JP2002357951A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JP2002357951A
JP2002357951A JP2001163219A JP2001163219A JP2002357951A JP 2002357951 A JP2002357951 A JP 2002357951A JP 2001163219 A JP2001163219 A JP 2001163219A JP 2001163219 A JP2001163219 A JP 2001163219A JP 2002357951 A JP2002357951 A JP 2002357951A
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Hajime Sekiguchi
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Masanaga Nishihama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の現像剤担持体を1つの装置に設けて多
段現像を行うにあたり、複数の現像剤担持体と像担持体
との離間部材の浮きを防止し、確実に各現像剤担持体と
像担持体との空隙、隣り合う現像剤担持体間の空隙を保
証することができ、又、現像剤担持体駆動時の振動低
減、現像剤の飛散防止が可能な現像装置及び画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 像担持体1に近接対向される複数の現像
剤担持体31A、31Bを有する現像装置3は、隣り合
う第1、第2の現像剤担持体31A、31Bを所定の空
隙を保ちながら回転可能に支持する支持手段であって、
第1の現像剤担持体31Aを回動中心として、第2の現
像剤担持体31Bの回転軸方向一端部近傍を回動方向に
移動可能とする支持手段と、第2の現像剤担持体31A
の移動可能な端部近傍を像担持体1に向かって付勢する
加圧手段と、を有する構成とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷装
置などの画像形成装置にて使用される現像装置及び画像
形成装置に関し、特に、複数の現像剤担持体を備えた現
像装置及びこの現像装置を備えた画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真方式を用いた複
写機、レーザービームプリンタなどの画像形成装置にお
いては、像担持体として、例えば円筒状とされる電子写
真感光体(感光ドラム)の表面に静電潜像を形成し、こ
の静電潜像を現像装置によって現像して、その画像を記
録材に転写した後に定着装置によって定着させ、記録材
上に画像を形成する。
【0003】図16は、従来の電子写真方式の画像形成
装置の一例として、複写機の概略構成を示す。斯かる画
像形成装置においては、画像読取部8で原稿の画像を読
み取り、読み取られた画像データに基づくコントローラ
(図示せず)からの指令により、像担持体としての感光
ドラム1の表面に、画像書き込み部9から露光を行い、
感光ドラム1上に静電潜像を形成する。感光ドラム1の
表面は、画像書き込み部9による露光の前に、帯電器2
により所定の電位に一様に帯電させられる。そして、一
様に帯電させられた感光ドラム1上に、画像書き込み部
9からレーザー光などを照射することにより、感光ドラ
ム1上に静電潜像を形成する。
【0004】感光ドラム1上に形成された静電潜像は、
現像装置3が現像剤により、所謂、トナー画像として現
像する。その後、現像されたトナー画像は、感光ドラム
1の回転により転写装置4との対向部(転写部)へ搬送
される。
【0005】感光ドラム1上のトナー画像の搬送に対応
して、記録用紙などの記録材Pを、記録材収納カセット
12からピックアップローラ13により1枚づつ送り出
すと共に、レジストローラ対14によってタイミングを
とって感光ドラム1と転写装置4との対向部へ搬送す
る。そして、記録材Pが感光ドラム1と転写装置4との
対向部を通過する際に、感光ドラム1上のトナー画像が
転写装置4の作用により記録材Pの上に転写される。
【0006】トナー画像が転写された記録材Pは、所定
の搬送装置6により定着器7に搬送される。定着器7
は、定着ローラ7a及び加圧ローラ7cからなる定着ロ
ーラ対を備えている。記録材Pは、定着ローラ対7で加
圧されると共に、定着ローラー7a内に設けられたヒー
ター7bにより加熱される。こうして、記録材P上の未
定着トナーは、記録材Pに溶融定着させられる。
【0007】その後、トナー画像が定着させられた記録
材Pは、搬送ローラ対10、排出ローラ対11などによ
り装置本体外部に設けられたトレー15に排出される。
【0008】一方、トナー画像を記録材Pに転写した後
の感光ドラム1の表面は、クリーナ5によって、転写残
トナーなどの除去を受け、繰り返し画像形成に供され
る。こうして、一連の画像形成プロセスが終了する。
【0009】例えば上述したような、周知の静電潜像技
術により像担持体として例えば感光ドラム1上に形成さ
れた静電潜像は、現像装置3により現像される。現像装
置3には、一般に、感光ドラム1と対向する位置に、現
像剤担持体として回転可能な円筒状の現像スリーブ31
が設けられる。つまり、現像装置3は、現像剤を収容
し、現像装置本体を画成する現像容器32を備えてお
り、この現像容器32の感光ドラム1と対向する位置
は、感光ドラム1の長手方向(記録材Pの搬送方向と直
交する方向)に沿って開口しており、この開口部に位置
して、現像スリーブ31が回転可能に現像容器32に支
持される。現像スリーブ31の表面には、現像装置3内
の現像剤が均一の厚さの薄層を形成して担持され、現像
スリーブ31の回転に伴って感光ドラム1と現像スリー
ブ31との対向する現像領域へ搬送される。そして、現
像領域において、現像スリーブ31上のトナーが感光ド
ラム1の表面へ移動して静電潜像が現像される。
【0010】図17は、従来の現像装置の一例の概略断
面を示す。図示するように、感光ドラム1と現像スリー
ブ31とは、両者の間の微小な空隙(以下、「SDギャ
ップ」と呼ぶ。)を一定に保持して配置される。これに
より、所定の現像を行うことができるようになってい
る。
【0011】現像剤は、現像容器32の内部に設けられ
た現像剤攪拌搬送部材(攪拌部材)37、38によって
現像スリーブ12へと搬送される。
【0012】図18は、現像スリーブ31の軸方向(長
手方向)の配置を示す。図示するように、SDギャップ
は、現像スリーブ31の長手方向両端部に、その外周が
感光ドラム1の外周と当接する2つのスペーサーコロ
(突き当てコロ)20を離間部材として設けることによ
り保障することができる。現像スリーブ31の両端に設
けられる2つのスペーサーコロ20は、断面略円形で、
その回転中心が現像スリーブ31の回転中心と同心とな
るように配置されている。スペーサーコロ20の外径
は、現像スリーブ31の外径よりもSDギャップの分だ
け大きく形成されている。又、現像容器32は、加圧バ
ネ51などの加圧手段によって加圧され、スペーサーコ
ロ20は、感光ドラム1の外周に常に当接している。こ
のような構成により、所定のSDギャップを保って感光
