように、本実施形態において
は、記録ヘッド3と光照射部5との間に、記録媒体に光
硬化インクを加熱する加熱部6を有し、加熱部6を制御
するCPUにより、記録ヘッド3での記録速度Vに応じ
て制御を行なう。記録媒体上の画像を加熱することによ
り光硬化インクの硬化反応を助長し、また溶媒の蒸発を
促進し、乾燥を加速させる。このため、記録動作におい
て不利な条件が加わっても、光硬化インクの性能を充分
に得ることができる。
【0038】(第2実施形態)図を用いて本発明の第2
実施形態を説明する。図6は第2実施形態の記録動作の
フローチャートで、これに沿ったプログラムがメモリR
OMに記憶され、処理部CPUがそれを実行して記録装
置の制御が行われる。記録装置の構成等の第1実施形態
と同様な構成は同様の符号を付し、説明を省略する。
【0039】図5に示すように、第2実施形態において
は加熱部6(TS)を記録dutyDに応じて制御を行
なう。具体的には、加熱部6(TS)を制御するCPU
は、まず、ステップ201で光照射部5(LE)を安定
状態で待機させておく。その後、ステップ202で記録
画像がホストから記録装置に転送中に記録dutyDを
算出する。
【0040】(Duty={P1(K)+P1(C)+P
1(M)+P1(Y)}/P2 なお、Dutyの計算はドットカウントに基づいて行わ
れ、色毎の出力(記録)画像を形成する画素数(吐出ド
ット数)をP1(K)、P1(C)、P1(M)、P1
(Y)として、また出力(記録)画像ファイルの記録領
域ドット数をP2とした場合
【0041】ステップ203で算出されメモリRAMに
記憶された記録dutyDと、予め実験に基づき、ペー
ジごと、ジョブごとに対応可能に規定してある所定du
tyD0(予めメモリROMに記憶してある)とを比較
し、ステップ203で記録dutyDの方が所定dut
yD0よりも大きい場合、ステップ205に移り、ステ
ップ205で加熱部6が所定温度になるまで記録の開始
を待ち、ステップ206で記録を開始する。
【0042】各記録ヘッド3により記録が終了した記録
媒体が搬送ベルト2cにより搬送されて、ステップ20
7で加熱部6の加熱と光照射部5の光照射とを作動させ
て、最終画像を形成する。上述のステップ203で、N
Oの場合、ステップ209に行き、記録を開始して、次
にステップ210で記録された画像に対して光照射部
(LE)で光照射して、最終画像が形成される。
【0043】以上説明したように本実施形態において
は、CPUにより、前記記録ヘッドでの記録dutyに
応じて制御を行ない、記録dutyDが所定値(所定D
utyD0)以上の時に加熱部6を有効にし、記録du
tyDが所定値D0未満の時に前記加熱部を無効にす
る。
【0044】(第3実施形態)図を用いて本発明の第3
実施形態を説明する。図6は第3実施形態の記録動作の
フローチャートで、かかるフローに示されるプログラム
がメモリROMに記憶されており、処理部CPUがそれ
を実行して処理が行われる。記録装置の構成等の第1実
施形態と同様な構成は同様の符号を付し、説明を省略す
る。
【0045】図6(a)に示すように、第3実施形態に
おいては加熱部6(TS)を記録速度Vと記録duty
Dとの総合判断による結果によって制御を行ない、単位
時間当たりの記録媒体の単位面積へのインクの吐出量に
応じて制御する。具体的には、加熱部6を制御するCP
Uは、まず、ステップ301で光照射部5(LE)を安
定状態で待機させておく。その後、ステップ302で設
定パネルINから記録速度Vを設定入力し、記録中に記
録dutyDを算出する。
【0046】図7(b)に示すように、ステップ302
で設定入力された記録速度V及び算出された記録dut
yDを算出して、ステップ303で記録デューティから
図の制御テーブル(メモリROMに記憶されている)の
ON領域にあるか否かから加熱部6をONの状態にする
か否かを総合的に判断し、ステップ304でONの領域
にある場合、ステップ306で加熱部6をONして、加
熱部が所定温度になるまで記録の開始を待ち、ステップ
307で記録を開始する。
【0047】各記録ヘッド3により記録が終了した記録
媒体が搬送ベルト2cにより搬送されて、ステップ308
で加熱部6の加熱と光照射部5の光照射とを作動させ
て、最終画像を形成する。
【0048】上述のステップ304の判断で、NOとな
った場合、ステップ310で記録を行い、次にステップ
311で光照射部で光照射を行い、最終画像が形成され
る。以上説明したように本実施形態においては、CPU
により、記録ヘッドでの記録速度V及び記録dutyD
から、加熱部6を有効にするか否かを総合的に判断す
る。
【0049】(他の実施形態)前述した実施形態におい
ては、4色の記録ヘッドでの記録後に記録媒体を加熱部
6により加熱する構成にしたが、図8に示すように、加
熱部6を各記録ヘッド3の搬送方向下流に配設してもよ
い。この構成によると、加熱部6をより小出力でコンパ
クトにしつつ、効率的にUVインクの溶媒の蒸発を加速
させ、硬化速度を促進することが可能である。
【0050】また、前述した実施形態においては、記録
ヘッド3が熱エネルギーによりインクを吐出するインク
ジェット方式の場合を説明したが、これに限るものでは
ない。
【0051】また、前述した実施形態においては、記録
ヘッド3を記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフ
ルラインタイプのものを使用した。このタイプとして
は、複数記録ヘッド3の組合せによって、その長さを満
たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッド3と
しての構成のいずれでも良い。
【0052】また、前述した実施形態においては、記録
ヘッド3をフルラインタイプのものにしたが、これに限
るものではなく、走査と搬送を繰り返しながら記録を行
なうシリアルタイプのものでもよい。このタイプとして
は、キャリッジに固定された記録ヘッド3、或いはキャ
リッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いても良い。
