JP2002346199A - 記録媒体精算システム - Google Patents

記録媒体精算システム

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JP2002346199A
JP2002346199A JP2001153088A JP2001153088A JP2002346199A JP 2002346199 A JP2002346199 A JP 2002346199A JP 2001153088 A JP2001153088 A JP 2001153088A JP 2001153088 A JP2001153088 A JP 2001153088A JP 2002346199 A JP2002346199 A JP 2002346199A
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Japan
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card
value
debit
payment
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JP2001153088A
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English (en)
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Hideki Takada
英記 高田
Miki Kashiwabara
美樹 柏原
Akihiko Horio
明彦 堀尾
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デビット決済による価値データの精算に関し
て遊技場に生じ得る不利益を回避することを課題とす
る。 【解決手段】 ターミナルコントローラ120は、少な
くともデビット決済による入金条件を含んだ所定の入金
条件ごとに区分した有価価値をカードの識別データごと
に管理テーブルにより管理し、カード精算機100から
識別データを受け付けた際に、各入金条件ごとの複数の
有価価値を含んだ精算情報を管理テーブルに基づいて返
送し、カード精算機100は、カードを受け入れた際
に、該カードに記録された識別データをターミナルコン
トローラ120に送信して精算情報を要求し、要求に応
答してターミナルコントローラ120から返送される精
算情報およびデビット決済に係る所定の精算条件に基づ
いてカードの精算をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技場にて使用
される記録媒体(磁気カード、ICカード、ICコイン
など)に記録された識別情報に対応する有価価値を管理
する管理装置と、前記記録媒体を受け入れて、該受け入
れた記録媒体を前記管理装置が管理する有価価値に基づ
いて貨幣に精算する記録媒体精算装置とを有する記録媒
体精算システムに関し、特に、デビット決済による価値
データの精算に関して遊技場に生じ得る不利益を回避す
ることができる記録媒体精算システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技やスロット遊技
などの遊技を提供する遊技システムにおいては、遊技者
は、パチンコ台やスロット台などの遊技機ごとに配設さ
れたパチンコ玉貸出機やコイン貸出機などの遊技媒体貸
出機からパチンコ玉やコインなどの遊技媒体を借り、こ
の遊技媒体を遊技機に投出して遊技をおこなっていた。
【0003】かかる遊技システムの遊技媒体貸出機とし
ては、投入された貨幣の価値に基づいて遊技媒体を貸し
出すものが一般的であったが、最近では、投入されたカ
ード(貨幣の金額または金額に相当する価値を示す価値
データそのものを記録したものや、カード以外の場所に
記録した価値データを検索するための識別データを記録
したものなど)の価値に基づいて遊技媒体を貸し出すも
のも登場している。
【0004】具体的には、遊技者がカード発行機に貨幣
を投入することにより購入したカードを用いるものであ
り、遊技者により遊技媒体貸出機にカードが投入されて
所定の貸出ボタンが押下されると、カードの価値から所
定分の価値を減じつつ、該減じた価値分のパチンコ玉ま
たはコインを払い出すというものである。
【0005】また、最近では、貨幣の投入を受け付けて
(現金入金により)カードを発行するカード発行機のほ
かに、キャッシュカードなどのいわゆるデビットカード
によるデビット決済によりカードを発行するカード発行
機が検討されている。具体的には、貨幣の投入を受け付
けるカード発行機にデビット用機器を子機として併設し
たものであり、このデビット用機器には、デビットカー
ド挿入/投出口や操作画面などが設けられる。
【0006】かかるデビット決済によるカードの発行手
順を説明すると、まず、遊技者に、デビットカード挿入
/投出口からデビットカードを投入させた後、操作画面
を介してデビットカードの暗証番号を入力させる。続い
て、デビットカード会社に暗証番号を問い合わせ、この
暗証番号が正当なものである場合には、遊技者に、操作
画面を介してデビット決済の金額を指定させる。そし
て、この指定された金額をデビットカード会社に送信し
た後、指定された金額に相当する価値データに対応付け
たカードをカード発行機から発行する。
【0007】このようにしてデビット決済により発行さ
れたカードも、現金入金により発行されたカードと同様
の機能を発揮するものであり、例えば、遊技媒体貸出機
に投入されて所定の貸出ボタンが押下されると、カード
の価値から所定分の価値を減じつつ、該減じた価値分の
パチンコ玉またはコインが払い出される。
【0008】ところで、遊技媒体貸出機に投入されるカ
ード(現金入金またはデビット決済により購入されたカ
ード)は、貨幣のように自身の価値が生活のあらゆる局
面で通用するというものではなく、遊技店内でのみ自身
の価値が通用するものであるため、カードの価値データ
に残高がある場合には、その残高の価値データを貨幣に
て遊技者に精算することが望ましい。
【0009】このようなことから、最近では、カードの
価値データを現金にて精算するカード精算機が登場して
おり、かかるカード精算機においては、遊技者によりカ
ードを投入されると、投入されたカードの価値データの
残高(残度数)に相当する貨幣を遊技者に払い出すこと
が一般的におこなわれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術は、デビット決済による価値データの精算に関
して遊技場に生じ得る不利益を全く考慮していないとい
う問題点があった。すなわち、上記のカード発行機は、
遊技者からデビット決済の手数料を徴収することなく、
指定された金額そのものに相当する価値データに対応付
けたカードを発行し、また、上記のカード精算機は、遊
技者からデビット決済の手数料を徴収することなく、デ
ビット決済による価値データの残度数そのものに相当す
る貨幣を払い出すことになる。
【0011】このように遊技者からデビット決済の手数
料を徴収しない場合、本来は遊技者がデビット会社に支
払うべきデビット決済の手数料を、遊技場が負担しなけ
ればならず好ましくない。特に、銀行では現金の払い出
しの際に手数料を徴収していることを考慮すると、遊技
場においては、デビット決済による価値データを未使用
の状態で精算することにより、手数料を徴収する銀行よ
りも安価に現金を払い出すことができるため、銀行の代
わりとして遊技場が使用されるおそれもあり好ましくな
い。
【0012】これらのことから、デビット決済による価
値データの精算に際して何らの条件も遊技者に要求しな
いという対応は好ましくなく、デビット決済に係る特別
の精算条件を遊技者に要求し、デビット決済による価値
データの精算に関して遊技場に生じ得る不利益を回避す
ることが望ましい。
【0013】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解消するためになされたものであり、デビ
ット決済による価値データの精算に関して遊技場に生じ
得る不利益を回避することができる記録媒体精算システ
ムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る記録媒体精
算システムは、遊技場にて使用される記録媒体に記録さ
れた識別情報に対応する有価価値を管理する管理装置
と、前記記録媒体を受け入れて、該受け入れた記録媒体
を前記管理装置が管理する有価価値に基づいて貨幣に精
算する記録媒体精算装置とを有する記録媒体精算システ
ムであって、前記管理装置は、少なくともデビット決済
による入金条件を含んだ所定の入金条件ごとに区分した
有価価値を前記識別情報ごとに管理する管理テーブル
と、前記記録媒体精算装置から識別情報を受け付けた際
に、各入金条件ごとの複数の有価価値を含んだ精算情報
を前記管理テーブルに基づいて返送する返送手段とを備
え、前記記録媒体精算装置は、記録媒体を受け入れた際
に、該記録媒体に記録された識別情報を前記管理装置に
送信して前記精算情報を要求する精算情報要求手段と、
前記精算情報要求手段による要求に応答して前記管理装
置から返送される精算情報および前記デビット決済に係
る所定の精算条件に基づいて前記記録媒体の精算をおこ
なう精算手段を備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2の発明に係る記録媒体精算
システムは、請求項1に記載の発明において、前記デビ
ット決済の有価価値の精算を許可するか否かを示した精
算可否情報を記憶する精算条件テーブルをさらに備え、
前記精算手段は、前記精算条件テーブルにより前記デビ
ット決済の有価価値について精算を許可する旨の精算可
否情報が記憶されている場合には、前記精算情報に含ま
れる全入金条件の有価価値に相当する金額の貨幣を精算
し、前記精算条件テーブルにより前記デビット決済の有
価価値について精算を許可しない旨の精算可否情報が記
憶されている場合には、前記精算情報に含まれる全入金
条件の有価価値から該デビット決済の有価価値を差し引
いた有価価値に相当する金額の貨幣を精算することを特
徴とする。
【0016】また、請求項3の発明に係る記録媒体精算
システムは、請求項1に記載の発明において、前記デビ
ット決済の有価価値について、遊技者により使用される
べき最低限の有価価値の使用度数を示した最低使用度数
を記憶する精算条件テーブルと、デビット決済時から精
算時までに使用されたデビット決済の有価価値の使用度
数が前記精算条件テーブルにより記憶された最低使用度
数以上であるか否かを判定する判定手段とをさらに備
え、前記精算手段は、前記判定手段により前記デビット
決済の有価価値の使用度数が前記最低使用度数以上であ
るものと判定された場合には、前記精算情報に含まれる
全入金条件の有価価値に相当する金額の貨幣を精算し、
前記判定手段により前記デビット決済の有価価値の使用
度数が前記最低使用度数以上でないものと判定された場
合には、前記精算情報に含まれる全入金条件の有価価値
から該デビット決済の有価価値を差し引いた有価価値に
相当する金額の貨幣を精算することを特徴とする。
【0017】また、請求項4の発明に係る記録媒体精算
システムは、請求項1に記載の発明において、前記デビ
ット決済の有価価値の精算に際して遊技者から徴収すべ
き手数料を記憶する精算条件テーブルをさらに備え、前
記精算手段は、前記精算情報に含まれる全入金条件の有
価価値に相当する金額から前記精算条件テーブルにより
記憶された手数料を差し引いた金額の貨幣を精算するこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項5の発明に係る記録媒体精算
システムは、請求項1に記載の発明において、前記デビ
ット決済の有価価値の精算を許可するか否かを示した精
算可否情報、該デビット決済の有価価値について、遊技
者により使用されるべき最低限の有価価値の使用度数を
示した最低使用度数および該デビット決済の有価価値の
精算に際して遊技者から徴収すべき手数料を記憶した精
算条件テーブルと、前記精算条件テーブルにより前記デ
ビット決済の有価価値について精算を許可する旨の精算
可否情報が記憶されている場合に、デビット決済時から
精算時までに使用されたデビット決済の有価価値の使用
度数が前記精算条件テーブルにより記憶された最低使用
度数以上であるか否かを判定する判定手段とをさらに備
え、前記精算手段は、前記判定手段により前記デビット
決済の有価価値の使用度数が前記最低使用度数以上であ
るものと判定された場合には、前記精算情報に含まれる
全入金条件の有価価値に相当する金額から前記精算条件
テーブルにより記憶された手数料を差し引いた金額の貨
幣を精算し、前記精算条件テーブルにより前記デビット
決済の有価価値について精算を許可しない旨の精算可否
情報が記憶されている場合、または、前記判定手段によ
り前記デビット決済の有価価値の使用度数が前記最低使
用度数以上でないものと判定された場合には、前記精算
情報に含まれる全入金条件の有価価値から該デビット決
済の有価価値を差し引いた有価価値に相当する金額の貨
幣を精算することを特徴とする。
【0019】また、請求項6の発明に係る記録媒体精算
