JP2002343878A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2002343878A
JP2002343878A JP2001141895A JP2001141895A JP2002343878A JP 2002343878 A JP2002343878 A JP 2002343878A JP 2001141895 A JP2001141895 A JP 2001141895A JP 2001141895 A JP2001141895 A JP 2001141895A JP 2002343878 A JP2002343878 A JP 2002343878A
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well region
iil
bipolar transistor
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JP2001141895A
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Toshihiro Okuda
敏弘 奥田
Toshiyuki Okoda
敏幸 大古田
Satoshi Kaneko
智 金子
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IILの逆方向縦型のバイポーラトランジス
タにおいて、コレクタとベースとの幅を狭く形成するこ
とで電流増幅率を調整していたが、所望の耐圧が得られ
ず、ICの微細化による高集積化、高耐圧、電流増幅率
の向上等が要求される半導体集積回路装置およびその製
造方法に関する。 【解決手段】 本発明でのIILの逆方向縦型バイポー
ラトランジスタ31bでは、P+型のウェル領域41を
N+型の埋め込み層33と当接するように形成する。ま
た、P+型のウェル領域41の高濃度領域を深部に形成
する。そのことで、ベース輸送効率およびエミッタ注入
効率を向上させ、IILの逆方向縦型バイポーラトラン
ジスタ31bの微細化による高集積化、高耐圧、電流増
幅率の向上等を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波用のIIL
(Integrated Injection Logic)の構造およびその製
造方法に関し、詳細には、微細化、高耐圧および電流増
幅率を改善した半導体集積回路装置およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】IIL(Integrated Injection Logi
c)とは、バイポーラトランジスタによる多出力のNO
T回路で、巧みな構造によって高い集積度が得られる。
また、IILはノイズが小さいという長所が有る反面、
消費電流が大きいという欠点も有り、使用用途に応じて
用いられる。
【0003】例えば、特開平2−273964号公報に
記載されているウォッシュド・エミッタ方式で形成する
IILにおいて、一実施例を図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0004】図10に示すように、本発明のIILとN
PNトランジスタを示し、P型シリコン半導体基板1上
には、N−型エピタキシャル層2が形成されており、基
板1とエピタキシャル層2の間にはN+型埋込層3が形
成されている。そして、P+型分離領域4はエピタキシ
ャル層2を貫通して形成されており、島領域5は分離領
域4によりエピタキシャル層2が分離されて形成されて
いる。島領域5の表面には、NPNトランジスタのP型
ベース領域6、電極取出しの為のP型外部ベース領域
7、NPNトランジスタのN+型エミッタ領域8、N+
型コレクタコンタクト領域9が形成されている。
【0005】また、島領域5の表面には、IILのP−
型ベース領域10、IILのP型インジェクタ領域1
1、IILのP型外部ベース領域12が形成されてお
り、P−型ベース領域10の表面に外部ベース領域12
に囲まれる様にして複数個設けたN型の第1のコレクタ
領域13が形成されている。そして、第1のコレクタ領
域13の表面にこれよりパターンの開口部が小さくなる
ように重ねて形成したN+の第2のコレクタ領域14、
N型のカラー領域15、エピタキシャル層2表面を覆う
シリコン酸化膜16、および電極17〜24が形成され
ている。
【0006】IILは、インジェクタ領域11をエミッ
タとし、島領域5をベースとし、ベース領域10と外部
ベース領域12をコレクタとするインジェクタラテラル
PNPトランジスタと、島領域5をエミッタ、ベース領
域10をベース、第1と第2のコレクタ領域13、14
をコレクタとする逆方向縦型インバータNPNトランジ
スタとの複合構造から成る。
【0007】バイポーラNPNトランジスタは、エミッ
タ拡散用の窓をそのまま電極コンタクト孔として用いる
ウォッシュド・エミッタ構造を有し、このエミッタ拡散
により、IILの第2のコレクタ領域14が形成されて
いる。
【0008】その為、IILのパターンは図11に示す
