JP2002343449A - 冷却装置の故障判断装置 - Google Patents

冷却装置の故障判断装置

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JP2002343449A
JP2002343449A JP2001145716A JP2001145716A JP2002343449A JP 2002343449 A JP2002343449 A JP 2002343449A JP 2001145716 A JP2001145716 A JP 2001145716A JP 2001145716 A JP2001145716 A JP 2001145716A JP 2002343449 A JP2002343449 A JP 2002343449A
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failure
battery
cooling device
control
cooling
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Tsuyoshi Sodeno
強 袖野
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池の出力を制限する制御の影響を受けること
なく、電池を冷却する装置の故障を確実に判断する。 【解決手段】電池1を冷却する冷却ファン4と、電池1
の温度を検出する温度センサ2a,2bと、冷却ファン
4の作動制御を行うバッテリコントローラ3とを備え
る。バッテリコントローラ3は、冷却ファンが作動して
いるときに温度センサ2a,2bによって検出した電池
1の温度Tb1と、冷却ファン4の作動を停止させる制
御を行ったときに温度センサ2a,2bによって検出し
た電池1の温度Tb2とに基づいて冷却ファン4の故障
を判断する。これにより、電池の出力を制限する制御の
影響を受けることなく、冷却ファン4の故障を確実に判
断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を冷却する冷
却装置、例えば冷却ファンの故障を確実に検出すること
ができる冷却装置の故障判断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電池に蓄電された電力によりモータを回
転させて、車両を駆動する電気自動車が知られている。
この電気自動車では、電池が使用中に昇温して高温にな
ると、電池の寿命が低下する。従って、逐次、電池の温
度を検出して、検出した温度が所定値以上になると、電
池の近傍に設置した冷却ファンを回転させて電池を冷却
し、電池の温度を下げるようにしている。
【0003】また、検出した電池の温度が上述した所定
値以上になると、電池からモータへ供給する電力を制御
する(以下、出力制限制御と呼ぶ)。これにより、電池
の昇温を防ぐとともに、電池の温度を下げることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
では、冷却ファンが故障した場合に電池を冷却するため
の所望の風を得ることができず、昇温した電池の温度を
下げることができない。従って、冷却ファンの故障を検
出するとともに、昇温した電池の温度を下げる必要があ
る。
【0005】冷却ファンの故障の検出に関しては、検出
した電池の温度を利用する方法がある。すなわち、冷却
ファンを作動させる制御を行っているにも関わらず電池
の温度が低下しない場合には、冷却ファンが故障してい
ると判断する。また、冷却ファンを作動させる制御を行
っているときに電池の温度が所定の温度以下になってい
れば、冷却ファンが正常に作動していると判断する。
【0006】しかし、上述したように、検出した電池の
温度が所定値以上のときには出力制限制御を行っている
ので、冷却ファンが故障しているにも関わらず電池の温
度が低下することがある。この場合、冷却ファンの故障
時においても正常に作動していると判断されるので、冷
却ファンの故障を確実に検出することができない。
【0007】本発明の目的は、冷却装置の故障を確実に
検出することができる冷却装置の故障判断装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
を参照して本発明を説明する。 (1)本発明による冷却装置の故障判断装置は、電池1
を冷却する冷却装置4と、電池1の温度を検出する電池
温度検出装置2a,2bと、冷却装置4の作動制御を行
う制御装置3と、冷却装置4を作動させる制御を行って
いるときに電池温度検出装置2a,2bによって検出し
た電池1の温度と、制御装置3により冷却装置4の作動
を停止させる制御を行ったときに電池温度検出装置2
a,2bによって検出した電池1の温度とに基づいて冷
却装置4の故障を判断する故障判断装置3とを備えるこ
とにより上記目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1の冷却装置の故障判
断装置において、故障判断装置3は、冷却装置4を作動
させる制御を行っているときに電池温度検出装置2a,
2bによって検出した電池1の温度から、制御装置3に
より冷却装置4の作動を停止させる制御を行ったときに
電池温度検出装置2a,2bによって検出した電池1の
温度を減算した値が、第1の所定のしきい値より大きい
ときに冷却装置4が故障していると判断することを特徴
とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2の冷却装置
の故障判断装置において、故障判断装置3は、制御装置
3により冷却装置4の作動を停止させる制御を行ったと
きに電池温度検出装置2a,2bによって検出した電池
1の温度から、冷却装置4を作動させる制御を行ってい
るときに電池温度検出装置2a,2bによって検出した
電池1の温度を減算した値が、第2の所定のしきい値よ
り大きいときに冷却装置4が正常であると判断すること
を特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの冷
却装置の故障判断装置において、故障判断装置3は、冷
却装置4が故障しているか正常であるかの判断結果が得
られないときは所定時間冷却装置4の故障判断を繰り返
し行い、所定時間経過後は、故障判断装置3への電力9
の供給を停止して冷却装置4の故障判断を行わないこと
を特徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの冷
却装置の故障判断装置において、故障判断装置3は、操
作者がイグニッションスイッチ10を切った後に冷却装
