JP2002346088A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002346088A
JP2002346088A JP2001156264A JP2001156264A JP2002346088A JP 2002346088 A JP2002346088 A JP 2002346088A JP 2001156264 A JP2001156264 A JP 2001156264A JP 2001156264 A JP2001156264 A JP 2001156264A JP 2002346088 A JP2002346088 A JP 2002346088A
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JP
Japan
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ball
closing
blade
game
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Application number
JP2001156264A
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English (en)
Inventor
Eisaku Nakamura
栄策 中村
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉羽根の開放度合いを決定し、その開放度合
いで開閉羽根を開放するように構成して、遊技性の更な
る向上を図る弾球遊技機を提供する。 【解決手段】遊技球2が第1入球手段23又は第2入球
手段24に入球して球検知手段23a,24aにより検
知されると(S1;Yes)、その検知タイミングで、抽選
用数値取得手段65により抽選用数値発生手段64で発
生された抽選用数値が取得される(S2)。取得された
抽選用数値が特定数値のとき(S3;Yes)、開放羽根3
1の開放度合いが「大」に決定され(S4)、取得され
た抽選用数値が特定数値でないとき(S3;No )、開放
羽根31の開放度合いが「小」に決定され(S5)、決
定された開放度合いで開放羽根31が開放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に、開閉羽根の開放度合いを決定し、その開放度
合いで開閉羽根を開放するように構成した弾球遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、第2種パチンコ機等の弾球遊技
機において、遊技盤の遊技領域には、遊技球が入球可能
な入球手段と、この入球手段への入球を検知する球検知
手段と、開閉可能な開閉羽根を有する可変入賞手段が設
けられている。遊技領域に投入された遊技球が入球手段
に入球し球検知手段で検知されると、可変入賞手段の開
閉羽根が所定回数(例えば、1回又は2回)開閉作動す
る。開閉羽根が開放する間(例えば、0.3 〜0.5 秒間)
に可変入賞手段に遊技球が入賞し、更に、遊技球が可変
入賞手段の内部の特定領域に入賞すると、遊技者に有利
な特別遊技状態が発生する。
【0003】この特別遊技状態では、可変入賞手段の開
閉羽根が略連続的に開閉し、その開閉動作を所定回(例
えば、18回)行うか、又は、可変入賞手段に所定個(例
えば、10個)の遊技球が入賞するか、の何れか一方を契
機に終了するラウンドが、最高で設定ラウンド(例え
ば、15ラウンド)実行可能となる。最終ラウンドを除く
各ラウンド実行中に、遊技球が可変入賞手段の特定領域
に入賞すると、そのラウンドが終了して次のラウンドに
移行する。このように、特別遊技状態が発生すると、可
変入賞手段に遊技球が入賞し易くなる。
【0004】従来の第2種パチンコ機の多くは、前記入
球手段として、第1入球手段と第2入球手段の2種類の
入球手段が設けられ、第1入球手段に遊技球が入球した
ことが検知されると開閉羽根が1回開閉し、第2入球手
段に遊技球が入球したことが検知されると開閉羽根が2
回開閉する。
【0005】他方、最近の第1種パチンコ機等の弾球遊
技機においては、通常、遊技盤の遊技領域に、ゲート型
の普通図柄始動用入球手段と、開閉可能な開閉羽根を有
する特別図柄始動用入球手段が設けられている。普通図
柄始動用入球手段に遊技球が入球したことが検知される
と、普通図柄表示手段に普通図柄が変動表示され、その
停止図柄態様が特別態様(「7」等)になった場合、特
