JP2002342821A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

自動販売機の制御装置

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JP2002342821A
JP2002342821A JP2001150857A JP2001150857A JP2002342821A JP 2002342821 A JP2002342821 A JP 2002342821A JP 2001150857 A JP2001150857 A JP 2001150857A JP 2001150857 A JP2001150857 A JP 2001150857A JP 2002342821 A JP2002342821 A JP 2002342821A
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JP
Japan
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control unit
signal
vending machine
main control
sub
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Application number
JP2001150857A
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English (en)
Inventor
Masahito Mori
雅人 森
Yasuhiko Miyata
泰彦 宮田
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Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主制御部のプログラムデータを変更せず、機
能の変更拡張に対応する。 【解決手段】 自動販売機の電源を投入すると、主制御
部101は、初期化プログラムを実行し、各コラムの缶
飲料の在庫状況を確認するための信号を販売制御部10
5に送信する。販売制御部105は、各コラムの缶飲料
の在庫状況を確認して主制御部101に返信する。主制
御部101は、この在庫情報に基づいて、販売可データ
An〜A1、売り切れデータBn〜B1を作成し、RA
M内のコラム毎の値段情報とともに補助制御部112に
送信する。補助制御部112は、この値段情報に基づい
て、値段データCn〜C1を作成する。補助制御部11
2は、販売可データAn〜A1、売り切れデータBn〜
B1、値段データCn〜C1から成るシリアルデータを
接客制御部114に送信する。接客制御部114は、こ
のシリアルデータを解読して表示部12に缶飲料の値段
を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主制御部と複数の
従制御部とを有する自動販売機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動販売機は、貨幣処理、接客処
理、販売処理等を独立して制御する複数の従制御部と、
複数の従制御部を統括制御する主制御部とから成るマス
タースレーブ方式を採用するものが主流となっている。
【0003】この自動販売機を市場に設置した後、この
自動販売機の機能を変更したり或いは拡張したりすると
き、以下の対応が必要となる。先ず、この機能を実現す
るための新たな電装部品を取り付けなければならない。
更に、主制御部と該当する従制御部とが新たな電装部品
の動作を制御するので、主制御部のROM内のプログラ
ムデータと、必要に応じて該当する従制御部のROM内
のプログラムデータとを、新たな電装部品の動作を制御
できる内容に変更しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、主制御部のR
OM内のプログラムデータは、全ての従制御部を統括制
御する内容から成るので、主制御部のROM内のプログ
ラムデータを機能変更または機能拡張のためだけに変更
すると、非効率的となる問題があった。例えば、主制御
部のROMが書き換え不可能な不揮発性メモリ(マスク
ROM等)のとき、ROM自体を交換しなければならな
いので、多くの時間と費用を要する問題があった。ま
た、主制御部のROMが書き換え可能な不揮発性メモリ
(EPROM、EEPROM等)のとき、専用のリーダ
ライタを用意しなければならないので、同様に、多くの
時間と費用を要する問題があった。
【0005】そこで、本発明は、主制御部のプログラム
データの変更なしに、機能変更または機能拡張に対応で
きる自動販売機の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために創作されたものである。
【0007】請求項1は、複数の従制御部と、前記複数
の従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販