ドラム1と現像スリーブ12とが配置される。
【0013】一般に、スペーサーコロ20は、内部にボ
ールベアリング(以下、単に「ベアリング」と呼ぶ。)
20aを備えている。これにより、スペーサーコロ20
の外周は感光ドラム1に伴って回転し、スペーサーコロ
20の内側に設けられたベアリング20aの内周は現像
スリーブ31に伴って回転する。
【0014】スペーサーコロ20の感光ドラム1との当
接部は、摺動性が良く、削れ難く、更には感光ドラム1
を傷つけ難い材料にて形成する。一般には、その材料と
してPOM系の樹脂、超高分子ポリエチレン系の樹脂を
用いる。
【0015】図18に示すように、現像スリーブ31
は、その両端部が現像装置3の現像容器32にベアリン
グ21を介してそれぞれ回転可能に支持されている。図
示の例では、現像スリーブ31の両端部に設けられた回
転軸(両端軸部)31a、31aの、スペーサーコロ2
0が設けられた位置より内側において、現像スリーブ3
1は現像容器32に支持されている。
【0016】更に、駆動伝達手段(図示せず)からの駆
動が伝達される駆動ギア28が、現像スリーブ31の一
端側に設けられており、この駆動ギア28によって現像
スリーブ31に回転駆動力が与えられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、1つの
現像スリーブ31を有した現像装置では、一般に、現像
スリーブ31の周速は、感光ドラム1の周速の150〜
200%程度に速度を速めて回転させ、現像を行う。
【0018】画像形成のプロセススピードの高速化(コ
ピースピードアップ)に対応するためには、現像スリー
ブ31の周速を更に速くする必要がある。現像スリーブ
31の周速が不十分であると、現像剤の供給が不足し、
画像濃度が低下してしまう。
【0019】しかしながら、1つの現像スリーブ31を
有した現像装置3では、高速化対応のためには、次のよ
うな問題がある。
【0020】即ち、現像スリーブ31の周速アップによ
って、現像スリーブ31の昇温による現像剤の融着が発
生する。それにより、現像スリーブ31の回転トルクの
増加、更には回転を妨げることにもなりかねない。又、
現像剤の摩擦が増えることで、現像剤の劣化が起こり、
画像不良に繋がる虞がある。
【0021】本発明者らは、上記問題を解決すべく鋭意
検討を重ねた結果、現像装置に複数の現像スリーブを設
け、多段現像装置とすることで、上記問題を解決できる
ことを見出した。
【0022】一方、本発明者らの検討の結果、多段現像
装置においては、以下のような問題が発生する虞がある
ことが分かった。
【0023】つまり、2つ以上の現像スリーブを設けた
構成の現像装置では、SDギャップを保証するためのス
ペーサーコロを感光ドラムの表面に4箇所以上で突き当
たる。しかし、斯かる構成では、3箇所が先に突き当た
り1箇所のスペーサーコロが感光ドラムに当たらないで
浮いてしまう虞がある。
【0024】4箇所のスペーサーコロを感光ドラムに当
接すべく、現像容器の感光ドラムへの加圧力を増すこと
が考えられる。しかし、このように加圧力を増やすこと
で、現像容器を変形させ、無理な状態(ストレスの加わ
った状態)でスペーサーコロを感光ドラムに突き当てる
と、現像容器に加わるストレスによる応力により、画像
劣化の原因となる振動が発生する。更に、このような無
理な状態は、現像容器の破損に繋がる虞がある。
【0025】従って、本発明の目的は、一般には、複数
の現像剤担持体により複数回の現像を行うことで現像領
域を広く設けることができ、画像形成のプロセススピー
ドの高速化が可能である現像装置及び画像形成装置を提
供することである。
【0026】本発明の他の目的は、複数の現像剤担持体
を近接させて、現像装置に一体的に構成することで、装
置の小型化が可能であると共に、高画質化をも可能とす
る現像装置及び画像形成装置を提供することである。
【0027】本発明の他の目的は、複数の現像剤担持体
を一体に設けた現像装置にて、複数の現像剤担持体のそ
れぞれと像担持体との離間部材の浮きを防止し、確実に
複数の現像剤担持体を像担持体に近接させ、安定した画
像形成が可能な現像装置及び画像形成装置を提供するこ
とである。
【0028】本発明の他の目的は、複数の現像剤担持体
を一体的に設けた現像装置にて、像担持体と現像剤担持
体との空隙を保証すると共に、複数の現像剤担持体間の
空隙をも保証することのできる現像装置及び画像形成装
置を提供することである。
【0029】本発明の更に他の目的は、複数の現像剤担
持体を駆動する際の振動を低減し、又現像剤(トナー)
飛散を防止することのできる現像装置及び画像形成装置
を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明の第1の態様は、像担持体に近接対向される
複数の現像剤担持体を有する現像装置において、隣り合
う第1、第2の現像剤担持体を所定の空隙を保ちながら
回転可能に支持する支持手段であって、前記第1の現像
剤担持体を回動中心として、前記第2の現像剤担持体の
回転軸方向一端部近傍を回動方向に移動可能とする支持
手段と;前記第2の現像剤担持体の移動可能な端部近傍
を前記像担持体に向かって付勢する加圧手段と;を有す
ることを特徴とする現像装置である。本発明の一実施態
様によると、前記支持手段は、前記第1の現像剤担持体
を回動中心として微小範囲内を回動方向にのみ移動可能
な揺動部材を備え、該揺動部材は前記第1の現像剤担持
体と前記第2の現像剤担持体との所定の空隙を保ちなが
ら前記第2の現像剤担持体の回転軸方向一端部近傍を回
転自在に支持する支持部材を備える。又、本発明の他の
実施態様によると、前記支持手段は、前記第2の現像剤
担持体の回転軸方向一端部近傍を回転自在に支持する支
持部材と、前記支持部材を、前記第1の現像剤担持体を
回動中心として微小範囲内を回動方向にのみ移動可能と
し、前記第1の現像剤担持体と前記第2の現像剤担持体
との所定の空隙を保つ規制ガイド溝部と、を有する。
【0031】本発明の第2の態様によれば、像担持体に
近接対向される複数の現像剤担持体を有する現像装置に
おいて、隣り合う第1、第2の現像剤担持体を所定の空
隙を保ちながら回転可能に支持する容器を有し、前記容
器の変形による応力を緩衝させる応力緩衝手段を、前記
容器の少なくとも1箇所に設けたことを特徴とする現像
装置が提供される。
【0032】更に、本発明の第3の態様によれば、像担
持体と、上記各本発明の現像装置と、を有し、前記像担
持体に形成した潜像を前記現像装置により現像して画像
を得ることを特徴とする画像形成装置が提供される。本
発明の一実施態様によると、前記現像装置を前記像担持
体に向かって付勢する加圧手段を有する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置及び
画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0034】実施例1 先ず、図1及び図2を参照して、本実施例の画像形成装
置の全体構成及び動作を説明する。本実施例において、
画像形成装置は、電子写真方式を用いた複写機とされ、
原稿情報に応じた画像を記録用紙、OHPシートなどの
記録材に形成する。
【0035】図1は本実施例の画像形成装置の概略断面