置4の故障判断を行うことを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項1に記載の冷却装置の
故障判断装置において、外気温を測定する外気温測定装
置15をさらに備え、冷却装置4を作動させる制御を行
っているときに、電池温度検出装置2a,2bによって
検出した電池の温度と外気温検出装置15によって検出
した外気温との差に基づいて第3の所定のしきい値を決
定し、故障判断装置3は、冷却装置4を作動させる制御
を行っているときに電池温度検出装置2a,2bによっ
て検出した電池の温度から、制御装置3により冷却装置
4の作動を停止させる制御を行ったときに電池温度検出
装置2a,2bによって検出した電池の温度を減算した
値が、第3の所定のしきい値より大きいときに冷却装置
4が故障していると判断することを特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項6の冷却装置の故障判
断装置において、冷却装置4を作動させる制御を行って
いるときに外気温検出装置15によって検出した外気温
と、制御装置3により冷却装置4の作動を停止させる制
御を行ったときに外気温検出装置15によって検出した
外気温との差に基づいて第3の所定のしきい値を補正す
ることを特徴とする。 (8)請求項8の発明は、請求項6または7の冷却装置
の故障判断装置において、故障判断装置3は、操作者に
よりイグニッションスイッチ10が切られた後に制御装
置3が冷却装置4の作動を停止させる制御を行った後、
操作者がイグニッションスイッチ10をオンにしたとき
に、冷却装置4の故障判断を開始することを特徴とす
る。 (9)請求項9の発明は、請求項8の冷却装置の故障判
断装置において、冷却装置4の作動を停止させる制御を
行った後は、故障判断装置3への電力9の供給を停止す
ることを特徴とする。 (10)請求項10の発明は、請求項1の冷却装置の故
障判断装置において、制御装置3は、イグニッションス
イッチ10がオンになっているときに冷却装置4の作動
を停止させる制御を行い、故障判断装置3により冷却装
置4の故障判断を行うことを特徴とする。 (11)請求項11の発明は、請求項10の冷却装置の
故障判断装置において、故障判断装置3は、電池1にか
かる負荷の状態に応じて冷却装置4の故障判断を開始す
ることを特徴とする。 (12)請求項12の発明は、請求項10または11の
冷却装置の故障判断装置において、電池1から流れる電
流値を検出する電流検出装置20をさらに備え、電流検
出装置20によって検出された電流値が所定の値より大
きいときには、故障判断装置3による冷却装置3の故障
判断を行わないことを特徴とする。 (13)請求項13の発明は、請求項10〜12のいず
れかの冷却装置の故障判断装置において、故障判断装置
3は、電池1の出力を制限する制御を行っている間は、
冷却装置4の故障判断を行わないことを特徴とする。 (14)請求項14の発明は、請求項1〜14のいずれ
かの冷却装置の故障判断装置において、故障判断装置3
により冷却装置4が故障であると判断したときは、電池
1の出力を制限する制御を開始するときの電池1の温度
を、冷却装置4が正常であるときよりも低くすることを
特徴とする。
【0009】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図1と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態
に限定されるものではない。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。 (1)請求項1〜14の発明によれば、冷却ファンを作
動させる制御を行ったときの電池の温度と作動を停止さ
せる制御を行ったときの電池の温度とから、電池を冷却
するための冷却ファンの故障を判断するので、電池の出
力を制限する制御の影響を受けることなく、冷却ファン
の故障を確実に検出することができる。これにより、ド
ライバー等に冷却ファンの故障をいち早く報知すること
ができるとともに、高温での電池の使用を抑えて電池の
寿命を伸ばすことができる。 (2)請求項2、3の発明によれば、冷却ファンを作動
させる制御を行っていたときの電池の温度と作動を停止
させる制御を行ったときの電池の温度の差を所定のしき
い値と比較して冷却ファンの正常または故障を判断する
ので、冷却ファンの故障を確実に検出することができ
る。 (3)請求項4の発明によれば、冷却ファンの正常また
は故障の判断結果が得られないときは、所定時間冷却フ
ァンの故障判断を行い、所定時間経過後は、故障判断装
置への電力供給を停止して冷却ファンの故障判断を行わ
ないので、電力が無限に消費されるのを抑えることがで
きる。 (4)請求項5の発明によれば、イグニッションスイッ
チが切られた後に冷却ファンの故障判断を行うので、車
両を使用するたびに冷却ファンの故障判断を行うことが
できる。 (5)請求項6〜9の発明によれば、外気温測定装置を
さらに備え、第3の所定のしきい値を冷却ファンを作動
させる制御を行っている時の電池の温度と外気温との温
度差により決定し、冷却ファンを作動させる制御を行っ
ていたときの電池の温度と作動を停止させる制御を行っ
たときの電池の温度の差を第3の所定のしきい値と比較
して冷却ファンの正常または故障を判断するので、電池
の温度の変動の影響を受けることなく、冷却ファンの故
障を確実に検出することができる。 (6)請求項7の発明によれば、第3の所定のしきい値
を冷却ファンの作動/非作動時の外気温の差により補正
するので、外気温の変動の影響を受けることなく、より
確実に冷却ファンの故障を検出することができる。 (7)請求項8の発明によれば、イグニッションスイッ
チをオンにしたときに冷却ファンの故障判断を開始する
ので、車両を使用するたびに冷却ファンの故障判断を行
うことができる。 (8)請求項9の発明によれば、冷却装置の作動を停止
させる制御を行った後は、故障判断装置への電力の供給
を停止するので、電力が無限に消費されるのを抑えるこ
とができる。 (9)請求項10〜13の発明によれば、イグニッショ
ンスイッチがオンになっている通常の走行時にも冷却フ
ァンの故障判断を行うことができる。 (10)請求項11の発明によれば、電池にかかる負荷
の状態に応じて冷却ファンの故障判断を行うので、電池
に高負荷がかかることによる電池の温度上昇の影響を受
けることなく、確実に冷却ファンの故障を検出すること
ができる。 (11)請求項12の発明によれば、電池から流れる電
流値により電池にかかる負荷を検出し、電池に高負荷が
かかっているときは冷却ファンの故障判断を行わないの
で、冷却ファンの故障の誤判断を抑えることができる。 (12)請求項13の発明によれば、電池の出力制御を
行っている間は冷却ファンの故障判断を行わないので、
