JP2002341655A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002341655A
JP2002341655A JP2001150799A JP2001150799A JP2002341655A JP 2002341655 A JP2002341655 A JP 2002341655A JP 2001150799 A JP2001150799 A JP 2001150799A JP 2001150799 A JP2001150799 A JP 2001150799A JP 2002341655 A JP2002341655 A JP 2002341655A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の現像剤担持体(現像スリーブ)を有す
る現像装置において、各現像スリーブと感光体との空隙
を規制する規制部材(突き当てコロ)に必要とされるス
ペースを抑制し、結果として現像装置の小型化を図る。 【解決手段】 現像スリーブ19,20の空隙をSS、
現像スリーブ19と感光体との空隙をSDa、現像スリ
ーブ20と感光体との空隙をSDbとしたとき、SS>
SDa+SDbの条件下において、各現像スリーブ1
9,20に設けた突き当てコロ29,30の外周面の少
なくとも1部を互いにその軸方向に重なるように配置す
る。それによって軸方向の省スペース化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式による
画像形成装置における現像装置に関し、特に複数の現像
剤担持体を有する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の画像形成装置が知られて
おり、中でも電子写真方式による画像形成装置が広く普
及している。そのような画像形成装置には複写機、プリ
ンタ(レーザビームプリンタ、LEDプリンタなど)、
ファクシミリ装置などがある。これら画像形成装置は露
光により潜像を形成する像担持体としての感光体と、感
光体に形成された静電潜像を磁性トナー等の現像剤で現
像する現像装置と、感光体の現像画像を転写材に転写す
る転写装置と、転写後に像担持体上に残存する廃現像剤
を除去するクリーニング装置と、転写された転写材を定
着する定着装置を備えている。
【0003】上記現像装置は通常、断面円形な1本の現
像剤担持体(現像スリーブ)を有し、その現像剤担持体
が微小な空隙をもって感光体に近接対向される。現像剤
担持体には、感光体との間の空隙を規制する規制部材が
設けられ、この規制部材の外径とそれより僅かに小さい
現像剤担持体の外径との差によって、現像剤担持体と感
光体との空隙値が決定される。
【0004】しかし、上記のような1本の現像剤担持体
を有する画像形成装置では、高速化(コピースピードア
ップ)に十分に対応できないという問題がある。一般的
な画像形成装置の場合、その現像剤担持体の周速度は感
光体の周速度に対して150%程度またはそれ以下に設
定されるが、1本の現像剤担持体で高速化に対応するに
は、現像剤担持体の周速度を感光体の周速度に対して1
50%を越えて200%程度まで増加しなければ、感光
体上への現像剤の供給量が不足して画像濃度が低下する
恐れがある。
【0005】現像剤担持体の速度を増加すると、現像剤
担持体の昇温による現像剤の融着現象が発生し、それに
よって現像剤担持体の回転トルクが増加し、場合によっ
てはその回転が妨げられるということもある。また現像
剤の摩擦も増加するので、現像剤の劣化が起こり、それ
が要因となって画像不良を生じる恐れもある。
【0006】これらの問題を解決するために、複数の現
像剤担持体を設けた現像装置が提案されている。すなわ
ち、複数の現像剤担持体を設けることによって、各現像
剤担持体の速度を増加させなくても現像剤を感光体上に
十分供給することができ、画像形成装置の高速化に対応
することが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら複数の現
像剤担持体を設けると、各現像剤担持体のスペースは仕
方がないとしても、その規制部材が占めるスペースも増
加し、それに応じて現像装置が大型化することは避けら
れない。また各現像剤担持体と感光体との空隙を一定に
する前記規制部材の位置決めを高精度にしなければなら
ないという問題もある。そこで本発明は、複数の現像剤
担持体を有する現像装置の問題を解決することを課題と
し、特にスペース効率を向上させた規制部材構成を有す