【0053】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明においては、記録ユ
ニットと光照射部との間に、記録媒体に光硬化インクを
加熱する加熱部を有することを特徴としたため、記録動
作において不利な条件が加わっても、光硬化インクの性
能を充分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録装置の記録装置の概略説明図である。
【図2】記録ユニットの説明図である。
【図3】記録装置とホストコンピュータの制御ブロック
図である。
【図4】第1実施形態の記録動作のフローチャートであ
る。
【図5】第2実施形態の記録動作のフローチャートであ
る。
【図6】第3実施形態の記録動作のフローチャートであ
る。
【図7】他の実施形態の説明図である。
【符号の説明】
S …記録媒体 V …記録速度 V0 …所定速度 D …記録duty D0 …所定duty 1 …給送ユニット 1a …トレイ 1b …ピックアップローラ 1c …リタードローラ 1d …フィードローラ 1e …分離パッド 1f …シャッター部材 2 …搬送ユニット 2a …駆動ローラ 2b …駆動プーリ 2c …搬送ベルト 2d …ピンチローラ 3 …記録ユニット 3b …ブラック記録ヘッド 3c …シアン記録ヘッド 3m …マゼンタ記録ヘッド 3y …イエロー記録ヘッド 4 …排出ユニット 4a …排出ローラ 4b …ピンチローラ 4c …排出トレイ 5 …光照射部 6 …加熱部 31 …記録ノズル 32 …ヒーター 33 …インク 34 …気泡 35 …液滴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EA13 EB12 EB35 EC14 EC29 EC37 2C057 AF21 AM40 BA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光により硬化する光硬化インクを記録媒
    体に吐出する記録ユニットと、前記記録ユニットの下流
    に配設され吐出された前記インクに光を照射しインクを
    硬化させる光照射部とを有し、記録媒体に記録を行なう
    記録装置において、 前記記録ユニットと前記光照射部との間に、前記記録媒
    体に前記光硬化インクを加熱する加熱部を有することを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、 前記加熱部を制御する制御手段を有し、 前記制御手段は、前記記録ユニットでの記録速度に応じ
    て前記加熱部の制御を行なうことを特徴とする記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記録装置において、 前記制御手段は、前記記録ユニットでの記録速度が所定
    速度以上の時に前記加熱部を有効にし、前記記録速度が
    所定速度未満の時に前記加熱部を無効にすることを特徴
    とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録装置において、 前記加熱部を制御する制御手段を有し、 前記制御手段は、前記記録ユニットでの記録dutyに
    応じて前記加熱部の制御を行なうことを特徴とする記録
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の記録装置において、 前記制御手段は、前記記録ユニットでの記録dutyが
    所定値以上の時に前記加熱部を有効にし、前記記録du
    tyが所定値未満の時に前記加熱部を無効にすることを
    特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の記録装置において、 前記加熱部を制御する制御手段を有し、 前記制御手段は、前記記録ユニットでの記録速度及び記
    録dutyから、前記加熱部を有効にするか否かを総合
    的に判断することを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか記載の
    記録装置において、 前記記録ユニットは複数配設され、 前記加熱部は、最下流に位置する前記記録ユニットの下
    流に配設されることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のいずれか記載の
    記録装置において、 前記記録ユニットは複数配設され、 前記加熱部は、各前記記録ユニットの下流に各々配設さ
    れることを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか記載の
    記録装置において、 前記記録装置は、記録ユニットが信号に応じて電気熱変
    換体に通電し、該電気熱変換体の発する熱エネルギーを
    利用してインクを吐出することを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 光により硬化する光硬化インクにより
    記録をおこなう記録装置において、 前記光硬化インクに光を照射しインクを硬化させる光照
    射部と、 前記記録媒体に前記光硬化インクを加熱する加熱部とを
    有することを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の記録装置において、 前記加熱部を記録速度に応じて制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の記録装置において、 前記加熱部を記録速度に応じてオンオフ制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の記録装置において、 前記加熱部を記録密度に応じてオンオフ制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする記録装置。
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