冷却ファンの故障の誤判断を抑えることができる。 (13)請求項14の発明によれば、冷却ファンの故障
を検出したときは、電池の出力を制限する制御の開始温
度を通常時より下げるので、電池の温度上昇を防いで、
電池の寿命が短くなるのを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明によ
る冷却装置の故障判断装置の第1の実施の形態につい
て、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本発明によ
る冷却装置の故障判断装置を電気自動車に適用した第1
の実施の形態の構成を示す図である。
【0012】組電池1は、複数個のセル(単電池)を直
列に接続して構成される。この組電池1に蓄積された電
力が、パワーヘッド6に供給される。組電池1からパワ
ーヘッド6に供給された電力は、パワーヘッド6内に設
けられている不図示のDC/DCコンバータや不図示の
インバータによって、所望の電圧の3相交流電力に変換
される。変換された3相交流電力は、モータ8に供給さ
れて、モータ8を回転駆動する。モータ8を回転駆動す
ることによって、不図示の車両駆動系を介して車輪(不
図示)が回転し、車両を駆動することができる。
【0013】温度センサ2a、2bは、それぞれ一つず
つ組電池に取り付けられており、セルの温度を検出す
る。温度センサ2aは後述する冷却ファン4の近傍に、
2bは冷却ファン4から離れた場所に取り付けられてい
る。本実施の形態では、温度センサを2つ備えたものに
ついて説明するが、本発明は温度センサの数に限定され
ることはない。すなわち、2個より多くてもよいし、少
なくても良い。ただし、複数あるセルのうち、少なくと
も温度上昇が起こりやすいセルの近傍に設置されている
ことが望ましい。さらに、冷却ファン4で冷却されやす
い位置に設置されていることが望ましい。以下の説明で
は、二つの温度センサ2a、2bを区別して扱う必要が
ない場合には、単に温度センサ2として記載する。
【0014】バッテリコントローラ(B/C)3は、不
図示のCPU、ROM、RAM、入出力インタフェー
ス、タイマなどから構成されている。温度センサ2によ
り検出された電池温度や各セルの電圧等が、バッテリコ
ントローラ3に入力される。バッテリコントローラ3
は、入力されたこれらの情報に基づいて冷却ファン4を
制御する。また、バッテリコントローラ3は、リレー7
を介して12V定格の補助バッテリ9と接続されてお
り、リレー7をオン・オフすることにより、補助バッテ
リ9からの電力を供給・遮断することができる。
【0015】コントロールモジュール(C/M)5は、
不図示のCPU、ROM、RAM、入出力インタフェー
スなどから構成されている。不図示のスロットルペダル
やブレーキペダルの操作量などの情報が、コントロール
モジュール5に入力される。コントロールモジュール5
は、これらの情報に基づいてモータ8のトルク指令値を
演算する。演算したトルク指令値は、パワーヘッド6に
出力される。パワーヘッド6は、このトルク指令値に応
じたインバータ制御を行う。
【0016】バッテリコントローラ3に入力された電池
温度は、コントロールモジュール5に送信される。コン
トロールモジュール5は、送信されてきた電池温度に基
づいて、電池温度が高い場合には上述した出力制限制御
に応じたトルク指令値を演算する。演算したトルク指令
値は、パワーヘッド6に出力される。
【0017】冷却ファン4は組電池1の近傍に設けられ
ており、バッテリコントローラ3と接続されている。バ
ッテリコントローラ3からの出力に基づいて、冷却ファ
ン4のモータ(不図示)が駆動して羽根4aが回転す
る。羽根4aの回転により、冷風が組電池1に送られ
て、組電池1を冷却することができる。
【0018】冷却ファン4の故障は、コントロールモジ
ュール5と接続されているインジケータ11やスピーカ
12により表示される。インジケータ11は点灯表示に
より、スピーカ12は音声により、冷却ファン4の故障
をドライバー等に報知する。インジケータ11は、例え
ば車両用メータ内に、スピーカ12はドアに設けられて
いる。
【0019】イグニッションスイッチ(IGN−SW)
10は、ドライバー等が不図示のキーを操作することに
より、オン/オフする。イグニッションスイッチ10
は、バッテリコントローラ3とコントロールモジュール
5に接続されており、イグニッションスイッチ10がオ
ンされると、バッテリコントローラ3やコントロールモ
ジュール5が作動可能の状態となる。
【0020】図2を用いて、温度センサ2により検出さ
れる電池温度と冷却ファン4の動作の関係について説明
する。図2は、温度センサ2により検出される電池温度
T(℃)と冷却ファン4のモータに供給される電圧(以
下、冷却ファン電圧と呼ぶ)VF(V)との関係を示す
図である。縦軸が冷却ファン電圧VF、横軸が電池温度
Tを示す。図2に示すように、電池温度Tが30℃未満
のときには冷却ファン電圧VFは0Vであり、冷却ファ
ン4は回転しない。電池温度Tが30℃以上になると冷
却ファン電圧VFが供給される。電池温度Tが30℃以
上40℃以下の範囲では、電池温度Tの上昇とともに冷
却ファン電圧VFも高くなる。電池温度Tが40℃以上
になると、冷却ファン電圧VFには所定の最大定格値
(例えば5V)が供給される。
【0021】すなわち、電池温度Tが30℃以上になる
と冷却ファン4が低回転で回転し始め、電池温度Tの上
昇に伴って冷却ファン4の回転数も上昇する。冷却ファ
ン4の回転数の上昇に伴い、組電池1に供給される冷風
量も多くなる。電池温度Tが40℃以上になると、冷却
ファン4は最大回転数で回転し、最大量の冷風が組電池
1に供給される。
【0022】次に、図3を用いて、温度センサ2により
検出される電池温度T(℃)と出力制限制御との関係に
ついて説明する。図3は、縦軸に出力制限率(%)、横
軸に電池温度T(℃)を取り、両者の関係を示す図であ
る。出力制限率は、縦軸の矢印の向きに値が小さくなっ
ていく。出力制限率について説明する。電池温度Tが上
昇すると電池の保護を目的として、組電池1からパワー
ヘッド6に供給する電力を制限する。この組電池1から
パワーヘッド6に供給する電力を制限する割合を出力制
限率とする。図3に示すように、電池温度Tが50℃以
下では出力制限率は0%であるので、出力制限制御は行
われない。電池温度Tが50℃を越えると、電池温度T
の上昇に伴い出力制限率も増大していく。電池温度Tが
60℃以上になると、出力制限率は100%となり、組
電池1からパワーヘッド6には電力が供給されなくな
る。
【0023】図4に示すフローチャートを用いて、第1
の実施の形態におけるバッテリコントローラ3で行われ
る冷却ファン4の故障判断制御について説明する。この
制御プログラムは、イグニッションスイッチ10がオフ
