JP6825225B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光の照射により硬化する液体を吐出ヘッドから吐出し、光照射器から光を照射することで画像を印刷する技術に関する。
特許文献1では、光の照射により硬化するインクを用いて印刷を行う画像記録装置が記載されている。この画像記録装置は、支持部材に支持された記録媒体に対して、印刷ヘッドからインクを吐出した後に、照射部から光を照射する。より具体的には、印刷ヘッドは、支持部材に対向するノズル形成面を有し、ノズル形成面に形成されたノズルからインクを吐出する。また、照射部は、支持部材に向けて開口が空いた筐体を有し、筐体内部の光源からの光を、開口を介して記録媒体に照射する。
特開2014−184666号公報
ところで、上記の光照射部が具備する筐体の開口の側方部分(突出部)に対しては、光源から射出された後に支持部材上の記録媒体で反射された光の一部が入射する。この際、筐体の開口の側方部分に入射した光が吐出ヘッド側へ向けて反射されると、この反射光が吐出ヘッド(印刷ヘッド)のうち記録媒体への対向部分(ノズル形成面)に入射する場合があった。このような場合、吐出ヘッドの当該対向部分に付着した液体(インク)が硬化して固着化するおそれがあった。
この発明は、上記に鑑みなされたものであり、吐出ヘッドのノズルから支持部材上の記録媒体へ吐出された光硬化性の液体を照射部からの光により硬化させる印刷装置において、吐出ヘッドの支持部材への対向部分に対する光の入射を抑制可能とする技術の提供を目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することが可能である。
本発明に係る印刷装置は、所定方向に搬送される記録媒体を表面で支持する支持部材と、支持部材に対向する対向部分に形成されたノズルから液体を吐出することで支持部材に支持された記録媒体に画像を印刷する吐出ヘッドと、支持部材に向けて開口が空いた筐体と、筐体の内部に収容されて液体を硬化させる光を照射する発光部とを有し、発光部から射出された光を、支持部材に支持される記録媒体に開口を介して照射する照射部とを備え、筐体は、所定方向において吐出ヘッドに近づくに連れて支持部材との間隔が短くなる傾斜部を開口よりも吐出ヘッドの側に有し、所定方向に直交する方向からの正面視において、傾斜部に沿って仮想的に延びる第1直線と、第1直線と支持部材の表面との交点における支持部材の表面の法線とが成す鋭角を角度θ1とし、吐出ヘッドが有する対向部分の照射部側の端から交点に仮想的に延びる第2直線と、法線とが成す鋭角を角度θ2としたとき、角度θ2>角度θ1となるように、傾斜部が設けられている。
このように構成された印刷装置では、照射部の筐体は、支持部材に向けて空いた開口を有し、筐体の内部に収容された発光部から射出された光は、支持部材に支持された記録媒体に筐体の開口を介して照射される。また、筐体は、吐出ヘッドに近づくに連れて支持部材との間隔が短くなる傾斜部を開口よりも吐出ヘッドの側に有する。しかも、傾斜部は、角度θ2>角度θ1となるように設けられており、傾斜部において光が吐出ヘッド側へ反射されるのが抑制されている。ここで、角度θ1は、傾斜部に沿って仮想的に延びる第1直線と、第1直線と支持部材の表面との交点における支持部材の表面の法線とが成す鋭角であり、角度θ2は、吐出ヘッドが有する対向部分の照射部側の端から交点に仮想的に延びる第2直線と、法線とが成す鋭角である。その結果、吐出ヘッドの支持部材への対向部分に対する光の入射が抑制可能となっている。
また、吐出ヘッドは、所定方向において照射部の両側に設けられ、照射部は、所定方向において開口の両側に傾斜部を有するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、照射部の両側に設けられた各吐出ヘッドの支持部材への対向部分に対する光の入射を抑制することができる。
また、筐体は、所定方向における吐出ヘッドとは逆側の傾斜部の端から支持部材へ向けて突出する突出壁を有し、突出壁の支持部材側の端で開口を規定するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、開口を規定する突出壁によって、記録媒体において光が照射される範囲が絞られる。そのため、記録媒体で光の反射が生じる範囲が限定され、延いては傾斜部において吐出ヘッド側へ反射される光の発生を抑制できる。したがって、吐出ヘッドの支持部材への対向部分に対する光の入射を抑制するにあたり有利となる。
