JP2002343107A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

Info

Publication number
JP2002343107A
JP2002343107A JP2001148813A JP2001148813A JP2002343107A JP 2002343107 A JP2002343107 A JP 2002343107A JP 2001148813 A JP2001148813 A JP 2001148813A JP 2001148813 A JP2001148813 A JP 2001148813A JP 2002343107 A JP2002343107 A JP 2002343107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
road
reflecting mirror
angle
transmitting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001148813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4089175B2 (ja
Inventor
Kozo Ogawa
光三 小川
Tomoko Ishiwatari
朋子 石渡
Takashi Ichijo
隆 一条
Hiroyuki Kojima
浩之 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2001148813A priority Critical patent/JP4089175B2/ja
Publication of JP2002343107A publication Critical patent/JP2002343107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4089175B2 publication Critical patent/JP4089175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/72Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps in street lighting

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路を走行する先行車などの視認性を向上で
きるとともに、照明によるグレアの発生を低減できる照
明装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 反射鏡14は、光源13からの出射光を
反射してその開口部から道路の進行方向に対してα(α
=15°〜25°)の角度方向に主光軸を向けて出射す
る。また、第2の反射板19は、主光軸方向に対してβ
(β=α−15°)の角度方向に配置され、前面ガラス
16からの反射光を反射して横断方向へ光を出射する。
これにより、道路の路面の横断方向への出射光を確保し
て均斉度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の道路の
路面上に存在する障害物や路肩に停車している自動車を
自動車運転者に知覚しやすくする照明装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車専用の高速道路などの道
路照明には、道路の路肩側や中央分離帯などに設置され
るポールの先端に照明器具を取り付けた道路灯が一般に
用いられており、この道路灯によって道路を上方から照
明している。
【0003】このような道路灯は道路に沿って一定の間
隔をあけて設置されているため、道路を走行する先行車
が道路灯の下を通過した直後はその先行車が直接照明さ
れて後続車から視認でき、また、先行車が道路灯と道路
灯との中間点を通過して次の道路灯の下に到達するまで
の間はその先行車が影になるが、道路灯の照明により路
面輝度が確保されることで、これら先行車の影と路面輝
度との輝度対比によって先行車の存在を後続車から視認
できている。
【0004】また、視認性確保のための照明装置とし
て、関越自動車道の沼田地区において、霧中の視認性確
保のため定位置にスポットライトを進行方向に向けて照
射した例がある(建設電気技術NO、109,24−2
9 2,1995年)。トンネル照明については、低位
置に狭角配光を持つ照明装置を配置し、進行方向に主た
る配光がでるようにしたプロビーム照明が提案され、対
称照明との併用することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速道
路などでは、例えば排水性などを高めた高機能舗装化に
伴い、路面反射率が低くなり、路面輝度の確保が困難に
なる場合があり、先行車の影と路面輝度との十分な輝度
対比が得られず、後続車からの先行車の視認性が低下す
る問題がある。また、道路を走行する先行車に限らず、
道路上の障害物や、路肩に停車している車両の視認性に
ついても同様の問題がある。
【0006】また、高速道路においては、霧中での視認
性を確保するために、スポットライトを道路の進行方向
へ向けて照射する試みがあるが、スポットライトの光が
車両のバックミラーに入射して眩しく感じるグレアが発
生する問題がある。
【0007】一方、低位置に配置した狭角配光を持つ照
明装置から進行方向に主たる配光がでるようにしたプロ
ビーム照明の場合、照明装置の高さが運転者の目の高さ
と同程度となるため、運転者が照明装置を幅員方向から
直視したときに不快グレアが生じることが懸念される。
また、照明装置が運転者の後方に位置する場合、運転す
る自動車のサイドミラーやルームミラーを通して運転者
に不快グレアを生じさせる怖れがある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、道路を走行する先行車などの視認性を向上できる
とともに、照明によるグレアの発生を低減できる照明装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
照明装置は、道路の路肩もしくは中央分離帯で路面から
高さ1m以下の位置に設置され、道路の望んで設けられ
る側面側に設けられる光透過部を有した照明装置本体
と;照明装置本体の道路進行方向対向側に収納させる少
なくとも1つの光源と;放物回転体楕円回転体で形成さ
れ、前記光源からの出射光を反射して開口部から道路進
行方向に対してα(α=15°〜25°)の角度方向に
主光軸を向けるための反射鏡と;反射鏡開口部と光透過
部の間の照明装置本体の側面側の内面に設けられた第1
の反射板と;第1の反射板の対向であって反射鏡開口部
から光透過部までに設けられ、光源の主光軸方向に対し
てβ(β=α−15°)の角度方向に配置された第2の
反射板と;を具備したことを特徴とする。
【0010】本発明および以下の発明において、特に指
定しない限り用語の定義及び技術的意味は以下による。
【0011】照明装置は、道路の低位置に配置され狭角
配光を持つ照明装置であって、進行方向に主たる配光が
でるようにしたプロビーム照明方式の照明装置である。