されたときにスタートする。ステップS1から始まる制
御では、イグニッションスイッチ10がオフされても、
補助バッテリ9からバッテリコントローラ3に電力が供
給されることにより行われる。
【0024】ステップS1では、イグニッションスイッ
チ10がオフされたか否かを判定する。イグニッション
スイッチ10がオフされたと判定するとステップS2に
進み、オフされていないと判定するとオフされるまでス
テップS1で待機する。ステップS2では、冷却ファン
4の作動制御を行っていたか否かを判定する。ここでの
判定は、冷却ファン4を作動させる制御を行っていたか
否かの判定であり、実際に冷却ファン4が作動していた
か否かの判定ではない。この判定は、イグニッションス
イッチ10がオフされた時に、電池温度が所定値以上で
あるか否かにより判断する。すなわち、冷却ファン4
は、図2に示すように電池温度Tが所定値以上のときに
作動するので、電池温度Tが所定値以上であれば冷却フ
ァン4の作動制御を行っていたと判定し、所定値未満で
あれば、冷却ファン4の作動制御を行っていなかったと
判定する。冷却ファン4の作動制御を行っていたと判定
するとステップS3に進む。作動制御を行っていなかっ
たと判定すると、冷却ファン4の故障の検出ができない
のでENDに進み、このプログラムを終了する。
【0025】ステップS3では、温度センサ2からの出
力により電池温度Tを検出する。この電池温度Tは、温
度センサ2a、2bで検出した電池温度のうち、高い方
の温度を用いる。なお、両温度センサ2a、2bで検出
した温度の平均値を用いてもよい。電池温度Tを検出す
るとステップS4に進む。
【0026】ステップS4では、検出した電池温度Tを
電池温度Tb1としてバッテリコントローラ3のRAM
に記憶して、ステップS5に進む。ステップS5では、
冷却ファン4を停止させる制御を行う。次のステップS
6では、タイマをスタートさせる。
【0027】ステップS7では、温度センサ2からの出
力により、再び電池温度を検出する。電池温度Tb2を
検出するとステップS8に進む。ステップS8では、ス
テップS4でRAMに記憶されている電池温度Tb1と
ステップS7で検出した電池温度Tb2とが、次の関係
式(1)を満たすか否かを判定する。 Tb2<Tb1−Tbng …(1) ここでTbngは、冷却ファン4の故障を判定するため
の判定しきい値であり、その詳細については図5を用い
て後述する。関係式(1)を満たすと判定するとステッ
プS9に進み、関係式(1)を満たさないと判定すると
ステップS12に進む。ステップS9では、冷却ファン
4が故障であると判断して、ステップS10に進む。
【0028】ステップS12では、ステップS4でRA
Mに記憶した電池温度Tb1とステップS7で検出した
電池温度Tb2とが、次の関係式(2)を満たすか否か
を判定する。 Tb2≧Tb1+Tbok …(2) ここでTbokは、冷却ファン4が正常であるか否かを
判定するための判定しきい値であり、その詳細について
も図5を用いて後述する。関係式(2)を満たすと判定
するとステップS13に進み、関係式(2)を満たさな
いと判定するとステップS14に進む。ステップS13
では、冷却ファン4が正常であると判定して、ステップ
S10に進む。
【0029】ここで図5を用いて、ステップS8〜S
9、S12〜S13で行われる冷却ファン4の正常、故
障の判断について説明する。電池温度が高く、冷却ファ
ン4が正常に作動している状態でその作動を停止した場
合には、冷却ファン4によって送られていた冷風が送ら
れなくなる。従って、強制的に冷却されていた組電池1
の電池温度はいったん上昇する。上昇した電池温度はピ
ーク値に達した後、外気温と一致すべく低下していく。
このように、冷却ファン4が作動している状態から非作
動の状態に移行したときに、電池温度がいったん上昇す
ることを利用する。すなわち、冷却ファン4の停止制御
後の温度上昇後の電池温度Tb2と、冷却ファン作動制
御を行っている時の電池温度Tb1とを検出して、両者
の差がしきい値Tbok以上であれば、冷却ファン4が
正常であると判定する。
【0030】一方、冷却ファン4が故障している場合に
は、冷却ファン4を作動させる制御を行っている状態か
ら作動を停止させる制御の状態へ移行しても、電池温度
が上昇することはない。すなわち、冷却ファン4によっ
て組電池1が冷却されていないので、冷却ファン4を停
止させる制御を行っても電池温度が上昇することはな
く、図5に示すように、外気温と一致すべく電池温度は
下がっていく。従って、冷却ファン4を作動させる制御
を行っているときの電池温度Tb1と、冷却ファン4の
停止制御後の電池温度Tb2とを検出して、両者の差が
しきい値Tbngより大きければ、冷却ファン4が故障
していると判定する。
【0031】再び図4のフローチャートを用いて、続き
の制御について説明する。ステップS8で判定した関係
式(1)を満たさず、さらに、ステップS12で判定し
た関係式(2)を満たさないときは、ステップS14に
進む。ステップS14では、ステップS6でスタートし
たタイマの計測時間が、所定時間T1を経過したか否か
を判定する。所定時間T1を経過したと判定するとステ
ップS11に進み、経過していないと判定するとステッ
プS7に戻る。すなわち、所定時間T1を経過するまで
は、冷却ファン4が正常であるか、故障しているかの結
果が出るまで、冷却ファン4の正常・故障判断の制御が
繰り返し行われる。
【0032】ステップS14で所定時間T1を経過した
ときに、冷却ファン4の正常・故障判断を行わずにステ
ップS11に進む理由について説明する。ステップS9
で故障と判断されるか、ステップS13で正常と判断さ
れるまで、正常・故障判断の制御が繰り返し行われる
と、制御を行うための電力が補助バッテリ9からバッテ
リコントローラ3に供給され続ける。従って、補助バッ
テリ9の電力が大量に消費される可能性があるので、所
定時間T1を経過したときは冷却ファン4の正常・故障
判断を中止して、補助バッテリ9の消費電力量を少なく
するようにしている。
【0033】ステップS10では、ステップS9で冷却
ファン4が故障と判断された結果、またはステップS1
3で正常と判断された結果を、バッテリコントローラ3
のメモリに記憶する。次のステップS11では、リレー
7をオフすることにより、補助バッテリ9からバッテリ
コントローラ3への電力供給を停止して、この制御を終
了する。なお、この後にイグニッションスイッチ10が
オンにされたときに、インジケータ11やスピーカ12
の表示により、冷却ファン4の故障をドライバー等に報
知する。
【0034】このような処理手順による第1の実施の形
態の冷却ファンの故障判断制御では、イグニッションス
イッチ10がオフとなったときに冷却ファンを作動させ
