JP2002346155A

JP2002346155A - 遊技機枠

Info

Publication number: JP2002346155A
Application number: JP2001153493A
Authority: JP
Inventors: Hideo Kobayashi; 英雄小林; Hiroyuki Nakada; 博幸中田
Original assignee: Heiwa Corp
Current assignee: Heiwa Corp
Priority date: 2001-05-23
Filing date: 2001-05-23
Publication date: 2002-12-03

Abstract

(57)【要約】【課題】運搬時や保管時に遊技機枠の専有スペースを
少なくできるとともに、遊技機枠を島に固定する際等に
おいて、遊技機枠の組立作業を簡単にすることができる
遊技機枠を得る。【解決手段】複数に分割された上，下コ字状枠２，３
（分割枠）を連結して折畳み可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機を取付ける遊技機枠に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、実開平７−３７２７３号公報に
は、パチンコ機，スロット機等の遊技機の遊技機枠を縦
横に２分割し、分割した４つのＬ字状の分割枠同士をね
じで連結して遊技機枠を構成している。これによれば、
ねじを外して遊技機枠を４つに分割できるので、運搬時
や保管時に遊技機枠の専有スペースを少なくできる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の遊技機枠によれば、４つに分割して運搬し、パ
チンコホール等の遊技ホールに搬入した後に、遊技機枠
を島に固定する際等には、ねじ等を用いて遊技機枠を組
立てねばならず、この組立作業に手間がかかり、煩雑で
あるという課題があった。

【０００４】本発明は、運搬時や保管時に遊技機枠の専
有スペースを少なくできるとともに、遊技機枠を島に固
定する際等において、遊技機枠の組立作業を簡単にする
ことができる遊技機枠を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
遊技機枠は、複数に分割された分割枠を連結して折畳み
可能に構成した。また、請求項２に係る遊技機枠は、上
記各分割枠を分離可能に構成した。

【０００６】

【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、本発明の実
施の形態１を図に基づいて説明する。図１（ａ）は、本
発明の実施の形態１による遊技機枠としての固定枠を示
す正面図であり、この固定枠１は、矩形状の枠に構成さ
れるものであるが、本実施の形態の固定枠１は、矩形状
の固定枠を上下に２分割して成る２つの分割枠としての
上，下コ字状枠２，３をヒンジ４（蝶番）により連結
し、このヒンジ４を介して折畳み可能に構成されてい
る。従って、図１（ｂ）に示すように、上コ字状枠２を
下コ字状枠３の方向に折畳むことにより、通常の折畳み
可能ではない固定枠に比べて高さを半分にできる。

【０００７】上記下コ字状枠３は、下板５と、側板６７
の下半分を構成する脚部６，６と、この脚部６，６の下
端側における前面側（遊技者側）に取付けられる幕板５
０と、一方の脚部６の下端側に相当する位置に取付けら
れた下サポートヒンジ部８Ａとを備える。また、上コ字
状枠２は、上板９と、側板６７の上半分を構成する脚部
７，７と、一方の脚部７の上端側に相当する位置に取付
けられた上サポートヒンジ部８Ｂとを備える。そして、
上，下コ字状枠２，３は、下コ字状枠３の脚部６，６の
上端面６ａ，６ａに、上コ字状枠２の脚部７，７の上端
面７ａ，７ａを突き合せた状態で、ヒンジ４により連結
固定される（図１（ｂ）及び図２参照）。

【０００８】尚、ヒンジ４により連結固定される上，下
コ字状枠２，３の上下端の連結部分１００においては、
ヒンジ４を取付ける部分を凹部１０に形成しておくこと
が望ましい。

【０００９】次に、上記固定枠１の作用を説明する。本
実施の形態による固定枠１によれば、運搬時や保管時に
は、図１（ｂ）の矢印Ａに示すように、折畳んだ状態で
運搬したり、保管することができるので、固定枠１の専
有スペースを少なくできる。従って、トラック等に積載
して運搬する際により多くの固定枠１を運搬できる。ま
た、保管スペースも少なくできるので、多くの保管スペ
ースを確保しなければならなかったり、敷地や空間の有
効活用が図れない等の問題を解消できる。そして、パチ
ンコホール等の遊技ホールの島に遊技機を設置する場合
に、固定枠１を、折畳んだ状態から図１（ａ）に示す正
規の状態にして、上板９及び下板５を釘などで島に固定
する。そして、遊技機を搭載した開閉枠（図示せず）
を、上，下サポートヒンジ部８Ａ，８Ｂを介して固定枠
１に開閉自在に取付けることにより、遊技機の設置が完
了する。尚、開閉枠はロック片（図示せず）を備えてお
り、このロック片が、固定枠１の側板６７の内面に設け
られたロック受け片（図示せず）に係止することによ
り、開閉枠は閉じた状態に固定され、ロック片の係止を
解除することにより、片開き可能になる。また、上記
上，下サポートヒンジ部８Ａ，８Ｂは、開閉枠の重量に
支えるために、強度の大きいものが用いられ、上サポー
トヒンジ部８Ａは側板３Ｂ側の上端側において、下サポ
ートヒンジ部８Ｂは側板３Ｂ側における幕板１５の上側
において、固定枠１に強固に固定されている。

【００１０】尚、固定枠１を正規の状態に保持させるた
めに、図１（ｂ）に示すように、例えば、下コ字状枠３
の少なくとも一方の脚部７の下端面７ａ側に係止溝１１
を形成し、対応する脚部６の上端面６ａに係止爪１２を
備えたフック１３を設けるようにして、固定枠１を正規
の状態に保持（ロック）できるように構成してもよい。
ただ、固定枠１が島に固定されたとき、固定枠１に上，
下サポートヒンジ部８Ａ，８Ｂを介して開閉枠が取付け
られたときは、固定枠１は正規の状態に保持されるた
め、上記係止溝１１，フック１３によるロック機構は必
ずしも必要ではない。

