JP2002347183A - 印刷用シート - Google Patents

印刷用シート

Info

Publication number
JP2002347183A
JP2002347183A JP2001154754A JP2001154754A JP2002347183A JP 2002347183 A JP2002347183 A JP 2002347183A JP 2001154754 A JP2001154754 A JP 2001154754A JP 2001154754 A JP2001154754 A JP 2001154754A JP 2002347183 A JP2002347183 A JP 2002347183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
printing
adhesive layer
resin
printing sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001154754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4780855B2 (ja
Inventor
Tadashi Naito
正 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimoto Co Ltd
Original Assignee
Kimoto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kimoto Co Ltd filed Critical Kimoto Co Ltd
Priority to JP2001154754A priority Critical patent/JP4780855B2/ja
Publication of JP2002347183A publication Critical patent/JP2002347183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4780855B2 publication Critical patent/JP4780855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷画像に色ムラなどが生じることなく、印刷
機内への搬送性に優れた印刷用シートを提供する。 【解決手段】支持体、粘着層、セパレータをこの順に有
し、支持体の粘着層を有する面の反対面に印刷適性を有
する印刷用シートであって、セパレータは、粘着層と接
する面とは反対面に、算術平均粗さRa(JIS B0601-19
94)が0.5μm以上1.5μm以下で且つ、十点平均
粗さRz(JIS B0601-1994)が5.0μm以下の粗面化
処理が施されてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷適性を有する
支持体、粘着層、セパレータを順次設けた印刷用シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッカー等に使われる印刷用シ
ートは、印刷適性を有する支持体の片面に粘着層を設け
てセパレータをラミネートしておき、この粘着層を設け
た面とは反対の印刷適性を有する面にオフセット印刷
機、シルク印刷機などで画像を印刷、またはインクジェ
ットや静電記録などの方式により画像を印刷し、これを
型抜き加工して広告媒体等に貼り付けて用いられてい
る。
【0003】このような印刷用シートで用いられるセパ
レータとしては、プラスチックフィルムを基材としたも
のが一般に使用されている。プラスチックフィルムを基
材としたものは、平滑性に優れているので印刷画像をき
れいに印刷できる点で好ましいが、連続して印刷を行っ
ていると、印刷用シートが印刷機内に搬送される際に複
数枚まとまって搬送される重送現象が起こってしまう。
【0004】そこで、セパレータを粗面化し搬送性を向
上させる方法が考えられる。しかし、単にセパレータを
粗面化しただけでは、印刷機で印刷した際にセパレータ
の凹凸が印刷用シートの粘着層や支持体を通して印刷適
性を有する面に影響を及ぼし、印刷画像の線の細い部分
は線が切れてしまったり、印刷画像のベタ画像の部分は
セパレータの凹凸形状が印刷されてしまい、これにより
色ムラが生じてしまった。そこで、セパレータの搬送側
の面を印刷画像に影響が出ないように、算術平均粗さR
a(JIS B0601-1994)を小さくしていったところ、再び
搬送性に問題が生じ両者の性能を満たすことができなく
なってしまった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、印刷
適性を有する支持体、粘着層、セパレータをこの順に有
する印刷用シートであって、印刷画像に色ムラなどが生
じることなく、印刷機内への搬送性に優れた印刷用シー
トを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する本発
明の印刷用シートは、支持体、粘着層、セパレータをこ
の順に有し、支持体の粘着層を有する面の反対面に印刷
適性を有する印刷用シートであって、セパレータは、粘
着層と接する面とは反対面に、算術平均粗さRa(JIS
B0601-1994)が0.5μm以上1.5μm以下で且つ、