る制御を行っていたか否かを判定する。作動していたと
判定すると電池温度を検出する。このようにして検出し
た電池温度と、冷却ファン4を停止させる制御後に検出
した電池温度との温度変化量に基づいて、冷却ファン4
の正常・故障判断を行う。これにより、出力制限制御の
影響を受けることなく、冷却ファン4の故障を確実に判
断することができる。また、高温での電池の使用を抑え
て電池の寿命を伸ばすことができる。また、イグニッシ
ョンスイッチを切るたびに、定期的に冷却ファン4の故
障検出を行うことができる。
【0035】また、冷却ファン4の正常・故障の判断結
果が得られないときは、冷却ファン4を停止させる制御
を行ってから所定時間T1を経過するまでは、正常・故
障の判断制御を行う。所定時間T1を経過したときは、
リレー7をオフすることにより、補助バッテリ9からバ
ッテリコントローラ3への電力供給を停止する。これに
より、補助バッテリ9の電力が大量に消費されるのを防
ぐことができる。
【0036】(第2の実施の形態)本発明による冷却装
置の故障判断装置の第2の実施の形態について、図6〜
図11を用いて説明する。図6は、本発明による冷却装
置の故障判断装置を電気自動車に適用した第2の実施の
形態の構成を示す図である。第1の実施の形態の構成を
示す図1と異なるのは、外気温センサ15である。すな
わち、バッテリコントローラ3に、外気温を検出する外
気温センサ15が接続されている。
【0037】図7に示すフローチャートを用いて、第2
の実施の形態におけるバッテリコントローラ3で行われ
る冷却ファン4の故障判断制御について説明する。第1
の実施の形態の場合と同様に、この制御プログラムは、
イグニッションスイッチ10がオフされたときにスター
トする。ステップS1から始まる制御では、イグニッシ
ョンスイッチ10がオフされても、補助バッテリ9から
バッテリコントローラ3に電力が供給されることにより
行われる。図7に示すフローチャートでは、第1の実施
の形態と同じ制御を行うステップには同じ符号を付して
いる。以下では、第1の実施の形態と異なる制御手順を
中心に説明する。
【0038】ステップS1からS4までの制御手順は、
第1の実施の形態の制御手順と同じである。ステップS
21では、外気温センサ15からの出力により外気温T
aを検出する。外気温Taを検出すると、ステップS2
2に進む。ステップS22では、検出した外気温Taを
外気温Ta1としてバッテリコントローラ3のRAMに
記憶して、ステップS5に進む。ステップS5では、冷
却ファン4を停止させる制御を行う。
【0039】ステップS23では、リレー7をオフす
る。これにより、補助バッテリ9からバッテリコントロ
ーラ3への電力供給を停止する。リレー7をオフすると
ステップS24に進む。ステップS24では、イグニッ
ションスイッチ10がオンされたか否かを判定する。こ
の判定は、イグニッションスイッチ10がオンされるこ
とにより、バッテリコントローラ3が通電されたか否か
により判定する。オンされたと判定するとステップS7
に進む。オンされていないと判定すると、オンされるま
でステップS24で待機する。この待機中においては、
ステップS23でリレー7をオフしたので、補助バッテ
リ9の電力消費を抑えることができる。
【0040】ステップS7では、温度センサ2からの出
力により電池温度Tb2を検出し、ステップS25に進
む。ステップS25では、外気温センサ15により外気
温Ta2を検出する。次のステップ26では、冷却ファ
ン4の故障判断を行うための判定値(以下、故障判定値
と呼ぶ)を算出する。
【0041】図8,図9は、電池温度と外気温度の推移
を示す図である。図8は、イグニッションスイッチ10
をオフしたときの電池温度Tb1と外気温Ta1との差
が小さい場合、図9は上記の差が大きい場合である。図
8,図9に示すように、イグニッションスイッチ10を
オフすると、電池温度はいったん上昇した後、外気温に
収束すべく低下する。従って、図9に示すように、イグ
ニッションスイッチ10をオフしたときの電池温度Tb
1と外気温Ta1との差が大きいと、イグニッションス
イッチ10をオフした時から所定時間経過後の電池温度
の低下は大きくなる。また、イグニッションスイッチ1
0をオフしたときの電池温度Tb1と外気温Ta1との
差が小さいときは、電池温度の低下も小さい。従って、
イグニッションスイッチ10をオフしたときの電池温度
Tb1と外気温Ta1との差の大小により、冷却ファン
4の故障判定値を変える必要がある。
【0042】ステップS3,S21でそれぞれ検出した
電池温度Tb1、外気温Ta1を用いて、両者の差Ta
bを算出する。 Tab=Tb1−Ta1 …(1) 故障判定値f(Tab)は、図10の実線で示すような
予め定められたグラフより算出する。図10において、
横軸は式(1)で算出したTab(℃)、縦軸は故障判
定値f(Tab)である。図10に示すように、故障判
定値f(Tab)はTabの値が大きくなるほど大きい
値となる。ステップS26で故障判定値f(Tab)を
算出すると、ステップS27に進む。
【0043】上記の説明では、図8,図9に示すよう
に、イグニッションスイッチ10がオンになり、再度電
池温度を測定するときの外気温(Ta2)は、オフ時の
外気温(Ta1)と一致していることを前提としてい
る。しかし、イグニッションスイッチ10がオンされる
までの時間などによっては、外気温が変化していること
もあるので、外気温の変化量により故障判定値f(Ta
b)を補正する必要がある。ステップS27では、故障
判定値f(Tab)を補正するための故障判定補正値f
(Ta12)を求める。
【0044】まず、ステップS22でRAMに記憶した
外気温Ta1とステップS25で検出した外気温Ta2
との差Ta12を算出する。 Ta12=Ta2−Ta1 …(2) 式(2)で算出する温度差Ta12と故障判定補正値f
(Ta12)との関係を図11に示す。再度電池温度を
測定するときの外気温Ta2が、Ta1と一致するとき
は補正する必要がないので、故障判定補正値を1.0とす
る。Ta2がTa1より低くなっている場合、外気温に
収束するために電池温度の低下量が大きくなるので、故
障判定しきい値を大きくする必要がある。従って、故障
判定補正値を1.0より大きくする。逆にTa2がTa1
より高くなっている場合、電池温度の低下量は小さくな
るので、故障判定しきい値を小さくする必要がある。従
って、故障判定補正値を1.0より小さくする。
【0045】補正後の故障判定値は、補正前の故障判定
値f(Tab)に故障判定補正値f(Ta12)を乗じ
る(f(Tab)×f(Ta12))ことにより求めら
れる。補正後の故障判定値のグラフを図10の点線で示
す。実線のグラフは故障判定補正値が1.0の場合であ
