JP2002341218A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002341218A
JP2002341218A JP2001148913A JP2001148913A JP2002341218A JP 2002341218 A JP2002341218 A JP 2002341218A JP 2001148913 A JP2001148913 A JP 2001148913A JP 2001148913 A JP2001148913 A JP 2001148913A JP 2002341218 A JP2002341218 A JP 2002341218A
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/022Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses lens and mount having complementary engagement means, e.g. screw/thread

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】安価でありながら、部品点数を削減でき、小型
化が図れ、かつ無調整であっても精度良く組み付けで
き、さらには防塵、防湿の構造を有する撮像レンズ及び
撮像装置を提供する。 【解決手段】撮像レンズ1のフランジ部1eの外周にゲ
ート部を設けた場合、射出成形時におけるレンズ部1a
への樹脂の流れを良好にできるが、かかる場合、ゲート
部をカットする際にバリやカエリが生じると、フランジ
部1eを用いて光軸直角方向に位置決めするのに悪影響
を及ぼす恐れがある。そこで、フランジ部1eに対し光
軸に近い側に配置された脚部1cの外周面1gを用い
て、レンズ部1aの光軸直角方向の位置決めを行うよう
にし、それにより位置決めにおけるバリ等の影響を無視
することができ、光軸直角方向の位置決め精度を向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
特に携帯電話やパソコンなどに設置可能な撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、CPUの高性能化、画
像処理技術の発達などにより、デジタル画像データを手
軽に取り扱えるようになってきた。特に、携帯電話やP
DAにおいて、画像を表示できるディスプレイを備えた
機種が出回っており、近い将来、無線通信速度の飛躍的
な向上が期待できることから、このような携帯電話やP
DA間で画像データの転送が頻繁に行われることが予想
される。
【0003】ところで、現状では、デジタルスチルカメ
ラなどで被写体像を画像データに変換した後に、パソコ
ンなどを介してインターネットを通じて、かかる画像デ
ータを転送することが行われている。しかし、このよう
な態様では、画像データを転送するために、デジタルス
チルカメラとパソコンと双方の機器を有していなくては
ならない。これに対し、携帯電話にCCDなどの撮像素
子を搭載しようとする試みがある。このような試みによ
れば、デジタルスチルカメラやパソコンを所有する必要
はなく、手軽に持ち歩ける携帯電話により画像を撮像し
て相手に送るということが容易に行えることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状で
は携帯電話より遙かに大型のデジタルスチルカメラの有
する機能を、その携帯電話に持たせるとなると、携帯電
話自体が大きく重くなり、手軽に持ち運べなくなるとい
う問題がある。又、その分製造コストも増大する。
【0005】特に、デジタルスチルカメラの主要構成要
素である撮影光学系と、撮像素子とをユニット化すると
しても、撮像光学系の合焦位置に、撮像素子の受光面を
適切にセットしなくてはならず、その調整をどうするか
が問題となる。例えば、撮像素子と撮影光学系とを同一
の基板にそれぞれ設置する場合、基板に取り付けるため
に用いる接着剤の厚みのバラツキや、構成部品の寸法バ
ラツキなどの要因から、撮影光学系の合焦位置に撮影素
子受光面を精度良く組み付けることは困難であるといえ
る。従って、撮影光学系の合焦位置と撮像素子受光面の
組み付け精度を高めるためには、高精度の組み付け技術
が必要になったり、或いは別個に合焦位置を調整する機
構が必要となり、そうすると製造コストが上昇するとい
う問題がある。例を挙げて、従来技術の問題点を指摘す
る。
【0006】図6は、従来技術の撮像装置の一例を示す
断面図であるが、ガラスエポキシ製の基板PC上に、撮
像素子110が配置され、上面の端子(不図示)から多
数のワイヤWで、基板PCの裏面に配置された画像処理
