JP2002341291A - 偏光光源装置 - Google Patents

偏光光源装置

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JP2002341291A
JP2002341291A JP2001146403A JP2001146403A JP2002341291A JP 2002341291 A JP2002341291 A JP 2002341291A JP 2001146403 A JP2001146403 A JP 2001146403A JP 2001146403 A JP2001146403 A JP 2001146403A JP 2002341291 A JP2002341291 A JP 2002341291A
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light
polarization
light source
linearly polarized
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JP2001146403A
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English (en)
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Yoji Kubota
洋治 久保田
Toshio Matsui
俊雄 松井
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NAGANO KOGAKU KENKYUSHO KK
Nagano Optics Laboratory Corp
Original Assignee
NAGANO KOGAKU KENKYUSHO KK
Nagano Optics Laboratory Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶ライトバブル等を効率良く照明可能な小
型の2光源型偏光光源装置を提案すること。 【解決手段】 2光源型偏光光源装置1では、光源1
4、24の発光管12、22からの光束を反射鏡13、
23および凹レンズ15、25を用いて平行光束L1
2、L22とすると共に、プリズム合成体からなる偏光
変換光学系の入射開口部16b、26bの大きさとなる
ように圧縮している。偏光変換光学系は、プリズム合成
体からなる偏光分離素子16、26と反射素子17、2
7とを備え、これらによって、照明領域Aに対応する状
態で4つの出射光束が射出され、偏光変換素子18、2
8によって、偏光方向が揃えられた状態で、照明領域A
を照射する。偏光変換後の出射光を照明領域Aに対応さ
せてあるので、光の利用効率の高い光源を実現できる。
また、プリズム合成体を用いて偏光変換光学系を構成し
ているので、小型でコンパクトな偏光光源装置を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
ーなどの光源装置として使用される特定の偏光成分のみ
からなる偏光光束を照明光として出射可能な偏光光源装
置に関するものである。更に詳しくは、本発明は、2個
の光源を備えた小型で高輝度の偏光光源装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクターなどの液晶表示装置
においては、メタルハライドランプなどのアークランプ
やハロゲンランプからなる光源の出射光を液晶表示パネ
ルからなるライトバルブに照射し、当該ライトバルブに
おいて表示画像に対応する変調を施した後に、投写光学
系を介して投写面上に投写画像を形成するようになって
いる。
【0003】画像情報に対応した変調を施すための液晶
ライトバルブは、特定の偏光成分のみを使用しており、
光源からの出射光をそのまま液晶表示パネルに照射して
も偏光方向が直交する二つの直線偏光成分における一方
の偏光成分は利用されないので、光の利用効率が悪く、
投写画像を明るくすることができない。
【0004】そこで、従来においては、光源から出射さ
れる平行光を偏光変換光学系に導き、これを介して偏光
方向を揃えた後に液晶ライトバルブを照射することによ
り、光の利用効率を高め明るい投写画像を得るようにし
ている。
【0005】例えば、特開平8−29734号公報に
は、このような偏光変換光学系を備えた光源装置が開示
されている。図6に示すように、当該公開公報に記載さ
れている光源装置100の偏光変換光学系は、光源光軸
上に配置された偏光ビームスプリッタ101を挟み、入
射側に配置された1/4波長板102および出射側に配
置された1/4波長板103と、1/4波長板103の
後方に配置された全反射ミラー104と、偏光ビームス
プリッタ101の側下方に配置された全反射ミラー10
5とを備えている。
【0006】偏光ビームスプリッタ101は光源107
から出射される平行光のうちのS偏光成分を直交方向に
反射し、P偏光成分をそのまま透過させる偏光分離膜1
01aが備わっている。
【0007】この構成の光源装置100において、光源