別図柄始動用入球手段の開閉羽根が数秒間に亙って所定
回数(例えば、1回又は2回)開閉し、その間は、特別
図柄始動用入球手段に遊技球が入賞し易くなる。
【0006】尚、特別図柄始動用入球手段に遊技球が入
賞すると、特別図柄表示手段に複数の特別図柄が例えば
3列に夫々変動表示され、その停止図柄態様が特別態様
(「777」等)になった場合、その後、所定の終了条
件が充足される迄の間、開閉式の特別入賞手段が断続的
に開閉する特別遊技が発生し、特別入賞手段には多数の
遊技球が入賞するため、多大な利益還元が行われること
になる。
【0007】さて、従来の開閉羽根を有する弾球遊技機
において、開閉羽根の開閉パターンを異なせるようにし
たものが実用に供されており、具体的には上記のよう
に、第2種パチンコ機では遊技球が入球する第1,第2
入球手段よって、また、第1種パチンコ機では遊技状態
(通常状態と確変(時短)状態)によって、開閉羽根の
開閉回数を異ならせたり、開閉羽根の開放時間を異なら
せるようにしてある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 従来の開閉羽根を有
する弾球遊技機では、開閉羽根の開閉回数を異ならせた
り、開閉羽根の開放時間を異ならせることにより、開閉
羽根の異なる開閉パターンを設定しているが、このよう
な開閉パターンは最近の弾球遊技機に広く採用されてい
て定着化しているため、本願発明者は、更なる遊技性向
上の実現に向けて、これ以外の新たな開閉パターンで開
閉羽根を開閉させることができないかと考えた。
【0009】そこで、本願発明者は、従来の開閉羽根が
開閉する際、その開放度合いについては、一律であるこ
とに着眼し、そこを改良することにより、遊技性の更な
る向上を図れるであろうという考えに至った。
【0010】本発明の目的は、特に、開閉羽根の開放度
合いを決定し、その開放度合いで開閉羽根を開放するよ
うに構成することにより、遊技性の更なる向上を図る弾
球遊技機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 このような観点に基づ
き、本願発明は、開閉可能な開閉羽根と、この開閉羽根
を開閉させる羽根開閉手段とを備えた弾球遊技機におい
て、開閉羽根の開放度合いを決定する開放度合決定手段
を設け、前記羽根開閉手段は、前記開放度合決定手段で
決定された開放度合いで開閉羽根を開放するように制御
するようにしたものである。これにより、異なる開放度
合いに基づいた羽根開放をすることができる。
【0012】この開放度合決定手段による開放度合いの
決定は、球検知手段により遊技球が検知された場合に行
うのが好ましく、遊技球検知の際に取得された抽選用数
値発生手段により発生される抽選用数値に基づいて行う
ものであってもよい。更に、開放度合いは、遊技機の遊
技状態に応じて異なるようにしてもよい。また、特定の
球検知手段により遊技球が検知された場合にのみ、開放
度合いを決定するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施形態は、パチ
ンコホールの島構造体に設置される所謂第2種パチンコ
機に本発明を適用した場合の一例である。尚、パチンコ
ホールに設けられた島構造体に、その長さ方向に複数の
パチンコ機1が配設されている。
【0014】図1〜図4に示すように、パチンコ機1
は、矩形枠状の外枠3と、外枠3に開閉自在に枢着され
た前枠4とを有し、外枠3が島構造体(図示略)に着脱
自在に装着されている。前枠4には遊技盤5が裏側から
着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に窓部6aを有す
るガラス扉6と、上皿8を取付けた前面板7が夫々開閉
自在に枢着されている。
【0015】前面板7の下側において前枠4の下部に、
上皿8から溢流し又は抜き取った遊技球2を貯留する下
皿9が固定的に設けられ、この下皿9の右側に発射手段
10の発射ハンドル11が取付けられている。発射手段
10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射
ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12に
より遊技球2を発射させる発射モータ13などを備えて
いる。
【0016】図4に示すように、盤面を鉛直にして配設
される遊技盤5には、外レールと内レールとからなるガ
イドレール15がほぼ環状に設けられている。ガイドレ
