JP3976720B2 - 映像光生成装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、立方体形状の色分離合成素子を備えて構成される映像光生成装置及び投写型映像表示装置に関する。
図5は立方体形状の色分離合成素子20を用いた液晶プロジェクタを示した斜視図である。この液晶プロジェクタは本願出願人による先の特許出願において開示されているものである(特許文献1参照)。色分離合成素子20は、光源部10に対向させる光入射面と、各反射型の液晶パネル31,32,33に対向させる3つの光出入面と、投写光学系40に対向させる光出射面と、他の1面とを備える。その内部には前記光源部10より入射した光を3原色の色成分に分光して対応する光出入面より出射させるとともに、各光出入面に対向して配置した反射型の液晶表示パネル31,32,33で偏光方向を90°回転させて反射した3原色の色成分を合成して光出射面より投写光学系40に与える色分離合成手段50を備える。
色分離合成手段50は、例えば、誘電体多層膜にて形成されており、図7,図8,図9に示すように、3つの光学面51,52,53から成る。赤色光は光学面51を透過して赤色用の液晶表示パネル31で反射して戻り、光学面51にて反射して光出射面より出射する。緑色光は光学面51にて反射して緑色用の液晶表示パネル32で反射して戻り、光学面51を透過して光出射面より出射する。青色光は光学面52にて反射して青色用の液晶表示パネル33で反射して戻り、光学面53にて反射して光出射面より出射する。
図6は上記の反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した説明図である。同図(b)では光源部10と色分離合成素子20と反射型の液晶表示パネル31との関係を簡略化して(位相差板等も省略して)示しており、同図(a)には反射型の液晶表示パネル31による反射光(変調光)と色分離合成手段50の光学面53との関係を示している。ランプ11の光出射側にはインテグレータレンズ62が配置されている。インテグレータレンズ62は、一対のレンズアレイ62a,62bから構成され、個々の凸レンズが反射型の液晶パネル31(32,33)の全面を照射するように設計されており、ランプ11から出射された光に存在する部分的な輝度ムラを平均化して画面中央と周辺部とでの光量差を低減するものである。インテグレータレンズ62から出射された光はコンデンサレンズ63,64を経て色分離合成素子20の光入射面に入射する。
特開2002−162520号
図6に示したように、入射側レンズアレイ62aの一つの凸レンズに入射した光は、出射側レンズアレイ62bの対応する凸レンズ付近で焦点を結び、コンデンサレンズ63,64によって中心方向に屈折して液晶表示パネル31に斜めに導かれ、この液晶表示パネル31にて反射した光は斜めに色分離合成素子20に入射することになる。一例として、色分離合成手段50における光学面53は、赤色用の液晶表示パネル31の光入出射方向に平行に配置されており、赤色用の液晶表示パネル31にて反射して斜めに入射してくる変調光の一部を反射させる。図6(c)に示すように、液晶表示パネル31の反射後に光学面53に到達する光は全反射し、パネル上の点aにて変調された光があたかもパネル上の点bから出射したかのようにスクリーン上の対応する位置に結像する。また、図6(a)に示すように、液晶表示パネル31による反射後に光学面53に到達しない光で、そのままパネル上の点bにて変調された光は、スクリーン上の対応する位置に結像する。このことにより、スクリーン上の点bに相当する位置には、パネルの点aと点bの2点からの光が重畳して結象することになり、二重像が発生する。
そこで、本願出願人は、上記二重像の発生を防止できる反射型液晶プロジェクタ用光学系として、図10に示す構造を提案した。かかる構造において、ランプ11の光出射側には、第1インテグレータレンズ65及び第2インテグレータレンズ66が配置される。第1インテグレータレンズ65により第1光束が生成され、第2インテグレータレンズ66により第2光束が生成される。
第1インテグレータレンズ65は、一対のレンズアレイ65a,65bから構成され、個々の凸レンズ(凸レンズの向きが光入射側か光出射側かは問わない)が反射型の液晶パネル31の第1照射領域を照射する。すなわち、第1インテグレータレンズ65において、入射側レンズアレイ65aの一つの凸レンズに入射した光は、出射側レンズアレイ65bの対応する凸レンズ付近で焦点を結び、コンデンサレンズ63によって屈折し、色分離合成手段50の光学面53に交わるようにして液晶表示パネル31に導かれる。
第2インテグレータレンズ66は、一対のレンズアレイ66a,66bから構成され、個々の凸レンズ(凸レンズの向きが光入射側か光出射側かは問わない)が反射型の液晶パネル31の第2照射領域を照射する。すなわち、第2インテグレータレンズ66において、入射側レンズアレイ66aの一つの凸レンズに入射した光は、出射側レンズアレイ66bの対応する凸レンズ付近で焦点を結び、コンデンサレンズ63によって屈折し、色分離合成手段50の光学面53に交わるようにして液晶表示パネル31に導かれる。
