JP2009003058A - カメラモジュール、台座マウント及び撮像装置 - Google Patents

カメラモジュール、台座マウント及び撮像装置 Download PDF

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大 蓮田
Susumu Aoki
進 青木
Nobuyuki Nagai
伸之 長井
Michiko Yamazaki
美智子 山崎
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Abstract

【課題】撮像素子を台座マウントに接着する接着剤が撮像領域へ流れ出さないようにして、良好な撮像品質を確保したカメラモジュール等を提供する。
【解決手段】カメラモジュールは、入射光を集光するレンズと、レンズにて集光される光を撮像領域にて受けて電気信号に変換して出力するセンサと、センサが取り付けられレンズが出射する光を透過させるガラスカバーと、レンズを保持する円筒部3aと、センサが取り付けられたガラスカバーを接着剤にて接着して収納する矩形部3bと、矩形部3bの側壁に離間して形成されガラスカバーに当接してガラスカバーをレンズの光軸方向に位置決めする当接部13とを備えた台座3とを有し、台座3の当接部13は、硬化前の接着剤がセンサの撮像領域に浸み出さないように接着剤を堰き止める。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば携帯電話機等に搭載されるカメラモジュール等に関し、より詳しくは、小型化に好適なカメラモジュール等に関する。
近年、撮影機能を備えた携帯電話等の携帯型電子機器が小型化されるに伴って、搭載されるカメラモジュールの更なる小型化が要求されてきている。カメラモジュールの小型化には、レンズを保持する鏡筒と撮像素子を収納する台座マウントとをワンパッケージ化し、各部品を接着剤で接着することで、部品同士を取り付ける取付部を省き、部品間の隙間を極力少なくすることが行われる。
従来のカメラモジュールでは、はみ出した接着剤は部品間の隙間に入り込んでいたが、小型化に伴って隙間が小さくなったので、隙間に入りきらない接着剤が撮像素子の撮像領域に侵入して撮影品質に影響を与えるという問題が生じるようになってきた。
かかる問題に対して、例えば、接着領域の近くに溝を意図的に形成して、はみ出した接着剤を溝で受けて接着剤が撮像領域へ流出するのを防止する従来技術が存在した(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−106716号公報
撮像素子を台座マウントに収納したカメラモジュールでは、小型化のためにレンズや撮像素子が台座マウントに接着される。撮像素子を台座マウントに収納して接着する場合、撮像素子は撮像領域の近くで台座マウントに接着される。かかる場合に、接着剤が所定の接着領域から浸み出して撮像領域へ流出する恐れがある。
本発明が解決しようとする課題は、撮像素子を台座マウントに接着する接着剤が撮像領域へ流れ出さないようにして、良好な撮像品質を確保したカメラモジュール等を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカメラモジュールは、入射光を集光するレンズと、レンズにて集光される光を撮像領域にて受けて電気信号に変換して出力する撮像素子と、撮像素子が取り付けられ、レンズが出射する光を透過させる透過部材と、レンズを直接又は間接に保持するレンズ保持部と、撮像素子が取り付けられた透過部材を接着剤にて接着して収納する収納部と、収納部の側壁に離間して形成され透過部材に当接して透過部材をレンズの光軸方向に位置決めする当接部とを備えた台座マウントとを有し、台座マウントの当接部は、硬化前の接着剤が撮像素子の撮像領域に浸み出さないように接着剤を堰き止めることを特徴とする。
ここで、この撮像素子の撮像領域と当接部との間に形成される堰堤部を更に有することを特徴とすれば、当接部にて堰き止め切れなかった接着剤が撮像領域へ流れ出さないようにできるので好ましい。
また、この堰堤部は、透過部材に当接することを特徴とする。
台座マウントの収納部の隣り合う2つの側壁によって構成される隅に形成され、透過部材が接着剤により接着される凸状の接着部を更に有することを特徴とすれば、接着面積をより広くでき、確実に接着できるので好ましい。