また、傾斜部が光を反射する反射率が65%以下であるように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、傾斜部において吐出ヘッド側へ反射される光の発生を抑制できる。したがって、吐出ヘッドの支持部材への対向部分に対する光の入射を抑制するにあたり有利となる。
なお、上述した本発明の各態様の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明を適用したプリンターの概略構成を示す図。 図1に示すプリンターの概略構成を示す図。 吐出ヘッドのノズル形成面の構成を示す図。 UV照射器の第1構成例を示す図。 UV照射器の第2構成例を示す図。
図1は本発明を適用したプリンターの概略構成を模式的に例示する正面図である。なお、図1や以下の図面では必要に応じて、装置各部の配置関係を明確にするために、プリンター1の左右方向X、前後方向Yおよび鉛直方向Zに対応したXYZ直交座標系を表示する。
図1に示すように、プリンター1では、その両端が繰出軸20および巻取軸40にロール状に巻き付けられた1枚のシートS(ウェブ)が搬送経路Pcに沿って張架されており、シートSは、繰出軸20から巻取軸40へ向かう搬送方向Dsへ搬送されつつ、画像記録を受ける。シートSの種類は、紙系とフィルム系に大別される。具体例を挙げると、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)、PP(polypropylene)等がある。概略的には、プリンター1は、繰出軸20からシートSを繰り出す繰出部2(繰出領域)と、繰出部2から繰り出されたシートSに画像を記録するプロセス部3(プロセス領域)と、プロセス部3で画像の記録されたシートSを巻取軸40に巻き取る巻取部4(巻取領域)とを備え、X方向に並ぶこれら機能部2、3、4をハウジング10に収容する。なお、以下の説明では、シートSの両面のうち、画像が記録される面を表面と称する一方、その逆側の面を裏面と称する。
繰出部2は、シートSの端を巻き付けた繰出軸20と、繰出軸20から引き出されたシートSを巻き掛ける従動ローラー21とを有する。繰出軸20は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き付けて支持する。そして、繰出軸20が図1の紙面において時計回りに回転することで、繰出軸20に巻き付けられたシートSが従動ローラー21を経由してプロセス部3へと繰り出される。ちなみに、シートSは、繰出軸20に着脱可能な芯管(図示省略)を介して繰出軸20に巻き付けられている。したがって、繰出軸20のシートSが使い切られた際には、ロール状のシートSが巻き付けられた新たな芯管を繰出軸20に装着して、繰出軸20のシートSを取り換えることが可能となっている。
巻取部4は、プロセス部3によりカラー画像が形成されたシートSを巻取軸40に巻き取る。具体的には、巻取部4は、シートSの端を巻き付けた巻取軸40の他に、巻取軸40とプロセス部3の後駆動ローラー32との間でシートSを裏面側から巻き掛ける従動ローラー41を有する。巻取軸40は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き取って支持する。つまり、巻取軸40が図1の紙面において時計回りに回転すると、プロセス部3の後駆動ローラー32から搬送されてきたシートSが従動ローラー41を経由して巻取軸40に巻き取られる。ちなみに、シートSは、巻取軸40に着脱可能な芯管(図示省略)を介して巻取軸40に巻き取られる。したがって、巻取軸40に巻き取られたシートSが満杯になった際には、芯管ごとシートSを取り外すことが可能となっている。
プロセス部3は、繰出部2から繰り出されたシートSを回転ドラム30で支持しつつ、回転ドラム30の外周面に沿って配置されたプロセスユニットPUにより処理を適宜行って、シートSに画像を印刷するものである。このプロセス部3では、回転ドラム30の両側に前駆動ローラー31と後駆動ローラー32とが設けられており、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSが回転ドラム30に支持されて、画像の印刷を受ける。
