JP2002340938A - 波形表示方法および波形表示装置 - Google Patents

波形表示方法および波形表示装置

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JP2002340938A
JP2002340938A JP2001150323A JP2001150323A JP2002340938A JP 2002340938 A JP2002340938 A JP 2002340938A JP 2001150323 A JP2001150323 A JP 2001150323A JP 2001150323 A JP2001150323 A JP 2001150323A JP 2002340938 A JP2002340938 A JP 2002340938A
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English (en)
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Eiji Kimura
英二 木村
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Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波形表示のスループットを低下させずに、波
形情報の欠落を最小限に留め、常に有効な波形の圧縮表
示を行える波形表示方法を提供する。 【解決手段】 デジタル波形データについて、予め定め
られた所定の変動範囲内のサンプル値が続く時間長TL
を逐次計測する。計測されたデジタル波形データについ
ての時間長TLに基づいて、デジタル波形データの圧縮
率を、波形情報の欠落を最小限に留めることができるよ
うな値に制限する。制限された圧縮率でデジタル波形デ
ータを圧縮して表示画面に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばデジタル
オシロスコープ等の波形表示装置およびこの波形表示装
置における波形表示方法に関し、特に、大量の時系列デ
ータを圧縮して表示する場合の発明に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルオシロスコープでは、入力され
たアナログ信号を所定のサンプリング速度(サンプリン
グ周波数)でデジタルデータに変換(A/D変換)し、
その変換したデジタルデータを波形データとして、所定
のメモリ容量の内部波形メモリに記憶する。そして、そ
の波形メモリに記憶したデジタルデータを読み出して、
陰極線管や液晶ディスプレイなどのラスタ走査型の表示
素子の画面に、通常、その水平方向を時間軸方向とし、
垂直方向を波形レベル方向として、波形表示をする。
【0003】デジタルオシロスコープに使用されるA/
D変換器には、入力信号波形をより正確に表現するため
に、より高速のサンプリング速度が望まれる。しかし、
サンプリング速度を高速にすると、表示画面の時間レン
ジを大きくするに従い、時系列データを捕獲する大容量
のメモリが必要になる。そして、メモリが大容量になる
ことにより波形表示のスループットが低下する。
【0004】また、デジタルオシロスコープで通常用い
られているラスタ走査型の表示装置では、表示画面の時
間軸方向の表示分解能は有限であるため、メモリに格納
されたデジタル波形データのすべてを忠実に波形表示す
ることはできない。
【0005】波形表示のスループットの低下を防止する
ため、通常、何らかの方法で、大量の時系列データを圧
縮して波形を表示することが行われている。
【0006】その一つの方法として、デジタルオシロス
コープのドット表示では、例えば時系列データのデシメ
ーショシにより、波形データを間引くことが行われる。
また、他の一つの方法として、デジタルオシロスコープ
のベクタ表示がある。ベクタ表示は、時系列データを複
数の時間区分区間に分割し、その各時間区分区間の波形
データの最大値と最小値を結合して表現するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
圧縮波形表示方法のうち、波形データを間引く方法は、
A/D変換器のサンプリング速度が低下することと同じ
であり、短いパルスの欠落やエリアジングの問題を引き
起こす可能性があるという問題がある。
【0008】また、ベクタ表示によれば、大量のデータ
を圧縮して表示できる利点があるものの、設定された時
間区分区間内の波形データの最大値と最小値しか表示情
報に反映されないので、波形に関する多くの情報が失わ
れてしまうという欠点がある。
【0009】一般のデジタルオシロスコープでは、観測
者が注目する波形部分を拡大して、詳細に表示する機能
を備えているので、上述のような圧縮波形表示方法の問
題点は、この波形の一部拡大機能を用いることにより軽
減できる可能性がある。
【0010】しかし、上述の従来の圧縮波形表示方法で
は、大本の波形情報に無関係に圧縮率が設定されるた
め、最初に、重要な波形情報が失われた圧縮波形で観測
していた場合、重要な部分を見逃す恐れがある。
【0011】オシロスコープで代表される波形表示装置
では、観測者が、入力波形の特徴を明瞭、かつ、即座に
認識できることが、最も重要である。
【0012】多くの観測者は、入力信号の周波数や振
幅、または、グリッチの有無といった入力波形の時間的
変化を注目する。したがって、入力信号が、時間的な変
化が緩やかな信号である場合は、時系列データを高圧縮
して表示しても差し支えないが、逆に、入力信号が、変
化が激しい信号である場合は、できるだけ波形情報の欠
落のない詳細な波形の表示が求められる。
【0013】この発明は、以上の点にかんがみ、波形表
示のスループットを低下させずに、波形情報の欠落を最
小限に留め、常に有効な波形の圧縮表示を行える波形表
示装置および波形表示方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明においては、デジタル波形データに
ついて、所定の変動範囲内のサンプル値が続く時間長を
逐次計測する計測ステップと、前記計測ステップで計測
された前記デジタル波形データについて前記逐次計測さ
れた前記時間長に基づいて、前記デジタル波形データの
圧縮率を制御する圧縮率制御ステップと、前記制御され
た圧縮率で前記デジタル波形データを圧縮して表示画面
に表示する表示ステップとを備えることを特徴とする波
形表示方法を提供する。
【0015】また、請求項2の発明においては、デジタ
ル波形データについて、所定の変動範囲内のサンプル値
が続く時間長を逐次計測する計測ステップと、前記計測
ステップで逐次計測された前記時間長の時間区間の各々
に一つの表示値を割り付けると共に、前記時間長の時間
区間の各々に割り付けられた表示値の表示画面における
表示属性を前記変換ステップで求められた表示属性とし
て、圧縮表示波形を前記表示画面に表示するステップと
を備えることを特徴とする波形表示方法を提供する。
【0016】また、請求項4の発明においては、デジタ
ル波形データについて、所定の変動範囲内のサンプル値
が続く時間長を逐次計測する計測ステップと、前記計測
ステップで逐次計測された前記時間長の時間区間の各々
に一つの表示値を割り付けると共に、前記計測ステップ
で計測された前記時間長の各々の値を時間方向の値に反
映させて、圧縮表示波形を前記表示画面に表示するステ
ップとを備えることを特徴とする波形表示方法を提供す
る。
【0017】また、請求項5の発明においては、デジタ
ル波形データを、予め定めた長さの時間区間毎に区切
り、各時間区間内のサンプル値の最大値と最小値とを検
出するピーク値検出ステップと、前記時間区間内のデジ
タル波形データについて、所定の変動範囲内のサンプル
値が続く時間長を逐次計測する計測ステップと、前記ピ
ーク値検出ステップで検出された前記最大値および前記
最小値と、前記最大値と前記最小値との間の中間値を、
前記時間区間毎に割り当てられた時間方向の一つの表示
ポイントにおいて表示することにより、前記デジタル波
形データを圧縮して表示すると共に、前記最大値と最小
値との間の中間値の前記表示画面における表示属性を、
前記計測ステップで計測された前記時間長に応じて制御
するステップとを備えることを特徴とする波形表示方法
を提供する。
【0018】
【作用】上述の構成の請求項1の発明によれば、計測ス
テップで所定の変動範囲内のサンプル値が続く時間長が
計測され、圧縮率制御ステップで、その計測結果の時間
長が参酌されてデジタル波形データについての圧縮率が
制御されて、表示ステップで圧縮表示波形が表示画面に
表示される。
【0019】計測ステップで計測される所定の変動範囲
内のサンプル値が続く時間長は、波形データの変化が緩