る現像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明に係る画像形成装置の主要な構成は、感光体に
近接対向すると共に互いにその外周面を近接させて平行
配置した複数の回転自在な現像剤担持体と、各現像剤担
持体と感光体との空隙を規制するため、各現像剤担持体
にそれぞれ設けられた回転自在な規制部材とを有し、そ
れらを現像容器に一体的に構成した現像装置において、
各現像剤担持体に設けた規制部材は、その外周面の少な
くとも1部が互いにその軸方向に重なるように配置さ
れ、隣り合う現像剤担持体間の空隙をSSnm、隣り合
う一方の現像剤担持体と感光体との空隙をSDn、他方
の現像剤担持体と感光体との空隙をSDmとしたとき、
SSnm>SDn+SDmとされることを特徴とする。
【0009】さらに、前記課題を解決するための本発明
に係る画像形成装置の他の主要な構成は、感光体に近接
対向すると共に互いにその外周面を近接させて平行配置
した複数の回転自在な現像剤担持体と、各現像剤担持体
と感光体との空隙を規制するため、各現像剤担持体にそ
れぞれ設けられた断面円形で回転自在な規制部材とを有
し、それらを現像容器に一体的に構成した現像装置にお
いて、各現像剤担持体に設けた規制部材は、その外周面
の少なくとも1部が互いにその軸方向に重なるように配
置されると共に、その外周面には半径の異なる凹部と凸
部が形成され、隣接する規制部材の一方の凹部が相手側
の凸部に対向配置されることを特徴とする。
【0010】さらに、前記課題を解決するための本発明
に係る画像形成装置の他の主要な構成は、感光体に近接
対向すると共に互いにその外周面を近接させて平行配置
した複数の回転自在な現像剤担持体と、各現像剤担持体
と感光体との空隙を規制するため、各現像剤担持体にそ
れぞれ設けられた断面円形で回転自在な規制部材とを有
し、それらを現像容器に一体的に構成した現像装置にお
いて、前記複数の現像剤担持体の1つを現像容器に回転
自在に支持し、前記支持した現像剤担持体の軸に揺動部
材を介して隣接する現像剤担持体の軸を回転自在に支持
し、前記隣接する現像剤担持体を感光体に接近させる方
向に前記揺動部材を押圧する押圧手段を設け、揺動部材
に支持された現像剤担持体に設ける規制部材を現像容器
に支持された現像剤担持体の支持位置と軸方向に略重な
るように配置したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に図面により本発明の実施の形
態を説明する。
【0012】(第1の実施形態)図1は第1の実施形態
である現像装置を用いた画像形成装置の全体図である。
図中、100は画像形成装置、1はドラム状の感光体、
2は1次帯電器、3は現像装置、4は転写装置、5は画
像読取部、6は画像書込部、7はクリーニング装置、8
は転写材としての記録紙を供給する転写材供給装置、9
は定着装置、10は転写材トレー、11はピックアップ
ローラ、12、13は給紙ローラ対、14はレジストロ
ーラ対、15は搬送ローラ、16,17は排紙ローラ
対、18は排紙トレーである。そして現像装置4には現
像剤担持体としての現像スリーブ19,20が設けられ
る。
【0013】上記画像形成装置100により画像形成す
るには、先ず画像読取部5で画像を読み取り、その読み
取った画像データに基づいて画像コントローラ(図示せ
ず)がレーザ発光部等をデジタル駆動してレーザ光を発
光させる。レーザ光は予め1次帯電器2で一様に帯電さ
れ定速回転する感光体1に照射され、それによって感光
体1に静電潜像が形成される。感光体1に形成された静
電潜像は、現像装置3から供給される現像剤としてのト
ナー(通常磁性トナー)により現像され、可視像である
現像画像とされる。
【0014】現像画像は次に転写バイアスを印加された
転写装置4において転写材上に転写される。転写材は転
写材供給装置8から供給されるが、寸法ごとの転写材を
収容する複数の転写材トレー10のうち、指定された転
写材トレー10からピックアップローラ11により1枚
ずつピックアップされた転写材は給送ローラ対12で搬
送されてレジストローラ対14に給送される。転写材は
そこで一時停止し、転写タイミングに合わせてレジスト
ローラ対14により転写装置4に供給される。
【0015】現像画像が転写された転写材は、搬送ロー
ラ15により定着装置9に搬送され、そこで現像画像が
加熱加圧により定着され、次いで排紙ローラ対16,1
7で排紙トレー18に排出される。一方、転写後に感光
体1上に残留する現像剤は、クリーニング装置7におけ
るクリーニングブレードで掻き取られて除去される。な
