JP2002346269A - 環縫いミシンの空環形成装置 - Google Patents

環縫いミシンの空環形成装置

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JP2002346269A
JP2002346269A JP2001153597A JP2001153597A JP2002346269A JP 2002346269 A JP2002346269 A JP 2002346269A JP 2001153597 A JP2001153597 A JP 2001153597A JP 2001153597 A JP2001153597 A JP 2001153597A JP 2002346269 A JP2002346269 A JP 2002346269A
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looper
thread
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cloth feeding
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Kazuya Sadasue
数也 貞末
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Juki Corp
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    • D05B1/08General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making multi-thread seams
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    • D05B57/02Loop takers, e.g. loopers for chain-stitch sewing machines, e.g. oscillating

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、それぞれに針糸を持つ複
数本の針と、ルーパー糸を持つルーパーとにより環縫い
目を形成するミシンにおいて、環縫い目が円滑かつ確実
に形成できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 針板の針孔を貫通して上下動し針糸を持
つ複数本の針と、針板の下方において布送り方向に交叉
する方向に往復動しルーパー糸を持つルーパーと、針と
ルーパーとの共同により針糸とルーパー糸とによって形
成される空環を布送り方向後方に案内する針板に設けた
案内孔と、案内孔より布送り方向後方に配置され空環を
布送り方向に送り出す主送り歯とを備えた環縫いミシン
において、前記案内孔の布送り方向後方の上端縁は、布
送り方向に交叉し右方が徐々に針に近づく方向に変化す
る平面形状で、その上端縁に左方から右方に向けて針板
上面に近づくにつれて徐々に浅くなる面取りを形成した
糸案内面を設けた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、環縫いミシンの
空環形成装置に係り、特に、複数本の針糸とルーパー糸
とにより空環縫い目を連続して形成する環縫いミシンの
空環形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術は、特開2000−
93671号に示す構成の技術が知られている。
【0003】この周知技術の構成について図8、図9に
より説明する。
【0004】図8は布押え装置と針板の斜視図であり、
20は支持体であり不図示の押え棒の下端に着脱自在と
されている。21は布押えであり、その水平方向の軸2
2により支持体20の下端に回動自在に支持されてい
る。23は空環押えであり、布押え21に対し水平方向
の軸23Aにより回動自在に支持されている。
【0005】24は針板爪板であり、この針板爪板24
には、針落ち部としての3本の針Nの針落ち孔24A
と、針落ち孔24Aの布送り方向先方に形成された門型
スリット24Bと、縁かがり爪24Cとが設けられ、基
部が後述する針板25に固定されている。
【0006】この針板25には、針板爪板24の針落ち
孔24A下方に対応する位置に、図9に示す、三つの円
弧状の凹部25A、25B、25Cと、それら凹部25
A、25B、25Cとの間に設けられ、布送り方向に上
方に向かって傾斜した二つの係止爪25D、25Eとを
持つ整糸器25Fが形成されている。またこの針板25
には、副送り歯26が出没する布送り歯孔27と、中央
の空環送り歯28を含む主送り歯29が出没する主送り
歯孔30とが形成されている。31はルーパーである。