通り、複数個の第1のコレクタ領域13が外部ベース領
域12に囲まれるようにして1つのブロック25を構成
し、夫々の第1のコレクタ領域13表面に第2のコレク
タ領域14が設けられると共に、この第2のコレクタ領
域14と略同サイズのコンタクト孔26を介して第2の
コレクタ領域14とオーミックコンタクトする電極1
9、20が夫々配置され、さらに1つのインジェクタ領
域11に対して前記ブロック25が多数個設けられると
共に、電極19、20で電気的接続をとることにより所
望のロジック機能を達成するように構成される。尚、コ
レクタ電極19、20以外の電極は図示しない。
【0009】上記した従来のIIL構造によれば、コン
タクト孔26の大きさより第1のコレクタ領域13を大
きくできるので、電極19、20間の距離やコンタクト
孔26端と電極19、20端との距離により大きさに制
限を受ける第2のコレクタ領域14よりも第1のコレク
タ領域13を大きく形成できる。従って、前記逆方向縦
型インバータNPNトランジスタのコレクタとして実質
的に働くN型半導体領域の大きさを、ベースのパターン
サイズに対して大きく採ることができるので、キャリア
のコレクタ捕獲効率が向上し、IILのβup(電流増
幅率)を向上できる。
【0010】図12〜図20を用いて、従来における半
導体集積回路装置の製造方法の一例を示すものである。
【0011】先ず、図12に示すように、半導体基板1
表面に埋込層3と分離領域4を形成する不純物を導入し
た後エピタキシャル技術によってエピタキシャル層2を
形成し、表面にIILのP−型ベース領域10を形成す
る不純物をイオン注入してから基板1全体に熱処理を加
え、P−型ベース領域10と分離領域4を熱拡散する。
【0012】次に、図13に示すように、エピタキシャ
ル層2表面からP型不純物を熱拡散して先の分離領域4
と連結させることにより、分離領域4を完成させて島領
域5を形成する。
【0013】次に、図14に示すように、エピタキシャ
ル層2表面からNPNトランジスタの外部ベース領域7
と、IILのインジェクタ領域11および外部ベース領
域12を形成するP型不純物を選択的に導入し、さらに
NPNトランジスタには外部ベース領域7より浅いベー
ス領域6を形成するP型不純物を選択的に導入する。
【0014】次に、図15に示すように、IILの島領
域5表面とP−型ベース領域10表面にリン(P)等の
N型不純物を選択的にイオン注入法等により導入し、図
16に示すように、基板1全体に熱処理を加えることに
より、先に導入したP型不純物と共にN型不純物を拡散
してIILの第1のコレクタ領域13とカラー領域15
を形成する。この際、熱酸化又はCVD法等により、第
1のコレクタ領域13表面にはシリコン酸化膜(SiO
2)から成る絶縁膜16を形成する。この絶縁膜は、カ
ラー領域15表面に電極を延在させる為に必要な酸化膜
となる。
【0015】次に、図17に示すように、各半導体領域
上の絶縁膜16の必要部分をホトエッチングすることに
より一括してコンタクト孔26を開孔し、図18に示す
ように、必要部分以外の領域をレジストマスクで覆い、
NPNトランジスタのエミッタ領域8とIILの第2の
コレクタ領域14を形成するヒ素(As)等のN型不純
物をイオン注入する。
【0016】次に、図19に示すように、基板1全体を
非酸化性雰囲気内で加熱することにより、ヒ素(As)
を拡散してNPNトランジスタのエミッタ領域8、コレ
クタコンタクト領域9、IILの第2のコレクタ領域1
4、N+型カラーコンタクト領域27を形成する。
【0017】この工程(エミッタ拡散工程)で各コンタ
クト孔26内に不可避的に生成される極く薄い酸化膜
を、図20に示すように、フッ酸(HF)を主成分とす
るエッチング液に基板1全体を浸して前記コンタクト孔
26内の薄い酸化膜をエッチング(ウォッシュ)し、コ
ンタクト孔26内の各半導体領域を露出する。
【0018】最後に、蒸着又はスパッタ法によりアルミ
ニウム(Al)等の電極材料を基板1上に形成し、これ
を所望形状にパターニングすることにより、電極17〜
24を配設することで、図10に示した従来における半
導体集積回路装置が完成する。
【0019】上記本願の製造方法によれば、NPNトラ
ンジスタのエミッタ領域8とIILの第1のコレクタ領
域13を別工程で形成するので、ウォッシュド・エミッ
タ方式のバイポーラトランジスタにβupを向上したI
ILを組み込むことが可能になる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のIIL構造では、不純物濃度が低濃度であるP−型の
ベース領域10表面にイオン注入によりコレクタ領域1
3を形成していた。そして、ベース領域10とコレクタ
領域13間の幅Wbを狭めて形成し、Wbを抑えること
でβupをコントロールする構造を形成していた。その
ため、ベース輸送効率、エミッタ注入効率は考慮しない
構造となっていた。
【0021】しかしながら、IIL構造でのβupをW
bによりコントロールしていたため、例えば、βupの
値を4〜7得ようとする場合、Wb狭めた構造が必須条
件となる。そのため、βupを目的の値に達成するため
にはWbが狭くなりコレクタ−エミッタ間電圧が低下し
