JP2014184687A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線硬化型の水溶性インクを用いる場合に、記録媒体に形成される文字が滲むのを抑制することができる画像形成装置を得る。
【解決手段】平端部54Fに向けて照射された赤外線レーザ70は、記録ヘッド62Kからインク滴が吐出されることでシート部材Pに形成された文字等の画像に照射される。赤外線が照射されることでインクに含まれる黒色の色材(顔料)が発熱し、画像から紫外線硬化型の水溶性インクの水分が蒸発する。これにより、黒色で形成された文字(テキスト)等が、滲むのが抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載のインクジェット印刷システムに用いられるインクには、水、水混和性乾燥調整溶媒、顔料、樹脂、紫外線硬化性化合物、紫外線硬化開始剤および塩基性pH調整剤が含有されている。
特開2012−111822号公報
本発明の課題は、紫外線硬化型の水溶性インクを用いる場合に、記録媒体に形成される文字が滲むのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、搬送経路に沿って搬送される記録媒体に黒色の紫外線硬化型の水溶性インクの液滴を吐出して画像を形成する黒色吐出部材と、前記搬送経路において、前記黒色吐出部材によって液滴が吐出される部分に対して、記録媒体の搬送方向の下流側直後の部分に赤外線を照射する赤外線照射部材と、前記搬送経路において、前記赤外線照射部材によって赤外線が照射された部分に対して、前記搬送方向の下流側の部分に紫外線を照射する紫外線照射部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記黒色吐出部材に対して前記搬送方向の下流側には、黒色とは異なる色の紫外線硬化型の水溶性インクの液滴を記録媒体に吐出して記録媒体に画像を形成する複数又は単数の異色吐出部材が備えられ、前記赤外線照射部材は、前記搬送経路において、前記黒色吐出部材と前記搬送方向の最も上流側に配置された前記異色吐出部材との間の部分に赤外線を照射し、前記紫外線照射部材は、前記搬送経路において、前記搬送方向の最も下流側に配置された前記異色吐出部材によって液滴が吐出される部分に対して、前記搬送方向の下流側の部分に紫外線を照射することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記赤外線照射部材は、前記搬送経路を挟んで前記黒色吐出部材に対して反対側に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記赤外線照射部材によって照射された赤外線を吸収する吸収部材が、前記搬送経路を挟んで前記赤外線照射部材に対して反対側に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項1の画像形成装置によれば、搬送経路において、黒色吐出部材によって液滴が吐出される部分に対して、搬送方向の下流側直後の部分に赤外線を照射する赤外線照射部材が備えられていない場合と比して、紫外線硬化型の水溶性インクを用いる場合に、記録媒体に形成される文字が滲むのを抑制することができる。
本発明の請求項2の画像形成装置によれば、異色吐出部材に対して記録媒体の搬送方向において下流側の部分に赤外線を照射する場合と比して、記録媒体に形成される文字が滲むのを抑制することができる。
本発明の請求項3の画像形成装置によれば、赤外線照射部材が、搬送経路に対して黒色吐出部材と同じ側に配置されている場合と比して、赤外線照射部材の光学部材にインクからの揮発物が付着するのを抑制することができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、赤外線照射部材によって搬送経路に照射された赤外線を吸収する吸収部材が備えられていない場合と比して、装置内の温度が上昇するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に用いられる記録ヘッド、赤外線レーザ、及び紫外線LED等を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置と、比較形態に係る画像形成装置との評価結果を示した図面である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の第1実施形態に対する比較形態に係る画像形成装置に用いられる記録ヘッド、赤外線レーザ、及び紫外線LED等を示した側面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る画像形成装置に用いられる記録ヘッド、赤外線レーザ、及び紫外線LED等を示した側面図と、本発明の第2実施形態に対する比較形態に係る画像形成装置に用いられる記録ヘッド、赤外線レーザ、及び紫外線LED等を示した側面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置と、比較形態に係る画像形成装置との評価結果を示した図面である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置に用いられる記録ヘッド、赤外線レーザ、ダンパ等を示した側面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置に用いられる赤外線レーザ、ダンパ等を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置に用いられる記録ヘッド、赤外線レーザ、反射板等を示した側面図である。 