JP2002343129A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2002343129A
JP2002343129A JP2001151281A JP2001151281A JP2002343129A JP 2002343129 A JP2002343129 A JP 2002343129A JP 2001151281 A JP2001151281 A JP 2001151281A JP 2001151281 A JP2001151281 A JP 2001151281A JP 2002343129 A JP2002343129 A JP 2002343129A
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reflector
shade
discharge lamp
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JP2001151281A
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Hironao Yamaguchi
宏尚 山口
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Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/10Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
    • F21S41/19Attachment of light sources or lamp holders
    • F21S41/196Wire spring attachments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電灯を用いた車両用前照灯1において、リ
フレクタ3に固定されるシェード5と点灯回路部8との
熱的接続を抑えることによって、点灯回路部8の内部温
度上昇を抑える。 【解決手段】 点灯制御回路8をリフレクタ3の裏面に
ホルダ6を介して取付けると共に、放電灯バルブ4と直
接接続し、且つシェード5固定用の取付け面3bとホル
ダ6固定用の取付け面3cとをリフレクタ3の軸方向お
よび径方向の両方向に離間して設けることにより、シェ
ード5とホルダ6とを互いに離間させてリフレクタ3に
固定した。これにより、シェード5とホルダ6間の熱的
接続を抑えて、つまり熱抵抗を大きくして、点灯制御回
路8への熱伝達を抑制し点灯制御回路8の内部温度上昇
を抑制することができる。したがって、点灯制御回路8
内の回路素子に作用する熱負荷を低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯を用いた車
両用前照灯に関するものであり、自動車用に用いて好適
である。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用前照灯として放電灯が用い
られている。放電灯は放電灯バルブ(発光管)内にキセ
ノンガス等を封入し、一対の電極間に放電現象を起こし
て発光させるアーク放電型ランプであり、発光色が太陽
光に近い白色で、かつ従来のハロゲンランプに比べ約7
0%の省電力で2倍以上の光量を得ることが可能であ
る。したがって車両用前照灯に使用することで、視認性
の向上が期待できる。
【0003】放電灯は、一般に、点灯始動時に数kVか
ら数十kVの高電圧を発生させ、この電圧を放電灯に印
加することにより、瞬時に放電を開始させて点灯させ、
始動後は、35W程度の電力を印加して点灯を維持す
る。従って、放電灯を点灯させるためには、専用の点灯
制御回路が必要となる。点灯制御回路は、大きくは、バ
ッテリからの直流電圧を昇圧するコンバータ部と、直流
電圧を交流電圧に変換するインバータ部と、数十kVの
高電圧を発生するイグナイタ部とから構成されている。
【0004】車両において、点灯制御回路は、一般に前
照灯のランプハウジングの外部に搭載されている。この
場合、高電圧を放電灯に供給するため高電圧供給ワイヤ
および接続用コネクタが必要であり、装置の小型化が図
れない。また、車両上の搭載スペースが必要になると共
に、その取付け・配線作業工数を要する。さらに、高電
圧供給ワイヤには、ワイヤから発生する電気ノイズの影
響を抑えるためのシールド手段が必要となり、コストが
上昇してしまう。
【0005】そこで、点灯制御回路をランプハウジング
内に搭載すると共に、点灯制御回路を放電灯バルブに直
接接続することが考えられる。例えば、リフレクタの後