システムは、請求項2〜5のいずれか一つに記載の発明
において、前記精算可否情報、最低使用度数および/ま
たは手数料を設定する設定手段をさらに備え、前記精算
条件テーブルは、該設定手段により設定された精算可否
情報、最低使用度数および/または手数料を記憶するこ
とを特徴とする。
【0020】また、請求項7の発明に係る記録媒体精算
システムは、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明
において、前記記録媒体精算装置は、前記精算手段によ
る精算の内容を遊技者に報知する報知手段をさらに備え
たことを特徴とする。
【0021】また、請求項8の発明に係る記録媒体精算
システムは、請求項1〜7のいずれか一つに記載の発明
において、前記管理装置は、前記記録媒体精算装置から
前記精算手段による精算の内容を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した精算の内容に基づいて前記
管理テーブルが管理する有価価値を更新する更新手段
と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る記録媒体精算システムの好適な実施の形態を
詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、本
発明を記録媒体としてのカードを精算するカード精算シ
ステムに適用した場合を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、ICコインなどのカード以外の記録
媒体を精算する場合にも同様に適用することができる。
【0023】さらに、以下に示す実施の形態では、本発
明をパチンコ遊技を提供する遊技場にて使用されるカー
ドの精算に適用した場合を示すが、本発明はこれに限定
されるものではなく、スロット遊技を提供する遊技場に
て使用されるカードの精算にも同様に適用することがで
きる。
【0024】(本実施の形態で用いる用語の説明)ま
ず、本実施の形態で用いる主な用語の意味について定義
して説明する。本実施の形態で用いる「カード」とは、
カード以外の場所に記録した価値データを検索するため
の識別データを記録した記録媒体を意味する。すなわ
ち、カードには一般的に、金額または金額に相当する価
値を示す価値データそのものを記録するものと、カード
以外の場所に記録した価値データを検索するための識別
データを記録するものとがあるが、本実施の形態で用い
る「カード」は後者のカードに該当する。
【0025】この点について説明すると、前者のカード
は、金額または金額に相当する度数などを価値データと
してカードに記録し、このカードを使用する度に価値デ
ータの残りの額または残り度数を書き換えるよう構成さ
れるものであり、例えばテレホンカードなどが挙げられ
る。しかしながら、かかるカードをパチンコ遊技などに
用いることとしたのでは、カードに記録した磁気データ
を改ざんするなどの不正行為が多発するおそれがある。
【0026】このため、本実施の形態では、カードとは
別の場所に登録(記録)あるいは蓄積されている価値デ
ータなどを探索する際の探索キーとして用いられる識別
データ(例えば、口座番号、顧客番号、ID)を記録し
たカードを採用している。なお、特許請求の範囲に記載
の「記録媒体」、「識別情報」および「有価価値」は、
上記した「カード」、「識別データ」および「価値デー
タ」にそれぞれ対応する。
【0027】また、本実施の形態で用いる「度数」と
は、遊技媒体の貸出における処理単位を意味し、遊技媒
体の個数および金額と一定のレートで対応づけられてい
る。例えば、本実施の形態では、1度数が100円に対
応し、100円で25個のパチンコ玉が貸し出され、1
度数で100円が精算されるものとしている。なお、特
許請求の範囲に記載の「有価価値に相当する金額の貨
幣」とは、例えば、1度数の有価価値に相当する100
円の貨幣を意味する。
【0028】(遊技システムの全体構成)次に、本実施
の形態に係る遊技システムの全体構成について説明す
る。図1は、本実施の形態に係る遊技システムの全体構
成を示すブロック図である。同図に示すように、この遊
技システムは、「島」と呼ばれるグループごとに配設さ
れた複数の遊技機10と、各遊技機10に対応付けて配
設された複数のカード処理ユニット30と、「島」ごと
に配設された複数の島コントローラ50と、遊技場の入
り口付近などに配設されたカード発行機60と、カード
更新機70と、カード精算機100と、遊技場の従業員
室などに配設されたターミナルコントローラ120とか
ら構成される。なお、特許請求の範囲に記載の「管理装
置」および「記録媒体精算装置」は、「ターミナルコン
トローラ」および「カード精算機」にそれぞれ対応す
る。
【0029】このうち、カード発行機60は、貨幣、デ
ビットカードまたは会員カードを受け入れて、プリペイ
ドカード、会員カード、再プレイカードまたはサービス
カードなど、価値データに対応付けられた識別データが
記録された各種カードを発行するものである。また、カ
ード更新機70は、期限切れのカードを受け入れたり、
破損したカードのデータが入力されることに基づいて、
残度数分の更新カードを再発行するものである。
【0030】遊技機10は、遊技者にパチンコ遊技を提
供するパチンコ遊技機である。また、カード処理ユニッ
ト30は、カード発行機60やカード更新機70により
発行された各種カード、さらには貨幣を受け入れて、遊
技媒体であるパチンコ玉を遊技機10に対して投出する
パチンコ玉貸出機である。ただし、玉投出機構について
は、遊技機10に内蔵される賞球用投出機構と兼用にな
っている。なお、島の端部には、図示しない島端金庫が
設置されており、カード処理ユニット30に受け入れら
れた貨幣は、遊技者の目に触れないように、遊技機10
などの背面側に設置された図示しない搬送機構によって
回収されて、この島端金庫へと収容される。
【0031】カード精算機100は、プリペイドカー
ド、会員カード、再プレイカード、サービスカードまた
は更新カードなどの各種カードを受け入れて、受け入れ
たカードの識別データに対応付けられた価値データに基
づいてカードを貨幣に精算するものである。
【0032】ターミナルコントローラ120は、遊技シ
ステムを構成する各機器の制御をおこなうものであり、
各カードの識別データごとに価値データを管理するカー
ド管理テーブルを有する。また、島コントローラ50
は、カード処理ユニット30、カード発行機60、カー
ド更新機70およびカード精算機100などの各機器と
ターミナルコントローラ120との間における通信を制
御するものである。
【0033】次に、上記のように構成される遊技システ
ムによる処理の概要について説明する。まず、遊技の開
始に際して、遊技者は、カード発行機60に、貨幣を投
入することにより(現金入金)、またはデビットカード
を投入することにより(デビット決済)、所定の識別デ
ータなどが記録されたカードを購入する。なお、貨幣の
投入やデビット決済により有価価値をカードに関連して
記憶し、遊技に使用可能とする行為を「入金」とする。
【0034】具体的に説明すると、現金入金による場合
には、例えば、1万円分の貨幣を投入して対応する選択
ボタンを押下することにより、ターミナルコントローラ
120のカード管理テーブルには、所定の識別データに
対応付けられた1万円分の価値データ(100度数)が
記憶され、カード発行機60から、この識別データが記
録されたカードが発行される。一方、デビット決済によ
る場合には、デビットカードを投入し、暗証番号に続い
て、例えば、1万円の金額を指定することにより、ター
ミナルコントローラ120のカード管理テーブルには、
所定の識別データに対応付けられた1万円分の価値デー
タ(100度数)が記憶され、カード発行機60から、
この識別データが記録されたカードが発行される。
【0035】ここで、カード発行機60による現金入金
に際して、遊技者が所定の高額の貨幣を入金した場合、
またはカード発行機60によるデビット決済に際して、
遊技者が所定の高額の金額を指定した場合には、ターミ
ナルコントローラ120のカード管理テーブルに入金貨
幣分または指定金額分の価値データが記憶されるだけで
はなく、高額購入に係る特典としてプレミア分の価値デ
ータも記憶される。かかるプレミアとは、千円分のテレ
ホンカードを購入すると、千円分に相当する100度数
とプレミア分に相当する5度数とを有する合計105度
数のテレホンカードが得られるのと同様の趣旨から付与
される特典である。
【0036】例えば、1万円分の貨幣をカード発行機1
0に投入すると、ターミナルコントローラ120のカー
ド管理テーブルには、1万円分の価値データとして10
0度数が記憶されるとともに、1万円のプレミア分に相
当する価値データとして5度数が記憶される。なお、こ
のプレミア分の価値データは、高額購入者にプレミア価
値に相当する数の遊技媒体をおまけとして使用させるこ
とを前提に付与するものであるので、カード管理テーブ
ルにおいては、通常の価値データと区別して管理され、
カード精算機100においては、プレミア価値に相当す
る分の残高を精算することは認められない。
【0037】続いて、遊技者は、カード発行機60から
購入したカードをカード処理ユニット30に投入し、こ
のカード処理ユニット30から遊技機10に対してパチ
ンコ玉を投出しながらパチンコ遊技をおこなう。具体的
には、必要に応じて貸出単位(1回の貸出操作により貸
し出される度数)を設定しておき、遊技者の操作に応じ
て、遊技機10に対して貸出単位分のパチンコ玉を投出
する。
【0038】ここで、このカード処理ユニット30によ
る貸出処理に対応して、ターミナルコントローラ120
は、カードの識別データに対応付けてカード管理テーブ
ルに管理している価値データの減算をおこなう。例え
ば、遊技者が1回の貸出操作により貸し出される度数単
位として5度数を設定しているような場合には、1回の
貸出操作ごとに、カード管理テーブル121に管理して
いる価値データの残度数から5度数分ずつ減算するとと
もに、使用度数を5度数分ずつ加算する。
【0039】一方、遊技者は、カード処理ユニット30
にカードを投入している状態で貨幣を追加投入すること
もでき、貨幣が追加投入されると、ターミナルコントロ
ーラ120は、追加投入された貨幣に相当する価値デー
タをカード管理テーブル121に管理している価値デー
タに加算する。
【0040】例えば、既に投入されているカードに50
度数分の価値データが残っている場合には、2千円分の
貨幣を追加投入することにより、ターミナルコントロー
ラ120のカード管理テーブルには、既にある50度数
の価値データに、追加投入された2千円分の価値データ
(20度数)が加算されて記憶される。なお、かかる貨
幣の追加投入に際しても、一定要件下、上記のプレミア
が付与される。
【0041】そして、遊技の終了を希望する遊技者は、
カード処理ユニット30からカードを受け取ることによ
り遊技を終了する。ここで、カード処理ユニット30か
ら受け取ったカードの価値データが既にゼロになってい
る場合、遊技者が新たに遊技を開始するためには、改め
てカード発行機60からカードを購入しなければならな
い。
【0042】一方、カード処理ユニット30から受け取
ったカードの価値データに残度数がある場合、遊技者が
遊技の再開を希望するのであれば、カード処理ユニット
30にカードを再投入することにより遊技を再開するこ
とができ、一方、遊技者がカードの精算を希望するので
あれば、カード精算機100にカードを投入することに
よりカードを貨幣に精算することができる。
【0043】上述してきたような処理をおこなう本実施
の形態に係る遊技機システムは、カード精算機100お
よびターミナルコントローラ120によるカードの精算
処理に特徴がある。具体的には、ターミナルコントロー
ラ120は、現金入金とデビット決済に区分した価値デ
ータをカードの識別データごとに管理するとともに、デ
ビット決済に係る所定の精算条件を記憶し、カード精算
機100は、かかるデビット決済に係る所定の精算条件
に基づいてデビット決済の価値データを精算することと
している。
【0044】すなわち、精算条件としてデビット決済の
価値データの精算を許可しない旨が記憶されている場合
には、デビット決済の価値データの精算を拒絶し、ま
た、精算条件としてデビット決済の価値データについて
最低限の使用度数が記憶されている場合には、この最低
限の使用度数を満たすものに限ってデビット決済の価値
データの精算をおこない、さらに、精算条件としてデビ
ット決済の手数料を徴収する旨が記憶されている場合に
は、かかる手数料を徴収しつつデビット決済の価値デー
タの精算をおこなうことにより、デビット決済による価
値データの精算に関して遊技場に生じ得る不利益を回避
することができるようにしている。
【0045】(カードの構成など)次に、本実施の形態
に係る遊技システムに用いられるカードについて図2お
よび図3を用いて説明する。本実施の形態に係る遊技シ
ステムに用いられるカードは、いわゆるJISIIカー
ド、ICカード、ロール紙カード、ペットカードなどに
より形成され、具体的には、プリペイドカード、会員カ
ード、再プレイカード、更新カード、サービスカードな
どの各種カードがある(図3参照)。
【0046】そして、これらのカードには、図2に示す