107からの出射光は1/4波長板102を介して偏光
ビームスプリッタ101に入射し、S偏光成分のみが直
角に反射されて図の上方に向けて出射される。一方のP
偏光成分の光は、偏光分離膜101aを通過して、反対
側に配置されている1/4波長板103および反射鏡1
04、105と光源100の反射鏡106との間を少な
くとも7回は通過し、5回は偏光ビームスプリッタ10
3を通過した後にS偏光成分の光となって、図の上方に
出射されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
ける偏光光源装置では、光源からの出射光のうち偏光変
換が施される光成分を、多数回にわたり1/4波長板や
偏光ビームスプリッタに通す必要がある。このために、
これらの光学素子を通過する際に発生する光量損失や、
偏光効率の劣化を無視できない。従って、偏光変換によ
る光の利用効率の向上はあまり期待できない。
【0009】一方、偏光光源装置による照明対象の液晶
ライトバルブは、一般に横長の矩形形状をしており、そ
のアスペクト比は4:3であり、近年においては16:
9の横長のものも採用されている。したがって、偏光光
源装置を用いて、このような矩形の照明領域を効率良く
照明できるようにすることが望ましい。
【0010】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
偏光変換を光量の損失や偏光効率の低下を招くことなく
行うことのできる高輝度の偏光光源装置を提案すること
にある。
【0011】また、本発明の課題は、2個の光源を用い
て、矩形形状の照明領域を効率良く照射可能な小型の偏
光光源装置を提案することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶プロジェ
クターなどのように特定の偏光成分からなる偏光光束を
照明光として使用する場合に用いられる偏光光源装置に
おいて、第1の発光管および当該第1の発光管からの発
散光を第1の出射開口部に向けて反射する第1の反射鏡
を備えた第1の光源と、この第1の光源の前記第1の出
射開口部から射出される第1の出射光束を断面が所定寸
法の第1の平行光束にする第1の平行光束形成光学系
と、この第1の平行光束に含まれる偏波方向が直交する
二つの直線偏光光の一方を反射し、他方を透過する第1
の偏光分離素子と、この第1の偏光分離素子を透過した
直線偏光光を、当該第1の偏光分離素子で反射された直
線偏光光の進行方向と平行な方向に反射する第1の反射
素子と、前記第1の偏光分離素子あるいは前記第1の反
射素子で反射された直線偏光光の偏波面を90度回転さ
せて他方の直線偏光光に変換する第1の偏光変換素子と
を有していることを特徴としている。
【0013】この構成の偏光光源装置においては、光源
からの出射光束における一方の直線偏光成分は、偏光分
離素子を1回通り、他方の直線偏光成分は偏光分離素子
および偏光変換素子をそれぞれ1回ずつ通るのみであ
る。よって、偏光変換を、光量損失や偏光変換効率の低
下を招くことなく行うことができる。
【0014】次に、本発明の偏光光源装置は、上記の構
成に加えて、第2の発光管および当該第2の発光管から
の発散光を第2の出射開口部に向けて反射する第2の反
射鏡を備えた第2の光源と、この第2の光源の前記第2
の出射開口部から射出される第2の出射光束を断面が所
定寸法の第2の平行光束にする第2の平行光束形成光学
系と、この第2の平行光束に含まれる偏波方向が直交す
る二つの直線偏光光の一方を反射し、他方を透過する第
2の偏光分離素子と、この第2の偏光分離素子を透過し
た直線偏光光を、当該第2の偏光分離素子で反射された
直線偏光光の進行方向と平行な方向に反射する第2の反
射素子と、前記第2の偏光分離素子あるいは前記第2の
反射素子で反射された直線偏光光の偏波面を90度回転
させて他方の直線偏光光に変換する第2の偏光変換素子
とを有していることを特徴としている。
【0015】ここで、前記第1および第2の偏光分離素
子を、前記第1および第2の出射光束に対して45度傾
斜した偏光分離膜を備えたプリズム合成体とすることが
できる。同様に、前記第1および第2の反射素子を、前
記第1および第2の出射光束に対して45度傾斜した全
反射膜を備えたプリズム合成体とすることができる。
【0016】この場合、前記第1および第2の偏光分離
素子を構成しているプリズム合成体、並びに、前記第1
および第2の反射素子を構成しているプリズム合成体
を、照明領域に対応する矩形形状となるように、並列配
置することが望ましい。
【0017】また、前記第1および第2の偏光変換素子
として、1/2波長板を用いればよい。
【0018】本発明の偏光光源装置では、2個の光源を
備えた偏光光源装置における偏光分離・変換光学系を小
型でコンパクトに構成でき、しかも、矩形の照明領域を
効率良く照明することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した2光源型の偏光光源装置の実施例を説明す
る。
【0020】図1は、矩形の液晶ライトバルブを備えた
液晶プロジェクターの光源装置として用いられる偏光光