を示す。又、図2は現像装置3の概略断面を示す。尚、
本実施例の画像形成装置において、図12を参照して説
明した従来の画像形成装置と同様の機能、構成を有する
要素には、同一符号を付している。
【0036】本実施例の画像形成装置では、画像読取部
8で原稿の画像を読み取り、読み取られた画像データに
基づくコントローラ(図示せず)からの指令により、像
担持体としての円筒状の電子写真感光体、即ち、感光ド
ラム1の表面に、画像書き込み部9から露光を行い、感
光ドラム1上に静電潜像を形成する。感光ドラム1の表
面は、画像書き込み部9による露光の前に、帯電器2に
より所定の電位に一様に帯電させられる。そして、一様
に帯電させられた感光ドラム1上に、画像書き込み部9
からレーザー光などを照射することにより、感光ドラム
1上に静電潜像を形成する。感光ドラム1上に形成され
た静電潜像は、現像装置3が現像剤により、所謂、トナ
ー画像として現像する。
【0037】図2により詳しく示されるように、本実施
例において現像装置3は、感光ドラム1と対向する位置
に、第1、第2の現像剤担持体として、それぞれ回転可
能な円筒状の第1現像スリーブ31A、第2現像スリー
ブ31Bを備えている。第1、第2現像スリーブ31
A、31Bの表面には、詳しくは後述するように、現像
装置3内の現像剤が均一の厚さの薄層を形成して担持さ
れる。
【0038】第1、第2現像スリーブ31A、31B
は、同方向である図2中矢印A方向に回転し、感光ドラ
ム1と各現像スリーブ31A、31Bとが対向する現像
領域へ現像剤を搬送する。一方、感光ドラム1は図中矢
印B方向に回転し、感光ドラム1上の静電潜像は、各現
像スリーブ31A、31Bとの対向する現像領域へ搬送
される。
【0039】感光ドラム1に形成された静電潜像は、先
ず、複数の現像剤担持体による現像工程の最上流に位置
する現像装置3の第1現像スリーブ31Aの現像領域で
現像される。次に、第2現像スリーブ31Bの現像領域
にて現像される。それぞれの現像領域における現像プロ
セスは、周知の静電潜像技術による静電潜像の現像プロ
セスである。
【0040】本実施例では、現像剤として磁性一成分ト
ナー(トナー)を用いる。各現像スリーブ31A、31
B内には、磁界発生手段として例えば固定マグネットロ
ール(図示せず)が設けられている。現像容器32内の
現像剤(トナー)は、この磁界発生手段の磁界により、
各現像スリーブ31A、31Bに供給される。そして、
詳しくは後述するように、各現像スリーブ31A、31
B上に所定の層厚の薄層に担持されたトナーは、一様に
帯電された感光ドラム1の負電荷が露光により減衰した
部分に転移して、反転現像を行う。通常、現像時に各現
像スリーブ31A、31Bには、例えば、AC電圧にD
C電圧を重畳した現像バイアスが印加される。
【0041】尚、本発明は現像剤担持体の位置決め構成
に関するものであり、現像方式を上記本実施例のものに
限定するものではなく、各現像領域(各現像剤担持体)
に関して、周知の現像方式を適宜採用することができ
る。例えば、現像剤として、磁性キャリアと非磁性トナ
ーとを含む二成分現像剤を用いることができる。斯かる
二成分現像剤は、磁界発生手段を内蔵した現像剤担持体
上に穂立ち(磁気ブラシ)状に担持する。この磁気ブラ
シを像担持体に接触させるか、或いは非接触にて対向さ
せて、像担持体上に形成した静電潜像を現像することが
できる。
【0042】このように2回の現像を行うことで、1つ
の現像スリーブによる現像と比較して、現像領域を広く
設けることができる。これにより、上述したような、画
像形成のプロセススピードの高速化(コピースピードア
ップ)による弊害を排除することができる。つまり、1
つの現像スリーブにてプロセススピードの高速化に対応
すべく現像スリーブの周速を速くすることにより、現像
スリーブが昇温し、現像剤の融着が発生し、これにより
現像スリーブの回転トルクが増加したり、更には回転が
妨げられるといった問題は発生しない。又、現像剤の摩
擦が増えることで現像剤の劣化が起こり、画像不良を起
こすようなことも防止することができる。
【0043】感光ドラム1と第1現像スリーブ31Aと
の間、又感光ドラム1と第2現像スリーブ31Bとの間
は、それぞれ微小なギャップ(SDギャップ)であるS
Da、SDbが一定に保持される。これにより、所定の
現像を行うことができるようになっている。
【0044】その後、現像されたトナー画像は、感光ド
ラム1の回転により転写装置4との対向部(転写部)へ
搬送される。
【0045】感光ドラム1上のトナー画像の搬送に対応
して、記録用紙などの記録材Pを、記録材収納カセット
12からピックアップローラ13により1枚づつ送り出
すと共に、レジストローラ対14によってタイミングを
とって感光ドラム1と転写装置4との対向部へ搬送す
る。そして、記録材Pが感光ドラム1と転写装置4との
対向部を通過する際に、感光ドラム1上の現像されたト
ナー画像が転写装置4の作用により記録材Pの上に転写
される。
【0046】トナー画像が転写された記録材Pは、所定
の搬送装置6により定着器7に搬送される。定着器7
は、定着ローラ7a及び加圧ローラ7cからなる定着ロ
ーラ対を備えている。記録材Pは、定着ローラ対7で加
圧されると共に、定着ローラー7a内に設けられたヒー
ター7bにより加熱される。こうして、記録材P上の未
定着トナーは、記録材Pに溶融定着させられる。
【0047】その後、トナー画像が定着させられた記録
材Pは、搬送ローラ対10、排紙ローラ対11などによ
り、装置本体外部に設けられたトレー15に排出され
る。
【0048】一方、トナー画像を記録材Pに転写した後
の感光ドラム1の表面は、クリーナ5によって、転写残
トナーなどの除去を受け、繰り返し画像形成に供され
る。こうして、一連の画像形成プロセスが終了する。
【0049】次に、図3〜6をも参照して、第1、第2
現像スリーブ31A、31Bの配置について更に説明す
る。図3は本実施例の現像装置3の側面を示し、図4は
現像容器32の一部を開放し、第1、第2現像スリーブ
31A、31Bが取り付けられた様子を示している。
又、図5は現像容器32の片側側面に設けられる第2現
像スリーブ31Bの支持部を示し、図6は現像装置3の
長手方向の構成を示している。
【0050】先ず、第1現像スリーブ31Aの支持構成
を説明すると、本実施例において、第1の現像剤担持体
としての第1現像スリーブ31Aは、第1現像スリーブ
31Aの回転軸線方向(長手方向)両端部に延在する回
転軸(両端軸部)31a、31aにおいて、支持部材と
してのベアリング21A、21Aを介して現像容器32
に回転可能に支持されている。ベアリング21A、21
Aは、現像容器32の両側壁32a、32aに設けられ
た、ベアリング取り付け用の穴部に取り付けられる。
又、現像容器32は、第1の加圧手段として、弾性部材
である加圧バネ(コイルバネ)51によって、感光ドラ
ム1に向かって付勢される。本実施例では、図6に示す
ように、加圧バネ51は現像容器32の長手方向両端部
近傍において、2箇所で現像容器32を感光ドラム1に
向かって加圧する。
【0051】第1現像スリーブ31Aと感光ドラム1と
の間の所定のギャップ(SDギャップ)SDa(図2)
は、第1現像スリーブ31Aの両端軸部31a、31a
に設けられているスペーサーコロ20A、20Aが離間