ように、カード種別情報、識別データ、発行日情報、発
行店情報がそれぞれ記録されている。このうち、カード
種別情報は、各カードがプリペイドカード、会員カー
ド、再プレイカード、更新カードまたはサービスカード
のうちいずれの種類のカードであるかを示す情報であ
る。また、識別データは、各カードを一意に特定するた
めのID情報であり、ターミナルコントローラ120の
カード管理テーブルは、この識別データに対応付けて価
値データを管理する。
【0047】また、発行日情報は、各カードが発行され
た日時を特定するための情報であるが、この発行日情報
は、カードの有効期限を管理するために用いられるた
め、発行日情報に代えて、カードの有効期限に係る情報
を記録してもよい。また、発行店情報は、各カードが発
行された店舗(遊技場)を特定するための情報である。
【0048】これらの各情報は、遊技者が視認できるよ
うにカード表面に表示されるとともに、カード処理ユニ
ット30、カード発行機60、カード更新機70および
カード精算機100などの各種機器が読み取りをおこな
えるように磁気記録される。なお、プリペイドカードの
場合には、カード購入金額をカード表面に表示するな
ど、遊技者の理解に役立つ各種情報を合わせて表示させ
ることもできる。
【0049】次に、各カードの購入方法、使用方法およ
び精算方法などについて図3を参照しつつ具体的に説明
する。プリペイドカードは、一般遊技者に発行されるカ
ードであり、上記した現金入金またはデビット決済によ
りカード発行機60から発行される。具体的には、ター
ミナルコントローラ120のカード管理テーブルには、
現金入金またはデビット決済に係る金額に相当する価値
データが所定の識別データに対応付けて記憶され、カー
ド発行機60からは、このカード管理テーブルに記憶さ
れた識別データが記録されたプリペイドカードが発行さ
れる。
【0050】一般遊技者は、このプリペイドカードをカ
ード処理ユニット30に投入することによりパチンコ遊
技をおこなうが、プリペイドカードについては、上記し
たカード処理ユニット30への貨幣の追加投入により、
価値データを加算することができ、また、これらの現金
入金、デビット決済および貨幣の追加投入に応じて、上
記したプレミア分の価値データも付与される。
【0051】更新カードは、上記のプリペイドカードを
更新したカードであり、カード更新機70に期限切れの
プリペイドカードを投入したり、破損したプリペイドカ
ードのデータを入力することにより、残度数分の新しい
プリペイドカード(更新カード)が発行される。この更
新カードは、プリペイドカードを更新したカードである
ので、基本的には、既にプリペイドカードに記録されて
いる識別データを引き継ぐことができるが、必ずしもそ
の必要はなく、新たな識別データを付与することもでき
る。
【0052】なお、更新カードについては、上記したプ
リペイドカードと同様、カード処理ユニット30への貨
幣の追加投入により、価値データを加算することができ
るとともに、この貨幣の追加投入に応じて、プレミア分
の価値データも付与される。
【0053】会員カードは、本来、遊技場の会員になっ
た者に対して会員であることを証明するために発行され
るものであり、遊技場による会員管理の便宜のために会
員IDが記録される。すなわち、会員カードは、会員カ
ードを有する会員に対して、新装開店のお知らせなどの
サービスを提供するために発行されるものである。
【0054】本実施の形態では、この会員カードを遊技
システムに用いてパチンコ遊技を提供することができ
る。すなわち、会員遊技者が会員カードをカード発行機
60に投入した後、上記した現金入金またはデビット決
済をおこなうことにより、ターミナルコントローラ12
0のカード管理テーブルには、現金入金またはデビット
決済に係る金額に相当する価値データが会員ID(識別
データ)に対応付けて記憶され、カード発行機60から
は、会員カードが返却される。
【0055】会員遊技者は、この会員カードをカード処
理ユニット30に投入することによりパチンコ遊技をお
こなうが、会員カードについては、上記したカード処理
ユニット30への貨幣の追加投入により、価値データを
加算することができ、さらに、カード発行機60におい
て現金入金またはデビット決済を再度おこなうことによ
っても、価値データを加算することができる。なお、こ
れらの現金入金、デビット決済および貨幣の追加投入に
応じて、上記したプレミア分の価値データも付与され
る。
【0056】なお、会員遊技者は、遊技機10における
入賞時の賞玉を貯玉し、この貯玉を用いてパチンコ遊技
がおこなえるという貯玉再プレイサービスや、会員カー
ドの利用頻度(遊技場への来店頻度)などに応じて会員
カードにマイレージを加算し、この加算したマイレージ
に応じて所定のサービスが受けられるというマイレージ
サービスなど、一般遊技者が得ることができない特典を
得ることができる。
【0057】再プレイカードは、会員遊技者に貯玉再プ
レイサービスを提供するために発行されるカードであ
り、所定の貯玉引き落とし操作をおこなうことによりカ
ード発行機60から発行される。具体的には、会員遊技
者が会員カードをカード発行機60に投入して、所定の
貯玉引き落とし操作をおこなうと、ターミナルコントロ
ーラ120のカード管理テーブルには、貯玉引き落とし
操作に応じた価値データが会員ID(識別データ)に対
応付けて記憶され、カード発行機60からは、この識別
データや再プレイカードの種別情報などが記録された再
プレイカードが発行される。なお、再プレイカードにつ
いては、新たなカードを発行しないで、会員カードに同
様の機能を持たせることも可能である。
【0058】サービスカードは、会員遊技者にマイレー
ジサービスを提供するために発行されるカードであり、
所定のマイレージ交換操作をおこなうことによりカード
発行機60から発行される。具体的には、会員遊技者が
会員カードをカード発行機60に投入して、所定のマイ
レージ交換操作をおこなうと、ターミナルコントローラ
120のカード管理テーブルには、マイレージ交換操作
に応じた価値データが会員ID(識別データ)に対応付
けて記憶され、カード発行機60からは、この識別デー
タやサービスカードの種別情報などが記録されたサービ
スカードが発行される。
【0059】ここで、各カードの精算方法について簡単
に説明すると、本実施の形態では、カード精算機100
は、プリペイドカード(更新カードを含む。)および会
員カードについては精算を許可するが、再プレイカード
およびサービスカードについては精算を許可しないよう
に設定されている。このため、再プレイカードやサービ
スカードがカード精算機100に投入された場合には、
カード精算機100は、精算をおこなうことなくカード
を返却する。
【0060】一方、プリペイドカード(更新カードを含
む。)および会員カードがカード精算機100に投入さ
れた場合には、カード精算機100は、カードの精算を
おこなう。すなわち、本実施の形態においては、デビッ
ト決済の手数料を徴収するなど、デビット決済に係る所
定の精算条件を要求しつつカードを精算する。
【0061】なお、図3に示した各カードの対応関係
は、あくまでも一例であり、例えば、全てのカードにつ
いて、現金による追加入金、デビットによる追加入金お
よびプレミア付与を認めることもでき、このような場合
でも、本発明を同様に適用することができる。
【0062】(ターミナルコントローラの構成)次に、
図1に示したターミナルコントローラ120の構成につ
いて説明する。図4は、図1に示したターミナルコント
ローラ120の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、このターミナルコントローラ120は、遊技
システム全体を制御統括するコントローラであり、カー
ド管理テーブル121と、精算条件テーブル122と、
入出力部123と、表示部124と、通信制御部125
と、制御部126と、記憶部127とから構成される。
【0063】このうち、カード管理テーブル121は、
所定の入金条件ごとに区分して、価値データの残度数お
よび価値データの使用度数をカードの識別データごとに
管理するテーブルであり、具体的には、図5に示すよう
に、「現金入金、デビット決済」の如き入金条件ごとに
区分して、「80、80、…」の如き価値データの残度
数と、「20、20、…」の如き使用度数とを、「00
01、0002、…、00000001、000000
02、…」の如き識別データに対応付けて管理する。
【0064】ここで、「識別データ」とは、各カードを
一意に特定するための情報であり、例えば、図5に示す
ように、各会員カードには4桁の異なる数字を付与し、
各プリペイドカードには8桁の異なる数字を付与するこ
とにより、各カードを一意に特定することができるよう
にしている。
【0065】入金条件のうちで、「現金入金」とは、カ
ード発行機60またはカード処理ユニット30からの現
金入金に基づいて付与された価値データを示す入金条件
であり、また、「デビット決済」とは、カード発行機6
0からのデビット決済に基づいて付与された価値データ
を示す入金条件である。
【0066】各入金条件のうちで、「残度数」とは、遊
技機10に投出可能な価値データの度数を示す情報であ
り、また、「使用度数」とは、遊技機10に投出された
価値データの度数を示す情報である。
【0067】具体的に説明すると、例えば、カード発行
機60において1万円分の現金入金によりカードを新規
に購入した際には、入金条件「現金入金」において、残
度数「100」および使用度数「0」が記憶されるが、
これから20度数分が遊技機10に投出された際には、
この残度数「100」から20度数分が減算されて残度
数「80」に更新されるとともに、使用度数「0」に2
0度数分が加算されて使用度数「20」に更新される。
【0068】なお、図5に示した「残度数」や「使用度
数」は、カード精算機100において精算が許可されて
いる入金条件の価値データに関するものであり、カード
管理テーブル121においては、図示しないが、プレミ
ア分の価値データなど、精算が許可されていない入金条
件の価値データについても同様に管理されている。
【0069】図4の説明に戻ると、入出力部123は、
キーボードやマウスなど、遊技システム全体の動作設定
を受け付ける手段であり、表示部124は、かかる入出
力部123による処理に応じて設定画面などを表示する
手段である。すなわち、遊技システムの管理者は、入出
力部123および表示部124を介して、遊技システム
の各種設定をおこなう。
【0070】かかる遊技システムの各種設定としては、
精算条件テーブル122の設定がある。ここで、入出力
部123および表示部124を介しておこなわれる精算
条件テーブル122の設定手順について説明する。図6
は、図4に示した表示部124による精算条件設定画面
の表示例を示す図である。
【0071】同図に示すように、この精算条件設定画面
の最上部には、デビット決済分の価値データの残度数に
係る各種の精算条件を設定する画面である旨を示す「デ
ビット決済分精算設定画面」が表示され、その下には、
「デビット決済分」、「使用度数要件」および「手数
料」という各選択フィールドを示す情報が表示され、最
下部には、「OK」ボタンおよび「キャンセル」ボタン
が表示される。
【0072】このうち、「デビット決済分」のフィール
ドは、デビット決済分の価値データの残度数について精
算を可能とするか否かを設定するフィールドであり、
「精算不可」の条件およびこの条件を選択するための選
択ボタンと、「精算可」の条件およびこの条件を選択す
るための選択ボタンとが設けられている。
【0073】そして、このフィールドにおいては、管理
者は、入出力部123を操作することにより、「精算不
可」または「精算可」のいずれか一方だけを排他的に選
択して設定することとしている。
【0074】「使用度数要件」のフィールドは、デビッ
ト決済分の価値データの残度数に関する精算の条件とし
て要求する、使用度数要件を設定するフィールドであ
り、「無し(0以上精算可)」の条件およびこの条件を
選択するための選択ボタンと、所望の使用度数要件を入
力するための「○○度数以上精算可」という入力欄とが
設けられている。
【0075】そして、このフィールドにおいては、「デ
ビット決済分」のフィールドで「精算可」が選択された
場合に限り設定可能としており、また、管理者は、入出
力部123を操作することにより、「無し(0以上精算
可)」または「○○度数以上精算可」のいずれか一方だ
けを排他的に選択または入力して設定することとしてい
る。
【0076】「手数料」のフィールドは、デビット決済
分の価値データの残度数に関する精算に際して徴収す
る、デビット決済の手数料を設定するフィールドであ
り、「無し(0円)」の条件およびこの条件を選択する
ための選択ボタンと、所望の手数料を入力するための
「○○円」という入力欄とが設けられている。なお、徴
収すべき手数料は、デビット決済の残度数や使用度数に
応じて従量的に算定されるように設定することもでき
る。
【0077】そして、このフィールドにおいては、「デ
ビット決済分」のフィールドで「精算可」が選択された
場合に限り設定可能としており、また、管理者は、入出
力部123を操作することにより、「無し(0円)」ま
たは「○○円」のいずれか一方だけを排他的に選択また