IC回路111に接続されている。
【0007】撮像素子110を覆うようにして、第1筐
体101が配置され、その上に第2筐体102が載置さ
れて、ボルト103で基板に対して共締めされている。
第1筐体101と第2筐体102との間には、赤外線カ
ットフィルタ104が配置されている。
【0008】第2筐体102の上部は円筒状となってお
り、その内面に形成された雌ねじ102aに雄ねじ10
5aを螺合させることで、レンズ106を内包するレン
ズ鏡筒105が、第2筐体102に対し光軸方向の位置
を調整可能に取り付けられている。レンズ鏡筒105
は、上部に絞り部105bを形成している。
【0009】このように従来技術の撮像装置は、多数の
部品からなる比較的大型の装置となっており、従って上
述した製造コストの問題もさることながら、これら部品
の組み付けに手間取ると共に、組み付け時には、レンズ
鏡筒105を回転させつつ撮像素子110とレンズ10
6との相対位置調整を行う必要もある。
【0010】このような問題を解消すべく、レンズのフ
ランジを光軸方向に、レンズの焦点位置近傍まで延在さ
せた上で、かかるフランジを撮像素子に直接的に当接さ
せることによって撮像装置を構成しようとする試みがあ
る。かかる試みによれば、レンズの合焦位置に撮像素子
の受光部を配置することができ、撮像装置の組み付け時
の手間を大幅に減少させることができる。
【0011】ところが、レンズのフランジを光軸方向に
延在させた撮像レンズを、どのようにして製造するかが
問題となる。ここで、プラスチック材料を素材とすれ
ば、金型を用いた射出成形で、安定した品質の撮像レン
ズの大量生産が可能である。しかしながら、射出成形に
よれば、ゲート部をカットする場合にバリが発生しやす
いが、そのバリの生じた位置によっては、組み付け精度
を低める恐れがある。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
てものであり、安価でありながら、部品点数を削減で
き、小型化が図れ、かつ無調整であっても精度良く組み
付けでき、さらには防塵、防湿の構造を有する撮像レン
ズ及び撮像装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、第1の本発明の撮像レンズは、レンズ部と、前記レ
ンズ部の周囲に設けられたフランジ部と、前記フランジ
部から光軸方向に延在する支持部とを備えたプラスチッ
ク材料から成形されてなる撮像レンズにおいて、前記フ
ランジ部に対し光軸に近い側に配置された前記支持部の
外周面を用いて、前記レンズ部の光軸直角方向の位置決
めがなされることを特徴とする。
【0014】第2の本発明の撮像装置は、基板と、前記
基板に取り付けられた撮像素子と、レンズ部と、前記レ
ンズ部の周囲に設けられたフランジ部と、前記フランジ
部から光軸方向に延在する支持部とを備えたプラスチッ
ク材料から成形されてなる撮像レンズと、を有する撮像
装置において、前記フランジ部に対し光軸に近い側に配
置された前記支持部の外周面を用いて、前記レンズ部の
光軸直角方向の位置決めがなされることを特徴とする撮
像装置。
【0015】
【作用】第1の本発明の撮像レンズは、レンズ部と、前
記レンズ部の周囲に設けられたフランジ部と、前記フラ
ンジ部から光軸方向に延在する支持部とを備えたプラス
チック材料から成形されてなる撮像レンズにおいて、前
記フランジ部に対し光軸に近い側に配置された前記支持
部の外周面を用いて、前記レンズ部の光軸直角方向の位
置決めがなされるので、例えば前記フランジ部にゲート
部を設けることで、射出成形時における前記レンズ部へ
の樹脂の流れを良好にできるというメリットを生かしつ
つ、前記フランジ部に対し光軸に近い側に配置された前
記支持部の外周面を用いて、前記レンズ部の光軸直角方
向の位置決めを行うことによって、前記ゲート部にバリ
やカエリが生じても、かかる位置決めにおいてはその影
響を無視することができ、位置決め精度を向上させるこ
とができる。尚、前記支持部は、光軸方向いずれの側に
延在していても良い。
【0016】更に、前記支持部は、光軸方向の位置決め
に用いる位置決め面を有していると、光軸方向の位置決
めを容易に行うことができる。
【0017】又、前記フランジ部は、弾性部材からの弾
性力を受ける部位となっていると好ましい。
【0018】更に、前記弾性部材は、コイルばねである
と、長期期間安定して弾性力を発揮できる。
【0019】又、前記フランジ部は、回転ストッパ部を
有すると、前記撮像レンズの不用意な回転が阻止される
ので好ましい。
【0020】更に、前記回転ストッパ部はDカットであ
ると、回転ストッパ部を簡単に形成できる。
【0021】又、前記レンズ部の被写体側において、前
記レンズ部のFナンバーを規定する絞り部材を嵌合的に
取り付けるための段部が形成されていると、絞り部材の