例えば、照明装置は、その光源が道路の路肩端もしくは
中央分離帯の路面から高さ1m以下の位置に、車両の進
行方向に沿って所定の間隔で設置される。
【0012】光源は少なくとも1つ設けられ、複数個の
場合には望ましくは2個もしくは3個である。光源から
の出射光は、直接または反射鏡で反射して進行方向に所
定の角度に出射される。反射鏡は放物回転体または楕円
回転体で形成され、光源からの出射光を反射して、その
開口部から道路の進行方向に対して所定角α(α=15
°〜25°)の角度方向に主光軸が向くように反射光を
出射する。
【0013】光源および反射鏡は照明装置本体であるケ
ースに収納され、光源および反射鏡からの主たる出射光
はケースの道路側の側面に設けられた光透過部を通して
道路の路面に導かれる。光透過部の前面には前面ガラス
が配置されている。
【0014】第1の反射板は、光源からの出射光および
反射鏡で反射された出射光を反射する鏡面板であり、ケ
ースの道路側内面の進行方向に向かって反射鏡開口部の
道路側端から光透過部の道路側手前端までの部分に配置
される。
【0015】第2の反射板は、反射鏡開口部の道路反対
側端から進行方向に向かって光透過部の道路反対側端ま
での部分に設けられ、光源からの出射光、反射鏡からの
反射光および第1の反射板の反射光が主光軸方向に対し
て所定角β(β=α−15°)の角度方向に出射するよ
うに配置される。
【0016】ここで、出射光の出射角αを進行方向に対
して15以上とするのは、光透過部の前面ガラスの反射
を抑制するためであり、25°以下とするのは、照明装
置間の暗部を抑制し均斉度の低下を防止するためであ
る。つまり、第2の反射板の配置位置を主光軸方向に対
して所定角β(β=α−15°=0°〜10°)の角度
方向とし、道路の路面の横断方向への出射光を確保して
均斉度を向上させる。
【0017】請求項2の発明に係わる照明装置は、請求
項1の発明において、前記反射鏡は、道路反対側の一部
分が道路の進行方向に対して、前記光透過部の透過光の
出射角度と前記第2の反射板の1回反射光の出射角度と
の間の角度範囲に光を照射するように分割された反射鏡
を有することを特徴とする請求項2の発明は、請求項1
の発明に対して、さらに道路の路面の均斉度を向上させ
たものである。反射鏡は道路反対側の一部分が道路の進
行方向に対してエーミングされた分割された反射鏡を有
し、その分割された反射鏡により光透過部の主光軸透過
光の出射角度と第2の反射板の1回反射光の出射角度と
の間の角度範囲に光を照射する。これにより、道路路面
の均斉度をさらに向上させる。
【0018】請求項3の発明に係わる照明装置は、道路
の路肩もしくは中央分離帯で路面から高さ1m以下の位
置に設置され、道路の望んで設けられる側面側に設けら
れる光透過部を有した照明装置本体と;照明装置本体の
道路進行方向対向側に収納させる少なくとも1つの光源
と;放物回転体楕円回転体で形成され、前記光源からの
出射光を反射して開口部から道路進行方向に対してα
(α=15°〜25°)の角度方向に主光軸を向けるた
めの反射鏡と;反射鏡開口部と光透過部の間の照明装置
本体の側面側の内面に設けられた第1の反射板と;第1
の反射板の対向であって反射鏡開口部から光透過部まで
に設けられ、光源の主光軸方向に対してβ(β=α−1
5°)の角度方向に配置された第2の反射板と;前記反
射鏡開口部と前記光透過部との間に配置され、前記反射
鏡の光軸に平行に、上面が光吸収面で下面が鏡面反射面
である複数の平板で構成される遮光ルーバと;を備えた
ことを特徴とする。
【0019】請求項3の発明の発明は、反射鏡開口部と
光透過部との間に、反射鏡の光軸に平行に上面が光吸収
面で下面が鏡面反射面である複数の平板で構成される遮
光ルーバを設けたものである。
【0020】光源からの出射光は、直接または反射鏡で
反射して進行方向に所定の角度に出射される。反射鏡は
放物回転体または楕円回転体で形成され、光源からの出
射光を反射して、その開口部から道路の進行方向に対し
て所定角の角度方向に主光軸が向くように反射光を出射
する。
【0021】光源および反射鏡は照明装置本体であるケ
ースに収納され、光源および反射鏡からの主たる出射光
はケースの道路側の側面に設けられた光透過部を通して
道路の路面に導かれる。光透過部の前面には前面ガラス
が配置されている。
【0022】第1の反射板は、光源からの出射光および
反射鏡で反射された出射光を反射する鏡面板であり、ケ
ースの道路側内面の進行方向に向かって反射鏡開口部の
道路側端から光透過部の道路側手前端までの部分に配置
される。
【0023】第2の反射板は、反射鏡開口部の道路反対
側端から進行方向に向かって光透過部の道路反対側端ま
での部分に配置され、光源からの出射光、反射鏡からの
反射光および第1の反射板の反射光を反射して光透過部
を通して道路の路面に出射する。
【0024】そして、遮光ルーバは、その上面に当たっ
た光は光吸収面で吸収し、下面に当たった光は鏡面反射
面で反射し、光透過部を通して下向きに出射する。
【0025】本発明によれば、上面が光吸収面で下面が
鏡面反射面である遮光ルーバを設け上方の光を抑制する
のでグレアを防止しつつ均斉度を増す照明とすることが
できる。
【0026】請求項4の発明に係わる照明装置は、道路
の路肩もしくは中央分離帯で路面から高さ1m以下の位
置に設置され、道路の望んで設けられる側面側に設けら
れる光透過部を有した照明装置本体と;照明装置本体の
道路進行方向対向側に収納させる少なくとも1つの光源
と;放物回転体楕円回転体で形成され、前記光源からの
出射光を反射して開口部から道路進行方向に対してα
(α=15°〜25°)の角度方向に主光軸を向けるた
めの反射鏡と;反射鏡開口部と光透過部の間の照明装置
本体の側面側の内面に設けられた第1の反射板と;第1
の反射板の対向であって反射鏡開口部から光透過部まで
に設けられ、光源の主光軸方向に対してβ(β=α−1
5°)の角度方向に配置された第2の反射板と;前記反
射鏡開口部と前記光透過部との間に配置され、前記反射
鏡の主光軸と平行に、上面が前記反射鏡の光軸にほぼ垂
直な稜線を持つ凹凸形状である複数の平板で構成される
遮光ルーバと;を備えたことを特徴とする。
【0027】請求項4の発明の発明は、反射鏡開口部と
光透過部との間に、反射鏡の光軸に平行に、上面が反射
鏡の光軸にほぼ垂直な稜線を持つ凹凸形状で下面が鏡面
反射面である複数の平板で構成される遮光ルーバを設け
たものである。
【0028】光源からの出射光は、直接または反射鏡で
反射して進行方向に所定の角度に出射される。反射鏡は
放物回転体または楕円回転体で形成され、光源からの出
射光を反射して、その開口部から道路の進行方向に対し
て所定角の角度方向に主光軸が向くように反射光を出射
する。
【0029】光源および反射鏡は照明装置本体であるケ
ースに収納され、光源および反射鏡からの主たる出射光
はケースの道路側の側面に設けられた光透過部を通して
道路の路面に導かれる。光透過部の前面には前面ガラス
が配置されている。
【0030】第1の反射板は、光源からの出射光および
反射鏡で反射された出射光を反射する鏡面板であり、ケ
ースの道路側内面の進行方向に向かって反射鏡開口部の
道路側端から光透過部の道路側手前端までの部分に配置
される。
【0031】第2の反射板は、反射鏡開口部の道路反対
