JP4266865B2 - 色分離合成素子及び映像光生成装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

色分離合成素子及び映像光生成装置及び投写型映像表示装置 Download PDF

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この発明は、立方体形状の色分離合成素子、この色分離合成素子を備えて構成される映像光生成装置、及びこの映像光生成装置を備えて構成される投写型映像表示装置に関する。
図12は立方体形状の色分離合成素子120を用いた液晶プロジェクタを示した斜視図である。この液晶プロジェクタは本願出願人による先の特許出願において開示されているものである(特許文献1参照)。色分離合成素子120は、光源部110に対向させる光入射面と、各反射型の液晶パネル131,132,133に対向させる3つの光出入面と、投写光学系140に対向させる光出射面と、他の1面とを備える。その内部には前記光源部110より入射した光を3原色の色成分に分光して対応する光出入面より出射させるとともに、各光出入面に対向して配置した反射型の液晶表示パネル131,132,133で偏光方向を90°回転させて反射した3原色の色成分を合成して光出射面より投写光学系140に与える色分離合成手段150を備える。
色分離合成手段150は、例えば、誘電体多層膜にて形成されており、図13,図14,図15に示すように、3つの光学面151,152,153から成っている。赤色光は光学面151を透過して赤色用の液晶表示パネル131で反射して戻り、光学面151にて反射して光出射面より出射する。緑色光は光学面151にて反射して緑色用の液晶表示パネル132で反射して戻り、光学面151を透過して光出射面より出射する。青色光は光学面152にて反射して青色用の液晶表示パネル133で反射して戻り、光学面153にて反射して光出射面より出射する。
特開2002−162520号
しかしながら、上記色分離合成素子120は立方体形状内に3つの光学面151,152,153が形成されて成るから、6つの4面体を組み合わせた構成になってしまう。従って、作製が難しく、また、映像光をねじるように反射を生じさせる光学面によってコントラストが低下するといった欠点がある。
この発明は、上記の事情に鑑み、構造が簡単で且つコントラストの低下が生じ難い色分離合成素子を提供することを目的とする。また、二重像の発生を防止できる映像光生成装置及びこれを用いた投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
この発明にかかる色分離合成素子は、上記の課題を解決するために、透明立方体内に、当該立方体を三角柱状に二分する二分割面上に形成された第1光学作用面、及び他の二分割面上に形成された第2光学作用面を備えて成り、前記第1光学作用面は三原色光のうちの二原色光に対して第1偏光及び当該第1偏光に対して偏光方向が90°異なる第2偏光ともに透過で他の一原色光に対して第1偏光透過で第2偏光反射の作用を有し、前記第2光学作用面は前記他の一原色光に対して第1偏光及び第2偏光ともに透過で前記二原色光に対して第1偏光透過で第2偏光反射の作用を有することを特徴とする。
上記の構成であれば、立方体形状内に二つの光学作用面が形成されて成るものであり、4つの光学部品を組み合わせる簡単な構成となるため、従来の6つの4面体から成る構成に比べて作製が容易になり、また、映像光をねじるように反射を生じさせる光学作用面も無くなるのでコントラストの低下も回避できる。
また、この発明にかかる色分離合成素子は、透明立方体内に互いに非平行となる第1光学作用面及び第2光学作用面を備え、立方体第1面と立方体第2面を光入射面とし、立方体第3面と立方体第4面と立方体第5面を光入出射面とし、立方体第6面を光出射面とするように構成され、前記立方体第1面に入射した所定偏光の一原色成分光が第1光学作用面を透過して立方体第3面から出射し、偏光方向を90°回転させられて戻ってきた前記一原色成分光を立方体第3面から入射し、この一原色成分光を第1光学作用面にて反射して前記光出射面から出射し、前記立方体第2面に入射した二原色成分光のうち所定偏光の一原色成分光が第2光学作用面を透過して立方体第4面から出射し、偏光方向を90°回転させられて戻ってきた前記一原色成分光を立方体第4面から入射し、この一原色成分光を第2光学作用面にて反射して前記光出射面から出射し、前記立方体第2面に入射した二原色成分光のうち所定偏光の他の一原色成分光が第2光学作用面にて反射して立方体第5面から出射し、偏光方向を90°回転させられて戻ってきた前記一原色成分光を立方体第5面から入射し、この一原色成分光が第2光学作用面を透過して前記光出射面から出射するように構成されたことを特徴とする。
上記の構成であれば、立方体形状内に二つの光学作用面が形成されて成るものであり、4つの光学部品を組み合わせる簡単な構成となるため、従来の6つの4面体から成る構成に比べて作製が容易になり、また、映像光をねじるように反射を生じさせる光学作用面も無くなるのでコントラストの低下も回避できる。