売機の制御装置において、自動販売機の変更機能または
拡張機能を実行するための新たな従制御部と、前記新た
な従制御部を制御するために前記主制御部を補助する補
助制御部と、を備え、前記補助制御部は、前記主制御部
からの制御信号を、自動販売機の変更機能または拡張機
能を実行するための制御信号に変更して、前記新たな従
制御部に送信するものである。また、請求項2は、複数
の従制御部と、前記複数の従制御部を統括制御する主制
御部と、を有する自動販売機の制御装置において、前記
主制御部は、当該主制御部からの制御信号を、自動販売
機の変更機能または拡張機能を実行する新たな従制御部
のための制御信号に変更して、当該新たな従制御部に送
信する補助制御部と、接続可能である。これらの請求項
1、2によれば、補助制御部を設けることで、主制御部
のプログラムデータの変更なしに、新たな従制御部を迅
速且つ容易に制御できる作用効果を奏する。
【0008】請求項3は、複数の従制御部と、前記複数
の従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販
売機の制御装置において、前記主制御部を補助する補助
制御部、を備え、前記補助制御部は、前記主制御部が受
信した前記従制御部からの信号を、対応する別の信号に
変更して、何れかの前記従制御部に送信するものであ
る。また、請求項4は、複数の従制御部と、前記複数の
従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販売
機の制御装置において、前記主制御部は、当該主制御部
が受信した前記従制御部からの信号を、対応する別の信
号に変更して、何れかの前記従制御部に送信する補助制
御部と、接続可能である。特に、請求項5は、請求項
3、4に係り、前記補助制御部は、前記主制御部が受信
した前記従制御部の状態を示すコード信号を、前記従制
御部の状態を示す表示信号に変更して、表示を行うため
の従制御部に送信するものである。これらの請求項3乃
至5によれば、従制御部が故障したときの対処方法等
を、今までより詳細に表示できる作用効果を奏する。
【0009】請求項6は、請求項5に係り、前記補助制
御部は、前記従制御部の状態を示すコード信号と表示信
号とを関連付けて記憶するデータベースと通信接続さ
れ、前記データベースからの表示信号を、表示を行うた
めの従制御部に送信するものである。この請求項6によ
れば、従制御部が故障したときの最新の対処方法等を、
迅速に表示できる作用効果を奏する。
【0010】請求項7は、複数の従制御部と、前記複数
の従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販
売機の制御装置において、自動販売機の変更機能または
拡張機能を実行するための新たな従制御部、を備え、前
記新たな従制御部は、前記主制御部が受信した前記新た
な従制御部の信号を、対応する別の信号に変更して、何
れかの従制御部に送信するものである。また、請求項8
は、複数の従制御部と、前記複数の従制御部を統括制御
する主制御部と、を有する自動販売機の制御装置におい
て、前記主制御部は、当該主制御部に送信した信号を受
信するとともに、対応する別の信号に変更して何れかの
従制御部に送信する、自動販売機の変更機能または拡張
機能を実行するための新たな従制御部と、接続可能であ
る。特に、請求項9は、請求項7、8に係り、前記新た
な従制御部は、前記主制御部が受信した前記新たな従制
御部の状態を示すコード信号を、前記新たな従制御部の
状態を示す表示信号に変更して、表示を行うための従制
御部に送信するものである。これらの請求項7乃至9に
よれば、従制御部が故障したときの対処方法等を、今ま
でより詳細に表示できる作用効果を奏する。
【0011】請求項10は、請求項9に係り、前記主制
御部と前記新たな従制御部との間の信号の流れを制御す
るための補助制御部を、備えたものである。この請求項
10によれば、主制御部は、補助制御部と連携すること
で、プログラムデータの変更なしに、従制御部のコード
信号を保持するだけで済む作用効果を奏する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。
【0013】「全体の説明」図1は本発明に使用する自
動販売機の正面図であり、例えば缶飲料を販売するもの
とする。
【0014】図1において、前扉1は、自動販売機の左
側面端を支軸として開閉するものであり、コラム設定、
缶飲料補充等を行うときは開錠して開き、通常販売を行
うときは施錠して閉じておくものである。パネル2は、
透明な樹脂板であり、内部に陳列されている複数種類の
缶飲料サンプル3を確認するためのものである。つま
り、利用者は、パネル2を通して複数種類の缶飲料サン
プル3を見渡すことにより、購入したい缶飲料を選択で
きる。硬貨投入口4は、利用者が硬貨を投入する部分で
あり、投入硬貨は自動販売機内部のコインメカに供給さ
れる。紙幣挿入口5は、利用者が紙幣を挿入する部分で
あり、挿入紙幣は自動販売機内部のビルバリに供給され
る。表示部6(有機EL、LCD、LED等)は、投入
