JP2000147658A - 映像投射装置 - Google Patents

映像投射装置

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JP2000147658A
JP2000147658A JP10321962A JP32196298A JP2000147658A JP 2000147658 A JP2000147658 A JP 2000147658A JP 10321962 A JP10321962 A JP 10321962A JP 32196298 A JP32196298 A JP 32196298A JP 2000147658 A JP2000147658 A JP 2000147658A
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light
condenser lens
source lamp
illumination
light source
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JP10321962A
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English (en)
Inventor
Sunao Takeuchi
直 武内
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から発せられる光の利用率を向上させ、
フライアイレンズを用いることなく映像表示部品の照明
輝度分布の均一性の向上を図り、色分離の際のダイクロ
イックミラーへの入射角を一定に維持する。 【解決手段】 光源ランプ1、照明側コンデンサレンズ
11、球面反射鏡20、光束幅変換光学系16、偏光分
離・再合成素子15、投射側コンデンサレンズ13、映
像表示部品3、投射レンズ14を備えている。光源ラン
プ1は発光部またはその近傍が光通過可能とされ、照明
側コンデンサレンズ11は光源ランプ1の発光部または
その近傍に焦点が位置するように配置され、球面反射鏡
20は光源ランプ1の発光部またはその近傍に球心が位
置するように配置されている。光源ランプ1から球面反
射鏡20に到来する発散光を反射させて光源ランプ1の
発光部またはその近傍を経て照明側コンデンサレンズ1
1へと導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像技術の分野に
属するものであり、特に映像表示部品の像を拡大投射す
るのに好適な映像投射装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】透過型
映像表示部品に対して透過照明を行い、該映像表示部品
の映像をスクリーンに拡大投射して映像観察を行う映像
投射装置が実用化されている。
【0003】このような映像投射装置では、映像表示部
品を照明するための手段として、図3に示されているよ
うに、光源ランプ101と放物面反射鏡102とを組み
合わせ、該反射鏡の焦点位置に光源ランプ101の発光
部を配置することで、光源ランプ101の無指向性の発
散光束から反射鏡102の光軸104と平行な照明光束
を得るようにしている。そして、該照明光束を映像表示
部品103に入射させ、該表示部品の像を不図示の拡大
投射光学系によりスクリーン上に投射するようにしてい
る。
【0004】しかしながら、このような照明手段では、
映像表示部品103上での照明光の強度(輝度分布)の
均一性が不十分であるという難点がある。即ち、図3に
示されているように、放物面反射鏡102による反射光
の映像表示部品103上での輝度分布121は、周辺部
から中心部へと次第に輝度が高くなっており、但し、反
射鏡102は光軸104上に光源ランプ101を発光さ
せるための手段たる電源コードを通すための穴を有して
おり光軸104の近辺部は光を反射しないので、輝度分
布121は、光軸104上において極端な低輝度とな
る。
【0005】このような問題を解決するために、オプチ
カルインテグレータ光学系を採用することが提案されて
いる(例えば、特開平10−133303号公報参
照)。即ち、例えば図4に示されているように、照明光
学系中に2枚のフライアイレンズ105,106と集光
レンズ107とを用いる。これにより、フライアイレン
ズを構成する多数の微小レンズによる照明光束がそれぞ
れ集光レンズ107を経て映像表示部品103の全面を
照明し、放物面反射鏡102による反射光束における光
量分布の不均一を、映像表示部品103上では解消する