設置が容易になるので好ましい。
【0022】第2の本発明の撮像装置は、基板と、前記
基板に取り付けられた撮像素子と、レンズ部と、前記レ
ンズ部の周囲に設けられたフランジ部と、前記フランジ
部から光軸方向に延在する支持部とを備えたプラスチッ
ク材料から成形されてなる撮像レンズと、を有する撮像
装置において、前記フランジ部に対し光軸に近い側に配
置された前記支持部の外周面を用いて、前記レンズ部の
光軸直角方向の位置決めがなされるので、例えば前記フ
ランジ部にゲート部を設けることで、射出成形時におけ
る前記レンズ部への樹脂の流れを良好にできるというメ
リットを生かしつつ、前記フランジ部に対し光軸に近い
側に配置された前記支持部の外周面を用いて、前記レン
ズ部の光軸直角方向の位置決めを行うことによって、前
記ゲート部にバリやカエリが生じても、かかる位置決め
においてはその影響を無視することができ、位置決め精
度を向上させることができる。尚、前記支持部は、光軸
方向いずれの側に延在していても良いが、前記撮像素子
側に延在していると、光軸方向の位置決めのために利用
できるので好ましい。又、前記撮像素子としては、CM
OSが好適であるが、CCDであっても良い。
【0023】更に、前記支持部は、前記撮像素子に当接
する当接部を有していると、前記支持部を前記レンズ部
の焦点位置まで延在させることにより、前記撮像素子上
に前記撮像レンズを載置するだけで、合焦位置の調整が
達成できるため、組み付け時の手間が大幅に減少する。
【0024】又、前記フランジ部は、弾性部材からの弾
性力を受ける部位となっていると、例えば前記弾性力を
用いて、前記支持部を前記撮像素子に向かって付勢する
ことができ、振動や衝撃の影響を効果的に緩和すること
ができる。
【0025】更に、前記弾性部材は、コイルばねである
と、長期期間安定して弾性力を発揮できる。
【0026】又、前記撮像装置は、前記基板に取り付け
られた鏡枠を有し、前記フランジ部は、前記鏡枠との間
で相対回転を阻止する回転ストッパ部を有すると、例え
ば前記撮像素子の上面に、ワイヤ等の配線を取り付ける
ためのパッドが設けられている場合、前記撮像レンズが
不用意に回転して、その脚部が、かかるパッドに干渉す
ることなどが阻止されるので好ましい。
【0027】更に、前記回転ストッパ部はDカットであ
ると、回転ストッパ部を簡単に形成できる。
【0028】又、前記レンズ部の被写体側において、前
記レンズ部のFナンバーを規定する絞り部材を嵌合的に
取り付けるための段部が形成されていると、絞り部材の
設置が容易になるので好ましい。
【0029】尚、前記撮像素子は、受光面側の表面にお
いて、少なくとも一部にガラス板などの平行平板からな
る保護部材を設けていても良い。かかる場合、前記撮像
素子の脚部は保護部材を介して前記撮像素子に当接する
こととなる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかる撮像装置の断面図である。図2は、図1の撮像装
置の斜視図である。図3は、撮像レンズの斜視図であ
り、図4は、撮像レンズの下面図である。図5は、撮像
素子の上面図である。
【0031】撮像レンズ1は、透明なプラスチック材料
を素材とし、図1に示すように、支持部である管状の脚
部1cと、脚部1cの一部としてその下端に形成された
4つの当接部1dと、脚部1cの上端周囲に形成された
フランジ部1eと、脚部1cの上端を塞ぐ板状の上面部
1bと、上面部1bの中央に形成された凸レンズ部1a
とから一体的に形成されている。略円筒状のフランジ部
1eは、図4に示すように、一部が切り欠かれ、いわゆ
るDカット部1fを形成しているが、脚部1cは、Dカ
ット部1fを含めても、フランジ部1eに対して光軸直
角方向の内側(即ち光軸に近い側)に配置されている。
射出成形時のゲート位置は、フランジ部1eの外周部
(不図示)に設けると、レンズ部1aに対する樹脂の流
れが良好となるので好ましい。尚、図1に示すように、
上面部1bの上面であって、凸レンズ部1aの周囲のく
ぼんだ段部1h内には、遮光性のある素材からなり、凸
レンズ部1aのFナンバーを規定する第1の絞りとして
の開口3aを有する絞り板3が嵌合され、接着等により
固定されている。
【0032】撮像レンズ1の外側には、遮光性のある素
材からなる鏡枠4が配置されている。鏡枠4は、図2か
ら明らかなように、角柱状の下部4aと、円筒状の上部
4bとを設けている。下部4aの下端は、基板PC上に
当接し、接着剤Bにより固着されている。下部4aの上
面は、隔壁4cにより周辺側が覆われており、隔壁4c
の円筒状内周面4dには、図1に示すように、撮像レン
ズ1の脚部1cの円筒状外周面1gが密着的に嵌合して
いる。従って、基板PCと鏡枠4とを、例えば自動組立