また、この発明の映像光生成装置は、前述した色分離合成素子と、この色分離合成素子の立方体第3面と立方体第4面と立方体第5面に各々設けられた3つの反射型光変調素子と、白色光を出射する光源と、前記光源から出射された白色光を一原色成分光と所定偏光の二原色成分とに分離する分離手段と、前記二原色成分光のうち一原色成分光の偏光方向を90°回転させる狭帯域位相差発生手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明の映像光生成装置は、前述した色分離合成素子と、この色分離合成素子の立方体第3面と立方体第4面と立方体第5面に各々設けられた3つの反射型光変調素子と、所定偏光の一原色成分光を出射する第1の光源部と、互いに偏光方向が90°異なる二原色成分を出射する第2の光源部と、を備えたことを特徴とする。かかる構成において、前記第2の光源部は、二原色成分光のうち一原色成分光の偏光方向を90°回転させる狭帯域位相差発生手段を備えてもよい。また、前記第2の光源部は、互いに偏光方向が90°異なる二原色成分光を出射する二つの光源と、前記二原色成分光を受光して合成する合成手段とを備えてもよい。
また、上述した映像光生成装置において、前記光源又は光源部は固体発光手段を備えて成るものでもよい。また、入射された光の偏光方向を揃える偏光変換手段を備えてもよい。
また、これら映像光生成装置において、光源からの光を二光束化し、当該二光束が前記光学作用面で互いに交差して所定の反射型光変調素子の第1照射領域と第2照射領域に導かれるように構成されていてもよい。これにより、二重像の発生を防止できることになる。また、かかる構成において、個々の凸レンズが前記光源からの光を前記反射型光変調素子の第1照射領域に導くように入射側レンズアレイと出射側レンズアレイとを有して構成された第1インテグレータレンズと、個々の凸レンズが前記光源からの光を前記反射型光変調素子の第2照射領域に導くように入射側レンズアレイと出射側レンズアレイとを有して構成された第2インテグレータレンズと、を備えて構成されていても良い。また、二光束の照射角度の調節機構を備えてもよい。また、二光束の照射開始位置をシフトさせる機構を備えてもよい。また、各出射側レンズアレイの出射側にそれぞれ集光レンズを備え、各集光レンズを光軸に直交する方向に移動調節可能に設け、二光束の照射角度の調節が行えるように構成してもよい。また、各出射側レンズアレイの光出射側にそれぞれ集光レンズを備えて各インテグレータレンズ及びこれに対応する集光レンズの組を形成し、各組を個別に位置シフトできるように設け、二光束の照射開始位置のシフト操作が行えるように構成してもよいものである。
上記した二組のインテグレータレンズによる二光束化に代えて、2本のロッドインテグレータを用いるようにしてもよい。かかる構成において、曲面形状リフレクタを備えた光源を有し、前記光源からの略平行光を集光して前記2本のロッドインテグレータの光入射面に導くように構成されていてもよい。また、一つの発光点に対して二つの集光点を形成するリフレクタを備えた光源を有し、前記光源の二つの集光点位置付近に前記2本のロッドインテグレータの光入射面を各々配置してもよい。また、二つの光源を備え、各光源からの光が前記2本のロッドインテグレータの光入射面に各々導かれるように構成されていてもよい。
上述した2本のロッドインテグレータを用いる構成において、色分離合成素子の光入射側位置に単体の光学素子を有し、交差状に到来する二光束が前記光学素子にて屈折されるように構成されていてもよい。また、前記2本のロッドインテグレータにおける光出射側に配置される光学系には、少なくとも、各ロッドインテグレータからの出射光を集光する第1光学要素と、その集光点付近に配置された第2光学要素とを備えているものでもよい。更に、この構成において、前記2本のロッドインテグレータは平行に配置され、前記光学系には前記第2光学要素を経た光を屈折させて交差させる第3光学要素が備えられていてもよい。或いは、前記2本のロッドインテグレータは非平行に配置され、前記第2光学要素を経た光を交差させるように構成されていてもよい。
上述した映像光生成装置において、反射型光変調素子のアスペクト比をA:Bとすると、第1照射領域及び第2照射領域はA:B/2に領域分けされているのがよい。また、映像光生成装置は光源と、色分離合成素子と、光源から色分離合成素子に至る光学要素と、を含んでユニット化されているのがよい。
また、この発明の投写型映像表示装置は、上述いずれかの映像光生成装置を備えたことを特徴とする。
以上説明したように、この発明の色分離合成素子は、立方体形状内に二つの光学作用面が形成されて成るものであり、4つの光学部品を組み合わせる簡単な構成となるため、従来の6つの4面体から成る構成に比べて作製が容易になり、また、映像光をねじるように反射を生じさせる光学作用面も無くなるのでコントラストの低下も回避できる。また、光学作用面上で光が交差するように導かれる構成の映像光生成装置であれば、二重像の発生を抑制できる。また、光学作用面上で光が交差するように導かれる構成として二本のロッドインテグレータを用いる構成であれば、前記二重像の発生を確実に防止できることになる。
以下、この発明の実施形態の色分離合成素子を図1及び図2に基づいて説明していく。