は入力して設定することとしている。
【0078】「OK」ボタンは、その時点での設定内容
の確定を指示するためのボタンであり、また、「キャン
セル」ボタンは、設定処理の中止を指示するためのボタ
ンである。そして、「OK」ボタンが選択されると、そ
の時点での設定内容が精算条件テーブル122に記憶さ
れる。一方、「キャンセル」ボタンが選択された場合に
は、精算条件テーブル122の内容を更新することなく
処理を終了する。
【0079】図4の説明に戻ると、精算条件テーブル1
22は、上記した設定手順により設定されるテーブルで
あって、デビット決済分の価値データの残度数に係る各
種の精算条件を記憶する。具体的には、図7に示すよう
に、「精算可、精算不可」の如き、デビット決済分の価
値データの残度数について精算が可能であるか否かを示
す「デビット決済分」に係る情報と、「無、1以上、3
0以上」の如き、デビット決済分の価値データの残度数
に関する精算の条件として要求する使用度数要件を示す
「使用度数要件」に係る情報と、「無、200円」の如
き、デビット決済分の価値データの残度数に関する精算
に際して徴収するデビット決済の手数料を示す「手数
料」に係る情報とを記憶する。
【0080】ここで、図7を用いて精算条件テーブル1
22による精算条件の設定例を具体的に説明する。ま
ず、「デビット決済分」に係る情報に注目すると、図7
(a)に示す精算条件テーブル122は、精算条件設定
画面における「デビット決済分」のフィールドにおい
て、「精算不可」が選択された場合の設定例であり、一
方、同図(b)から(g)に示す精算条件テーブル12
2は、同フィールドにおいて、「精算可」が選択された
場合の設定例である。
【0081】また、「使用度数要件」に係る情報に注目
すると、同図(b)および(c)に示す精算条件テーブ
ル122は、精算条件設定画面における「使用度数要件
分」のフィールドにおいて、「無し(0以上精算可)」
が選択された場合の設定例であり、一方、同図(d)お
よび(e)に示す精算条件テーブル122は、同フィー
ルドにおいて、「1度数以上精算可」と入力された場合
の設定例であり、また、同図(f)および(g)に示す
精算条件テーブル122は、同フィールドにおいて、
「30度数以上精算可」と入力された場合の設定例であ
る。
【0082】さらに、「手数料」に係る情報に注目する
と、同図(b)、(d)および(f)に示す精算条件テ
ーブル122は、精算条件設定画面における「手数料」
のフィールドにおいて、「無し(0円)」が選択された
場合の設定例であり、一方、同図(c)、(e)および
(g)に示す精算条件テーブル122は、同フィールド
において、「200円」と入力された場合の設定例であ
る。
【0083】図4の説明に戻ると、通信制御部125
は、島コントローラ50を介しておこなわれるカード精
算機100、カード処理ユニット30、カード発行機6
0およびカード更新機70との間における通信を制御す
る処理部である。例えば、カード精算機100との間で
は、カードの識別データの受信し、また、精算用データ
の作成後に精算用データを送信し、さらに、精算明細デ
ータを受信する。
【0084】制御部126は、ターミナルコントローラ
120の各部を制御する処理部であり、機能概念的に、
テーブル更新部126aと、精算可否判定部126b
と、使用度数要件判定部126cと、手数料徴収判定部
126dと、精算用データ作成部126eとを有する。
そして、かかる制御部126内の各部の処理を実現する
にあたって必要なプログラムおよびデータは、記憶部1
27に格納されており、制御部126は、必要に応じて
これらを読み出して処理を実行する。
【0085】このうち、テーブル更新部126aは、カ
ード管理テーブル121に記憶された情報や精算条件テ
ーブル122に記憶された情報を更新する処理部であ
る。この精算条件テーブル122の更新処理は、上記し
た入出力部123および表示部124を介した精算条件
の設定によりおこなわれる。一方、カード管理テーブル
121の更新処理には、カード発行機60またはカード
処理ユニット30による入金時の処理、カード処理ユニ
ット30による遊技媒体貸出時の処理、カード精算機1
00によるカード精算時の処理がある。以下、これらの
処理について、それぞれ具体的に説明する。
【0086】カード発行機60またはカード処理ユニッ
ト30による入金時におけるテーブル更新部126aの
処理としては、カード発行機60またはカード処理ユニ
ット30において、現金入金またはデビット決済がおこ
なわれると、テーブル更新部126aは、カード管理テ
ーブル121における「現金入金」の「残度数」または
「デビット決済」の「残度数」に、現金入金またはデビ
ット決済された金額に相当する価値データを加算して記
憶する。
【0087】カード処理ユニット30による遊技媒体貸
出時におけるテーブル更新部126aの処理としては、
貸出ボタンの操作に応じて遊技媒体が遊技機10に貸し
出されると、テーブル更新部126aは、貸し出された
有価媒体の数に応じて、カード管理テーブル121に記
憶された「残度数」を減算するとともに、減算した度数
分を「使用度数」に加算して記憶する。なお、この場
合、「現金入金」または「デビット決済」のいずれにつ
いて更新するかについては、あらかじめ設定がなされて
おり、かかる設定に応じて更新処理がおこなわれる。
【0088】カード精算機100によるカード精算時に
おけるテーブル更新部126aの処理としては、カード
精算機100から精算明細データを受信すると、テーブ
ル更新部126aは、精算明細データの内容に基づいて
カード管理テーブル121に記憶された「残度数」およ
び「使用度数」を更新する。すなわち、カード精算機1
00から遊技者に精算された入金条件の貨幣金額に応じ
て、対応する入金条件の「残度数」および「使用度数」
を減算する。
【0089】制御部126の説明に戻ると、精算可否判
定部126bは、カード精算機100からカードの識別
データを受信した場合に、精算条件テーブル122を参
照して、デビット決済分の価値データの残度数について
精算が可能であるか否かを判定する処理部である。
【0090】具体的には、精算条件テーブル122にお
いて、デビット決済分に係る情報として、「精算可」が
記憶されている場合には、精算が可能である旨を判定し
て判定結果を使用度数要件判定部126cに送出し、一
方、「精算不可」が記憶されている場合には、精算が可
能でない旨を判定して判定結果を精算用データ作成部1
26eに送出する。
【0091】使用度数要件判定部126cは、精算可否
判定部126bから精算が可能である旨の判定結果を受
け付けた場合に、カード管理テーブル121および精算
条件テーブル122を参照して、デビット決済の使用度
数が使用度数要件を満たすか否かを判定する処理部であ
る。
【0092】具体的には、カード精算機100から受信
したカードの識別データに対応してカード管理テーブル
121において管理されたデビット決済の使用度数が、
精算条件テーブル122において使用度数要件に係る情
報として記憶された「無、1以上、30以上」の如き使
用度数要件を満たすか否かを判定し、かかる使用度数要
件を満たす場合には、要件具備の判定結果を手数料徴収
判定部126dに送出し、一方、満たさない場合には、
要件不備の判定結果を精算用データ作成部126eに送
出する。
【0093】手数料徴収判定部126dは、使用度数要
件判定部126cから要件具備の判定結果を受け付けた
場合に、精算条件テーブル122を参照して、精算に際
してデビット決済の手数料を徴収するか否かを判定する
処理部である。
【0094】具体的には、精算条件テーブル122にお
いて、手数料に係る情報として、「無」が記憶されてい
る場合には、手数料を徴収しない旨を判定して手数料な
しの判定結果を精算用データ作成部126eに送出し、
一方、「200円」などの「無」以外の情報が記憶され
ている場合には、手数料を徴収する旨を判定して手数料
ありの判定結果を精算用データ作成部126eに送出す
る。
【0095】精算用データ作成部126eは、精算可否
判定部126b、使用度数要件判定部126cおよび手
数料徴収判定部126dから受け取った判定結果に基づ
いて、カード精算機100に対し送信する情報であっ
て、カードの精算処理に用いられるデータを作成する処
理部である。この精算用データの作成は、以下に示すよ
うに、上記の判定結果に応じた4つの態様がある。
【0096】具体的には、精算可否判定部126bから
精算が可能でない旨の判定結果を受け取った場合には、
カード精算機100から受信したカードの識別データに
対応してカード管理テーブル121が管理する現金入金
の残度数およびデビット決済の残度数と、デビット決済
分の価値データについて精算が不可能である旨を示す精
算不可理由とを含んだ精算用データを作成する。
【0097】また、使用度数要件判定部126cから要
件不備の判定結果を受け取った場合には、上記した現金
入金の残度数およびデビット決済の残度数と、デビット
決済の使用度数が使用度数要件を満たさない旨を示す使
用要件不備理由とを含んだ精算用データを作成する。
【0098】また、手数料徴収判定部126dから手数
料なしの判定結果を受け取った場合には、上記した現金
入金の残度数およびデビット決済の残度数と、デビット
決済分の精算に際して手数料を徴収しない旨を示す手数
料なし情報とを含んだ精算用データを作成する。
【0099】また、手数料徴収判定部126dから手数
料ありの判定結果を受け取った場合には、上記した現金
入金の残度数およびデビット決済の残度数と、精算条件
テーブル122の手数料に係る情報として記憶されてい
る手数料(デビット決済分の精算に際して徴収されるべ
き手数料)とを含んだ精算用データを作成する。
【0100】なお、カード管理テーブル121に記憶さ
れたデビット決済の使用度数も、カード精算機100に
おいて、かかる使用度数に相当する貨幣の金額を遊技者
に表示するために、上記した各精算用データに含められ
て送信される。
【0101】(カード精算機の構成)次に、図1に示し
たカード精算機100の構成について説明する。図8
は、図1に示したカード精算機100の構成を示すブロ
ック図である。同図に示すように、このカード精算機1
00は、カード挿入/投出口101と、カード処理部1
02と、精算ボタン103と、取消ボタン104と、表
示部105と、紙幣投出口106と、紙幣処理部107
と、硬貨投出口108と、硬貨処理部109と、記憶部
110と、通信制御部111と、制御部112とから構
成される。なお、カード挿入/投出口101、精算ボタ
ン103、取消ボタン104、表示部105、紙幣投出
口106および硬貨投出口108は、遊技者との間で直
接的にやり取りをおこなう処理部であり、カード精算機
100を形成する筐体の表面に設けられる。
【0102】このうち、カード挿入/投出口101は、
遊技者にカードの挿入をおこなわせ、また、遊技者にカ
ードの返却をおこなう処理部である。また、カード処理
部102は、カード挿入/投出口101に挿入されたカ
ードを処理するものであり、具体的には、カードに記録
された各種情報(カード種別情報、識別データ、発行日
情報および発行店情報)を読み取り、また、精算済みカ
ード(残度数のないプリペイドカード)を図示しないカ
ード回収箱に回収する。
【0103】精算ボタン103は、精算明細データが表
示部105に表示された後に、遊技者からの精算指示を
受け付けるボタンであり、この精算ボタン103が押下
されると、カード精算機100は、精算明細データに応
じた精算処理をおこなう。また、取消ボタン104は、
遊技者からの精算取消指示を受け付けるボタンであり、
この取消ボタン104が押下されると、カード精算機1
00は、精算処理を中止し、カード挿入/投出口101
からカードを返却する。
【0104】表示部105は、カード精算機100の処
理における各種情報を遊技者に表示する液晶表示部(L
CD)である。具体的には、精算可能金額などを算定し
た後に、この精算可能金額などを含んだ精算明細データ
を表示し、また、貨幣やカードを投出した後に、投出し
た貨幣の金額やカード残高などを含んだ投出明細データ
を表示する(図8〜図11参照)。
【0105】紙幣投出口106は、遊技者に対して精算
用の紙幣を投出する処理部であり、また、紙幣処理部1
07は、あらかじめ装填された精算用の紙幣を制御部1
12からの指示に応じて紙幣投出口106に送出する処
理部である。なお、本実施の形態では、千円札が精算用
の紙幣として紙幣処理部107に装填されている。
【0106】硬貨投出口108は、遊技者に対して精算
用の硬貨を投出する処理部であり、また、硬貨処理部1
09は、あらかじめ装填された精算用の硬貨を制御部1
12からの指示に応じて硬貨投出口108に送出する処
理部である。なお、本実施の形態では、百円硬貨が精算
用の硬貨として硬貨処理部109に装填されている。
【0107】記憶部110は、ターミナルコントローラ
120から取得した精算用データを精算に際して一時的
に記憶するとともに、制御部112内の各部の処理を実
現するにあたって必要なプログラムおよびデータを記憶
したメモリである。例えば、ターミナルコントローラ1
20の精算用データ作成部126eにより作成された精
算用データを一時的に記憶する。
【0108】通信制御部111は、島コントローラ50