本発明の第5実施形態に係る画像形成装置に用いられる記録ヘッド、赤外線レーザ、及び紫外線LED等を示した側面図である。 本発明の第6実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の変形例を示した概略構成図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例を図1〜図4に従って説明する。なお、図中に示す矢印UPは、鉛直方向の上方を示す。
(全体構成)
図3に示されるように、画像形成装置10は、インクジェット記録装置であり、記録媒体の一例としての枚葉紙であるシート部材Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上側に備えられ用紙収容部12から供給されるシート部材Pに画像を形成する画像形成部14と、各部へシート部材Pを搬送する搬送部16と、を備えている。さらに、画像形成装置10は、複数のフレーム部材で構成された筐体としての装置本体10Aを備えている。
〔用紙収容部〕
用紙収容部12は、複数のシート部材Pが積載される用紙収容部材20と、用紙収容部材20に積載された最上位のシート部材Pをシート部材Pの搬送経路28に送り出す送出ロール22と、を備えている。
〔搬送部〕
搬送部16は、用紙収容部12から供給されたシート部材Pを搬送経路28に沿って画像形成部14に搬送する搬送ロール30と、画像形成部14で画像が形成されたシート部材Pを搬送経路28に沿って装置本体10Aの上部に形成された排紙部40に搬送する排出ロール32と、を備えている。
また、鉛直方向において、用紙収容部12と画像形成部14との間には、シート部材Pの表裏を反転させるための反転経路42が備えられている。そして、搬送部16は、排出ロール32によって搬送経路28からスイッチバックして反転経路42に送り込まれたシート部材Pを反転経路42に沿って搬送させ、表裏が反転したシート部材Pを搬送経路28に送り込む反転ロール46を備えている。
〔画像形成部〕
画像形成部14は、回転駆動する駆動ロール50と、駆動ロール50に対して図中右側に配置されて回転可能に支持された従動ロール52とを備えており、駆動ロール50と従動ロール52とには、シート部材Pを搬送するための無端状の搬送ベルト54が巻き掛けられている。
また、駆動ロール50と従動ロール52との間で、搬送ベルト54の上方には、搬送されるシート部材Pにインク滴(液滴)を吐出するブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の4色それぞれに対応した4つの記録ヘッド62K(黒色吐出部材の一例))、62C(異色吐出部材の一例)、62M(異色吐出部材の一例)、62Y(異色吐出部材の一例)が配置されている。なお、記録ヘッドについて、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)を区別する場合は、符号の末尾にアルファベットを付し、特に区別しない場合は、符号の末尾のアルファベットを省略する
各色の記録ヘッド62は、搬送経路28の一部を構成する搬送ベルト54の平端部54Fと対向しおり、記録ヘッド62K、62C、62M、62Yが、この順にシート部材Pの搬送方向(以下単に「搬送方向」と記載することがある)に並んでいる。記録ヘッド62による画像の記録領域は、シート部材Pの搬送方向に対して直交するシート部材Pの幅方向において、シート部材Pの幅以上とされ、記録ヘッド62は、シート部材Pの搬送方向に対して直交する方向に延びる長尺状とされている。また、記録ヘッド62から吐出されるインク(インク滴)については、紫外線硬化型の水溶性インクが用いられている。
さらに、画像が形成されたシート部材Pの搬送経路28に向けて赤外線を照射する赤外線照射部材の一例としての赤外線レーザ70と、紫外線を照射する紫外線照射部材の一例としての紫外線LED72とが備えられている。なお、赤外線レーザ70、及び紫外線LED72については後述する。
また、記録ヘッド62Kに対して、シート部材Pの搬送方向の上流側(以下単に「搬送方向上流側」と記載する)には、周回する搬送ベルト54に接して従動回転する帯電ロール66が配置されている。帯電ロール66は、搬送ベルト54を挟んで駆動ロール50の反対側に配置され、シート部材Pを搬送ベルト54に押圧する押圧位置(図中実線)と、搬送ベルト54から離間する離間位置(図中二点鎖線)との間を移動可能とされている。