色分離合成素子50は、図1に示すように、透明ガラス立方体内に、当該立方体を三角柱に二分する分割面上に形成された多層誘電体膜等から成る第1光学作用面50a及び他の分割面上に形成された多層誘電体膜等から成る第2光学作用面50bを備える。例えば、第1光学作用面50aは、図2(a)に示すように、透明立方体の奥側上辺から手前側下辺を結ぶように配置される。この第1光学作用面50aは、赤色光について、P偏光及びS偏光共に透過の作用を有し、緑色光について、P偏光及びS偏光共に透過の作用を有し、青色光について、P偏光は透過でS偏光は反射の作用を有する。また、第2光学作用面50bは、図2(b)に示すように、透明立方体の左奥側の縦辺から右手前側の縦辺を結ぶように配置される。この第2光学作用面50bは、赤色光について、P偏光は透過でS偏光は反射の作用を有し、緑色光について、P偏光は透過でS偏光は反射の作用を有し、青色光について、P偏光及びS偏光共に透過の作用を有する。
色分離合成素子50は、図1において、立方体第1面(図において下側の面)と立方体第2面(右側の面)を光入射面とし、立方体第3面(上側の面)と立方体第4面(左側の面)と立方体第5面(奥側の面)を各々3枚の反射型液晶表示パネル31の対向面とし、立方体第6面(手前側の面)を光出射面とする。
青色光用の反射型液晶表示パネル31Bは立方体第3面(上側の面)に対面して配置される。反射型液晶表示パネルは、各色について表示すべき部分の画素が入射光(照明光)の偏光方向を90°回転させて反射する(変調する)ように構成されたものである。立方体第1面(下側の面)にはP偏光の青色光が入射される。入射した青色P偏光は第1光学作用面50aを透過して反射型液晶表示パネル31Bに至り、この反射型液晶表示パネル31Bによって偏光方向が90°回転されてS偏光の変調光となって反射されてくる。このS偏光の青色変調光は、第1光学作用面50aにて反射することになり、前記光出射面から出射されることになる。
赤色光用の反射型液晶表示パネル31Rは立方体第4面(左側の面)に対面して配置され、緑色光用の反射型液晶表示パネル31Gは立方体第5面(奥側の面)に対面してが配置される。そして、立方体第2面(右側の面)にはイエロー光(P偏光の赤色光とS偏光の緑色光)が入射される。
入射されたイエロー光のうち、P偏光の赤色光は、第2光学作用面50bを透過して反射型液晶表示パネル31Rに至り、この反射型液晶表示パネル31Rによって偏光方向が90°回転されてS偏光の変調光となって反射されてくる。このS偏光の赤色変調光は、第2光学作用面50bによって反射され、前記光出射面から出射されることになる。また、S偏光の緑色光は、第2光学作用面50bによって反射されて反射型液晶表示パネル31Gに至り、この反射型液晶表示パネル31Gによって偏光方向が90°回転されてP偏光の変調光となって反射されてくる。このP偏光の緑色変調光は、第2光学作用面50bを透過することになり、前記光出射面から出射されることになる。
図3は上記色分離合成素子50を備える液晶プロジェクタの光学系を示した説明図である。なお、この図において、色分離合成素子50の背面側に緑色用の反射型液晶表示パネル31Gが配置されており、色分離合成素子50の表面側が光出射面となり、この光出射面上に図示しない投写レンズが配置される。
光源1の発光部2は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等から成り、その照射光はパラボラリフレクタ3によって平行光となって出射され、インテグレータレンズ4へと導かれる。
インテグレータレンズ4は一対のレンズ群(フライアイレンズ)にて構成されており、個々のレンズ対が光源1から出射された光を反射型液晶表示パネル31の全面へ導くようになっている。インテグレータレンズ4を経た光は、偏光変換装置5を経てダイクロイックミラー6へと導かれる。
偏光変換装置5は、偏光ビームスプリッタアレイ(以下、PBSアレイと称する)によって構成されている。PBSアレイは、偏光分離膜と位相差板(1/2λ板)とを備える。PBSアレイの各偏光分離膜は、インテグレータレンズ4からの光のうち例えばP偏光を通過させ、S偏光を90°光路変更する。光路変更されたS偏光は隣接の偏光分離膜にて反射される。一方、偏光分離膜を透過したP偏光は光出射側に設けてある前記位相差板によってS偏光に変換されて出射される。すなわち、この場合は、ほぼ全ての光はS偏光に変換されるようになっている。
ダイクロイックミラー6は、イエロー光(赤色光及び緑色光)を透過し、青色光を反射する。ダイクロイックミラー6にて反射された青色光は、全反射ミラー7にて反射されて光路を変更される。全反射ミラー7にて反射されたS偏光の青色光は色分離合成素子50の立方体第1面に入射する。
一方、ダイクロイックミラー6を透過したイエロー光は、全反射ミラー8にて反射されて狭帯域位相差板9に導かれる。狭帯域位相差板9は、緑色光のみ、その偏光方向を90°回転させてP偏光に変換する。なお、狭帯域位相差板9に代えて、ダイクロイックミラー及び位相差板を組み合わせて用いることもできる。ここで、図3中のS(S偏光)は偏光変換装置5を基準としたS偏光である。一方、図1中のP偏光及びS偏光は色分離合成素子50における第1光学作用面50a及び第2光学作用面50bを基準としたP偏光及びS偏光である。すなわち、図3中の偏光変換装置5、ダイクロイックミラー6、及び全反射ミラー7,8に対して、図1中の第1光学作用面50aと第2光学作用面50bは、90°捩じれた方向を向いているため、図3中のS偏光は色分離合成素子50にとってP偏光である。