てしまい、その結果、IILの耐圧が犠牲になってしま
う。その結果、βupも確保し、かつ、耐圧をも確保す
ることができるIIL構造を達成するこたができないと
いう問題があった。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の課題に鑑みてなされたもので、本発明である半導体集
積回路装置では、一導電型のシリコン基板と、該基板上
に形成される逆導電型のエピタキシャル層と、前記基板
と前記エピタキシャル層との間に形成されているIIL
の逆方向縦型バイポーラトランジスタのエミッタとなる
逆導電型の埋め込み層と、前記エピタキシャル層に形成
されている前記IILの逆方向縦型バイポーラトランジ
スタのベースとなる一導電型のウェル領域と、前記ウェ
ル領域表面に形成される前記IILの逆方向縦型バイポ
ーラトランジスタのコレクタとなる逆導電型の拡散領域
とを有する半導体集積回路装置において、前記逆導電型
の埋め込み層の高濃度領域と前記一導電型のウェル領域
の高濃度領域とが近接して形成されていることを特徴と
する。
【0023】本発明の半導体集積回路装置は、好適に
は、前記一導電型のウェル領域は前記逆導電型の埋め込
み層とほぼ当接しており、前記IILの逆方向縦型バイ
ポーラトランジスタのベース幅を厚く形成していること
を特徴とする。また、前記拡散領域は、前記拡散領域上
に形成されているポリシリコン電極からの不純物の浸み
だしにより形成されていることを特徴とする。そのこと
により、エミッタ−コレクタ電圧を確保することがで
き、高耐圧の前記IILの逆方向縦型バイポーラトラン
ジスタを実現できる。
【0024】更に、本発明の半導体集積回路装置は、好
適には、前記一導電型のウェル領域の濃度分布は深部に
おける濃度が高く浅部における濃度が低く、前記ウェル
領域と前記拡散領域との接続部における不純物濃度に対
して逆勾配を有する構造となることを特徴とする。その
ことにより、前記IILの逆方向縦型バイポーラトラン
ジスタのベース輸送効率を向上することができる。
【0025】更に、本発明の半導体集積回路装置は、好
適には、前記一導電型のウェル領域と前記逆導電型の埋
め込み層との濃度分布は、できるだけ高濃度部で交わる
ことを特徴とする。そのことにより、前記IILの逆方
向縦型バイポーラトランジスタのエミッタ注入効率を向
上することができる。
【0026】また、本発明は、上記した従来の課題に鑑
みてなされたもので、本発明である半導体集積回路装置
の製造方法では、一導電型のシリコン基板を準備する工
程と、該基板表面に逆導電型の埋め込み層をイオン注入
し、IILの逆方向縦型バイポーラトランジスタのエミ
ッタとなる前記埋め込み層を拡散すると同時に前記基板
上に逆導電型のエピタキシャル層を積層する工程と、前
記エピタキシャル層に高加速電圧のイオン注入により、
前記IILの逆方向縦型バイポーラトランジスタのベー
スとなる一導電型のウェル領域を形成する工程と、前記
ウェル領域表面に前記IILの逆方向縦型バイポーラト
ランジスタのコレクタとなる逆導電型の拡散領域を形成
する工程とを有することを特徴とする。
【0027】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、好適には、前記エピタキシャル層に高加速電圧のイ
オン注入により一導電型のウェル領域を形成する工程
は、前記ウェル領域の濃度分布において、前記ウェル領
域の深部に高濃度部を形成し浅部に低濃度を形成し、前
記ウェル領域と前記拡散領域との接続部における不純物
濃度に対して逆勾配を有する構造を形成する工程である
ことを特徴とする。そのことにより、前記IILの逆方
向縦型バイポーラトランジスタのベース輸送効率を向上
することができる。
【0028】更に、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、好適には、前記エピタキシャル層に高加速電圧
のイオン注入により一導電型のウェル領域を形成する工
程は、前記ウェル領域と前記逆導電型の埋め込み層との
濃度分布において、できるだけ高濃度部で交わる構造を
形成する工程であることを特徴とするそのことにより、
前記IILの逆方向縦型バイポーラトランジスタのエミ
ッタ注入効率を向上することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】先ず、第1の実施の形態について説明す
る。図1は、IIL31の断面図を示したものであり、
IIL31内には横型のPNPトランジスタ31aおよ
び逆方向縦型のNPNトランジスタ31bにより形成さ
れている。
【0031】尚、本実施の形態では、IIL31のみを
図示しているが、他の領域には、従来例のように、NP
Nトランジスタ等が同時に形成されている。
【0032】P−型の単結晶シリコン基板32上には、
例えば、比抵抗0.1〜3.5Ω・cm、厚さ1.0〜
3.0μmのエピタキシャル層37が形成されている。
そして、基板32およびエピタキシャル層37には、両
者を完全に貫通するP+型分離領域34によって横型の
PNPトランジスタ31aおよび逆方向縦型のNPNト