なお上記空環送り歯28の布送り方向に直行す方向の幅
は、3本の針Nの針落ち部の幅より狭く形成されてい
る。
【0007】次に上述した、従来技術の動作を簡単に説
明する。
【0008】ミシンが駆動すると、不図示の主軸に連動
して3本の針Nが上下動するとともにルーパー31が平
面形状において針の周囲を楕円軌道を描いて揺動し、主
送り歯29と副送り歯26とが布送りのための四運動を
行う。
【0009】これら針Nとルーパー31と送り歯との運
動関係について、針Nが下死点にあり、ルーパー31が
最後退位置にあり、送り歯が針板上面より下方にある状
態から説明する。
【0010】針Nが下死点から僅かに上昇を始め、ルー
パー31が前進運動を始めると、3本の針Nがそれぞれ
持っている針糸NTに針糸ループが形成され、それらの
針糸ループをルーパー31の剣先が順次に捕捉する。
【0011】上記のようにルーパー31に捕捉された針
糸ループは、ルーパー31の進行方向に引き寄せられ、
針糸ループは図9に示すように凹部25A、25B、2
5Cの間に設けられた係止爪25D、25Eに係止さ
れ、凹部25A、25B、25Cに整糸される。
【0012】針Nはさらに上昇するとともにルーパー3
1も前進を続け、針糸NTは不図示の針糸天秤により取
り上げられる。
【0013】針Nはさらに上昇し上死点に達した後下降
を始め、ルーパー31も布送り方向と逆方向に移動しな
がら前進を続け最前進位置に達した後に後退を始める。
【0014】上記のように下降した3本の針Nは図10
に示すように、ルーパー31に捕捉されて布送り方向に
伸びる針糸NTのいわゆる三角形の中に入った状態で最
下点に達し、ルーパー31は最後退位置となる。
【0015】上記の針Nの上下動とルーパー31の往復
運動が繰り返されることにより、三本の針糸Nと一本の
ルーパー糸LTとによって,布送り方向に図9に示すよ
うな空環32が形成され、この空環32は主送り歯29
の空環送り歯28と空環押え23とにより、布送り方向
に送り出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、それぞれ次のような課題がある。
【0017】すなわち、三本の針糸Nと一本のルーパー
糸LTとによって,布送り方向に形成される空環32
は、針Nの上下動やルーパーLの往復運動によって前後
左右に振られ、図9の実線に示す係止爪25D、25E
に係止された針糸NTが、二点鎖線のように係止爪25
Eを乗り越えて隣の係止爪25Dに係止され、元の位置
に戻ることが出来ず、その後の空環が形成できなくなる
問題がある。
【0018】また、布送り方向に送り出される空環32
は、主送り歯29の空環送り歯28と空環押え23とに
より、布送り方向に引き出されるために図9に示すよう
に、空環32の先方が中央に引き寄せられて細くなる。
このためルーパー31に捕捉されて布送り方向に伸びる
針糸NTのいわゆる三角形が、図10の二点鎖線のよう
に小さくなり、その三角形の中に針落ちしないで目飛び
が発生し、空環を形成することが出来ない問題がある。
【0019】また、空環送り歯28の布送り方向に直行
する方向の幅が、三本の針Nの針落ち部の幅より狭い。
このため布送り方向に引き出されて細くなった空環32
の先方が、図11のように空環送り歯28の側方に外れ
て、空環が布送り方向に送り出すことが出来なくなり、
実質的に空環が形成できなくなる問題がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の従来の問題を解決
するため、請求項1の発明は、針板の針孔を貫通して上
下動し針糸を持つ複数本の針と、針板の下方において布
送り方向に交叉する方向に往復動しルーパー糸を持つル
ーパーと、針とルーパーとの共同により針糸とルーパー
糸によって形成される空環を布送り方向後方に案内する
針板に設けた案内孔と、案内孔より布送り方向後方に配
置され、空環を布送り方向に送り出す主送り歯とを備え
た環縫いミシンにおいて、前記案内孔の布送り方向後方
の上端縁は、布送り方向と直交する直線に対し、ルーパ
ーの往動方向側が徐々に針に近づく方向に変化する平面
形状で、且つその上端縁に、ルーパー往動方向に向け
て、針板下面に近づくにつれて徐々に浅くなる面取りを
形成した糸案内面を設ける構成とした。
【0021】この請求項1に記載した発明によれば、空
環押えと空環送り歯とにより空環が送り出され空環が引
き伸ばされることにより、糸案内面に接触する針糸は、
その案内面に沿って互いに離れる方向に移動する。これ
によりルーパーに捕捉されて布送り方向に伸びる針糸N
Tの、いわゆる三角形が大きくなり、その三角形の中に
針が確実に針落ちし目飛びが発生しないから、空環を確
実に形成することが出来る効果が得られる。
【0022】請求項2の発明は、請求項1に記載のミシ