押圧位置に配置された帯電ロール66は、駆動ロール50との間に電位差を生じさせて、帯電ロール66と搬送ベルト54との間を挟持搬送されるシート部材Pに電荷を与え、搬送ベルト54にシート部材Pを静電吸着(保持)させるようになっている。
さらに、各記録ヘッド62には、メンテナンスユニット(図示省略)が夫々備えられ、メンテナンスユニットが、各記録ヘッド62に対して所定のメンテナンス動作(バキューム、ダミージェット、ワイピング、キャッピング等)を行うようになっている。
また、従動ロール52に対して搬送ベルト54を挟んで反対側には、搬送ベルト54に静電吸着されたシート部材Pを搬送ベルト54から剥離させる剥離プレート(図示省略)が配置されている。
〔インクタンク〕
4色のインクを夫々貯留するインクタンク68は、装置本体10A内で、記録ヘッド62の上方に配置され、インクタンク68に貯留されたインクは、図示しないインク供給配管によって、夫々の記録ヘッド62に供給されるようになっている。
(全体構成の作用)
次に、画像形成装置10を用いてシート部材Pに画像を形成させる場合について説明する。
用紙収容部材20に積載された最上位のシート部材Pが、送出ロール22によって搬送経路28に送り出される。搬送経路28に送り出されたシート部材Pは、搬送ロール30によって搬送経路28に沿って搬送される。さらに、シート部材Pは、押圧位置に配置された帯電ロール66と搬送ベルト54との間を挟持搬送されて搬送ベルト54に静電吸着(保持)される。
搬送ベルト54に静電吸着されたシート部材Pは、周回する搬送ベルト54によって平端部54F(搬送経路28の一部)を搬送される。そして、平端部54Fと対向するように配置された各色の記録ヘッド62から吐出されるインク滴(液滴)によって、シート部材Pの表面に画像が形成される。
表面に画像が形成されたシート部材Pは、剥離プレート(図示省略)により搬送ベルト54から剥離する。剥離したシート部材Pは、排出ロール32によって搬送経路28に沿って搬送され、排紙部40に排出される。
シート部材Pの裏面に画像を形成する場合には、搬送経路28からスイッチバックして反転経路42に送り込まれたシート部材Pが、反転ロール46によって反転経路42に沿って搬送され、表裏が反転されて搬送経路28に再度送り込まれる。この後、前述した同様の工程にて、シート部材Pの裏面に画像が形成される。
(要部構成)
次に、赤外線レーザ70、及び紫外線LED72について説明する。
〔紫外線LED〕
紫外線LED72は、シート部材Pの搬送方向に対して直交するシート部材Pの方向において、シート部材Pの幅以上とされる長尺状とされ、平端部54F(搬送経路28の一部)にガラス等の透明部材72Aを通して紫外線を照射する。
また、紫外線LED72は、図1に示されるように、各色の記録ヘッド62の中で最も搬送方向下流側に配置された記録ヘッド62Yに対してシート部材Pの搬送方向の下流側(以下単に「搬送方向下流側」と記載する)に配置されている。そして、紫外線LED72は、平端部54Fにおいて、記録ヘッド62Yによってインク滴が吐出される部分に対して、搬送方向下流側の部分に紫外線を照射するようになっている。この紫外線LED72から照射される紫外線の波長は、一例として200〔nm〕〜400〔nm〕とされている。
以上の構成により、平端部54Fに向けて照射された紫外線は、各色の記録ヘッド62からインク滴が吐出されることで形成された画像に照射される。これにより、シート部材Pに形成された画像が硬化するようになっている。
なお、紫外線LED72から照射される紫外線のエネルギーについては、紫外線硬化型の水溶性インクが、充分に硬化するように調整されている。
また、 紫外線硬化型の水溶性インクの組成について、一例として下記に記載する。なお、組成については、各成分ごとの質量百分率で示されている。
1.光重合性硬化剤 40〔wt.%〕
2.光重合開始剤 2〔wt.%〕
3.保湿剤 10〔wt.%〕
4.色材 4〔wt.%〕
5.界面活性剤 1〔wt.%〕
6.水 42〔wt.%〕
〔赤外線レーザ〕
赤外線レーザ70は、シート部材Pの搬送方向に対して直交するシート部材Pの幅方向において、シート部材Pの幅以上とされる長尺状とされると共に、平端部54F(搬送経路28の一部)に赤外線を集光するための集光レンズ70A(光学部材)を備えている。
そして、赤外線レーザ70は、図1に示されるように、平端部54F(搬送経路28)において、記録ヘッド62Kによってインク滴が吐出される部分に対して、搬送方向の下流側直後の部分に赤外線を照射するように配置されている。具体的には、赤外線レーザ70は、記録ヘッド62Kに対して搬送方向下流側に配置され、搬送ベルト54の平端部54Fに対向して配置されている。また、赤外線レーザ70から照射される赤外線の波長は、一例として800〔nm〕〜12000〔nm〕とされている。