側端から進行方向に向かって光透過部の道路反対側端ま
での部分に配置され、光源からの出射光、反射鏡からの
反射光および第1の反射板の反射光を反射して光透過部
を通して道路の路面に出射する。
【0032】そして、遮光ルーバの上面で反射した反射
光は、上面の凹凸により上面の垂直方向に向くので、遮
光ルーバから上向きの光を出射することを抑制できる。
【0033】本発明によれば、遮光ルーバにより上方の
光を遮ることができるので、自動車の運転者への不快グ
レアを防止できる。
【0034】請求項5の発明に係わる照明装置は、請求
項3または4の発明において、前記遮光ルーバは、反射
鏡側に設けられた第1の遮光ルーバと前記光透過部側に
設けられた第2の遮光ルーバとに2分割され、第2の遮
光ルーバは第1の遮光ルーバよりも平板間のピッチが大
きく、第2の反射板は、その幅方向の中央近傍部分にお
いて遮光ルーバの法線に対して1°〜5°の角度で傾斜
しており、それ以外の部分においては遮光ルーバに対し
て垂直であることを特徴とする。
【0035】請求項5の発明は、請求項3または4の発
明に対して、遮光ルーバを2分割し、光透過部側に設け
られた第2の反射板の一部を、その幅方向の中央近傍部
分において遮光ルーバの法線に対して1°〜5°の角度
で傾斜させたものである。
【0036】遮光ルーバを、反射鏡側に設けられた第1
の遮光ルーバと光透過部側に設けられた第2の遮光ルー
バとに2分割し、第2の遮光ルーバは第1の遮光ルーバ
よりも平板間のピッチが大きく形成する。また、第2の
反射板は、その幅方向の中央近傍部分において遮光ルー
バの法線に対して1°〜5°の角度で傾斜させる。この
傾斜部分に光が当たると反射光は上向きとなり、第2の
遮光ルーバの下面で反射して下向きの光となる。これに
より、請求項3または4の発明の効果に加え、グレア防
止のための遮光ルーバにより照射されにくくなる照明装
置近傍への光が増加し、道路路面の均斉度が向上する。
【0037】請求項6の発明に係わる照明装置は、請求
項3または4、5の発明において、前記第1の遮光ルー
バ、第2の遮光ルーバまたは第3の遮光ルーバの平板
は、上部より下部にいくに従って進行方向の長さが短く
なっていることを特徴とする。
【0038】請求項6の発明は、請求項3または4、5
の発明に対して、第1の遮光ルーバ、第2の遮光ルーバ
または第3の遮光ルーバの平板は、上部より下部にいく
に従って進行方向の長さを短く形成したものである。ド
ライバーの視線と遮光ルーバのなす角は、照明装置の上
部と下部とを比較すると下部の方が大きいため、遮光ル
ーバの長さは下部にいくに従って短くて良い。これによ
り、部材の軽減化が図れ、下部の光を遮光ルーバで遮る
ことなく道路路面に出射できる。
【0039】請求項7の発明に係わる照明装置は、請求
項3または4、5、6の発明において、前記第1の遮光
ルーバ、第2の遮光ルーバまたは第3の遮光ルーバの平
板間のピッチは、上部より下部にいくに従って粗くなっ
ていることを特徴とする。
【0040】請求項7の発明は、請求項3または4、
5、6の発明に対して、第1の遮光ルーバ、第2の遮光
ルーバまたは第3の遮光ルーバの平板間のピッチを、上
部より下部にいくに従って粗く形成したものである。ド
ライバーの視線と遮光ルーバのなす角は、照明装置の上
部と下部とを比較すると下部の方が大きいため、遮光ル
ーバの平板のピッチは下部にいくに従って粗くて良い。
これにより、部材の軽減化が図れ、下部の光を遮光ルー
バで遮ることなく道路路面に出射できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態に係わる照明装置の平面図である。
【0042】照明装置11は、例えば自動車専用の高速
道路の路肩側および中央分離帯側の側方位置で、道路の
路面からの高さが1m以下の高さ位置に設置されるとと
もに、道路の進行方向Fに沿って一定の間隔をあけて設
置される。例えば、10m〜16mの間隔で配置され
る。そして、照明装置11により、低位置から進行方向
へ光を照射して照明するいわゆる低位置プロビーム照明
がなされる。
【0043】図1に示すように、照明装置11は照明装
置本体としてのケース12を有し、このケース12は進
行方向Fに対応して細長い箱形に形成されており、道路
に臨んで略平行な側面部には、進行方向Fに沿った領域
に光源13および反射鏡14の主光軸方向の光を透過す
る光透過部15が形成されている。光透過部15には、
例えば、透明なガラス板やポリカーボネートなどの樹脂
製の透明板などの前面ガラス16が密閉状態に取り付け
られている。
【0044】光源13はケース12内の端部に配置され
る。すなわち、道路の進行方向Fに対して道路反対側の
側面部の端部に配置される。光源13は反射鏡14内に
配置され、光源13からの直接光および反射鏡14で反
射した光は、主光軸L方向に出射される。この主光軸L
は道路の進行方向Fに対して出射角αで出射され、下向
きに出射される。この場合の俯角は0°〜5°程度であ
り、運転者が眩しく感じるグレアを防止するためであ
る。なお、この光源13は点灯回路17により点灯され
る。
【0045】反射鏡14の反射面は、放物回転体または
楕円回転体で形成され、高さ方向に長い開口面を有して
いる。光源13は反射鏡14の反射面の中心部を貫通し
て配置されており、反射鏡14によって光を反射させる
光軸と光源13の光軸とが一致するように配置されてい
る。そして、光源13からの直接光および反射鏡14で
反射した光を主光軸L方向に出射するようにしている。
【0046】一方、光透過部15が形成されているケー
ス12の側面部には、第1の反射板18が設けられてお
り、また、その反対のケース12の側面部には第2の反
射板19が設けられている。
【0047】第1の反射板18および第2の反射板19
は、光源13からの直接光および反射鏡14からの反射
光のうち光透過部15を通過しない光を反射させ、第2
の反射板19によりそれらの反射光を光透過部15を通
して道路路面に出射し照射効率を高めている。また、第
1の反射板18は運転者への直視グレアを防止するため
の遮光板も兼ねている。
【0048】ここで、照明対象である高速道路は、通
常、片側一方通行方向に、第1車線、第2車線、第3車
線および中央分離帯とを有するので、そのような高速道
路を対象として経済計算を行うと、照明装置11の設置
間隔を10m〜16mとした場合には、照明装置11か
らの配光のピーク方向(光主軸L方向)が道路の進行方
向に対してα=15°〜25°であるときに路面輝度の
均斉度が高いことが分かった。
【0049】これは、α=15°以下であると光透過部
15の前面ガラス16での反射が多いため照射効率が低
下するだけでなく、照明装置の寸法(進行方向に沿った
幅)が極めて大きくなり、一方、α=25°以上である
と照明装置11と隣接する照明装置11との間に暗部が
生じて均斉度が低下するからである。従って、この第1
の実施の形態では、光源13および反射鏡14の主光軸
Lの遮光角αは、進行方向Fに対してα=15°〜25
°とする。
【0050】一般に、高速道路の路肩側に照明装置11
を設置した場合には、第1車線に比べ、第2、第3車線
は暗くなりがちであるので、この第1の実施の形態で
は、第2の反射板19を主光軸方向に対して所定角β