ンの空環形成装置において、前記糸案内面の平面形状を
円弧状とした。
【0023】この請求項2に記載した発明によれば、前
記請求項1に記載した効果をより向上させる効果があ
る。
【0024】請求項3の発明は、請求項1と請求項2に
記載のミシンの空環形成装置において、前記糸案内面の
面取りは円弧状に形成した。
【0025】この請求項3の発明によれば、ルーパー下
面から糸案内面に連なる複数本の針糸ループが糸案内面
の円弧状の面取り部に接触しながら布送り方向に移動す
るので、糸切れが発生せず空環を確実に形成できる効果
がある。
【0026】請求項4の発明は、請求項1、2、3に記
載のミシンの空環形成装置において、針板の針落ち部と
前記案内孔の糸案内面との間の針板下面に、ルーパー下
面から糸案内面に連なる複数本の針糸ループを案内する
糸案内溝を形成した構成である。
【0027】この請求項4の発明によれば、ルーパー下
面から糸案内面に連なる複数本の針糸ループが、糸案内
溝により確実に案内されるから、空環が確実に形成でき
る効果がある。
【0028】請求項5の発明は、請求項4記載のミシン
の空環形成装置において、前記糸案内溝の布送り方向後
方は、布送り方向の下方に向けた円弧状に構成した。
【0029】この請求項5の発明によれば、空環がスム
ースに引き戻されるので、より綺麗な縫目を形成され
る。
【0030】請求項6の発明は、請求項1、2、3、
4,5に記載のミシンの空環形成装置において、ルーパ
ー復動端側の前記糸案内面と糸案内溝は、ルーパー復動
端側の針落ち位置よりも外側に位置する構成とした。
【0031】この請求項6の発明によれば、ルーパーに
捕捉されて布送り方向に伸びる針糸NTの、いわゆる三
角形が大きくなり、その三角形の中に針が確実に針落ち
し目飛びが発生しないから、空環を確実に形成すること
が出来る効果が得られる。
【0032】請求項7の発明は、 請求項1、2、3、
4,5、6に記載のミシンの空環形成装置において、前
記後送り歯の幅は複数本の針落ち部の幅よりも広い構成
とした。
【0033】この請求項7の発明によれば、送り歯によ
り空環を確実に送ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施態様につい
て図1〜図6により説明する。
【0035】この実施の形態の環縫いミシンは、縁かが
り縫いと偏平縫いとの両方の縫い目が形成可能な環縫い
ミシンについて説明する。
【0036】図1は布押え装置1の側面図であり、2は
支持体であり不図示の押え棒の下端に着脱自在とされて
いる。3は布押えであり、その水平方向の軸4が、支持
体2の下端に対しレバー5により着脱可能になってい
る。6はばねであり、基部が支持体2の軸7に支持さ
れ、先端を布押え3の先方上面に圧接させて、布押え3
に軸4を中心とした時計方向への回動力を付与させてい
る。8は空環押えであり、布押え3に対し水平方向の軸
9により回動自在に支持され、ばね10により軸9を中
心とした時計方向への回動力を付与させている。
【0037】図2、図3は、本発明の針板11の平面図
と部分斜視図であり、中央部に偏平縫い用の3本の針N
が貫通する針落ち部としての三つの針孔11Aと、針孔
11Aの布送り方向先方に空環の案内孔11Bとが形成
され、それら針孔11Aと案内孔11Bとは布送り方向
に平行する3本のスリット11Cにより連通されてい
る。このスリット11Cによって二つの糸滑り片11D
が形成される。
【0038】送り出された空環が係合する、案内孔11
Bの布送り方向後方の上端縁11EEは、布送り方向U
と直交する直線Wに対し、(二重環)ルーパー13の往
動方向S端側に向けて、徐々に針に近づく方向に変化す
る円弧状の平面形状である。さらに、案内孔の上端縁1
1EEに、ルーパー往動方向Sに向けて、針板下面に近
づくにつれて徐々に浅くなる面取りを形成した糸案内面
11Eを設けた。図4に示すように、糸案内面11Eは
円弧状の面取りが形成されている。
【0039】また、図2に示すように、上記針孔11A
が形成された部分の右方には、縁かがり用の針孔11F
と、糸滑り片11Gとが形成されている。
【0040】さらに針板11には、針孔11Aの布送り
方向手前と左方には副送り歯が出没する布送り歯孔11
Hが形成され、針孔11Aの布送り方向後方には、空環
送り歯11Iと主送り歯11Jとが出没する送り歯孔1
1Kが形成されている。この空環送り歯11Iの幅は複
数本の針落ち部の幅よりも広く形成されている。
【0041】図3に示す12は糸案内体であり、この糸
案内体12には布送り方向に平行する3本の糸案内溝1
2Aと、その糸案内溝12Aの布送り方向先方に貫通孔
12Bが形成され、糸案内体12の基部は針板11の下
面にねじ12Cにより固定されている。また前記糸案内
溝12Aの布送り方向後方の底面は、図4に示すよう
に、布送り方向の下方に向けた円弧12Dのように形成