ール15の内側に遊技領域5aが形成され、発射手段1
0により発射された遊技球2はガイドレール15にガイ
ドされて遊技領域5aの上部に投入される。
【0017】遊技領域5aには、多数の障害釘20、複
数の風車21、複数の普通入賞手段22、2つの第1入
球手段23、第2入球手段24、可変入賞手段25、ラ
ウンド数表示手段26、開閉度合表示手段27等が設け
られ、各第1,第2入球手段23,24近傍には、夫々
第1,第2入球手段23,24に入球する遊技球2を検
知する球検知センサ等からなる球検知手段23a,24
aが設けられている。
【0018】障害釘20と風車21は、主に遊技球2の
方向を変える部材として機能し、これら障害釘20と風
車21の配置等によって、前記普通入賞手段22と第
1,第2入球手段23,24と可変入賞手段25に、遊
技球2が入賞する難易度も設定可能であり、そこに遊技
球2が入賞すると、その入賞球1個あたり数個から10数
個の遊技球2が賞として払出される。
【0019】可変入賞手段25は遊技領域5aの中央部
分に配設され、例えば、前面部が略U字形になった入賞
手段本体30と、入賞手段本体30の上端部側に設けら
れた開閉羽根31と、入賞手段本体30の内側に形成さ
れた球遊動スペース32と、可変入賞手段25の内部に
おいて球遊動スペース32に連通状に設けられた特定領
域33及び非特定領域34等を有する。
【0020】開閉羽根31は左右1対の羽根部材31a
を有し、1対の羽根部材31aが図5(a)に示す閉位
置と図5(b)に示す第1開位置とに亙って開閉可能
に、また、1対の羽根部材31aが図6(a)に示す閉
位置と図6(b)に示す第2開位置とに亙って開閉可能
に構成されている。
【0021】1対の羽根部材31aは閉位置から、夫々
基端部の枢支軸を中心として約90度相離隔する方向へ
回動して第1開位置(図5(b))になり、このとき、
開閉羽根31(1対の羽根部材31a)の開放度合い
(開放角度)は最大となり、球遊動スペース32に遊技
球2が最も入賞し易い状態となる。
【0022】また、1対の羽根部材31aが閉位置から
夫々相離隔する方向へ約45度回動して第2開位置(図
6(b))になり、第1開位置と比べると劣るが、やは
り球遊動スペース32に遊技球2が入賞し易い状態とな
る。尚、開閉羽根31を上記のように開閉させる開閉機
構の詳細な説明は省略するが、その駆動源としてソレノ
イドアクチュエータや電動モータ等を適用可能である。
【0023】球遊動スペース32に入賞した遊技球2
は、そこで遊動して、特定領域33と非特定領域34の
何れかに入賞することになり、遊技球2の払出しが賞と
して得られ、更に、特定領域33に遊技球2が入賞する
と、通常状態では遊技者に有利な特別遊技状態が発生
し、その特別遊技状態発生中には特別遊技状態が継続可
能になるという特典が得られる。
【0024】図4に示すように、第1,第2入球手段2
3,24は遊技領域5aの下部に設けられ、左右2つの
第1入球手段23の間に第2入球手段24が配置されて
いる。第1入球手段23に遊技球2が入賞し球検知手段
23aにより検知されると、可変入賞手段25の開閉羽
根31が1回開閉し、第2入球手段24に遊技球2が入
球し球検知手段24aにより検知されると、可変入賞手
段30の開閉羽根31が2回開閉する。
【0025】ここで、前記特別遊技状態は、通常時(特
別遊技状態が発生していない状態)において、第1,第
2入球手段23,24への遊技球2の入球により、可変
入賞手段25の開閉羽根31が開閉し、その開閉により
可変入賞手段25に入賞した遊技球2が特定領域33に
入賞することで発生する。
【0026】この特別遊技状態では、可変入賞手段23
の開閉羽根31が略連続的に開閉し、その開閉動作を所
定回(例えば、18回)行うか、又は、可変入賞手段25
に所定個(例えば、10個)の遊技球2が入賞するか、の
何れか一方を契機に終了するラウンドが、最高で設定ラ
ウンド(例えば、15ラウンド)実行可能となる。最終ラ
ウンドを除く各ラウンド実行中に、遊技球2が可変入賞
手段25の特定領域33に入賞すると、そのラウンドが
終了して次のラウンドに移行する。
【0027】また、この特別遊技状態においては、開閉
羽根31の1回の開放時間(例えば、0.6 〜1秒)も長
くなるため、可変入賞手段25に多数の遊技球2が入賞
して利益還元が行われる可能性が得られる。
【0028】ラウンド数表示手段26と開閉度合表示手
段27は、例えば、夫々ドットマトリクス型又はセグメ
ント型の発光ダイオードディスプレイ(LED)からな