面側に取付けられた固定部材であるホルダに点灯制御回
路を取付けて放電灯バルブと直接接続すると共に、放電
灯バルブ近傍に配置されて放電灯バルブの放射光の一部
を遮光するシェードとこの固定部材とを重ねて共締めす
ることが考えられる。この方式により、車両用前照灯の
体格を小型化できると共に、放電灯バルブと点灯制御回
路との間の高圧電線が不要となり、高圧電線に起因する
雑音電波放射や電力損失をなくすことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放電灯バル
ブは点灯時高温になるが、上述の方式においては、シェ
ードとホルダとは接触している、つまり熱的に接続して
熱抵抗が小さい状態となっているため、放電灯バルブか
らの輻射熱がシェードおよびホルダを介して点灯制御回
路に伝わり点灯制御回路の温度が上昇し、点灯制御回路
に内蔵される回路素子の熱負荷が増大することが懸念さ
れる。この対策としては、耐熱性に優れた回路素子や基
板の採用があるが、コスト上昇や大型化を伴うという問
題があった。
【0007】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、リフレクタに固定されたシェード
と点灯回路部との熱的接続を抑えることによって、点灯
回路部の内部温度上昇を抑えることができる車両用前照
灯を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為、以下の技術的手段を採用する。
【0009】本発明の請求項1に記載の車両用前照灯
は、放電灯バルブと、放電灯バルブからの照射光を前方
に向けて反射するリフレクタと、リフレクタに固定さ
れ、放電灯バルブからの照射光を部分的に遮蔽するシェ
ードと、放電灯バルブを点灯駆動する点灯回路部と、放
電灯バルブ、リフレクタ、および点灯回路部を内部に収
容するランプハウジングとを備え、点灯回路部は、リフ
レクタの裏面に固定部材を介して取付けられると共に、
放電灯バルブと直接接続されており、且つ固定部材とシ
ェードは互いに離間させてリフレクタに設置されている
構成とした。これにより、放電灯バルブからの熱輻射に
より高温になったシェードと点灯回路部との熱的接続を
抑えてシェードと固定部材との間の熱抵抗を増大させ
て、シェードから固定部材を介して点灯回路部への伝達
熱量を低減させ、点灯回路部の内部温度上昇を抑え、回
路素子への熱負荷を低減することができる。この場合、
請求項3のように、シェードと固定部材との間に断熱性
に優れる遮熱部材を介装すれば、シェードと固定部材と
の間の熱抵抗を確実に増大させることができる。
【0010】本発明の請求項2に記載の車両用前照灯
は、放電灯バルブと、放電灯バルブからの照射光を前方
に向けて反射するリフレクタと、リフレクタに固定さ
れ、放電灯バルブからの照射光を部分的に遮蔽するシェ
ードと、放電灯バルブを点灯駆動する点灯回路部と、放
電灯バルブ、リフレクタ、および点灯回路部を内部に収
容するランプハウジングとを備え、点灯回路部は、リフ
レクタの裏面の所定位置に固定されると共に、放電灯バ
ルブと直接接続されており、且つ点灯回路部とシェード
は互いに離間させて前記リフレクタに固定されている構
成とした。これにより、放電灯バルブからの熱輻射によ
り高温になったシェードと点灯回路部との熱的接続を抑
えシェードと点灯回路部との間の熱抵抗を増大させて、
シェードから点灯回路部への伝達熱量を低減させ、点灯
回路部の内部温度上昇を抑え、回路素子への熱負荷を低
減することができる。この場合、請求項4のように、シ
ェードと固定部材との間に断熱性に優れる遮熱部材を介
装すれば、シェードと点灯回路部との間の熱抵抗を確実
に増大させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
に基づいて説明する。なお、各図において、同一構成部
分には同一符号を付してある。
【0012】(第1の実施形態)図1に、本発明の第1
の実施形態による車両用前照灯1の断面図を示す。この
車両用前照灯1を車両に搭載した場合、図の紙面左右方
向が車両前後方向となり、紙面上下方向が車両上下方向
となる。図2に、車両用前照灯1の主な構成部品の斜視
分解図を示す。
【0013】図1に示すように、車両用前照灯1は、透
光性のレンズ2aを一体的に有するランプハウジング2
内に、その表面側(放電灯バルブ4側)が反射鏡を形成
しているリフレクタ3、放電灯バルブ4、放電灯バルブ
4の照射光が直接前方に照射されないように照射光を部
分的に遮蔽するシェード5、点灯制御回路8、および前
記リフレクタ3の裏面側に取付けられる共に前記点灯制
御回路8を保持固定する固定部材であるホルダ6を収容