部材として感光ドラム1に突き当たることで保証され
る。本実施例では、スペーサーコロ20A、20Aは、
両端軸部31a、31aの支持部より外側に設けられて
いる。スペーサーコロ20Aの外径は、第1現像スリー
ブ31Aの外径より、第1現像スリーブ31Aに関する
SDギャップであるSDaの分だけ大きくされている。
スペーサーコロの構成は、従来例として説明したものと
同様である。これにより、加圧バネ51で現像容器32
が感光ドラム1に向かって加圧されることで、スペーサ
ーコロ20Aが感光ドラム1に突き当たり、第1現像ス
リーブ31Aと感光ドラム1との空隙(SDギャップ)
が保証される。第1現像スリーブ31Aに関し、スペー
サーコロ20AによりSDギャップを保証する構成は、
従来例として説明した1つの現像スリーブ31を用いる
場合と同様の構成である。
【0052】次に、第2現像スリーブ31Bの支持構成
を説明すると、本実施例において、第2の現像剤担持体
としての第2現像スリーブ31Bは、第1現像スリーブ
31Aと同様、回転軸線方向(長手方向)両端部に延在
する回転軸(両端軸部)31b、31bを備えている。
第2現像スリーブ31Bの一方の軸端部31bは、支持
部材としてのベアリング21Bを介して現像容器32に
回転可能に支持されている。このベアリング21Bは、
現像容器32の片側の側壁32aに設けられた取り付け
用の穴部に取り付けられる。
【0053】そして、第2現像スリーブ31Bの他方の
軸端部31bは、第1現像スリーブ31Aを回動中心に
して回動する揺動部材23に、支持部材としてのベアリ
ング23bを介して回転可能に支持されている。揺動部
材23は、第1現像スリーブ31Aの一方の軸端部31
aに、現像容器32の外側においてベアリング23aを
介して回動可能に取り付けられている。
【0054】図5に、揺動部材23の近傍をより詳しく
示す。上述のように、第1現像スリーブ31Aの一方の
軸端部31aは、現像容器32の側壁に取り付けられる
ベアリング21Aによって支持される。その軸端部31
aに揺動部材23がベアリング23aを介して取り付け
られている。そして、第2現像スリーブ31Bは、支持
部材としてのベアリング23bを介して揺動部材23に
支持される。
【0055】又、現像装置3には、揺動部材23に支持
される第2現像スリーブ31Bの一方の端部側におい
て、第2現像スリーブ31Bを感光ドラム1に向かって
付勢するための第2の加圧手段が設けられる。本実施例
において、この加圧手段は、加圧部材として弾性部材で
ある加圧バネ(コイルバネ)50、揺動部材23に設け
られた加圧部材受け部としての加圧バネ受け部24、現
像容器32に設けられた加圧部材受け部としての加圧バ
ネ保持部22を備えている。
【0056】第2現像スリーブ31Bと感光ドラム1と
の空隙(SDギャップ)SDbギャップは、第1現像ス
リーブ31Aと同様に、第2現像スリーブ31Bの両端
軸部31b、31bに設けられた離間部材としてのスペ
ーサーコロ20B、20Bが感光ドラム1に突き当たる
ことで保証される。本実施例では、スペーサーコロ20
B、20Bは、両端軸部31b、31bの支持部より外
側に設けられている。
【0057】次に、第1、第2現像スリーブ31A、3
1Bの感光ドラム1への加圧構成を更に説明する。
【0058】現像容器32は、第1の加圧手段である加
圧バネ51によって感光ドラム1に向かって付勢され
る。これにより、両端軸部31a、31aが現像容器3
2に支持された第1現像スリーブ31Aは感光ドラム1
へ加圧される。
【0059】一方、第2現像スリーブ31Bは、その長
手方向両端部において、それぞれ異なる加圧機構にて感
光ドラム1に向かって加圧される。
【0060】先ず、第2現像スリーブ31Bが、ベアリ
ング21Bを介して現像容器32に回転可能に支持され
ている側(図6中左側。以下、「固定端側」と呼ぶ。)
について説明する。第2現像スリーブ31Bの固定端側
においては、ベアリング21Bは現像容器32に取り付
けられているので、第2現像スリーブ31Bは、第1現
像スリーブ31Aと同様に、現像容器32を加圧する加
圧バネ51によって感光ドラム1に向かって付勢され
る。
【0061】次に、第2現像スリーブ31Bの他方の軸
端部31aが揺動部材23に回転可能に支持されている
側(図6中右側。以下、「移動端側」と呼ぶ。)につい
て説明する。第2現像スリーブ31Bの移動端側では、
揺動部材23は第1現像スリーブ31Aを回動中心にし
て回動可能とされている。従って、揺動部材23を加圧
バネ50によって加圧することで、第2現像スリーブ3
1Bは感光ドラム1に向かって付勢される。
【0062】このように、現像容器32を加圧すること
で、第1現像スリーブ31Aの両側のスペーサーコロ2
0A1、20A2と、第2現像スリーブ31Bの片側
(固定端側)のスペーサーコロ20B1の3箇所が感光
ドラム1に突き当たる。更に、第2現像スリーブ31B
の片側(移動端側)のスペーサーコロ20B2は、揺動
部材23によって独立して感光ドラム1に押圧される。
【0063】これにより、現像容器32にストレス(応
力)を加えることなく、安定して複数の現像スリーブ
(第1、第2現像スリーブ31A、31B)を感光ドラ
ム1に押圧することができる。又、このように第2現像
スリーブ31Bの片側の軸端部31bに揺動部材23を
設けることで、第1、第2現像スリーブ31A、31B
が感光ドラム1に向かって加圧された際に、スペーサー
コロ20A1、20A2、20B1、20B2の浮きを
防止し、確実に4箇所で感光ドラム1の表面に突き当た
ことができる。これにより、第1、第2現像スリーブ3
1A、31Bの双方に関して、確実にSDギャップを保
つことができる。
【0064】次に、本実施例における現像装置3の内部
の構成を説明する。図6に示すように、感光ドラム1に
近接して対向させた第1現像スリーブ31Aと第2現像
スリーブ31Bの一端側には、回転の駆動力をそれぞれ
の現像スリーブ31A、31Bに与えるギア28A、2
8Bが設けられており、これらギア28A、28Bに駆
動伝達ギア(図示せず)から駆動が伝達されることで、
それぞれの現像スリーブ31A、31Bは、図2に示す
矢印Aの方向に回転する。
【0065】図2に示すように、現像容器32の内部に
は現像剤を収納することができる。現像容器32の内部
には、現像剤を攪拌し、第1、第2現像スリーブ31
A、31B側に現像剤を搬送する攪拌部材37、38が
設けられている。
【0066】第1現像スリーブ31Aの上方には、現像
容器32に保持された現像剤規制手段としての現像剤規
制ブレード(ドクターブレード:以下、単に「ブレー
ド」と呼ぶ。)45を設ける。これにより、第1現像ス
リーブ31Aの表面に担持する現像剤量を規制する。
【0067】一方、本実施例の現像装置3では、第2現
像スリーブ31Bに対して、上記ブレード45のような
現像剤規制手段は設けない。つまり、本実施例では第2
現像スリーブ31Bの一方の軸端部31bは揺動部材2
3によって軸支されている。従って、仮に、第2現像ス
リーブ31Bに対して上記ブレード45と同様のブレー
ドを設けた場合を考えると、揺動部材23が揺動するこ
とでブレードと第2現像スリーブ31Bの周方向の位置
がズレてしまう。これにより、第2現像スリーブ31B
内の磁界発生手段における磁極の位置がズレることにな