また、当接部に当接されて収納部に収納される透過部材と当接部と接着部との間には接着剤が入る空隙が形成されることを特徴とすれば、接着面の間隔を狭くでき少ない量の接着剤で確実に接着できるので好ましい。
また、他の観点から捉えると、本発明にかかる台座マウントは、レンズを直接又は間接に保持するレンズ保持部と、レンズによって結像される光を撮像領域にて受けて電気信号に変換する撮像素子が取り付けられた透過部材を接着剤にて接着して収納する収納部と、透過部材に当接して透過部材をレンズの光軸方向に位置決めする当接部と、収納部の隣り合う2つの側壁によって構成される隅に形成され、収納部に収納された透過部材が接着剤により接着される凸状の接着部とを有し、当接部は、撮像素子の撮像領域と接着部との間に、収納部の側壁に離間して形成されることを特徴とする。
また、収納部の側壁と当接部との間の離間領域と撮像領域との間に形成され、接着剤の撮像領域への流入を堰き止める堰堤部を更に有することを特徴とすれば、当接部にて堰き止め切れなかった接着剤が撮像領域へ流れ出さないようにできるので好ましい。
更に、他の観点から捉えると、本発明にかかる撮像装置は、入射光を集光するレンズと、レンズにて集光される光を撮像領域にて受けて電気信号に変換して出力する撮像素子と、撮像素子が取り付けられ、レンズが出射する光を透過させる透過部材と、レンズを直接又は間接に保持するレンズ保持部と、撮像素子が取り付けられた透過部材を接着剤にて接着して収納する収納部と、収納部の側壁に離間して形成され透過部材に当接して透過部材をレンズの光軸方向に位置決めする当接部とを備えた台座マウントと、撮像素子にて出力される電気信号が入力される基板と、基板に入力された電気信号に基づいて画像処理をする画像処理部とを有し、台座マウントの当接部は、硬化前の接着剤が撮像素子の撮像領域に浸み出さないように接着剤を堰き止めることを特徴とする。
本発明によれば、良好な撮像品質を確保したカメラモジュール等を提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかるカメラモジュール1を示す外観斜視図であり、図2は、図1に示すカメラモジュール1の分解斜視図である。
図1に示されているように、カメラモジュール1は、入射光を集光するレンズ4,6(図4参照)を保持し、入射光をセンサ9(図2参照)の撮像領域上に結像するレンズユニット2と、レンズユニット2を保持する台座マウントの一例としての台座3とを備えている。
図2に示されているように、レンズユニット2は、レンズユニット2本体を構成するバレル2aと、バレル2aの端面に形成された開口部2bとを有する。バレル2aの外周面には雄ねじ2cが形成されている。
また、台座3は、レンズユニット2が取り付けられてレンズユニット2を保持するレンズ保持部の一例としての円筒部3aと、外光の特定の波長成分を除去する光学フィルタの一例としてのフィルタ8と、入射した光を電気信号に変換する撮像素子の一例としてのセンサ9を搭載した方形のガラスカバー10を収容保持する収納部の一例としての矩形部3bとが一体成形により形成されている。
レンズユニット2は、台座3の円筒部3aにねじ込まれ、ねじ作用により結像調整が行われる。より詳しく述べれば、台座3の円筒部3aの内周面には雌ねじ3cが形成され、レンズユニット2本体のバレル2aの外周面には、この雌ねじ3cに対応する雄ねじ2cが形成されている。そして、後述するように、レンズユニット2は、台座3の円筒部3aに螺合して取り付けられる。尚、レンズ2bが台座3に直接取り付けられてもよい。
バレル2a及び台座3は、例えば黒色の液晶ポリマー(LCP)、ポリフタルアミド樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂等の遮光性を有する合成樹脂により構成される。また、バレル2a及び台座3は、例えば、黒色のポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート等の遮光性のある合成樹脂により構成されても良い。
フィルタ8は、外光の特定の波長成分を除去するガラス状の部材である。本実施の形態では、赤外線除去フィルタ(IRCF:Infrared Cut Filter)を用いている。このフィルタ8は、センサ9の近傍に配置されており、これにより、乱反射の影響を抑制している。