このように、第1インテグレータレンズ65と第2インテグレータレンズ66とにより、光源10からの光は二光束化される。そして、当該二光束は色分離合成手段50の光学面53で互いに交差して液晶パネル31の第1照射領域と第2照射領域とに導かれることになる。
かかる構成により、反射型の液晶表示パネル31にて変調された反射光は色分離合成手段50の光学面53から離れていく方向に反射し、色分離合成手段50の光学面53を横切ることがなくなるので、色分離合成手段50の光学面53での全反射と透過による二重像の形成が防止されることになる。なお、二光束が光学面53に入射する際に透過と全反射が生じることになるが、液晶表示パネル入射前における光学面の一方の面での全反射は他方の面での全反射と相殺されることになり、液晶表示パネルの第1,第2照射領域での明るさにアンバランスが生じるわけではない。
しかしながら、上記の光学系では、図中点線で示しているように、例えば、レンズアレイ66aの或る凸レンズから出射される光のうち、それに対応するレンズアレイ66bの凸レンズ以外の凸レンズに導かれた光(2次光)は、色分離合成手段50の光学面53で交差できずに液晶パネル31に導かれることになり、二重像の発生を確実に防止できないことになる。
この発明は、上記の事情に鑑み、二重像の発生を確実に防止できる投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
この発明にかかる映像光生成装置は、上記の課題を解決するために、透明立方体内に複数の互いに異なる面の色分離合成手段が配置され、光源からの所定偏光を立方体第1面に入射し、立方体第2面と第3面と第4面に各々対面配置された反射型光変調素子に光を与えると共にその反射変調光を入射し、入射した各反射変調光を合成して第5面から出射する色分離合成素子を備えた映像光生成装置において、光源からの光を2本のロッドインテグレータにて二光束化し、当該二光束が所定の色分離合成手段の面で互いに交差して所定の反射型光変調素子の第1照射領域と第2照射領域に導かれるように構成されたことを特徴とする。
上記の構成であれば、二光束が色分離合成手段の面で互いに交差した上で反射型光変調素子の第1照射領域と第2照射領域に導かれるため、反射型光変調素子にて変調された反射光は光軸に平行な光学面から離れていく方向に反射し、光軸に平行な光学面を横切ることがなくなるので、光軸に平行な光学面での全反射と透過による二重像の形成が防止されることになる。そして、前記二光束は2本のロッドインテグレータにて完全に分離されて独立したかたちで与えられるので、二重像の形成が確実に防止される。
曲面形状リフレクタを備えた光源を有し、前記光源からの略平行光を集光して前記2本のロッドインテグレータの光入射面に導くように構成されていてもよい。また、一つの発光点に対して二つの集光点を形成するリフレクタを備えた光源を有し、前記光源の二つの集光点位置付近に前記2本のロッドインテグレータの光入射面を各々配置した構成としてもよい。また、二つの光源を備え、各光源からの光が前記2本のロッドインテグレータの光入射面に各々導かれるように構成されていてもよい。各光源は固体光源から成るものでもよい。
前記色分離合成素子の光入射側位置に単体の光学素子を有し、交差状に到来する二光束が前記光学素子にて屈折されるように構成されているのがよい。また、前記2本のロッドインテグレータにおける光出射側に配置される光学系には、少なくとも、各ロッドインテグレータからの出射光を集光する第1光学要素と、その集光点付近に配置された第2光学要素とを備えているのがよい。前記2本のロッドインテグレータは平行に配置され、前記光学系には前記第2光学要素を経た光を屈折させて交差させる第3光学要素が備えられていてもよい。或いは、前記2本のロッドインテグレータは非平行に配置され、前記第2光学要素を経た光を交差させるように構成されていてもよい。
反射型光変調素子のアスペクト比をA:Bとすると、第1照射領域及び第2照射領域はA:B/2に領域分けされているのがよい。
また、これらの映像光生成装置は、光源と、色分離合成素子と、光源から色分離合成素子に至る光学要素と、を含んでユニット化されているのがよい。
また、この発明の投写型映像表示装置は、上述したいずれかの映像光生成装置を備えたことを特徴とする。
以上説明したように、この発明の投写型映像表示装置であれば、透明立方体内に複数の互いに異なる面の色分離合成手段が配置され、光源からの所定偏光を立方体第1面に入射し、立方体第2面と第3面と第4面に各々対面配置された反射型光変調素子に光を与えると共にその反射変調光を入射し、入射した各反射変調光を合成して第5面から出射する色分離合成素子を備える構成において、色分離合成手段による反射変調光の全反射を防止し、二重像が発生するのを防止することができる。そして、前記二光束は2本のロッドインテグレータにて完全に分離されて独立したかたちで与えられるので、二重像の形成が確実に防止される。