図4は色分離合成素子50を備える反射型液晶プロジェクタの他の光学系を示した説明図である。なお、この図において、色分離合成素子50の背面側に緑色用の反射型液晶表示パネル31Gが配置されており、色分離合成素子50の表面側が光出射面となり、この光出射面上に図示しない投写レンズが配置される。
この液晶プロジェクタは3つの照明装置11R,11G,11Bを備える(以下、個々の照明装置を特定しないで示すときには、符号”11”を用いる)。照明装置11Rは赤色光を出射し、照明装置11Gは緑色光を出射し、照明装置11Bは青色光を出射する。照明装置11R,11G,11Bは出射光色が異なるが構成はほぼ同じであるので、図において照明装置11Gにのみ符号を付記し、他の照明装置11R,11Bについては、符号を省略している。
照明装置11は、LEDチップ12…がアレイ状に配置され且つ各LEDチップ12の光出射側にレンズセル13…を配置して成る光源と、各LEDチップ12から出射されて前記レンズセル13にて平行化された光を反射型液晶表示パネル31へインテグレートして導くインテグレータレンズ14とから成る。インテグレータレンズ14は、一対のレンズ群(フライアイレンズ)にて構成されており、個々のレンズ対が各LEDチップ12から出射された光を反射型液晶表示パネル31の全面へ導くようになっている。このように、LEDチップ12から出射された光は反射型液晶表示パネル31へインテグレートされて導かれることになるため、反射型液晶表示パネル31上(スクリーンの映像上)に導かれる光の強度分布が不均一になるのを防止することができる。
インテグレータレンズ14と集光レンズ16との間に偏光変換装置15を設けている。この偏光変換装置15は、前述した偏光変換装置5と同様の構成を有するものであるが、緑色用の照明装置11Gにおいては、出射光をP偏光に揃えるようになっている。
照明装置11Rと照明装置11Gとは、その出射光の光軸が90°で交差するように配置されている。そして、上記交差位置には偏光ビームスプリッタ17が設けられている。偏光ビームスプリッタ17の光出射面は、色分離合成素子50におけるイエロー光入射面(立方体第2面)に対面している。照明装置11Rから出射されたS偏光の赤色光と照明装置11Gから出射されたP偏光の緑色光とが偏光ビームスプリッタ17によって合成されてイエロー光となり、色分離合成素子50におけるイエロー光入射面に入射する。
照明装置11Bは色分離合成素子50における青色光入射面(立方体第1面)に対面しており、照明装置11Bから出射されたS偏光の青色光は、色分離合成素子50における青色光入射面に入射する。
なお、偏光ビームスプリッタ17に代えて、対象色光の波長程度若しくは波長より短い幅の線状体を前記波長程度若しくは波長より短い間隔で配置して成る構造を有するワイヤグリッドを用いることもできる。また、赤色光と緑色光を合成するダイクロイックプリズムを用いてもよいものである。また、照明装置11R及び照明装置11Gに代えて、P偏光のイエロー光を出射する照明装置を設け、更に、このイエロー光の光路上に赤色光のみS偏光に変化する狭帯域位相差板を設ける構成としてもよい。ここで、図4中のP(P偏光)及びS(S偏光)は偏光ビームスプリッタ17(或いは、偏光変換装置15)を基準としたP偏光及びS偏光である。一方、図1中のP偏光及びS偏光は色分離合成素子50における第1光学作用面50a及び第2光学作用面50bを基準としたP偏光及びS偏光である。すなわち、図4中の偏光変換装置15に対して、図1中の第1光学作用面50aと第2光学作用面50bは、90°捩じれた方向を向いているため、図4中のP偏光は色分離合成素子50にとってS偏光であり、図4中のS偏光は色分離合成素子50にとってP偏光である。
図5(a)(b)(c)はインテグレータレンズ4を用いた照明系と色分離合成素子50との関係を示した説明図であり、かかる関係は、青色光と第2光学作用面50bとの間、及びイエロー光と第1光学作用面50aとの間で生じることになる。図5(b)では、光源1と色分離合成素子50と反射型液晶表示パネル31との関係を簡略化して(位相差板等も省略して)示しており、図5(a)には、反射型液晶表示パネル31Bによる反射光(変調光)と色分離合成素子50の光学作用面50bとの関係を示している。
インテグレータレンズ4における入射側レンズアレイの一つの凸レンズに入射した光は、出射側レンズアレイの対応する凸レンズ付近で焦点を結び、コンデンサレンズ21,22によって中心方向に屈折して液晶表示パネル31に斜めに導かれ、この液晶表示パネル31にて反射した光は斜めに色分離合成素子50に入射することになる。
しかしながら、色分離合成素子50における光学作用面50bは、青色用の液晶表示パネル31Bの光入出射方向に平行に配置されており、青色用の反射型液晶表示パネル31Bにて反射して斜めに入射してくる変調光の一部を反射させてしまう。図5(c)に示すように、反射型液晶表示パネル31Bの反射後に光学作用面50bに到達する光は全反射し、パネル上の点aにて変調された光があたかもパネル上の点bから出射したかのようにスクリーン上の対応する位置に結像する。また、図5(a)に示すように、反射型液晶表示パネル31Bによる反射後に光学面50bに到達しない光で、そのままパネル上の点bにて変調された光は、スクリーン上の対応する位置に結像する。このことにより、スクリーン上の点bに相当する位置には、パネルの点aと点bの2点からの光が重畳して結象することになり、二重像が発生する。