やかであるときは長く、激しいときには短くなるもので
ある。したがって、この時間長を参酌して圧縮率を制御
するようにすることにより、請求項1の発明によれば、
適切な圧縮率でデジタル波形データによる圧縮波形表示
を行えるようになる。
【0020】また、請求項2の発明においては、所定の
変動範囲内のサンプル値が続く時間長の時間区間の各々
に一つの表示値、例えばその時間区間の先頭の表示値が
割り付けられて圧縮波形表示が行われるが、その圧縮波
形表示において、時間区間の各々に割り付けられた表示
値の表示画面における表示属性、例えば輝度や表示色
は、各時間区間の時間長の各々の値に応じて制御され
る。
【0021】したがって、請求項2の発明によれば、波
形の頻度分布や信号の急激な変化を含む波形の特徴を観
測者が容易に認識することができるようになる。
【0022】また、請求項4の発明においては、所定の
変動範囲内のサンプル値が続く時間長の時間区間の各々
に一つの表示値、例えばその時間区間の先頭の表示値が
割り付けられて圧縮波形表示が行われるが、その圧縮波
形表示において、計測ステップで計測された時間長の各
々の値が時間方向の値に反映される。
【0023】したがって、請求項4の発明によれば、計
測された時間長に応じて、波形の変化が緩やかなところ
では圧縮率が大きく、波形の変化が激しいところでは圧
縮率が低くされて表示されると共に、元の波形の時間変
化の特徴も反映されるので、波形の特徴を観測者が容易
に認識することができるようになる。
【0024】また、請求項5の発明においては、従来の
技術の欄で説明した、いわゆるベクタ表示による圧縮波
形表示が行われるが、その際に、それぞれの時間区間内
の最大値と最小値との間の中間値の表示画面における表
示属性、例えば輝度が、計測ステップで計測された所定
の変動範囲内のサンプル値が続く時間長に応じて制御さ
れる。
【0025】したがって、例えば計測された時間長が短
いほど、輝度を高く表示するようにした場合には、波形
中にグリッジがあると、そのグリッジ部分に対応する中
間値が高輝度で表示され、観測者が容易に認識すること
ができるようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は、こ
の発明による波形表示装置の第1の実施の形態としての
デジタルオシロスコープのハードウエア構成を示すブロ
ック図である。この例のデジタルオシロスコープは、マ
イクロプロセッサ(CPU)10によって、メインメモ
リ11に記憶されているプログラムに従った制御が行わ
れるものであり、図1において、制御バス12は、2重
線で示した。
【0027】操作部13は、時間軸レンジの設定つまみ
や水平軸ポジションの設定つまみ、また、ズームボタン
(図示せず)などを備え、それらの使用者操作に応じた
操作信号を出力する。マイクロプロセッサ10は、操作
部13からの操作信号を解釈して、どのような操作がさ
れたかを判別し、その判別結果に応じた制御を行なう。
【0028】フロントエンド部1は、アッテネータ、バ
ーチカルアンプ、トリガアンプなどからなり、マイクロ
プロセッサ10からの制御に従い、図示しないプローブ
などにより入力されたアナログ波形信号の増幅処理など
を行なう。フロントエンド部1で処理されたアナログ波
形信号は、A/D変換器2およびトリガ制御部3に供給
される。
【0029】A/D変換器2では、クロック制御部4か
らのサンプリングクロックCLKに従い、フロントエン
ド部1からのアナログ波形信号をデジタル波形データに
変換する。A/D変換器2からのデジタル波形データ
は、アクイジション制御部5に供給される。
【0030】トリガ制御部3は、マイクロプロセッサ1
0の制御に従ってフロントエンド部1からの信号を処理
して、アクイジション制御部5にトリガ信号を供給す
る。
【0031】アクイジション制御部5は、マイクロプロ
セッサ10からの制御信号により、A/D変換器2から
のデジタル波形データを、トリガ制御部3からのトリガ
信号を基準に、波形メモリを構成するアクイジションメ
モリ6に格納する。また、アクイジション制御部5は、
マイクロプロセッサ10からの制御信号により、アクイ
ジションメモリ6に格納したデジタル波形データを読み
出して、表示制御部7に送る。
【0032】表示制御部7は、マイクロプロセッサ10
の制御に従い、アクイジション制御部5から転送されて
きた波形データを、表示素子の例としての液晶ディスプ
レイ(以下、LCDと称する)9の画面に波形を表示す
るための表示データに変換し、その変換後の表示データ
を、表示メモリ8に格納する。そして、その格納した表
示データを読み出してLCD9に送り、その画面に波形
を表示する。
【0033】なお、請求項中の表示制御手段は、この表
示制御部7でのみ構成されるのではなく、マイクロプロ
セッサ10と、この表示制御部7およびメインメモリ1
1とを含み、ソフトウエア処理も加わって構成されるも
のである。
【0034】そして、この実施の形態では、A/D変換
器2からのデジタル波形データDIは、波形特徴抽出部
14に供給される。この波形特徴抽出部14は、この実
施の形態では、デジタル波形データDIから、所定の変
動範囲内のサンプル値が続く時間長TLを、波形特徴値
として、逐次抽出する。
【0035】この波形特徴抽出部14で抽出された時間
長TLは、圧縮率制御部15に供給され、後述するよう
にして、デジタル波形データDIについて適切な圧縮率
となるように制御される。この実施の形態では、所定の
圧縮率以上とならないように圧縮率が制限される。その
結果の制限情報は、表示制御部7に供給される。
【0036】表示制御部7は、その圧縮率についての制
限情報の元に圧縮率を決定し、その決定した圧縮率でア
クイジションメモリ6からのデータを読み出すようにア
クイジション制御部5に指示を行い、後述のようにして
圧縮波形をディスプレイ9の画面に表示する。
【0037】図2は、この波形特徴抽出部14の構成例
を示すものである。なお、この図2において二重線で示
すのは、サンプル単位のパラレルデータが流れる部分を
示している。
【0038】図2に示すように、A/D変換器2からの
デジタル波形データDIは、Dフリップフロップからな
るレジスタ141のD端子に入力され、また、デジタル
波形データDIのサンプルタイミングに同期したクロッ
クCLKが、このレジスタ141のクロック端子CKに
供給される。このレジスタ141では、イネーブル端子
ENに供給される後述する信号Vにより、このレジスタ
141がイネーブル状態(この例では信号Vがハイレベ
ル)であるときに、クロックCLKに同期して、デジタ
ル波形データDIのサンプル値Sが、このレジスタ14
1にラッチされる。
【0039】このレジスタ141の出力サンプル値R
は、それぞれ加算器142および減算器143に供給さ
れる。加算器142では、前記時間長TLを求めるため
に予め定められたサンプル値の変動範囲の規格値(デジ
タル値)SVが前記出力サンプル値Rに加算され、ま
た、減算器143では、前記規格値SVが前記出力サン
プル値Rから減算される。
【0040】サンプル値の変動範囲の規格値SVは、予
め決められていても良いし、観測者が選択しても良い。
例えば、サンプル値Sが8ビットで、その内の表示部分
を分解能の200個分とする(例えば、Sが0〜255
の範囲で、28から227までを表示する)装置の場合
は、画面の電圧軸方向の±2%の範囲で波形変動を検出
するためには、サンプル値Sの変動範囲の規格値SV
に、例えば4が設定されることになる。規格値SVを大
きくすれば、表示の圧縮率は高くなるが、波形の詳細な
情報は徐々に失われることになる。
【0041】加算器142の出力値(R+SV)は比較
器144の反転入力端子に供給され、減算器143の出
力値(R−SV)は比較器145の非反転入力端子に供
給される。一方、比較器144の非反転入力端子および
比較器145の反転入力端子のそれぞれには、デジタル
波形データDIが供給される。
【0042】比較器144は、デジタル波形データDI
のサンプル値Sと加算器142の出力値(R+SV)と
を比較し、デジタル波形データDIのサンプル値Sが加
算器142の出力値(R+SV)よりも大きいときには
ハイレベル(以下、“H”と記す)になり、そうでない
ときにはローレベル(以下、“L”と記す)になる出力
信号C1を出力する。
【0043】また、比較器145は、デジタル波形デー
タDIのサンプル値Sと減算器143の出力値(R−S
V)とを比較し、デジタル波形データDIのサンプル値
Sが減算器143の出力値(R−SV)よりも小さいと
きに“H”になり、そうでないときには“L”になる出
力信号C2を出力する。
【0044】そして、比較器144および145の出力
信号C1およびC2は、オア回路146を通じて波形変
動検出信号Vとされて、カウンタ147のロード端子L
Dに供給されると共に、レジスタ141のイネーブル端