ランジスタ31bからなるIIL31を形成する島領域
が形成されている。
【0033】この分離領域34は、基板32表面から上
下方向に拡散したP+型の埋め込み層35から成り、P
+型の埋め込み層35でエピタキシャル層37を島状に
分離する。また、P+型分離領域34上には、LOCO
S酸化膜40が形成されていることで、より素子間分離
が成される。
【0034】そして、エピタキシャル層37には、N+
型の拡散領域38、39、P+型のウェル領域41およ
びP+型拡散領域42、43が形成されている。P+型
のウェル領域41には、P++型の拡散領域45、4
6、47およびN++型の拡散領域51、52が形成さ
れている。P++型の拡散領域45、46、47は、そ
れらの領域上に形成されているポリシリコン(PP)4
4から浸みだしたP型の不純物により形成されており、
N++型の拡散領域51、52は、それらの領域上に形
成されているポリシリコン(EP)50から浸みだした
N型の不純物により形成されている。
【0035】上記したように、IIL31は、横型のP
NPトランジスタ31aおよび逆方向縦型のNPNトラ
ンジスタ31bにより構成されている。横型のPNPト
ランジスタ31aは、インジェクタ領域として用いられ
ているP+型の拡散領域42をエミッタとし、エピタキ
シャル層37をベースとして、P+型の拡散領域43を
コレクタ領域として構成されている。また、逆方向縦型
のNPNトランジスタ31bは、N+型の埋め込み層3
3およびN+型の拡散領域38をエミッタとし、P+型
のウェル領域41をベースとし、N++型拡散領域5
1、52をそれぞれ第1および第2のコレクタとして構
成されている。
【0036】そして、IIL31の機能としては、イン
ジェクタ領域42上の外部電極55が電源と接続してお
り、横型のPNPトランジスタ31aにおいて、P+型
の拡散領域43と接続する外部電極56に低電圧が印加
すると横型のPNPトランジスタ31aがONし、逆方
向縦型のNPNトランジスタ31bはOFFとなる。逆
に、横型のPNPトランジスタ31aにおいて、P+型
の拡散領域43と接続する外部電極56に高電圧が印加
すると横型のPNPトランジスタ31aがOFFし、逆
方向縦型のNPNトランジスタ31bはONとなる。そ
して、逆方向縦型のNPNトランジスタ31bの第1お
よび第2のコレクタであるN++型拡散領域51、52
には外部電極57、58がポリシリコン50を介して接
続されており、更に、その外部電極57、58の先に回
路等が接続している。そのことで、その回路等は、縦型
のNPNトランジスタ31bの第1および第2のコレク
タの動作に応じて機能する。
【0037】ここで、ポリシリコン44、50について
説明するが、逆方向縦型のNPNトランジスタ31bの
ベースであるP+型のウェル領域41表面には、N++
型拡散領域51、52により第1および第2のコレクタ
が狭い領域に形成されている。しかし、ポリシリコン4
4により第1および第2のコレクタであるN++型拡散
領域51、52を確実に分離して構成することができ
る。
【0038】更に、上記したように、P++型の拡散領
域45、46、47およびN++型の拡散領域51、5
2がポリシリコン44、50による不純物の浸みだしに
より形成されているが、マスクを用いて形成する必要が
なくセルファラインとして形成されているので高集積化
に優れている構造である。
【0039】更に、ポリシリコン44上には、絶縁膜と
してTEOS(Tetraethylorthosil
icate)膜48が形成され、TEOS膜48上を含
め基板32上にはHTO膜36が形成されている。更
に、ポリシリコン44の側面にはポリシリコンによりサ
イドウォール49が形成されている。そして、TEOS
膜48およびHTO膜36を介して、ポリシリコン44
上にはポリシリコン50が形成されている。そのこと
で、それぞれポリシリコン44は高濃度のP型不純物が
イオン注入れ、また、ポリシリコン50は高濃度のN型
不純物がイオン注入さているが、高濃度層の接触による
リーク電流を防ぐことができる。
【0040】本発明のIIL31の特徴としては、逆方
向縦型のNPNトランジスタ31bのベース領域である
P+型のウェル領域がエミッタ領域であるN+型の埋め
込み層とほぼ当接している構造を有することにある。更
に、P+型のウェル領域41の濃度分布としては、P+
型のウェル領域41の深部に高濃度領域が存在し、P+
型のウェル領域41表面に近づくにつれて不純物濃度が
低くなる構造を有することにある。
【0041】更に、上記したように、P+型のウェル領
域41の深部に高濃度領域が存在することで、P+型の
ウェル領域41とN+型の埋め込み層33とが、それぞ
れの高濃度領域で交差することにある。
【0042】具体的には、本発明のIILの逆方向縦型
のNPNトランジスタ31bの濃度分布を図2(A)に
示した。縦軸に不純物濃度、横軸に深さを表示してい
る。そして、図2(B)には、従来のIILの逆方向縦
型のNPNトランジスタにおける濃度分布を示し、両者
の相違点を述べながら本発明の特徴について説明する。
【0043】図2(A)に示したように、本発明のII