(β=α−15°=0°〜10°)の範囲で傾斜させ、
第2の反射板19の反射光がその暗くなった部分に出射
するようにする。すなわち、第1の反射板18と第2の
反射板19により横断方向へ光を照射する。この場合、
前面ガラス16でのフレネル反射と第2の反射板19に
よる反射光もその対象とする。この横断方向への光の角
度は、第2の反射板19の角度に依存するので、第1の
実施の形態では、反射鏡14の主光軸Lに対して第2の
反射板19の角度βを(β=α−15°=0°〜10
°)としている。
【0051】いま、照明装置11の光源13の配光のピ
ーク角度αが20°、第2の反射板19の角度βが5°
である場合を考える。図2に示すように、前面ガラス1
6に入射する主光軸Lの光L1に対して、前面ガラス1
6を透過する光L2は(出射角20°、出射率83%)
であり、前面ガラス16の内面で反射し第2の反射板1
9で反射して光透過部15を通る1回反射光L3は(出
射角γ=50°、出射率12%)である。そして、前面
ガラス16の内面で反射し第2の反射板19で反射し、
さらに第2補助反射鏡19で反射して光反射部15を通
る2回反射光L4は(出射角80°、出射率0.5%)
である。3回以上の反射光については減衰が大きいため
考えないこととする。
【0052】ここで、第2の反射板19の傾き角度βを
(β=α−15°)とする理由について説明する。第2
の反射板19の傾き角度βがこれより小さいと、2回反
射光L4の角度が大きくなり運転者への直視グレアが生
じることになり、逆に、第2の反射板19の角度βがこ
れより大きいと、照明装置11の配光の横断方向への広
がりが不十分となるほか、照明装置11の寸法が大きく
なってしまうからである。従って、第2の反射板19の
角度βは(β=α−15°=0°〜10°)としてい
る。
【0053】次に、照明装置11の配光の横断方向広が
りを、第2の反射板19の傾き角度で調整するだけで
は、透過光L1と1回反射光L3との間に暗部が生じる
ことがある。そこで、図3に示すように、この暗部を補
うため、進行方向Fに対して角度α〜γ=α〜(α+3
0°)の範囲に光を照射するようにエーミングされた分
割反射鏡20を反射鏡14の壁側の一部分に配置する。
【0054】分割反射鏡20を反射鏡14の壁側に配す
る理由は、この分割反射鏡20から出射した光が第1の
反射板18に遮られないようにするためである。分割反
射鏡20から出射した角度の大きい光が第1の反射板1
8に当たると、第2の反射板19を介して光透過部15
から出射する光はさらに大きな角度となり、運転者へ直
視グレアを与えるので、それを防止するためである。
【0055】進行方向に対して角度α〜γ=α〜(α+
30°)の範囲をほぼ均一に照射するようにエーミング
された複数の分割反射鏡20を配することで、路面輝度
均斉度をさらに向上させることができる。例えば、光源
13として70Wのセラミックメタルハライドランプを
使用し、反射鏡14の寸法を200mm程度とした場
合、5°おきにエーミングされた5つの分割反射鏡20
で構成すれば良い。
【0056】以上述べたように、第1の実施の形態によ
れば、自動車の運転者ヘグレアを与えることなく、横断
方向において光源12からの配光を適度に広げることが
でき、路面輝度均斉度を向上できる。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第2の実施の形態に係わる照明装置
の説明図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は側
面図である。
【0058】この第2の実施の形態は、反射鏡14の開
口部と光透過部15との間に、反射鏡14の光軸に平行
に上面が光吸収面で下面が鏡面反射面である複数の平板
で構成される遮光ルーバ21を設けたものである。図4
では、反射鏡14側に設けられた第1の遮光ルーバ21
aと光透過部15側に設けられた第2の遮光ルーバ21
bとに2分割されたものを示している。
【0059】光源13からの直接光および反射鏡14で
反射した光は、主光軸方向に出射される。この主光軸は
道路の進行方向に対して所定の出射角α(α=10°〜
30°)で出射され、また、俯角は0°〜5°で出射さ
れる。これにより、照明の均斉度を適切に得るとともに
グレアを低減するようにしている。
【0060】例えば、出射角αが10°以下である場合
には、照明される範囲が路肩側や中央分離帯側の照明装
置11の設置場所近傍の狭い範囲に限られて、道路の幅
員方向の均斉度が低下し、一方、出射角が30°以上で
ある場合には、光が進行方向Fの遠くまで届かず、進行
方向Fに沿って設置される照明装置11と照明装置11
との間が暗くなり進行方向Fの均斉度が低下するから、
出射角αは(α=10°〜30°)の範囲で選ばれる。
第1の実施の形態と同様に、α=15°〜25°の範囲
を選んでも良い。
【0061】また、俯角が0°以上である場合には、車
両のバックミラーに光が入射し、バックミラーを通じて
運転者が眩しく感じるグレアが発生し、一方、5°以上
である場合、光が幅員方向の遠くまで届かず、照明され
る範囲が路肩側や中央分離帯側の照明装置11の設置場
所近傍の狭い範囲に限られてしまい幅員方向の均斉度が
低下するからである。
【0062】次に、光透過部15が形成されているケー
ス12の側面部には、第1の反射板18が設けられてお
り、また、その反対のケース12の側面部には第2の反
射板19が設けられている。第1の反射板18および第
2の反射板19は、光源13からの直接光および反射鏡
14からの反射光のうち光透過部15を通過しない光を
反射させ、第2の反射板19によりそれらの反射光を光
透過部15を通して道路路面に出射し照射効率を高めて
いる。また、第1の反射板18は運転者への直視グレア
を防止するための遮光板も兼ねている。
【0063】また、ケース12内の光源13および反射
鏡14と光透過部15との間には、遮光ルーバ21を備
えている。この遮光ルーバ21は、光源13および反射
鏡14と光透過部15との間で、かつ第1の反射板18
と第2の反射板19との間に配設される第1の遮光ルー
バ21aと、第1の遮光ルーバ21aより光透過部15
側で光透過部15と第2の反射板19との間に配設され
る第2の遮光ルーバ21bとを有している。
【0064】第1の遮光ルーバ21aは、図5(a)に
示すように、平板22aを上下に略等間隔でかつ互いに
略平行に配列して構成され、例えば、平板22aの幅b
1は169mm程度、ピッチP1は7mm程度で、進行方向
Fへ向けて水平方向に対して所定の角度で下降傾斜する
ようにケース12内に配設され、その角度θ1はθ1=
2.4°程度としている。
【0065】一方、第2の遮光ルーバ21bは、図5
(b)に示すように、平板22bを上下に略等間隔でか
つ互いに略平行に配列して構成され、例えば、平板22
bの幅b2は第1の遮光ルーバ21aの幅b1より大き
い310mm程度とし、ピッチP2も第1の遮光ルーバ2
1aのピッチP1より大きい14mm程度とし、進行方向
Fへ向けて水平方向に対して所定の角度θ2で下降傾斜
するようにケース12内に配設され、その角度θ2は
2.6°程度としている。
【0066】これら各遮光ルーバ21の角度θ1、θ2
は、水平方向に対する反射鏡14の主光軸Lの俯角θa