前駆動ローラー31は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、繰出部2から繰り出されたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、前駆動ローラー31は図1の紙面において時計回りに回転することで、繰出部2から繰り出されたシートSを搬送方向Dsの下流側へと搬送する。なお、前駆動ローラー31に対してはニップローラー31nが設けられている。このニップローラー31nは、前駆動ローラー31側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、前駆動ローラー31との間でシートSを挟み込む。これによって、前駆動ローラー31とシートSの間の摩擦力が確保され、前駆動ローラー31によるシートSの搬送を確実に行なうことができる。
回転ドラム30は、Y方向に平行な中心線を持つ円筒形状のドラムであり、その外周面にシートSを巻き掛ける。さらに回転ドラム30は、その円筒形状の中心線を通って軸方向に延びる回転軸300を有している。回転軸300は、図示を省略する支持機構によって回転可能に支持されており、回転ドラム30は、回転軸300を中心に回転する。
このような回転ドラム30の外周面に、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSが裏面側から巻き掛けられる。そして、回転ドラム30は、シートSとの間の摩擦力を受けてシートSの搬送方向Dsに従動回転しつつ、シートSを裏面側から支持する。ちなみに、プロセス部3では、回転ドラム30への巻き掛け部の両側でシートSを折り返す従動ローラー33、34が設けられている。これらのうち従動ローラー33は、前駆動ローラー31と回転ドラム30の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。一方、従動ローラー34は、回転ドラム30と後駆動ローラー32の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。このように、回転ドラム30に対して搬送方向Dsの上・下流側それぞれでシートSを折り返すことで、回転ドラム30へのシートSの巻き掛け部を長く確保することができる。
後駆動ローラー32は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、回転ドラム30から従動ローラー34を経由して搬送されてきたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、後駆動ローラー32は図1の紙面において時計回りに回転することで、シートSを巻取部4へと搬送する。なお、後駆動ローラー32に対してはニップローラー32nが設けられている。このニップローラー32nは、後駆動ローラー32側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、後駆動ローラー32との間にシートSを挟み込む。これによって、後駆動ローラー32とシートSの間の摩擦力が確保され、後駆動ローラー32によるシートSの搬送を確実に行なうことができる。
このように、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSは、回転ドラム30の外周面に支持される。また、プロセス部3では、回転ドラム30に支持されるシートSの表面に対してカラー画像を印刷するために、プロセスユニットPUが設けられている。このプロセスユニットPUは、吐出ヘッド36a〜36fおよびUV照射器37a〜37eをキャリッジ51で支持した構成を具備する。
搬送方向Dsに順番に並ぶ6個の吐出ヘッド36a〜36fは、ホワイト、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックおよびクリアー(透明)に対応し、インクジェット方式で対応する色のインクをノズルから吐出する。つまり、各吐出ヘッド36a〜36fでは、Y方向にシートSの幅に渡って複数のノズルが配列されており、各ノズルは滴状のインク、すなわちインク滴を吐出する。
これら6個の吐出ヘッド36a〜36fは回転ドラム30の回転軸300から放射状に配置されて、回転ドラム30の外周面に沿って並ぶ。そして、各吐出ヘッド36a〜36fは、キャリッジ51によって回転ドラム30に対して位置決めされ、若干のクリアランス(プラテンギャップ)を空けて回転ドラム30に対向する。これによって、各吐出ヘッド36a〜36fは、所定のペーパーギャップを空けて、回転ドラム30に巻き掛けられたシートS表面に対向する。こうしてキャリッジ51によってペーパーギャップが規定された状態で、各吐出ヘッド36a〜36fがインク滴を吐出することで、シートS表面の所望の位置にインク滴が着弾して、シートS表面にカラー画像が形成される。