り、第2現像スリーブ31Bの表面に担持する現像剤量
が不均一になる。そして、第2現像スリーブ31Bの表
面の現像剤量のラチチュードが少ない場合には、画像不
良が発生する虞がある。
【0068】本実施例では、現像容器32に一体に軸支
された第1現像スリーブ31Aに対して、ブレード45
を設けるので、ブレード45と第1現像スリーブ31A
の周方向の位置関係が変化することはなく、画像不良を
防止するラチチュードを広げることができる。
【0069】本実施例では、第2現像スリーブ31Bに
担持する現像剤量は、第1現像スリーブ31Aと第2現
像スリーブ31Bとの空隙と第1、第2現像スリーブ3
1A、31B内のマグネットによる磁力の影響によって
規制される。
【0070】次に、第1、第2現像スリーブ31A、3
1B間の所定の空隙(以下、「SSギャップ」と呼
ぶ。)、及びSDギャップについて説明する。
【0071】現像装置3は、感光ドラム1と第1、第2
現像スリーブ31A、31Bとが略平行で近接対向する
ように配置される(図2、図6)。本実施例では、第1
現像スリーブ31Aと第2現像スリーブ31Bとの空隙
であるSSギャップは、各現像スリーブ31A、31B
を支持する支持部材である、ベアリングの位置精度によ
り保証している。
【0072】先ず、第2現像スリーブ31Bの固定端側
について説明すると、第1現像スリーブ31Aを支持す
るベアリング21Aと、第2現像スリーブ31Bを支持
するベアリング21Bとは、現像容器32に取り付けら
れている。従って、それぞれのベアリング21A、21
Bを取り付けるベアリング穴の中心間距離Ts1の精度
が、第1、第2現像スリーブ31A、31B間のSSギ
ャップの精度に影響を与える。
【0073】次に、揺動部材23が設けられた側(第2
現像スリーブ31Bの移動端側)について説明すると、
揺動部材32には、第1現像スリーブ31Aの一方の軸
端部31aに取り付けられるベアリング23a及び第2
現像スリーブ31Bを支持するベアリング23bが取り
付けられている。従って、それぞれのベアリング23
a、23bを取り付けるベアリング穴の中心間距離Ts
2の精度が、第1、第2現像スリーブ31A、31B間
のSSギャップの精度に影響を与える。
【0074】このように、ベアリング穴の中心間距離T
s1、Ts2の寸法精度が、2つの現像スリーブ31
A、31B間の空隙(SSギャップ)を保証する。この
距離Ts1、Ts2は同じ寸法であり、その寸法精度は
製作される過程の精度だけによって決められる。
【0075】一般に、一成分現像方式を用いる現像装置
の場合、SDギャップ(SDa、SDb)は0.15〜
0.25mm程度とすればよい。又、本発明者らの今ま
での研究によれば、複数の現像スリーブ間のSSギャッ
プは、0.40〜0.80mmであることが分かった。
【0076】仮に、各現像スリーブ31A、31Bに関
するSDギャップ、SDa、SDbを、それぞれ0.2
0mmとし、両現像スリーブ31A、31B間のSSギ
ャップを0.6mmとする場合のギャップ精度を考え
る。
【0077】スペーサーコロは、材料として通常用いら
れるPOM系、超高分子ポリエチレン系樹脂などを用
い、当業者には周知の射出成形後に研削加工などで作製
する場合、一般に、その外径の寸法公差±0.01mm
以下で製作可能である。従って、SDギャップは、0.
19〜0.21mmとなり、上記ラチチュード0.15
〜0.25mm内にあるので保証される。
【0078】又、一般に、現像容器32及び揺動部材2
3を、材料として通常用いられるポリスチレン系、AB
S系、PPE+PS系の樹脂材料などを用い、当業者に
は周知の射出成形にて作製する場合、ベアリングを取り
付けるために現像容器32或いは揺動部材23に形成す
るベアリング穴は、中心間距離の精度±0.1mm以下
で製作可能ある。従って、SSギャップは、0.5〜
0.7mmとなり、上記ラチチュード0.4〜0.8m
m内にあるので保証される。
【0079】このように、ベアリングの位置精度によ
り、SDギャップ及びSSギャップの精度を維持でき
る。
【0080】尚、上述したSDギャップ、SSギャップ
の値は例示に過ぎず、本発明はこれに限定されるもので
はない。当然、本発明の実施に際し、装置仕様、装置構
成などにより、SDa、SDbギャップ及びSSギャッ
プの最適化を図り、決定すればよい。
【0081】以上、本実施例の構成によれば、第1、第
2現像スリーブ31A、31Bにより複数回の現像を行
うことで、1つの現像スリーブを用いた従来の現像方式
よりも現像領域を広く設けることができ、画像形成のプ
ロセススピード(コピースピード)の高速化が可能であ
る。又、第1、第2現像スリーブ31A、31Bを近接
させて、現像装置3に一体的に構成することができるの
で、装置の小型化が可能である。
【0082】又、第1、第2現像スリーブ31A、31
Bに関し、スペーサーコロが感光ドラム1に確実に当接
することで、安定した画像形成が可能である。
【0083】更に、隣り合う現像スリーブ31A、31
Bのうち、第2現像スリーブ31Bの長手方向片側端部
を揺動可能に支持し、独立して感光ドラム1に加圧する
ことで、各現像スリーブ31A、31Bの両端に設けら
れたスペーサーコロ20A、20Bの浮きを防止するこ
とができ、複数の現像スリーブ31A、31Bを確実に
感光ドラム1に突き当てることで、安定した多段現像を
行うことができる。
【0084】更に、本実施例の構成によれば、SDギャ
ップを保証すると共に、SSギャップをも保証すること
ができる。
【0085】加えて、本実施例によれば、第2現像スリ
ーブ31Bの長手方向片側端部にのみ揺動部材23を設
けたので、例えば、これを両側に設けるよりも揺動構成
が少ないために、第2現像スリーブ31Bの振動を低減
できる。このように第2現像スリーブ31Bの振動が低
減することで、第2現像スリーブ31Bの表面の現像剤
の飛散を防止する効果をも得ることができる。
【0086】尚、本実施例では、現像容器32を感光ド
ラム1に向かって付勢する加圧部材、第2現像スリーブ
31Bを感光ドラム1に向かって付勢する加圧部材とし
て、弾性部材であるコイルバネを用いたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、板バネ、ねじりコイルバ
ネなどの弾性部材から適宜選定して用いればよい。
【0087】又、本実施例では、第1、第2現像スリー
ブ31A、31Bを支持する支持部材として、ベアリン
グ(ボールベアリング)を用いたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、樹脂、焼結金属を含む材料にて
作製される滑り軸受けであってもよい。
【0088】実施例2 次に、図7〜9を参照して、本発明の他の実施例を説明
する。
【0089】本実施例では、実施例1にて用いた揺動部
材23の替わりに、現像容器32の長手方向一方の側面
に規制ガイド溝部25を設け、この規制ガイド溝部25
内を、第2現像スリーブ31Bの支持部材であるベアリ
ング21Bが第1現像スリーブ31Aを中心に回動方向
にのみ微小範囲で移動可能である構成とする。
【0090】そして、第2現像スリーブ31Bを加圧部
材として弾性部材である加圧バネ(コイルバネ)50、