が3°程度の場合で、その主光軸Lの俯角θaと同程度
かもしくは小さく設定されており、主光軸Lの俯角θa
に対して±1°程度の範囲が許容範囲とされる。また、
これら各遮光ルーバ21a、21bの上面は光の反射を
抑制するつや消しの黒色で、下面は光を反射させる鏡面
に形成されている。
【0067】このように、第1の遮光ルーバ21aは、
遮光角が2.4°以内となるように設計されている。こ
れは、照明装置11のエーミング俯角が2°のとき、運
転者へのグレアを与える上方0.5°ヘの光を抑えるた
めであり、その方向から反射鏡14が見えなくなる遮光
角である。
【0068】ここで、遮光ルーバ21a、21bの下面
は鏡面反射面に形成されているので下方光束は増加する
が、その角度限界は反射鏡光軸に対して下方4.8°
(第1のルーバの遮光角θ1の2倍)までである。従っ
て、下方光束までも第1の遮光ルーバ21aで遮光され
てしまう。照明装置11から第1車線中央部までの距饒
は5mあり、照明装置11の高さを0.7mとすると下
方約8°まで照射する必要がある。そこで、図6に示す
ように、第2の反射板19の一部(幅方向の中央近傍付
近)Aを、反射面側(道路側)がやや上向きとなるよう
に傾斜させる。図6(a)は平面図、図6(b)は側面
図、図6(c)は第2の反射板19が傾斜した場合の第
2の遮光ルーバ21bとの関係図である。
【0069】図6(c)に示すように、第2の反射板1
9の傾斜部分に光が当たると反射光は上向きとなり、第
2の遮光ルーバ21bの下面(鏡面反射面)で反射された
後に、下向きの光となって光透過部15から出射する。
第2の遮光ルーバ21bは、第1の遮光ルーバ21aで
の反射グレアを抑えるために設置されている。従って、
そのピッチP2は前述のように第1の遮光ルーバ2aよ
りも大きいため、第2の遮光ルーバ21bの下面で反射
された光は下方10°程度まで広がりを持つ。
【0070】この第2の実施の形態によれば、自動車の
運転者にグレアを与えないよう上方光束を抑えつつ光を
遠くまで照射でき、また、近くにも光を照射することが
できるので路面輝度均斉度が向上する。次に、本発明の
第3の実施の形態を説明する。図7は本発明の第3の実
施の形態に係わる照明装置の説明図であり、図7(a)
は平面図、図7(b)は側面図である。この第3の実施
の形態は、遮光ルーバ21を、反射鏡14側から光透過
部15側にかけて、第1の遮光ルーバ21a、第2の遮
光ルーバ21b、第3の遮光ルーバ21cに3分割し、
第2の遮光ルーバ21bは、第1の遮光ルーバ21aお
よび第3の遮光ルーバ21cよりも平板間のピッチを大
きく形成したものである。
【0071】この遮光ルーバ21a、21b、21c
は、第2の実施の形態と同様に、上面は光吸収面であ
り、下面は鏡面反射面で形成されている。また、主光軸
および俯角についても同様に、主光軸は道路の進行方向
Fに対して出射角α(α=10°〜30°)で出射さ
れ、また、俯角はO〜5°で出射される。これにより、
照明の均斉度を適切に得るとともにグレアを低減するよ
うにしている。
【0072】光源13側の第1の遮光ルーバ21aは、
進行方向Fの前方の自動車のミラーを介して発生するグ
レアを防止するものであり、前方の自動車のサイドミラ
ーから光源と反射鏡を遮るような十分狭い間隔で構成さ
れる。これにより、照明装置11から進行方向Fの前方
の自動車のミラーへ向って光が出射しないので、運転者
がグレアを感じることがなくなる。つまり、照明装置1
1が運転者の後方に位置する場合であっても、運転する
自動車のサイドミラーやルームミラーを通じて運転者に
不快グレアを生じさせることがなくなる。
【0073】第2の遮光ルーバ21bは、路肩側に配さ
れた第2の反射板鏡19における幅員方向から見た場合
のグレアを防止するものである。
【0074】第2の遮光ルーバ21bは平板間のピッチ
が大きく形成され、幅員方向への光を照射するが、平行
な複数の黒色平板から構成されているので、幅員方向に
出射される光の角度は運転者の視線よりも下方になるの
で、幅員方向から見た場合のグレアを防止できる。
【0075】また、第3の遮光ルーバ21cは、進行方
向から見た場合のグレアを防止するものである。平板間
のピッチが大きい第2の遮光ルーバ21bからの主光軸
方向への光は広がりを持つが、平行な複数の黒色平板で
俯角を持った第3の第3の遮光ルーバ21cにより上方
への光が遮断されるので、進行方向から見た場合のグレ
アを防止できる。
【0076】ここで、照明装置11は路面から1m以下
の位置に配置されるので、一般にドライバーの視線は、
照明装置11よりも高い位置にある。そのため、遮光ル
ーバ21の平板22は、図8(a)に示すように、上部
より下部にいくに従って進行方向の長さを短く形成でき
る。図8(a)に示すように、ドライバーの視線と遮光
ルーバ21とのなす角は、照明装置11の上部と下部と
を比較すると下部の方が大きくなるので、遮光ルーバ2
1の平板22の長さは、照明装置11の上部よりも下部
を短くする。
【0077】また、遮光ルーバ21の平板22の長さ
を、照明装置11の上部よりも下部を短くすることに代
えて、図8(b)に示すように、遮光ルーバ21の平板
22のピッチを照明装置の上部よりも下部を粗くするこ
とも可能である。
【0078】これにより、部材の軽減化が図れ、下部の
光を遮光ルーバで遮ることなく道路路面に出射できるの
で、運転者が照明装置11を幅員方向から直視したとき
に生じる不快グレアや照明装置11の進行方向前方の運
転者にサイドミラーやルームミラーを通じて生じる不快
グレアを防止できる。次に、本発明の第4の実施の形態
を説明する。図9は本発明の第4の実施の形態に係わる
照明装置の説明図であり、図9(a)は平面図、図9
(b)は側面図である。この第4の実施の形態は、遮光
ルーバ21を構成する平板の上面を凹凸形状とし下面を
鏡面反射面としたものであり、上方への光の出射を防止
してグレアを防止するようにしたものである。
【0079】光源13からの直接光および反射鏡14で
反射した光は、主光軸方向に出射される。この主光軸は
道路の進行方向Fに対して出射角α(α=10°〜30
°)で、俯角はO〜5°でケース12の光透過部15か
ら前面ガラス16を通して出射される。
【0080】光透過部15が形成されているケース12
の側面部には、第1の反射板18が設けられており、ま
た、その反対のケース12の側面部には第2の反射板1
9が設けられている。また、ケース12内の光源13お
よび反射鏡14と光透過部15との間には、遮光ルーバ
21が設けられている。
【0081】この第4の実施の形態では、遮光ルーバ2
1を構成する平板22の上面に凹凸形状を持たせてい
る。図10は、遮光ルーバ21を構成する平板の説明図
であり、図2(a)は従来の凹凸形状を持たせていない
場合の平板の側面図、図2(b)は鋸刃上の凹凸形状を
持たせた場合の平板の側面図、図2(c)は不規則な応
答形状を持たせた場合の平板の側面図である。
【0082】図10(b)、図10(c)に示すよう
に、遮光ルーバの平板22の上面を凹凸形状とすること
により、平板22に平行に近い角度で入射する光であっ
ても、微視的には凹凸に当たる角度が異なり反射率が小
さくなる。また反射後の光の角度も変わるため、反射光
は他の平板に当たるか、凹凸内でトラップされて無くな