ちなみに、ホワイトのインクを吐出する吐出ヘッド36aは、透明のシートSに画像を印刷する場合に、ホワイトの背景をシートSに形成するために用いられる。具体的には、吐出ヘッド36aは、画像形成の対象となる領域の全面を埋め尽くすようにホワイトのインクを吐出して背景を形成する。そして、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックのインクを吐出する吐出ヘッド36b〜36eが、白色の背景に重ねてカラー画像を形成する。また、吐出ヘッド36fは、カラー画像に重ねてクリアーのインクを吐出して、カラー画像をクリアーのインクで覆う。これによって、光沢感やマット感などの質感がカラー画像に与えられる。
吐出ヘッド36a〜36fで使用するインクとしては、紫外線(光)を照射することで硬化するUV(ultraviolet)インク(光硬化性インク)が用いられる。そこで、インクを硬化させてシートSに定着させるために、プロセスユニットPUではUV照射器37a〜37eが設けられている。なお、このインク硬化は、本硬化と仮硬化とを使い分けて実行される。ここで、本硬化は、仮硬化よりも比較的強い照射強度の紫外線をインクに照射することでインクの濡れ広がりが停止する程度に硬化させる処理であり、仮硬化は、比較的弱い照射強度の紫外線をインクに照射することでインクの濡れ広がり方が紫外線を照射しない場合に比べて十分に遅くなる程度にインクを硬化させる処理である。
具体的には、ホワイトの吐出ヘッド36aとイエローの吐出ヘッド36bの間には、本硬化用のUV照射器37aが配置されている。したがって、吐出ヘッド36aによって形成されたホワイトの背景は、吐出ヘッド36b〜36eからのインクが重ねられる前に、UV照射器37aからの紫外線を受けて本硬化する。イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの吐出ヘッド36b〜36eの各間には、仮硬化用のUV照射器37b〜37dが配置されている。したがって、吐出ヘッド36b〜36dそれぞれが吐出したインクは、搬送方向Dsの下流側の吐出ヘッド36c〜36eからのインクが重ねられる前に、UV照射器37b〜37dからの紫外線を受けて仮硬化する。これによって、吐出ヘッド36b〜36eそれぞれから吐出されたインクが混ざり合うといった混色の発生が抑制されている。ブラックの吐出ヘッド36eとクリアーの吐出ヘッド36fの間には、本硬化用のUV照射器37eが配置されている。したがって、吐出ヘッド36b〜36eにより形成されたカラー画像は、吐出ヘッド36fからのインクが重ねられる前に、UV照射器37eからの紫外線を受けて本硬化する。
また、プロセス部3では、吐出ヘッド36fに対して搬送方向Dsの下流側に、本硬化用のUV照射器37fが設けられている。したがって、吐出ヘッド36fによってカラー画像に重ねて吐出されたクリアーのインクは、UV照射器37fからの紫外線を受けて完全に硬化する。なお、UV照射器37fは、キャリッジ51には搭載されていない。
ちなみに、吐出ヘッド36a〜36fから吐出したインクの一部がシートSに着弾せずにミスト状となって浮遊する場合がある。そこで、プロセス部3では、ミスト状インクにより吐出ヘッド36a〜36fやUV照射器37a〜37fなどが汚染されるのを抑制するために、ミスト状インクを捕集するミスト捕集ユニットCUが装備されている。このミスト捕集ユニットCUは、吐出ヘッド36a〜36fそれぞれの搬送方向Dsの下流側に配置されたミスト吸引部7を有する。各ミスト吸引部7はキャリッジ51に搭載されており、回転ドラム30に対して開口する吸引口72を有する。この吸引口72は、Y方向に平行に延設されており、吐出ヘッド36a〜36fにおいて複数のノズルが配列された範囲よりもY方向に長い。
さらに、ミスト捕集ユニットCUは、気液分離部8と、各ミスト吸引部7と気液分離部8とを接続する可撓性の吸引ホース74とを有する。そして、気液分離部8が負圧を発生すると、ミスト吸引部7の吸引口72から吸引ホース74を介して気液分離部8へ向かい、ハウジング10に空いた排気口12から出る気流が生じる。したがって、ミスト状インクはこの気流によって、吸引口72から気液分離部8へと吸引される。