十点平均粗さRz(JIS B0601-1994)が5.0μm以下
の粗面化処理が施されてなるものであることを特徴とす
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印刷用シートの実
施の形態について、支持体上に粘着層、セパレータを順
に積層し、前記セパレータの粗面化処理は、コーティン
グにより粗面化処理層を設けた場合を例として説明す
る。
【0008】本発明の印刷用シートに用いられる支持体
としては、紙やプラスチックフィルムがあげられる。紙
の種類としては、上質紙、グラビア紙、アート紙、コー
ト紙、合成紙などがあげられ、プラスチックフィルムと
しては、ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル、
トリアセチルセルロース、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ
イミド、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体等があげ
られる。このような支持体は、印刷適性を向上させるた
め、例えば、オフセット印刷やシルクスクリーン印刷で
は、印刷インキ易接着層、インクジェット方式ではイン
ク受容層、電子写真記録方式ではトナー受容層等を設け
ることができる。また、このような支持体は、通常用い
られる各種紫外線吸収剤、酸化防止剤、老化防止剤、ス
リップ剤等が含有されたものでも良く、別途これらを含
有する層を有するものであっても良い。
【0009】支持体の厚みは使用する用途によって異な
るので一概にいえないが、印刷機内での搬送性を考慮
し、10μm〜350μmのものが使用される。また、
型抜き性や後述するセパレータの剥がし易さを考慮する
と、30μm〜188μm程度が好適である。
【0010】粘着層を構成する粘着剤としては、一般に
使用されるアクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウ
レタン系粘着剤、ゴム系粘着剤などが使用される。ま
た、帯電防止などの性能を持つ粘着剤を使用しても良
い。粘着層の厚みは特に限定されないが、印刷用シート
の被着体への貼付性、剥離性等を考慮すると、2μm〜
60μm、好ましくは5μm〜40μmであることが望
ましい。
【0011】粘着層は、一般には、上記粘着剤を必要に
応じて溶剤に溶解または分散して塗布液とし、この塗布
液を公知の塗布方法によって、支持体の印刷適性を有す
る面とは反対面に塗布、乾燥することによって形成され
る。
【0012】本発明の印刷用シートのセパレータとして
用いられる基材としては、ポリエチレンラミネート紙
や、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポ
リカーボネート、トリアセチルセルロース、ポリ塩化ビ
ニル、アクリル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミ
ド、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体等のプラスチ
ックフィルムがあげられる。このような基材を用いたセ
パレータが粘着層から剥離しにくい場合には、粘着層と
接する面に離型処理層を設けることが好ましい。離型処
理層を設ける方法としては、フッ素系、シリコーン系等
の離型性の良い樹脂や、シリコーンオイルなどの離型剤
を樹脂に混ぜ、溶剤に溶解または分散して塗布液とし、
この塗布液を公知の塗布方法によって塗布、乾燥するこ
とにより形成することができる。
【0013】基材の厚みは印刷用シートの型抜き性やセ
パレータの剥がし易さを考慮し、10μm〜250μ
m、好ましくは25μm〜125μmのものが使用され
る。
【0014】次に、セパレータの粘着層と接する面とは
反対面、即ちセパレータの搬送側の面に施す粗面化処理
は、算術平均粗さRa(JIS B0601-1994)が0.5μm
以上1.5μm以下で且つ、十点平均粗さRz(JIS B0
601-1994)が5.0μm以下である。このような表面粗
さとすることにより、連続して印刷を行っても、印刷用
シートが印刷機内へ搬送される際の重送現象を防止する
ことができるとともに、印刷画像の色ムラなどを防止す
ることができる。
【0015】算術平均粗さRa(JIS B0601-1994)が
0.5μm未満では、セパレータの搬送側の表面の凹凸
が不十分であり、印刷機内へ搬送される際の重送現象を
防止することができない。また、算術平均粗さRa(JI
S B0601-1994)が1.5μmを超えると、セパレータの
搬送側の表面の凹凸が過剰となり、粘着層や支持体を通
して印刷適性を有する面に影響を及ぼし、印刷画像に色
ムラなどが生じる。また、十点平均粗さRz(JIS B060
1-1994)が5.0μmを超えると、算術平均粗さRa
(JIS B0601-1994)が0.5μm以上1.5μm以下で
あっても印刷画像に色ムラなどが生じる。
【0016】ここで、粗面化処理を算術平均粗さRaだ
けでなく、十点平均粗さRzで制限するのは、算術平均
粗さRaを所定の値にするのみでは、そのRa値よりも
高い山(凸部)が含まれていても積分した面積が小さい
値となる場合もあり、その場合このような山(凸部)は
支持体の印刷適性を有する面に影響を与え、この部分の