センサ9は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子(イメージセンサ)である。本実施の形態では、CSP(Chip Scale Package)構造を有するセンサを用いている。センサ9は、レンズユニット2を介して撮像領域に入射した光に応じて電気信号を生成し、出力する。
ガラスカバー10は、フィルタ8とセンサ9との間に配置されている。ガラスカバー10には、センサ9の撮像領域側の面をガラスカバー10に向けた状態でセンサ9が取り付けられている。これにより、センサ9の撮像領域に埃等が直接落ちることを防いでいる。
図3は、図1に示すカメラモジュール1の台座3を下方から見た斜視図である。
図3に示されているように、台座3の矩形部3bの底面(フランジ部3d(図4参照))には、フィルタ8の搭載面11と、ガラスカバー10の搭載面12とが形成されている。フィルタ8の搭載面11は、フランジ部3dに入射側に窪んで形成されている。この段差により、フィルタ8は位置が規制される。
台座3には、ガラスカバー10に当接してガラスカバー10をレンズ4,6(図4参照)の光軸方向に位置決めする当接部13と、矩形部3bの隣り合う側壁面の隅に接着剤18(図6参照)により接着される接着部15とが、一体成形により形成されている。
当接部13は、ガラスカバー10の搭載面12の四隅のそれぞれに設けられている。本実施の形態では合計4個の当接部13が台座3に一体成形されている。当接部13は、側壁部から離間して形成されている。当接部13は、円弧形状を有しており、円弧の内側を後述する接着部15に向けて形成されている。尚、当接部13の数は4つである必要はないが、ガラスカバー10がレンズ光軸に対して垂直な状態で安定するように、3つ以上形成されることが望ましい。フィルタ8の厚み分と、フィルタ8を搭載面11(図5参照)に固着させるための接着剤(図示しない)の厚み分を考慮して、フィルタ8の搭載面11から当接部13の上面までの相対的な距離が決定され、そして、これに基づき当接部13の高さが決定される。
図4は、図3の一点鎖線X−X’で示す台座3の対角線を通りカメラモジュール1の光軸と平行な面でカメラモジュール1を切ったときの断面図である。
図4に示されているように、レンズユニット2には、2枚のレンズ4,6の間に中間環5が配されている。そして、レンズ6は、レンズ押さえ7によって押さえられている。尚、本実施の形態では、レンズユニット2は2枚のレンズ4,6で構成されているが、レンズは1枚或いは3枚であっても構わない。
台座3は、内面から延びて内部空間を狭めるように形成されたフランジ部3dを有する。このフランジ部3dに穿った孔を通じて、台座3は、円筒部3aの内部空間と矩形部3bの内部空間とが連続している。
レンズ4,6は、外部から入射される入射光を透過してセンサ9の撮像領域(受光エリア)に結像させるための光学素子である。即ち、開口部2bから入射した外光がレンズ4,6によって結像されてセンサ9の撮像領域に入射するように所定の光学系を形成している。所定の光学系は、単一のレンズ又は複数枚のレンズ群で構成される。尚、レンズ4,6は、レンズユニット2を介することなく台座3の円筒部3aに直接固定するようにしても良い。レンズ4,6は、光学的に透明であることが必要なため、例えば、シリコン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスルホン系樹脂等の耐熱光学樹脂材料を使用することが望ましい。
中間環5は、例えば、カーボンブラックを練り込んだ延伸ポリエステル(PET)等の合成樹脂フィルム、又は、黒色塗料を焼き付けたSUS304の薄板で構成される。中間環5は、その厚みによって2つのレンズ4,6の面間距離を一定に保つと共に、中央に穿った孔により通過光量を制限する絞り機能を有している。即ち、中間環5は、光学系の開口径を決定する光学絞り、或いは、ゴースト、フレア等の不要光を遮光する遮光絞りとして使われる。
レンズ押さえ7は、例えば、ポリカーボネート樹脂とガラス繊維とカーボンブラック等の黒色顔料の混合物から構成されている。レンズ押さえ7は、バレル2aの内側面に接触してレンズ6をバレル2a内の所定位置に保持している。
フィルタ8は、フランジ部3dに形成された搭載面11に接着されている。フィルタ8が搭載面11に接着されると、台座3の内部空間が2つに仕切られる。