を介しておこなわれるターミナルコントローラ120と
の間における通信を制御をする処理部である。例えば、
カードを受け入れた場合には、カードの識別データをタ
ーミナルコントローラ120に送信して精算用データを
要求し、また、この要求に応じてターミナルコントロー
ラ120から精算用データを受信し、さらに、カードが
精算された場合には、精算明細データをターミナルコン
トローラ120に送信する。
【0109】制御部112は、カード精算機100の各
部を制御する処理部であり、機能概念的に、精算可否判
定部112aと、使用要件不備判定部112bと、手数
料有無判定部112cと、精算可能金額算定部112d
と、精算可能金額調整部112eと、精算明細データ作
成部112fと、投出明細データ作成部112gとを有
する。
【0110】このうち、精算可否判定部112aは、タ
ーミナルコントローラ120から受信して記憶部110
に一時記憶された精算用データを参照して、デビット決
済分の価値データについて精算が不可能である旨を示す
精算不可理由が含まれているか否かを判定する処理部で
ある。
【0111】使用要件不備判定部112bは、精算可否
判定部112aにより精算不可理由を含んでいないもの
と判定された場合に、上記の精算用データを参照して、
デビット決済の使用度数が使用度数要件を満たさない旨
を示す使用要件不備理由が含まれているか否かを判定す
る処理部である。
【0112】また、手数料有無判定部112cは、使用
要件不備判定部112bにより使用要件不備理由を含ん
でいないものと判定された場合に、上記の精算用データ
を参照して、デビット決済分の精算に際して徴収される
べき手数料が含まれているか否かを判定する処理部であ
る。
【0113】精算可能金額算定部112dは、精算可否
判定部112aおよび使用要件不備判定部112bによ
る判定結果と、ターミナルコントローラ120から受信
して記憶部110に一時記憶された精算用データとに基
づいて精算可能な貨幣の金額を算定する処理部である。
この精算可能金額の算定は、以下に示すように、上記の
判定結果に応じた2つの態様がある。
【0114】具体的には、精算可否判定部112aによ
り精算不可理由が含まれているものと判定された場合、
または使用要件不備判定部112bにより使用要件不備
理由が含まれているものと判定された場合には、精算用
データに含まれる現金入金の残度数のみに相当する貨幣
の金額を精算可能金額として算定する。例えば、現金入
金の残度数が「70度数」であってデビット決済の残度
数が「95度数」である場合には、デビット決済の残度
数である「95度数」は無視され、現金入金の残度数で
ある「70度数」に相当する貨幣の金額「7000円」
が精算可能金額として算定される。なお、この場合に
は、無視されたデビット決済の残度数である「95度
数」に相当する貨幣の金額「9500円」が精算後の残
高となる。
【0115】一方、使用要件不備判定部112bにより
使用要件不備理由が含まれていないものと判定された場
合には、精算用データに含まれる現金入金の残度数およ
びデビット決済の残度数に相当する貨幣の金額を精算可
能金額として算定する。例えば、現金入金の残度数が
「70度数」であってデビット決済の残度数が「95度
数」である場合には、各残度数を加算した「165度
数」に相当する貨幣の金額「16500円」が精算可能
金額として算定される。
【0116】精算可能金額調整部112eは、手数料有
無判定部112cにより徴収されるべき手数料が含まれ
ているものと判定された場合に、精算可能金額算定部1
12dにより算定された精算可能金額から手数料を減算
することにより、精算可能金額を調整する処理部であ
る。例えば、精算可能金額算定部112dにより算定さ
れた精算可能金額が「16500円」であって、精算用
データに含まれる手数料が「200円」である場合に
は、「16300円」を改めて精算可能金額として算定
する。
【0117】精算明細データ作成部112fは、表示部
105に表示する精算明細データを作成する処理部であ
る。具体的には、ターミナルコントローラ120から受
信した精算用データに含まれる現金入金の残度数に相当
する貨幣の金額を示す「現金入金残額」と、精算用デー
タに含まれるデビット決済の残度数に相当する貨幣の金
額を示す「デビット残額」と、精算用データに含まれる
使用度数に相当する貨幣の金額を示す「使用金額」と、
精算可能金額算定部112dまたは精算可能金額調整部
112eにより算定された「精算可能金額」と、精算後
の価値データの残高を示す「精算後残額」と、遊技者に
精算ボタン103の押下を促す情報とを含み、さらに、
所定の場合には、デビット決済分の精算に際して徴収さ
れるべき手数料を示す「手数料」や、「デビット残額」
が精算されない理由を示す情報などを含んだ精算明細デ
ータを作成する(図10〜図16参照)。
【0118】投出明細データ作成部112gは、表示部
105に表示する投出明細データを作成する処理部であ
る。具体的には、紙幣投出口106および硬貨投出口1
08から投出される貨幣の金額を示す「投出金額」と、
投出される紙幣および/または硬貨の種類および枚数を
示す情報と、カード挿入/投出口101から返却される
カードの精算後における価値データの残高を示す「カー
ド残高」と、遊技者に貨幣およびカードの受け取りを促
す情報とを含んだ投出明細データを作成する(図10〜
図16参照)。
【0119】(カードの精算処理)次に、本実施の形態
によるカード精算の処理手順について説明する。図9
は、本実施の形態によるカード精算の処理手順を示すフ
ローチャートである。まず、遊技者によりカード精算機
100のカード挿入/投出口105からカードが挿入さ
れると、カード処理部106は、挿入されたカードに記
録されたカード種別情報、識別データ、発行日情報およ
び発行店情報の読み取りをおこなう(ステップS90
1)。
【0120】続いて、カード精算機100は、通信制御
部111の制御により、読み取った識別データをターミ
ナルコントローラ120に送信する(ステップS90
2)。なお、図9には示していないが、カード挿入/投
出口105から挿入されたカードが、精算を許可されな
いカード種別、発行日または発行店のものであった場合
には、カードをカード挿入/投出口105から返却し、
識別データの送信をおこなうことなく精算処理を終了す
る。
【0121】そして、ターミナルコントローラ120
は、通信制御部125の制御により、カード精算機10
0から識別データを受信し(ステップS903)、精算
可否判定部126bは、カード精算機100からカード
の識別データを受信した場合に、精算条件テーブル12
2を参照して、デビット決済分の価値データの残度数に
ついて精算が可能であるか否かを判定する(ステップS
904)。
【0122】この判定により精算が可能でないものと判
定された場合には(ステップS904否定)、精算用デ
ータ作成部126eは、カード精算機100から受信し
たカードの識別データに対応してカード管理テーブル1
21が管理する現金入金の残度数およびデビット決済の
残度数と、デビット決済分の価値データについて精算が
不可能である旨を示す精算不可理由とを含んだ精算用デ
ータを作成する(ステップS905)。
【0123】これとは反対に、デビット決済分の価値デ
ータの残度数について精算が可能であるものと判定され
た場合には(ステップS904肯定)、使用度数要件判
定部126cは、カード管理テーブル121および精算
条件テーブル122を参照して、デビット決済の使用度
数が使用度数要件を満たすか否かを判定する(ステップ
S906)。
【0124】この判定により使用度数要件を満たさない
ものと判定された場合には(ステップS906否定)、
精算用データ作成部126eは、カード精算機100か
ら受信したカードの識別データに対応してカード管理テ
ーブル121が管理する現金入金の残度数およびデビッ
ト決済の残度数と、デビット決済の使用度数が使用度数
要件を満たさない旨を示す使用要件不備理由とを含んだ
精算用データを作成する(ステップS907)。
【0125】これとは反対に、デビット決済の使用度数
が使用度数要件を満たすものと判定された場合には(ス
テップS906肯定)、手数料徴収判定部126dは、
精算条件テーブル122を参照して、精算に際してデビ
ット決済の手数料を徴収するか否かを判定する(ステッ
プS908)。
【0126】この判定により手数料を徴収しないものと
判定された場合には(ステップS908否定)、精算用
データ作成部126eは、カード精算機100から受信
したカードの識別データに対応してカード管理テーブル
121が管理する現金入金の残度数およびデビット決済
の残度数と、デビット決済分の精算に際して手数料を徴
収しない旨を示す手数料なし情報とを含んだ精算用デー
タを作成する(ステップS909)。
【0127】これとは反対に、精算に際してデビット決
済の手数料を徴収するものと判定された場合には(ステ
ップS908肯定)、精算用データ作成部126eは、
カード精算機100から受信したカードの識別データに
対応してカード管理テーブル121が管理する現金入金
の残度数およびデビット決済の残度数と、精算条件テー
ブル122の手数料に係る情報として記憶されている手
数料(デビット決済分の精算に際して徴収されるべき手
数料)とを含んだ精算用データを作成する(ステップS
910)。
【0128】なお、これらの精算用データの作成に際し
ては(ステップS905、907、909、910)、
カード管理テーブル121に記憶されたデビット決済の
使用度数を含んだものが作成される。
【0129】続いて、ターミナルコントローラ120
は、上記したいずれかのステップ(ステップS905、
907、909または910のいずれか)において精算
用データ作成部126eにより作成された精算用データ
を通信制御部125の制御によりカード精算機100に
送信する(ステップS911)。
【0130】そして、カード精算機100は、通信制御
部111の制御により、ターミナルコントローラ120
から精算用データを受信し(ステップS912)、精算
可否判定部112aは、かかる精算用データを参照し
て、デビット決済分の価値データについて精算が不可能
である旨を示す精算不可理由が含まれている否かを判定
する(ステップS913)。
【0131】この判定により精算不可理由が含まれてい
るものと判定された場合には(ステップS913肯
定)、精算可能金額算定部112dは、精算用データに
含まれる現金入金の残度数のみに相当する貨幣の金額を
精算可能金額として算定する(ステップS914)。
【0132】これとは反対に、デビット決済分の価値デ
ータについて精算が不可能である旨を示す精算不可理由
が含まれていないものと判定された場合には(ステップ
S913否定)、使用要件不備判定部112bは、上記
の精算用データを参照して、デビット決済の使用度数が
使用度数要件を満たさない旨を示す使用要件不備理由が
含まれているか否かを判定する(ステップS915)。
【0133】この判定により使用要件不備理由が含まれ
ているものと判定された場合には(ステップS915肯
定)、精算可能金額算定部112dは、精算用データに
含まれる現金入金の残度数のみに相当する貨幣の金額を
精算可能金額として算定する(ステップS914)。
【0134】これとは反対に、デビット決済の使用度数
が使用度数要件を満たさない旨を示す使用要件不備理由
が含まれていないものと判定された場合には(ステップ
S915否定)、精算可能金額算定部112dは、精算
用データに含まれる現金入金の残度数およびデビット決
済の残度数に相当する貨幣の金額を精算可能金額として
算定する(ステップS916)。
【0135】そして、ステップS916に続いて、手数
料有無判定部112cは、上記の精算用データを参照し
て、デビット決済分の精算に際して徴収されるべき手数
料が含まれているか否かを判定する(ステップS91
7)。
【0136】この判定により手数料が含まれているもの
と判定された場合には(ステップS917肯定)、精算
可能金額調整部112eは、精算可能金額算定部112
dにより算定された精算可能金額から手数料を減算する
ことにより、精算可能金額を調整する(ステップS91
8)。なお、これとは反対に、手数料が含まれていない
ものと判定された場合には(ステップS917否定)、
精算可能金額調整部112eによる調整はおこなわれな
い。
【0137】そして、精算明細データ作成部112f
は、上記したステップS914、916または918に
おいて算定された精算可能金額に基づいて、図10〜図
16に示すような精算明細データを作成して、これを表
示部105に表示する(ステップS919)。ここで、
遊技者により精算ボタン107が押下されなかった場合
(ステップS920否定)、すなわち取消ボタン108
が押下された場合、カード精算機100は、精算処理を
中止し、カード挿入/投出口105からカードを返却す
る(ステップS929)。
【0138】一方、遊技者により精算ボタン107が押
下された場合(ステップS920肯定)、カード精算機
100は、通信制御部111の制御により、精算明細デ
ータをターミナルコントローラ120に送信する(ステ
ップS921)。そして、かかる精算明細データを受信
したターミナルコントローラ120は、この精算明細デ