り、可変入賞手段25の入賞手段本体30の前面部に設
けられている。ラウンド数表示手段26には、特別遊技
状態が発生している場合に実行中のラウンド数が最大2
桁の数字で表示され、開閉度合表示手段27には、開閉
羽根31の開閉度合(例えば、図5(b)に示す「大」
や図6(b)に示す「小」)が表示される。
【0029】図2、図3に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押える裏機構板40が着脱自在
に装着されている。この裏機構板40には開口部40a
が形成され、その上側に賞球タンク43と、これから延
びるタンクレール44が設けられ、裏機構板40の下側
には払出し手段45に接続された通路ユニット46が設
けられている。
【0030】払出し手段45は入賞手段22〜25への
遊技球2の入賞により賞として遊技球2を払出すが、払
出し手段45からの遊技球2は通路ユニット46を経由
して上皿8に払出され、上皿8が遊技球2で満杯の場合
には下皿9に払出される。
【0031】裏機構板40の開口部40aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー47と、入賞手段22〜
25に入賞した遊技球2を排出する入賞球排出樋(図示
略)が夫々嵌合されている。この裏カバー47に装着さ
れたケース48の内部に主制御基板49が設けられ、そ
の前側付近に表示制御基板50が設けられている。
【0032】主制御基板49の下側において裏カバー4
7に装着されたケース51aの内部にランプ制御基板5
2が設けられ、このケース51aに隣接するケース51
bの内部にサウンド制御基板53が設けられている。こ
れらケース51a,51bの下側において裏機構板40
に装着されたケース54の内部に、電源基板55と払出
し制御基板56が夫々設けられ、発射手段10の後側に
装着されたケース57の内部に発射制御基板58が設け
られている。
【0033】このように、これら基板49,50,5
2,53,55,56,58は夫々別基板で構成されて
おり、電源基板55を除く制御基板49,50,52,
53,56,58には、CPUとROMやRAM等を有
するマイクロコンピュータ(マイコン)が夫々設けられ
ている。
【0034】主制御基板49とその他の制御基板50,
52,53,56とは、複数本の信号線を介して電気的
に接続され、主制御基板49から各制御基板50,5
2,53,56に、所定の遊技動作を実行させる為の種
々の制御信号として、制御情報を簡略化して送信可能な
コマンド信号を、一方向通信にてデータ送信するように
構成されている。
【0035】次に、パチンコ機1の制御装置に予め格納
されている複数の制御プログラムに基づいて達成される
種々の機能について、図7の機能ブロックに基づいて説
明する。但し、これら種々の機能は前述した複数の制御
プログラムとマイクロコンピュータ等の制御装置で達成
される。
【0036】主制御基板49上に構成された主制御手段
60は遊技に関連する制御を司り、後述の表示制御手段
70、払出し制御手段71、ランプ制御手段72、サウ
ンド制御手段73等に必要に応じて制御信号であるコマ
ンド信号を送信出力する。主制御手段60は、羽根開閉
手段61、特別遊技用羽根開閉手段62、開放度合決定
手段63、コマンド送信手段67等を備えている。
【0037】羽根開閉手段61は、通常時において第1
入球手段23に入球する遊技球2が球検知手段23aに
より検知された場合に、可変入賞手段25の開閉羽根3
1を1回開閉制御し、例えば、図8(a)に示すよう
に、第1入球手段23への入球時の1秒後から開閉羽根
31を0.3 秒かけて開状態→閉状態に切換えて1回の開
閉動作を終了させる。
【0038】また、羽根開閉手段61は、通常時におい
て第2入球手段24に入球する遊技球2が球検知手段2
4aにより検知された場合に、可変入賞手段25の開閉
羽根31を開閉制御し、例えば、図8(b)に示すよう
に、第2入球手段24への入球時の1秒後から開閉羽根
31を0.3 秒かけて開状態→閉状態に切換えて、更にそ
の1秒後から開閉羽根31を0.3 秒かけて開状態→閉状
態に切換えて2回の開閉動作を終了させる。
【0039】更に、羽根開閉手段61は、(第1,第2
入球手段23,24への遊技球2の入球による可変入賞
手段25の開閉を前提として)、可変入賞手段25の特
定領域33に遊技球2が入賞することを条件に、図8
(c)に示すように、可変入賞手段25の開閉羽根31