機に備えられた光学センサ(不図示)などを用いて位置
決め配置するだけで、後述する撮像素子2bの受光面2
dに対してレンズ部1aを、光軸直交方向に精度良く位
置決めすることができる。
【0033】一方、鏡枠4の上部4bの上端には、遮光
板5が接着剤Bにより取り付けられている。遮光板5
は、その中央に第2の絞りとしての開口5aを有してい
る。遮光板5の開口5aの下方には、赤外線吸収特性を
有する素材からなるフィルタ7が、接着剤Bにより取り
付けられている。遮光板5とフィルタ7とでカバー部材
を構成する。
【0034】図1において、遮光板5と、撮像レンズ1
のフランジ部1eとの間には、長期間安定した弾性力を
発揮できるコイルばねである弾性部材6が配置され、遮
光板5が鏡枠4に取り付けられることで弾性変形し、そ
の弾性力により、撮像レンズ1を図1中、下方に向かっ
て押圧している。よって、遮光板5からの力は、基板P
Cには伝達されるものの、直接、撮像素子2bに伝達さ
れることがない。
【0035】図5において、撮像ユニット2は、CMO
S或いはCCDなどの撮像素子2bからなる。矩形薄板
状の撮像素子2bの下面は、基板PCの上面に取り付け
られている。撮像素子2bの上面中央には、画素が2次
元的に配列された受光面2dが形成されており、その周
囲には、撮像素子2bの内部であって且つ内側に画像処
理回路が構成されている周囲面2aが形成されている。
薄い側面に直交するように交差した周囲面2aの外縁近
傍には、多数のパッド2cが配置されている。結線用端
子であるパッド2cは、図1に示すごとくワイヤWを介
して、基板PCに接続されている。ワイヤWは、基板P
C上の所定の回路に接続されている。
【0036】更に、撮像レンズ1の当接部1dは、図4
に示すごとき形状で、脚部1cの下端から突出し脚部1
cの一部を構成してなる。本実施の形態においては、図
5で点線に示すように、撮像素子2bの周囲面2aにお
いて、パッド2cの内側に、当接部1dのみが当接した
状態で配置されることとなる。従って、面平面度に関し
ては、当接部1dの下面のみ所定範囲に維持されれば足
りる。ここで、周囲面2aの裏側(図1で下面側)に
は、撮像素子の不図示の回路(信号処理回路を含む)が
設けられているが、当接部1dの当接により回路の処理
には影響が及ばないようになっている。ここでは、周囲
面2aを含むその内部を回路部といい、受光面2dを含
むその内部を受光部という。
【0037】ここで、当接部1dの当接位置を検討する
に、例えば図5に示す受光面2dのうち、隅部2gなど
は、有効画素領域を全画素領域よりやや小さめにとるこ
とで、画像形成に無関係な領域となるので、そのような
場合は受光面2d内であっても、隅部2gの領域に当接
部1dを当接させても撮像素子2bの撮像性能に影響を
与える恐れは少ないといえる。尚、周囲面2a又は受光
面2dのいずれの領域に当接させるにしろ、当接部1d
からの荷重は500g以下(但し、面圧で1000g/
mm以下)であることが好ましい。この荷重(面圧)
を越えると、撮像素子2bにダメージが付与される恐れ
があるからである。但し、振動などによる画像のブレを
考慮すると、当接部1dからの荷重は、5g以上である
ことが望ましい。
【0038】本実施の形態によれば、当接部1dが、撮
像素子2bの周囲面2aに当接した状態で、撮像レンズ
1のフランジ部1eの下面と、鏡枠4の下部4aの隔壁
4cとの間には、スキマΔが形成されるようになってい
るので、レンズ部1aと撮像素子2bの受光面2dとの
距離L(即ち光軸方向の位置決め)は、脚部1cの長さ
により精度良く設定されるようになっている。本実施の
形態では、4ヶ所の当接部を設けてはいるが、1ヶ所乃
至3ヶ所でもよい。また、パッド2cとの干渉が回避で
きるのであれば、撮像レンズ1の円筒状の脚部1cに沿
った、輪帯状の当接部であっても良い。
【0039】又、撮像レンズ1をプラスチック材料で構
成しているので、温度変化時のレンズ部の屈折率変化に
基づく合焦位置のずれを低減することも可能である。す
なわち、プラスチックレンズは温度が上昇するにつれ
て、レンズの屈折率が下がり、合焦位置がレンズから離
れる方向に変化する。一方、脚部1cは温度上昇により
伸びるため、合焦位置ずれの低減効果がある。尚、本実
施の形態の撮像レンズ1は、比重が比較的軽いプラスチ
ック材料からなるので、同一体積でもガラスに比べて軽
量であり、かつ衝撃吸収特性に優れるため、撮像装置を
誤って落としたような場合でも、撮像素子2bの破損を
極力抑制できるという利点がある。
【0040】更に、撮像レンズ1が鏡枠4の中で任意に
回転できる構造であると、当接部1dがパッド2cと干
渉してしまう。このため、本実施の形態においては、回
転ストッパ部としてDカット部1fを利用している。よ
り具体的には、図4に示すように、点線で示す鏡枠4の