印刷画像に色ムラなどが生じる。これに対し、十点平均
粗さRzでは、Rz値よりも極端に高い山(凸部)が含
まれることはないので、この値を適切な範囲とすること
により、印刷画像の色ムラなどを防止することができ
る。
【0017】このような表面形状の粗面化処理は、少な
くとも樹脂成分と粗面化剤から形成される層(以下、
「粗面化処理層」という。)を設けることにより施すこ
とができる。
【0018】樹脂成分としては、塩化ビニル系樹脂、酢
酸ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、アセ
タール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、メ
ラミン系樹脂、シリコーン系樹脂等の熱可塑性樹脂また
は熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂
などがあげられ、これらの1種または2種以上を混合し
て用いることができる。
【0019】粗面化剤としては、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、酸化チタン、シリカ、カオリン、パーライト、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、焼成アルミナ、ケイ酸カル
シウム、タルク、マイカなどの無機物微粒子や、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹
脂、フッ素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の合成樹脂微
粒子などがあげられ、これらを1種または2種以上組み
合わせて使用してもよい。
【0020】粗面化剤の平均粒子径は粗面化処理層の厚
みによって異なってくるので一概にいえないが、1μm
〜20μm、好適には2μm〜10μm、更に好適には
3μm〜5μmのものを用いる。また、粒度分布は狭い
ものが好ましい。添加量は、粗面化剤の種類や、粒子径
によって異なるので一概にいえないが、樹脂成分100
重量部に対し1重量部〜50重量部、好適には5重量部
〜30重量部、更に好適には8重量部〜15重量部とす
る。
【0021】平均粒子径が20μmを超える場合や、平
均粒子径が小さくても粒度分布が広く大きな粒子径の粒
子を含む場合には、算術平均粗さRaを所定の範囲とな
るような厚みにしても、十点平均粗さRzが5μmを超
えてしまう場合もあり印刷画像の色ムラなどを防止する
ことができない。また、平均粒子径が1μm未満の場合
には、ほとんどの粒子が樹脂中に埋もれてしまうか、ま
たは厚みを小さくして樹脂中に埋もれさせないようにし
ても、算術平均粗さRaを所定の範囲とすることができ
ない。
【0022】このような粗面化処理層は、上述のような
樹脂成分、粗面化剤のほかに上述した性能を損なわない
範囲で、導電剤、着色剤、帯電防止剤、架橋剤、レベリ
ング剤、消泡剤等の添加剤を添加することができる。特
に、印刷用シート同士やホコリ等が静電気によりくっつ
いてしまわないように帯電防止性能を付与するため、金
属微粉末などの導電剤や、界面活性剤、帯電防止性樹脂
等の帯電防止剤を添加することが好ましい。
【0023】このような粗面化処理層を形成する方法
は、上述の樹脂、粗面化剤、必要に応じて添加する添加
剤を溶剤に溶解または分散した塗布液を、公知の塗布方
法によって塗布、乾燥することにより形成することがで
きる。粗面化処理層の厚みは、使用する粗面化剤の平均
粒子径との組み合わせによるので特に限定されないが、
0.1μm〜18μm、好ましくは0.5μm〜10μ
mである。
【0024】本発明の印刷用シートの製造方法は、ま
ず、基材の一方の面に粗面化処理層を形成し、もう一方
の面に離型処理層を形成して、セパレータを作製する。
次に、支持体の一方の面に印刷適性を向上させるための
層を設け、もう一方の面には粘着層を形成し、この粘着
層を形成した面と前記セパレータの離型処理層を形成し
た面とを対向させてラミネートすることにより製造され
る。
【0025】なお、以上の説明では、セパレータは離型
処理層、及び粗面化処理層をコーティングにより形成
し、支持体には印刷適性を向上させるための層を設けた
場合を説明したが、セパレータは基材自体に離型性を持
つものでも良く、粗面化処理は粗面化処理層を設けなく
ても、算術平均粗さRaや十点平均粗さRzが所定の範
囲となれば、エンボス処理やサンドブラスト処理など、
いかなる手段を用いても構わない。また、支持体は支持
体自体に印刷適性を持つものを使用しても良い。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明する。なお、本実施例において「部」、「%」
は、特に示さない限り重量基準である。また、本実施例
において粗面化剤の平均粒子径はコールターカウンター
法によって測定された値である。
【0027】[実施例1]厚み75μmのポリエステル
フィルム(ルミラーS10:東レ社)の一方の面に、下記
処方の粗面化処理層塗布液を塗布、乾燥し、厚みが約2
μm(粗面化剤の無い部分の厚み)の粗面化処理層を形
成した。次に、このポリエステルフィルムの粗面化処理
層を形成した面とは反対面に、溶剤で溶解したシリコー