硬貨金額、挿入紙幣金額等を表示するものである。商品
選択釦7は、販売可ランプおよび売り切れランプを内蔵
し、缶飲料サンプル3それぞれに対応してパネル2に設
けられるものである。販売可ランプは、利用者が少なく
とも1本の缶飲料を購入できる硬貨投入または紙幣挿入
を行うと、自動販売機内部のコラムに缶飲料が収容され
ている場合のみ、この缶飲料に対応するものが点灯す
る。売り切れランプは、自動販売機内部の所定コラムが
空になると、この缶飲料に対応するものが常時点灯す
る。販売可ランプが点灯している商品選択釦7を押下す
ると、この缶飲料サンプル3に対応する缶飲料が商品取
出口8まで搬出される。返却レバー9は、投入硬貨を返
却口10から返却したり、投入硬貨または挿入紙幣から
缶飲料購入金額を差し引いた釣銭を返却口10から返却
したりするためのものである。
【0015】図2は本発明の自動販売機の制御装置を説
明するための全体図である。
【0016】図2において、主制御部101は、自動販
売機の制御を統括するものであり、ROM、CPU、R
AM、周辺回路(タイマ等)を内蔵するマイクロコンピ
ュータから成るものである。詳述すると、ROMは、後
述する複数の従制御部を統括制御するためのプログラム
データが予め格納されたものであり、CPUは、ROM
から読み出されたプログラムデータの解読結果に従って
複数の従制御部を統括制御するものであり、RAMは、
CPUによる演算結果、複数の従制御部からの各種デー
タ等の書き込みまたは読み出しを行うものである。ハー
ドウエア面では、ROMは、データを製造工程で焼き付
け固定するマスクROM、データを紫外線消去すること
によりデータを繰り返し書き込み読み出しできるEPR
OM、またはデータを電気消去することによりデータを
繰り返し書き込み読み出しできるEEPROM(フラッ
シュメモリを含む)等の不揮発性メモリである。CPU
は、ROMの実行アドレスを指定するプログラムカウン
タ、ROMからの読み出し内容を解読するインストラク
ションデコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演
算データを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。
RAMは、SRAM等の揮発性メモリであり、バックア
ップ電源を用いて記憶内容を保持する。
【0017】硬貨処理制御部102、紙幣処理制御部1
03、接客制御部104、販売制御部105、入出力制
御部106は、複数の従制御部に相当し、ハードウエア
面において、主制御部101と同様のROM、CPU、
RAMを内蔵する。硬貨処理機構107は、釣銭切れを
検出する釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口4からの投
入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口10から
返却するものである。硬貨処理制御部102は、硬貨処
理機構107を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判
別、金種別枚数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭
払い出し等を行わせるものである。硬貨処理制御部10
2および硬貨処理機構107は、コインメカを構成す
る。紙幣処理機構108は、硬貨処理機構107と同様
に、釣札切れを検出する釣札切れセンサを備え、紙幣挿
入口5からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を
紙幣挿入口5から返却するものである。紙幣処理制御部
103は、紙幣処理機構108を制御し、挿入紙幣の金
種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、釣札払い出し等
を行わせるものである。紙幣処理制御部103および紙
幣処理機構108は、ビルバリを構成する。硬貨処理制
御部102および紙幣処理制御部103は、硬貨投入お
よび紙幣挿入が行われるその都度、処理動作を実行す
る。尚、硬貨処理機構107および紙幣処理機構108
の代わりに、先払いカードまたは後払いカードを挿入す
るカード読み取り装置(図示せず)を設けることによっ
て、缶飲料を販売できるようにしてもよい。接客部10
9は、表示部6と、複数種類の缶飲料サンプル3に対応
して設けられた複数の商品選択釦7と、販売中、販売中
止、釣銭切れを表すランプと、を備えたものである。接
客制御部104は、接客部109を制御する。つまり、
接客制御部104は、主制御部101からの缶飲料販売
に関する接客信号に従って、販売中、販売中止、釣銭切
れを表すランプを点灯させたり、販売飲料別の販売可ラ
ンプまたは売り切れランプを点灯させたり、更には、複
数の商品選択釦7の何れが押下されたのかを検出し、こ
のときの検出信号を主制御部101に送信したりする。
販売機構110は、利用者が希望する缶飲料を商品取出
口8まで搬出させるものである。販売制御部105は、