上半部4bの一部には、撮像レンズ1のフランジ部1e
のDカット部1fに対応して、内周側に突出した半月部
4eが形成されており、図4に示す位置から、撮像レン
ズ1と鏡枠4とが相対回転しようとすると、Dカット部
1fと半月部4eとが干渉して、かかる相対回転を阻止
するように機能する。
【0041】本実施の形態の動作について説明する。撮
像レンズ1のレンズ部1aは、被写体像を、撮像素子2
bの受光面2dに結像する。撮像素子2bは、受光した
光の量に応じた電気的信号を画像信号等に変換しパッド
2cおよびワイヤWを介して出力できるようになってい
る。
【0042】更に、本実施の形態においては、撮像レン
ズ1を基板PC上に取り付けるのではなく、撮像素子2
bの周囲面2a上に取り付けているので、撮像レンズ1
の脚部1c(当接部1dを含む)の寸法精度、即ち、上
述した距離Lの精度を管理することで、組み付け時に、
レンズ部1aの合焦位置に関する調整を不要とできる。
尚、合焦位置に関する調整を不要とするためには、撮像
素子2bの受光面2dと、光学部材1のレンズ部1aの
像点のズレを、空気換算長で±F×2P(F:レンズ部
のFナンバー、P:撮像素子の画素ピッチ)程度に抑え
る必要がある。
【0043】更に、本実施の形態によれば、撮像レンズ
1の脚部1cの当接部1dが、撮像素子2bの周囲面2
aに当接することで、レンズ部1aと撮像素子2bの受
光面2dとの光軸方向の位置決めを行うことができる。
又、鏡枠4が、基板PCに設置されることで、レンズ部
1aと撮像素子2bの受光面2dとの光軸直交方向の位
置決めが行われるので、低コストでありながら高い位置
決め精度を達成できることとなる。
【0044】特に、撮像素子2bの周囲面2aに、撮像
素子2bと基板PCとを接続するためのパッド2c及び
ワイヤWが形成されているような場合、脚部1cの当接
部1dが、パッド2cよりも受光面2d側において周囲
面2aに当接するように構成すれば、撮像素子2bをコ
ンパクトな構成に維持しつつも、当接部1dの当接面積
を大きく確保でき、それにより撮像レンズ1を安定させ
ると共に、当接面の面圧を低く抑えることができるた
め、撮像素子2bの保護を図りながらも、パッド2cや
ワイヤWとの干渉が抑制され、しかも高精度の位置決め
が達成されることとなる。尚、鏡枠4が基板PCに接着
されており、他の2ヶ所の接着部とあわせて、撮像装置
の外部に対して、異物が侵入しないよう密封された状態
に維持されるため、撮像素子2bの受光面2dに対する
異物の悪影響を排除することができる。これらに用いる
接着剤は、防湿性を有するのが好ましい。これにより、
湿気の侵入による撮像素子やパッドの表面劣化を防ぐこ
とができる。
【0045】更に、光学部材1のフランジ部1eを、所
定の付勢力で光軸方向に押圧する、コイルばねである弾
性部材6を設けているので、かかる弾性部材6の弾性力
を用いて、鏡枠4に対して光軸方向に沿って、脚部1c
(当接部1d)を撮像素子2bの周囲面2aに適切な当
接力(上述した5g以上500g以下の荷重に相当する
力)で押しつけることができ、従って内側に回路や素子
が配置された撮像素子2bの周囲面2aに過大なストレ
スを生じさせることがないし、振動で光学部材1ががた
つくこともないようになっている。また、鏡枠4の光軸
方向に衝撃力などの大きな力が加わった場合でも、その
力は基板PCには伝達されるが、直接撮像素子2bに伝
達されることはなく、撮像素子2bの保護という観点か
ら好ましい。尚、弾性部材6としては、ウレタンやスポ
ンジなども考えられるが、長期間安定した弾性力を発揮
できる金属製のコイルばねなどが好ましい。
【0046】又、遮光板5とフィルタ7とで構成するカ
バー部材を、レンズ部1aより被写体側に配置している
ので、レンズ部1aを剥き出しにすることなく、その保
護が図れると共に、レンズ面への異物の付着防止も図れ
る。更に、フィルタ7が、赤外線吸収特性を有する材質
から形成されているので、別個に赤外線カットフィルタ
を設ける必要がなくなり、部品点数を削減できるため好
ましい。フィルタ7に赤外線カット特性を付与する代わ
りに、撮像レンズ1自体を赤外線吸収特性のある素材か
ら形成したり、レンズ1aの表面に、赤外線カット特性
を有する皮膜をコーティングすることも考えられる。
【0047】更に、組み付け時において、遮光板5を鏡
枠4から取り外した状態で、撮像レンズ1を、鏡枠4に
対して被写体側より挿入することができ、その後、遮光
板5を鏡枠4に組み付けることができる。このような構
成により、撮像レンズ1の組み付け性が向上し、自動組
立などを容易に行うことができる。この際に、鏡枠4の
下部4aいずれかに空気逃げの孔を形成しておくと、鏡
枠4と撮像レンズ1とのスキマがわずかであっても、容