る。ここで、凹凸の斜面は、その稜線が光線に垂直方向を
向いていることが望ましく、光線に対して稜線が平行な
面では遮光効果は得られない。よって、遮光効果が最も
よく得られるためには、反射鏡14の光軸に垂直な稜線
を持った溝が多く並んでいるようにする。
【0083】通常、遮光ルーバの平板の上面につや消し
黒色塗装を施して光を反射しないようにしているが、つ
や消し黒色でも数%の反射率(拡散)を持っているの
で、遮光ルーバの平板への入射角度が大きい場合、つま
り、ほぼ平行に近い角度で当たる場合では、その正反射
率は大きく遮光ルーバとしての役割を十分に果たすこと
ができない場合がある。
【0084】第4の実施の形態では、このような場合で
あってもその光を遮光することができるので、遮光ルー
バにより確実に上方光を遮ることができ、運転者への不
快グレアを抑制できる。
【0085】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図11は本発明の第5の実施の形態に係わる照明装
置の光源13および反射鏡14の配置関係の説明図であ
る。この第5の実施の形態は、反射鏡の焦点が主光軸上
の光源中心よりその開口部側に位置するようにし、上方
への光の出射を抑制しグレアの発生を防止するようにし
たものである。
【0086】反射鏡14は、放物回転体もしくはそれに
近い焦点間距離の大きい楕円回転体で形成されるので、
光源13が焦点に位置していると、反射鏡14に当たっ
た光は光軸方向に平行に近い角度で反射される。実際に
は、光源は点光源ではなく、大きさを持っているため、
図11(a)に示すように完全に平行ではなく上下に広
がりを持っている。この広がりは反射鏡全面にわたって
ほぽ同じである。そのため、グレア防止のために上方光
(2.5°以上)をカットするためには、遮光ルーバ2
1を反射鏡14の全面に渡って配置しなければならい。
【0087】そうすると、下方への出射光までもカット
してしまう。下方への出射光はグレアを発生させること
はなく、むしろ均斉度を向上させるために必要な出射光
であるので、下方への出射光をカットすることは照射効
率鋸有情を阻害することになる。
【0088】そこで、第5の実施の形態では、光源13
の中心に対して焦点が反射鏡14の主光軸上で開口部側
に位置するように、反射鏡14を偏心させて配置する。
これにより、反射鏡14の上部に当たる光は光軸より上
向きに、反射鏡14の下側に当たる光は下側に反射され
る。偏心させる距離は、反射鏡14の下側における光源
13の大きさによる光の上方向広がり分をほぼ打ち消す
ように決定する。光源13に70Wセラミックメタハラ
(発行寸法φ8×11mm)を使用し、反射鏡14の開
口部がφ150mmのとき、偏心距離は2〜3mm程度
である。
【0089】第5の実施の形態によれば、反射鏡14の
下側から上向きに出射する光がなくなるため、主光軸よ
り下側に遮光ルーバ21は不要となる。反射鏡14の上
側に当たった光は上向きになるが、遮光ルーバ21の遮
光角を適当に設定することで、グレアを生じる角度の上
方光をカットできる。
【0090】従って、グレアを発生させる角度の上方光
のみをカットし下方光は遮らないため照射効率が高くな
る。また、遮光ルーバ21の平板の下面を鏡面反射面に
することで、遮光ルーバ21の平板に当たった光を下方
へ反射して、さらに光を有効に利用することができる。
このように、照射効率を低下させずに、照明装置の上方
光束を抑えて自動車の運転者へのグレアを抑制すること
ができる。次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図12は本発明の第6の実施の形態に係わる照明装
置11の説明図であり、図12(a)は平面図、図12
(b)は本体取付器具の側面図である。この第6の実施
の形態は、光源13やケース12の取り付けの微調整や
調光が行えるようにしたものであり、これによりエーミ
ングを可能とし照明装置11の設置個所の状況に応じて
道路路面の均斉度や照度を適正に保つようにしている。
【0091】まず、照明装置11の明るさ向上について
は、複数個の光源13a、13bをを配置して対応す
る。図12(a)では2個の光源13a、13bを設け
た場合を示している。光源13a、13bには、照明装
置11の内部で角度毎に取り付け位置を調整できる調整
決定ネジを有した光源取付器具23a、23bを設け、
それぞれ独立したエイミングが可能なようにする。これ
により、照明装置11のケース12内で光源13a、1
3bの位置を変更しエイミングを変える。
【0092】同様に、照明装置11のケース12にも取
付角度を調整できる本体取付器具24a、24bを設
け、本体取付器具24a、24bの取付角度を調整す
る。図12(b)は本体取付器具24の一例を示す側面
図である。この本体取付器具はケース12に取り付けら
れる取付脚25と台座部26とを締め付けねじ27で固
定する。この場合、締め付けねじ27を中心に矢印方向
に角度を変えられ、所定のピッチで設けられた固定孔2
8にピンを挿入して角度を固定し、締め付けねじ27を
締めて固定する。
【0093】3個の光源13を設けた場合には、例え
ば、手前は明るさの減衰が少ないので1灯の光源13で
手前を照らし、2灯の光源13で遠方を照明する。ま
た、遮光ルーバ21も同一に動く構造にすることも可能
である。
【0094】第6の実施の形態によれば、光学系を変更
しなくても照明装置11の明るさが確保でき、設置条件
などの問題で取り付け位置がが多少ずれても柔軟に対応
できる。また、道路のカーブなどに設置する場合におい
ても、複数の光源13のエイミングを微調整することに
より対応が可能となる。
【0095】複数の光源13を有しているので、例えば
1灯が不点となっても、片方が点灯しているため、その
部分が真っ暗になることがない。同時に、例えば、同一
位置を照明するエーミングの場合、50%調光時に片方
を消灯すれば、色温度を変えること無く調光が可能とな
る。この場合、1日毎に信号をもらうなどして交互に調
光する際の光源を消灯すれば、寿命は調光時は2倍にな
るので寿命が延び省メンテナンスが実現可能となる。
【0096】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、自動車の運転
者が感じるグレアを防止し、道路の路面の横断方向への
出射光を確保できるので、均斉度を向上させることがで
きる。
【0097】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、道路路面の横断方向への出射光を均一に
できるので、道路路面の均斉度をさらに向上させること
ができる。
【0098】請求項3の発明によれば、上面が光吸収面
で下面が鏡面反射面である遮光ルーバを設け上方の光を
抑制するのでグレアを防止しつつ光を近くに照射でき
る。
【0099】請求項4の発明によれば、遮光ルーバによ
り上方の光を遮ることができるので、自動車の運転者へ
の不快グレアを防止できる。
【0100】請求項5の発明によれば、請求項3または
4の発明の効果に加え、下向きの光を遠くまで照射でき
るので、道路路面の均斉度を向上させることができる。
【0101】請求項6の発明、請求項7の発明によれ
ば、部材の軽減化が図れ、下部の光を遮光ルーバで遮る