ようにして、映像表示部品103上での照明光の輝度分
布122の均一性を向上させることができる。
【0006】ところで、映像表示部品103としては、
液晶表示素子を用いることが多く、この場合、該液晶表
示素子の照明に有効な光は一方向の偏光成分のみであ
り、他方向の偏光成分は利用できない。このため、光量
の有効利用を図るために、他方向の偏光成分を前記一方
向の偏光に変換した上で、前記一方向の偏光成分と合成
することが行われている(例えば、特開平9−1460
64号公報参照)。
【0007】このような偏光分離・変換・再合成のため
に、例えば図5に示されているように、フライアイレン
ズ105,106の各微小レンズに対応した微小な偏光
分離・変換・再合成ユニット部を有する偏光分離・再合
成素子108を用いることができる。これによれば、各
偏光分離・変換・再合成ユニット部に対応するフライア
イレンズ106の微小レンズから各ユニット部へと微小
径に絞られた光束が入射し、ここで、第1偏光(例えば
P偏光)成分光が偏光ビームスプリッタを直接透過し、
第2偏光(例えばS偏光)成分光が偏光ビームスプリッ
タで2回の反射を受けた後に1/2波長板を透過するこ
とで第1偏光に変換された上で前記偏光ビームスプリッ
タ直接透過の第1偏光成分光と平行に出射し、第1偏光
のみからなる合成光が得られる。
【0008】しかし、ここで問題となるのは、第1に、
光源ランプ101から発せられた光のうち反射鏡102
により反射されない光は依然として発散光束のままであ
るので、照明に有効には利用されていないということで
ある。
【0009】また、第2の問題は次のとおりである。カ
ラー表示の場合には、3原色用の映像をそれぞれ対応す
る原色光で照明するために、集光レンズ107を経た光
束は、ダイクロイックミラーを用いて各原色光に分離さ
れた上で、各原色用映像の照明に用いられる。このた
め、図6に示されているように、ダイクロイックミラー
109へ入射するフライアイレンズ106の各微小レン
ズからの光束は、光軸104に対する角度が各微小レン
ズごとに異なる。即ち、端部の微小レンズに行くほど照
明光束の角度は光軸104に対して大きくなる(β>
α:ここでα,βはダイクロイックミラー109への光
線の入射角を示す)。通常、ダイクロイックミラー10
9は、光軸104に対し45度の角度をなすように配置
されており、この設定角度において最も光分離の効率が
良くなるように設計されている。従って、上記のように
ダイクロイックミラー109への入射角の差が大きくな
ると、波長帯域によっては透過率が低下したり、透過/
反射の分離波長がシフトしたりして、投射画面内で色が
不均一になる問題が発生する。
【0010】そこで、本発明の目的の1つは、映像投射
装置において、光源から発せられる光の利用率の向上を
図ることにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、映像投射装置
において、フライアイレンズを用いることなく映像表示
部品の照明輝度分布の均一性の向上を図ることにある。
【0012】また、本発明の更に別の目的は、ダイクロ
イックミラーを用いて照明光を複数の色光に分離する際
の該ダイクロイックミラーへの入射角を一定に維持で
き、投射画面内での色の不均一の発生を防止することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、光源ランプと、該光源
ランプから到来する発散光を平行光束にする照明側コン
デンサレンズと、前記光源ランプを挟んで前記照明側コ
ンデンサレンズと反対側に配置されている球面反射鏡
と、前記照明側コンデンサレンズにより形成された平行
光束を第1偏光成分光と第2偏光成分光とに分離させ該
第2偏光成分光を第1偏光に変換し前記第1偏光成分光
と再合成して平行光束として出射させる偏光分離・再合
成素子と、該偏光分離・再合成素子により形成された再
合成光により照明される映像表示部品と、該映像表示部
品から到来する光をスクリーンに投射するための投射レ
ンズとを備えており、前記光源ランプは発光部またはそ
の近傍が光通過可能とされており、前記照明側コンデン
サレンズは前記光源ランプの発光部またはその近傍に焦
点が位置するように配置されており、前記球面反射鏡は
前記光源ランプの発光部またはその近傍に球心が位置す
るするように配置されており、前記光源ランプから前記
球面反射鏡に到来する発散光を反射させて前記光源ラン
プの発光部またはその近傍を経て前記照明側コンデンサ
レンズへと導くようにしてなる、ことを特徴とする映像
投射装置、が提供される。