易に組み付けを行うことができる。但し、かかる空気逃
げの孔は、組み付け後に充填剤などで封止することで、
外部からの異物の侵入や、湿気による撮像素子およびパ
ッドの表面劣化などを抑制することが好ましい。また、
かかる場合の充填剤は、光漏れを抑制するように遮光性
のあるものが好ましい。尚、基板PCに鏡枠4を接着し
た後に、撮像レンズ1を挿入しても良く、或いは撮像レ
ンズ1を鏡枠4に取り付けた後に、そのユニット毎基板
PCに接着するようにしても良く、それにより工程の自
由度が確保される。後者の組付手順とする場合は、鏡枠
4の隔壁4cは撮像レンズ1の抜け落ち防止の機能をか
ねることができる。
【0048】撮像レンズ1の脚部1cが、撮像素子2b
の受光面2dの近くに配置されているため、結像に寄与
しない光束が脚部1cに反射し、受光面2dに入射する
ことで、ゴーストやフレアが生じる原因となることが懸
念される。これを防止するには、レンズ部1aのFナン
バーを規定する第1の絞り(開口3a)の被写体側に、
周辺光束を規制する第2の絞り(開口5a)を配置し、
不要光の入射を低減させるのが効果的である。なお、撮
像素子2bの受光面2dの短辺・長辺、対角方向で画角
が異なるため、第2の絞りの開口5aを矩形とすること
で、より一層の効果が得られる。更に、本実施の形態で
は、遮光板5の開口5aにこの機能を持たせているが、
フィルタ7の被写体側に、遮光性を有する被膜を必要な
開口部以外にコーティングもしくは塗布することで絞り
を形成してもよい。又、同様な理由により、脚部1cの
少なくとも一部に内面反射防止処理を施すのが好まし
い。内面反射防止処理とは、例えば表面粗さを粗くした
面を形成し、結像に寄与しない光束を散乱させるように
すること、反射防止コーティングまたは低反射特性を有
する塗料を塗布することを含む。
【0049】又、開口3aを備えた絞り板3をレンズ部
1aの入射面側に設けているので、撮像素子2bの受光
面2dに入射する光束を、垂直に近い角度で入射させ、
すなわちテレセントリックに近いものとすることがで
き、それにより高画質な画像を得ることができる。更
に、レンズ部1aの形状は、像側に強い曲率の面を向け
た正レンズの形状とすることで、絞り(開口3a)とレ
ンズ部1aの主点との間隔が大きくとれ、よりテレセン
トリックに近い望ましい構成となる。本実施の形態で
は、レンズ部1aを物体側に凸面を向けた正のメニスカ
ス形状としている。また、より高画質な画像を得るため
には、後述する第3の実施の形態のごとく、レンズ部を
複数枚のレンズで構成するのが好ましい。
【0050】図7は、撮像レンズの変形例を示す断面図
である。図7において、撮像レンズ1”の上面には、円
筒状に突出した段部1h”が形成されており、かかる段
部1h”に対して、周囲の円筒部3b’を嵌合させる状
態で絞り板3’が取り付けられている。絞り板3’は、
その中央に、絞りとして機能する開口3a’を有する。
【0051】図8は、第2の実施の形態にかかる撮像装
置を示す図である。第2の実施の形態においては、上述
した実施の形態に対して、絞り板及び遮光板の構成を変
更した点のみが異なるため、脚部と撮像素子との当接位
置を含む、その他の同様な構成に関しては、同一符号を
付して説明を省略する。
【0052】図8において、鏡枠4の上部4bの上端に
は、薄い遮光シート8を上面に貼り付けた保持部材5’
が、接着剤Bにより取り付けられている。遮光性のある
素材からなる保持部材5’の中央の開口5a’内には、
赤外線吸収特性を有する素材からなるフィルタ7’が嵌
合配置されている。保持部材5’の開口5a’の上縁に
は、テーパ面5b’が形成されており、ここに接着剤B
を付着させることによって、保持部材5’とフィルタ
7’との接合を行うことができる。更に、保持部材5’
は、開口5a’の下方に向かって突出し内径が段々と縮
径する縮径部5c’を設けており、その下端の最も絞ら
れた部分が、第1の絞り5d’を構成する。又、遮光シ
ート8の中央開口8aが第2の絞りを構成する。保持部
材5’とフィルタ7’と遮光シート8とでカバー部材を
構成する。
【0053】本実施の形態によれば、保持部材5’とフ
ィルタ7’と遮光シート8とで構成するカバー部材を、
撮像レンズ1のレンズ部1aより被写体側に配置してい
るので、レンズ部1aを剥き出しにすることなく、その
保護が図れると共に、レンズ面への異物の付着防止も図
れる。更に、かかるカバー部材は一体で形成できること
から、撮像装置全体の部品点数の削減に貢献する。
【0054】上述の実施の形態と同様に、撮像レンズ1
の脚部1cが、撮像素子2bの受光面2dの近くに配置
されているため、結像に寄与しない光束が脚部1cに反
射し、受光面2dに入射することで、ゴーストやフレア
が生じる原因となることが懸念される。本実施の形態に
おいては、レンズ部1aのFナンバーを規定する第1の