加圧部材の受け部材としてのベアリング加圧部材52を
備えた第2の加圧手段によって、感光ドラム1に向かっ
て加圧する。
【0091】図8によく示されるように、現像容器32
には、第2現像スリーブ31Bの片側の軸端部31aを
支持するベアリング21Bが微小隙間内で移動可能であ
るように規制ガイド溝部25が形成される。又、規制ガ
イド溝部25に連続して、加圧バネ50とベアリング加
圧部材52との保持部である加圧溝部26、及び加圧部
材の受け部としての加圧バネ受け部27が設けられてい
る。
【0092】図9は、規制ガイド溝部25と第2現像ス
リーブ31Bの片側の軸端部31bを支持するベアリン
グ21Bと、第1現像スリーブ31Aの支持部材である
ベアリング21Aの位置関係を示す。
【0093】本実施例における第1、第2現像スリーブ
31A、31B間の隙間であるSSギャップ、SDギャ
ップについて説明する。第2現像スリーブ31Bの固定
端側については、実施例1と同様であるので説明は省略
する。
【0094】規制ガイド溝部25が形成される側(移動
端側)について説明する。第2現像スリーブ31Bの移
動端側においては、第1現像スリーブ31Aのベアリン
グ21Aを取り付けるベアリング穴と、現像容器32の
側壁に形成される規制ガイド溝部25の中心間距離(図
9中Ts2)の精度によりSSギャップが保証される。
図9に示す位置関係の形状を有する規制ガイド溝部25
を現像容器32の側壁に設けることで、精度の関係は実
施例1と同様である。
【0095】第2現像スリーブ31Bのベアリング21
Bは、規制ガイド溝部25内において、第1現像スリー
ブ31Aのベアリング21Aを中心とした半径Ra、R
bの円弧に沿うR形状部(壁部)25a、25bによ
り、SSギャップを変動させる方向の移動が規制され
る。つまり、第2現像スリーブ31Bのベアリング21
Bは、上記半径RaとRbとの隙間Drの間で規制され
ている。
【0096】又、規制ガイド溝部25には、ベアリング
21Bを嵌入した状態で、第1現像スリーブ31Aを中
心とした回動方向の先端側と後端側に隙間d1とd2が
設けられている。これにより、ベアリング21Bは、隙
間d1とd2の分だけ移動可能とされている。
【0097】隙間d2は、第2現像スリーブ31Bが感
光ドラム1から離れる方向への隙間であり、感光ドラム
1の変心成分による影響を考え、適宜その寸法を選定す
ればよい。一方、隙間d1は、第2現像スリーブ31B
が現像容器32から離れる方向、即ち、第2現像スリー
ブ31Bが感光ドラム1に近づく方向の隙間であり、第
2現像スリーブ31Bが現像容器32から離れることに
よって現像剤が漏れることがないように適宜選定すれば
よい。
【0098】このような構成により、実施例1における
揺動部材23の揺動による効果と同様の効果が得られ
る。
【0099】つまり、規制ガイド溝部25内において、
ベアリング21Bは、R形状部25a、25b間の隙間
Dr内で、SSギャップ方向の移動が規制がされ、又微
小隙間d1、d2により第1現像スリーブ31Aを中心
とした回動方向、即ち、感光ドラム1に近づく方向若し
くは感光ドラム1から離れる方向の移動が規制がされ
る。
【0100】本実施例においては、第2現像スリーブ3
1Bのベアリング21Bは、ベアリング加圧部材52を
介して、加圧バネ50により図9中矢印Fにて示すよう
に、感光ドラム1に向かう方向に加圧力が加わり押圧さ
れる。
【0101】以上、本実施例の構成によっても、第2現
像スリーブ31Bの長手方向片側端部にのみ揺動効果を
得ることができ、実施例1と同様の効果を得ることがで
きる。
【0102】実施例3 次に、本発明の更に他の実施態様について説明する。本
実施例は、より簡易な構成により、前述の問題を解決し
ようとするものである。画像形成装置の基本構成及び動
作は、実施例1と同様である。従って、実施例1のもの
と同様の機能を有する要素には同一符号を付し、詳しい
説明は省略する。
【0103】図10に示すように、本実施例の現像装置
3では、第1、第2現像スリーブ31A、31Bは、い
ずれもその両端軸部において、ベアリングを介して現像
容器32に回転可能に支持されている。
【0104】本実施例の現像装置3では、SSギャップ
は現像容器32に設けられるベアリング取り付け用のベ
アリング穴の中心間距離の精度によって保証する。又、
第1、第2現像スリーブ31A、31Bと感光ドラム1
との間のSDギャップは、実施例1と概略同様にして、
現像容器32を加圧手段である加圧バネ(コイルバネ)
51などによって感光ドラム1に向かって付勢した際
に、スペーサーコロが感光ドラム1に突き当たることに
よって保証される。本実施例では、図10に示すよう
に、加圧バネ51は現像容器32の長手方向両端部近傍
において、2箇所で現像容器32を感光ドラム1に向か
って加圧する。
【0105】しかしながら、斯かる構成では、3箇所の
スペーサーコロが先に感光ドラム1に突き当たり、1箇
所のスペーサーコロが感光ドラム1に当接せずに浮いて
しまう虞がある。又、無理に現像容器を加圧することが
考えられるが、現像容器32にかかるストレス(応力)
のために、振動による画像劣化、現像容器32の破損な
どが発生する虞がある。
【0106】そこで、本実施例では、現像容器32の変
形によるストレス(応力)を緩衝させる構成を設ける。
【0107】先ず、図10及び11に示すように、現像
容器32に加わる応力を緩衝させる手段として、例え
ば、現像容器32の長手方向略中央部に位置して応力緩
衝部材33を設けることができる。これにより、現像容
器32を感光ドラム1に向かって加圧したときの現像容
器32の変形、ネジレなどのストレスを緩衝させること
ができる。
【0108】現像容器32は、一般に、ポリスチレン
系、ABS系、PPE+PS系などの樹脂材料を用い射
出成形により作製される。本実施例では、現像容器32
は、上記応力緩衝部材33を除いて全てポリスチレン系
樹脂にて作製した。
【0109】応力緩衝部材33としては、現像容器32
の他の部分を形成する材料とは異なる、応力緩衝性を有
する弾性材料から適宜選択することができる。
【0110】例えば、ゴム系の材料、PVC系の材料、
ポリエステル系の材料、ポリエチレン系の材料、ポリウ
レタン系の材料、シリコーンゴム系材料を含む群より選
択される弾性材料を適宜用いることができる。
【0111】尚、現像剤(トナー)との接触による材質
劣化を考慮すると、トナー接触部にトナーとの相性が良
く、劣化の少ないPET系、PE系の材料にて形成され
るシート材を設けても良い。
【0112】応力緩衝部材33と、現像容器32のその
他の部分を形成する材料との接合は、接着、ビス止めな
どの接合手段を適宜選定して用いればよい。
【0113】又は、シリコーン系ゴム又はポリエチレン
系材料にて形成される応力緩衝部(材)33と、現像容
器32のその他の部分とを、当業者には周知の射出成形
技術にて一体成形により構成することもできる。例え
ば、応力緩衝部以外の現像容器32を一次成形体として
成形後、次に再び応力緩衝部を成形するための成形型に
一次成形体をセットして、現像容器に応力緩衝部33を
二次成形にて成形することができる。
【0114】図12(a)(図10及び図11の現像容
器32の断面を示す)に示すように、応力緩衝部材33
は、現像容器32の長手略中央部に設けることもできる