【0014】本発明の一態様においては、前記照明側コ
ンデンサレンズは複数枚のレンズからなる。
【0015】本発明の一態様においては、前記照明側コ
ンデンサレンズは少なくとも1つの非球面を有する。
【0016】本発明の一態様においては、前記偏光分離
・再合成素子は入射する平行光束を直交方向へと偏向さ
せ且つ光束幅を2倍にするものである。
【0017】本発明の一態様においては、前記偏光分離
・再合成素子は前記照明側コンデンサレンズの光軸に関
して互いに反対の側に位置する2つのユニットを有して
おり、これら各ユニットは該ユニットへの入射光のうち
の第1偏光成分光を入射光と同等の幅をもって直交方向
へと反射させると共に第2偏向成分光を入射光と同等の
幅をもって直交方向へと反射させ且つ第1偏光に変換す
るものであり、前記2つのユニットは前記照明側コンデ
ンサレンズの光軸の方向に前記各ユニットへの入射光の
幅の2倍の距離だけずれて配置されている。
【0018】本発明の一態様においては、前記照明側コ
ンデンサレンズと前記偏光分離・再合成素子との間に、
光束幅変換光学系が配置されている。
【0019】本発明の一態様においては、前記偏光分離
・再合成素子と前記映像表示部品との間に投射側コンデ
ンサレンズが配置されている。
【0020】本発明の一態様においては、前記映像表示
部品は前記光源ランプから発せられる光に含まれる複数
種類の色光のそれぞれに対応する映像表示体からなり、
前記偏光分離・再合成素子により形成された再合成光を
前記複数種類の色光に分割してそれぞれ対応する前記映
像表示体へと導く色光分割導光手段が配置されており、
前記各映像表示体を経て到来する前記各色光を複合し且
つこれにより得られた複合光を前記投射レンズへと導く
色光複合手段が配置されている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の映像投射装置の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明の映像投射装置の一実施形態
の構成の一部を示す部分構成図であり、図2はその全体
構成図である。
【0023】本実施形態では、光源ランプ1から到来す
る発散光を平行光束にする照明側コンデンサレンズ11
が配置されている。該照明側コンデンサレンズ11の光
軸を符号12で示す。照明側コンデンサレンズ11は複
数枚のレンズからなるものであってもよく、図には2枚
のレンズ11a,11bからなるものが示されている。
【0024】光源ランプ1は、その発光部またはその近
傍が、照明側コンデンサレンズ11の焦点に位置するよ
うに配置されている。光源ランプ1は、発光部またはそ
の近傍が光通過可能とされている(特に光軸12に対し
て所定角度θ例えば70度までの角度範囲の光を通過さ
せることができるようにされている)。即ち、これが可
能な構造を有するものをそれが実現するような姿勢で配
置する。このような光源ランプ1としては例えばメタル
ハライドランプ、高圧水銀灯、キセノンランプ等の中高
圧放電灯を用いることができ、図示されているようにそ
の支持部材を光軸12に対して直交する向きに配置する
ことで光軸方向の光通過が可能とされている。
【0025】光源ランプ1を挟んで照明側コンデンサレ
ンズ11と反対側に、球面反射鏡20が配置されてい
る。この球面反射鏡20は、光源ランプ1の発光部また
はその近傍に球心が位置するするように配置されてお
り、光軸12に対して上記所定角度θまでの角度範囲で
入射する光を上記光源ランプ1の発光部またはその近傍
へと反射させることができる。
【0026】照明側コンデンサレンズ11により形成さ
れた平行光束の幅を変換する光束幅変換光学系16が配
置されている。該光束幅変換光学系16は、集光レンズ
16aと発散レンズ16bとを光軸12上にて適宜の間
隔をもって配置したものからなり、集光レンズ16aに
より集束状態とされた光束が所望幅とされた位置におい
て該光束を発散レンズ16bにより平行光束となすもの
である。
【0027】光束幅変換光学系16により所望幅とされ
た光束は、偏光分離・再合成素子15に入射する。該偏
光分離・再合成素子15は、光源ランプ1から発せられ
る光に含まれる第1偏光(例えばP偏光)の成分光と第
2偏光(例えばS偏光)の成分光とを分離させ、第2偏
光成分光を第1偏光に変換し、これをもともとの第1偏
光成分光と再合成して平行光束として出射させるもので
ある。この偏光分離・再合成素子15は、照明側コンデ
ンサレンズの光軸12に関して互いに反対の側に位置す
る2つのユニット15a,15bからなる。
【0028】第1のユニット15aは、図1に示されて