源装置の一例を示す光学系の概略構成図である。また、
図2(a)、(b)および(c)は、その側面構成図、
平面構成図および偏光変換光学系の部分を取り出して示
す構成図である。本例の偏光光源装置1は、2組の光源
と、各光源に対応して設けた2組の偏光変換光学系とを
備えた2光源型の偏光光源装置である。
【0021】詳細に説明すると、本例の偏光光源装置1
は、発光管12および当該発光管12からの発散光を出
射開口部13aに向けて反射する反射鏡13を備えた第
1の光源14を備えている。反射鏡13の反射面は楕円
面であり、出射開口部13aから射出される第1の出射
光束L11は収束光束となる。この出射光束L11は、
光源光軸14aと同軸状態に配置されている凹レンズ1
5によって平行光束L12とされる。この平行光束L1
2は、次に述べる偏光分離素子16の入射開口部に収ま
る断面寸法とされる。このように、本例では、反射鏡1
3と凹レンズ15によって第1の光源14の出射開口部
13aから射出される第1の出射光束L1を断面が所定
寸法の平行光束にする第1の平行光束形成光学系が構成
されている。
【0022】凹レンズ15から出射される平行光束L1
2は、偏波方向が直交する二つの直線偏光光の一方を反
射し、他方を透過する第1の偏光分離素子16の入射開
口部16bに入射される。本例では、この第1の偏光分
離素子16は、2個の直角プリズムから構成され、平行
光束L12に対して45度傾斜した偏光分離膜16aを
備えたプリズム合成体である。また、本例では、偏光分
離膜16aによってS偏光光が反射され、P偏光光は当
該偏光分離膜16aをそのまま透過するようになってい
る。
【0023】この第1の偏光分離素子16の背面側には
第1の偏光分離素子16を透過した直線偏光光であるP
偏光光を、当該第1の偏光分離素子16で反射されたS
偏光光の進行方向と平行な方向に反射する第1の反射素
子17が配置されている。本例では、この第1の反射素
子17も、2個の直角プリズムから構成されており、平
行光束に対して45度傾斜した全反射膜17aを備えた
プリズム合成体である。この第1の反射素子17は1個
の直角プリズムにより構成してもよい。
【0024】また、第1の反射素子17における出射面
17bには、当該第1の反射素子17で反射されたP偏
光光をS偏光光に変換するための第1の偏光変換素子1
8が貼り付けられている。本例の第1の偏光変換素子1
8は1/2波長板である。なお、この第1の偏光変換素
子18を第1の偏光分離素子16のS偏光光の出射面に
貼り付けて、S偏光光をP偏光光に変換することもでき
る。
【0025】次に、本例の偏光光源装置1は、上記と同
一構成の第2の光源および第2の偏光変換光学系を備え
ており、図2(b)の平面構成図から分かるように、第
1および第2の光学系は点Oを中心として点対称の状態
に配列されている。
【0026】すなわち、発光管22および当該発光管2
2からの発散光を出射開口部23aに向けて反射する反
射鏡23を備えた第2の光源24を備えている。反射鏡
23の反射面は楕円面であり、出射開口部23aから射
出される第2の出射光束L21は収束光束となる。この
出射光束L21は、光源光軸24aと同軸状態に配置さ
れている凹レンズ25によって平行光束L22とされ
る。
【0027】凹レンズ25から出射される平行光束L2
2は、偏波方向が直交する二つの直線偏光光の一方を反
射し、他方を透過する第2の偏光分離素子26に入射さ
れる。本例では、この第2の偏光分離素子は、2個の直
角プリズムから構成され、平行光束L22に対して45
度傾斜した偏光分離膜26aを備えたプリズム合成体で
ある。また、本例では、偏光分離膜26aによってS偏
光光が反射され、P偏光光は当該偏光分離膜26aをそ
のまま透過するようになっている。
【0028】この第2の偏光分離素子26の背面側には
第2の偏光分離素子26を透過した直線偏光光であるP
偏光光を、当該第2の偏光分離素子26で反射されたS
偏光光の進行方向と平行な方向に反射する第2の反射素
子27が配置されている。本例では、この第2の反射素
子27も、2個の直角プリズムから構成されており、平
行光束に対して45度傾斜した全反射膜27aを備えた
プリズム合成体である。この第2の反射素子27を、1
個の直角プリズムから構成することもできる。
【0029】また、第2の反射素子27における出射面
27bには、当該第2の反射素子27で反射されたP偏
光光をS偏光光に変換するための第2の偏光変換素子2
8が貼り付けられている。本例の第2の偏光変換素子2
8は1/2波長板である。
【0030】このように構成した本例の偏光光源装置1
では、図1、図2から分かるように、2個の直角プリズ
ムを貼り合わせて構成した直方体形状、または片側が直
角な面を有した梯形体形状をした第1および第2の偏光
分離素子16、26、並びに第1および第2の反射素子
17、27が、照明対象の液晶ライトバルブの照明領域
Aに対応するように、矩形状に配列されている。そし
て、各素子からは、偏光方向がそろった同一断面形状の
直線偏光光、すなわち円形断面のS偏光光が出射され、
照明領域Aを照射する。
【0031】以上のように、第1および第2の光源1