が、図12(b)に示すように、第1、第2現像スリー
ブ31A、31Bを支持する側壁に近い位置に設けても
よい。勿論、更に複数箇所に応力緩衝部材33を設ける
こともできる。
【0115】又、現像容器32に加わる応力を緩衝させ
る手段として、上述のように応力緩衝部材33を設ける
替わりに、現像容器32を形成する樹脂材料の肉厚を変
化させて、同様の効果を得ることができる。
【0116】つまり、図13に示すように、応力緩衝手
段として、例えば現像容器32の長手略中央に位置して
薄肉部(応力緩衝部)34を設けることができる。図1
4(a)により良く示すように、薄肉部34は、現像容
器32の長手略中央に所定の幅にて1箇所設けることが
できる。或いは、薄肉部34は、現像容器32の長手方
向に対して薄肉部を複数設けることも可能である。図1
4(b)は、現像容器32の長手略中央、及び第1、第
2現像スリーブ31A、31Bを支持する両側壁近傍の
3箇所に薄肉部34を設けた構成を示す。これにより肉
厚の薄い部分が容易に変形することが可能となり、現像
容器32を加圧したときの変形、ネジレなどのストレス
を緩衝し易くしている。
【0117】尚、図14(c)に示すように、現像容器
32を全体として薄い肉厚部にて形成し、リブ形状35
などで強度の強いところを設けることによっても同様な
効果が得られるこというまでもない。
【0118】更に、現像容器32に加わる応力を緩衝す
る手段として、現像容器32を複数の異なる部材から構
成することができる。つまり、図15に示すように、第
1、第2現像スリーブ31A、31Bを支持する両側壁
部32a、32aと、これらを連結し、底部及び背面部
を形成する底板部32bの3部によって現像容器32を
構成する。そして、側壁部32aは、通常の現像容器3
2に使用する材料によって形成し、底板部32bを応力
緩衝部とする。
【0119】応力緩衝部は、上述の応力緩衝部材33を
形成する弾性材料や、肉薄・リブなどの部品形状によっ
て構成することができる。
【0120】又、側壁部32aと、底板部32bは、接
着・ビス止めなどの適当な接合手段によって接合した
り、或いは、一体成形により形成することができる。
【0121】このように、現像容器32を複数の異なる
部材にて構成することによっても、現像容器32を加圧
したときの変形、ネジレなどのストレスを緩衝させるこ
とができる。
【0122】以上、本実施例によれば、実施例1及び2
と比較して、加圧構成をシンプルにすることができ、低
コスト化が可能である。又、加圧のバランスによる影
響、耐久性の点から、高耐久の製品には本実施例の構成
がより好適である場合もある。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の現像剤担持体により複数回の現像を行うことで現
像領域を広く設けることができ、画像形成のプロセスス
ピードの高速化が可能である。又、複数の現像剤担持体
を近接させて、現像装置に一体的に構成することで、装
置の小型化が可能であると共に、高画質化をも図ること
ができる。そして、本発明によれば、複数の現像剤担持
体を一体に設けた現像装置にて、複数の現像剤担持体の
それぞれと像担持体との離間部材の浮きを防止し、確実
に複数の現像剤担持体を像担持体に近接させ、安定した
画像形成が可能であり、又、像担持体と現像剤担持体と
の空隙を保証すると共に、複数の現像剤担持体間の空隙
をも保証することができ、更に、複数の現像剤担持体を
駆動する際の振動を低減し、又現像剤(トナー)飛散を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略縦
断面図である。
【図2】本発明に係る現像装置の一実施例の概略縦断面
図である。
【図3】図2の現像装置の概略側面図である。
【図4】図2の現像装置において現像剤担持体周りを示
す斜視図である。
【図5】図2の現像装置において現像剤担持体の支持部
近傍を示す現像容器の部分斜視図である。
【図6】図2の現像装置において現像装置の長手方向の
構成を説明するための現像容器の概略横断面図である。
【図7】本発明に係る現像装置の他の実施例の概略側面
図である。
【図8】図7の現像装置において現像剤担持体の支持部
近傍を示す現像容器の部分斜視図である。
【図9】図7の現像装置において第1、第2の現像剤担
持体の位置関係及び第2現像剤担持体の加圧態様を説明
するための、各現像剤担持体の支持部近傍を示す概略構
成図である。
【図10】本発明に係る現像装置の他の実施例の現像剤
担持体周りを示す現像容器の概略斜視図である。
【図11】図10の現像装置の現像容器の斜視図であ
る。
【図12】(a)、(b)図10の現像装置に適用され
る応力緩衝部材の幾つかの配置例を示す現像容器の概略
横断面図である。
【図13】本発明に係る現像装置の更に他の実施例の現
像容器の概略斜視図である。
【図14】(a)、(b)、(c)図13の現像装置に
適用される薄肉部の幾つかの配置例を示す現像容器の概
略横断面図である。
【図15】本発明に係る現像装置の更に他の実施例の現
像容器の分解図である。
【図16】従来の画像形成装置の一例の概略縦断面図で
ある。
【図17】従来の現像装置の一例の概略縦断面図であ
る。
【図18】図17の現像装置の長手方向の構成を説明す
るための概略横断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体、電子写
真感光体) 3 現像装置 20A1、20A2 第1現像スリーブのスペーサー
コロ(離間部材) 20B1、20B2 第2現像スリーブのスペーサー
コロ(離間部材) 21A 第1現像スリーブを支持するベ
アリング(支持部材) 21B 第2現像スリーブを支持するベ
アリング(支持部材) 23 揺動部材 23a 揺動部材の第1現像スリーブ用
ベアリング 23b 揺動部材の第2現像スリーブ用
ベアリング 25 規制ガイド溝部 26 加圧溝部(加圧部材保持部) 27 加圧バネ受け部(加圧部材受け
部) 31A 第1現像スリーブ(第1の現像
剤担持体) 31B 第2現像スリーブ(第2の現像
剤担持体) 32 現像容器 33 応力緩衝部材 34 薄肉部(応力緩衝性部) 35 リブ 45 現像剤規制ブレード(現像剤規
制手段) 50 加圧バネ(加圧部材、弾性部
材) 51 加圧バネ(加圧部材、弾性部
材) 52 ベアリング加圧部材(加圧部材
受け部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AC04 AD06 AD14 AD17 BA01 BA07 BA08 BA09 DB14 EA21 FA22 FA23

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に近接対向される複数の現像剤
    担持体を有する現像装置において、 隣り合う第1、第2の現像剤担持体を所定の空隙を保ち
    ながら回転可能に支持する支持手段であって、前記第1
    の現像剤担持体を回動中心として、前記第2の現像剤担
    持体の回転軸方向一端部近傍を回動方向に移動可能とす
    る支持手段と、 前記第2の現像剤担持体の移動可能な端部近傍を前記像
    担持体に向かって付勢する加圧手段と、を有することを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、前記第1の現像剤担持