(実施形態1)
以下、この発明の第1の実施形態の反射型液晶プロジェクタを図1及び図2、並びに従来項で用いた図5に基づいて説明する。なお、この実施形態の反射型液晶プロジェクタは、従来項の図5に示した光学部材及び配置形態を有して構成される。すなわち、色分離合成素子20は、光源部10に対向させる光入射面と、各反射型の液晶パネル31,32,33に対向させる3つの光出入面と、投写光学系40に対向させる光出射面と、他の1面とを備える。その内部には前記光源部10より入射した光を3原色の色成分に分光して対応する光出入面より出射させるとともに、各光出入面に対向して配置した反射型の液晶表示パネル31,32,33で偏光方向を90°回転させて反射した3原色の色成分を合成して光出射面より投写光学系40に与える色分離合成手段50を備える。各光学要素の詳細は特開2002−162520号公報に示している通りである。また、以下に述べることは各色光において生じることであるが、一例として、赤色用の液晶表示パネル31について説明している。
図1は、色分離合成手段50における光学面53と赤色用の液晶表示パネル31との関係を示した斜視図である。液晶表示パネル31の中央ライン(点線で示している)は、光学面53と平行にしてある。液晶表示パネル31の中央水平ラインを境に一方は第1照射領域とされ、他方は第2照射領域とされる。液晶表示パネル31のアスペクト比をA:Bとすると、第1照射領域及び第2照射領域はA:B/2に領域分けされていることになる。第1照射領域には光源10からの第1光束が導かれ、第2照射領域には光源10から第2光束が導かれる。
図2はこの実施形態の反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した説明図であって、光源部10と色分離合成手段50と反射型の液晶表示パネル31との関係を簡略化して(位相差板等も省略して)示している。
ランプ(超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等)11の光出射側には、第1光束を生成する第1光束生成部12及び第2光束を生成する第2光束生成部13が配置されている。第1光束生成部12は、集光レンズ12a、ロッドインテグレータ12b、レンズ対12c・12dを備えて成る。また、第2光束生成部13は、集光レンズ13a、ロッドインテグレータ13b、レンズ対13c・13dを備えて成る。第1光束生成部12及び第2光束生成部13は同じ構成を有するので、以下、主に第1光束生成部12について説明していく。
集光レンズ12aはランプ11の光出射領域の半分を占めて配置されたものであり、前記半分の領域よりも大きな円形レンズを前記半分の領域に合わせて切り出したものである。集光レンズ12aの光軸中心は、ランプ11の光軸中心とランプ11の縁との中間に位置する。集光レンズ12aによって集光された光はロッドインテグレータ12bの光入射端面に入射される。ロッドインテグレータ12bに入射した光はロッドインテグレータ12b内で反射を繰り返し、ロッドインテグレータ12bの光出射端面から出射される。なお、ロッドインテグレータ12b,13bの出射側端面形状は、第1,第2照射領域の形状に対応させている。
レンズ対12c・12dは、インテグレータレンズ対における一組のレンズ対に相当するものである。入射側レンズ12cを通った光は出射側レンズ12d付近で焦点を結び、この出射側レンズ12dから出射した光は、コンデンサレンズ15・16によって屈折し、色分離合成手段50の光学面53に交わるようにして液晶表示パネル31の第1領域に導かれる。同様に、レンズ対13c・13dは、インテグレータレンズ対における一組のレンズ対に相当するものである。入射側レンズ13cを通った光は出射側レンズ13d付近で焦点を結び、この出射側レンズ13dから出射した光は、コンデンサレンズ15・16によって屈折し、色分離合成手段50の光学面53に交わるようにして液晶表示パネル31の第2領域に導かれる。コンデンサレンズ16は色分離合成素子20の光入射側位置に単体(一つ)のものとして存在しており、交差状に到来する二光束を受けてこれら光束を屈折させることになる。
また、レンズ対12c・12dにおける出射側レンズ12d及びレンズ対13c・13dにおける出射側レンズ13dは、遮光板14に形成された開口に装着されており、これらレンズを通る光以外の光が液晶パネル31に導かれるのを防止している。