を略連続的に開閉制御して、前述のように特別遊技状態
を発生させ、所定の終了条件が充足されると、開閉羽根
31の開閉動作、つまり特別遊技状態を終了させる。
【0040】尚、前記終了条件については、設定された
最終ラウンドが終了したこと、又は、最終ラウンドを除
く各ラウンドにおいて、遊技球2が可変入賞手段25の
特定領域33に入賞することなく、開閉羽根31の開閉
動作が所定回(18回)行われるか、可変入賞手段25に
所定個(10個)の遊技球2が入賞したこと、である。
【0041】開放度合決定手段63は、入球手段23,
24に入球する遊技球2が球検知手段23a,24aに
より検知された場合に、抽選により開閉羽根31の開放
度合いを「大」か「小」に決定する手段であり、本実施
形態の場合、球検知手段23a,24aにより遊技球2
が検知されて開閉羽根31を開閉させる際に、前記羽根
開閉手段61が、開放度合決定手段63で決定された開
放度合いで開閉羽根31を開放するように構成してあ
る。
【0042】開放度合決定手段63は、抽選用数値発生
手段64と抽選用数値取得手段65と判定手段66とを
有し、抽選用数値発生手段64は複数の抽選用数値を順
次発生させる。抽選用数値取得手段65は、球検知手段
23a,24aで遊技球2が検知されたタイミングで、
抽選用数値発生手段65で発生された抽選用数値を取得
し、判定手段66は、抽出された抽選用数値が予め設定
された特定数値であるか否かを判定し、例えば、抽選用
数値が特定数値のときには、開閉羽根31の開放度合い
を「大」に決定し、それ以外の数値のときには開閉羽根
31の開放度合いを「小」に決定する。
【0043】コマンド送信手段67は、開放度合決定手
段63で決定された開放度合いに関する表示情報を含む
表示制御コマンドを表示制御手段70に送信し、また、
その他必要に応じて、表示制御手段70、払出し制御手
段71、ランプ制御手段72、サウンド制御手段73等
に種々の情報を含む制御コマンドを送信する。
【0044】ここで、主制御手段50で実行される一連
の制御について図9のフローチャートに基づいて説明す
る。図9に示すように、この制御が開始され、遊技球2
が第1入球手段23又は第2入球手段24に入球して球
検知手段23a,24aで検知されると(S1;Yes)、
その検知タイミングで、抽選用数値取得手段65によ
り、抽選用数値発生手段64で発生された抽選用数値が
取得される(S2)。
【0045】取得された抽選用数値が特定数値のときに
は(S3;Yes)、開放羽根31の開放度合いが「大」に
決定され(S4)、取得された抽選用数値が特定数値で
ないときには(S3;No )、開放羽根31の開放度合い
が「小」に決定される(S5)。次に、その決定された
開放度合いが開放度合表示手段27に表示されるよう
に、表示制御手段70に対して開放度合いの表示制御指
示が行われる(S6)。
【0046】次に、羽根開閉手段61により開閉羽根3
1が開閉制御され(S7)、開放度合決定手段63で決
定された開放度合いで開閉羽根31を開放するが、この
とき、前述のように、遊技球2が第1入球手段23に入
球した場合には、図8(a)のタイムチャートに示すパ
ターンで開閉羽根31を1回開閉動作させ、遊技球2が
第2入球手段24に入球した場合には、図8(b)のタ
イムチャートに示すパターンで開閉羽根31を2回開閉
動作させる。
【0047】S7における開閉羽根31の開閉によっ
て、可変入賞手段25の特定領域33に遊技球2が入賞
すると(S8;Yes)、特別遊技が発生し(S9)、前述
のように、羽根開閉手段61により、図8(c)のタイ
ムチャートに示すパターンで開閉羽根31が開閉制御さ
れて、特別遊技が継続される(S10)。このとき、終
了条件が充足されると(S11;Yes)特別遊技が終了し
て(S12)S1へリターンし、終了条件が充足されな
ければ(S11;No )S10へリターンする。
【0048】表示制御基板52上に構成された表示制御
手段70は、主制御手段60から送信されてきた表示制
御コマンドに基づいて、特別遊技状態が発生している場
合にはラウンド表示手段26を制御して、そこに実行中
のラウンドを表示させると共に、羽根開放手段61によ
り開閉羽根を制御する際には、開放度合表示手段27に
開放度合決定手段63で決定された開放度合(「小」又
は「大」)を表示させる。
【0049】尚、払出し制御基板56上に払出し制御手
段71が構成され、ランプ制御基板52上にランプ制御
手段72が構成され、サウンド制御基板53上にサウン
ド制御手段73が構成され、発射制御基板58上に発射