ことなく道路路面に出射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる照明装置の
平面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる照明装置の
出射光の説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に反射鏡に分割反射
鏡を設けた場合の説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わる照明装置の
説明図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は側面
図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における遮光ルーバ
の説明図であり、図5(a)は第1の遮光ルーバの説明
図、図5(b)は第2の遮光ルーバの説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における第2の反射
板の取り付けの説明図であり、図6(a)は平面図、図
6(b)は側面図、図6(c)は第2の反射板が傾斜し
た場合の第2の遮光ルーバとの関係図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わる照明装置の
説明図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は側面
図。
【図8】本発明の第3の実施の形態における遮光ルーバ
の平板の説明図であり、図8(a)は下部ほど平板が短
くなっている場合の説明図、図8(b)は下部ほど平板
の間隔が粗くなっている場合の説明図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係わる照明装置の
説明図。
【図10】本発明の第4の実施の形態における遮光ルー
バを構成する平板の説明図。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係わる照明装置
の光源および反射鏡の配置関係の説明図。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係わる照明装置
の説明図であり、図12(a)は平面図、図12(b)
は本体取付器具の側面図。
【符号の説明】
11…照明装置、12…ケース、13…光源、14…反
射鏡、15…光透過部、16…前面ガラス、17…点灯
回路、18…第1の反射板、19…第2の反射板、20
…分割反射鏡、21…遮光ルーバ、22…平板、23…
光源取付器具、24…本体取付器具、25…取付脚、2
6…台座部、27…締め付けねじ、28…固定孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21V 13/10 F21Y 101:00 // F21W 131:103 F21S 1/10 G F21Y 101:00 1/00 C (72)発明者 一条 隆 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 小島 浩之 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の路肩もしくは中央分離帯で路面か
    ら高さ1m以下の位置に設置され、道路の望んで設けら
    れる側面側に設けられる光透過部を有した照明装置本体
    と;照明装置本体の道路進行方向対向側に収納させる少
    なくとも1つの光源と;放物回転体楕円回転体で形成さ
    れ、前記光源からの出射光を反射して開口部から道路進
    行方向に対してα(α=15°〜25°)の角度方向に
    主光軸を向けるための反射鏡と;反射鏡開口部と光透過
    部の間の照明装置本体の側面側の内面に設けられた第1
    の反射板と;第1の反射板の対向であって反射鏡開口部
    から光透過部までに設けられ、光源の主光軸方向に対し
    てβ(β=α−15°)の角度方向に配置された第2の
    反射板と;を具備したことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記反射鏡は、道路反対側の一部分が道
    路の進行方向に対して、前記光透過部の透過光の出射角
    度と前記第2の反射板の1回反射光の出射角度との間の
    角度範囲に光を照射するように分割された反射鏡を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 道路の路肩もしくは中央分離帯で路面か
    ら高さ1m以下の位置に設置され、道路の望んで設けら
    れる側面側に設けられる光透過部を有した照明装置本体
    と;照明装置本体の道路進行方向対向側に収納させる少
    なくとも1つの光源と;放物回転体楕円回転体で形成さ
    れ、前記光源からの出射光を反射して開口部から道路進
    行方向に対してα(α=15°〜25°)の角度方向に
    主光軸を向けるための反射鏡と;反射鏡開口部と光透過
    部の間の照明装置本体の側面側の内面に設けられた第1
    の反射板と;第1の反射板の対向であって反射鏡開口部
    から光透過部までに設けられ、光源の主光軸方向に対し
    てβ(β=α−15°)の角度方向に配置された第2の
    反射板と;前記反射鏡開口部と前記光透過部との間に配
    置され、前記反射鏡の光軸に平行に、上面が光吸収面で
    下面が鏡面反射面である複数の平板で構成される遮光ル
    ーバと;を備えたことを特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】 道路の路肩もしくは中央分離帯で路面か
    ら高さ1m以下の位置に設置され、道路の望んで設けら
    れる側面側に設けられる光透過部を有した照明装置本体
    と;照明装置本体の道路進行方向対向側に収納させる少
    なくとも1つの光源と;放物回転体楕円回転体で形成さ
    れ、前記光源からの出射光を反射して開口部から道路進
    行方向に対してα(α=15°〜25°)の角度方向に
    主光軸を向けるための反射鏡と;反射鏡開口部と光透過
    部の間の照明装置本体の側面側の内面に設けられた第1
    の反射板と;第1の反射板の対向であって反射鏡開口部
    から光透過部までに設けられ、光源の主光軸方向に対し
    てβ(β=α−15°)の角度方向に配置された第2の
    反射板と;前記反射鏡開口部と前記光透過部との間に配
    置され、前記反射鏡の主光軸と平行に、上面が前記反射
    鏡の光軸にほぼ垂直な稜線を持つ凹凸形状である複数の
    平板で構成される遮光ルーバと;を備えたことを特徴と
    する照明装置。
  5. 【請求項5】 前記遮光ルーバは、反射鏡側に設けられ
    た第1の遮光ルーバと前記光透過部側に設けられた第2
    の遮光ルーバとに2分割され、第2の遮光ルーバは第1
    の遮光ルーバよりも平板間のピッチが大きく、第2の反
    射板は、その幅方向の中央近傍部分において遮光ルーバ