ン樹脂(SRX370:東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン社)、及び触媒(SRX212:東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン社)を塗布、乾燥し、厚み0.5μm
の離型処理層を形成し、セパレータを作製した。
【0028】<粗面化処理層塗布液の処方> ポリエステル系樹脂(固形分100%) 8部 (バイロン200:東洋紡績社) 粗面化剤(シリカ:平均粒子径2.5μm) 1部 (サイリシア435:富士シリシア化学社) 帯電防止剤(固形分50%) 2部 (エレコンドPQ-50B:綜研化学社) メチルエチルケトン 44部 シクロヘキサノン 27部 エチルセロソルブ 18部
【0029】次に、厚み50μmの片面が易接着処理さ
れたポリエステルフィルム(コスモシャインA4100:東
洋紡績社)の易接着処理されていない面に、溶剤で溶解
したアクリル系粘着剤(ニッセツKP-1410:日本カーバ
イド工業社)を塗布、乾燥し、厚み15μmの粘着層を
形成した。これを前記セパレータの離型処理層を形成し
た面と対向させてラミネートした後、60℃で48時間
キュアリングし、本発明の印刷用シートを作製した。
【0030】得られた印刷用シートのセパレータの搬送
面の算術平均粗さRa(JIS B0601-1994)は、1.08
μmであり、十点平均粗さRz(JIS B0601-1994)は
4.26μmであった。
【0031】[比較例1]実施例1の厚み75μmのポ
リエステルフィルムに粗面化処理層を形成しないこと以
外は実施例1と同様にして、比較例1の印刷用シートを
作製した。
【0032】得られた印刷用シートのセパレータの搬送
面の算術平均粗さRa(JIS B0601-1994)は、0.05
μmであり、十点平均粗さRz(JIS B0601-1994)は
0.55μmであった。
【0033】[比較例2]実施例1の粗面化処理層塗布
液で、粗面化剤を平均粒子径2.2μmのシリカ(ミズ
カシルP-707:水澤化学工業社)を用いた以外は実施例
1と同様にして、比較例2の印刷用シートを作製した。
なお、粗面化剤は、実施例1で用いた粗面化剤と平均粒
子径は同程度であるが、粒度分布の広いものを用いた。
【0034】得られた印刷用シートのセパレータの搬送
面の算術平均粗さRa(JIS B0601-1994)は、1.27
μmであり、十点平均粗さRz(JIS B0601-1994)は
5.40μmであった。
【0035】これらの印刷用シートについて、オフセッ
ト印刷機(800型:マンローランド社)を用いて10
0枚印刷し、印刷機内に搬送する際の印刷用シートの重
送防止性と印刷画像のベタ画像部の色ムラについて評価
した。重送防止性の評価は、重送現象が全く起こらなか
ったものを「○」、重送現象が起こったものを「×」と
した。また、印刷画像のベタ画像部の色ムラの評価につ
いては、色ムラが生じなかったものを「○」、色ムラが
生じたものを「×」とした。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】実施例1の印刷用シートは、セパレータの
搬送面に粗面化処理を施しているため、印刷用シート同
士に間隙が生じ、印刷機内への重送を防止することがで
きた。また、粗面化処理を施す際に、表面の粗さを特定
の範囲としたため印刷画像に色ムラが生じることなく、
印刷画像の画質も良好なものであった。
【0038】一方、比較例1の印刷用シートは、セパレ
ータの搬送面に粗面化処理を施していないため印刷画像
の色ムラは生じなかったが、印刷用シート同士がくっつ
いてしまい、印刷機内への重送を防止することができな
かった。
【0039】比較例2の印刷用シートは、セパレータの
搬送面に粗面化処理を施しているため、印刷用シート同
士に間隙が生じ、印刷機内への重送を防止することはで
きた。しかし、実施例1に比べ粗面化剤の粒度分布が広
いものを用いたため、算術平均粗さRaは特定の範囲と
したが、十点平均粗さRzが大きすぎたため印刷画像に
色ムラを生じてしまった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、印刷画像に色ムラなど
が生じることなく、印刷機内への搬送性に優れた印刷用
シートが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA20D AA20H AK41A AK41D AR00C AT00A BA04 BA07 BA10C BA10D CA22D CA23D CC00D DD07D EJ91C GB90 HB31 JL00 JL13B YY00D 4J004 AA05 AA10 AA11 AA14 AB01 CA04 CA05 CA06 CB02 CB03 CC02 CC03 CC04 DA02 DA04 DB03 EA06 FA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体、粘着層、セパレータをこの順に有
    し、前記支持体の前記粘着層を有する面の反対面に印刷
    適性を有する印刷用シートであって、前記セパレータ
    は、前記粘着層と接する面とは反対面に、算術平均粗さ
    Ra(JIS B0601-1994)が0.5μm以上1.5μm以
    下で且つ、十点平均粗さRz(JIS B0601-1994)が5.