ここで、「平端部54F(搬送経路28)において、記録ヘッド62Kによってインク滴が吐出される部分に対して、搬送方向の下流側直後の部分」とはどの部分なのかについて具体的に説明する。記録ヘッド62Kに対して搬送方向下流側に他色の記録ヘッド62が配置されている場合は、平端部54Fにおいて、記録ヘッド62Kによってインク滴が吐出される部分と搬送方向の最も搬送方向上流側に配置された記録ヘッド62(本実施形態では記録ヘッド62C)によってインク滴が吐出される部分との間の部分である。また、記録ヘッド62Kに対して搬送方向下流側に記録ヘッド62が配置されていない場合は、平端部54Fにおいて、記録ヘッド62Kよってインク滴が吐出される部分と、紫外線LED72によって紫外線が照射される部分との間の部分である。
以上の構成により、平端部54Fに向けて照射された赤外線レーザ70は、記録ヘッド62Kからインク滴が吐出されることでシート部材Pに形成された文字等の画像に照射される。赤外線が照射されることでインクに含まれる黒色の色材(顔料)が発熱し、画像から紫外線硬化型の水溶性インクの水分が蒸発するようになっている。これにより、黒色で形成された文字(テキスト)等が、滲むのが抑制されるようになっている。
なお、赤外線レーザ70から照射される赤外線のエネルギーについては、画像に含まれる水分が突沸しないように調整されている。
〔評価〕
次に、本第1実施形態に係る画像形成装置10と、比較形態に係る画像形成装置200とを用いて、シート部材Pに形成された画像を評価した。
なお、比較形態に係る画像形成装置200としては、図4に示されるように、記録ヘッド62K、62C、62M、62Yが、この順に搬送方向に並べられ、さらに、赤外線レーザ70と紫外線LEDとが、この順に記録ヘッド62Yに対して搬送方向下流側に並べられた構成となっている。これ以外の構成については、比較形態に係る画像形成装置200と、本第1実施形態に係る画像形成装置10とは同様とされている。
[評価条件・評価項目]
1.水分が浸透し難い一般のオフセット印刷用の塗工紙をシート部材Pとして用い、黒色パッチとシアン色パッチとが隣接するようにシート部材Pに形成させて、境界線の直線性を評価(直線性評価)した。なお、塗工紙としては、OKトップコート+(王子製紙(株)製)を用いた。
つまり、直線性評価において、最も不良が発生し易い塗工紙を用いて、直線性評価を行った。
2.一般に表面処理されてなく水分が浸透し易い上質紙をシート部材Pとして用い、黒色でサイズ4〜8ptの文字(テキスト)をシート部材Pに形成させ、形成された文字の輪郭がつぶれているか否を評価(輪郭評価)した。なお、上質紙には、NPiフォーム<70>(日本製紙社製)を用いた。
つまり、輪郭評価において、最も不良が発生し易い上質紙を用いて、輪郭評価を行った。
[評価方法・評価基準]
1.直線性評価については、目視で評価を行った。境界線において、夫々の色がきれいにラインになっている場合を「○」、色の混ざりが発生している場合を「×」とした。
2.輪郭評価については、目視で評価を行った。形成された文字(テキスト)に対して、コントラストや細部のつぶれ(滲み)など総合的に評価し、文字がはっきり認識できる場合を「○」、細部につぶれなどが生じて文字が認識しにくい場合を「×」とした。
[評価結果]
試験結果は、図2に示されるように、本第1実施形態については、直線性評価及び輪郭評価共に「○」となり、比較形態については、直線性評価及び輪郭評価共に「×」となった。
(まとめ)
以上の輪郭評価の評価結果からも分かるように、本第1実施形態に係る画像形成装置10では、比較形態に係る画像形成装置200に比して、紫外線硬化型の水溶性インクを用いる場合に、シート部材Pに形成される文字が滲むのが抑制される。
また、直線性評価の評価結果かれも分かるように、本第1実施形態に係る画像形成装置10では、異なる色の境界線において、異なる色が混ざってしまうのが、比較形態に係る画像形成装置200に比して、抑制される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例について図5〜図7に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第1実施形態と異なる部分のみ主に説明し、他の部分の説明は省略する。
本第2実施形態の画像形成装置80では、記録媒体として枚葉紙ではなく連帳紙Pが用いられている。
(全体構成)
画像形成装置80は、図6に示されるように、連帳紙Pに画像を形成する画像形成ユニット82と、画像形成ユニット82に供給する連帳紙Pを収容する前処理ユニット84と、画像形成ユニット82と前処理ユニット84との間に配置され、前処理ユニット84から画像形成ユニット82へ供給される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット86と、を備えている。
さらに、画像形成装置80は、画像形成ユニット82から排出される連帳紙Pを収容する後処理ユニット88と、画像形成ユニット82と後処理ユニット88との間に配置され、画像形成ユニット82から後処理ユニット88へ排出される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット90と、を備えている。
また、連帳紙Pは複数の搬送ローラ(符号省略)によって、バッファユニット86、画像形成ユニット82、及びバッファユニット90の内部に形成された搬送経路94に沿って搬送されるようになっている。