ガラスカバー10は、出射面(図4における下側面)側に、図示しない配線パターンが予め設けられている。そして、この配線パターンの電極とセンサ9とをつなぐように複数の半田バンプ16が位置している。このように、電極の位置に取り付けられた半田バンプ16により、センサ9は、ガラスカバー10に固定されると共に、ガラスカバー10の電極と電気的に接続されている。
ここで、センサ9とガラスカバー10との離間距離は、半田バンプ16の大きさによって決定される。半田バンプ16の大きさを制御することは容易であることから、センサ9とガラスカバー10との位置決めを正確に行うことが可能である。また、複数の半田バンプ16により位置決めすることから、センサ9とガラスカバー10との離間距離が平均化される。
ガラスカバー10の出射面側の電極の別の位置には、半田バンプ17が配置されている。この半田バンプ17により、ガラスカバー10と基板31(図9参照)の間の電気的な接続が確保される。この半田バンプ17は、ガラスカバー10に固定されているセンサ9と基板31とが互いに離間するためのスペーサとしても用いられている。
接着剤18は、例えば、主成分がアクリル系樹脂又はエポキシ系樹脂の紫外線硬化性や熱硬化性の接着剤が好ましい。熱硬化型接着剤は80〜120℃で硬化する。また、紫外線硬化型接着剤は、3000〜6000mJ/cmの紫外線照射で硬化する。いずれの接着剤も常温で3000〜15000mPa・sの粘度のものが好ましく用いられる。また、撮像領域への浸み出し防止の観点から、より高粘度(例えば30000〜40000mPa・sのものであっても良い。
図5は、図4のP部を下方から見た拡大図であり、図6は、図4のP部の拡大断面図である。
当接部13は、ガラスカバー10の搭載面12の四隅に、矩形部3bの側壁に離間して形成されている。接着剤18が接着部15に配されたとき、当接部13は撮像素子の撮像領域に浸み出さないように接着剤18を堰き止めている。
接着部15は、矩形部3bの隣り合う2つの側壁によって構成される隅に形成される。接着部15は、搭載面12に対して、出射方向に突出して形成されており、その高さは当接部13の高さよりも低い。従って、ガラスカバー10が当接部13に当接されて矩形部3bに収納されたとき、接着部15とガラスカバー10との間に接着剤18が入り込む狭小の空隙が形成される。このように、狭小の空隙が形成され、その部分で接着させるために、僅かな量の接着剤で確実な接着効果が得られる。そして、接着部15は、矩形部3bに収納されたガラスカバー10に接着剤18によって接着される。
図6に示されているように、ガラスカバー10は、当接部13の上端面に当接している。そして、ガラスカバー10は、接着部15と当接部13とが形成する空隙に配された接着剤18によって接着部15に接着されて、台座3に固着されている。
ここで、本実施の形態にかかるカメラモジュール1の組み立て方法を説明する。
図2に示されているように、バレル2aにレンズ4が圧入され、その後に中間環5が収納される。そして、レンズ4との間で中間環5を挟み込むようにレンズ6が圧入され、レンズ押さえ7が入れられる。その後、レンズ押さえ7とバレル2aの内側面とが形成する隙間に接着剤(図示省略)が入れられ接着されて、レンズ4,6は位置決めされる。
レンズユニット2は台座3の円筒部3aに螺合して取り付けられて、カメラモジュール1は組み立てられる。
フィルタ8が、接着剤(図示省略)によりカメラモジュール1に接着される。その後、センサ9が取り付けられたガラスカバー10が、接着剤18によりカメラモジュール1に接着される。ここで、フィルタ8の接着に使用する接着剤は、ガラスカバー10の接着に使用する接着剤18と必ずしも同じ接着剤である必要はない。
続いて、台座3の円筒部3aにねじ込まれているレンズユニット2が結像調整(焦点合わせ)されて、接着剤により接着される。これにより、カメラモジュール1が完成する。
本実施の形態によれば、ガラスカバー10は、搭載面12全体に接触するのではなく、ガラスカバー10の搭載面12の四隅に4個形成された狭面積の当接部13に当接する。よって、ガラスカバー10が当接部13に当接されたとき、ガラスカバー10はレンズ4,6の光軸方向(高さ方向)に対する位置決めやチルト(傾き)管理がされる。台座3の型製作時に狭面積の当接部13の個々の高さ(レンズ4,6の光軸方向の高さ)や4個の高さの差を管理すれば、レンズ4,6の光軸方向の位置決めやチルト管理が容易に行える。