制御手段74が構成されている。そして、主制御手段6
0からのコマンド信号に基づいて、払出し制御手段71
は払出し手段45を制御し、ランプ制御手段72はラン
プ群LPを点灯制御し、サウンド制御手段73はスピー
カSPを制御し各種効果音を発生させる。
【0050】上記のように、このパチンコ機1によれ
ば、入球手段23,24に遊技球2が入球し球検知手段
23a,24aにより遊技球2が検知された場合に、抽
選により開閉羽根31の開放度合いを決定する開放度合
決定手段63を設け、開放度合決定手段63で決定され
た開放度合いで開閉羽根31を開放制御するように羽根
開閉手段61を構成した。つまり、従来の弾球遊技機の
ように開閉羽根の定着化した開閉パターンと異なる新た
な開閉パターンで開閉羽根31を開閉させ、遊技性の更
なる向上を図ることが可能となる。
【0051】次に、変更形態について説明する。但し、
前記実施形態と基本的に同じものには同一符号を付して
説明する。 1〕開放度合決定手段63により決定される開放度合い
は、遊技機の遊技状態に応じて異なるようにしてもよ
い。例えば、開放度合決定手段63は、通常状態では、
開閉羽根31の開放度合い(角度)を約90度と45度
の何れか一方に決定するようにしているが、特別遊技状
態では、開閉羽根31の開放角度を約100度と50度
の何れか一方に決定するようにしてもよい。尚、この開
放角度を決定するタイミングについては、入球手段2
3,24に入球する遊技球2が球検知手段23a,24
aで検知されるタイミングとしてもよい。
【0052】2〕開閉羽根の羽根部材については、前記
実施形態のように1対の羽根部材31aを回動させて開
放する以外に、1対の羽根部材31aを直線的に移動さ
せて開放するものであってもよい。また、開閉羽根につ
いては、1対の羽根部材を有するもの以外に、複数(例
えば、3つ)の羽根部材を有するものとしてもよい。
【0053】3〕複数(例えば、4つ)の開閉部材31
aを有する開閉羽根31を採用した場合、羽根開閉手段
61が開閉羽根31を開閉させる際、複数の羽根部材3
1aのうちの少なくとも1つ(例えば、2つ)の羽根部
材31aのみを、開放度合決定手段63で決定された開
放度合いで開放するようにしてもよい。
【0054】4〕複数の球検知手段を設け、このうちの
特定の球検知手段により遊技球2が検知された場合にの
み、開放度合決定手段63が開閉羽根31の開放度合い
を決定するようにしてもよい。例えば、前記実施形態に
おいては、複数の球検知手段23a,24aを有する
が、球検知手段24aで遊技球2が検知された場合にの
み、開放度合決定手段63が開閉羽根31の開放度合い
を決定してもよい。
【0055】5〕例えば、遊技盤の遊技領域に、ゲート
型の普通図柄始動用入球手段と、開閉可能な開閉羽根を
有する特別図柄始動用入球手段を備えた、所謂第1種パ
チンコ機に本発明を適用可能である。この場合、普通図
柄始動用入球手段に入球する遊技球が球検知手段で検知
されると、開放度合決定手段により開閉羽根の開放度合
いが決定され、普通図柄表示手段に普通図柄が変動表示
され、その停止図柄態様が特別態様(「7」等)になっ
た場合、特別図柄始動用入球手段の開閉羽根を決定され
た開放度合いで開放するようにしてもよい。
【0056】6〕球検知手段により遊技球が検知された
場合に、開放度合決定手段により決定される開閉羽根の
開放度合いについては、前記実施形態のように大小2つ
に限らず、3以上の複数の開放度合いを設定し、そのな
かから1つの開放度合いを決定するようにしてもよい。
7〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、
前記実施形態のパチンコに、前記変更形態以外の種々の
変更を付加して実施することも可能であるし、所謂アレ
ンジボール機や雀球機等、開閉羽根を有する種々の弾球
遊技機に、本発明を適用することができる。
【0057】
【発明の効果】 上記のように、本件の弾球遊技機によ
れば、例えば球検知手段により遊技球が検知された場合
に、開放度合決定手段により開閉羽根の開放度合いを決
定し、羽根開閉手段によりその開放度合いで開閉羽根を
開放制御することができる。よって、従来の弾球遊技機
のように開閉羽根の定着化した開閉パターンと異なる新
たな開閉パターンで開閉羽根を開閉させることができる
ため、遊技性の更なる向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機の斜視図で
ある。