することによって構成される。本実施形態では、リフレ
クタ3の裏面側に点灯制御回路8が配置されている。
【0014】ランプハウジング2は、樹脂成形体からな
り、図1に示すように、車両前方側に透光性のレンズ2
aを一体的に有している。またランプハウジング2の点
灯制御回路8に対応した位置には、ランプハウジング2
内のリフレクタ3へホルダ6や点灯制御回路8を取付け
るための開口部2bが設けられている。さらに、この開
口部2bはカバー2cが気密的に取付けられている。車
両上においても、この開口部2bを介して、放電灯バル
ブ4の交換作業や点灯制御回路8の点検作業を行なうこ
とができる。
【0015】放電灯バルブ4は、図2に示すように、発
光部4aの一端側に、リフレクタ3に保持されるフラン
ジ部4bおよび点灯制御回路8と電気的に接続するため
の雄型のコネクタ4cとを有している。
【0016】放電灯バルブ4の照射光を部分的に遮断す
るシェード5は、金属材料から形成され、略半球状の傘
部5aと、一端側において傘部5aを支持し且つ他端側
がリフレクタ3に固定される支持部5bとを有してい
る。傘部5aは、放電灯バルブ4の前部側を覆うように
配置されて、放電灯バルブ4の放射光のうち直接前方へ
放射される成分を遮断する。これにより、車両前方への
放射光はリフレクタ3による反射光のみとなり、リフレ
クタ3により定められた車両用配光パタンを得ることが
できる。また、傘部5aは、放電灯バルブ4から直接前
方へ放射される電磁波ノイズを遮蔽する作用を発揮す
る。シェード5は、その支持部5bがリフレクタ3の後
面側の所定部位にねじ締めにより固定される。
【0017】リフレクタ3は、前面に凹面状の反射鏡3
aが形成され、その中央部には、放電灯バルブ4を保持
するための保持部3dが形成されている。リフレクタ3
は、樹脂材料等の非金属材料と金属材料の二種以上の材
料を組合わせて構成されている。非金属材料と金属材料
との組み合わせからなるリフレクタ3としては、例え
ば、全体を樹脂材料により形成し、その表面にアルミニ
ウム金属膜を蒸着させたものがある。車両用前照灯1が
所定の機能を発揮するために、放電灯バルブ4(詳しく
は発光部4a)は反射鏡3aに対して所定の位置に配設
される必要がある。保持部3dに放電灯バルブ4のフラ
ンジ部4bを嵌合させ、位置決め用のストッパ部3eに
フランジ部4bの発光部4a側端面4b1を当接させる
ことにより、放電灯バルブ4は反射鏡4aに対して所定
の位置関係に正確に保持される。そして、リフレクタ3
は放電灯バルブ4の放射光を反射鏡3aで前方へ反射さ
せ、予め定めた車両用配光パタン得ることができるよう
に構成されている。また、リフレクタ3の保持部3dに
は、シェード5の支持部5bをを位置決めするためのガ
イド溝3fが設けられている。シェード5は支持部5b
がガイド溝3fに挿入されて、リフレクタ3の裏面に設
けられた取付け面3bの雌ねじ孔3gにねじ締めにより
固定されている。一方、リフレクタ3の裏面にはホルダ
6を固定するための雌ねじ孔3hを有する取付け面3c
が設けられている。このホルダ6には後述する点灯制御
回路8が取付けられている。すなわち、リフレクタ3の
裏面に点灯制御回路8がホルダ6を介して固定されてい
る。ここで、取付け面3bと取付け面3cとは、リフレ
クタ3の軸方向および径方向の両方向に離間して設けら
れているので、リフレクタ3上において、シェード5と
ホルダ6との位置関係は互いに離間、つまり所定の距離
を隔てて配置されている。これにより、シェード5とホ
ルダ6間の熱的接続度合をリフレクタ3により遮断す
る。つまり両部材5、6間の熱抵抗を大きくし、点灯制
御回路8への伝熱を抑制して点灯制御回路8内の電子素
子に作用する熱負荷を低減することができる。
【0018】放電灯バルブ4を点灯駆動するための点灯
回路部である点灯制御回路8は、略直方体のケースに電
気回路を内蔵しており、この電気回路は、バッテリ(図
示せず)からの直流電圧を昇圧するコンバータ部、直流
電圧を交流電圧に変換するインバータ部、点灯始動時に
必要な高電圧を発生する起動回路であるイグナイター部
等から構成され、放電灯バルブ4を点灯させるための電
力制御を行なうものである。点灯制御回路8は、ホルダ
6に取付けられ、このホルダ6がリフレクタ3の裏面に
固定されている。また、点灯制御回路8は雌型のコネク
タ8cを内蔵し、このコネクタ8cを介して放電灯バル
ブ4にリード線を介すること無く直接接続される。点灯
制御回路8からは、先端にコネクタ8bを有するリード
線8aが延出され、このリード線8aによりバッテリ
(図示せず)から点灯制御回路8へ電力が供給される。
さらに、点灯制御回路8をホルダ6に固定するための取
付け孔8dを有している。
【0019】なお、点灯回路部とは、上述のコンバータ
部、インバータ部、およびイグナイター部を含む点灯制
御回路8全体、もしくはイグナイター部を意味し、少な
くともイグナイター部を含む回路構成を意味する。
【0020】点灯制御回路8をリフレクタ3に取付ける
ための固定部材であるホルダ6は、樹脂、あるいは金属
から形成されており、リフレクタ3の取付け面3cに対
応して孔6aを有し、この孔6aを介してリフレクタ3
の取付け面3cにねじ締めにより固定されている。ま
た、ホルダ6には、放電灯バルブ4をリフレクタ3に向
かって押圧固定するためのスプリング7が回動自在に保
持されると共に、このスプリング7の先端部7aを係止
するための係止部6bが設けられている。さらに、ホル
ダ6は点灯制御回路8を固定するための雌ねじ孔6cを
有している。
【0021】次に、本発明の第1の実施形態による車両
用前照灯1の組付け方法について説明する。
【0022】先ず、シェード5をリフレクタ3に取付け
る。ここで、シェード5の支持部5bをリフレクタ3の
ガイド溝3fに嵌合させながら、シェード5をリフレク
タ3の表側から挿入し、リフレクタ3の取付け面3bの
雌ねじ孔3gにねじ締めにより固定する。
【0023】次に、ランプハウジング2内にリフレクタ
3を組込んで、透光性のレンズ2aをランプハウジング
2に気密的に接着する。
【0024】次に、ホルダ6をリフレクタ3の取付け面
3cの雌ねじ孔3hにねじ締めにより固定する。なお、
ホルダ6には既にスプリング7が取付けられている。
【0025】ここで、取付け面3bと取付け面3cとは
リフレクタ3の軸方向および径方向の両方向に離間して
設けられているので、リフレクタ3にシェード5および
ホルダ6を取付けた時に両者は互いに接触せずに離間し
ている。これにより、シェード5とホルダ6間の熱的接
続を抑える、つまり熱抵抗を大きくし、点灯制御回路8
への伝熱を抑制して点灯制御回路8内の回路素子に作用
する熱負荷を低減することができる。
【0026】次に、放電灯バルブ4をリフレクタ3に取
付ける。放電灯バルブ4のフランジ部4bをリフレクタ
3の保持部3dに嵌合させながら挿入し、フランジ部4
bの発光部4a側端面を位置決め用のストッパ部3eに
当接させる。そして、スプリング7をフランジ部4bに
当接させながらスプリング7の先端部7aをホルダ6の
係止部に係止すると、放電灯バルブ4はリフレクタ3に
押圧固定される。
【0027】次に、点灯制御回路8をリフレクタ3に取
付ける。この時、点灯制御回路8の雄型のコネクタ8c
を放電灯バルブ4の雌型のコネクタ4cに差し込んだ
後、取付け孔8eを介してホルダ6の雌ねじ孔6cにね
じ締めにより固定する。
【0028】最後に、ランプハウジング2内への水分や
異物の侵入防止のために、開口部2bを気密的に覆うカ
バー2cを取付けて車両用前照灯1の組付けが完了す
る。
【0029】以上説明した、本発明の第1の実施形態に
よる車両用前照灯1において、点灯制御回路8をリフレ
クタ3の裏面にホルダ6を介して取付けると共に、放電
灯バルブ4と直接接続し、且つシェード5固定用の取付
け面3bとホルダ6固定用の取付け面3cとをリフレク
タ3の軸方向および径方向の両方向に離間して設けるこ
とにより、シェード5とホルダ6とを互いに離間させて
リフレクタ3に固定した。これにより、シェード5とホ
ルダ6間の熱的接続を抑えて、つまり熱抵抗を大きくし
て、点灯制御回路8への熱伝達を抑制し点灯制御回路8
の内部温度上昇を抑制することができる。したがって、
点灯制御回路8内の回路素子に作用する熱負荷を低減す
ることができる。
【0030】また、リフレクタ3上においてシェード5
およびホルダ6を離間して配置する、という容易な手段
の採用により、部品点数増加およびコスト増大を抑えて
点灯制御回路8内の回路素子に作用する熱負荷を低減す
ることができる。
【0031】さらに、ホルダ6を熱伝導性の良好な材
料、例えば金属板等から形成すれば、点灯制御回路8内
の回路素子が発生する熱をホルダ6を介して放熱するこ
とができる。
【0032】図3に、本発明の第1の実施形態による車
両用前照灯1の第1変形例の部分断面図を示す。
【0033】この第1変形例は、上述の第1の実施形態
に対してシェード5と点灯制御回路8との間に高断熱性
を有する材料(例えば、樹脂、セラミックス等)からな
る遮熱部材であるスペーサ9を介在させたものである。
このスペーサ9により、放電灯バルブ4により高温とな
ったシェード5から点灯制御回路8への輻射による熱伝
達を抑えて点灯制御回路8内の回路素子に作用する熱負
荷を低減することができる。ここで、スペーサ9は、リ
フレクタ3あるいは点灯制御回路8に接着等により固定
されている。例えば、スペーサ9を点灯制御回路8に接
着固定すると共に、スペーサ9とシェード5との間に隙
間(空気層)を設けてもよい。
【0034】図4に、本発明の第1の実施形態による車
両用前照灯1の第2変形例の部分断面図を示す。
【0035】この第2変形例は、上述の第1の実施形態
とはシェード5の固定方法が異なっている。すなわち、
第2変形例では、ホルダ6にシェード5共締め固定用の
固定部6dを設け、この固定部6dとシェード5との間
に高断熱性および高強度材料(例えば、樹脂、セラミッ
クス等)からなる遮熱部材であるスペーサ10を介在さ
せて、シェード5をホルダ6とをねじにより共締め固定
している。このスペーサ10により、放電灯バルブ4の
輻射熱により高温となったシェード5からホルダ6への
伝熱量を低減して、ホルダ6に取付けられた点灯制御回
路8内の回路素子に作用する熱負荷を低減することがで
きる。この場合スペーサ10には、共締め固定用ねじの
軸力が作用するので、それに耐え得る十分な強度を持つ
材料が選択される。
【0036】図5に、本発明の第1の実施形態による車
両用前照灯1の第3変形例におけるホルダ6の斜視外観
図を示す。なお、図5においては、分かり易さのため
に、スプリング7を省略している。
【0037】この第3変形例は、上述の第2変形例とは
ホルダ6の形状が異なっている。前述の第2変形例で
は、スペーサ10によってシェード5からホルダ6への
熱伝達はほとんど遮断されるが、共締めに用いられてい
るねじを介してシェード5からホルダ6の固定部6dへ
わずかながら熱伝導が生じている。第3変形例では、図
5に示すように、固定部6dの基部にスリット6eを設
けることにより固定部6dとホルダ6の他の部分との間
の伝熱面積を小さくして、固定部6dからホルダ6の他
の部分への伝熱量を低減することができるので、ホルダ
6に取付けられた点灯制御回路8内の回路素子に作用す
る熱負荷を確実に低減することができる。
【0038】図6に、本発明の第1の実施形態による車
両用前照灯1の第4変形例の主な構成部品の斜視分解図
を示す。
【0039】この第4変形例は、上述の第1の実施形態
とはホルダ6の形状が異なっている。すなわち、ホルダ
6をリフレクタ3に固定するための孔6aと、点灯制御
回路8をホルダ6に固定するための雌ねじ孔6cの位置
を入れ替えたようになっている。このため、リフレクタ
3の取付け面3c上のホルダ6を固定するための雌ねじ
孔3hの位置は、図6に示すように、シェード5固定用
の雌ねじ孔3gからより離れた位置に変更されている。
これにより、シェード5からホルダ6への熱伝達を確実
に抑えて点灯制御回路8内の回路素子に作用する熱負荷
を確実に低減することができる。
【0040】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。図7に、本発明の第2の実施形態に
よる車両用前照灯1の主な構成部品の斜視分解図を示
す。第2の実施形態は、第1の実施形態におけるホルダ
6を廃止して、点灯制御回路8を直接リフレクタ3の裏
面側に固定している。
【0041】リフレクタ3の裏面の取付け面3cには、
放電灯バルブ4をリフレクタ3に向けて押圧固定するた
めのスプリング7を回動自在に保持する金具11、およ
び、スプリング7の先端部7aを係止する係止部11a
を有する金具10がねじ締めにより固定されている。ま
た、リフレクタ3の裏面には、点灯制御回路8を固定す
る取付け面3jが設けられている。この取付け面3j
は、シェード5が固定される取付け面3bとは、リフレ
クタ3の軸方向および径方向の両方向に離間して設けら
れている。これにより、シェード5と点灯制御回路8間
の熱的接続を抑えて、つまり熱抵抗を大きくして、シェ
ード5から点灯制御回路8への伝熱を抑制し点灯制御回
路8内の回路素子に作用する熱負荷を低減することがで
きる。
【0042】なお、第2の実施形態においても、第1の
実施形態の第1変形例と同様に、遮熱部材であるスペー
サ9をシェード5と点灯制御回路8の間に介装してもよ
い。この場合も、スペーサ9により、放電灯バルブ4に
より高温となったシェード5から点灯制御回路8への輻
射による熱伝達を遮断して点灯制御回路8内の回路素子
に作用する熱負荷を低減することができる。
【0043】また、第1の実施形態、第1の実施形態の
第1〜第3変形例、および第2の実施形態において、点
灯制御回路8は一個の部品であるが、これを複数に分割
しても構わない。例えば、イグナイタ部とコンバータ部
+インバータ部とに分割し、イグナイタ部をリフレクタ
4に固定し、コンバータ部+インバータ部をランプハウ
ジング2内の適所に固定し、イグナイタ部とコンバータ