り、Ta2がTa1より小さくなると故障判定補正値f
(Ta12)は大きくなるので、補正後の故障判定値も
大きくなる。一方、Ta2がTa1より大きくなると故
障判定補正値f(Ta12)は小さくなるので、補正後
の故障判定値も小さくなる。
【0046】ステップS27で故障判定補正値f(Ta
12)を算出すると、ステップS28に進む。ステップ
S28では、冷却ファン4の故障判断を行う。故障判断
は、イグニッションスイッチ10をオフしたときの電池
温度Tb1とイグニッションスイッチ10をオンしたと
きの電池温度Tb2との差を、上述した補正後の故障判
定値と比較することにより行う。すなわち、次式(3)
を満たせば冷却ファン4が故障していると判断する。逆
に、次式(3)を満たさないときは、冷却ファン4が正
常であると判断する。 {f(Tab)×f(Ta12)}<Tb1−Tb2 …(3) これは、図8,図9に示すように、冷却ファン4の故障
時の電池温度差の方が、冷却ファン4が正常時の電池温
度差よりも大きくなることを利用している。
【0047】ステップS28で冷却ファン4が故障して
いると判断するとステップS29に進む。ステップS2
9では、冷却ファン4が故障していると判断した結果を
バッテリコントローラ3のメモリに記憶する。次のステ
ップS30では、インジケータ11やスピーカ12の表
示により、冷却ファン4の故障をドライバー等に報知す
る。一方、ステップS28で冷却ファン4が正常である
と判断するとステップS31に進む。ステップS31で
は、冷却ファン4が正常であると判断した結果をバッテ
リコントローラ3のメモリに記憶する。
【0048】このような処理手順による第2の実施の形
態の冷却ファンの故障判断制御では、イグニッションス
イッチ10がオフとなったときに冷却ファン4を作動さ
せる制御を行っていたか否かを判定する。作動させる制
御を行っていたと判定すると電池温度Tb1と外気温T
a1を検出して、リレー7をオフする。その後イグニッ
ションスイッチ10がオンされたときに、再び電池温度
Tb2と外気温Ta2を検出して、故障判定値f(Ta
b)と故障判定補正値f(Ta12)とを算出する。f
(Tab)とf(Ta12)とから補正後の故障判定値
を算出して、電池温度Tb1とTb2との差と比較する
ことにより、冷却ファン4の故障判断を行う。これによ
り、出力制限制御の影響を受けることなく、冷却ファン
4の故障を確実に判断することができる。また、いった
んリレー7をオフした後、イグニッションスイッチ10
がオンされた時に冷却ファン4の故障判断を行うように
したので、補助バッテリ9の電力消費を抑えることがで
きる。さらに、故障判定値を、冷却ファン4を作動させ
る制御を行っているときの電池温度Tb1と外気温Ta
1との差により決定するとともに、外気温の変化に伴い
補正するので、電池温度や外気温の変動の影響を受ける
ことなく、さらに正確に故障判断を行うことができる。
【0049】なお、第1の実施の形態における冷却ファ
ン4の故障判断制御においても、第2の実施の形態にお
ける故障判断制御と同様に外気温を検出する方法を用い
ることができる。すなわち、冷却ファン4の故障判断時
のしきい値Tbok,Tbngの代わりに、第2の実施
の形態で用いた補正後の故障判定値を算出して、冷却フ
ァン4の故障判断を行えばよい。
【0050】(第3の実施の形態)本発明による冷却装
置の故障判断装置の第3の実施の形態について、図12
〜図13を用いて説明する。図12は、本発明による冷
却装置の故障判断装置を電気自動車に適用した第3の実
施の形態の構成を示す図である。第1の実施の形態の構
成を示す図1と異なるのは、電流センサ20である。す
なわち、組電池1とパワーヘッド6との間に電流センサ
20が設けられている。
【0051】図13に示すフローチャートを用いて、第
3の実施の形態におけるバッテリコントローラ3で行わ
れる冷却ファン4の故障判断制御について説明する。第
1の実施の形態の場合と同様に、この制御プログラム
は、イグニッションスイッチ10がオンされているとき
に行われる。図13に示すフローチャートでは、第1,
第2の実施の形態と同じ制御を行うステップには同じ符
号を付している。以下では、第1,第2の実施の形態と
異なる制御手順を中心に説明する。
【0052】ステップS51では、イグニッションスイ
ッチ10がオンされているか否かを判定する。オンされ
ていればステップS3に進み、オンされていなければオ
ンされるまでステップS51で待機する。ステップS3
では、温度センサ2からの出力により電池温度Tを検出
する。次のステップS4では、検出した電池温度Tを電
池温度Tb1としてバッテリコントローラ3のRAMに
記憶して、ステップS52に進む。
【0053】ステップS52では、ステップS3で検出
した電池温度が冷却ファン4を作動させる温度以上であ
るか否かを判定する。冷却ファン4を作動させる温度以
上でないときは故障判断ができないのでENDに進み、
このプログラムを終了する。冷却ファン4を作動させる
温度以上であると判定するとステップS53に進む。ス
テップS53では、電池温度が出力制限制御を行う温度
以上であるか否かを判定する。出力制限制御を行う温度
以上であるときには、上述した出力制限制御を行ってい
るため、冷却ファン4の故障判断を正確に行うことがで
きない。従って、電池温度が出力制限制御を行う温度以
上であれば、ENDに進み、このプログラムを終了す
る。出力制限制御を行う温度より小さければ、ステップ
S54に進む。
【0054】ステップS54では、電流センサ20から
の出力により、組電池1からパワーヘッド6に流れる電
流を検出する。車両の走行負荷の状態によっては冷却フ
ァン4の作動時においても電池温度が上昇するので、冷
却ファン4の故障判断を正確に行うことができなくな
る。従って、検出した電流値が所定値より大きければE
NDに進み、このプログラムを終了する。検出した電流
値が所定値以下であれば、ステップS5に進む。
【0055】ステップS5では、冷却ファン4の作動を
停止させる制御を行う。上述した制御手順より、冷却フ
ァン4を作動させる制御中であり、電池温度が出力制限
制御を行う温度より低く、電流センサ20により検出し
た電流値が所定値以下であるときに冷却ファン4を停止
させる制御を行い、ステップS6以下の故障判断制御を
行う。ステップS7では、温度センサ2からの出力によ
り電池温度Tb2を検出する。電池温度Tb2を検出す
るとステップS56に進む。
【0056】ステップS56では、電池温度Tb1とT
b2との差を故障判定しきい値Txと比較する。 Tb1−Tb2≧Tx …(4) 式(4)を満たすときは、冷却ファン4が故障している
と判断してステップS29に進む。式(4)を満たさな
いときは冷却ファン4が正常であると判断してステップ