また、本実施の形態によれば、当接部13は、当接部13が有する円弧形状の内側を接着部15に向けて、矩形部3bの内側壁に離間して形成されている。よって、矩形部3bの側壁と当接部13との間の離間領域の端に形成される開口部が狭くなり、矩形部3bの内側壁と当接部13との間に配された接着剤18は、当接部13によって堰き止められ、フィルタ8やセンサ9の撮像領域への浸み出しが防止される。当接部13は台座3の成型時に一体となって形成されるので、追加部品を必要とせず、新たな費用が発生しない。また、台座3が大きくなることもない。
尚、図4に示したカメラモジュール1は、台座3の矩形部3bの下方が開口し、センサ9と半田バンプ17とが露出した状態を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。図4に示したカメラモジュール1の下方に、矩形部3bの下端面に図示しないインターポーザ基板を接着し、半田バンプ17を通じて出力される電気信号をインターポーザ基板の表裏面に形成される配線を通じて出力するようにしてもよい。
(他の実施の形態)
図7は、他の実施の形態にかかる台座21を下方から見た斜視図であり、図8は、図5に対応して堰堤部14の近傍を下方から見た拡大図である。
図7に示されている台座21は、当接部22の近傍に堰堤部14が一体成型により形成されている点で、図3に示されている台座3と相違する。
当接部22は、L字形状又は鉤形状を有しており、折れ曲がった角を接着部15に向けて形成されている。
堰堤部14は、フィルタ8が搭載される搭載面11と当接部22との間に一体成型により形成されている。図8に示されているように、堰堤部14は、当接部22と接着部15との間の空隙に配された接着剤18が搭載面11へ流れ出さないように堰き止める。より詳しく述べれば、堰堤部14はこの当接部22と撮像領域との間に形成されて、当接部22が堰き止め切れなかった接着剤18が撮像領域に浸み出さないように堰き止める。
堰堤部14は、概ね当接部22と同じ高さを有している。そして、ガラスカバー10が当接部22に当接するとき、ガラスカバー10は堰堤部14の上端面にも当接する。よって、接着剤18が堰堤部14の上端面を乗り越えて搭載面11へ流れ出すことはない。尚、堰堤部14は、当接部22に比して若干(例えば、数十μm)低く形成しても良い。堰堤部14の上端面が必ずしもガラスカバー10に当接していなくても、接着剤18の粘性を考慮すれば、接着剤18を充分堰き止めることは可能であり、撮像領域への浸み出しを防ぐことができるからである。
本実施の形態によれば、搭載面12に当接部22と略同じ高さを有する堰堤部14を形成することで、接着剤18が受光領域へ流入するのを更に防止することができる。この堰堤部14は台座21の成型時に一体となって形成されるので、追加部品を必要とせず、新たな費用が発生しない。また、台座21が大きくなることもない。
(撮像装置)
続いて、上記カメラモジュール1を搭載した撮像装置30を説明する。尚、カメラモジュール1は、撮像装置30のほかに、例えば、携帯電話機やパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)に搭載されるカメラ、自動車に搭載されるカメラ又は監視カメラ等にも適用することが可能である。
図9は、撮像装置30の構成を示す外観斜視図である。
図9に示されているように、撮像装置30は、カメラモジュール1と、カメラモジュール1に接続された基板31と、この基板31に搭載された画像処理部32とを備えて構成される。
カメラモジュール1において撮影されて出力された電気信号は、基板31を介して、画像処理部32へと出力される。画像処理部32では、入力された電気信号に基づいて、所定の画像処理を行う。
本実施の形態にかかる撮像装置30には、小型で良好な撮像品質を確保したカメラモジュール1が搭載されているので、撮像装置30は、良好な撮像品質の画像を出力することができる。
本実施の形態にかかるカメラモジュールの外観斜視図である。 図1に示すカメラモジュールの分解斜観図である。 図1に示すカメラモジュールの台座を下方から見た斜視図である。 図3に示すX−X’面におけるカメラモジュールの断面図である。 図4のP部を下方から見た拡大図である。 図4のP部の拡大断面図である。 他の実施の形態にかかるカメラモジュールの台座を下方から見た斜視図である。 他の実施の形態にかかるカメラモジュールの堰堤部の近傍を下方から見た拡大図である。 本実施の形態にかかる撮像装置の構成を示す外観斜視図である。