上述したように、6個の吐出ヘッド36a〜36f、5個のUV照射器37a〜37eおよび各ミスト吸引部7がキャリッジ51に搭載されて、プロセスユニットPUが構成されている。このキャリッジ51のX方向(搬送方向Ds)の両端部それぞれに対しては、Y方向へ延びるガイドレール52が配置されており、キャリッジ51は、2本のレール52にX方向から架け渡されている。したがって、キャリッジ51は、吐出ヘッド36a〜36f、UV照射器37a〜37eおよびミスト吸引部7を伴ってガイドレール52上をY方向へ移動可能となっている。具体的には、図2を用いて次に説明するように、キャリッジ51は、Y方向に並ぶ印刷位置Taとメンテナンス位置Tbとの間で移動可能である。
図2は図1に示すプリンターの概略構成を模式的に示す部分側面図である。図2に示すように、プリンター1のハウジング部材10内では、印刷領域Raおよびメンテナンス領域RbがY方向へ並んでいる。印刷領域Raでは、繰出部2、プロセス部3および巻取部4といった図1に示した各機能部が収容されて、シートSへの印刷が行われる。一方、メンテナンス位置Tbでは、メンテナンスユニットMUによるメンテナンスが実行される。そして、印刷領域Raおよびメンテナンス領域Rbに対して、印刷位置Taおよびメンテナンス位置Tbがそれぞれ設けられており、キャリッジ51はこれらの間を移動する。
キャリッジ51は、Y方向に並ぶ2枚の支持フレーム511、512と、支持フレーム511、512の下端を接続するベースフレーム513とで構成される。図1から判るように、支持フレーム511、512は略円弧形状を有した平板である。そして、矩形状を有する平板であるベースフレーム513が、支持フレーム511、512のX方向の両端それぞれに設けられて、支持フレーム511、512それぞれの端を接続する。そして、Y方向に並ぶ各位置Ta、Tbに渡って延設された左右2本のガイドレール52に沿ってキャリッジ51を移動させることで、キャリッジ51を各位置Ta、Tbのいずれかに択一的に位置決めすることができる。
上述した吐出ヘッド36a〜36f、UV照射器37a〜37eおよび各ミスト吸引部7は、2枚の支持フレーム511、512の間に配置されて、キャリッジ51に支持される。なお、図2においては、キャリッジ51に支持されるこれらの機能部36a〜36f、37a〜37e、7の図示は省略されている。また、キャリッジ51が選択的に位置決めされる印刷位置Taおよびメンテナンス位置Tbのうち、印刷位置Taに位置する場合のキャリッジ51が実線で表され、メンテナンス位置Tbに位置する場合のキャリッジ51が破線で示されている。
印刷位置Taにキャリッジ51を位置決めした場合、キャリッジ51に保持された吐出ヘッド36a〜36f、UV照射器37a〜37eおよび各ミスト吸引部7は回転ドラム30に対向する。したがって、吐出ヘッド36a〜36fからのインクの吐出やUV照射器37a〜37eからの紫外線の照射を行って、回転ドラム30に支持されるシートSに画像を印刷できるとともに、印刷に伴って発生するミスト状インクをミスト吸引部7により吸引できる。一方、メンテナンス位置Tbにキャリッジ51を位置決めした場合、キャリッジ51に保持された吐出ヘッド36a〜36f、UV照射器37a〜37eおよびミスト吸引部7は回転ドラム30からY方向へ退避する。したがって、回転ドラム30に支持されるシートSとの干渉を防止しつつ、所望のメンテナンスを行うことができる。
つまり、メンテナンス位置Tbの下方には、メンテナンスユニットMUが配置されており、メンテナンス位置Tbにキャリッジ51を位置決めした状態において、吐出ヘッド36a〜36f、UV照射器37a〜37eおよび各ミスト吸引部7は、メンテナンスユニットMUに対向する。メンテナンスユニットMUは、円周部が上方を向く半円筒形状を有し、Y方向から見てその円弧が回動ドラム30に対して一致あるいはやや内側に位置する状態で、Y方向から回動ドラム30に隣接する。そして、メンテナンス位置Tbに位置するキャリッジ51に保持された吐出ヘッド36a〜36fに対して、メンテナンスユニットMUは、キャッピング、クリーニングおよびワイピングといった各種メンテナンスを行う。