4、24からの出射光束L11、L21の断面を、偏光
分離素子16、17の入射開口部16b、17bに収ま
るように縮小しているので、光量損失を抑え、偏光効率
の低下を抑制できる。また、出射光束L11、L21
は、偏光分離素子16、26、偏光変換素子17、27
を1回通過するだけなので、この点においても、光量損
失および偏光効率の低下を抑制できる。
【0032】さらには、偏光変換された後の出射光束
は、照明領域Aに対応する形状とされているので、矩形
の液晶ライトバルブを効率良く照明することが可能にな
る。
【0033】さらにまた、プリズム合成体を用いて偏光
変換光学系を小型でコンパクトに構成することができる
ので、装置の小型化を実現できる。
【0034】(その他の実施の形態)ここで、図1、2
に用いた光源14、24の反射鏡13、23は楕円面の
ものを用いており、光源14、24からの光を凹レンズ
15、25を用いて圧縮し、ほぼ平行光として偏光分離
素子に導くようにしている。光源からの出射光束を圧縮
して平行光束化する光学系としては、図3、図4および
図5に示す各実施の形態のものを用いることができる。
なお、これらの図においては図1、2における各部分に
対応する部位には同一の符号を付してある。
【0035】これらの実施の形態では、光源14、24
の反射鏡13、23は放物面を用いたもので、平行光束
が出射するようになっているタイプのものである。即
ち、図3および図4においては、光源14、24からの
平行光束を、凸レンズ19および凹レンズ15からなる
エキスパンダー光学系、並びに、凸レンズ29および凹
レンズ25からなるエキスパンダー光学系を用いて偏光
分離素子16、26の入射開口部16b、26bに収ま
るように圧縮し、エキスパンダー光学系の中間部分にI
R・UVカットミラー201、202を配置したもので
ある。
【0036】図5においては、光源からの平行光束を、
凸レンズ19、19Aからなるエキスパンダー光学系、
および凸レンズ29、29Aからなるエキスパンダー光
学系をそれぞれ用いて、偏光分離素子16、26の入射
開口部16b、26bに収まるように圧縮し、エキスパ
ンダー光学系の中間部分にIR・UVカットミラー20
1、202、およびIR・UVカットフィルタ211、
212を配置したものである。
【0037】また、図1、2および図3の各光源装置で
は、偏光分離素子16、26の光の入射開口部16b、
26bを側面に設けたものであり、図4および図5では
偏光分離素子16、26の光の入射開口部16c、26
cを、側面16b、26bに隣接している直交する同一
側の側面に設けるように光学系を構成してある。
【0038】いずれの実施例においても、偏光変換光学
系の偏光分離素子16、26において、直交する二つの
直線偏光光を分離する偏光分離面16a、26aにより
S偏光成分が反射して、それらの出射面17b、27b
から出射するようにすると、もう一方のそれと直交する
P偏光成分は偏光分離膜16a、26aを通過し、反射
素子17、27の45度傾斜した全反射膜17a、27
aで反射した後、1/2波長板18、28を通過してS
偏光成分となって、先のS偏光成分と同様に偏光変換光
学系の出射面17b、27bから出射する。
【0039】これら偏光変換光学系から直接に出射した
2つのS偏光成分からなる出射光束と、P偏光成分が1
/2波長板18、28によりS偏光成分となった2つの
S偏光成分からなる出射光束とは、必要とする画面サイ
ズ(A)に対応するように矩形状に配列された状態にな
る。
【0040】なお、上記の各例では、S偏光成分をその
まま出射し、P偏光成分をS偏光成分に変換するように
しているが、この関係を逆にすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、光源
からの光束を、ほぼ平行光束とすると同時に偏光変換光
学系の入射開口部の大きさまでに圧縮し、これを偏光分
離素子および偏向変換素子を1回だけ通して偏光方向が
そろった直線偏光として、照明領域を照射するようにし
ている。従って、本発明によれば、光源からの光束の利
用効率を高めることができ、また、偏光分離素子および
偏光変換素子を複数回通過することによる光量損失およ
び偏光効率の低下を抑制できる。よって、高輝度の偏光
光源装置を実現できる。
【0042】また、本発明では、2つの光源と、各光源
からの出射光束をひとつの直線偏光光に変換する2つの
偏光変換光学系を備えた偏光光源装置において、上記の
ように高輝度化を図ると共に、プリズム合成体などから
なる偏光分離素子および反射素子を用いて、矩形の照明
領域に対応するように、偏光変換後の光束を出射できる
ようにしている。従って、光の利用効率の高い偏光光源
装置を実現できる。また、偏光変換光学系を、プリズム
合成体からなる偏光分離素子および反射素子を並列配置
することにより構成しているので、当該偏光変換光学系
を小型でコンパクトに構成できる。よって、小型の2光
源型の偏光光源装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した偏光光源装置の一例を示す概
略構成図である。
【図2】(a)、(b)および(c)は、それぞれ、図