ータに基づいてカード管理テーブル121に記憶された
価値データを更新する(ステップS922およびステッ
プS923)。
【0139】続いて、カード精算機100においては、
精算明細データをターミナルコントローラ120に送信
した後(ステップS921)、投出明細データ作成部1
12gが、図10〜図16に示すような投出明細データ
を作成して、これを表示部105に表示する(ステップ
S924)。
【0140】そして、紙幣処理部111および硬貨処理
部113は、紙幣投出口110または硬貨投出口112
から貨幣を投出し(ステップS925)、精算したカー
ドが会員カードである場合には(ステップS926肯
定)、カード処理部106は、カード挿入/投出口10
5からカードを返却する(ステップS929)。
【0141】一方、精算したカードが会員カードではな
くプリペイドカードである場合には(ステップS926
否定)、精算後の残高が存在するか否かを判定する(ス
テップS927)。この判定により精算後残高が存在す
るものと判定された場合には(ステップS927肯
定)、カード処理部106は、カード挿入/投出口10
5からカードを返却する(ステップS929)。これと
は反対に、精算後残高が存在しないものと判定された場
合には(ステップS927否定)、カード処理部106
は、カード回収箱にカードを回収する(ステップS92
8)。
【0142】(カード精算処理の具体例)次に、カード
精算処理の具体例について図10〜図16を用いて説明
する。図10〜図16は、カード精算機100の表示部
105に表示される精算明細データおよび投出明細デー
タの具体例を示す図である。より詳細には、図10〜図
16にそれぞれ示す(a)〜(c)の各具体例は、図5
に示したカード管理テーブル121における「000
1」〜「0003」の各識別データの価値データについ
てカード精算処理をおこなった場合の精算明細および投
出明細である。
【0143】(1)図10について このうち、図10に示す具体例は、図7(a)に示す精
算条件テーブル122を有する場合の精算明細および投
出明細である。ここで、図10(a)に示す識別データ
「0001」(図5参照)の具体例について説明する
と、図7(a)に示す精算条件テーブル122において
は、デビット決済分について「精算不可」が設定されて
いるため、精算不可理由付きの精算用データがターミナ
ルコントローラ120からカード精算機100に送信さ
れる(図9に示すステップS905)。すなわち、現金
入金の残度数「80」、デビット入金の残度数「10
0」、デビット入金の使用度数「0」および精算不可理
由を含んだ精算用データが送信される。
【0144】かかる精算用データを受信したカード精算
機100においては、精算用データに精算不可理由があ
るため、デビット決済の残度数「100」を無視し、現
金入金の残度数「80」のみから精算可能金額「800
0円」を算定するとともに、無視したデビット決済の残
度数「100」から精算後残額「10000円」を算定
する。
【0145】このため、図10(a)に示すように、精
算明細としては、現金入金残額「8000円」、デビッ
ト残額「10000円」、使用金額「0円」、「デビッ
ト決済分については精算が認められていません」という
精算理由、精算可能金額「8000円」および精算後残
額「10000円」が表示され、投出明細としては、投
出金額「8000円」およびカード残高「10000
円」が表示される。そして、カード管理テーブル121
においては、現金入金に係る残度数および使用度数は、
「0」にリセットされ、デビット決済に係る残度数およ
び使用度数は、そのまま維持される。
【0146】なお、図7(a)に示す精算条件テーブル
122においては、デビット決済分について「精算不
可」が設定されているため、識別データ「0002」お
よび「0003」(図5参照)の具体例についても、図
10(b)および(c)に示すように、上記で説明した
同図(a)の具体例と同様になる。
【0147】(2)図11について 図11に示す具体例は、図7(b)に示す精算条件テー
ブル122を有する場合の精算明細および投出明細であ
る。ここで、図11(a)に示す識別データ「000
1」(図5参照)の具体例について説明すると、図7
(b)に示す精算条件テーブル122においては、デビ
ット決済分について「精算可」が設定されているが、使
用度数要件および手数料は「無」が設定されているた
め、手数料なしの精算用データがターミナルコントロー
ラ120からカード精算機100に送信される(図9に
示すステップS909)。すなわち、現金入金の残度数
「80」、デビット入金の残度数「100」、デビット
入金の使用度数「0」および手数料「無(0円)」を含
んだ精算用データが送信される。
【0148】かかる精算用データを受信したカード精算
機100においては、精算用データに精算不可理由およ
び使用要件不備理由がないため、現金入金の残度数「8
0」およびデビット決済の残度数「100」から精算可
能金額「18000円」を算定するとともに、精算後残
額「0円」を算定する。なお、手数料なし(0円)なの
で、精算可能金額「18000円」は調整されない。
【0149】このため、図11(a)に示すように、精
算明細としては、現金入金残額「8000円」、デビッ
ト残額「10000円」、使用金額「0円」、手数料
「0円」、精算可能金額「18000円」および精算後
残額「0円」が表示され、投出明細としては、投出金額
「18000円」およびカード残高「0円」が表示され
る。そして、カード管理テーブル121においては、現
金入金およびデビット決済に係る残度数および使用度数
は、「0」にリセットされる。
【0150】なお、図7(b)に示す精算条件テーブル
122においては、デビット決済分について「精算可」
が設定されているが、使用度数要件および手数料は
「無」が設定されているため、識別データ「0002」
および「0003」(図5参照)の具体例についても、
図11(b)および(c)に示すように、上記で説明し
た同図(a)の具体例と同様になる。
【0151】(3)図12について 図12に示す具体例は、図7(c)に示す精算条件テー
ブル122を有する場合の精算明細および投出明細であ
る。ここで、図12(a)に示す識別データ「000
1」(図5参照)の具体例について説明すると、図7
(c)に示す精算条件テーブル122においては、デビ
ット決済分について「精算可」が設定されており、使用
度数要件は「無」であるが、手数料は「200円」が設
定されているため、手数料付きの精算用データがターミ
ナルコントローラ120からカード精算機100に送信
される(図9に示すステップS910)。すなわち、現
金入金の残度数「80」、デビット入金の残度数「10
0」、デビット入金の使用度数「0」および手数料「2
00円」を含んだ精算用データが送信される。
【0152】かかる精算用データを受信したカード精算
機100においては、精算用データに精算不可理由およ
び使用要件不備理由がないため、現金入金の残度数「8
0」およびデビット決済の残度数「100」から精算可
能金額「18000円」を算定するとともに、精算後残
額「0円」を算定する。そして、手数料が「200円」
であるので、精算可能金額を「17800円」に調整す
る。
【0153】このため、図12(a)に示すように、精
算明細としては、現金入金残額「8000円」、デビッ
ト残額「10000円」、使用金額「0円」、手数料
「200円」精算可能金額「17800円」および精算
後残額「0円」が表示され、投出明細としては、投出金
額「17800円」およびカード残高「0円」が表示さ
れる。そして、カード管理テーブル121においては、
現金入金およびデビット決済に係る残度数および使用度
数は、「0」にリセットされる。
【0154】なお、図7(c)に示す精算条件テーブル
122においては、デビット決済分について「精算可」
が設定おり、使用度数要件は「無」であるが、手数料は
「200円」が設定されているため、識別データ「00
02」および「0003」(図5参照)の具体例につい
ても、図12(b)および(c)に示すように、上記で
説明した同図(a)の具体例と同様になる。
【0155】(4)図13について 図13に示す具体例は、図7(d)に示す精算条件テー
ブル122を有する場合の精算明細および投出明細であ
る。ここで、図13(a)に示す識別データ「000
1」(図5参照)の具体例について説明すると、図7
(d)に示す精算条件テーブル122においては、デビ
ット決済分について「精算可」が設定されているが、使
用度数要件は「1以上」であり、手数料は「無」が設定
されている。一方、識別データ「0001」のデビット
決済の使用度数は、図5に示すように、使用度数「0」
であり、使用度数要件である「1以上」を満たさない。
【0156】したがって、使用要件不備理由付きの精算
用データがターミナルコントローラ120からカード精
算機100に送信される(図9に示すステップS90
7)。すなわち、現金入金の残度数「80」、デビット
入金の残度数「100」、デビット入金の使用度数
「0」および使用要件不備理由「1以上」を含んだ精算
用データが送信される。
【0157】かかる精算用データを受信したカード精算
機100においては、精算用データに使用要件不備理由
があるため、デビット決済の残度数「100」を無視
し、現金入金の残度数「80」のみから精算可能金額
「8000円」を算定するとともに、無視したデビット
決済の残度数「100」から精算後残額「10000
円」を算定する。
【0158】このため、図13(a)に示すように、精
算明細としては、現金入金残額「8000円」、デビッ
ト残額「10000円」、使用金額「0円」、「未使用
のため精算できません」という精算理由、精算可能金額
「8000円」および精算後残額「10000円」が表
示され、投出明細としては、投出金額「8000円」お
よびカード残高「10000円」が表示される。そし
て、カード管理テーブル121においては、現金入金に
係る残度数および使用度数は、「0」にリセットされ、
デビット決済に係る残度数および使用度数は、そのまま
維持される。
【0159】これとは異なり、識別データ「0002」
のデビット決済の使用度数は、図5に示すように、使用
度数「5」であり、使用度数要件である「1以上」を満
たすため、手数料なしの精算用データがターミナルコン
トローラ120からカード精算機100に送信される
(図9に示すステップS909)。すなわち、現金入金
の残度数「70」、デビット入金の残度数「95」、デ
ビット入金の使用度数「5」および手数料「無(0
円)」を含んだ精算用データが送信される。
【0160】かかる精算用データを受信したカード精算
機100においては、精算用データに精算不可理由およ
び使用要件不備理由がないため、現金入金の残度数「7
0」およびデビット決済の残度数「95」から精算可能
金額「16500円」を算定するとともに、精算後残額
「0円」を算定する。なお、手数料なし(0円)なの
で、精算可能金額「16500円」は調整されない。
【0161】このため、図13(b)に示すように、精
算明細としては、現金入金残額「7000円」、デビッ
ト残額「9500円」、使用金額「500円」、手数料
「0円」、精算可能金額「16500円」および精算後
残額「0円」が表示され、投出明細としては、投出金額
「16500円」およびカード残高「0円」が表示され
る。そして、カード管理テーブル121においては、現
金入金およびデビット決済に係る残度数および使用度数
は、「0」にリセットされる。
【0162】なお、識別データ「0003」も使用度数
要件「1以上」を満たすので(図5参照)、図13
(c)に示すように、上記で説明した同図(b)の具体
例と同様になる。
【0163】(5)図14について 図14に示す具体例は、図7(e)に示す精算条件テー
ブル122を有する場合の精算明細および投出明細であ
る。ここで、図14(a)に示す識別データ「000
1」(図5参照)の具体例について説明すると、図7
(e)に示す精算条件テーブル122においては、デビ
ット決済分について「精算可」が設定されているが、使
用度数要件は「1以上」であり、手数料は「200円」
が設定されている。一方、識別データ「0001」のデ
ビット決済の使用度数は、図5に示すように、使用度数
「0」であり、使用度数要件である「1以上」を満たさ
ない。
【0164】したがって、使用要件不備理由付きの精算
用データがターミナルコントローラ120からカード精
算機100に送信される(図9に示すステップS90
7)。すなわち、上記の図13(a)に示した場合と同
様の精算用データが送信される。このため、図14
(a)に示すように、精算明細および投出明細も、図1
3(a)に示した具体例と同様のものとなる。
【0165】これとは異なり、識別データ「0002」
のデビット決済の使用度数は、図5に示すように、使用
度数「5」であり、使用度数要件である「1以上」を満
たすが、手数料「200円」が設定されているため、手
数料付きの精算用データがターミナルコントローラ12
0からカード精算機100に送信される(図9に示すス
テップS910)。すなわち、上記の図12(b)に示
した場合と同様の精算用データが送信される。このた
め、図14(b)に示すように、精算明細および投出明
細も、図12(b)に示した具体例と同様のものとな
る。