Lの逆方向縦型のNPNトランジスタ31bの特徴とし
ては、ベース領域とコレクタ領域との幅Wbが広く形成
されている。そして、ベース領域の高濃度領域がベース
領域幅の中心よりも深部に形成されており、ベース領域
の高濃度領域でエミッタ領域と接続している。また、ベ
ース領域とコレクタ領域とはエピタキシャル層37の表
面付近で接続しており、ベース領域の不純物濃度に注目
すると、低濃度部で交差している。その結果、図からも
分かるように、ベース領域の濃度勾配は、コレクタ領域
とベース領域との接続領域に対して正の勾配、つまり、
ベース領域の濃度分布は、深部程高濃度であり浅部に近
づくにつれ低濃度となる構造となっている。
【0044】そのことにより、本発明の逆方向縦型のN
PNトランジスタ31bでは、エミッタ領域から輸送さ
れた電子がベース領域の濃度勾配を利用しコレクタ領域
に運ばれることができるので、ベース輸送効率が優れて
いるという構造を実現することとなる。
【0045】更に、図2(A)に示したように、本発明
のIILの逆方向縦型のNPNトランジスタ31bの特
徴としては、ベース領域とコレクタ領域との幅Wbが広
く形成されている。そして、ベース領域の高濃度領域が
ベース領域幅の中心よりも深部に形成されており、ベー
ス領域の高濃度領域でエミッタ領域と接続している。ま
た、本発明では、ベース領域の高濃度領域を深部に形成
していることで、ベース領域とエミッタ領域とができる
だけ高濃度領域で接続していることにある。
【0046】そのことにより、本発明の逆方向縦型のN
PNトランジスタ31bでは、エミッタ領域から輸送さ
れた電子がベース領域の濃度分布のうち高濃度部にのる
ことができるので、エミッタ注入効率の優れているとい
う構造を実現することとなる。
【0047】一方、図2(B)に示したように、従来の
IILの逆方向縦型のNPNトランジスタの構造として
は、例えば、ベース領域とコレクタ領域間の幅Wbがエ
ピタキシャル層2幅の1/3程度であり、Wbが狭い構
造をしていた。そして、従来では、Wbの値を小さくコ
ントロールすることでβupを調整していため、ベース
領域の濃度分布は、コレクタ領域とベース領域との接続
領域に対して負の勾配、つまり、ベース領域の濃度分布
は、深部程低濃度であり浅部に近づくにつれ高濃度とな
る構造となっている。
【0048】このように本発明と従来との構造とでは、
従来における構造では、基板1上にエピタキシャル層2
が、例えば、3.0〜4.0μm程度形成されていた
が、従来における構造では、基板32上にエピタキシャ
ル層37が、例えば、1.0〜3.0μm程度形成され
ている。そして、本発明における構造では、従来におけ
る構造と比較してWbが幅広く形成されている点が相違
する。そのことで、本発明のIILの逆方向縦型のNP
Nトランジスタ31bにおいて、Wbに依存するβup
は低減する。しかし、Wbに依存するβupは低減する
が、上記したように、本発明の構造では、ベース領域の
高濃度領域を深部に形成することでベース輸送効率が大
幅に向上し、また、エミッタ注入効率も大幅に向上す
る。
【0049】その結果、本発明の逆方向縦型のNPNト
ランジスタ31bでは、チップサイズを大幅に縮小した
が、高耐圧、かつ、βupが大幅に向上した構造を実現
することができる。
【0050】更に、本発明の逆方向縦型のNPNトラン
ジスタ31bでは、Wbではなく、ベース輸送効率およ
びエミッタ注入効率に依存して、βupを向上させる構
造にしたことで、従来の構造と比べて、コレクタサイズ
を1/16を縮小し、また、ゲートピッチを約3割程度
縮小することができた。
【0051】次に、先ず、本発明の製造方法により、図
1に示したIIL31の1実施の形態における製造工程
について、図3〜図9を参照にして以下に説明する。
【0052】先ず、図3に示すように、P−型の単結晶
シリコン基板32を準備し、この基板32の表面を熱酸
化して酸化膜を形成し、埋め込み層33に対応する酸化
膜をホトエッチングして選択マスクとする。そして、基
板32表面にN+型埋め込み層33を形成するヒ素(A
s)を拡散する。
【0053】次に、図4に示すように、P+型の分離領
域34を形成するためのP+型埋め込み層35のイオン
注入を行う。図3において選択マスクとして用いた酸化
膜を全て除去した後、基板32の表面を熱酸化してシリ
コン酸化膜を、例えば、0.01〜0.20μm程度形
成し、公知のフォトリソグラフィ技術によりP+型埋め
込み層34を形成する部分に開口部が設けられたフォト
レジストを選択マスクとして形成する。そして、P型不
純物、例えば、ホウ素(B)をイオンエネルギー100
〜200keV、導入量1.0×1013〜1.0×10
15/cm2でイオン注入する。その後、フォトレジスト
を除去する。このとき、N+型埋め込み層33が同時に
拡散される。
【0054】次に、図5に示すように、酸化膜を全て除
去した後、基板32をエピタキシャル成長装置のサセプ
タ上に配置し、ランプ加熱によって基板32に、例え
ば、1000℃程度の高温を与えると共に反応管内にS
iH2Cl2ガスとH2ガスを導入することにより、例え
ば、比抵抗0.1〜3.5Ω・cm、厚さ1.0〜3.