販売機構110を制御し、接客制御部104からの前記
検出信号に応答した主制御部101からの販売信号に従
って、利用者の希望商品を商品取出口8まで搬出させ
る。
【0018】キーボード111は、テンキーおよびファ
ンクションキーと、これらのキーの操作に関する内容を
表示する表示部(有機EL、LCD等)とを、前面に備
えたものである。キーボード111は、入出力制御部1
06と有線で接続されるとともに、前扉1の裏面に着脱
自在に配設され、ルートマンがコラム設定、金額設定、
メンテナンス等を行う際に操作するものである。入出力
制御部106は、キーボード111からの入力情報を主
制御部101に送信する。主制御部101は、この入力
情報に基づいて、硬貨処理制御部102、紙幣処理制御
部103、接客部104、販売制御部105に対して、
コラム設定、金額設定、メンテナンス等のための指示を
行う。
【0019】補助制御部112は、主制御部101と同
様のROM、CPU、RAMを内蔵し、主制御部101
のROM内のプログラムデータを変更することなく、主
制御部101の動作を補助するものである。詳細は、後
述する第1、第2、第3の実施の形態において説明す
る。
【0020】「第1の実施の形態」図3は、本発明の第
1の実施の形態を説明するための図である。
【0021】図3において、接客部113は、接客部1
09の商品選択釦7の機能を変更したものである。接客
部113において、商品選択釦11は、販売可ランプと
売り切れランプとを省略したものである。表示部12
(有機EL、LCD等)は、商品選択釦11と1対1に
対応して上部に設けられ、商品選択釦11に関する情報
を表示するものである。詳述すると、表示部12は、対
応するコラムの缶飲料が存在するとき、この缶飲料の値
段「・・・円」を表示する。また、表示部12は、利用
者が貨幣を投入することによって対応するコラムの缶飲
料が販売可となったとき、この缶飲料の値段「・・・
円」を点滅表示する。また、表示部12は、対応するコ
ラムの缶飲料が空となったとき、「売切」を表示する。
即ち、表示部12は、商品選択釦7の販売可ランプおよ
び売り切れランプと同等の告知機能を有する。接客制御
部114は、接客部113を制御するために、接客制御
部104の機能を変更したものである。接客制御部11
4は、商品選択釦11の押下を検出するとともに、表示
部12に表示信号を送信するものである。
【0022】主制御部101は、販売制御部105から
のコラム毎の在庫情報を受信すると、この在庫情報に基
づいて、商品選択釦7の販売可ランプおよび売り切れラ
ンプを点灯または消灯するためのデータを作成する、と
いうプログラムを元々有するものである。詳述すると、
主制御部101は、図4に示すように、コラム毎の在庫
情報に基づいて、販売可データAn〜A1および売り切
れデータBn〜B1を作成する。販売可データAn〜A
1および売り切れデータBn〜B1は、コラム数と等し
いビット数である。販売可データAn〜A1の各ビット
は、各コラムと1対1に対応し、利用者が貨幣を投入し
且つ対応するコラムの缶飲料が存在するときに論理値
「1」となり、対応するコラムの缶飲料が空のときに論
理値「0」となる。一方、売り切れデータBn〜B1の
各ビットは、各コラムに1対1に対応し、対応するコラ
ムの缶飲料が空のときに論理値「1」となり、対応する
コラムの缶飲料が存在するときに論理値「0」となる。
図2では、主制御部101が、販売可データAn〜A1
および売り切れデータBn〜B1から成るシリアルデー
タを接客制御部104に送信し、接客制御部104は、
このシリアルデータを解読して商品選択釦7の販売可ラ
ンプおよび売り切れランプを点灯または消灯させるとい
う制御を行う。しかし、このシリアルデータは、缶飲料
の値段の情報を持たないので、新たな接客制御部114
は、主制御部101からのシリアルデータを直接解読し
ても、表示部12に缶飲料の値段を表示することはでき
ない。つまり、補助制御部112を使用しなければなら
ない。
【0023】先ず、自動販売機の電源を投入すると、主
制御部101は、初期化プログラムを実行し、各コラム
の缶飲料の在庫状況を確認するための信号を販売制御部
105に送信する。販売制御部105は、各コラムの缶
飲料の在庫状況を確認して主制御部101に返信する。
主制御部101は、この在庫情報に基づいて、販売可デ
ータAn〜A1および売り切れデータBn〜B1を作成
して補助制御部112に送信する。更に、主制御部10
1は、RAM内のコラム毎の値段情報を補助制御部11
2に送信する。補助制御部112は、この値段情報に基
づいて、値段データCn〜C1を作成する。詳述する
と、値段データCn〜C1は、コラム数と等しいビット
数である。値段データCn〜C1の各ビットは、各コラ
ムと1対1に対応し、対応するコラムの缶飲料が例えば
120円のときに論理値「1」となり、対応するコラム
の缶飲料が例えば150円のときに論理値「0」とな
る。補助制御部112は、販売可データAn〜A1、売
り切れデータBn〜B1、値段データCn〜C1から成
るシリアルデータを接客制御部114に送信する。接客