次に、かかる二重像の欠点を解消できる照明光学系を図6乃至図8に基づいて説明していく。図6は、色分離合成素子50における第2光学作用面50bと青色用の反射型液晶表示パネル31Bとの関係を示した斜視図であり、イエロー光の色分離光学系及びその導光系については、図示を省略している。なお、イエロー光の色分離光学系及びその導光系については、図9に示している。
ここで、この実施形態では、各液晶表示パネル31はその中心ラインが光学作用面50a,50bと平行になるように斜め配置されている。反射型液晶表示パネル31の中央ラインを境に一方は第1照射領域とされ、他方は第2照射領域とされる。反射型液晶表示パネル31のアスペクト比をA:Bとすると、第1照射領域及び第2照射領域はA:B/2に領域分けされていることになる。第1照射領域には光源1からの第1光束が導かれ、第2照射領域には光源1から第2光束が導かれることになる。
図6はこの実施形態の反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した説明図である。同図(b)では、光源1と色分離合成素子50と反射型の反射型液晶表示パネル31Bとの関係を簡略化して(位相差板等も省略して)示しており、同図(a)には反射型液晶表示パネル31Bによる反射光(変調光)と色分離合成素子50の第2光学作用面50bとの関係を示している。
光源1の光出射側には、光に存在する部分的な輝度ムラを平均化する第1インテグレータレンズ41及び第2インテグレータレンズ42が配置される。第1インテグレータレンズ41により第1光束が生成され、第2インテグレータレンズ42により第2光束が生成される。
第1インテグレータレンズ41は、一対のレンズアレイ41a,41bから構成され、個々の凸レンズ(凸レンズの向きが光入射側か光出射側かは問わない)が反射型液晶パネル31Bの第1照射領域を照射する。すなわち、第1インテグレータレンズ41において、入射側レンズアレイ41aの一つの凸レンズに入射した光は、出射側レンズアレイ41bの対応する凸レンズ付近で焦点を結び、コンデンサレンズ21によって屈折し、色分離合成素子50の第2光学作用面50bに交わるようにして反射型液晶表示パネル31Bに導かれる。
第2インテグレータレンズ42は、一対のレンズアレイ42a,42bから構成され、個々の凸レンズ(凸レンズの向きが光入射側か光出射側かは問わない)が反射型液晶パネル31Bの第2照射領域を照射する。すなわち、第2インテグレータレンズ42において、入射側レンズアレイ42aの一つの凸レンズに入射した光は、出射側レンズアレイ42bの対応する凸レンズ付近で焦点を結び、コンデンサレンズ21によって屈折し、色分離合成素子50の第2光学作用面50bに交わるようにして反射型液晶表示パネル31Bに導かれる。
このように、第1インテグレータレンズ41と第2インテグレータレンズ42とにより、光源1からの光は二光束化される。そして、当該二光束は色分離合成素子50の第2光学作用面50bで互いに交差して反射型液晶表示パネル31Bの第1照射領域と第2照射領域とに導かれることになる。なお、各インテグレータレンズにおける凸レンズ部の形状は、第1,第2照射領域の形状に対応したものとされる。
かかる構成により、反射型液晶表示パネル31Bにて変調された反射光は色分離合成素子50の第2光学作用面50bから離れていく方向に反射し、色分離合成素子50の第2光学作用面50bを横切ることがなくなるので、色分離合成素子50の第2光学作用面50bでの全反射と透過による二重像の形成が防止されることになる。なお、二光束が第2光学作用面50bに入射する際に透過と全反射が生じることになるが、液晶表示パネル入射前における光学面の一方の面での全反射は他方の面での全反射と相殺されることになり、液晶表示パネルの第1,第2照射領域での明るさにアンバランスが生じるわけではない。
ところで、二光束を反射型液晶表示パネル31Bの第1照射領域と第2照射領域とに導くこととすると、第1照射領域と第2照射領域との境界に十分に光が導かれずにパネルセンターに暗線ができてしまう場合がある。
図7の斜視図には、上記暗線を解消する機構を備えた投写型映像表示装置を示している。この図7に示す構成では、第1,第2インテグレータレンズ41,42の各出射側レンズアレイ41b,42bの出射側にそれぞれコンデンサレンズ21A,21Bを備え、各コンデンサレンズ21A,21Bを光軸に直交する方向に個別に移動調節可能に設けている。ここで、光軸に直交する方向は、光学作用面に直交する方向となっている。各コンデンサレンズ21A,21Bを移動させる機構としては、レンズ支持枠、このレンズ支持枠を案内するガイド、レンズ支持枠をガイドに沿って押し引きする螺子部材といった構成要素により実現できるが、このような機構に限定されるものではない。また、コンデンサレンズ21A,21B間は遮光されるように構成している。