されている。
【0042】図4に示す13はルーパーである。ルーパ
ー復動方向T端側の前記糸案内面11Eと糸案内溝12
Aは、ルーパー13復動方向T端側の針落ち位置よりも
外側に位置する構成とした。このため、ルーパー13に
捕捉されて布送り方向に伸びる針糸NTの、いわゆる三
角形が大きくなり、その三角形の中に針が確実に針落ち
し目飛びが発生しないから、空環を確実に形成すること
が出来る。
【0043】次に動作を説明する。
【0044】ミシンが駆動すると、不図示の主軸に連動
して3本の針Nが上下動するとともにルーパー13が平
面形状において針の周囲を楕円軌道を描いて往復動し、
副送り歯と主送り歯11Jとが布送りのための四運動を
行う。このルーパー13の往復動の往動方向をS、復動
方向をTとする。
【0045】これら針Nとルーパー13と送り歯との運
動関係について、針Nが下死点にあり、ルーパー13が
最後退位置にあり、送り歯が針板上面より下方にある状
態から説明する。
【0046】針Nが下死点から僅かに上昇を始め、ルー
パー13が前進運動を始めると、3本の針Nがそれぞれ
持っている針糸NTに針糸ループが形成され、それらの
針糸ループをルーパー13の剣先が順次に捕捉する。
【0047】上記のようにルーパー13に捕捉された針
糸ループは、ルーパーの進行方向に引き寄せられるとと
もに、ルーパー糸LTは不図示のルーパー天秤により取
り上げられて緊張される。また各針糸Nは図4、図5に
示すように、糸案内体12に設けられた糸案内溝12A
の中にそれぞれ案内されて整糸される。
【0048】針Nはさらに上昇するとともにルーパー3
0も前進を続け、針糸NTは不図示の針糸天秤により取
り上げられる。
【0049】針Nはさらに上昇し上死点に達した後下降
を始め、ルーパー13も布送り方向と逆方向に移動しな
がら前進を続け最前進位置に達した後に後退を始める。
【0050】上記のように、針が上昇を始めて針の先端
が不図示の布から抜け上がると、空環送り歯11Iを持
つ主送り歯11Jと副送り歯とは、その上面が針板11
の上面から上昇し、布押え3と空環押え8と共同して、
不図示の布と空環14とを布送り方向に送り出した後
に、主送り歯11Jと副送り歯とは、針板11上面から
下方に没する。
【0051】上記のように下降を始めた3本の針Nは、
図6に示すように、ルーパー13に捕捉された状態で空
環送り歯11Iにより布送り方向に送られた針糸NT
は、それぞれ糸案内溝12Aにより確実に案内されると
ともに、糸案内面11Eに接触する針糸NTは、その案
内面11Eに沿って互いに離れる方向に移動する。これ
によりルーパー13に捕捉されて布送り方向に伸びる針
糸NTの、いわゆる三角形が大きくなり、その三角形の
中に針Nが確実に針落ちし目飛びが発生しないから、空
環を確実に形成することが出来る。
【0052】上記の針Nがそれぞれ針糸NTの三角形の
中に入った状態で針Nは最下点に達し、ルーパー13は
最後退位置となる。
【0053】上記の針Nの上下動とルーパー13の往復
運動と布送りとが繰り返されることにより、三本の針糸
Nと一本のルーパー糸LTとによって,布送り方向に空
環14が形成される。
【0054】この発明は上記実施形態に限定されること
なく種変更変更可能である。
【0055】例えば、図5に示すようにルーパー13
は、図示左側から右側に向けて往復動するが、この発明
をルーパーが右側から左側に往復動するミシンに適用す
る場合、その糸案内面を上記実施形態とは、左右逆に形
成することも容易に考えられる。
【0056】図7A,Bは針板の糸案内面の他の実施例
である。
【0057】図7Aの糸案内面11Eは、その平面形状
を左右を円弧状とし、その上端面に円弧状の面取りを形
成した構成とした。
【0058】図7Bの糸案内面11Eは、その平面形状
を直線とし、その上端面を直線の面取りを形成した構成
とした。
【0059】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、空環押えと空
環送り歯とにより空環が送り出され空環が引き伸ばされ
ることにより、糸案内面に接触する針糸は、その案内面
に沿って互いに離れる方向に移動する。これによりルー
パーに捕捉されて布送り方向に伸びる針糸NTの、いわ
ゆる三角形が大きくなり、その三角形の中に針が確実に
針落ちし目飛びが発生しないから、空環を確実に形成す
ることが出来る効果が得られる。
【0060】またこの発明は、ルーパー下面から糸案内
面に連なる複数本の針糸ループが糸案内面の円弧状の面
取り部に接触しながら布送り方向に移動するので、糸切
れが発生せず空環を確実に形成できる効果がある。
【0061】またこの発明においては、ルーパー下面か
ら糸案内面に連なる複数本の針糸ループが、糸案内溝に
より確実に案内されるから、空環が確実に形成できる効
果がある。
【0062】またこの発明は空環がスムースに引き戻さ