制御部114は、このシリアルデータを解読して表示部
12に缶飲料の値段を表示する。これより、補助制御部
112を設けることで、主制御部101のプログラムデ
ータの変更なしに、表示部12に缶飲料の値段を表示で
きる。
【0024】尚、第1の実施の形態では、補助制御部1
12を新たな接客制御部114に適用したが、他の新た
な従制御部に適用することもできる。
【0025】「第2の実施の形態」図5は、本発明の第
2の実施の形態を説明するための図である。
【0026】図5において、データベース115は、販
売機構110の故障を表すコード信号と故障を説明する
ための表示信号とを関連付けて記憶するものである。デ
ータベース115は、営業所内のコンピュータまたはイ
ンターネット上のWeb等であり、通信回線を介して補
助制御部112と接続される。販売機構110が故障し
たときの対処方法は、自動販売機を市場に設置する前の
実験で予め分かるものと、自動販売機を市場に設置した
後の実販売で初めて分かるものとがある。データベース
115は、販売機構110が故障したときの対処方法を
逐次更新できるので、後者の対処方法を迅速に確認する
のに好適となる利点を有する。
【0027】先ず、販売制御部105は、販売機構11
0の故障を検出し、この故障を表すコード信号を主制御
部101に送信したものとする。ルートマンがキーボー
ド111から販売機構110の故障を確認するための設
定入力を行うと、入出力制御部106は、販売機構11
0の故障を確認するための信号を主制御部101に送信
する。主制御部101は、販売機構110の故障を確認
するための信号に応答して、故障を表すコード信号を補
助制御部112に送信する。補助制御部112は、デー
タベース115と通信接続し、故障を表すコード信号と
対応する全ての表示信号を受信する。補助制御部112
は、この表示信号を入出力制御部106に送信する。入
出力制御部106は、この表示信号を解読し、キーボー
ド111の表示部に故障の対処方法を表示する。これよ
り、補助制御部112およびデータベース115を設け
ることで、主制御部101のプログラムデータの変更な
しに、キーボード111の表示部に販売機構110が故
障したときの現在判明している全対処方法を表示でき
る。
【0028】尚、第2の実施の形態では、補助制御部1
12を販売制御部105に適用したが、機能の異なる販
売制御部に適用することもできるし、異なる従制御部に
適用することもできる。
【0029】「第3の実施の形態」図6は、本発明の第
3の実施の形態を説明するための図である。
【0030】図6において、販売機構116は、販売機
構110の機能を変更したものである。販売制御部11
7は、販売機構116を制御するために、販売制御部1
05の機能を変更したものである。販売制御部117
は、ROMに、販売機構116の故障を表すコード信号
と故障を説明するための表示信号とを関連付けて記憶す
るテーブルを有する。補助制御部112は、主制御部1
01、入出力制御部106、販売制御部117の間の信
号の流れを制御する。
【0031】先ず、販売制御部117は、販売機構11
6の故障を検出し、この故障を表すコード信号を主制御
部101に送信したものとする。ルートマンがキーボー
ド111から販売機構116の故障を確認するための設
定入力を行うと、入出力制御部106は、販売機構11
6の故障を確認するための信号を主制御部101に送信
する。主制御部101は、販売機構116の故障を確認
するための信号に応答して、故障を表すコード信号を販
売制御部117に返信する。販売制御部117は、RO
Mのテーブルを参照し、故障を表すコード信号と対応す
る全ての表示信号を入出力制御部106に送信する。入
出力制御部106は、この表示信号を解読し、キーボー
ド111の表示部に故障の対処方法を表示する。これよ
り、補助制御部112を設けることで、主制御部101
のプログラムデータの変更なしに、キーボード111の
表示部に販売機構116が故障したときの現在判明して
いる全対処方法を表示できる。
【0032】尚、第3の実施の形態では、販売制御部1
17が表示信号を入出力制御部106に直接送信するこ
とを説明したが、他の従制御部が関係する表示信号を入
出力制御部106に直接送信するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。
【0034】請求項1は、複数の従制御部と、前記複数
の従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販
売機の制御装置において、自動販売機の変更機能または
拡張機能を実行するための新たな従制御部と、前記新た
な従制御部を制御するために前記主制御部を補助する補
助制御部と、を備え、前記補助制御部は、前記主制御部
からの制御信号を、自動販売機の変更機能または拡張機
能を実行するための制御信号に変更して、前記新たな従
制御部に送信するものである。また、請求項2は、複数
の従制御部と、前記複数の従制御部を統括制御する主制
御部と、を有する自動販売機の制御装置において、前記
主制御部は、当該主制御部からの制御信号を、自動販売