お除去された現像剤は廃現像剤として回収される。
【0016】図2は図1における現像装置3の拡大図、
図3は図2における現像スリーブ19,20部分をさら
に拡大して一部を断面として示す側面図、図4は現像ス
リーブ19,20の連結部分を示す側面図である。
【0017】図2において、現像装置3は現像容器21
を備え、その現像容器21に現像スリーブ19および2
0、攪拌手段22および23、現像ブレード24等が組
み込まれて一体的に構成されている。現像容器21内に
は磁性トナー等の現像剤が収容され、その現像剤は攪拌
手段22および23により攪拌されながら現像スリーブ
10および20に供給される。そして現像スリーブ19
および20は、感光体1の回転方向と反対のA方向に図
示しない駆動手段で回転される。
【0018】現像スリーブ19の表面に形成される現像
剤の層厚は、現像容器21に固定され先端部が現像ブレ
ード19の上方に位置する現像ブレード24によって一
定に規制される。一方、現像スリーブ20には現像ブレ
ードが設けられないが、現像スリーブ20の表面に形成
される現像剤の層厚は、現像スリーブ19と20の間に
形成される空隙SSによって規制される。したがって現
像スリーブ20における現像剤の層厚は、通常、空隙S
Sから現像スリーブ19における現像剤の層厚を差し引
いた値となる。
【0019】図3において、現像スリーブ19の両端部
は軸受部25により現像容器21に回転自在に軸支され
る。現像スリーブ20は一対の揺動部材26を介して現
像スリーブ19に揺動可能に連結される。すなわち、各
揺動部材26には2つの軸受部27,28が設けられ、
軸受部27に現像スリーブ19の軸19aが挿通し、軸
受部28に現像スリーブ20の軸20aが挿通し、それ
らによって現像スリーブ20は現像スリーブ19に対し
て平行に回転自在に連結され且つ揺動可能とされる。そ
して2つの軸受部27の穴と軸受部28の穴との口径お
よび距離の精度によって、2本の現像スリーブ19,2
0間の空隙(以下、SSギャップという)が保証され
る。
【0020】現像スリーブ19,20の一方の端部には
それぞれギア部19b、20bが設けられ、それらギア
部19b,20bを介して図示しない駆動手段により、
現像スリーブ19,20が図2のA方向にそれぞれ回転
駆動される。
【0021】現像スリーブ19、20の両端部には、規
制部材としての軸受部を有する断面円形な突き当てコロ
29、30が回転自在に設けられる。突き当てコロ29
の半径は現像スリーブ19の半径より若干大きくなさ
れ、その半径差により現像スリーブ19と感光体1との
空隙(以下、SDaギャップという)が決定され、突き
当てコロ30の半径も現像スリーブ20の半径より若干
大きくされ、その半径差により現像スリーブ20と感光
体1との空隙(以下、SDbギャップという)が決定さ
れる。
【0022】本実施形態における突き当てコロ29と3
0は、それらの外周面がその軸方向に重なるように配置
される。このように軸方向に重なるように配置した場合
は、前記SSギャップと2つのSDa,SDbギャップ
の関係をSS>SDa+SDbとすることにより、2本
の突き当てコロ29,30はそれら外周面が互いに接触
することなく回転できる。なお図3では2本の突き当て
コロ29と30を同一幅とし、且つそれらを軸方向に完
全に重なるように配置したが、それらの幅に多少の差が
あってもよく、また同じ幅であっても前記軸方向に互い
のズレが若干あってもよい。
【0023】図4において、軸受部27により現像スリ
ーブ19の軸19aに回転自在に支持された揺動部材2
6は、その支持された回転軸から所定の距離で設けた軸
受部28により現像スリーブ20の軸20aを回転自在
に支持する。そのため現像スリーブ20は現像スリーブ
19に対して常に一定の距離(SSギャップ)を維持し
て揺動する。なお揺動部材26には突起33が設けら
れ、その突起33が現像容器21に設けられた溝部34
に係合して揺動範囲が規制される。
【0024】現像スリーブ19は加圧部材31によって
感光体1側に押圧され、その外周面は突き当てコロ29
との半径差だけ感光体1の外周面から離反してSDaギ
ャップが常に維持される。現像スリーブ20は揺動部材
26を押圧する押圧手段32によって感光体1側に押圧
され、その外周面は突き当てコロ29との半径差だけ感
光体1の外周面から離反してSDaギャップが常に維持
される。
【0025】通常、1成分現像の場合におけるSDaギ
ャップ、SDbギャップは0.15〜0.25mm程度
に設定されるが、実験によれば、その際のSSギャップ
は0.40〜0.80mm程度に設定することが望まし