いるように、光軸12の左側に位置しており、偏光ビー
ムスプリッタ15a−1、反射プリズム15a−2及び
位相板(1/2波長板)15a−3からなる。第1のユ
ニット15aへ入射する光のうちの第1偏光成分光は、
偏光ビームスプリッタ15a−1を透過し反射プリズム
15a−2により反射され、第1のユニット15aへの
入射光と同等の幅をもって直交方向(図1の右方向)へ
と反射される。第1のユニット15aへ入射する光のう
ちの第2偏向成分光は、偏光ビームスプリッタ15a−
1により反射され、第1のユニット15aへの入射光と
同等の幅をもって直交方向(図1の右方向)へと反射さ
れ、この反射光は位相板15a−3を通過することで、
第1偏光に変換せしめられる。
【0029】一方、第2のユニット15bは、図1に示
されているように、光軸12の右側に位置しており、偏
光ビームスプリッタ15b−1、反射プリズム15b−
2及び位相板(1/2波長板)15b−3からなる。第
2のユニット15bへ入射する光のうちの第1偏光成分
光は、偏光ビームスプリッタ15b−1を透過し反射プ
リズム15b−2により反射され、第2のユニット15
bへの入射光と同等の幅をもって直交方向(図1の右方
向)へと反射される。第2のユニット15bへ入射する
光のうちの第2偏向成分光は、偏光ビームスプリッタ1
5b−1により反射され、第2のユニット15bへの入
射光と同等の幅をもって直交方向(図1の右方向)へと
反射され、この反射光は位相板15b−3を通過するこ
とで、第1偏光に変換せしめられる。
【0030】2つのユニット15a,15bは、光軸1
2の方向に各ユニットへの入射光の幅の2倍の距離だけ
ずれて配置されているので、これら2つのユニットから
出射する再合成光束は偏光分離・再合成素子15へ入射
する平行光束幅の2倍の光束幅を持つ第1偏光光束とな
っている。
【0031】本実施形態の偏光分離・再合成素子15
は、光路を屈曲させるものであるので、映像投射装置の
外形寸法の低減に寄与することが可能である。
【0032】図1において、偏光分離・再合成素子15
から右方向へと出射する再合成光束は、投射側コンデン
サレンズ13及び映像表示部品(液晶表示素子)3を経
て、集束状態で投射レンズ14に入射する。投射側コン
デンサレンズ13は、その焦点位置が投射レンズ14の
入射瞳位置18に一致するように配置されている。
【0033】以上のようにして偏光分離・再合成素子1
5から出射する再合成光束により照明された映像表示部
品3は、投射レンズ14によりスクリーン30上に結像
投射される。
【0034】本実施形態では、光源ランプ1から球面反
射鏡20に到来する発散光は、該球面反射鏡20により
反射されて光源ランプ1の発光部またはその近傍に一旦
集光された後に、発散状態で照明側コンデンサレンズ1
1へと導かれる。従って、照明側コンデンサレンズ11
へは、光源ランプ1からの直接光と球面反射鏡20によ
る反射光との双方が到来するので、光源ランプ1から発
せられる光のロスは少なく大部分を有効に照明に利用す
ることができる(球面反射鏡20を使用しない場合に比
べて約2倍の光量を利用することができる)。図1に
は、映像表示部品3における輝度分布23が示されてい
る。
【0035】映像表示部品3は、図2に示されているよ
うに、光源ランプ1から発せられる光に含まれる複数種
類の色光(3原色光たる赤色光[R光]、緑色光[G
光]及び青色光[B光])のそれぞれに対応する映像表
示体3R,3G,3Bからなり、また、これに対応して
投射側コンデンサレンズ13はR光用コンデンサレンズ
13R、G光用コンデンサレンズ13G及びB光用コン
デンサレンズ13Bからなる。
【0036】そして、偏光分離・再合成素子15により
形成された再合成光束を複数種類の色光(R光、G光及
びB光)に分割してそれぞれ対応する映像表示体3R,
3G,3Bへと導く色光分割導光手段が配置されてい
る。この色光分割導光手段は、ダイクロイックミラー3
1,32及び平面反射鏡33,34,35からなる。R
光は、ダイクロイックミラー31を透過し、平面反射鏡
33により反射されて、R光用コンデンサレンズ13R
へと向かう。G光は、ダイクロイックミラー31により
反射され、ダイクロイックミラー32により反射され
て、G光用コンデンサレンズ13Gへと向かう。B光
は、ダイクロイックミラー31により反射され、ダイク
ロイックミラー32を透過し、平面反射鏡34により反
射され、平面反射鏡35により反射されて、B光用コン
デンサレンズ13Bへと向かう。
【0037】また、各映像表示体3R,3G,3Bを経