キャッピングは、吐出ヘッド36a〜36fにおいてノズルが開口するノズル形成面361(図3)をメンテナンスユニットMUが具備するキャップで覆う動作である。このキャッピングにより、吐出ヘッド36a〜36fのノズル内でインクの粘性が増大するのを抑えることができる。また、クリーニングは、吐出ヘッド36a〜36fをキャッピングした状態で、メンテナンスユニットMUがキャップ内に負圧を発生させて、ノズルからインクを強制的に排出する動作である。このクリーニングにより、粘性が増大したインクやインク中の気泡等をノズルから除去することができる。ワイピングは、吐出ヘッド36a〜36fのノズル形成面361を、メンテナンスユニットMUが具備するワイパーにより拭く動作である。このワイピングにより、吐出ヘッド36a〜36fのノズル形成面361からインクを拭き取ることができる。
図3は吐出ヘッドのノズル形成面の構成を模式的に示した図である。なお、以下では、吐出ヘッド36a〜36fをそれぞれ区別せずに吐出ヘッド36と適宜総称する。図1に示した各吐出ヘッド36のうち、回転ドラム30に対向する部分がノズル形成面361となっている。図3に示すように、吐出ヘッド36のノズル形成面361は、搬送方向Dsに所定の幅を有する略矩形状に形成されている。このノズル形成面361では、複数の単位ヘッド362が搬送方向Dsに直交するY方向に二行千鳥で並び、さらに各単位ヘッド362ではY方向に並ぶ複数のノズル363が開口する。こうして、吐出ヘッド36のノズル形成面361では、複数のノズル363がY方向に設けられている。また、上述のとおり、メンテナンスユニットMUによるワイピングでは、ワイパーがノズル形成面361を拭く。したがって、ノズル形成面361は、回転ドラム30に対向する面であるとともに、ワイピングにおいてワイパーにより拭かれる面でもある。そして、本実施形態では、このような吐出ヘッド36のノズル形成面361への光の入射を抑制できるように、UV照射器37a〜37fが構成されている。
図4はUV照射器の第1構成例を模式的に示す図である。なお、同図では、回転ドラムの表面(周面)は直線で近似して表わされている。また、同図では回転ドラムの表面の法線方向Dn(搬送方向Dsに直交)が示されており、同図は搬送方向Dsおよび法線方向Dnに直交する方向からの正面視を示す。なお、以下では、UV照射器37a〜37fをそれぞれ区別せずにUV照射器37と適宜総称する。
同図に示すように、UV照射器37は、回転ドラム30に対向する開口370が空いた筐体371と、筐体371の内部に収容された発光部372とを有する。発光部372は、シートSを挟んで回転ドラム30の反対側から開口370に臨む。発光部372は、UVLEDやメタルハライドランプや水銀ランプなどの発光体であり、シートSの幅方向(Y方向)において、一つまたは複数の発光体が吐出ヘッド36の幅よりも広い範囲に配置されている。また、筐体371は、搬送方向Dsにおいて開口370の両側に設けられた傾斜部371a、371bを有する。傾斜部371a及び傾斜部371bは、シートSの幅方向(Y方向)において、発光部372よりも長い。そして、傾斜部371a、371bの発光部372側の端で開口370が規定されている。筐体371の内部で、発光部372と開口370との間に配置されたガラス板373(光透過部材)がこれら傾斜部371a、371bにより支持されている。したがって、発光部372から射出された光は、ガラス板373を透過した後に開口370を介して回転ドラム30上のシートSに照射される。この際、シートS及び回転ドラム30で反射された光の一部は、傾斜部371a、371bで再反射される。これに対して、このUV照射器37は、傾斜部371a、371bで再反射された光が吐出ヘッド36のノズル形成面361に入射するのを抑制する構成を具備する。
つまり、搬送方向Dsにおいて開口370の上流側の傾斜部371aは、搬送方向Dsの上流側でUV照射器37に隣り合う吐出ヘッド36(図4の左側の吐出ヘッド36)に近づくに連れて回転ドラム30との間隔が短くなるように設けられている。また、搬送方向Dsにおいて開口370の下流側の傾斜部371bは、搬送方向Dsの下流側でUV照射器37に隣り合う吐出ヘッド36(図4の右側の吐出ヘッド36)に近づくに連れて回転ドラム30との間隔が短くなるように設けられている。なお、傾斜部371a、371bと回転ドラム30との間隔は、回転ドラム30の表面の法線方向Dnにおけるこれらの間隔として求めることができる。
搬送方向Dsにおいて、上流側の傾斜部371aと、上流側でUV照射器37に隣り合う吐出ヘッド36との関係(図4の左半分に示す関係)について詳述すると次の通りである。つまり、傾斜部371aに沿って仮想的に伸びる第1直線La1と、当該第1直線La1と回転ドラム30の表面との交点Paxにおける回転ドラム30の表面の法線Lanとの成す鋭角を角度θ1とし、吐出ヘッド36のノズル形成面361の搬送方向Dsの下流端から交点Paxに仮想的に延びる第2直線La2と当該法線Lanとの成す鋭角を角度θ2としたとき、