    の法線に対して1°〜5°の角度で傾斜しており、それ
    以外の部分においては遮光ルーバに対して垂直であるこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の遮光ルーバ、第2の遮光ルー
    バまたは第3の遮光ルーバの平板は、上部より下部にい
    くに従って進行方向の長さが短くなっていることを特徴
    とする請求項3または4、5記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の遮光ルーバ、第2の遮光ルー
    バまたは第3の遮光ルーバの平板間のピッチは、上部よ
    り下部にいくに従って粗くなっていることを特徴とする
    請求項3または4、5、6記載の照明装置。
JP2001148813A 2001-05-18 2001-05-18 照明装置 Expired - Fee Related JP4089175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148813A JP4089175B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148813A JP4089175B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002343107A true JP2002343107A (ja) 2002-11-29
JP4089175B2 JP4089175B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=18994063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001148813A Expired - Fee Related JP4089175B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4089175B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009059466A1 (fr) * 2007-11-08 2009-05-14 Lite-On It Corporation Système optique pour éclairage
JP2011146374A (ja) * 2009-12-18 2011-07-28 Panasonic Electric Works Co Ltd 道路照明器具
CN102865535A (zh) * 2012-09-11 2013-01-09 杭州鸿雁电器有限公司 一种倾斜照射路面的道路灯
CN102937256A (zh) * 2011-08-14 2013-02-20 黄于民 一种侧配光路灯灯具
CN103423661A (zh) * 2012-05-18 2013-12-04 海洋王(东莞)照明科技有限公司 路肩灯及公路照明系统
CN109724021A (zh) * 2017-10-30 2019-05-07 华夏晶锐照明科技(北京)股份有限公司 照明灯杆
CN113606559A (zh) * 2021-07-16 2021-11-05 宁波公牛光电科技有限公司 灯结构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0662120U (ja) * 1993-02-04 1994-09-02 株式会社イナックス 工場用衛生設備

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009059466A1 (fr) * 2007-11-08 2009-05-14 Lite-On It Corporation Système optique pour éclairage
JP2011146374A (ja) * 2009-12-18 2011-07-28 Panasonic Electric Works Co Ltd 道路照明器具
CN102937256A (zh) * 2011-08-14 2013-02-20 黄于民 一种侧配光路灯灯具
CN103423661A (zh) * 2012-05-18 2013-12-04 海洋王(东莞)照明科技有限公司 路肩灯及公路照明系统
CN103423661B (zh) * 2012-05-18 2017-07-25 海洋王(东莞)照明科技有限公司 路肩灯及公路照明系统
CN102865535A (zh) * 2012-09-11 2013-01-09 杭州鸿雁电器有限公司 一种倾斜照射路面的道路灯
CN109724021A (zh) * 2017-10-30 2019-05-07 华夏晶锐照明科技(北京)股份有限公司 照明灯杆
CN113606559A (zh) * 2021-07-16 2021-11-05 宁波公牛光电科技有限公司 灯结构
CN113606559B (zh) * 2021-07-16 2023-07-14 宁波公牛光电科技有限公司 灯结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4089175B2 (ja) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4740871A (en) Dual-purpose signal lamp for a vehicle
US7997778B2 (en) Vehicle light
US5307247A (en) Headlamp for motor vehicles
US20100309679A1 (en) Vehicle headlight
CN109416161B (zh) 车辆用前照灯
JP2021531633A (ja) ロービームiiiゾーン照明モジュール、車両ヘッドライト及び車両
US8596843B2 (en) Vehicle headlamp
JPH01260702A (ja) 下向きの或は下向きにできる自動車ヘッドライトのための反射鏡
JP2002343107A (ja) 照明装置
US20070195541A1 (en) Illumination device
JPH10269805A (ja) ヘッドランプ
JP4038649B2 (ja) 照明装置
JP3145958B2 (ja) 車輌用前照灯
JP2002170401A (ja) トンネル照明装置、道路照明装置
JP2009272129A (ja) プロジェクタ型ヘッドランプ
CN210107217U (zh) 截光型低位路灯
JP2001093311A (ja) 暗視装置用ヘッドランプ
JP4092533B2 (ja) 照明装置
KR101765075B1 (ko) 도로용 조명장치
JP2000030511A (ja) 道路灯
KR200285057Y1 (ko) 가로등
CN113531474B (zh) 防炫目远光灯和车辆
JP2003059317A (ja) 車輌用前照灯装置
KR100466272B1 (ko) 횡단보도 조명장치
KR100401263B1 (ko) 전조등의 눈부심 방지용 반사경

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees