JP5093324B2 - 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置 - Google Patents

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本発明は、固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置に関する。
従来より、デジタルカメラやカメラ付携帯電話等の撮像装置が種々提案されている。かかる撮像装置には、被写体の画像光を所定の焦点に集光させるレンズユニットや、CCD(Charge Coupled Devices)等の固体撮像素子を有するユニットが搭載されており、現在においては、レンズユニットの光軸に対する固体撮像素子の受光面の垂直度を調整するための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、CCD等を有するユニット(以下「CCDユニット」という)をデジタルカメラ(撮像装置)に実装する際に使用されていた従来の方法について、図13を用いて具体的に説明する。
まず、図13(a)、(b)に示すように、CCDをパッケージ110に収納して受光面を形成し、このパッケージ110の背面(受光面と反対側の面)をプレート120の表面に接着剤で固定する。次いで、プレート120の背面をPCB(Printed Circuit Board)130に取り付け、パッケージ110から延出したリード線111をPCB130の端子131に接続することにより、CCDユニット100を構成する。そして、図13(c)に示すように、このCCDユニット100をデジタルカメラ200の鏡筒210の背面に取り付けて実装を終了する。
特開平5−102448号公報
ところで、近年においては、撮像装置の小型化・薄型化の要請が高まってきているため、この撮像装置に組み込まれる各種ユニットの小型化・薄型化を図る必要がある。しかし、前記した方法で構成される従来のCCDユニット100は、図13に示すようにパッケージ110、プレート120及びPCB130を重ね合わせて一体化させたものであるため、その厚さはこれら各部品の厚さを加算した値となり、厚手になるという問題があった。
また、従来のCCDユニット100を製造する際には、図13(a)に示したプレート120の孔121から接着剤を注入することにより、パッケージ110の背面とプレート120の表面とを接着させていたため、CCDの熱をパッケージ110の背面から放散させることが不可能であった。このため、CCDの温度上昇に起因する種々の弊害(撮像感度の低下やダークノイズの増加等)が生じる場合があった。
一方、CCDユニット100の薄型化を図るために、プレート120を採用せず、パッケージ110を直接PCB130に取り付けてCCDユニットを構成するという考えもある。しかし、従来のCCDユニット100を構成するプレート120は、デジタルカメラ200の鏡筒210の背面板に組み込まれて、背面板(ひいては鏡筒210全体)の剛性を確保するために重要な役割を担うものである。従って、プレート120を採用しない場合には、デジタルカメラ200の鏡筒210の剛性が低下するため、光軸に対するCCD受光面の垂直度の低下及びこれに伴う撮像精度の低下が懸念されることとなる。
本発明の課題は、撮像装置の小型化・薄型化を実現させることができる固体撮像素子ユニット及びその製造方法を提供することである。
また、本発明の課題は、前記した固体撮像素子ユニットを備えた撮像装置を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、固体撮像素子ユニットであって、
光を入射させる受光面部と、この受光面部の反対側に設けられる背面部と、これら受光面部及び背面部の外縁に沿って設けられる側面部と、を有するとともに前記受光面部と前記背面部とが近接した状態で配置され、内部に固体撮像素子が収納される薄板状の筐体と、
前記筐体を扁平な状態で嵌め込むための貫通孔と、この貫通孔の周縁部分の少なくとも一部に、絞り加工により形成された絞り段部を有する板状体と、
前記筐体の前記背面部に取り付けられる基板と、を備え、
前記板状体の前記貫通孔の内壁と前記筐体の前記側面部との間と、前記絞り段部によって形成される間隙に接着剤を注入し硬化させることにより前記筐体が前記板状体に接着固定されてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、筐体を扁平な状態で嵌め込むための貫通孔を板状体に設け、この貫通孔に筐体を扁平な状態で嵌め込んで固定し、筐体の背面部に基板を取り付けてユニットを構成する。従って、筐体と板状体と基板とを重ね合わせて構成される従来のユニットと比較すると、その厚さを格段に低減することができる。また、本発明に係るユニットを撮像装置に組み込むことにより、撮像装置の小型化・薄型化を実現させることができるのに加えて、板状体の貫通孔の内壁と、筐体の側面部との間と、絞り段部によって形成される間隙を形成し、この間隙に接着剤を注入し硬化させて筐体を板状体に接着固定するので、間隙の形状や幅を自在に変更することにより、板状体に対する筐体の位置合わせを自在に行うことができる。従って、筐体に収納された固体撮像素子の光軸合わせ(レンズの光軸と固体撮像素子の中心とを一致させること)や、固体撮像素子の受光面の垂直度調整を高精度で行うことができる。また更に、板状体の貫通孔の周縁部分の少なくとも一部に絞り段部が形成されているので、板状体の曲げ剛性や捩り剛性を高めることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の固体撮像素子ユニットにおいて、
前記絞り段部は、
前記板状体の受光面側から背面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の受光面側に凹部を背面側に凸部を各々有するように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、板状体の絞り段部は、板状体の受光面側から背面側へ向けた絞り加工より、板状体の受光面側に凹部を有し、板状体の背面側に凸部を有するように形成されている。従って、かかる絞り段部により、板状体の貫通孔の内壁の厚さ方向における寸法が増大するため、板状体と筐体との接着面積が増大することとなる。また、板状体の貫通孔の内壁と、筐体の側面部と、の間に形成された間隙に受光面側から接着剤を注入する場合に、絞り段部の凹部に接着剤を溜めて、間隙に充分に接着剤を注入することができる。この結果、板状体と筐体とを確実に接着することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の固体撮像素子ユニットにおいて、
前記絞り段部は、
前記板状体の背面側から受光面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の背面側に凹部を受光面側に凸部を各々有するように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、板状体の絞り段部は、板状体の背面側から受光面側へ向けた絞り加工より、板状体の背面側に凹部を有し、板状体の受光面側に凸部を有するように形成されている。従って、かかる絞り段部により、板状体の貫通孔の内壁の厚さ方向における寸法が増大するため、板状体と筐体との接着面積が増大することとなり、板状体と筐体とを確実に接着することができる。また、板状体の背面側に基板及び固体撮像素子の端子が配置され、この端子と板状体の一部とが接触して「短絡」が発生する場合があるが、本発明に係るユニットの板状体は、絞り段部の凸部が端子と反対側(受光面側)に形成されているので、このような「短絡」の発生を未然に防止することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の固体撮像素子ユニットにおいて、
前記絞り段部は、
前記板状体の背面側に端子が配置される場合に、前記貫通孔の周縁部分の端子近傍部分において、前記板状体の背面側から受光面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の背面側に凹部を受光面側に凸部を各々有するように形成される一方、前記貫通孔の周縁部分の端子近傍部分を除く部分において、前記板状体の受光面側から背面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の受光面側に凹部を背面側に凸部を各々有するように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、板状体の絞り段部は、板状体の背面側に端子が配置される場合に、貫通孔の周縁部分の端子近傍部分において、板状体の背面側から受光面側へ向けた絞り加工より、板状体の背面側に凹部を受光面側に凸部を有するように形成されている。従って、端子と板状体の一部とが接触することに起因する「短絡」の発生を未然に防止することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、板状体の絞り段部は、板状体の背面側に端子が配置される場合に、貫通孔の周縁部分の端子近傍部分を除く部分において、板状体の受光面側から背面側へ向けた絞り加工により、板状体の受光面側に凹部を背面側に凸部を各々有するように形成されている。従って、受光面側から接着剤を注入する場合に、絞り段部の凹部に接着剤を溜めて、板状体と筐体との間に形成される間隙に充分に接着剤を注入することができる。また、絞り段部により、板状体の貫通孔の内壁の厚さ方向における寸法が増大するため、板状体と筐体との接着面積が増大することとなるので、板状体と筐体とを確実に接着することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1からの何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットにおいて、
前記基板は、
前記固体撮像素子が近接する部分に放熱孔を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、基板は、固体撮像素子が近接する部分に放熱孔を有するので、固体撮像素子から放出される熱をこの放熱孔から外部に逃がすことができる。従って、固体撮像素子を効果的に冷却することができるので、固体撮像素子の温度上昇に起因する種々の弊害(撮像感度の低下やダークノイズの増加等)の発生を抑制ないし阻止することができる。
請求項に記載の発明は、撮像装置であって、
請求項1からの何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットを備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、薄型化が可能な請求項1からの何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットを備えるので、撮像装置の小型化・薄型化を実現させることができる。また、前記した固体撮像素子ユニットは板状体を有しているため、この板状体を撮像装置の鏡筒の背面板に組み込むことにより、鏡筒の剛性の低下を阻止することができる。この結果、光軸に対する固体撮像素子受光面の垂直度の低下やこれに伴う撮像精度の低下を抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1からの何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットを製造する方法であって、
前記筐体の前記背面部に前記基板を取り付ける基板取付工程と、
前記板状体の前記貫通孔に前記筐体を嵌め込む筐体嵌込工程と、
前記板状体の前記貫通孔の内壁と前記筐体の側面部との間と、前記絞り段部によって形成される間隙に、受光面側から接着剤を注入して硬化させることにより、前記筐体を前記板状体に接着固定する接着剤注入硬化工程と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、固体撮像素子が収納された筐体の背面部に基板を取り付け、板状体の貫通孔の内壁と筐体の側面部との間と、板状体の絞り段部によって形成される間隙に、「受光面側」から接着剤を注入して硬化させることにより、筐体を板状体に接着固定する。従って、筐体の背面部側に存在する基板の端子(及び固体撮像素子の端子)の個数や位置に関係なく、接着固定作業を行うことができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の固体撮像素子ユニットの製造方法において、
前記板状体の貫通孔の内壁と筐体の側面部との間の間隙が前記筐体を挟んで相対する位置に同一幅で形成されている場合に、
前記接着剤注入硬化工程で前記接着剤を前記板状体の前記貫通孔の内壁と前記筐体の側面部との間と、前記絞り段部によって形成される間隙に同時に同量注入することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、板状体の貫通孔の内壁と筐体の側面部との間に形成される間隙が、筐体を挟んで相対する位置に同一幅で形成されている場合において、接着剤を板状体の貫通孔の内壁と筐体の側面部との間と、絞り段部によって形成される間隙に「同時」に「同量」注入するので、接着剤注入時における筐体の移動を抑制して、接着剤硬化後における筐体の位置のずれを阻止することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の固体撮像素子ユニットの製造方法において、
前記接着剤が紫外線硬化型接着剤である場合に、
前記接着剤注入硬化工程で前記間隙に注入した前記接着剤に紫外線を同時に同量照射することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、接着剤として紫外線硬化型接着剤を採用する場合において、筐体を挟んで相対する位置に同一幅で形成された間隙に同時に同量注入した接着剤に、紫外線を「同時」に「同量」照射するので、これら接着剤を同時に硬化させることができる。この結果、接着剤の硬化収縮の影響を抑制して、接着剤硬化後における筐体の位置のずれを阻止することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項からの何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットの製造方法において、
前記基板取付工程の後に前記接着剤注入硬化工程を実施することを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、筐体の背面部に基板を取り付ける「基板取付工程」の後に、板状体の貫通孔の内壁と筐体の側面部との間に形成される間隙に接着剤を注入する「接着剤注入硬化工程」を実施する。従って、筐体と基板との間(紫外線照射が不可能な部分)に接着剤が流入するのを阻止することができるので、紫外線硬化型接着剤を採用した場合においても確実に接着剤を硬化させることができる。
本発明によれば、固体撮像素子が収納された筐体を、板状体に設けられた貫通孔又は切欠部に扁平な状態で嵌め込んで固定し、これら筐体及び板状体の背面部に基板を取り付けて固体撮像素子ユニットを構成するので、ユニットの厚さを格段に低減することができる。従って、かかる固体撮像素子ユニットを撮像装置に組み込んで撮像装置の小型化・薄型化を実現させることができる。
(a)は本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの正面側の斜視図であり、(b)は本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの背面側の斜視図である。 本実施の形態に係るCCDユニットが図1に示したデジタルカメラの鏡筒の背面に取り付けられた状態を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るCCDユニットを構成するプレートの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るCCDユニットを受光面側から見た場合の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るCCDユニットが取り付けられる鏡筒の背面板の斜視図である。 図5に示した背面板に本発明の第1の実施の形態に係るCCDユニットを取り付けた状態を背面側から場合の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るCCDユニットを背面側から見た場合の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るCCDユニットを構成するプレートの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るCCDユニットを受光面側から見た場合の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るCCDユニットを構成するプレートの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るCCDユニットを構成するプレートの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るCCDユニットを受光面側から見た場合の斜視図である。 (a)は従来のCCDユニットを構成する部品(パッケージ、プレート及びPCB)を説明するための説明図であり、(b)は(a)に示したパッケージをプレートに接着固定した状態を示す説明図であり、(c)は従来のCCDユニットをデジタルカメラの鏡筒の背面部に取り付けた状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図を用いて詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態においては、本発明に係る撮像装置の例として「デジタルカメラ」を挙げるとともに、本発明に係る固体撮像素子ユニットの例として「CCDユニット」を挙げて説明することとする。
[第1の実施の形態]
まず、図1、図2及び図5を用いて、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラ1の構成の概要を説明する。本実施の形態に係るデジタルカメラ1は、図1に示すように、矩形板状のボディ2を備えるとともに、ボディ2の前面にレンズ3やストロボ発光部4等を設け、ボディ2の上面にシャッタキー5等を設け、ボディ2の背面に各種キー6、光学ファインダ7、表示部8、カバー9等を設けたものである。
デジタルカメラ1のボディ2の背面に設けられたカバー9を外すと、図2に示すようにレンズ鏡筒9aが露出し、このレンズ鏡筒9aの背面板9bに、本発明の第1の実施の形態に係るCCDユニット10が固定される。背面板9bの中央部には、図5に示すように、孔部9cと第1凹部9dと第2凹部9eとが設けられており、第1凹部9dにCCDユニット10のパッケージ11(後述)を嵌め込み、第2凹部9eにCCDユニット10のプレート12(後述)を嵌め込んでネジ止めすることにより、CCDユニット10をレンズ鏡筒9aに固定している。
次に、図2〜図7を用いて、本実施の形態に係るデジタルカメラ1に搭載されるCCDユニット10の構成について説明する。
本実施の形態に係るCCDユニット10は、図2に示すように、CCDが収納された矩形薄板状のパッケージ11と、パッケージ11を扁平な状態で嵌め込むための貫通孔12aが設けられたプレート12と、パッケージ11の背面に取り付けられCCDに電気的に接続されるPCB13と、を備えて構成されている。CCDユニット10は本発明における固体撮像素子ユニットであり、レンズ3を介して合焦された光信号を電気信号に変換して種々の処理を行うものである。
パッケージ11は本発明における筐体であり、その内部にCCDを収納する。パッケージ11は、図2、図4及び図6に示すように、光が入射する受光面部11aと、受光面部11aの反対側に設けられる背面部11bと、これら受光面部11a及び背面部11bの外縁に沿って設けられる側面部11cと、を有している。背面部11bと側面部11cとは連接されてCCDを収納する容器を構成し、この容器の開口部に受光面部11aが取り付けられて矩形薄板状の筐体を構成するようになっている。背面部11bの上下2辺とこれに連接される上下の側面部11cには、図6に示すように、CCDとPCB13とを電気的に接続するための端子パッド11dが設けられている。なお、本実施の形態においては、背面部11b及び側面部11cをセラミックで構成し、受光面部11aを透光性を有する材料(ガラス等)で構成している。
プレート12は本発明における板状体であり、CCDユニット10の一部を構成するとともに、デジタルカメラ1のレンズ鏡筒9aの背面板9b(図5参照)の中央部に嵌め込まれて、レンズ鏡筒9aの剛性を確保するという機能を果たす。プレート12には、図3に示すように、パッケージ11を扁平な状態で嵌め込むための矩形状の貫通孔12aが設けられている。貫通孔12aの面積は、パッケージ11の側面部11cで囲われた領域の面積より若干大きく設定され、プレート12の貫通孔12aにパッケージ11を嵌め込んだときに、図4に示すように貫通孔12aの内壁とパッケージ11の側面部11cとの間に間隙dが形成されるようになっている。間隙dに紫外線硬化型接着剤14(後述)を注入して硬化させることにより、パッケージ11をプレート12に接着固定することができる。間隙dの幅は、パッケージ11の重量や後述する接着剤の種類等に応じて適宜設定することができる。
また、プレート12の貫通孔12aの矩形状周縁部分には、図3に示すように、絞り加工により形成された絞り段部12bが形成されている。絞り段部12bは、図4及び図6に示すように、プレート12の受光面側から背面側へ向けた絞り加工により、プレート12の受光面側に凹部を、プレート12の背面側に凸部を、各々有するように形成されている。このような絞り段部12bにより、プレート12の曲げ剛性や捩り剛性が向上することとなる。なお、本実施の形態においては、ステンレスティール等の金属で構成した略円形状のプレート12を採用しており、レンズ鏡筒9aに嵌め込む際の位置合わせのためにプレート12の縁部を部分的に切り欠いている。また、プレート12の厚さは、パッケージ11の厚さよりも薄く設定している。
PCB13は本発明における基板であり、デジタルカメラ1に搭載された各種電子機器を制御するための制御回路等が実装されている。PCB13の中央部(パッケージ11に収納されたCCDに近接する部分)には、図7に示すように、CCDから放出される熱を背面側から外部に逃がすための放熱孔13aが設けられている。かかる放熱孔13aによりCCDを効果的に冷却することができるので、CCDの温度上昇に起因する種々の弊害の発生を抑制ないし阻止することができる。
続いて、本実施の形態に形態に係るCCDユニット10の製造方法について説明する。
まず、パッケージ11の背面部11bをPCB13に半田付けするとともに、パッケージ11の背面部11bに設けられた端子パッド11dをPCB13の端子に接続して、CCDとPCB13とを電気的に接続する(基板取付工程)。次いで、プレート12の貫通孔12aにパッケージ11を扁平にした状態で嵌め込み、プレート12の貫通孔12aの内壁とパッケージ11の側面部11cとの間に間隙dを形成する(筐体嵌込工程)。なお、筐体嵌込工程においては、パッケージ11(及びPCB13)とプレート12との相対的な位置関係を最適な状態に設定することとし、レンズ3に対するCCDの光軸合わせを行う。そして、パッケージ11の左右に同一幅の間隙dを形成する。
次いで、筐体嵌込工程によって形成された左右の間隙dに、受光面側から紫外線硬化型接着剤14を注入して硬化させることにより、パッケージ11をプレート12に接着固定する(接着剤注入硬化工程)。接着剤注入硬化工程においては、パッケージ11の左右に同一幅で形成された間隙dに、紫外線硬化型接着剤14を同時に同量注入するとともに、注入した紫外線硬化型接着剤14に紫外線を同時に同量照射して硬化させるようにする。以上の工程群を経てCCDユニット10が製造されることとなる。
これらの工程群を経て製造されたCCDユニット10は、図5に示した背面板9bに嵌め込まれて固定される。この際、図6に示すように、背面板9bの第1凹部9dにCCDユニット10のパッケージ11を嵌め込んでCCDの受光面を背面板9bの孔部9cから露出させるとともに、背面板9bの第2凹部9eにCCDユニット10のプレート12を嵌め込む。そして、図示されていないネジを用いてプレート12を背面板9bに固定するようにする。
以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10は、パッケージ11を扁平な状態で嵌め込むための貫通孔12aをプレート12に設け、この貫通孔12aにパッケージ11を扁平な状態で嵌め込んで固定し、パッケージ11の背面部11bにPCB13を取り付けて構成したものである。従って、パッケージ110とプレート120とPCB130とを重ね合わせて構成した従来のユニット100(図13参照)と比較すると、その厚さを格段に低減することができる。従って、本実施の形態に係るCCDユニット10を用いることにより、デジタルカメラ1の小型化・薄型化を実現させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10においては、プレート12の貫通孔12aの内壁と、パッケージ11の側面部11cと、の間に間隙dを形成し、この間隙dに紫外線硬化型接着剤14を注入し硬化させてパッケージ11をプレート12に接着固定するので、間隙dの形状や幅を自在に変更することにより、プレート12に対するパッケージ11の位置合わせを自在に行うことができる。従って、パッケージ11に収納されたCCDの光軸合わせ(レンズ3の光軸とCCDの中心とを一致させること)や、CCDの受光面の垂直度調整を高精度で行うことができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10においては、プレート12の貫通孔12aの矩形状周縁部分に絞り段部12bが形成されているので、プレート12の曲げ剛性や捩り剛性を高めることができる。従って、プレート12の薄型化が可能となるため、ユニットのさらなる薄型化を実現させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10においては、プレート12の絞り段部12bが、プレート12の受光面側から背面側へ向けた絞り加工より、プレート12の受光面側に凹部を有し、プレート12の背面側に凸部を有するように形成されている。従って、かかる絞り段部12bにより、プレート12の貫通孔12aの内壁の厚さ方向における寸法が増大するため、プレート12とパッケージ11との接着面積が増大することとなる。また、プレート12の貫通孔12aの内壁と、パッケージ11の側面部と、の間に形成された間隙dに受光面側から紫外線硬化型接着剤14を注入する際に、絞り段部12bの凹部に紫外線硬化型接着剤14を溜めて、間隙dに充分に紫外線硬化型接着剤14を注入することができる。この結果、プレート12とパッケージ11とを確実に接着することができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10においては、PCB13のCCDが近接する部分に放熱孔13aが設けられているので、CCDから放出される熱をこの放熱孔13aから外部に逃がすことができる。従って、CCDを効果的に冷却することができるので、CCDの温度上昇に起因する種々の弊害(撮像感度の低下やダークノイズの増加等)の発生を抑制ないし阻止することができる。
また、以上説明した実施の形態に係るデジタルカメラ1は、薄型化を達成したCCDユニット10を備えるので、小型化・薄型化が可能となる。また、CCDユニット10を構成するプレート12を、デジタルカメラ1のレンズ鏡筒9aの背面板9bに組み込むことにより、レンズ鏡筒9aの剛性の低下を阻止することができる。この結果、光軸に対するCCD受光面の垂直度の低下やこれに伴う撮像精度の低下を抑制することができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10の製造方法においては、プレート12の貫通孔12aにパッケージ11を嵌め込み、プレート12の貫通孔12aの内壁とパッケージ11の側面部11cとの間に形成される間隙dに、「受光面側」から紫外線硬化型接着剤14を注入して硬化させることにより、パッケージ11をプレート12に接着固定する。従って、プレート12の背面部側に存在する端子パッド11dやPCB13の端子の個数・位置に関係なく、接着固定作業を行うことができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10の製造方法においては、プレート12の貫通孔12aの内壁とパッケージ11の側面部11cとの間に形成される間隙dが、パッケージ11の左右に同一幅で形成され、これら間隙dに紫外線硬化型接着剤14を同時に同量注入するので、接着剤注入時におけるパッケージ11の移動を抑制して、接着剤硬化後におけるパッケージ11の位置のずれを阻止することができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10の製造方法においては、パッケージ11の左右の間隙dに注入した紫外線硬化型接着剤14に、紫外線を同時に同量照射するので、注入した接着剤を同時に硬化させることができる。この結果、接着剤の硬化収縮の影響を抑制して、接着剤硬化後におけるパッケージ11の位置のずれを阻止することができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10の製造方法においては、パッケージ11の背面部11bにPCB13を取り付けた後に、プレート12の貫通孔12aの内壁とパッケージ11の側面部11cとの間に形成される間隙dに紫外線硬化型接着剤14を注入するので、パッケージ11とPCB13との間(紫外線照射が不可能な部分)に紫外線硬化型接着剤14が流入するのを阻止することができる。従って、確実に紫外線硬化型接着剤14を硬化させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、図8及び図9を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態に係るCCDユニット10のプレート12の構成を一部変更したものであり、その他の構成については第1の実施の形態と実質的に同一である。このため、変更した構成についてのみ説明することとし、重複する構成については説明を省略する。また、第1の実施の形態と実質的に同一の構成を説明で用いる場合には、第1の実施の形態と同一の符号を付すこととする。
本実施の形態に係るCCDユニットのプレート12Aには、図8に示すように、パッケージ11を扁平な状態で嵌め込むための矩形状の貫通孔12Aaが設けられている。そして、この貫通孔12Aaの矩形状周縁部分には、図8に示すように、絞り加工により形成された絞り段部12Abが形成されている。絞り段部12Abは、図8及び図9に示すように、プレート12Aの背面側から受光面側へ向けた絞り加工により、プレート12Aの背面側に凹部を、プレート12の受光面側に凸部を、各々有するように形成されている。
以上説明した実施の形態に係るCCDユニットにおいては、プレート12Aの絞り段部12Abが、プレート12Aの背面側から受光面側へ向けた絞り加工より、プレート12Aの背面側に凹部を有し、プレート12Aの受光面側に凸部を有するように形成されている。従って、かかる絞り段部12Abにより、プレート12Aの貫通孔12Aaの内壁の厚さ方向における寸法が増大するため、プレート12Aとパッケージ11との接着面積が増大することとなり、プレート12Aとパッケージ11とを確実に接着することができる。また、プレート12Aの背面側にパッケージ11の端子パッドやPCBの端子が配置され、これら端子とプレート12Aの一部とが接触して「短絡」が発生する場合があるが、本実施の形態に係るCCDユニットのプレート12Aは、絞り段部12Abの凸部が端子と反対側(受光面側)に形成されているので、このような「短絡」の発生を未然に防止することができる。
[第3の実施の形態]
次に、図10を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態に係るCCDユニット10のプレート12の構成を一部変更したものであり、その他の構成については第1の実施の形態と実質的に同一である。このため、変更した構成についてのみ説明することとし、重複する構成については説明を省略する。
本実施の形態に係るCCDユニットのプレート12Bには、図10に示すように、パッケージを扁平な状態で嵌め込むための矩形状の貫通孔12Baが設けられている。貫通孔12Baの上下周縁部分近傍の背面側には、パッケージの端子パッドやPCBの端子が配置される。このため、本実施の形態においては、貫通孔12Baの上下周縁部分に、図10に示すように、プレート12Bの背面側から受光面側へ向けた絞り加工により、プレート12Bの背面側に凹部を受光面側に凸部を各々有するように形成した絞り段部12Bbを設けている。一方、プレート12Bの貫通孔12Baの左右周縁部分近傍の背面側には、端子が配置されておらず、この左右周縁部分近傍の間隙に紫外線硬化型接着剤が注入される。このため、本実施の形態においては、貫通孔12Baの左右周縁部分に、図10に示すように、プレート12Bの受光面側から背面側へ向けた絞り加工により、プレート12Bの受光面側に凹部を背面側に凸部を各々有するように形成した絞り段部12Bcを設けている。
以上説明した実施の形態に係るCCDユニットにおいては、パッケージの端子パッドやPCBの端子の近傍に配置されるプレート12Bの貫通孔12Baの上下周縁部分に、絞り段部12Bbを設け、この絞り段部12Bbは、背面側から受光面側へ向けた絞り加工により背面側に凹部を受光面側に凸部を有するように形成されている。従って、端子とプレート12Bの一部とが接触することに起因する「短絡」の発生を未然に防止することができる。
また、以上説明した実施の形態に係るCCDユニットにおいては、端子近傍部分を除くプレート12Bの左右周縁部分に、絞り段部12Bcを設け、この絞り段部12Bcは、受光面側から背面側へ向けた絞り加工により受光面側に凹部を背面側に凸部を各々有するように形成されている。従って、受光面側から接着剤を注入する際に、絞り段部12Bcの凹部に接着剤を溜めて、プレート12Bとパッケージとの間に形成される間隙に充分に接着剤を注入することができる。また、絞り段部12Bcにより、プレート12Bの貫通孔12Baの内壁の厚さ方向における寸法が増大するため、プレート12Bとパッケージとの接着面積が増大することとなる。この結果、プレート12Bとパッケージとを確実に接着することができる。
[第4の実施の形態]
次に、図11及び図12を用いて、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態に係るCCDユニット10のプレート12の構成を変更したものであり、その他の構成については第1の実施の形態と実質的に同一である。このため、変更した構成についてのみ説明することとし、重複する構成については説明を省略する。また、第1の実施の形態と実質的に同一の構成を説明で用いる場合には、第1の実施の形態と同一の符号を付すこととする。
本実施の形態に係るCCDユニット10Cのプレート12Cは、図11及び図12に示すように、パッケージ11の形状に近い略矩形状を呈するものであり、ダイキャスト法を採用して製作されている。プレート12Cの面積は、第1〜第3の実施の形態で説明したプレート(12、12A、12B)の面積よりも小さくされているため、CCDユニット10Cの一層の小型化が可能となる。また、プレート12Cには、図11及び図12に示すように、パッケージ11を扁平な状態で嵌め込むための矩形状の貫通孔12Caが設けられており、この貫通孔12Caの矩形状周縁部分には段部12Cbが形成されている。また、本実施の形態においては、プレート12Cの厚さを、第1〜第3の実施の形態で説明したプレートの厚さよりも厚くし、パッケージ11の厚さと同等にすることにより、剛性を確保すると同時に薄型化を達成している。
以上説明した実施の形態に係るCCDユニット10Cにおいては、プレート12Cの貫通孔12Caの矩形状周縁部分に段部12Cbが設けられているので、プレート12Cの曲げ剛性や捩り剛性を高めることができる。また、ダイキャスト法を採用することにより、予め段部12Cbが設けられているプレート12Cを成形することができる。
なお、以上の各実施の形態においては、CCDユニットを構成するパッケージとして、背面部に端子パッドを設けたもの(リード線を外部に延出させないもの)を採用した例を示したが、図13に示すようにリード線111を外部に延出させる従来のパッケージ110を採用した場合においても、本発明を適用することができる。
また、以上の各実施の形態においては、CCDユニットを構成するパッケージの平面形状として「矩形状」を採用するとともに、プレートに設ける貫通孔の形状として「矩形状」を採用した例を示したが、パッケージの平面形状や貫通孔の形状はこれに限定されるものではなく、例えば円形状や多角形状を採用することもできる。
また、以上の各実施の形態においては、CCDユニットを構成するプレートに「貫通孔」を設け、この「貫通孔」にパッケージを扁平な状態で嵌め込んで接着固定した例を示したが、このような「貫通孔」に代えてプレートに「切欠部」を設け、この「切欠部」にパッケージを扁平な状態で嵌め込んで接着固定してもよい。このような「切欠部」を採用した場合においても、「貫通孔」を採用した場合と同様にCCDユニットの薄型化を達成することができる。
また、以上の各実施の形態においては、パッケージの左右に同一幅の間隙を形成し、これら左右の間隙に接着剤を注入した例について説明したが、パッケージを挟んで上下に同一幅の間隙を形成し、これら上下の間隙に接着剤を注入して硬化させることもできる。この際には、上下の間隙に紫外線硬化型接着剤を同時に同量注入し、注入後の接着剤に紫外線を同時に同量照射して硬化させるようにする。また、パッケージの上下左右に間隙を設け、これら上下左右の間隙全てに接着剤を注入して硬化させることにより、パッケージをプレートに対してより強固に固定することができる。
また、以上の各実施の形態においては、本発明を「デジタル(スティル)カメラ」に適用した例を示したが、カメラ付携帯電話やデジタルビデオカメラ等の他の撮像装置に本発明を適用することもできる。また、以上の実施の形態においては、CCD等を備えた「CCDユニット」に本発明を適用した例を示したが、他の固体撮像素子(例えばCMOS)から構成される固体撮像素子ユニットに本発明を適用することもできる。
1 デジタルカメラ(撮像装置)
10 CCDユニット(固体撮像素子ユニット)
10C CCDユニット(固体撮像素子ユニット)
11 パッケージ(筐体)
11a 受光面部
11b 背面部
11c 側面部
11d 端子パッド
12 プレート(板状体)
12a 貫通孔
12b 絞り段部
12A プレート(板状体)
12Aa 貫通孔
12Ab 絞り段部
12B プレート(板状体)
12Ba 貫通孔
12Bb 絞り段部
12Bc 絞り段部
12C プレート(板状体)
12Ca 貫通孔
12Cb 段部
13 PCB(基板)
13a 放熱孔
14 紫外線硬化型接着剤
d 間隙

Claims (10)

  1. 光を入射させる受光面部と、この受光面部の反対側に設けられる背面部と、これら受光面部及び背面部の外縁に沿って設けられる側面部と、を有するとともに前記受光面部と前記背面部とが近接した状態で配置され、内部に固体撮像素子が収納される薄板状の筐体と、
    前記筐体を扁平な状態で嵌め込むための貫通孔と、この貫通孔の周縁部分の少なくとも一部に、絞り加工により形成された絞り段部を有する板状体と、
    前記筐体の前記背面部に取り付けられる基板と、を備え、
    前記板状体の前記貫通孔の内壁と前記筐体の前記側面部との間と、前記絞り段部によって形成される間隙に接着剤を注入し硬化させることにより前記筐体が前記板状体に接着固定されてなることを特徴とする固体撮像素子ユニット。
  2. 前記絞り段部は、
    前記板状体の受光面側から背面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の受光面側に凹部を背面側に凸部を各々有するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子ユニット。
  3. 前記絞り段部は、
    前記板状体の背面側から受光面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の背面側に凹部を受光面側に凸部を各々有するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子ユニット。
  4. 前記絞り段部は、
    前記板状体の背面側に端子が配置される場合に、前記貫通孔の周縁部分の端子近傍部分において、前記板状体の背面側から受光面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の背面側に凹部を受光面側に凸部を各々有するように形成される一方、前記貫通孔の周縁部分の端子近傍部分を除く部分において、前記板状体の受光面側から背面側へ向けた絞り加工により、前記板状体の受光面側に凹部を背面側に凸部を各々有するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子ユニット。
  5. 前記基板は、
    前記固体撮像素子が近接する部分に放熱孔を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の固体撮像素子ユニット。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットを備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットを製造する方法であって、
    前記筐体の前記背面部に前記基板を取り付ける基板取付工程と、
    前記板状体の前記貫通孔に前記筐体を嵌め込む筐体嵌込工程と、
    前記板状体の前記貫通孔の内壁と前記筐体の側面部との間と、前記絞り段部によって形成される間隙に、受光面側から接着剤を注入して硬化させることにより、前記筐体を前記板状体に接着固定する接着剤注入硬化工程と、
    を備えることを特徴とする固体撮像素子ユニットの製造方法。
  8. 前記板状体の前記貫通孔の内壁と前記筐体の側面部との間の間隙が前記筐体を挟んで相対する位置に同一幅で形成されている場合に、
    前記接着剤注入硬化工程で前記接着剤を前記板状体の前記貫通孔の内壁と前記筐体の側面部との間と、前記絞り段部によって形成される間隙に同時に同量注入することを特徴とする請求項7に記載の固体撮像素子ユニットの製造方法。
  9. 前記接着剤が紫外線硬化型接着剤である場合に、
    前記接着剤注入硬化工程で前記間隙に注入した前記接着剤に紫外線を同時に同量照射することを特徴とする請求項8に記載の固体撮像素子ユニットの製造方法。
  10. 前記基板取付工程の後に前記接着剤注入硬化工程を実施することを特徴とする請求項7から9の何れか一項に記載の固体撮像素子ユニットの製造方法。
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