れるので、綺麗な縫目が形成できる。
【0063】またこの発明は、ルーパーに捕捉されて布
送り方向に伸びる針糸NTの、いわゆる三角形が大きく
なり、その三角形の中に針が確実に針落ちし目飛びが発
生しないから、空環を確実に形成することが出来る効果
が得られる。
【0064】さらにこの発明は、布送り方向への空環の
送りがスムースになり、空環が確実に形成出来る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の布押え装置の側面図である。
【図2】本発明の針板の平面図である。
【図3】本発明の針板の部分分解斜視図である。
【図4】本発明の針板中央部の部分断面図である。
【図5】本発明のルーパーに捕捉された針糸とルーパー
糸の状態を示す斜視図である。
【図6】本発明のルーパーに捕捉された針糸とルーパー
糸の状態を示す平面図である。
【図7】本発明の糸案内体の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図8】従来技術の布押え装置と針板の分解斜視図であ
る。
【図9】従来技術の空環の状態を示す部分平面図であ
る。
【図10】従来技術のルーパーに捕捉された針糸とルー
パー糸の状態を示す平面図である。
【図11】従来技術の空環の状態を示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
3 布押え 8 空環押え 11 針板 11A 針孔(針落ち部) 11B 案内孔 11E 糸案内面 11I 空環送り歯 12 糸案内体 12A 糸案内溝 12B 貫通孔 13 ルーパー 14 空環 N 針 NT 針糸 LT ルーパー糸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針板の針孔を貫通して上下動し針糸を持
    つ複数本の針と、 針板の下方において布送り方向に交差する方向に往復動
    しルーパー糸を持つルーパーと、 針とルーパーとの協働により、針糸とルーパー糸によっ
    て形成される空環を、布送り方向後方に案内するために
    針板に設けた案内孔と、 この案内孔より布送り方向後方に配置され、空環を布送
    り方向に送り出す主送り歯とを備えた環縫いミシンにお
    いて、 前記案内孔の布送り方向後方の上端縁は、布送り方向と
    直交する直線に対し、ルーパーの往動方向側が徐々に針
    に近づく方向に変化する平面形状で、且つその上端縁
    に、ルーパー往動方向に向けて、針板下面に近づくにつ
    れて徐々に浅くなる面取りを形成した糸案内面を設けた
    ことを特徴とする環縫いミシンの空環形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のミシンの空環形成装置
    において、 前記糸案内面の平面形状は円弧状であることを特徴とす
    るミシンの空環形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2に記載のミシンの空環形成
    装置において、 前記糸案内面の面取りは円弧状であることを特徴とする
    ミシンの空環形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3に記載のミシンの空環
    形成装置において、 針板の針落ち部と前記案内孔の糸案内面との間の針板下
    面に、ルーパー下面から糸案内面に連なる複数本の針糸
    ループを案内する糸案内溝を設けたことを特徴とするミ
    シンの空環形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のミシンの空環形成装置に
    おいて、 前記糸案内溝の布送り方向後方は、布送り方向の下方に
    向けた円弧状にしたことを特徴とするミシンの空環形成
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4、5に記載のミシ
    ンの空環形成装置において、 ルーパー復動端側の前記糸案内面と糸案内溝は、ルーパ
    ー復動端側の針落ち位置よりも外側に位置することを特
    徴とするミシンの空環形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5、6に記載の
    ミシンの空環形成装置において、 前記主送り歯の幅は複数本の針落ち部の幅よりも広いこ
    とを特徴とするミシンの空環形成装置。
JP2001153597A 2001-05-23 2001-05-23 環縫いミシンの空環形成装置 Pending JP2002346269A (ja)

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