絞り5a’の被写体側に、周辺光束を規制する第2の絞
り(開口8a)を配置し不要光の入射を低減している。
なお、撮像素子2bの受光面2dの短辺・長辺、対角方
向で画角が異なるため、第2の絞りの開口8aを矩形と
することで、より一層の効果が得られる。
【0055】図9は、第3の実施の形態にかかる撮像装
置を示す図である。第3の実施の形態においては、図2
の実施の形態に対して、複数のレンズ部を有するように
撮像レンズの構成を変更した点のみが主として異なるた
め、脚部と撮像素子との当接位置を含む、その他の同様
な構成に関しては、同一符号を付して説明を省略する。
【0056】図9において、撮像レンズ19は、それぞ
れプラスチック材料からなる像側レンズ1’と被写体側
レンズ9とから構成されている。像側レンズ1’は、図
1に示す撮像レンズ1と類似の形状を有しているが、上
部に形成されたリング部1f’の光軸方向高さが増大し
ている。リング部1f’の半径方向内側であって上面部
1b’の上方には、Fナンバーを規定する絞り板3を介
して被写体側レンズ9が配置されている。被写体側レン
ズ9は、リング部1f’の内周に嵌合するフランジ部9
bと、中央に形成されたレンズ部9aとから構成されて
いる。像側レンズ1’のレンズ部1a’が正のレンズで
あるのに対し、被写体側レンズ9のレンズ部9aは、負
のレンズとなっている。尚、本実施の形態では絞り板3
は、レンズ部1a’、9aのレンズ間距離を規制するス
ペーサとして機能し、且つ絞り板3の開口3aがFナン
バーを規定する第1の絞りとして機能する。
【0057】像側レンズ1’のリング部1f’の内周面
と、被写体側レンズ9のフランジ部9bの外周面とは、
互いに同径であり且つ光軸に平行になっているので、か
かる面同士が係合することにより、レンズ部1a’、9
aの光軸直交方向の位置決めを行うことができ、それら
の光軸を容易に一致させることができる。尚、像側レン
ズ1’に対して、被写体側レンズ9は、その周囲に付与
された接着剤Bにより接合されている。
【0058】鏡枠4の上部4bの上端には、薄い遮光シ
ート8を上面に貼り付けた保持部材5’が、接着剤Bに
より取り付けられている。遮光性のある素材からなる保
持部材5’の中央の開口5a’内には、赤外線吸収特性
を有する素材からなるフィルタ7’が嵌合配置されてい
る。保持部材5’の開口5a’の上縁には、テーパ面5
b’が形成されており、ここに接着剤Bを付着させるこ
とによって、保持部材5’とフィルタ7’との接合を行
うことができる。更に、保持部材5’は、開口5a’の
下方に向かって突出し内径が段々と縮径する縮径部5
c’を設けているが、かかる部分は、不要光の侵入を抑
制する遮光部として機能する。尚、遮光シート8の中央
開口8aが第2の絞りを構成する。
【0059】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、本実施の形態では、撮像素子
2bと基板PCとの接続は、ワイヤWにより行っている
が、撮像素子2bの内部に配線をはわせて、撮像素子2
bの背面(受光面と反対側)又は側面より、信号を取り
出す構成も考えられる。かかる構成によれば、撮像素子
の周囲面を広く確保できると共に、結線を容易に行うこ
とができる。更に、本実施の形態では、撮像ユニットを
ベアチップである撮像素子のみから構成したが、その上
面又は下面にガラスなどの保護部材を張り付けること
で、一体形の撮像ユニットを構成することも考えられ
る。又、基板はハードなものに限らず、フレキシブルな
ものであっても良い。本発明の撮像装置は、携帯電話、
パソコン、PDA、AV装置、テレビ、家庭電化製品な
ど種々のものに組み込むことが可能と考えられる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、安価でありながら、部
品点数を削減でき、小型化が図れ、かつ無調整であって
も精度良く組み付けでき、さらには防塵、防湿の構造を
有する撮像レンズ及び撮像装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる撮像装置の断面図で
ある。
【図2】図1の撮像装置の斜視図である。
【図3】撮像レンズの斜視図である。
【図4】撮像レンズの下面図である。
【図5】撮像素子の上面図である。
【図6】従来技術の撮像装置の一例を示す断面図
【図7】撮像レンズの変形例を示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態にかかる撮像装置の断面図で
ある。