いと分かっている。
【0026】例えばSDaギャップ、SDbギャップを
それぞれ0.20mm、SSギャップを0.80mmに
した場合、突き当てコロ29,30の外周面間の空隙は
0.40mmである。また突き当てコロの外径の寸法公
差は一般に0.015mm以下であるので、揺動部材2
6の軸受部27,28の寸法交差を0.10mm以下に
すれば突き当てコロ29,30の外周面が互いに接触す
る心配はなくなる。ただし、実際には種々の検討により
SDaギャップ、SDbギャップおよびSSギャップの
最適値が設定される。
【0027】本実施形態のように突き当てコロ29と3
0の外周面をその軸方向に重なるように配置することに
より、それら突き当てコロ29,30のために必要とさ
れる軸方向のスペースを抑制することができ、それによ
って現像容器における幅方向の省スペース化が可能とな
る。
【0028】(第2の実施形態)図5は本発明に係る現
像装置の第2の実施形態を示す部分拡大図である。この
第2の実施形態は、第1の実施形態のようにSS>SD
a+SDbの条件にできないとき、すなわち現像スリー
ブの軸と直交方向のスペースを更に減少させる必要があ
り、そのためにはSS≦SDa+SDbの条件において
実施しなければならないときの省スペース化に有効であ
る。
【0029】第2の実施形態が図3に示す第1の実施形
態と異なる部分は、現像スリーブ19,20のそれぞれ
に設けられる規制部材としての突き当てコロ29,30
の外周面に半径の異なる凹部と凸部が形成され、一方の
凹部が相手側の凸部に対向配置される点、すなわち互い
に逃げ合う形状であり、そのほかは同様に構成される。
そのため図3と同じ部分には同一符号を付し、重複する
説明は省略する。なお図示しないが現像スリーブ19,
20の反対側の突き当てコロ29,30も同様に構成さ
れる。
【0030】突き当てコロ29の外周面の凹部は現像ス
リーブ19の軸方向内側に形成され、凸部は外側に形成
される。一方、突き当てコロ30の凹部は現像スリーブ
20の軸方向外側に形成され、凸部は内側に形成され
る。そして突き当てコロ29の凹部が突き当てコロ30
の凸部に近接して対向させ、突き当てコロ29の凸部が
突き当てコロ30の凹部に近接して対向させることによ
り、互いの外周面が相手側から逃げるように食い込んで
近接配置される。そのためSS≦SDa+SDbの条件
にしても突き当てころ29,30の外周面が互いに接触
することはない。
【0031】突き当てコロ29、30の最大外周面、す
なわちそれらの凸部の幅Waと幅Wbは同一とされてい
る。このように突き当てコロ29、30の最大外周面の
幅WaとWbを同一にすることにより、画像形成動作を
繰り返したときの突き当てコロの汚れや削れ、感光体1
の汚れや削れの程度を現像スリーブ19と20の間で同
程度にできる。そのためサービス時の清掃や交換が同時
期にできるというメリットがある。
【0032】なお、突き当てコロ29,30を上記のよ
うな形状としても、それらの組み立て性は第1の実施形
態と同様に確保される。すなわち組み立てに際しては、
先ず突き当てコロ30を現像スリーブ20の軸20aに
組付け、次に突き当てコロ29を現像スリーブ19の軸
19aに組付ければよい。
【0033】(第3の実施形態)図6は本発明に係る現
像装置の第3の実施形態を示す部分拡大図である。この
第3の実施形態も現像スリーブの軸と直交方向のスペー
スを更に減少させる必要から、SS≦SDa+SDbの
条件において実施しなければならないときときの省スペ
ース化に有効である。
【0034】第3の実施形態においても、図5と同様
に、現像スリーブ19,20のそれぞれに設けられる突
き当てコロ29,30の外周面には半径の異なる凹部と
凸部が形成され、一方の凹部が相手側の凸部に対向配置
される点は同様である。しかし第3の実施形態では、こ
れら突き当てコロ29,30のそれぞれの外周面が断面
コ字型とされ、一方の縁部に形成された凸部が相手側の
中間部に形成された凹部に近接して対向するようにして
配置される。なおその他の構成は第2の実施形態と同様
である。
【0035】突き当てコロ29,30にはこのように2
つの最大外周面が形成され、その幅は図3の場合より小
さくしてある。このように幅を小さくしても2つの最大
外周面が幅方向の両端部に存在するので、突き当てころ
29または30が軸方向に傾くことはない。
【0036】突き当てコロ29,30は一般に樹脂成形
により作られるが、上記のようにこれらの幅を小さくす
ることにより、成形金型が小さくなると共に使用する樹
脂材料も少なくなってコストダウンに寄与する。なお第