S31に進む。ステップS29〜ステップS31の制御
手順は、第2の実施の形態の制御手順と同じである。す
なわち、ステップS29では、冷却ファン4が故障して
いると判断した結果をバッテリコントローラ3のメモリ
に記憶する。次のステップS30では、インジケータ1
1やスピーカ12の表示により、冷却ファン4の故障を
ドライバー等に報知する。一方、ステップS31では、
冷却ファン4が正常であると判断した結果をバッテリコ
ントローラ3のメモリに記憶する。ステップS31で、
冷却ファン4が正常であると判断した結果をバッテリコ
ントローラ3のメモリに記憶すると、ステップS57に
進む。ステップS57では、ステップS5で冷却ファン
4の作動を停止させる制御を行ったので、再び作動させ
る制御を行う。
【0057】このような処理手順による第3の実施の形
態の冷却ファンの故障判断制御では、イグニッションス
イッチ10がオンされているときに、冷却ファン4の故
障判断を行うことができる。すなわち、イグニッション
スイッチ10がオンされていると判定すると、電池温度
Tb1を検出する。検出した電池温度Tb1が冷却ファ
ン4を作動させる温度以上であり、出力制限制御を行う
温度より低いと判定すると、組電池1からパワーヘッド
6に流れる電流値を検出し、その値が所定値以下である
か否かを判定する。所定値以下であると判定すると、冷
却ファン4を停止させる制御を行う。冷却ファン4を停
止させる制御を行ってから所定時間経過後に検出した電
池温度Tb2とTb1の温度変化量から、冷却ファン4
の正常・故障判断を行う。これにより、出力制限制御の
影響を受けることなく、冷却ファン4の故障を確実に判
断することができる。また、イグニッションスイッチ1
0がオンである、通常の走行時等に冷却ファン4の故障
判断を行うことができる。従って、ドライバー等は、冷
却ファン4が故障していることが判明すると、直ちに知
ることができる。さらに、電流センサ20により検出し
た電流値が所定値以下であるときに故障判断を行うの
で、組電池1にかかる負荷の影響を受けることなく、冷
却ファン4の故障判断を確実に行うことができる。
【0058】なお、第3の実施の形態における冷却ファ
ン4の故障判断制御においても、第2の実施の形態にお
ける故障判断制御と同様に外気温を検出する方法を用い
ることができる。すなわち、冷却ファン4の故障判断時
のしきい値Txの代わりに、第2の実施の形態で用いた
補正後の故障判定値を算出して、冷却ファン4の故障判
断を行えばよい。
【0059】本発明による冷却装置の故障判断装置の第
1〜第3の実施の形態において説明した制御により、冷
却ファン4が故障していると判断した場合は、出力制限
制御の制御条件を変更する。図14に示すように、冷却
ファン4の故障時には出力制限制御の制御開始温度を、
冷却ファン4の正常時に対して低温側に設定する。この
制御手順を図15のフローチャートを用いて説明する。
この制御は、バッテリコントローラ3により行われる。
【0060】ステップS90では、バッテリコントロー
ラ3のメモリに記憶されている冷却ファン4の故障判断
結果が、故障であるか否かを判定する。故障であると判
定するとステップS91に進む。ステップS91では、
出力制限制御の制御条件を冷却ファン4が故障時の条件
に切り替える。ステップS90で故障でないと判定する
とステップS92に進む。ステップS92では、通常時
の制御条件を維持する。
【0061】この出力制限制御により、冷却ファン4の
故障時に組電池1の温度上昇を抑えることができ、組電
池1の寿命を長くすることができる。また、出力制限制
御を低温時から開始することにより、駆動モータの出力
を制限することができるので、ドライバーへの故障警告
を積極的に行うことができる。
【0062】本発明は上述した実施の形態に何ら限定さ
れることはない。例えば、組電池1を冷却するものとし
て、上述した実施の形態では冷却ファン4を用いて説明
したが、その他の冷却装置を用いることができる。ま
た、上述した実施の形態では、電気自動車を例として説
明したが、ハイブリッド車両に適用することもできる。
また、本発明が適用できるものであれば、車両に限られ
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷却装置の故障判断装置の第1の
実施の形態の構成を示す図
【図2】電池温度と冷却ファン電圧との関係を示す図
【図3】電池温度と出力制限率との関係を示す図
【図4】本発明による冷却装置の故障判断装置の第1の
実施の形態の制御手順を示すフローチャート
【図5】冷却ファン正常時と故障時の電池温度の推移を
示す図
【図6】本発明による冷却装置の故障判断装置の第2の
実施の形態の構成を示す図
【図7】本発明による冷却装置の故障判断装置の第2の
実施の形態の制御手順を示すフローチャート
【図8】イグニッションスイッチオフ時の電池温度と外
気温の差が小さい時の故障判定値を示す図
【図9】イグニッションスイッチオフ時の電池温度と外
気温の差が大きい時の故障判定値を示す図
【図10】イグニッションスイッチオフ時の電池温度と
外気温の差と故障判定値との関係を示す図
【図11】故障判定補正値を示す図
【図12】本発明による冷却装置の故障判断装置の第3
の実施の形態の構成を示す図
【図13】本発明による冷却装置の故障判断装置の第3
の実施の形態の制御手順を示すフローチャート
【図14】冷却ファン故障時の出力制限制御の制限特性
を示す図
【図15】出力制限制御の制御手順を示すフローチャー
【符号の説明】
1…組電池、2…温度センサ、3…バッテリコントロー
ラ、4…冷却ファン、5…コントロールモジュール、6
…パワーヘッド、7…リレー、8…モータ、9…補助バ
ッテリ、10…イグニッションスイッチ、11…インジ
ケータ、12…スピーカ、15…外気温センサ、20…
電流センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/48 301 H01M 10/48 301 Fターム(参考) 3L060 AA04 CC01 DD08 EE45 5H030 AA06 AS08 FF22 FF27 5H031 AA09 CC05 CC09 HH06 KK03 5H115 PA00 PA08 PC06 PG04 PI16 PI29 PU01 PV02 PV09 QA10 SE06 TI10 TR19

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池を冷却する冷却装置と、 前記電池の温度を検出する電池温度検出装置と、 前記冷却装置の作動制御を行う制御装置と、 前記冷却装置を作動させる制御を行っているときに前記
    電池温度検出装置によって検出した電池の温度と、前記
    制御装置により前記冷却装置の作動を停止させる制御を