画像形成ユニット82の内部には、搬送経路94に沿って搬送される連帳紙Pにインク滴(液滴)を吐出するブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の4色それぞれに対応した4つの記録ヘッド62K、62C、62M、62Yが配置されている。
各色の記録ヘッド62は、搬送経路94の一部を構成する平端部94Fと対向しおり、記録ヘッド62K、62C、62M、62Yが、この順に連帳紙Pの搬送方向に並んでいる。
また、画像形成装置80には、搬送経路94に向けて赤外線を照射する赤外線照射部材の一例としての赤外線レーザ96と、搬送経路94に向けて紫外線を照射する紫外線LED72とが備えられている。そして、紫外線LED72については、第1実施形態と同様に、記録ヘッド62Yに対して連帳紙Pの搬送方向下流側に配置され、平端部94Fと対向して配置されている。なお、赤外線レーザ96については後述する。
また、前処理ユニット84は、画像形成ユニット82へ供給される連帳紙Pが巻き付けられている供給ロール84Aを備えており、この供給ロール84Aは、図示せぬフレーム部材に回転可能に支持されている。
一方、後処理ユニット88は、画像が形成された連帳紙Pを巻き取る巻取ロール88Aを備えている。そして、この巻取ロール88Aが図示せぬモータから回転力を受けて回転することで、連帳紙Pが搬送経路94に沿って搬送されるようになっている。
以上の構成において、巻取ロール88Aを回転させることで、搬送方向の張力が連帳紙Pに付与され、連帳紙Pが搬送経路94に沿って搬送される。そして、各色の記録ヘッド62が、搬送される連帳紙Pに各色のインク滴(液滴)を吐出することで連帳紙Pに画像が形成されるようになっている。
(要部構成)
赤外線レーザ96は、図5(A)に示されるように、搬送経路94を挟んで、記録ヘッド62Kの反対側に配置されている。そして、赤外線レーザ96は、平端部94Fにおいて、記録ヘッド62Kによってインク滴が吐出される部分に対して、搬送方向の下流側直後の部分に赤外線を、連帳紙Pの裏面(画像が形成されない面)から照射するようになっている。
〔評価〕
次に、連帳紙Pの搬送経路94を挟んで赤外線レーザ96と記録ヘッド62Kとを反対側に配置した場合(本実施形態:図5(A)参照)と、連帳紙Pの搬送経路94に対して赤外線レーザ97と記録ヘッド62Kとを同じ側に配置した場合(比較形態:図5(B)参照)とについて評価を行った。
[評価条件・評価項目]
記録ヘッド62Kを用いて連帳紙Pに一分間連続して画像を形成させ、その後、赤外線レーザの集光レンズに付着した水滴(水滴付着評価)、画像の濃度ムラ(濃度ムラ評価)、及び画像の色差(色差評価)を行った。なお、記録ヘッド62C、62M、62Yについては用いなかった。
以下、詳細な条件を記載する。
(1)インク:黒色の水性UVインク、インク滴:3〔pl〕
(2)記録ヘッドの解像度:1200〔dpi〕
(3)連帳紙:NPiフォーム<70>
(4)連帳紙の搬送速度:100〔m/min〕
(5)赤外線レーザによる赤外線の照射量:1.5〔J/cm
(6)紫外線LEDによる紫外線の照射量:2.0〔J/cm
(7)連帳紙Pに形成される画像:エリアカバレッジ5〔%〕で規定の文字を連続紙Pに印字し、この印字と同時に、規定の間隔で予め決められた大きさのベタ画像(ベタパッチ)を連続紙Pに形成させた。
[評価方法・評価基準]
1.水滴付着評価については、集光レンズに付着した水滴を目視で評価した。水滴が集光レンズに付着していない場合を「○」、水滴が集光レンズに付着している場合を「×」とした。
2.濃度ムラ評価については、一分間連続して画像を連帳紙Pに形成した後の60〔cm〕の連帳紙Pに形成された画像を目視で評価した。濃度ムラが生じていない場合は「○」、濃度ムラが生じている場合は「×」とした。
3.色差評価については、一分間連続して画像を連帳紙Pに形成した後の60〔cm〕の連帳紙Pに形成された複数(5個)のベタ画像を測定して色差(ΔE)を求めた。色差(ΔE)の測定については、X−rite社製の測色計X−rite939を用いた。
[評価結果・考察]
試験結果は、図7に示されるように、本第2実施形態については、水滴付着評価及び濃度ムラ評価共に「○」となり、比較形態については、水滴付着評価及び濃度ムラ評価共に「×」となった。比較形態については、赤外線レーザの集光レンズに水滴が付着したため、画像に濃度ムラが発生したものと考えられる。
また、本第2実施形態の色差評価については、色差0.23となり、比較形態の色差評価については、色差3.40となった。比較形態については、赤外線レーザの集光レンズに水滴が付着したため、本第2実施形態に比して、色差が大きくなったものと考えられる。
(まとめ)
以上の評価結果からも分かるように、搬送経路94を挟んで記録ヘッド62Kの反対側に赤外線レーザ96を配置することで、比較形態と比して、赤外線レーザ96の集光レンズ96Aに水滴が付着するのが抑制される。
また、赤外線レーザ96の集光レンズ96Aに水滴が付着するのが抑制されることで、比較形態と比して、連帳紙Pに形成される画像に濃度ムラが発生するのが抑制される。