0μm程度のエピタキシャル層37を成長させる。
【0055】そして、基板32の表面を熱酸化してシリ
コン酸化膜を、例えば、0.01〜0.20μm程度形
成し、公知のフォトリソグラフィ技術によりN+型の拡
散領域38、39を形成する部分に開口部が設けられた
フォトレジストを選択マスクとして形成する。そして、
N型不純物、例えば、リン(P)をイオンエネルギー6
0〜120keV、導入量5.0×1014〜5.0×1
16/cm2でイオン注入する。その後、フォトレジス
トを除去する。このとき、N+型埋め込み層33および
P+型の埋め込み層35が同時に拡散される。
【0056】次に、図6に示したように、例えば、80
0〜1200℃程度でスチーム酸化で酸化膜付けを行い
ながら基板32全体に熱処理を与え、LOCOS酸化膜
40を形成する。そして、P+型分離領域34上には、
LOCOS酸化膜40が形成されることでより素子間分
離が成される。ここで、LOCOS酸化膜40は、例え
ば、厚さ0.5〜1.0μm程度に形成される。
【0057】そして、図5において形成したシリコン酸
化膜上に、公知のフォトリソグラフィ技術によりP+型
のウェル領域41を形成する部分に開口部が設けられた
フォトレジストを選択マスクとして形成する。そして、
P型不純物、例えば、ホウ素(B)をイオンエネルギー
80〜160keV、導入量1.0×1012〜1.0×
1014/cm2でイオン注入する。このとき、P+型の
ウェル領域41にホウ素(B)をイオン注入する工程で
は、選択マスクしてフォトレジストの他にLOCOS酸
化膜40を用いることで、LOCOS酸化膜40に対し
てP+型のウェル領域41の位置をより正確にイオン注
入を行うことができる。その後、フォトレジストを除去
する。このとき、N+型の拡散領域38、39が同時に
拡散される。
【0058】そして、図7において形成したシリコン酸
化膜上に、公知のフォトリソグラフィ技術によりP+型
の拡散領域42、43を形成する部分に開口部が設けら
れたフォトレジストを選択マスクとして形成する。そし
て、P型不純物、例えば、ホウ素(B)をイオンエネル
ギー80〜160keV、導入量1.0×1012〜1.
0×1014/cm2でイオン注入する。このとき、拡散
領域42、43にホウ素(B)をイオン注入する工程で
は、選択マスクしてフォトレジストの他にLOCOS酸
化膜40を用いることで、LOCOS酸化膜40に対し
てP+型の拡散領域42の位置をより正確にイオン注入
を行うことができる。その後、フォトレジストを除去す
る。このとき、P+型のウェル領域41が同時に拡散さ
れる。
【0059】次に、図8に示したように、基板32全体
にポリシリコンを、例えば、500〜600℃程度、厚
さ0.1〜0.3μm程度形成する。そして、P型不純
物、例えば、フッカホウ素(BF)をイオンエネルギー
20〜50keV、導入量3.0×1014〜1.0×1
16/cm2でイオン注入する。その後、ポリシリコン
上に、公知のフォトリソグラフィ技術によりポリシリコ
ン(PP)44を形成する部分にのみフォトレジストが
残存させ、選択マスクとして形成し、その他の部分をエ
ッチングにより除去する。
【0060】そして、基板32全体にTEOS膜48
を、例えば、厚さ0.1〜0.3μm程度形成する。そ
の後、TEOS膜48に、公知のフォトリソグラフィ技
術によりTEOS膜48を形成する部分にのみフォトレ
ジストが残存させ、選択マスクとして形成し、その他の
部分をエッチングにより除去する。そのことで、ポリシ
リコン44上にはTEOS膜48を形成する。その後、
ポリシリコン(PP)44とポリシリコン(EP)48
(図9参照)とを絶縁するためのHTO膜36を、例え
ば、0.01〜0.10μm程度形成する。
【0061】次に、ポリシリコン44上に形成されたH
TO膜36の側面にサイドウォール49を形成するため
に、基板32全体にポリシリコンを、例えば、500〜
600℃程度、厚さ0.1〜0.3μm程度形成する。
その後、完全異方性エッチバックにより、サイドウォー
ル47を形成する。そして、この工程と同時に、ポリシ
リコン(PP)44内のP型不純物が熱拡散され、P+
型のウェル領域41表面にP++型の拡散領域45、4
6、47が、例えば、厚さ0.01〜0.10μm程度
形成される。
【0062】次に、図9に示したように、基板32全体
にポリシリコンを、例えば、500〜600℃程度、厚
さ0.1〜0.3μm程度形成する。そして、N型不純
物、例えば、ヒ素(As)をイオンエネルギー20〜5
0keV、導入量3.0×1014〜1.0×1016/c
2でイオン注入する。その後、ポリシリコン上に、公
知のフォトリソグラフィ技術によりポリシリコン(E
P)45を形成する部分にのみフォトレジストが残存さ
せ、選択マスクとして形成し、その他の部分をエッチン
グにより除去する。
【0063】そして、例えば、500〜600℃程度を
基板32全体に加えることで、ポリシリコン(EP)4
5内のN型不純物が熱拡散され、P+型のウェル領域4
1表面にN++型の拡散領域51、52が、例えば、厚
さ0.01〜0.10μm程度形成される。
【0064】最後に、基板32上には、絶縁膜であるT
EOS膜(図示せず)を、例えば、厚さ0.01〜0.