このように、第1光束生成部12と第2光束生成部13とにより、ランプ11からの光は完全に分離されて独立した二光束になる。そして、当該二光束は色分離合成手段50の光学面53で互いに交差して液晶パネル31の第1照射領域と第2照射領域とに導かれることになる。すなわち、反射型の液晶表示パネル31にて変調された反射光は色分離合成手段50の光学面53から離れていく方向に反射し、色分離合成手段50の光学面53を横切ることがなくなるので、色分離合成手段50の光学面53での全反射と透過による二重像の形成が防止されることになる。更に、図10に示したごとく多数の凸レンズ対から成るインテグレータレンズ対を用いて二光束化するのではなく、2本のロッドインテグレータによって完全に二光束を分離する構造であるため、二重像は確実に防止される。
(実施形態2)
以下、この発明の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。
図3(a)に示す投写型映像表示装置においては、ランプ11′はパラボラリフレクタを備えており、略平行光を出射する。このランプ11′の光出射側開口形状は略方形状(液晶パネル31のアスペクト比に対応)とされ、その半分(液晶パネル31の第1,第2照射領域に対応)を占めて第1ロッドインテグレータ17Aの光入射端面が位置し、残り半分を占めて第2ロッドインテグレータ17Bの光入射端面が位置している。第1,第2ロッドインテグレータ17A,17Bの光出射端面の大きさや位置関係は、図2に示したロッドインテグレータ12b,13bの光出射端面の大きさや位置関係と同様である。また、第1,第2ロッドインテグレータ17A,17Bの光出射端面以降の光学系については、図2に示したのと同様の構成を適用できる。
この図3(a)に示す構成であれば、図2に示した集光レンズ12a,13aを不要にすることができ、光学系の部品点数の削減が図れる。
図3(b)に示す投写型映像表示装置においては、ランプ11″は二集光点楕円リフレクタを備える。この二集光点楕円リフレクタは、一つの発光点に対して二つの集光点を形成できるように構成されたものであり、例えば、一つの発光点に対して第1の集光点を形成する第1楕円リフレクタ領域と一つの発光点に対して第2の集光点を形成する第2楕円リフレクタ領域とを有して成る。第1の集光点には第1ロッドインテグレータ18Aの光入射端面が位置し、第2の集光点には第2ロッドインテグレータ18Bの光入射端面が位置している。第1,第2ロッドインテグレータ17A,17Bの配置関係は、図2に示したロッドインテグレータ12b,13bの配置関係と同様である。また、第1,第2ロッドインテグレータ18A,18Bの光出射端面以降の光学系については、図2に示したのと同様の構成を適用できる。
この図3(b)に示す構成であれば、図2に示した集光レンズ12a,13aを不要にすることができ、光学系の部品点数の削減が図れる。また、図3(a)に示した構成では、ロッドインテグレータ17A・17Bは、その光入射端面よりも光出射端面の方が小さいためにロッド出射後の分散角分布が大きくなるが、図3(b)に示した構成であれば、ロッドインテグレータの光入射端面と光出射端面の大きさを同じにしており、分散角分布の拡大を防止することができる。
なお、ランプ11″における二集光点位置以外の領域に反射体を設け、不要光をランプ11″側に戻して光の有効利用を図るようにしてもよい。また、色分離合成素子20へは所定の偏光を導くことになるが、そのための偏光変換装置は、ロッドインテグレータの光入射側に設けるよりも、図3(c)に示すごとく、ロッドインテグレータの光出射端面に設けるのがよい。勿論、ロッドインテグレータの光出射端面以降で色分離合成素子20の光入射手前位置であれば、どの位置に配置しても構わない。図3(c)に示す偏光変換装置は、偏光ビームスプリッタ(以下、PBSと称する)によって構成されている。PBSは偏光分離膜と位相差板(1/2λ板)とを備える。PBSの偏光分離膜は入射光のうち例えばP偏光を通過させ、S偏光を90°光路変更する。光路変更されたS偏光は隣接の全反射ミラー(プリズムでもよい)にて反射されて出射される。一方、偏光分離膜を透過したP偏光はその前側(光出射側)に設けてある前記位相差板(1/2λ板)によってS偏光に変換されて出射される。すなわち、この例では、ほぼ全ての光はS偏光に変換されることになる。
(実施形態3)
以下、この発明の第2の実施形態を図4(a)(b)に基づいて説明する。
図4(a)に示す投写型映像表示装置では、第1,第2ロッドインテグレータ17A,17Bはその光軸(中心線)が交差するように配置されている。この光軸交差配置によって、図2に示した交差屈折用の集光レンズ15を不要にすることができる。各ロッドインテグレータ17A,17Bの光入射端面には、固体発光素子(例えば、LED(発光ダイオード)等)をアレイ状に配置して成る光源19A・19Bが設けられている。かかる光源19A・19Bの光強度分布はアレイ状配置のために不均一となるが、ロッドインテグレータ17A,17Bを通ることで重畳され、ロッドインテグレータ17A,17Bの光出射端面からは強度分布が均一化された光が出射される。