また、連帳紙Pに形成される画像に濃度ムラが発生するのが抑制されることで、比較形態と比して、連帳紙Pに形成される画像の色差が大きくなるのが抑制される。
また、搬送経路94を挟んで記録ヘッド62Kの反対側に赤外線レーザ96を配置することで、比較形態と比して、連帳紙Pの搬送方向における装置構成が小型化可能となる。
他の作用については、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の一例について図8、図9に従って説明する。なお、第2実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第2実施形態と異なる部分のみ主に説明し、他の部分の説明は省略する。
第3実施形態の画像形成装置100では、図8に示されるように、搬送経路94を挟んで赤外線レーザ96の反対側には、赤外線レーザ96によって搬送経路94に照射された赤外線を吸収する吸収部材の一例としてのダンパ102が配置されている。また、ダンパ102と搬送経路94との間には、連帳紙Pから蒸発した水蒸気を画像形成装置100の外部に排出する蒸気排出機構106が配置されている。
〔蒸気回収機構〕
蒸気排出機構106は、図9に示されるように、連帳紙Pの搬送方向に対して直交するシート部材Pの幅方向に延びる長尺状とされた回収部材108と、ファン110と、ファン110と回収部材108とを連結するダクト112とを備えている。
回収部材108は、一例としてポリプロピレン樹脂で成形されており、搬送経路94(図8参照)側と赤外線光路部が開放された底浅の箱状とされ、赤外線が照射されることで連帳紙Pに形成された画像から蒸発した水蒸気を取り囲むようになっている。
また、ダクト112の一端は、回収部材108の一方の側面に取り付けられ、ダクト112の他端は、ファン110に取り付けられている。
以上の構成により、ファン110を稼働させることで、回収部材108によって取り囲まれた水蒸気が、ダクト112を通って画像形成装置100の外部に排出されるようになっている。
〔ダンパ〕
ダンパ102は、表面が黒色とされ、図8、図9に示されるように、連帳紙Pの搬送方向に対して直交するシート部材Pの幅方向に延びる長尺状とされている。また、ダンパ102には、空洞部102Aが形成され、また、この空洞部102Aを開放する開口部102Bが搬送経路94側に形成されている。さらに、ダンパ102には、ダンパ102の天井面から空洞部102Aに突出する突起102Cが形成されている。
以上の構成により、赤外線レーザ96から照射されて連帳紙P及び回収部材108を通過した赤外線は、ダンパ102の開口部102Bから空洞部102Aに入射する。そして、入射した赤外線は、突起102Cや壁面と当たって空洞部102A内で反射して吸収されるようになっている。
(まとめ)
以上説明したように、ダンパ102が、赤外線レーザ96から搬送経路94に向けて照射された赤外線を吸収することで、赤外線が画像形成装置10内の他の部材に照射され、照射された部材の温度が高くなるのが抑制される。
また、蒸気排出機構106によって、画像から蒸発した水蒸気が画像形成装置100の外部に排出されることで、水滴が記録ヘッド62に付着するのが抑制される。
また、水滴が記録ヘッド62に付着するのが抑制されることで、画像形成装置100による出力画像の品質低下が抑制される。
他の作用については、第2実施形態と同様である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の一例について図10に従って説明する。なお、第3実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第3実施形態と異なる部分のみ主に説明し、他の部分の説明は省略する。
第4実施形態の画像形成装置120には、図10に示されるように、赤外線を吸収するダンパは備えられておらず、赤外線を反射させるアルミ合金で成形された反射板122、124が備えられている。そして、この反射板122、124は、連帳紙Pの搬送方向に対して直交するシート部材Pの幅方向に延びる長尺状とされている。
反射板122は、搬送経路94を挟んで赤外線レーザ96の反対側に配置され、赤外線レーザ96によって照射されて連帳紙Pを透過した赤外線を搬送経路94に向けて反射するようになっている。
一方、反射板124は、搬送経路94に対して赤外線レーザ96側で、搬送経路94と赤外線レーザ96との間に配置されている。そして、反射板124は、反射板122によって搬送経路94に向けて反射されて連帳紙Pを透過した赤外線を搬送経路94に向けて反射するようになっている。
さらに、反射板124には、赤外線レーザ96によって照射された赤外線が通過する通過口124Aが形成されている。
以上の構成により、赤外線レーザ96から照射された赤外線は、反射板122と反射板124との間で反射を繰り返して弱まるようになっている。
このように、赤外線レーザ96から照射された赤外線が、連帳紙Pを透過しながら反射を繰り返すことで、効果的に、連帳紙Pに形成された画像に含まれる水分が蒸発する。つまり、赤外線レーザ96から照射された赤外線を有効活用することができる。