3の実施形態においても、突き当てコロ29と30の最
大外周面の幅(Wb1+Wb2)は同一とし、サービス
時の清掃や交換を同時期に実施できるように考慮されて
いる。
【0037】(第4の実施形態)図7は本発明に係る現
像装置の第4の実施形態を示す部分拡大図である。この
第4の実施形態も現像スリーブの軸と直交方向のスペー
スを更に減少させる必要から、SS≦SDa+SDbの
条件において実施しなければならないときときの省スペ
ース化に有効である。
【0038】第4の実施形態においても、図6と同様
に、現像スリーブ19,20のそれぞれに設けられる突
き当てコロ29,30の外周面には半径の異なる凹部と
凸部が形成され、一方の凹部が相手側の凸部に対向配置
される点は同様である。しかし第4の実施形態では、突
き当てコロ29の外周面の中央部に凸部、両端部に凹部
が形成され、突き当てコロ30の外周面の中央部に凹
部、両端部に凸部が形成される。そして突き当てコロ2
9の凸部が突き当てコロ30の凹部に近接して対向する
ように両者が配置されている。なおその他の構成は第2
の実施形態と同様である。
【0039】第4の実施形態では、突き当てコロ29と
30の形状が異なるため、組み立てに際しての識別が容
易になり、組み立てによるミスを防止できるフールプル
ーフとしての効果がある。なお、第4の実施形態におい
ても、突き当てWコロ29の最大外周面の幅Waを突き
当てコロ30の最大外周面の幅Wb1+Wb2と同一
し、サービス時の清掃や交換を同時期に実施できるよう
に考慮されている。
【0040】(第5の実施形態)図8は本発明に係る現
像装置の第5の実施形態を示す部分拡大図である。この
第5の実施形態は図3に示す第1の実施形態に類似して
いるが、その現像スリーブ20に設けた突き当てコロ3
0を揺動部材26の内側、すなわち現像スリーブ19を
現像容器21に軸支する軸受部25に対向する位置に略
重なるように配置している点が異なり、そのほかは同様
に構成される。従って図3と同じ部分は同一符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0041】突き当てコロ29と30をこのように現像
スリーブの軸方向に重ならないように配置すると、突き
当てコロ29と30のそれぞれの外周面は互いに軸方向
に重ならないので、SS≦SDa+SDbの条件におい
て実施しなければならないときに有効である。そして突
き当てコロ30と軸受部25がその軸方向に略重なるよ
うに配置されるので、軸に直交する方向の省スペース化
を図ることができる。
【0042】なお、図8では突き当てコロ30の幅が軸
受部25の幅より若干大きくなされているので、両者は
軸方向に完全には重なっていない(略重なっている)
が、両者は同じ幅とすることにもでき、その場合には両
者は軸方向に完全に重なって配置される。
【0043】また、第5の実施形態では突き当てコロ2
9と30を上記のように軸方向に重ならないように配置
しているので、それら突き当てコロ29,30が感光体
1の同一周面上に当接することはない。そのため感光体
1が局部的に磨耗して寿命短縮することを有効に防止で
きる。さらに、突き当てコロ29と30の外周面は全て
最大外周面になるが、本実施形態においても、これらの
最大外周面の幅を同一し、サービス時の清掃や交換を同
時期に実施できるように考慮されている。
【0044】(その他の実施形態)前記各実施形態で
は、2本の現像スリーブを用いた現像装置について説明
したが、本発明は3本以上の現像スリーブを用いた現像
装置にも同様な思想の基に適用することが可能である。
さらにカラー画像形成装置における複数の画像形成部に
それぞれ設けられる現像装置にも本発明は適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る現像装
置は、複数の現像剤担持体を有する場合において、各現
像剤担持体と感光体との空隙を規制する規制部材相互を
特定な関係に配置することにより、規制部材に必要とさ
れるスペースを抑制し、結果として現像装置の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置を用いた画像形成装置の
全体図である。
【図2】第1の実施形態における現像装置の拡大図であ
る。
【図3】図2における現像スリーブ19,20部分をさ
らに拡大し一部を断面として示す側面図である。
【図4】図3における現像スリーブ19,20の連結部
分を示す側面図である。
【図5】第2の実施形態における現像装置の部分拡大図
である。
【図6】第3の実施形態における現像装置の部分拡大図