【００１１】また、固定枠１の交換時には、島から固定
枠１を取外し、折畳んでコンパクトにできるため、従来
のような分解作業の必要な遊技機枠と比べて、作業手間
を大幅に削減できる。

【００１２】本実施の形態１の固定枠１によれば、運搬
時や保管時に専有スペースを少なくできるとともに、固
定枠１を島に固定する際等において、折畳んだ状態の固
定枠１を正規の状態（図１（ａ）の状態）に設定すれば
よいだけなので、組立作業を不要とできる。尚、従来で
示した遊技機枠のように４分割の分割枠で構成されたも
のでは、運搬時にばらばらに運搬しなくてはならず、ま
た、安定性も悪いので、実施の形態１の固定枠１に比べ
て運びにくい。また、部材がばらばらなので、保管する
場合も実施の形態１の固定枠１に比べて保管スペースが
必要になる。また、安定性が悪いので、実施の形態１の
固定枠１に比べて保管しにくい。一方、実施の形態１の
固定枠１では、折畳んだ状態でも形状が矩形枠状に保た
れるので、従来で示した遊技機枠のように４つの分割さ
れた分割枠に比べて、安定性があるので、運びやすく、
また、保管スペースを少なくできて、保管しやすいとい
う効果が得られる。

【００１３】実施の形態２．実施の形態１では、上，下
コ字状枠２，３を分離できないタイプの固定枠１を説明
したが、図３，４に示すような、雄ヒンジ１４ａ，雌ヒ
ンジ１４ｂより構成されて着脱可能となったヒンジ１４
を用いることにより、上，下コ字状枠２，３を分離でき
るようにした固定枠を構成することも可能である。本実
施の形態２によれば、上，下コ字状枠２，３を分離した
状態で、運搬，保管できるようになり、島に設置する際
には、雄ヒンジ１４ａを雌ヒンジ１４ｂに係合させた後
に図４（ｂ）のように上コ字状枠２を９０°回転させる
ことにより、上，下コ字状枠２，３を連結して固定枠１
を正規の状態（図１（ａ）の状態）に組立ててから、島
に固定すればよい。そして、固定枠１の交換時には、島
から固定枠１を取外し、上コ字状枠２を図１（ｂ）の矢
印Ａの方向に折畳んだ後に、上コ字状枠２を上方に持ち
上げれば、雄ヒンジ１４ａと雌ヒンジ１４ｂの係合が解
除されて、上，下コ字状枠２，３を分離することができ
る。本実施の形態２においては、上，下コ字状枠２，３
を分離することができて、運搬時や保管時に専有スペー
スを少なくできるとともに、固定枠を島に固定する際等
において、雄ヒンジ１４ａと雌ヒンジ１４ｂとを係合し
て固定枠を正規の状態（図１（ａ）の状態）に設定すれ
ばよいだけなので、従来と比べて組立作業を簡単にでき
る。尚、図３は上，下コ字状枠２，３の連結方法を枠の
側面から見た状態を示し、図４は上，下コ字状枠２，３
の連結方法を枠の正面から見た状態を示す。

【００１４】尚、実施の形態１，２では、固定枠を上下
に２分割した上，下コ字状枠２，３を用いて構成される
固定枠１を説明したが、固定枠を左右に２分割した左，
右コ字状枠を用いて固定枠を構成してもよい。

【００１５】また、実施の形態１，２では、２分割した
分割枠（上，下あるいは左，右コ字状枠）を連結して折
畳み可能に構成した固定枠を説明したが、３以上に分割
した分割枠を連結して折畳み可能に構成してもよい。こ
のようにすれば、実施の形態１による２分割の場合に比
べて、運搬，保管時における固定枠１の高さや横幅をさ
らにコンパクトにできる。

【００１６】

【発明の効果】本発明の請求項１に係る遊技機枠によれ
ば、複数に分割された分割枠を連結して折畳み可能に構
成したので、運搬時や保管時に専有スペースを少なくで
きるとともに、遊技機枠を島に固定する際等において、
組立作業を簡単にできる。請求項２に係る遊技機枠によ
れば、上記各分割枠を分離可能に構成したので、各分割
枠を分離した状態で、運搬，保管できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１による遊技機枠として
の固定枠を示す図であり、（ａ）は固定枠の正規の状態
を示す斜視図、（ｂ）は固定枠の折畳み方法を説明する
ための斜視図である。

【図２】分割枠としての上，下コ字状枠の連結部分の
詳細を示す図であり、（ａ）は側面図、（ｂ）は正面図
である。

【図３】実施の形態２による分割枠の連結方法を枠の
側面から見た図であり、（ａ）は連結前を示す図、
（ｂ）は連結後を示す図である。

【図４】実施の形態２による分割枠の連結方法を枠の
正面から見た図であり、（ａ）は連結前を示す図、
（ｂ）は連結後を示す図である。

【符号の説明】

１固定枠（遊技機枠）、２上コ字状枠（分割枠）、
３下コ字状枠（分割枠）、４，４０ヒンジ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数に分割された分割枠を連結して折畳
み可能に構成したことを特徴とする遊技機枠。
【請求項２】上記各分割枠を分離可能に構成したこと
を特徴とする請求項１に記載の遊技機枠。