て映像情報を担持する各色光は、色光複合手段たる色光
複合プリズム38により複合され、これにより得られた
複合光は投射レンズ14へと導かれる。色光複合プリズ
ム38では、R光はR光反射面39aにより反射され、
B光はB光反射面39bにより反射され、G光は透過す
る。R光用コンデンサレンズ13R以降のR光の経路、
G光用コンデンサレンズ13G以降のG光の経路及びB
光用コンデンサレンズ13B以降のB光の経路は、光学
的に同等である。かくして、各映像表示体3R,3G,
3Bは投射レンズ14によりスクリーン30上に結像投
射されて重畳され、スクリーン30上にてカラー映像が
形成される。
【0038】以上の実施形態における光源ランプ1から
映像表示部品3までの光学系の構成の具体例を、以下の
表1に示す:
【0039】
【表1】 尚、表1中の非球面*1、非球面*2及び非球面*3
は、以下の式 X=C・Y2 /[1+(1−C2 ・Y2 ・K)1/2 ]+
2 ・Y2 +A4 ・Y4 +A6 ・Y6 +A8 ・Y8 +A
10・Y10 で表される断面形状(Xは光軸方向の座標で、Yはそれ
と直交する方向の座標である)を持つ回転対称面であ
る。ここで、Cは基本形状の曲率半径を示し、上記表1
の曲率半径である。また、K、A2 、A4 、A6 、A8
及びA10は、以下の表2に示すような値を持つ:
【0040】
【表2】 以上のように、照明側コンデンサレンズ11に非球面レ
ンズを使用することで、低収差で大きな開口数を得るこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】以上のような本発明の映像投射装置によ
れば、光源ランプから発せられる発散光を直接及び球面
反射鏡で反射させた後に照明側コンデンサレンズにより
平行光束にすることで、光源から発せられる光の利用率
を著しく向上させることができる。
【0042】また、本発明の映像投射装置によれば、発
光部またはその近傍が光通過可能とされた光源ランプと
該光源ランプに対して所定の位置関係で配置された照明
側コンデンサレンズ及び球面反射鏡との組合わせを用い
ることで、フライアイレンズを用いることなく映像表示
部品の照明輝度分布の均一性の向上を図ることができ
る。
【0043】更に、本発明の映像投射装置によれば、偏
光分離・再合成素子から到来する平行光束をダイクロイ
ックミラーにより複数の色光に分離することで、ダイク
ロイックミラーへの入射角を一定に維持でき、投射画面
内での色の不均一の発生を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像投射装置の一実施形態の構成の一
部を示す部分構成図である。
【図2】本発明の映像投射装置の一実施形態の全体構成
図である。
【図3】従来の映像投射装置の照明系の例を示す図であ
る。
【図4】従来の映像投射装置の照明系の例を示す図であ
る。
【図5】従来の映像投射装置の照明系の例を示す図であ
る。
【図6】従来の映像投射装置の照明系の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:光源ランプ 3:映像表示部品 3R:R光用映像表示体 3G:G光用映像表示体 3B:B光用映像表示体 11:照明側コンデンサレンズ 11a,11b:非球面レンズ 12:光軸 13:投射側コンデンサレンズ 13R:R光用コンデンサレンズ 13G:G光用コンデンサレンズ 13B:B光用コンデンサレンズ 14:投射レンズ 15:偏光分離・再合成素子 15a:第1のユニット 15a−1:偏光ビームスプリッタ 15a−2:反射プリズム 15a−3:1/2波長板 15b:第2のユニット 15b−1:偏光ビームスプリッタ 15b−2:反射プリズム 15b−3:1/2波長板 16:光束幅変換光学系 16a:集光レンズ 16b:発散レンズ 18:入射瞳位置 20:球面反射鏡 23:輝度分布 30:スクリーン 31,32:ダイクロイックミラー 33,34,35:平面反射鏡 38:色光複合プリズム 39a:R光反射面 39b:B光反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 530 G02F 1/1335 530 H04N 5/74 H04N 5/74 A Fターム(参考) 2H042 AA02 AA04 AA16 AA28 CA06 CA10 CA14 CA17 DB02 DE04 2H052 BA02 BA03 BA07 BA09 BA14 2H088 EA14 EA15 EA16 HA13 HA15 HA20 HA21 HA23 HA24 MA04 MA20 2H091 FA14Z FA17Z FA21X FA26X FA26Z FA41Z FD01 LA03 LA18 5C058 AB06 BA05 BA06 EA11 EA12 EA13 EA26 EA51