機の変更機能または拡張機能を実行する新たな従制御部
のための制御信号に変更して、当該新たな従制御部に送
信する補助制御部と、接続可能である。よって、補助制
御部を設けることで、主制御部のプログラムデータの変
更なしに、新たな従制御部を迅速且つ容易に制御でき
る。
【0035】請求項3は、複数の従制御部と、前記複数
の従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販
売機の制御装置において、前記主制御部を補助する補助
制御部、を備え、前記補助制御部は、前記主制御部が受
信した前記従制御部からの信号を、対応する別の信号に
変更して、何れかの前記従制御部に送信するものであ
る。また、請求項4は、複数の従制御部と、前記複数の
従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販売
機の制御装置において、前記主制御部は、当該主制御部
が受信した前記従制御部からの信号を、対応する別の信
号に変更して、何れかの前記従制御部に送信する補助制
御部と、接続可能である。特に、請求項5は、請求項
3、4に係り、前記補助制御部は、前記主制御部が受信
した前記従制御部の状態を示すコード信号を、前記従制
御部の状態を示す表示信号に変更して、表示を行うため
の従制御部に送信するものである。よって、従制御部が
故障したときの対処方法等を、今までより詳細に表示で
きる。
【0036】請求項6は、請求項5に係り、前記補助制
御部は、前記従制御部の状態を示すコード信号と表示信
号とを関連付けて記憶するデータベースと通信接続さ
れ、前記データベースからの表示信号を、表示を行うた
めの従制御部に送信するものである。よって、従制御部
が故障したときの最新の対処方法等を、迅速に表示でき
る。
【0037】請求項7は、複数の従制御部と、前記複数
の従制御部を統括制御する主制御部と、を有する自動販
売機の制御装置において、自動販売機の変更機能または
拡張機能を実行するための新たな従制御部、を備え、前
記新たな従制御部は、前記主制御部が受信した前記新た
な従制御部の信号を、対応する別の信号に変更して、何
れかの従制御部に送信するものである。また、請求項8
は、複数の従制御部と、前記複数の従制御部を統括制御
する主制御部と、を有する自動販売機の制御装置におい
て、前記主制御部は、当該主制御部に送信した信号を受
信するとともに、対応する別の信号に変更して何れかの
従制御部に送信する、自動販売機の変更機能または拡張
機能を実行するための新たな従制御部と、接続可能であ
る。特に、請求項9は、請求項7、8に係り、前記新た
な従制御部は、前記主制御部が受信した前記新たな従制
御部の状態を示すコード信号を、前記新たな従制御部の
状態を示す表示信号に変更して、表示を行うための従制
御部に送信するものである。よって、従制御部が故障し
たときの対処方法等を、今までより詳細に表示できる。
【0038】請求項10は、請求項9に係り、前記主制
御部と前記新たな従制御部との間の信号の流れを制御す
るための補助制御部を、備えたものである。よって、主
制御部は、補助制御部と連携することで、プログラムデ
ータの変更なしに、従制御部のコード信号を保持するだ
けで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する自動販売機の正面図である。
【図2】本発明の自動販売機の制御装置を説明するため
の図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を説明するための図
である。
【図4】図3に使用するデータを説明するための図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態を説明するための図
である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を説明するための図
である。
【符号の説明】
101 主制御部 105、117 販売制御部 106 入出力制御部 111 キーボード 112 補助制御部 113 接客部 114 接客制御部 115 データベース
フロントページの続き (72)発明者 宮田 泰彦 東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 三洋 電機自販機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 CB02 DC01 EA02 EB02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の従制御部と、前記複数の従制御部
    を統括制御する主制御部と、を有する自動販売機の制御
    装置において、 自動販売機の変更機能または拡張機能を実行するための
    新たな従制御部と、 前記新たな従制御部を制御するために前記主制御部を補
    助する補助制御部と、を備え、 前記補助制御部は、前記主制御部からの制御信号を、自
    動販売機の変更機能または拡張機能を実行するための制