である。
【図7】第4の実施形態における現像装置の部分拡大図
である。
【図8】第5の実施形態における現像装置の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体 2 1次帯電器 3 現像装置 4 転写装置 5 画像読取部 6 画像書込部 7 クリーニング装置 8 転写材供給装置 9 定着装置 10 転写材トレー 11 ピックアップローラ 12、13 給紙ローラ対 14 レジストローラ対 15 搬送ローラ 16、17 排紙ローラ対 18 排紙トレー 19、20 現像スリーブ 19a、20a 軸 21 現像容器 22、23 攪拌手段 24 現像ブレード 25 軸受部 26 揺動部材 27、28 軸受部 29、30 突き当てコロ 31 加圧部材 32 押圧手段 33 突起 34 溝部 100 画像形成装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に近接対向すると共に互いにその
    外周面を近接させて平行配置した複数の回転自在な現像
    剤担持体と、各現像剤担持体と感光体との空隙を規制す
    るため、各現像剤担持体にそれぞれ設けられた回転自在
    な規制部材とを有し、それらを現像容器に一体的に構成
    した現像装置において、 各現像剤担持体に設けた規制部材は、その外周面の少な
    くとも1部が互いにその軸方向に重なるように配置さ
    れ、隣り合う現像剤担持体間の空隙をSSnm、隣り合
    う一方の現像剤担持体と感光体との空隙をSDn、他方
    の現像剤担持体と感光体との空隙をSDmとしたとき、
    SSnm>SDn+SDmとされることを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 感光体に近接対向すると共に互いにその
    外周面を近接させて平行配置した複数の回転自在な現像
    剤担持体と、各現像剤担持体と感光体との空隙を規制す
    るため、各現像剤担持体にそれぞれ設けられた形状が略
    断面円形で回転自在な規制部材とを有し、それらを現像
    容器に一体的に構成した現像装置において、 各現像剤担持体に設けた規制部材は、その外周面の少な
    くとも1部が互いにその軸方向に重なるように配置され
    ると共に、その外周面には半径の異なる凹部と凸部が形
    成され、隣接する規制部材の一方の凹部が相手側の凸部
    に対向配置されることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の現像剤担持体の1つを現像容
    器に回転自在に支持し、前記支持した現像剤担持体の軸
    に揺動部材を介して隣接する現像剤担持体の軸を回転自
    在に支持し、前記隣接する現像剤担持体を感光体に接近
    させる方向に前記揺動部材を押圧する押圧手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 感光体に近接対向すると共に互いにその
    外周面を近接させて平行配置した複数の回転自在な現像
    剤担持体と、各現像剤担持体と感光体との空隙を規制す
    るため、各現像剤担持体にそれぞれ設けられた断面円形
    で回転自在な規制部材とを有し、それらを現像容器に一
    体的に構成した現像装置において、 前記複数の現像剤担持体の1つを現像容器に回転自在に
    支持し、前記支持した現像剤担持体の軸に揺動部材を介
    して隣接する現像剤担持体の軸を回転自在に支持し、前
    記隣接する現像剤担持体を感光体に接近させる方向に前
    記揺動部材を押圧する押圧手段を設け、揺動部材に支持
    された現像剤担持体に設ける規制部材を現像容器に支持
    された現像剤担持体の支持位置と軸方向に略重なるよう
    に配置したことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 現像容器に回転自在に支持された現像剤
    担持体への現像剤の層厚を規制する現像剤ブレードを設
    けたことを特徴とする請求項3または4に記載の現像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記各規制部材の最大外周面は略同じ幅
    寸法とされることを特徴とする請求項2ないし5のいず
    れかに記載の現像装置。
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