【0166】なお、識別データ「0003」も使用度数
要件「1以上」を満たすが(図5参照)、手数料「20
0円」が設定されているため、図14(c)に示すよう
に、上記で説明した同図(b)の具体例と同様になる。
【0167】(6)図15について 図15に示す具体例は、図7(f)に示す精算条件テー
ブル122を有する場合の精算明細および投出明細であ
る。ここで、図15(a)に示す識別データ「000
1」(図5参照)の具体例について説明すると、図7
(f)に示す精算条件テーブル122においては、デビ
ット決済分について「精算可」が設定されているが、使
用度数要件は「30以上」であり、手数料は「無」が設
定されている。一方、識別データ「0001」のデビッ
ト決済の使用度数は、図5に示すように、使用度数
「0」であり、使用度数要件である「30以上」を満た
さない。
【0168】したがって、使用要件不備理由付きの精算
用データがターミナルコントローラ120からカード精
算機100に送信される(図9に示すステップS90
7)。すなわち、現金入金の残度数「80」、デビット
入金の残度数「100」、デビット入金の使用度数
「0」および使用要件不備理由「30以上」を含んだ精
算用データが送信される。
【0169】かかる精算用データを受信したカード精算
機100においては、精算用データに使用要件不備理由
があるため、デビット決済の残度数「100」を無視
し、現金入金の残度数「80」のみから精算可能金額
「8000円」を算定するとともに、無視したデビット
決済の残度数「100」から精算後残額「10000
円」を算定する。
【0170】このため、図15(a)に示すように、精
算明細としては、現金入金残額「8000円」、デビッ
ト残額「10000円」、使用金額「0円」、「使用要
件(3千円)不備のため精算できません」という精算理
由、精算可能金額「8000円」および精算後残額「1
0000円」が表示され、投出明細としては、投出金額
「8000円」およびカード残高「10000円」が表
示される。そして、カード管理テーブル121において
は、現金入金に係る残度数および使用度数は、「0」に
リセットされ、デビット決済に係る残度数および使用度
数は、そのまま維持される。
【0171】なお、識別データ「0002」も使用度数
要件「30以上」を満たさないので(図5参照)、図1
5(b)に示すように、上記で説明した同図(a)の具
体例と同様になる。
【0172】これとは異なり、識別データ「0003」
のデビット決済の使用度数は、図5に示すように、使用
度数「40」であり、使用度数要件である「30以上」
を満たし、また、手数料「無(0円)」が設定されてい
るため、手数料なしの精算用データがターミナルコント
ローラ120からカード精算機100に送信される(図
9に示すステップS909)。すなわち、上記の図13
(c)に示した場合と同様の精算用データが送信され
る。このため、図15(c)に示すように、精算明細お
よび投出明細も、図13(c)に示した具体例と同様の
ものとなる。
【0173】(7)図16について 図16に示す具体例は、図7(g)に示す精算条件テー
ブル122を有する場合の精算明細および投出明細であ
る。ここで、図16(a)に示す識別データ「000
1」(図5参照)の具体例について説明すると、図7
(g)に示す精算条件テーブル122においては、デビ
ット決済分について「精算可」が設定されているが、使
用度数要件は「30以上」であり、手数料は「200
円」が設定されている。一方、識別データ「0001」
のデビット決済の使用度数は、図5に示すように、使用
度数「0」であり、使用度数要件である「30以上」を
満たさない。
【0174】したがって、使用要件不備理由付きの精算
用データがターミナルコントローラ120からカード精
算機100に送信される(図9に示すステップS90
7)。すなわち、上記の図15(a)に示した場合と同
様の精算用データが送信される。このため、図16
(a)に示すように、精算明細および投出明細も、図1
5(a)に示した具体例と同様のものとなる。
【0175】なお、識別データ「0002」も使用度数
要件「30以上」を満たさないので(図5参照)、図1
5(b)に示すように、上記で説明した同図(a)の具
体例と同様になる。
【0176】これとは異なり、識別データ「0003」
のデビット決済の使用度数は、図5に示すように、使用
度数「40」であり、使用度数要件である「30以上」
を満たすが、手数料「200円」が設定されているた
め、手数料付きの精算用データがターミナルコントロー
ラ120からカード精算機100に送信される(図9に
示すステップS910)。すなわち、上記の図14
(c)に示した場合と同様の精算用データが送信され
る。このため、図16(c)に示すように、精算明細お
よび投出明細も、図14(c)に示した具体例と同様の
ものとなる。
【0177】上述してきたように、本実施の形態によれ
ば、ターミナルコントローラ120は、現金入金とデビ
ット決済に区分した価値データをカードの識別データご
とに管理するとともに、デビット決済に係る所定の精算
条件を記憶し、カード精算機100は、かかるデビット
決済に係る所定の精算条件に基づいてデビット決済の価
値データを精算することととしたので、デビット決済に
よる価値データの精算に関して遊技場に生じ得る不利益
を回避することができる。
【0178】すなわち、精算条件テーブル122に、デ
ビット決済の価値データの精算を許可しない旨が記憶さ
れている場合には、デビット決済の価値データの精算を
拒絶し、また、精算条件テーブル122に、デビット決
済の価値データについて最低限の使用度数が記憶されて
いる場合には、この最低限の使用度数を満たすものに限
ってデビット決済の価値データの精算をおこない、さら
に、精算条件テーブル122に、デビット決済の手数料
を徴収する旨が記憶されている場合には、かかる手数料
を徴収しつつデビット決済の価値データの精算をおこな
うことにより、銀行の代わりとして遊技場が使用される
おそれをなくすことができ、また、従来は遊技場が負担
していたデビット決済の手数料を遊技者から徴収するこ
とができるので、デビット決済による価値データの精算
に関して遊技場に生じ得る不利益を回避することが可能
となる。
【0179】また、本実施の形態では、遊技場の管理者
が精算条件テーブル122を自由に設定することができ
るようにしているので、遊技場は、自らの意図に沿うよ
うにデビット決済による価値データの精算に対して多種
多様な要件を要求することが可能である。
【0180】特に、デビット決済による価値データの精
算に対して、かかる価値データの精算を許可するか否
か、未使用であるものについて精算を許可しないように
するか否か、最低限の使用度数が使用されていることを
要件に精算を許可するようにするか否か、デビット決済
による手数料を徴収するか否か、さらには、最低限の使
用度数としては何度数を要件とすべきか、デビット決済
による手数料としては何円を徴収すべきかなどは、各遊
技場の意図に委ねられるべき事項であるところ、いずれ
かの精算条件しか設定されていないような精算システム
を構築することは効率的ではないので、上記のように精
算条件テーブルを多種多様に設定できることは有効であ
る。
【0181】なお、本実施の形態では、精算条件テーブ
ル122がデビット決済に係る精算条件として、精算可
否に係る情報、最低使用度数に係る情報および手数料に
係る情報を記憶する場合を示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、これらの精算条件うち
のいずれか1つを記憶する場合やいずれか2つを記憶す
る場合にも同様に適用することができる。
【0182】また、本実施の形態では、ターミナルコン
トローラ120が精算条件テーブル122を備えて各種
の判定をおこなう場合を示したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、カード精算機100が精算条件テ
ーブル122を備えて各種の判定をおこなう場合にも同
様に適用することができる。
【0183】さらに、本実施の形態では、カード精算機
100がターミナルコントローラ120から受信した精
算用データに基づいて精算可能金額を算定する場合を示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ター
ミナルコントローラ120が精算可能金額を算定し、こ
の精算可能金額を含んだ精算用データをカード精算機1
00に送信する場合にも同様に適用することができる。
【0184】また、本実施の形態では、カード精算機1
00の表示部104により精算の内容を遊技者に報知す
る場合を示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、スピーカなどの音声出力装置により遊技者に報知
する場合にも同様に適用することができ、さらに、プリ
ンタなどの印刷装置により表示部104に表示された精
算の内容を出力して遊技者に報知する場合にも同様に適
用することができる。
【0185】なお、本実施の形態で説明した記録媒体精
算方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナ
ル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュ
ータで実行することによって実現することができる。こ
のプログラムは、インターネットなどのネットワークを
介して配布することができる。また、このプログラム
は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで
読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによ
って記録媒体から読み出されることによって実行するこ
ともできる。
【0186】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、管理装置は、少なくともデビット決済による入
金条件を含んだ所定の入金条件ごとに区分した有価価値
を識別情報ごとに管理テーブルにより管理し、記録媒体
精算装置から識別情報を受け付けた際に、各入金条件ご
との複数の有価価値を含んだ精算情報を管理テーブルに
基づいて返送し、記録媒体精算装置は、記録媒体を受け
入れた際に、該記録媒体に記録された識別情報を管理装
置に送信して精算情報を要求し、要求に応答して管理装
置から返送される精算情報およびデビット決済に係る所
定の精算条件に基づいて記録媒体の精算をおこなうこと
としたので、デビット決済による価値データの精算に際
して特別の精算条件を遊技者に要求することができ、も
ってデビット決済による価値データの精算に関して遊技
場に生じ得る不利益を回避することが可能な記録媒体精
算システムが得られるという効果を奏する。
【0187】また、請求項2の発明によれば、デビット
決済の有価価値の精算を許可するか否かを示した精算可
否情報を精算条件テーブルにより記憶し、記録媒体精算
装置は、精算条件テーブルによりデビット決済の有価価
値について精算を許可する旨の精算可否情報が記憶され
ている場合には、精算情報に含まれる全入金条件の有価
価値に相当する金額の貨幣を精算し、精算条件テーブル
によりデビット決済の有価価値について精算を許可しな
い旨の精算可否情報が記憶されている場合には、精算情
報に含まれる全入金条件の有価価値から該デビット決済
の有価価値を差し引いた有価価値に相当する金額の貨幣
を精算することとしたので、デビット決済による価値デ
ータについては精算を拒絶するという特別の精算条件を
遊技者に要求することができ、もってデビット決済によ
る価値データの精算に関して遊技場に生じ得る不利益を
回避することが可能な記録媒体精算システムが得られる
という効果を奏する。
【0188】また、請求項3の発明によれば、デビット
決済の有価価値について、遊技者により使用されるべき
最低限の有価価値の使用度数を示した最低使用度数を精
算条件テーブルにより記憶し、デビット決済時から精算
時までに使用されたデビット決済の有価価値の使用度数
が精算条件テーブルにより記憶された最低使用度数以上
であるか否かを判定し、記録媒体精算装置は、デビット
決済の有価価値の使用度数が最低使用度数以上であるも
のと判定された場合には、精算情報に含まれる全入金条
件の有価価値に相当する金額の貨幣を精算し、デビット
決済の有価価値の使用度数が最低使用度数以上でないも
のと判定された場合には、精算情報に含まれる全入金条
件の有価価値から該デビット決済の有価価値を差し引い
た有価価値に相当する金額の貨幣を精算することとした
ので、デビット決済による価値データについて未使用で
あるものについて精算を許可しないことや、最低限の使
用度数が使用されているものに限り精算を許可すること
などの特別の精算条件を遊技者に要求することができ、
もってデビット決済による価値データの精算に関して遊
技場に生じ得る不利益を回避することが可能な記録媒体
精算システムが得られるという効果を奏する。
【0189】また、請求項4の発明によれば、デビット
決済の有価価値の精算に際して遊技者から徴収すべき手
数料を精算条件テーブルにより記憶し、記録媒体精算装
置は、精算情報に含まれる全入金条件の有価価値に相当
する金額から精算条件テーブルにより記憶された手数料