更に、第1インテグレータレンズ41とコンデンサレンズ21Aとが一体化されて組を成し、第2インテグレータレンズ42とコンデンサレンズ21Bとが一体化されて組を成し、各組は個別に位置シフトできるようになっている。各組を位置シフトさせる機構としては、各組支持枠、この各組支持枠を案内するガイド、レンズ支持枠をガイドに沿って押し引きする螺子部材といった構成要素により実現できるが、このような機構に限定されるものではない。
ここで、各組による液晶表示パネル上での照射範囲は、それぞれ第1照射領域及び第2照射領域よりも幾分大きめとされている。幾分大きめとしていることにより、各組を位置シフトさせても、それぞれ第1照射領域及び第2照射領域の照射を維持でき、これに加えてその境目に非照射範囲ができてしまうのを防止できることになる。この様子を、図8に基づいて説明すると、照射範囲のシフト(位置シフト)により、図8の1)の照射状態から2)に示すごとく、パネル上での照射範囲が拡大されたことになり、パネル中心への照射光量が増大して中心部の暗線が除去されることになる。
照射範囲のシフト(位置シフト)させただけでは、図8の2)に示しているごとく、光学作用面50bに光束が触れてしまうことになる。このとき、各コンデンサレンズ21A,21Bを図7に示したごとく移動させることにより、光束の入射角を大きくさせることができ(レンズ周辺側ほど屈性作用が大きい)、図8の3)に示すように、光束が光学作用面に触れるのを回避できることになる。
ところで、図6に示した構成(インテグレータレンズを二組用いる構成)では、図6中点線で示しているように、例えば、レンズアレイ42aの或る凸レンズから出射される光のうち、それに対応するレンズアレイ42bの凸レンズ以外の凸レンズに導かれた光(2次光)は、色分離合成素子50の第2光学作用面50bで交差できずに反射型液晶表示パネル31Bに導かれることになり、二重像の発生を確実に防止できないことになる。
次に、図6等に示した構成で生じる欠点を解消することができる構成を図9乃至図11に基づいて説明していく。
図9は反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した説明図である。この図では、青色光だけでなく、イエロー光の色分離光学系及びその導光系についても示している。
光源1の光出射側には、第1光束を生成する第1光束生成部62及び第2光束を生成する第2光束生成部63が配置されている。第1光束生成部62は、集光レンズ62a、ロッドインテグレータ62b、レンズ対62c・62dを備えて成る。また、第2光束生成部63は、集光レンズ63a、ロッドインテグレータ63b、レンズ対63c・63dを備えて成る。第1光束生成部62及び第2光束生成部63は同じ構成を有するので、以下、主に第1光束生成部62について説明していく。
集光レンズ62aは、光源1の光出射領域の半分を占めて配置されたものであり、前記半分の領域よりも大きな円形レンズを前記半分の領域に合わせて切り出したものである。集光レンズ62aの光軸中心は、光源1の光軸中心と光源1の縁との中間に位置する。集光レンズ62aによって集光された光はロッドインテグレータ62bの光入射端面に入射される。ロッドインテグレータ62bに入射した光はロッドインテグレータ62b内で反射を繰り返し、ロッドインテグレータ62bの光出射端面から出射される。なお、ロッドインテグレータ62b,63bの出射側端面形状は、第1,第2照射領域の形状に対応させている。
レンズ対62c・62dは、インテグレータレンズ対における一組のレンズ対に相当するものである。入射側レンズ62cを通った光は出射側レンズ62d付近で焦点を結び、この出射側レンズ62dから出射した光は、コンデンサレンズ65Aとコンデンサレンズ66A・66Bとによって屈折し、色分離合成素子50の光学作用面に交わるようにして各反射型液晶表示パネル31の第1領域に導かれる。同様に、レンズ対63c・63dは、インテグレータレンズ対における一組のレンズ対に相当するものである。入射側レンズ63cを通った光は出射側レンズ63d付近で焦点を結び、この出射側レンズ63dから出射した光は、コンデンサレンズ65Bとコンデンサレンズ66A・66Bとによって屈折し、色分離合成素子50の光学作用面に交わるようにして反射型液晶表示パネル31の第2領域に導かれる。コンデンサレンズ66A・66Bは色分離合成素子50の光入射側位置に単体(一つ)のものとして存在しており、交差状に到来する二光束を受けてこれら光束を屈折させることになる。
また、レンズ対62c・62dにおける出射側レンズ62d及びレンズ対63c・63dにおける出射側レンズ63dは、遮光板64に形成された開口に装着されており、これらレンズを通る光以外の光が反射型液晶表示パネル31に導かれるのを防止している。
このように、第1光束生成部62と第2光束生成部63とにより、ランプ1からの光は完全に分離されて独立した二光束になる。そして、当該二光束は色分離合成素子50の光学作用面で互いに交差して反射型液晶表示パネル31の第1照射領域と第2照射領域とに導かれることになる。すなわち、反射型液晶表示パネル31にて変調された反射光は色分離合成素子50の光学作用面から離れていく方向に反射し、色分離合成素子50の光学作用面を横切ることがなくなるので、色分離合成素子50の光学作用面での全反射と透過による二重像の形成が防止されることになる。更に、図6に示したごとく多数の凸レンズ対から成るインテグレータレンズ対を用いて二光束化するのではなく、2本のロッドインテグレータによって完全に二光束を分離する構造であるため、二重像は確実に防止されることになる。