その他の作用については、第3実施形態のダンパによって生じた作用を除いて、第3実施形態と同様である。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の一例について図11に従って説明する。なお、第2実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第2実施形態と異なる部分のみ主に説明し、他の部分の説明は省略する。
第5実施形態の画像形成装置130では、図11に示されるように、画像が形成される部分の連帳紙Pの搬送経路132は、鉛直方向に沿って形成され、連帳紙Pは、搬送経路132に沿って、鉛直方向の下方から上方に向けて搬送されるようになっている。
さらに、連帳紙Pの表面にインク滴(液滴)を吐出して画像を形成させる記録ヘッド62K、62C、62M、62Yは、鉛直方向に沿って下方から上方にこの順に並んで配置されている。また、赤外線レーザ96及び紫外線LED72についても、搬送経路132に赤外線又は紫外線を照射するように配置されている。
さらに、連帳紙Pの裏面にインク滴を吐出して画像を形成させる記録ヘッド134K、134C、134M、134Yは、搬送経路132に対して、記録ヘッド62K、62C、62M、62Yの反対側に配置されている。また、記録ヘッド134Yに対して連帳紙Pの搬送方向下流側には、連帳紙Pの裏面に向けて紫外線を照射する紫外線LED136が配置されている。さらに、前述した赤外線レーザ96は、記録ヘッド134Kと記録ヘッド134Cとの間に配置されている。
さらに、画像形成装置130には、赤外線レーザ96から照射される赤外線のエネルギー(光量)の大小を制御する制御部138が備えられている。
以上の構成により、連帳紙Pの表面に画像を形成させる場合には、記録ヘッド62K、62C、62M、62Y、赤外線レーザ96、及び紫外線LED72を稼働させることで、連帳紙Pの表面に画像が形成される(片面印刷)。
一方、連帳紙Pの両面に画像を形成させる場合には、連帳紙Pの表面に画像を形成させる場合に加えて、記録ヘッド134K、134C、134M、134Y、及び紫外線LED136を稼働させることで、連帳紙Pの両面に画像が形成される(両面印刷)。
ここで、制御部138は、赤外線レーザ96から照射される赤外線のエネルギーについて、両面印刷の場合は、片面印刷の場合に比して、大きくする。これにより、赤外線レーザ96から照射される赤外線のエネルギーが、常に一定である場合と比して、出力画像の品質を満足した上で、適量化される。
その他の作用については、第2実施形態と同様である。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係る画像形成装置の一例について図12に従って説明する。なお、第2実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第2実施形態と異なる部分のみ主に説明し、他の部分の説明は省略する。
第6実施形態の画像形成装置140では、図12に示されるように、画像形成ユニット82内で、連帳紙Pの搬送経路144が、水平方向に2度折り返されている。
記録ヘッド62は、最初に連帳紙Pが折り返される折り返し部146Aに対して、搬送方向上流側で、連帳紙Pの表面が上方を向く平端部144F1と対向している。そして、記録ヘッド62K、62C、62M、62Yが、搬送方向に対してこの順に配置されている。
一方、折り返し部146Aと、2度目に連帳紙Pが折り返される折り返し部146Bとの間の搬送経路144は、連帳紙Pの表裏が反転して連帳紙Pの裏面が上方を向く平端部144F2とされている。
そして、インク滴を吐出する記録ヘッド142K、142C、142M、142Yが、平端部144F2と対向するように配置され、記録ヘッド142K、142C、142M、142Yが、搬送方向に対してこの順に配置されている。
また、搬送経路144の平端部144F2に向けて紫外線を照射する紫外線LED150が、記録ヘッド142Yに対して搬送方向下流側に配置され、紫外線LED150から照射される紫外線は、連帳紙Pの裏面に照射されるようになっている。
さらに、搬送経路144に対して記録ヘッド142Kの反対側には、搬送経路144の平端部144F2に向けて赤外線を照射する赤外線レーザ152が配置されている。赤外線レーザ152は、平端部144F2において、記録ヘッド142Kによってインク滴が吐出される部分に対して、搬送方向の下流側直後の部分に赤外線を、連帳紙Pの表面から照射するようになっている。
以上の構成により、連帳紙Pの表面に画像を形成させる場合には、記録ヘッド62K、62C、62M、62Y、赤外線レーザ96、及び紫外線LED72を稼働させることで、連帳紙Pの表面に画像が形成される(片面印刷)。
一方、連帳紙Pの両面に画像を形成させる場合には、連帳紙Pの表面に画像を形成させる場合に加えて、記録ヘッド142K、142C、142M、142Y、赤外線レーザ152、及び紫外線LED150を稼働させることで、連帳紙Pの両面に画像が形成される(両面印刷)。