    行ったときに前記電池温度検出装置によって検出した電
    池の温度とに基づいて前記冷却装置の故障を判断する故
    障判断装置とを備えることを特徴とする冷却装置の故障
    判断装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の冷却装置の故障判断装置
    において、 前記故障判断装置は、前記冷却装置を作動させる制御を
    行っているときに前記電池温度検出装置によって検出し
    た電池の温度から、前記制御装置により前記冷却装置の
    作動を停止させる制御を行ったときに前記電池温度検出
    装置によって検出した電池の温度を減算した値が、第1
    の所定のしきい値より大きいときに前記冷却装置が故障
    していると判断することを特徴とする冷却装置の故障判
    断装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の冷却装置の故障
    判断装置において、 前記故障判断装置は、前記制御装置により前記冷却装置
    の作動を停止させる制御を行ったときに前記電池温度検
    出装置によって検出した電池の温度から、前記冷却装置
    を作動させる制御を行っているときに前記電池温度検出
    装置によって検出した電池の温度を減算した値が、第2
    の所定のしきい値より大きいときに前記冷却装置が正常
    であると判断することを特徴とする冷却装置の故障判断
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の冷却装置
    の故障判断装置において、 前記故障判断装置は、前記冷却装置が故障しているか正
    常であるかの判断結果が得られないときは所定時間前記
    冷却装置の故障判断を繰り返し行い、前記所定時間経過
    後は、前記故障判断装置への電力供給を停止して前記冷
    却装置の故障判断を行わないことを特徴とする冷却装置
    の故障判断装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の冷却装置
    の故障判断装置において、 前記故障判断装置は、操作者がイグニッションスイッチ
    を切った後に前記冷却装置の故障判断を行うことを特徴
    とする冷却装置の故障判断装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の冷却装置の故障判断装置
    において、 外気温を測定する外気温測定装置をさらに備え、 前記冷却装置を作動させる制御を行っているときに、前
    記電池温度検出装置によって検出した電池の温度と前記
    外気温検出装置によって検出した外気温との差に基づい
    て第3の所定のしきい値を決定し、 前記故障判断装置は、前記冷却装置を作動させる制御を
    行っているときに前記電池温度検出装置によって検出し
    た電池の温度から、前記制御装置により前記冷却装置の
    作動を停止させる制御を行ったときに前記電池温度検出
    装置によって検出した電池の温度を減算した値が、前記
    第3の所定のしきい値より大きいときに前記冷却装置が
    故障していると判断することを特徴とする冷却装置の故
    障判断装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の冷却装置の故障判断装置
    において、 前記冷却装置を作動させる制御を行っているときに前記
    外気温検出装置によって検出した外気温と、前記制御装
    置により前記冷却装置の作動を停止させる制御を行った
    ときに前記外気温検出装置によって検出した外気温との
    差に基づいて前記第3の所定のしきい値を補正すること
    を特徴とする冷却装置の故障判断装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7に記載の冷却装置の故障
    判断装置において、 前記故障判断装置は、操作者により前記イグニッション
    スイッチが切られた後に前記制御装置が前記冷却装置の
    作動を停止させる制御を行った後、操作者がイグニッシ
    ョンスイッチをオンにしたときに、前記冷却装置の故障
    判断を開始することを特徴とする冷却装置の故障判断装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の冷却装置の故障判断装置
    において、 前記冷却装置の作動を停止させる制御を行った後は、前
    記故障判断装置への電力供給を停止することを特徴とす
    る冷却装置の故障判断装置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の冷却装置の故障判断装
    置において、 前記制御装置は、前記イグニッションスイッチがオンに
    なっているときに前記冷却装置の作動を停止させる制御
    を行い、前記故障判断装置により前記冷却装置の故障判
    断を行うことを特徴とする冷却装置の故障判断装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の冷却装置の故障判断
    装置において、 前記故障判断装置は、前記電池にかかる負荷の状態に応
    じて前記冷却装置の故障判断を開始することを特徴とす
    る冷却装置の故障判断装置。
  12. 【請求項12】請求項10または11に記載の冷却装置
    の故障判断装置において、 前記電池から流れる電流値を検出する電流検出装置をさ
    らに備え、 前記電流検出装置によって検出した電流値が所定の値よ
    り大きいときには、前記故障判断装置による前記冷却装
    置の故障判断を行わないことを特徴とする冷却装置の故
    障判断装置。
  13. 【請求項13】請求項10〜12のいずれかに記載の冷
    却装置の故障判断装置において、 前記故障判断装置は、前記電池の出力を制限する制御を
    行っている間は、前記冷却装置の故障判断を行わないこ
    とを特徴とする冷却装置の故障判断装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれかに記載の冷却
    装置の故障判断装置において、 前記故障判断装置により前記冷却装置が故障していると
    判断したときは、前記電池の出力を制限する制御を開始
    するときの電池の温度を、前記冷却装置が正常であると
    きよりも低くすることを特徴とする冷却装置の故障判断
    装置。
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