を差し引いた金額の貨幣を精算することとしたので、デ
ビット決済による価値データの精算に際しては手数料を
徴収するという特別の精算条件を遊技者に要求すること
ができ、もってデビット決済による価値データの精算に
関して遊技場に生じ得る不利益を回避することが可能な
記録媒体精算システムが得られるという効果を奏する。
【0190】また、請求項5の発明によれば、デビット
決済の有価価値の精算を許可するか否かを示した精算可
否情報、該デビット決済の有価価値について、遊技者に
より使用されるべき最低限の有価価値の使用度数を示し
た最低使用度数および該デビット決済の有価価値の精算
に際して遊技者から徴収すべき手数料を精算条件テーブ
ルにより記憶し、精算条件テーブルによりデビット決済
の有価価値について精算を許可する旨の精算可否情報が
記憶されている場合に、デビット決済時から精算時まで
に使用されたデビット決済の有価価値の使用度数が精算
条件テーブルにより記憶された最低使用度数以上である
か否かを判定し、記録媒体精算装置は、デビット決済の
有価価値の使用度数が最低使用度数以上であるものと判
定された場合には、精算情報に含まれる全入金条件の有
価価値に相当する金額から精算条件テーブルにより記憶
された手数料を差し引いた金額の貨幣を精算し、精算条
件テーブルによりデビット決済の有価価値について精算
を許可しない旨の精算可否情報が記憶されている場合、
または、デビット決済の有価価値の使用度数が最低使用
度数以上でないものと判定された場合には、精算情報に
含まれる全入金条件の有価価値から該デビット決済の有
価価値を差し引いた有価価値に相当する金額の貨幣を精
算することとしたので、遊技場は、自らの意図に沿うよ
うにデビット決済による価値データの精算に対して多種
多様な精算条件を要求することができ、もってデビット
決済による価値データの精算に関して遊技場に生じ得る
不利益を回避することが可能な記録媒体精算システムが
得られるという効果を奏する。
【0191】また、請求項6の発明によれば、精算可否
情報、最低使用度数および/または手数料を設定する設
定手段を備え、精算条件テーブルは、設定された精算可
否情報、最低使用度数および/または手数料を記憶する
こととしたので、デビット決済に係る精算条件を容易に
変更設定することが可能な記録媒体精算システムが得ら
れるという効果を奏する。
【0192】また、請求項7の発明によれば、記録媒体
精算装置は、精算の内容を遊技者に報知することとした
ので、手数料を徴収した旨や使用要件を満たさない旨な
どを遊技者に報知して、遊技者との間にトラブルを生じ
させることなく、デビット決済による価値データを精算
することが可能な記録媒体精算システムが得られるとい
う効果を奏する。
【0193】また、請求項8の発明によれば、管理装置
は、記録媒体精算装置から精算の内容を取得し、取得し
た精算の内容に基づいて管理テーブルが管理する有価価
値を更新することとしたので、精算後に有価価値が残存
する場合でも、新たに記録媒体を発行することなく、精
算後の遊技再開に対応することが可能な記録媒体精算シ
ステムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る遊技システムの全体構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示した遊技システムに用いられるカード
を説明するための図である。
【図3】図1に示した遊技システムに用いられるカード
を説明するための図である。
【図4】図1に示したターミナルコントローラの構成を
示すブロック図である。
【図5】図4に示したカード管理テーブルに記憶される
情報の構成例を示す図である。
【図6】図4に示した表示部による精算条件設定画面の
表示例を示す図である。
【図7】図4に示した精算条件テーブルに記憶される情
報の構成例を示す図である。
【図8】図1に示したカード精算機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】本実施の形態によるカード精算の処理手順を示
すフローチャートである。
【図10】カード精算機の表示部による精算内容の表示
例を示す図である。
【図11】カード精算機の表示部による精算内容の表示
例を示す図である。
【図12】カード精算機の表示部による精算内容の表示
例を示す図である。
【図13】カード精算機の表示部による精算内容の表示
例を示す図である。
【図14】カード精算機の表示部による精算内容の表示
例を示す図である。
【図15】カード精算機の表示部による精算内容の表示
例を示す図である。
【図16】カード精算機の表示部による精算内容の表示
例を示す図である。
【符号の説明】
100 カード精算機 101 カード挿入/投出口 105 表示部 106 紙幣投出口 108 硬貨投出口 110 記憶部 111 通信制御部 112 制御部 112a 精算可否判定部 112b 使用要件不備判定部 112c 手数料有無判定部 112d 精算可能金額算定部 112e 精算可能金額調整部 112f 精算明細データ作成部 112g 投出明細データ作成部 120 ターミナルコントローラ 121 カード管理テーブル 122 精算条件テーブル 123 入出力部 124 表示部 125 通信制御部 126 制御部 126a テーブル更新部 126b 精算可否判定部 126c 使用度数要件判定部 126d 手数料徴収判定部 126e 精算用データ作成部 127 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀尾 明彦 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BA88 BB03 BB07 BB11 BB29 BB33 CA02 CA23 CA35 3E044 AA05 BA04 DA06 DC05 DE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技場にて使用される記録媒体に記録さ
    れた識別情報に対応する有価価値を管理する管理装置
    と、前記記録媒体を受け入れて、該受け入れた記録媒体
    を前記管理装置が管理する有価価値に基づいて貨幣に精
    算する記録媒体精算装置とを有する記録媒体精算システ
    ムであって、 前記管理装置は、 少なくともデビット決済による入金条件を含んだ所定の
    入金条件ごとに区分した有価価値を前記識別情報ごとに
    管理する管理テーブルと、前記記録媒体精算装置から識
    別情報を受け付けた際に、各入金条件ごとの複数の有価
    価値を含んだ精算情報を前記管理テーブルに基づいて返
    送する返送手段とを備え、 前記記録媒体精算装置は、 記録媒体を受け入れた際に、該記録媒体に記録された識
    別情報を前記管理装置に送信して前記精算情報を要求す
    る精算情報要求手段と、前記精算情報要求手段による要
    求に応答して前記管理装置から返送される精算情報およ
    び前記デビット決済に係る所定の精算条件に基づいて前
    記記録媒体の精算をおこなう精算手段を備えたことを特
    徴とする記録媒体精算システム。
  2. 【請求項2】 前記デビット決済の有価価値の精算を許
    可するか否かを示した精算可否情報を記憶する精算条件
    テーブルをさらに備え、 前記精算手段は、前記精算条件テーブルにより前記デビ
    ット決済の有価価値について精算を許可する旨の精算可
    否情報が記憶されている場合には、前記精算情報に含ま
    れる全入金条件の有価価値に相当する金額の貨幣を精算
    し、前記精算条件テーブルにより前記デビット決済の有
    価価値について精算を許可しない旨の精算可否情報が記
    憶されている場合には、前記精算情報に含まれる全入金
    条件の有価価値から該デビット決済の有価価値を差し引
    いた有価価値に相当する金額の貨幣を精算することを特
    徴とする請求項1に記載の記録媒体精算システム。
  3. 【請求項3】 前記デビット決済の有価価値について、
    遊技者により使用されるべき最低限の有価価値の使用度
    数を示した最低使用度数を記憶する精算条件テーブル
    と、デビット決済時から精算時までに使用されたデビッ
    ト決済の有価価値の使用度数が前記精算条件テーブルに
    より記憶された最低使用度数以上であるか否かを判定す
    る判定手段とをさらに備え、 前記精算手段は、前記判定手段により前記デビット決済
    の有価価値の使用度数が前記最低使用度数以上であるも
    のと判定された場合には、前記精算情報に含まれる全入
    金条件の有価価値に相当する金額の貨幣を精算し、前記
    判定手段により前記デビット決済の有価価値の使用度数
    が前記最低使用度数以上でないものと判定された場合に
    は、前記精算情報に含まれる全入金条件の有価価値から
    該デビット決済の有価価値を差し引いた有価価値に相当
    する金額の貨幣を精算することを特徴とする請求項1に
    記載の記録媒体精算システム。
  4. 【請求項4】 前記デビット決済の有価価値の精算に際
    して遊技者から徴収すべき手数料を記憶する精算条件テ
    ーブルをさらに備え、 前記精算手段は、前記精算情報に含まれる全入金条件の
    有価価値に相当する金額から前記精算条件テーブルによ
    り記憶された手数料を差し引いた金額の貨幣を精算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体精算システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記デビット決済の有価価値の精算を許
    可するか否かを示した精算可否情報、該デビット決済の
    有価価値について、遊技者により使用されるべき最低限
    の有価価値の使用度数を示した最低使用度数および該デ
    ビット決済の有価価値の精算に際して遊技者から徴収す
    べき手数料を記憶した精算条件テーブルと、前記精算条
    件テーブルにより前記デビット決済の有価価値について
    精算を許可する旨の精算可否情報が記憶されている場合
    に、デビット決済時から精算時までに使用されたデビッ
    ト決済の有価価値の使用度数が前記精算条件テーブルに
    より記憶された最低使用度数以上であるか否かを判定す
    る判定手段とをさらに備え、 前記精算手段は、前記判定手段により前記デビット決済
    の有価価値の使用度数が前記最低使用度数以上であるも
    のと判定された場合には、前記精算情報に含まれる全入
    金条件の有価価値に相当する金額から前記精算条件テー
    ブルにより記憶された手数料を差し引いた金額の貨幣を
    精算し、前記精算条件テーブルにより前記デビット決済
    の有価価値について精算を許可しない旨の精算可否情報
    が記憶されている場合、または、前記判定手段により前
    記デビット決済の有価価値の使用度数が前記最低使用度
    数以上でないものと判定された場合には、前記精算情報
    に含まれる全入金条件の有価価値から該デビット決済の
    有価価値を差し引いた有価価値に相当する金額の貨幣を
    精算することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体精
    算システム。
  6. 【請求項6】 前記精算可否情報、最低使用度数および
    /または手数料を設定する設定手段をさらに備え、前記
    精算条件テーブルは、該設定手段により設定された精算
    可否情報、最低使用度数および/または手数料を記憶す
    ることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載
    の記録媒体精算システム。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体精算装置は、前記精算手段
    による精算の内容を遊技者に報知する報知手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに
    記載の記録媒体精算システム。
  8. 【請求項8】 前記管理装置は、前記記録媒体精算装置
    から前記精算手段による精算の内容を取得する取得手段
    と、前記取得手段により取得した精算の内容に基づいて
    前記管理テーブルが管理する有価価値を更新する更新手
    段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか一つに記載の記録媒体精算システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041779A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Glory Ltd 遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法、カード発行機、及び遊技媒体貸出機

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