その他の作用については、第2実施形態と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、記録媒体として枚葉紙又は連帳紙のどちらか一方を用いて説明したが、記録媒体としてどちらを用いてもよい。
また、上記実施形態では、赤外線レーザから搬送経路に向けて直接赤外線を照射したが、赤外線レーザから照射された赤外線の光路を反射手段等で変えて赤外線を搬送経路に照射してもよい。
また、上記実施形態では、ライン型の記録ヘッドを用いて説明したが、シリアル型の記録ヘッドを用いてもよい。
また、上記実施形態では、赤外線照射部材として、赤外線レーザを用いて説明したが、赤外線を照射すればよく、LED又はランプ等であってもよい。
また、上記実施形態では、紫外線照射部材として、紫外線LEDを用いて説明したが、紫外線を照射すればよく、レーザ又はランプ等であってもよい。その場合には、必要に応じて反射板やレンズを用いても良い。(文言は適切に修正をお願いします)
また、赤外線・紫外線は記録媒体全面を均一に照射しても良いし、インクが付着している箇所のみを照射するように制御しても良い。(適切と思われる場所に入れて下さい。語句も必要に応じて修正をお願いします。)
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、赤外線レーザを水冷又は空冷等で冷却してもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、インクに赤外線吸収剤を含有させてもよい。
また、上記第1実施形態では、記録ヘッド62Kに対して搬送方向下流側には、3個の記録ヘッド62が備えられたが、特に3個に限定されず例えば1個でもよく他の個数であってもよい。
また、上記第1実施形態では、搬送方向に対して記録ヘッド62をブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の順で並べたが、図13の変形例で示すように、記録ヘッド62K(ブラック)を最も搬送方向下流側に配置し、さらに、平端部54Fにおいて、記録ヘッド62Kによってインク滴が吐出される部分に対して、搬送方向の下流側直後の部分に赤外線を照射するように赤外線レーザ70を配置してもよい。
また、上記第3、第4実施形態では、蒸気排出機構106を備えた例を用いて説明したが、蒸気排出機構106を用いなくてもよい。
10 画像形成装置
62K 記録ヘッド(黒色吐出部材の一例)
62C 記録ヘッド(異色吐出部材の一例)
62M 記録ヘッド(異色吐出部材の一例)
62Y 記録ヘッド(異色吐出部材の一例)
70 赤外線レーザ(赤外線照射部材の一例)
72 紫外線LED(紫外線照射部材の一例)
80 画像形成装置
96 赤外線レーザ(赤外線照射部材の一例)
100 画像形成装置
102 ダンパ(吸収部材の一例)
120 画像形成装置
130 画像形成装置
140 画像形成装置
142K 記録ヘッド(黒色吐出部材の一例)
142C 記録ヘッド(異色吐出部材の一例)
142M 記録ヘッド(異色吐出部材の一例)
142Y 記録ヘッド(異色吐出部材の一例)
150 紫外線LED(紫外線照射部材の一例)
152 赤外線レーザ(赤外線線照射部材の一例)
200 画像形成装置

Claims (4)

  1. 搬送経路に沿って搬送される記録媒体に黒色の紫外線硬化型の水溶性インクの液滴を吐出して画像を形成する黒色吐出部材と、
    前記搬送経路において、前記黒色吐出部材によって液滴が吐出された記録媒体対して、記録媒体の搬送方向の下流側直後の部分に赤外線を照射する赤外線照射部材と、
    前記搬送経路において、前記赤外線照射部材によって赤外線が照射された部分に対して、前記搬送方向の下流側の部分に紫外線を照射する紫外線照射部材と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記黒色吐出部材に対して前記搬送方向の下流側には、黒色とは異なる色の紫外線硬化型の水溶性インクの液滴を記録媒体に吐出して記録媒体に画像を形成する複数又は単数の異色吐出部材が備えられ、
    前記赤外線照射部材は、前記搬送経路において、前記黒色吐出部材と前記搬送方向の最も上流側に配置された前記異色吐出部材との間の部分に赤外線を照射し、
    前記紫外線照射部材は、前記搬送経路において、前記搬送方向の最も下流側に配置された前記異色吐出部材によって液滴が吐出される部分に対して、前記搬送方向の下流側の部分に紫外線を照射する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記赤外線照射部材は、前記搬送経路を挟んで前記黒色吐出部材に対して反対側に配置されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記赤外線照射部材によって照射された赤外線を吸収する吸収部材が、前記搬送経路を挟んで前記赤外線照射部材に対して反対側に配置されている請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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