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプと、該光源ランプから到来す
    る発散光を平行光束にする照明側コンデンサレンズと、
    前記光源ランプを挟んで前記照明側コンデンサレンズと
    反対側に配置されている球面反射鏡と、前記照明側コン
    デンサレンズにより形成された平行光束を第1偏光成分
    光と第2偏光成分光とに分離させ該第2偏光成分光を第
    1偏光に変換し前記第1偏光成分光と再合成して平行光
    束として出射させる偏光分離・再合成素子と、該偏光分
    離・再合成素子により形成された再合成光により照明さ
    れる映像表示部品と、該映像表示部品から到来する光を
    スクリーンに投射するための投射レンズとを備えてお
    り、 前記光源ランプは発光部またはその近傍が光通過可能と
    されており、前記照明側コンデンサレンズは前記光源ラ
    ンプの発光部またはその近傍に焦点が位置するように配
    置されており、前記球面反射鏡は前記光源ランプの発光
    部またはその近傍に球心が位置するするように配置され
    ており、 前記光源ランプから前記球面反射鏡に到来する発散光を
    反射させて前記光源ランプの発光部またはその近傍を経
    て前記照明側コンデンサレンズへと導くようにしてな
    る、ことを特徴とする映像投射装置。
  2. 【請求項2】 前記照明側コンデンサレンズは複数枚の
    レンズからなるものであることを特徴とする、請求項1
    に記載の映像投射装置。
  3. 【請求項3】 前記照明側コンデンサレンズは少なくと
    も1つの非球面を有することを特徴とする、請求項1〜
    2のいずれかに記載の映像投射装置。
  4. 【請求項4】 前記偏光分離・再合成素子は入射する平
    行光束を直交方向へと偏向させ且つ光束幅を2倍にする
    ものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    に記載の映像投射装置。
  5. 【請求項5】 前記偏光分離・再合成素子は前記照明側
    コンデンサレンズの光軸に関して互いに反対の側に位置
    する2つのユニットを有しており、これら各ユニットは
    該ユニットへの入射光のうちの第1偏光成分光を入射光
    と同等の幅をもって直交方向へと反射させると共に第2
    偏向成分光を入射光と同等の幅をもって直交方向へと反
    射させ且つ第1偏光に変換するものであり、前記2つの
    ユニットは前記照明側コンデンサレンズの光軸の方向に
    前記各ユニットへの入射光の幅の2倍の距離だけずれて
    配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の映
    像投射装置。
  6. 【請求項6】 前記照明側コンデンサレンズと前記偏光
    分離・再合成素子との間に、光束幅変換光学系が配置さ
    れていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに
    記載の映像投射装置。
  7. 【請求項7】 前記偏光分離・再合成素子と前記映像表
    示部品との間に投射側コンデンサレンズが配置されてい
    ることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の
    映像投射装置。
  8. 【請求項8】 前記映像表示部品は前記光源ランプから
    発せられる光に含まれる複数種類の色光のそれぞれに対
    応する映像表示体からなり、前記偏光分離・再合成素子
    により形成された再合成光を前記複数種類の色光に分割
    してそれぞれ対応する前記映像表示体へと導く色光分割
    導光手段が配置されており、前記各映像表示体を経て到
    来する前記各色光を複合し且つこれにより得られた複合
    光を前記投射レンズへと導く色光複合手段が配置されて
    いることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載
    の映像投射装置。
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