    御信号に変更して、前記新たな従制御部に送信すること
    を特徴とする自動販売機の制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の従制御部と、前記複数の従制御部
    を統括制御する主制御部と、を有する自動販売機の制御
    装置において、 前記主制御部は、当該主制御部からの制御信号を、自動
    販売機の変更機能または拡張機能を実行する新たな従制
    御部のための制御信号に変更して、当該新たな従制御部
    に送信する補助制御部と、接続可能であることを特徴と
    する自動販売機の制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の従制御部と、前記複数の従制御部
    を統括制御する主制御部と、を有する自動販売機の制御
    装置において、 前記主制御部を補助する補助制御部、を備え、 前記補助制御部は、前記主制御部が受信した前記従制御
    部からの信号を、対応する別の信号に変更して、何れか
    の前記従制御部に送信することを特徴とする自動販売機
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の従制御部と、前記複数の従制御部
    を統括制御する主制御部と、を有する自動販売機の制御
    装置において、 前記主制御部は、当該主制御部が受信した前記従制御部
    からの信号を、対応する別の信号に変更して、何れかの
    前記従制御部に送信する補助制御部と、接続可能である
    ことを特徴とする自動販売機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記補助制御部は、前記主制御部が受信
    した前記従制御部の状態を示すコード信号を、前記従制
    御部の状態を示す表示信号に変更して、表示を行うため
    の従制御部に送信することを特徴とする請求項3または
    4記載の自動販売機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記補助制御部は、前記従制御部の状態
    を示すコード信号と表示信号とを関連付けて記憶するデ
    ータベースと通信接続され、前記データベースからの表
    示信号を、表示を行うための従制御部に送信することを
    特徴とする請求項5記載の自動販売機の制御装置。
  7. 【請求項7】 複数の従制御部と、前記複数の従制御部
    を統括制御する主制御部と、を有する自動販売機の制御
    装置において、 自動販売機の変更機能または拡張機能を実行するための
    新たな従制御部、を備え、 前記新たな従制御部は、前記主制御部が受信した前記新
    たな従制御部の信号を、対応する別の信号に変更して、
    何れかの従制御部に送信することを特徴とする自動販売
    機の制御装置。
  8. 【請求項8】 複数の従制御部と、前記複数の従制御部
    を統括制御する主制御部と、を有する自動販売機の制御
    装置において、 前記主制御部は、当該主制御部に送信した信号を受信す
    るとともに、対応する別の信号に変更して何れかの従制
    御部に送信する、自動販売機の変更機能または拡張機能
    を実行するための新たな従制御部と、接続可能であるこ
    とを特徴とする自動販売機の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記新たな従制御部は、前記主制御部が
    受信した前記新たな従制御部の状態を示すコード信号
    を、前記新たな従制御部の状態を示す表示信号に変更し
    て、表示を行うための従制御部に送信することを特徴と
    する請求項7または8記載の自動販売機の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記主制御部と前記新たな従制御部と
    の間の信号の流れを制御するための補助制御部を、備え
    たことを特徴とする請求項9記載の自動販売機の制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013186837A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Kubota Corp 自販機システム
JP2021523407A (ja) * 2018-05-08 2021-09-02 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 画素内メモリディスプレイ

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JP2013186837A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Kubota Corp 自販機システム
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