【図2】パチンコ機の側面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図5】(a)は開閉羽根が閉位置にある可変入賞手段
の正面図であり、(b)は開閉羽根が第1開位置にある
可変入賞手段の正面図であある。
【図6】(a)は開閉羽根が閉位置にある可変入賞手段
の正面図であり、(b)は開閉羽根が第2開位置にある
可変入賞手段の正面図であある。
【図7】パチンコ機の機能ブロック図である。
【図8】(a)〜(c)は夫々タイムチャートを示し、
(a)は第1入球手段への入球によるもの、(b)は第
2入球手段の入球によるもの、(c)は特別遊技中のも
のを夫々示している。
【図9】手段制御手段で実行される制御のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技球 23 第1入球手段 23a 球検知手段 24 第2入球手段 24a 球検知手段 31 開閉羽根 31a 羽根部材 61 羽根開閉手段 63 開放度合決定手段 64 抽選用数値発生手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な開閉羽根(31)と、この開閉羽
    根(31)を開閉させる羽根開閉手段(61)とを備えた弾球遊
    技機において、 前記開閉羽根(31)の開放度合いを決定する開放度合決定
    手段(63)を設け、 前記羽根開閉手段(61)は、前記開放度合決定手段(63)で
    決定された開放度合いで開閉羽根(31)を開放するように
    制御することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 入球手段(23,24) に入球する遊技球(2)
    を検知する球検知手段(23a,24a) を設け、この球検知手
    段(23a,24a) により遊技球(2) が検知された場合に、前
    記開放度合決定手段(63)は開閉羽根(31)の開放度合いを
    決定することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記開放度合決定手段(63)は、複数の抽
    選用数値を順次発生させる抽選用数値発生手段(64)を有
    し、前記球検知手段(23a,24a) により遊技球(2) が検知
    された場合に、抽選用数値発生手段(64)で発生された抽
    選用数値を取得し、この取得された抽選用数値に基づい
    て開閉羽根(31)の開放度合いを決定することを特徴とす
    る請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記開放度合決定手段(63)により決定さ
    れる開放度合いは、遊技機の遊技状態に応じて異なるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技
    機。
  5. 【請求項5】 複数の球検知手段(23a,24a) を設け、こ
    のうちの特定の球検知手段(24a) により遊技球(2) が検
    知された場合にのみ、開放度合決定手段(63)が開閉羽根
    (31)の開放度合いを決定することを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記開放度合決定手段(63)で決定された
    開放度合いに関連する表示を行う表示手段(27)を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊
    技機。
  7. 【請求項7】 前記開閉羽根(31)は複数の羽根部材(31
    a) を有し、前記羽根開閉手段(61)は、開閉羽根(31)を
    開閉させる際、複数の羽根部材(31a) のうちの少なくと
    も1つの羽根部材(31a) を、前記開放度合決定手段(63)
    で決定された開放度合いで開放することを特徴とする請
    求項1〜6の何れかに記載の弾球遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263191A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008043691A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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