θ2>θ1
が成立するように、傾斜部371aが設けられている。
搬送方向Dsにおいて、下流側の傾斜部371bと、下流側でUV照射器37に隣り合う吐出ヘッド36との関係(図4の右半分に示す関係)について詳述すると次の通りである。つまり、傾斜部371bに沿って仮想的に伸びる第1直線Lb1と、当該第1直線Lb1と回転ドラム30の表面との交点Pbxにおける回転ドラム30の表面の法線Lbnとの成す鋭角を角度θ1とし、吐出ヘッド36のノズル形成面361の搬送方向Dsの上流端から交点Pbxに仮想的に延びる第2直線Lb2と当該法線Lbnとの成す鋭角を角度θ2としたとき、
θ2>θ1
が成立するように、傾斜部371bが設けられている。
なお、図4に示した傾斜部371a、371bは、UV照射器37a〜37eのそれぞれが具備する。また、UV照射器37fは、搬送方向Dsの上流側にのみ隣接する吐出ヘッド36fが存在することに対応して、搬送方向Dsの上流側の傾斜部371aのみを具備する。
以上に説明したように本実施形態のプリンター1では、UV照射器37の筐体371は、回転ドラム30に向けて空いた開口370を有し、筐体371の内部に収容された発光部372から射出された光は、回転ドラム30に支持されたシートSに筐体371の開口370を介して照射される。また、筐体371は、吐出ヘッド36に近づくに連れて回転ドラム30との間隔が短くなる傾斜部371a、371bを開口370よりも吐出ヘッド36の側に有し、発光部372から射出された後にシートSで反射された光は傾斜部371a、371bで反射される。しかも、傾斜部371a、371bは、上述のように角度θ2>角度θ1となるように設けられており、傾斜部371a、371bにおいて光が吐出ヘッド36側へ反射されるのが抑制されている。その結果、吐出ヘッド36のノズル形成面361に対する光の入射が抑制可能となっている。
また、吐出ヘッド36は、搬送方向DsにおいてUV照射器37の両側に設けられ、UV照射器37は、搬送方向Dsにおいて開口370の両側に傾斜部371a、371bを有する。かかる構成では、UV照射器37の両側に設けられた各吐出ヘッド36のノズル形成面361に対する光の入射を抑制することができる。
以上のように上記実施形態では、プリンター1が本発明の「印刷装置」の一例に相当し、回転ドラム30が本発明の「支持部材」の一例に相当し、搬送方向Dsが本発明の「所定方向」の一例に相当し、シートSが本発明の「記録媒体」の一例に相当し、吐出ヘッド36、36a〜36fが本発明の「吐出ヘッド」の一例に相当し、ノズル形成面361が本発明の「対向部分」の一例に相当し、UV照射器37、37a〜37fが本発明の「照射部」の一例に相当し、開口370が本発明の「開口」の一例に相当し、筐体371が本発明の「筐体」の一例に相当し、発光部372が本発明の「発光部」の一例に相当し、傾斜部371a、371bがそれぞれ本発明の「傾斜部」の一例に相当し、第1直線La1、Lb1がそれぞれ本発明の「第1直線」の一例に相当し、交点Pax、Pbxがそれぞれ本発明の「交点」の一例に相当し、法線Lan、Lbnが本発明の「法線」の一例に相当し、角度θ1が本発明の「角度θ1」の一例に相当し、第2直線La2、Lb2が本発明の「第2直線」の一例に相当し、角度θ2が本発明の「角度θ2」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。したがって、次のようにUV照射器37を構成しても良い。図5はUV照射器の第2構成例を模式的に示す図である。図5の表記は図4のそれと同様である。以下では、図4に示した第1構成例との差異を中心に説明し、共通構成については相当符号を付して適宜説明を省略する。ただし、図5の第2構成例においても、上記との共通構成を具備することで同様の効果が奏されることは言うまでもない。
図5に示すように、第2構成例に係るUV照射器37は、搬送方向Dsにおける各傾斜部371a、371bの開口370側の端、換言すれば吐出ヘッド36とは逆側の傾斜部371a、371bの端から回転ドラム30へ向けて突出する突出壁371c、371dを有する。そして、突出壁371c、371dの回転ドラム30側の端(図5の下端)で開口370が規定されている。かかる構成では、突出壁371c、371dによって、シートSにおいて光が照射される範囲が絞られる。そのため、シートSで光の反射が生じる範囲が限定され、延いては傾斜部371a、371bにおいて吐出ヘッド36側へ反射される光の発生を抑制できる。したがって、吐出ヘッド36のノズル形成面361に対する光の入射を抑制するにあたり有利となっている。