図10(a)に示す投写型映像表示装置においては、光源1′はパラボラリフレクタを備えており、略平行光を出射する。この光源1′の光出射側開口形状は略方形状(液晶表示パネル31のアスペクト比に対応)とされ、その半分(液晶表示パネル31の第1,第2照射領域に対応)を占めて第1ロッドインテグレータ67Aの光入射端面が位置し、残り半分を占めて第2ロッドインテグレータ67Bの光入射端面が位置している。第1,第2ロッドインテグレータ67A,67Bの光出射端面の大きさや位置関係は、図9に示したロッドインテグレータ62b,63bの光出射端面の大きさや位置関係と同様である。また、第1,第2ロッドインテグレータ67A,67Bの光出射端面以降の光学系については、図9に示したのと同様の構成を適用できる。
この図10(a)に示す構成であれば、図9に示した集光レンズ62a,63aを不要にすることができ、光学系の部品点数の削減が図れる。
図10(b)に示す投写型映像表示装置においては、光源1″は二集光点楕円リフレクタを備える。この二集光点楕円リフレクタは、一つの発光点に対して二つの集光点を形成できるように構成されたものであり、例えば、一つの発光点に対して第1の集光点を形成する第1楕円リフレクタ領域と一つの発光点に対して第2の集光点を形成する第2楕円リフレクタ領域とを有して成る。第1の集光点には第1ロッドインテグレータ68Aの光入射端面が位置し、第2の集光点には第2ロッドインテグレータ68Bの光入射端面が位置している。第1,第2ロッドインテグレータ68A,68Bの配置関係は、図9に示したロッドインテグレータ62b,63bの配置関係と同様である。また、第1,第2ロッドインテグレータ68A,68Bの光出射端面以降の光学系については、図9に示したのと同様の構成を適用できる。
この図10(b)に示す構成であれば、図9に示した集光レンズ62a,63aを不要にすることができ、光学系の部品点数の削減が図れる。また、図10(a)に示した構成では、ロッドインテグレータ67A・67Bは、その光入射端面よりも光出射端面の方が小さいためにロッド出射後の分散角分布が大きくなるが、図10(b)に示した構成であれば、ロッドインテグレータの光入射端面と光出射端面の大きさを同じにしており、分散角分布の拡大を防止することができる。
なお、光源1″における二集光点位置以外の領域に反射体を設け、不要光を光源1″側に戻して光の有効利用を図るようにしてもよい。また、色分離合成素子50へは所定の偏光を導くことになるが、そのための偏光変換装置は、ロッドインテグレータの光入射側に設けるよりも、図10(c)に示すごとく、ロッドインテグレータの光出射端面に設けるのがよい。勿論、ロッドインテグレータの光出射端面以降の光路上に配置してもよいが、ダイクロイックミラー6の光入射手前位置とするのが望ましい。図10(c)に示す偏光変換装置は、偏光ビームスプリッタ(以下、PBSと称する)によって構成されている。PBSは偏光分離膜と位相差板(1/2λ板)とを備える。PBSの偏光分離膜は入射光のうち例えばP偏光を通過させ、S偏光を90°光路変更する。光路変更されたS偏光は隣接の全反射ミラー(プリズムでもよい)にて反射されて出射される。一方、偏光分離膜を透過したP偏光はその前側(光出射側)に設けてある前記位相差板(1/2λ板)によってS偏光に変換されて出射される。すなわち、この例では、ほぼ全ての光はS偏光に変換されることになる。
図11(a)に示す投写型映像表示装置では、第1,第2ロッドインテグレータ67A,67Bはその光軸(中心線)が交差するように配置されている。この光軸交差配置によって、図9に示した交差屈折用の集光レンズ65を不要にすることができる。各ロッドインテグレータ67A,67Bの光入射端面には、固体発光素子(例えば、LED(発光ダイオード)等)をアレイ状に配置して成る光源69A・69Bが設けられている。かかる光源69A・69Bの光強度分布はアレイ状配置のために不均一となるが、ロッドインテグレータ67A,67Bを通ることで重畳され、ロッドインテグレータ67A,67Bの光出射端面からは強度分布が均一化された光が出射される。
図11(b)に示す投写型映像表示装置においては、光源1″の第1の集光点には第1ロッドインテグレータ68Aの光入射端面が位置し、第2の集光点には第2ロッドインテグレータ68Bの光入射端面が位置している。第1,第2ロッドインテグレータ68A,68Bはその光軸(中心線)が交差するように配置されている。この光軸交差配置によって、図9に示した交差屈折用の集光レンズ65を不要にすることができる。
なお、図11(a)以外の構成においても、固体光源(LEDや半導体レーザなど)を用いてもよいものである。