    体を回動中心として微小範囲内を回動方向にのみ移動可
    能な揺動部材を備え、該揺動部材は前記第1の現像剤担
    持体と前記第2の現像剤担持体との所定の空隙を保ちな
    がら前記第2の現像剤担持体の回転軸方向一端部近傍を
    回転自在に支持する支持部材を備えることを特徴とする
    請求項1の現像剤担持体。
  3. 【請求項3】 前記支持手段は複数の現像剤担持体が取
    り付けられる容器の第1、第2の側壁に設けられ、 前記第1、第2の側壁に設けられた各穴部に取り付けら
    れ、前記第1の現像剤担持体の回転軸方向両端部近傍を
    それぞれ回転自在に支持する支持部材と、 前記第1の側壁に設けられた穴部に取り付けられ、前記
    第2の現像剤担持体の回転軸方向一端部近傍を回転自在
    に支持する支持部材と、 前記第1の現像剤担持体を回動中心として微小範囲内を
    回動方向にのみ移動可能な揺動部材と、 前記揺動部材に取り付けられ、前記第2の現像剤担持体
    の回転軸方向一端部近傍を、前記第2の側壁側で回転自
    在に支持する支持部材と、を有することを特徴とする請
    求項1の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記加圧手段は、前記揺動部材を前記像
    担持体に向かって加圧する加圧部材を備えることを特徴
    とする請求項2又は3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記支持手段は、 前記第2の現像剤担持体の回転軸方向一端部近傍を回転
    自在に支持する支持部材と、 前記支持部材を、前記第1の現像剤担持体を回動中心と
    して微小範囲内を回動方向にのみ移動可能とし、前記第
    1の現像剤担持体と前記第2の現像剤担持体との所定の
    空隙を保つ規制ガイド溝部と、を有することを特徴とす
    る請求項1の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記支持手段は複数の現像剤担持体が取
    り付けられる容器の第1、第2の側壁に設けられ、 前記第1、第2の側壁に設けられた各穴部に取り付けら
    れ、前記第1の現像剤担持体の回転軸方向両端部近傍を
    それぞれ回転自在に支持する支持部材と、 前記第1の側壁に設けられた穴部に取り付けられ、前記
    第2の現像剤担持体の回転軸方向一端部近傍を、前記第
    1の側壁側で回転自在に支持する支持部材と、 前記第2の現像剤担持体の回転軸方向一端部近傍を、前
    記第2の側壁側で回転自在に支持する支持部材と、 前記第2の側壁に設けられ、前記第2の側壁側の前記第
    2の現像剤担持体の支持部材を、前記第1の現像剤担持
    体を回動中心として微小範囲内を回動方向にのみ移動可
    能とし、前記第1の現像剤担持体と前記第2の現像剤担
    持体との所定の空隙を保つ規制ガイド溝部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記加圧手段は、前記第2の現像剤担持
    体の支持部材を前記像担持体に向かって加圧する加圧部
    材を備えることを特徴とする請求項5又は6の現像装
    置。
  8. 【請求項8】 前記規制ガイド溝部は、前記第1の現像
    剤担持体を中心とした所定半径の円弧に沿う形状を少な
    くとも1箇所有することを特徴とする請求項5又は6の
    現像装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の現像剤担持体は、前記複数の
    現像剤担持体による現像の行程の最上流に位置し、該第
    1の現像剤担持体の表面に担持する現像剤量は、前記容
    器に固定された現像剤規制手段により規制されることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の現像装
    置。
  10. 【請求項10】 各現像剤担持体の回転軸方向両端部近
    傍に、像担持体との所定の空隙を保つための離間部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    かの項に記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 像担持体に近接対向される複数の現像
    剤担持体を有する現像装置において、隣り合う第1、第
    2の現像剤担持体を所定の空隙を保ちながら回転可能に
    支持する容器を有し、前記容器の変形による応力を緩衝
    させる応力緩衝手段を、前記容器の少なくとも1箇所に
    設けたことを特徴とする現像装置。
  12. 【請求項12】 前記応力緩衝手段は、前記容器の少な
    くとも1部を形成する応力緩衝部材であり、該応力緩衝
    部材は前記容器のその他の部分を形成する材料とは異な
    る弾性材料にて形成される特徴とする請求項11の現像
    装置。
  13. 【請求項13】 前記応力緩衝部材を形成する弾性材料
    は、ゴム系材料、PVC系材料、ポリエステル系材料、
    ポリエチレン系材料、ポリウレタン系材料、シリコーン
    系ゴム材料を含む群より選択されることを特徴とする請
    求項12の現像装置。
  14. 【請求項14】 前記応力緩衝部材と、前記現像剤容器
    のその他の部分とは、接着、ビス止めを含む接合手段に
    より接合されることを特徴とする請求項12又は13の
    現像装置。
  15. 【請求項15】 前記容器の前記応力緩衝部材はポリエ
    チレン系材料又はシリコーンゴム系材料によって形成さ
    れ、前記容器のその他の部分と一体成形されることを特
    徴とする請求項12の現像装置。
  16. 【請求項16】 前記応力緩衝手段は、前記容器の少な
    くとも一部の応力緩衝形状からなることを特徴とする請
    求項11の現像装置。
  17. 【請求項17】 前記応力緩衝形状として、前記容器の
    肉厚を部分的に変化させることを特徴とする請求項16
    の現像装置。
  18. 【請求項18】 前記応力緩衝形状として、前記容器に
    部分的にリブ形状を設けることを特徴とする請求項16
    の現像装置。
  19. 【請求項19】 各現像剤担持体の回転軸方向両端部近
    傍に、像担持体との所定の空隙を保つための離間部材が
    設けられていることを特徴とする請求項11〜18のい
    ずれかの項に記載の現像装置。
  20. 【請求項20】 像担持体と、請求項1〜19のいずれ
    かの項に記載の現像装置と、を有し、前記像担持体に形
    成した潜像を前記現像装置により現像して画像を得るこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記現像装置を前記像担持体に向かっ
    て付勢する加圧手段を有することを特徴とする請求項2
    0の画像形成装置。
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