また、傾斜部371a、371bに対して例えば表面処理を施して、その反射率を調整しても良い。具体的には、傾斜部371a、371bが光を反射する反射率を65%以下に設定すると良い。かかる構成では、傾斜部371a、371bにおいて吐出ヘッド36側へ反射される光の発生を抑制できる。したがって、吐出ヘッド36のノズル形成面361に対する光の入射を抑制するにあたり有利となる。
また、回転ドラム30の表面の法線であって発光部372を通る法線の開口部370から発光部372までの長さが、搬送方向Dsにおける開口370の幅の40%以上になるように、UV照射器37を構成してもよい。このようにすれば、吐出ヘッド36で生じたミスト状のインクのガラス板373への付着を抑制することが可能となる。
また、上述の傾斜部371a、371bをプリンター1の全てのUV照射器37に設ける必要は無い。つまり、搬送方向Dsに隣り合う吐出ヘッド36との距離が所定より遠いUV照射器37については、UV照射器37から射出された光が吐出ヘッド36のノズル形成面361に到達するまでに十分減衰していると評価できる場合もある。このような場合には、このUV照射器37には傾斜部371a、371bの一方あるいは両方を設けなくても良い。
また、上記実施形態では、円筒形状の回転ドラム30でシートSを支持していた。しかしながら、シートSを支持する部材の形状はこれに限られず、例えば平板の表面でシートSを支持しても構わない。
1…プリンター、30…回転ドラム、36、36a〜36f…吐出ヘッド、361…ノズル形成面、37、37a〜37f…UV照射器、370…開口、371…筐体、371a、371b…傾斜部、372…発光部、373…ガラス板、La1、Lb1…第1直線、La2、Lb2…第2直線、Pax、Pbx…交点、Lan、Lbn…法線、θ1…角度、θ2…角度、Ds…搬送方向、S…シート

Claims (3)

  1. 所定方向に搬送される記録媒体を表面で支持する支持部材と、
    前記支持部材に対向する対向部分に形成されたノズルから液体を吐出することで前記支持部材に支持された前記記録媒体に画像を印刷する吐出ヘッドと、
    前記支持部材に向けて開口が空いた筐体と、前記筐体の内部に収容されて前記液体を硬化させる光を照射する発光部とを有し、前記発光部から射出された光を、前記支持部材に支持される前記記録媒体に前記開口を介して照射する照射部と、
    前記吐出ヘッド及び前記照射部を搭載し、前記吐出ヘッド及び前記照射部を伴って前記所定方向と交差する方向に移動可能なキャリッジと、
    を備え、
    前記吐出ヘッドは、前記所定方向において前記照射部の両側に設けられており、
    前記筐体は、前記所定方向において前記吐出ヘッドに近づくに連れて前記支持部材との間隔が短くなる傾斜部を前記開口の両側に有し、
    前記筐体は、前記所定方向において向かい合う一対の側面を有し、前記傾斜部は、前記側面よりも前記所定方向において前記開口側に位置しており、
    前記所定方向に直交する方向からの正面視において、
    前記傾斜部に沿って仮想的に延びる第1直線と、前記第1直線と前記支持部材の表面との交点における前記支持部材の表面の法線とが成す鋭角を角度θ1とし、
    前記吐出ヘッドが有する前記対向部分の前記照射部側の端から前記交点に仮想的に延びる第2直線と、前記法線とが成す鋭角を角度θ2としたとき、
    前記交点が、前記所定方向において前記吐出ヘッドと前記照射部とのに位置し、且つ、角度θ2>角度θ1
    となるように、前記傾斜部が設けられている印刷装置。
  2. 前記筐体は、前記所定方向における前記吐出ヘッドとは逆側の前記傾斜部の端から前記支持部材へ向けて突出する突出壁を有し、前記突出壁の前記支持部材側の端で前記開口を規定する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記傾斜部が光を反射する反射率が65%以下である請求項1または2に記載の印刷装置。
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