この発明の実施形態の色分離合成素子及び反射型光変調素子の配置関係等を示した説明図である。 同図(a)(b)はそれぞれ図1の色分離合成素子の光学作用面を説明する説明図である。 図1の色分離合成素子を用いた投写型映像表示装置の光学系を示した説明図である。 図1の色分離合成素子を用いた投写型映像表示装置の光学系を示した説明図である。 同図(a)(b)(c)は単一光束照明系を有する投写型映像表示装置の光学系を説明すると共に、その欠点を示した説明図である。 同図(a)(b)はインテグレータレンズを二組有する二光束照明系を示した説明図である。 図6の二光束照明系の変形例を示した説明図である。 図7の作用説明図である。 同図は二本のロッドインテグレータを有する二光束照明系を示した説明図である。 同図(a)(b)はこの発明の反射型液晶プロジェクタの他の光学系の概要を示した平面図であり、同図(c)は偏光変換の一例を示した説明図である。 同図(a)(b)はこの発明の反射型液晶プロジェクタの他の光学系の概要を示した平面図である。 従来の色分離合成素子を有した反射型液晶プロジェクタの光学系の概要を示した斜視図である。 従来の色分離合成素子を示した説明図である。 従来の色分離合成素子を示した説明図である。 従来の色分離合成素子を示した説明図である。
符号の説明
1 光源
4 インテグレータレンズ
6 ダイクロイックミラー
9 狭帯域位相差板
11R,11G,11B 照明装置
31R,31G,31B 反射型液晶表示パネル
50 色分離合成素子
50a 第1光学作用面
50b 第2光学作用面
62 第1光束生成部
62a 集光レンズ
62b ロッドインテグレータ
63 第2光束生成部
63a 集光レンズ
63b ロッドインテグレータ
67A,67B ロッドインテグレータ
68A,68B ロッドインテグレータ

Claims (9)

  1. 透明立方体内に、当該立方体を三角柱状に二分する二分割面上に形成された第1光学作用面、及び他の二分割面上に形成された第2光学作用面を備えて成り、前記第1光学作用面は三原色光のうちの二原色光に対して第1偏光及び当該第1偏光に対して偏光方向が90°異なる第2偏光ともに透過で他の一原色光に対して第1偏光透過で第2偏光反射の作用を有し、前記第2光学作用面は前記他の一原色光に対して第1偏光及び第2偏光ともに透過で前記二原色光に対して第1偏光透過で第2偏光反射の作用を有することを特徴とする色分離合成素子と、
    前記色分離合成素子の立方体第3面と立方体第4面と立方体第5面に各々設けられた3つの反射型光変調素子と、
    白色光を出射する光源と、
    前記光源から出射された白色光を一原色成分光と所定偏光の二原色成分とに分離する分離手段と、
    前記二原色成分光のうち一原色成分光の偏光方向を90°回転させる狭帯域位相差発生手段と、を備えており、
    光源からの光を二光束化し、当該二光束が前記光学作用面で互いに交差して所定の反射型光変調素子の第1照射領域と第2照射領域に導かれるように構成されたことを特徴とする映像光生成装置。
  2. 請求項1に記載の映像光生成装置において、
    個々の凸レンズが前記光源からの光を前記反射型光変調素子の第1照射領域に導くように入射側レンズアレイと出射側レンズアレイとを有して構成された第1インテグレータレンズと、
    個々の凸レンズが前記光源からの光を前記反射型光変調素子の第2照射領域に導くように入射側レンズアレイと出射側レンズアレイとを有して構成された第2インテグレータレンズと、
    を備えて構成されたことを特徴とする映像光生成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の映像光生成装置において、
    二光束の照射角度の調節機構を備えたことを特徴とする映像光生成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の映像光生成装置において、
    二光束の照射開始位置をシフトさせる機構を備えたことを特徴とする映像光生成装置。
  5. 請求項2に記載の映像光生成装置において、
    各出射側レンズアレイの出射側にそれぞれ集光レンズを備え、
    各集光レンズを光軸に直交する方向に移動調節可能に設け、
    二光束の照射角度の調節が行えるように構成したことを特徴とする映像光生成装置。
  6. 請求項1に記載の映像光生成装置において、
    光源からの光を2本のロッドインテグレータにて二光束化するように構成されたことを特徴とする映像光生成装置。
  7. 請求項6に記載の映像光生成装置において、
    前記2本のロッドインテグレータにおける光出射側に配置される光学系には、少なくとも、各ロッドインテグレータからの出射光を集光する第1光学要素と、その集光点付近に配置された第2光学要素とを備え、
    前記2本のロッドインテグレータは非平行に配置され、前記第2光学要素を経た光を交差させるように構成されたことを特徴とする映像光生成装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の映像光生成装置において、
    光源と、色分離合成素子と、光源から色分離合成素子に至る光学要素と、を含んでユニット化されていることを特徴とする映像光生成装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の映像光生成装置を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
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