20μm程度形成し、次に、シリコン窒化膜(図示せ
ず)を、例えば、厚さ0.01〜0.20μm程度形成
する。そして、シリコン窒化膜上にはBPSG(リンホ
ウ素シリケートガラス)膜53を、例えば、厚さ0.5
〜3.0μm程度形成し、その後、SOG(Spin
On Glass)膜により表面が平坦化する。ここ
で、BPSG膜53下には、シリコン窒化膜が形成され
ているため、水分がBPSG膜53を透過してデバイス
内に入ってきても、このシリコン窒化膜で防止すること
ができる構造となる。
【0065】その後、N+型の拡散領域38、P+型の
拡散領域42、ポリシリコン(PP)44、ポリシリコ
ン(EP)45上には、外部と電気的に接続するために
コンタクトホールを介してAlの外部電極54、55、
56、57、58が形成され、図1に示したIIL31
が完成する。
【0066】上記したように、実施の形態におけるII
Lの製造方法によれば、逆方向縦型のバイポーラトラン
ジスタ31bのベース領域として用いるP+型のウェル
領域41の形成方法に特徴がある。それは、上記したよ
うに、P+型のウェル領域41を形成する工程におい
て、不純物をイオン注入する時のイオンエネルギーを通
常の場合と比べて高出力で行うことで、P+型のウェル
領域41内で高濃度領域を出来るだけ深部に形成するこ
とにある。
【0067】そのことにより、上記でも説明したよう
に、逆方向縦型のバイポーラトランジスタ31bにおけ
るエミッタ注入効率およびベース輸送効率を大幅に向上
させ、そのことで、電流増幅率を改善することができ
る。更に、コレクタ領域がベース領域の表面に深さ方向
に浅く形成するため、空乏層領域も確実に確保すること
ができるので、高耐圧な縦型バイポーラトランジスタ3
1bを同時に実現できる製造方法を提供することができ
る。
【0068】尚、上記した本実施の形態では、IILの
逆方向縦型のNPNバイポーラトランジスタの場合につ
いて述べたが、本実施例に限定する必要はなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明の半導体集積回路装置によれば、
IILの逆方向縦型のバイポーラトランジスタにおい
て、ベース領域として機能するP+型のウェル領域をエ
ミッタ領域と当接するように形成している。更に、前記
P+型のウェル領域は、前記P+型のウェル領域の深部
に高濃度領域を有する構造を形成する。そのことで、前
記P+型のウェル領域の濃度勾配は、前記P+型のウェ
ル領域の表面に深さ方向に浅く形成されているN++型
のコレクタ領域との接続領域の不純物濃度に対して逆勾
配を有することで、前記エミッタ領域から輸送された電
子が前記ベース領域の前記逆勾配を利用できるので、ベ
ース輸送効率が優れている構造となる。その結果、電流
増幅率を大幅に改善したIILの逆方向縦型のバイポー
ラトランジスタを実現することができる。
【0070】本発明の半導体集積回路装置によれば、I
ILの逆方向縦型のバイポーラトランジスタにおいて、
ベース領域として機能するP+型のウェル領域を前記エ
ミッタ領域と当接するように形成している。更に、前記
P+型のウェル領域は、前記P+型のウェル領域の深部
に高濃度領域を有する構造を有する。そのことで、前記
ベース領域の高濃度部と前記エミッタ領域の高濃度部と
で接続することができ、前記エミッタ領域から輸送され
た電子が前記ベース領域の濃度分布のうち高濃度部にの
ることができるので、エミッタ注入効率の優れている構
造となる。その結果、電流増幅率を大幅に改善したII
Lの逆方向縦型のバイポーラトランジスタを実現するこ
とができる。
【0071】更に、本発明の半導体集積回路装置によれ
ば、IILの逆方向縦型のバイポーラトランジスタにお
いて、前記ベース領域として機能する前記P+型のウェ
ル領域をエピタキシャル層の深部まで形成されている。
そして、前記P+型のウェル領域の表面には、前記N+
+型のコレクタ領域が深さ方向に浅く形成されている。
そのことで、上記したように、電流増幅率を備え、か
つ、チップサイズは大幅に縮小されるが高耐圧なIIL
の逆方向縦型のバイポーラトランジスタを実現すること
ができる。
【0072】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、IILの逆方向縦型のバイポーラトラン
ジスタの製造方法において、ベース領域として用いるP
+型のウェル領域の形成方法に特徴がある。それは、前
記P+型のウェル領域を形成する工程において、不純物
をイオン注入する時のイオンエネルギーを通常の場合と
比べて高出力で行うことで、前記P+型のウェル領域内
で高濃度領域を出来るだけ深部に形成することができ
る。更に、前記P+型のウェル領域をエミッタ領域と当
接するように、幅広く形成することにもある。そのこと
で、IILの逆方向縦型バイポーラトランジスタのエミ
ッタ注入効率およびベース輸送効率を大幅に向上させ、
電流増幅率を改善することができる。
【0073】更に、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法によれば、IILの逆方向縦型のバイポーラトラン
ジスタの製造方法において、前記コレクタ領域がベース
領域の表面に深さ方向に浅く形成することができ、空乏
層領域も確実に確保することができる。そのことで、チ
ップサイズは大幅に縮小されるが高耐圧なIILの逆方
向縦型のバイポーラトランジスタの製造方法を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの断面図である。
【図2】本発明および従来におけるIILの逆方向縦型
のバイポーラトランジスタの濃度分布を示した図ある。
【図3】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断図面である。
【図4】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断図面である。
【図5】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断図面である。