図4(b)に示す投写型映像表示装置においては、ランプ11″の第1の集光点には第1ロッドインテグレータ18Aの光入射端面が位置し、第2の集光点には第2ロッドインテグレータ18Bの光入射端面が位置している。第1,第2ロッドインテグレータ18A,18Bはその光軸(中心線)が交差するように配置されている。この光軸交差配置によって、図2に示した交差屈折用の集光レンズ15を不要にすることができる。
なお、図4(a)以外の構成においても、固体光源(LEDや半導体レーザなど)を用いてもよいものである。また、上述したランプ(光源)と、色分離合成素子と、ランプ(光源)から色分離合成素子に至る光学要素(ロッドインテグレータ等)と、を含んでユニット化されているのがよい。
この発明の実施形態の反射型液晶プロジェクタにおける色分離合成手段の光学面と赤色用の液晶表示パネルとの関係を示した斜視図である。 この発明の第1の実施形態の反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した平面図である。 同図(a)(b)はこの発明の第2の実施形態の反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した平面図であり、同図(c)は偏光変換の一例を示した説明図である。 同図(a)(b)はこの発明の第3の実施形態の反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した平面図である。 立方体形状の色分離合成素子を有した反射型液晶プロジェクタの概要を示した斜視図である。 従来の反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した平面図である。 色分離合成手段の光学面と光入出射光との関係を示した説明図である。 色分離合成手段の光学面と光入出射光との関係を示した説明図である。 色分離合成手段の光学面と光入出射光との関係を示した説明図である。 本願出願人が先に提案した反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した平面図である。
符号の説明
10 光源
11 ランプ
11′ ランプ
11″ ランプ
12 第1光束生成部
12a 集光レンズ
12b ロッドインテグレータ
13 第2光束生成部
13a 集光レンズ
13b ロッドインテグレータ
17A,17B ロッドインテグレータ
18A,18B ロッドインテグレータ
20 色分離合成素子
31,32,33 反射型の液晶表示パネル
50 色分離合成手段
51,52,53 光学面

Claims (6)

  1. 透明立方体内に3つの互いに異なる光学面からなる色分離合成手段が配置され、前記3つの光学面は一つの線で交わり、光源からの所定偏光を立方体第1面に入射し、立方体第2面と第3面と第4面に各々対面配置された反射型光変調素子に光を与えると共にその反射変調光を入射し、入射した各反射変調光を合成して第5面から出射する色分離合成素子を備えた投写型映像表示装置において、
    光源からの所定偏光を2本のロッドインテグレータにて二光束化し、当該二光束が前記色分離合成手段の前記光学面に向かって進み、当該光学面で互いに交差する状態を経て、前記反射型光変調素子上の前記一つの線の投影線を境にして領域分けされる第1照射領域と第2照射領域とに各々導かれるように構成されたことを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の映像光生成装置において、二つの光源を備え、各光源からの光が前記2本のロッドインテグレータの光入射面に各々導かれるように構成されたことを特徴とする映像光生成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の映像光生成装置において、前記光源は固体光源から成ることを特徴とする映像光生成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の映像光生成装置において、前記色分離合成素子の光入射側位置に単体の光学素子を有し、交差状に到来する二光束が前記光学素子にて屈折されるように構成されたことを特徴とする映像光生成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の映像光生成装置において、前記2本のロッドインテグレータにおける光出射側に配置される光学系には、少なくとも、各ロッドインテグレータからの出射光を集光する第1光学要素と、その集光点付近に配置された第2光学要素とを備えていることを特徴とする映像光生成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の映像光生成装置を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
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