部+インバータ部とを電線で接続する構成であっても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による車両用前照灯1
の縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による車両用前照灯1
の主要構成部品の斜視分解図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による車両用前照灯1
の第1変形例の主要構成部品の部分断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による車両用前照灯1
の第2変形例の主要構成部品の部分断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態による車両用前照灯1
の第3変形例のホルダ6の斜視外観図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による車両用前照灯1
の第4変形例の主要構成部品の斜視分解図である。
【図7】本発明の第2の実施形態による車両用前照灯1
の主要構成部品の斜視分解図である。
【符号の説明】
1 車両用前照灯 2 ランプハウジング 2a レンズ 2b 開口部 2c カバー 3 リフレクタ 3a 反射鏡 3b、3c、3j 取付け面 3d 保持部 3e ストッパ部 3f ガイド溝 3g、3h 雌ねじ孔 4 放電灯バルブ 4a 発光部 4b フランジ部 4c コネクタ 5 シェード 5a 傘部 5b 支持部 6 ホルダ(固定部材) 6a 孔 6b 係止部 6c 雌ねじ孔 6d 固定部 6e スリット 7 スプリング 7a 先端部 8 点灯制御回路(点灯回路部) 8a リード線 8b、8c コネクタ 9、10 スペーサ(遮熱部材) 11 金具 12 金具 12a 係止部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21M 3/14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯バルブと、 前記放電灯バルブからの照射光を前方に向けて反射する
    リフレクタと、 前記リフレクタに固定され、前記放電灯バルブからの照
    射光を部分的に遮蔽するシェードと、 前記放電灯バルブを点灯駆動する点灯回路部と、 前記放電灯バルブ、前記リフレクタ、および前記点灯回
    路部を内部に収容するランプハウジングとを備え、 前記点灯回路部は、前記リフレクタの裏面に固定部材を
    介して取付けられると共に、前記放電灯バルブと直接接
    続されており、且つ前記固定部材と前記シェードは互い
    に離間させて前記リフレクタに設置されていることを特
    徴とする車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 放電灯バルブと、 前記放電灯バルブからの照射光を前方に向けて反射する
    リフレクタと、 前記リフレクタに固定され、前記放電灯バルブからの照
    射光を部分的に遮蔽するシェードと、 前記放電灯バルブを点灯駆動する点灯回路部と、 前記放電灯バルブ、前記リフレクタ、および前記点灯回
    路部を内部に収容するランプハウジングとを備え、 前記点灯回路部は、前記リフレクタの裏面の所定位置に
    固定されると共に、前記放電灯バルブと直接接続されて
    おり、且つ前記点灯回路部と前記シェードは互いに離間
    させて前記リフレクタに固定されていることを特徴とす
    る車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 前記シェードと前記固定部材との間に断
    熱性に優れる遮熱部材を介装したことを特徴とする請求
    項1に記載の車両用前照灯。
  4. 【請求項4】 前記シェードと前記点灯回路部との間に
    断熱性に優れる遮熱部材を介装したことを特徴とする請
    求項2に記載の車両用前照灯。
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DE10221160A DE10221160B4 (de) 2001-05-14 2002-05-13 Fahrzeugscheinwerferanordnung mit Lampenschirm und Leuchtsteuerschaltung, die getrennt an dem Reflektor montiert ist

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