1の偏光光源装置の側面構成図、平面構成図および偏光
変換光学系の部分を取り出して示す構成図である。
【図3】図1の偏光光源装置の変形例を示す概略側面構
成図、およびその部分平面図である。
【図4】図1の偏光光源装置の変形例を示す概略構成図
である。
【図5】図1の偏光光源装置の変形例を示す概略構成図
である。
【図6】従来の偏光光源装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 偏光光源装置 12、22 発光管 13、23 反射鏡 14、24 光源 15、25 凹レンズ 16、26 偏光分離素子 16a、26a 偏光分離膜 16b、26b 偏光変換光学系の入射開口部 17、27 反射素子 17a、27a 全反射膜 18、28 偏光変換素子 19、19A、29、29A 凸レンズ 201、202 IR・UVカットミラー 211、212 IR・UVカットフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 Z (72)発明者 松井 俊雄 長野県諏訪市中洲5531−56 Fターム(参考) 2H042 CA06 CA14 CA17 2H049 BA05 BA06 BB61 BC22 2H091 FA10Z FA14Z FA21Z FA26Z FA41Z LA03 MA07 2H099 AA12 BA09 CA02 CA08 DA05 5C058 BA05 BA35 EA26 EA51

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の発光管および当該第1の発光管か
    らの発散光を第1の出射開口部に向けて反射する第1の
    反射鏡を備えた第1の光源と、 この第1の光源の前記第1の出射開口部から射出される
    第1の出射光束を断面が所定寸法の第1の平行光束にす
    る第1の平行光束形成光学系と、 前記第1の平行光束に含まれる偏波方向が直交する二つ
    の直線偏光光の一方を反射し、他方を透過する第1の偏
    光分離素子と、 この第1の偏光分離素子を透過した直線偏光光を、当該
    第1の偏光分離素子で反射された直線偏光光の進行方向
    と平行な方向に反射する第1の反射素子と、 前記第1の偏光分離素子あるいは前記第1の反射素子で
    反射された直線偏光光の偏波面を90度回転させて他方
    の直線偏光光に変換する第1の偏光変換素子とを有して
    いることを特徴とする偏光光源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、 第2の発光管および当該第2の発光管からの発散光を第
    2の出射開口部に向けて反射する第2の反射鏡を備えた
    第2の光源と、 この第2の光源の前記第2の出射開口部から射出される
    第2の出射光束を断面が所定寸法の平行光束にする第2
    の平行光束形成光学系と、 前記第2の平行光束に含まれる偏波方向が直交する二つ
    の直線偏光光の一方を反射し、他方を透過する第2の偏
    光分離素子と、 この第2の偏光分離素子を透過した直線偏光光を、当該
    第2の偏光分離素子で反射された直線偏光光の進行方向
    と平行な方向に反射する第2の反射素子と、 前記第2の偏光分離素子あるいは前記第2の反射素子で
    反射された直線偏光光の偏波面を90度回転させて他方
    の直線偏光光に変換する第2の偏光変換素子とを有して
    いることを特徴とする偏光光源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1の偏光分離素子は、前記第1の出射光束に対し
    て45度傾斜した偏光分離膜を備えたプリズム合成体で
    あり、 前記第1の反射素子は、前記第1の出射光束に対して4
    5度傾斜した全反射膜を備えたプリズム合成体であるこ
    とを特徴とする偏光光源装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記第1および第2の偏光分離素子は、前記第1および
    第2の出射光束に対して45度傾斜した偏光分離膜を備
    えたプリズム合成体であり、 前記第1および第2の反射素子は、前記第1および第2
    の出射光束に対して45度傾斜した全反射膜を備えたプ
    リズム合成体であることを特徴とする偏光光源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第1および第2の偏光分離素子を構成しているプリ
    ズム合成体、並びに、前記第1および第2の反射素子を
    構成しているプリズム合成体は、照明領域に対応する矩
    形形状となるように、並列配置されていることを特徴と
    する偏光光源装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第1および第2の偏光変換素子は、1/2波長板で
    あることを特徴とする偏光光源装置。
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