    0μm以下の粗面化処理が施されてなるものであること
    を特徴とする印刷用シート。
JP2001154754A 2001-05-24 2001-05-24 印刷用シート Expired - Lifetime JP4780855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154754A JP4780855B2 (ja) 2001-05-24 2001-05-24 印刷用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154754A JP4780855B2 (ja) 2001-05-24 2001-05-24 印刷用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002347183A true JP2002347183A (ja) 2002-12-04
JP4780855B2 JP4780855B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=18999048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001154754A Expired - Lifetime JP4780855B2 (ja) 2001-05-24 2001-05-24 印刷用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4780855B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1566236A1 (en) * 2004-02-20 2005-08-24 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for laser dicing having a controlled average surface roughness (Ra) and its manufacturing method
JP2006078733A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Ricoh Co Ltd 粘着ラベルおよび貼付方法
JP2009066914A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Lintec Corp 粘着シート用剥離紙及びそれを用いた粘着シート
WO2010001835A1 (ja) * 2008-07-01 2010-01-07 大成化工株式会社 塗料および該塗料を塗布した容器
JP2018086824A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 リンテック株式会社 インクジェット被印刷材料、積層体ロール、及び印刷物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06279605A (ja) * 1993-03-24 1994-10-04 Toray Ind Inc 印刷・記録用フィルム
JPH09164762A (ja) * 1995-12-14 1997-06-24 Kimoto & Co Ltd インク受容シートおよびそれを用いた粘着用シート
JPH1034781A (ja) * 1996-07-19 1998-02-10 Kimoto & Co Ltd 大面積用表面シート
JPH10105062A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Kimoto & Co Ltd 記録用シート及びこれを用いた点灯式スイッチ
JPH11170581A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Konica Corp レーザー熱転写画像形成方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06279605A (ja) * 1993-03-24 1994-10-04 Toray Ind Inc 印刷・記録用フィルム
JPH09164762A (ja) * 1995-12-14 1997-06-24 Kimoto & Co Ltd インク受容シートおよびそれを用いた粘着用シート
JPH1034781A (ja) * 1996-07-19 1998-02-10 Kimoto & Co Ltd 大面積用表面シート
JPH10105062A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Kimoto & Co Ltd 記録用シート及びこれを用いた点灯式スイッチ
JPH11170581A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Konica Corp レーザー熱転写画像形成方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1566236A1 (en) * 2004-02-20 2005-08-24 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for laser dicing having a controlled average surface roughness (Ra) and its manufacturing method
US7564119B2 (en) 2004-02-20 2009-07-21 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for laser dicing and its manufacturing method
US7767556B2 (en) 2004-02-20 2010-08-03 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for laser dicing and its manufacturing method
JP2006078733A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Ricoh Co Ltd 粘着ラベルおよび貼付方法
JP2009066914A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Lintec Corp 粘着シート用剥離紙及びそれを用いた粘着シート
WO2010001835A1 (ja) * 2008-07-01 2010-01-07 大成化工株式会社 塗料および該塗料を塗布した容器
US8394884B2 (en) 2008-07-01 2013-03-12 Taisei Kako Co., Ltd. Coating material and container coated with the coating material
JP5619608B2 (ja) * 2008-07-01 2014-11-05 大成化工株式会社 塗料および該塗料を塗布した容器
JP2018086824A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 リンテック株式会社 インクジェット被印刷材料、積層体ロール、及び印刷物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4780855B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6091488B2 (ja) 機能性粘着シート
JP4780855B2 (ja) 印刷用シート
US5560980A (en) Stack of recording sheets with cleaning sheets dispersed therein and method of maintaining recording apparatus
JP2002348550A (ja) 印刷用フィルム
JP2001341263A (ja) 剥離用ポリエステルフィルム、セパレータ及びこれを用いた粘着シート
JP3477257B2 (ja) 粘着シート
JP2001018521A (ja) インクジェット記録用ラベル及びインクジェット記録用シート
JP2013193248A (ja) プラテンローラ
JP4548650B2 (ja) 感圧転写修正テープ
JP2000255188A (ja) 印刷用シート
JP2002249734A (ja) 粘着シート
JP2002249735A (ja) 粘着フィルム
JP2020116863A (ja) 印刷用シート
JPH11335632A (ja) 感圧疑似接着シート
JPH07160032A (ja) 電子写真用ラベル受像体
JP2618372B2 (ja) 被熱転写シート
JP3501160B2 (ja) 感圧接着性プリントシート
JPH10207371A (ja) 記録用ラベル
JP2003027020A (ja) 粘着シート
JP2003270833A (ja) 印字用シート
JP2000273414A (ja) 記録用粘着シートおよび記録用粘着シートの製造方法
JPH0476788B2 (ja)
JPH10207377A (ja) 銘板作製用シート
JP2002169319A (ja) 両面印刷シート
JPH03128292A (ja) 受像シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4780855

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20120319

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20120807

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D07

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term