符号の説明
1…カメラモジュール(カメラモジュール)、2…レンズユニット、3…台座(台座マウント)、3a…円筒部(レンズ保持部)、3b…矩形部(収納部)、4,6…レンズ、8…フィルタ(光学フィルタ)、9…センサ(撮像素子)、10…ガラスカバー(透過部材)、11,12…搭載面、13,22…当接部、14…堰堤部、15…接着部、18…接着剤、30…撮像装置、31…基板、32…画像処理部

Claims (8)

  1. 入射光を集光するレンズと、
    前記レンズにて集光される光を撮像領域にて受けて電気信号に変換して出力する撮像素子と、
    前記撮像素子が取り付けられ、前記レンズが出射する光を透過させる透過部材と、
    前記レンズを直接又は間接に保持するレンズ保持部と、前記撮像素子が取り付けられた前記透過部材を接着剤にて接着して収納する収納部と、当該収納部の側壁に離間して形成され当該透過部材に当接して当該透過部材を前記レンズの光軸方向に位置決めする当接部とを備えた台座マウントと
    を有し、
    前記台座マウントの前記当接部は、硬化前の接着剤が前記撮像素子の前記撮像領域に浸み出さないように当該接着剤を堰き止めることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記撮像素子の前記撮像領域と前記当接部との間に形成される堰堤部を更に有することを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記堰堤部は、前記透過部材に当接することを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記台座マウントの前記収納部の隣り合う2つの前記側壁によって構成される隅に形成され、前記透過部材が前記接着剤により接着される凸状の接着部を更に有することを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  5. 前記当接部に当接されて前記収納部に収納される前記透過部材と当該当接部と前記接着部との間には前記接着剤が入る空隙が形成されることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
  6. レンズを直接又は間接に保持するレンズ保持部と、
    前記レンズによって結像される光を撮像領域にて受けて電気信号に変換する撮像素子が取り付けられた透過部材を接着剤にて接着して収納する収納部と、
    前記透過部材に当接して当該透過部材を前記レンズの光軸方向に位置決めする当接部と、
    前記収納部の隣り合う2つの側壁によって構成される隅に形成され、当該収納部に収納された前記透過部材が前記接着剤により接着される凸状の接着部と
    を有し、
    前記当接部は、前記撮像素子の前記撮像領域と前記接着部との間に、前記収納部の前記側壁に離間して形成されることを特徴とする台座マウント。
  7. 前記収納部の前記側壁と前記当接部との間の離間領域と前記撮像領域との間に形成され、前記接着剤の当該撮像領域への流入を堰き止める堰堤部を更に有することを特徴とする請求項6に記載の台座マウント。
  8. 入射光を集光するレンズと、
    前記レンズにて集光される光を撮像領域にて受けて電気信号に変換して出力する撮像素子と、
    前記撮像素子が取り付けられ、前記レンズが出射する光を透過させる透過部材と、
    前記レンズを直接又は間接に保持するレンズ保持部と、前記撮像素子が取り付けられた前記透過部材を接着剤にて接着して収納する収納部と、当該収納部の側壁に離間して形成され当該透過部材に当接して当該透過部材を前記レンズの光軸方向に位置決めする当接部とを備えた台座マウントと、
    前記撮像素子にて出力される電気信号が入力される基板と、
    前記基板に入力された電気信号に基づいて画像処理をする画像処理部と
    を有し、
    前記台座マウントの前記当接部は、硬化前の接着剤が前記撮像素子の前記撮像領域に浸み出さないように当該接着剤を堰き止めることを特徴とする撮像装置。
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