【図6】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断図面である。
【図7】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断図面である。
【図8】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断図面である。
【図9】本発明の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断図面である。
【図10】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの断図面である。
【図11】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図12】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図13】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図14】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図15】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図16】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図17】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図18】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図19】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
【図20】従来の実施の形態における逆方向縦型のバイ
ポーラトランジスタを含んだIILの製造方法を説明す
る断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 智 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F003 BB02 BC09 BF03 BG03 BJ01 BN03 5F082 AA02 AA13 BA11 BA27 BA35 BA42 BA43 BA47 BC03 FA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型のシリコン基板と、 該基板上に形成される逆導電型のエピタキシャル層と、 前記基板と前記エピタキシャル層との間に形成されてい
    るIILの逆方向縦型バイポーラトランジスタのエミッ
    タとなる逆導電型の埋め込み層と、 前記エピタキシャル層に形成されている前記IILの逆
    方向縦型バイポーラトランジスタのベースとなる一導電
    型のウェル領域と、 前記ウェル領域表面に形成される前記IILの逆方向縦
    型バイポーラトランジスタのコレクタとなる逆導電型の
    拡散領域とを有する半導体集積回路装置において、 前記逆導電型の埋め込み層の高濃度領域と前記一導電型
    のウェル領域の高濃度領域とが近接して形成されること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記一導電型のウェル領域は前記逆導電
    型の埋め込み層とほぼ当接していることを特徴とする請
    求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記一導電型のウェル領域の濃度分布は
    深部における濃度が高く浅部における濃度が低く、前記
    ウェル領域と前記拡散領域との接続部における不純物濃
    度に対して逆勾配を有する構造となることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記一導電型のウェル領域と前記逆導電
    型の埋め込み層との濃度分布は、できるだけ高濃度部で
    交わることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 一導電型のシリコン基板を準備する工程
    と、 該基板表面に逆導電型の埋め込み層をイオン注入し、I
    ILの逆方向縦型バイポーラトランジスタのエミッタと
    なる前記埋め込み層を拡散すると同時に前記基板上に逆
    導電型のエピタキシャル層を積層する工程と、 前記エピタキシャル層に高加速電圧のイオン注入によ
    り、前記IILの逆方向縦型バイポーラトランジスタの
    ベースとなる一導電型のウェル領域を形成する工程と、 前記ウェル領域表面に前記IILの逆方向縦型バイポー
    ラトランジスタのコレクタとなる逆導電型の拡散領域を
    形成する工程とを有することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エピタキシャル層に高加速電圧のイ
    オン注入により一導電型のウェル領域を形成する工程
    は、前記ウェル領域の濃度分布において、前記ウェル領
    域の深部に高濃度部を形成し浅部に低濃度を形成し、前
    記ウェル領域と前記拡散領域との接続部における不純物
    濃度に対して逆勾配を有する構造を形成する工程である
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記エピタキシャル層に高加速電圧のイ
    オン注入により一導電型のウェル領域を形成する工程
    は、前記ウェル領域と前記逆導電型の埋め込み層との濃
    度分布において、できるだけ高濃度部で交わる構造を形
    成する工程であることを特徴とする請求項5または請求
    項6記載の半導体集積回路装置の製造方法。
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