【図9】第3の実施の形態にかかる撮像装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1、1’、1”、19 撮像レンズ 1a、1a’ レンズ部 1c 脚部 1d 当接部 2 撮像ユニット 2a 周囲面 2b 撮像素子 2d 受光面 3 絞り板 4 鏡枠 5 遮光板 6 弾性部材 7 フィルタ 8 遮光シート 9 被写体側レンズ 9a レンズ部 1’ 像側レンズ 5’ 保持部材 7’ フィルタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 D 5/335 5/335 V Fターム(参考) 2H043 AE17 AE18 AE23 2H044 AA09 AA15 AA16 AB07 AB18 AB21 AB25 AB28 AC01 5C022 AB44 AC42 AC54 AC77 AC78 5C024 BX01 CY48 CY49 EX22 EX34 EX42

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ部と、前記レンズ部の周囲に設け
    られたフランジ部と、前記フランジ部から光軸方向に延
    在する支持部とを備えたプラスチック材料から成形され
    てなる撮像レンズにおいて、 前記フランジ部に対し光軸に近い側に配置された前記支
    持部の外周面を用いて、前記レンズ部の光軸直角方向の
    位置決めがなされることを特徴とする撮像レンズ。
  2. 【請求項2】 前記支持部は、光軸方向の位置決めに用
    いる位置決め面を有していることを特徴とする請求項1
    に記載の撮像レンズ。
  3. 【請求項3】 前記フランジ部は、弾性部材からの弾性
    力を受ける部位となっていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の撮像レンズ。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、コイルばねであること
    を特徴とする請求項3に記載の撮像レンズ。
  5. 【請求項5】 前記フランジ部は、回転ストッパ部を有
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の撮像レンズ。
  6. 【請求項6】 前記回転ストッパ部はDカットであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の撮像レンズ。
  7. 【請求項7】 前記レンズ部の被写体側において、前記
    レンズ部のFナンバーを規定する絞り部材を嵌合的に取
    り付けるための段部が形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像レンズ。
  8. 【請求項8】 基板と、 前記基板に取り付けられた撮像素子と、 レンズ部と、前記レンズ部の周囲に設けられたフランジ
    部と、前記フランジ部から光軸方向に延在する支持部と
    を備えたプラスチック材料から成形されてなる撮像レン
    ズと、を有する撮像装置において、 前記フランジ部に対し光軸に近い側に配置された前記支
    持部の外周面を用いて、前記レンズ部の光軸直角方向の
    位置決めがなされることを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記支持部は、前記撮像素子に当接する
    当接部を有していることを特徴とする請求項8に記載の
    撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記フランジ部は、弾性部材からの弾
    性力を受ける部位となっていることを特徴とする請求項
    8又は9に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性部材は、コイルばねであるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記撮像装置は、前記基板に取り付け
    られた鏡枠を有し、前記フランジ部は、前記鏡枠との間
    で相対回転を阻止する回転ストッパ部を有することを特
    徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の撮像装
    置。
  13. 【請求項13】 前記回転ストッパ部はDカットである
    ことを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記レンズ部の被写体側において、前
    記レンズ部のFナンバーを規定する絞り部材を嵌合的に
    取り付けるための段部が形成されていることを特徴とす
    る請求項8乃至13のいずれかに記載の撮像装置。
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