子ENに供給される。オア回路146からの波形変動検
出信号Vは、デジタル波形データDIのサンプル値S
が、値R±SVの範囲内にあるときには、“L”を継続
し、デジタル波形データDIのサンプル値Sが、値R±
SVの範囲外になると、“H”になる。
【0045】前述したように、レジスタ141は、その
イネーブル端子ENが“H”のときにデジタル波形デー
タDIのサンプル値SをクロックCLKに同期してラッ
チする。したがって、レジスタ141は、デジタル波形
データDIのサンプル値Sが値R±SVの範囲内である
時間長TLを計測するときの、各時間長TLの先頭のサ
ンプル値を、値Rとしてラッチする。
【0046】一方、カウンタ147では、そのロード端
子LDが “L”である間、クロックCLKをカウント
する。そして、カウンタ147は、ロード端子LDが
“H”になるとリセットされ、次にロード端子LDが
“L”になったところから、再び、「1」からカウント
を始める。
【0047】カウンタ147のロード端子LDに供給さ
れる波形変動検出信号Vは、デジタル波形データDIの
サンプル値Sが値R±SVの範囲内にあるときには、
“L”を継続するから、カウンタ147では、レジスタ
141にラッチされる先頭サンプル値Rに対して、値R
±SVの範囲内にあるその後のサンプル数をカウント値
CTとして計測する。
【0048】クロックCLKは、デジタル波形データD
Iのサンプルに同期しているから、カウンタ147のカ
ウント値出力CTは、値R±SVの変動範囲内にあるデ
ジタル波形データDIのサンプル値Sが続く時間長TL
の逐次計測結果を示すものとなる。すなわち、カウント
値CTは時間長TLに相当する。
【0049】以上説明した図2の波形特徴抽出部14に
おける前記時間長TLの計測動作の例を、図3のタイミ
ングチャートを参照しながら説明する。
【0050】図3(A)は、縦軸をサンプル値S、横軸
を時間Tとして示したデジタル波形データDIの入力波
形の例である。また、図3(B)、(C)および(D)
は、それぞれ前述したレジスタ141の出力サンプル値
R、オア回路146の出力である波形変動検出信号Vお
よびカウンタ147のカウント値出力CTを示すもので
ある。
【0051】この実施の形態においては、A/D変換器
2からは、8ビット/1サンプルのサンプル値Sが得ら
れるが、波形特徴情報を抽出するには、8ビット全部は
必ずしも必要ない。システム上のノイズの影響や時系列
データの処理能力、および、表示性能を考慮して、サン
プル値Sの下位ビットが無視されても構わない。図3の
例では、サンプル値Sは簡略化して3ビットで示してあ
る。
【0052】波形を圧縮して表示する区間の開始を時間
T=0とすると、時間長TLを表すカウント値CTと、
サンプル値を一時保存するレジスタ141の出力サンプ
ル値Rとを、初期化するために、波形変動検出信号Vを
“H”にする。
【0053】図3(A)に示されるように、時間T=0
におけるデジタル波形データDIのサンプル値S=
“4”は、時間T=1で、レジスタ141にラッチさ
れ、出力サンプル値Rとなる。そして、時間T=1で
は、カウンタ147のカウント値CTは“1”となる。
そして、時間T=1では、デジタル波形データDIのサ
ンプル値Sは“5”となり、このサンプル値Sと値R+
SV、および、値R−SVとが比較器144および14
5で比較される。図3の例ではサンプル値Sの変動範囲
の規格値SVは“1”とされている。
【0054】前述したように、サンプル値Sが値R±S
Vの範囲に入っていれば、波形変動検出信号Vは“L”
となり、次の時間T=2では、カウンタ147のカウン
ト値CTはインクリメントされるが、レジスタ141の
出力サンプル値Rは変化しない。
【0055】サンプル値Sが値R±SVの範囲外になる
と、波形変動検出信号Vは“H”となり、その次の時間
でレジスタ141の出力サンプル値Rは、新しいサンプ
ル値Sとなり、カウンタ147のカウント値CTは再び
“1”に初期化される。
【0056】図3の例では、時間T=5までは、サンプ
ル値Sは値R±SVの範囲に入っているため、波形変動
検出信号Vは“L”のままである。時間T=6になる
と、サンプル値S=“6”となるので、値R±SVの範
囲を超え、波形変動検出信号Vは“H”となる。このた
め、レジスタ141はイネーブルとなり、サンプル値S
=“6”をラッチして、次の時間T=7で、レジスタ1
41の出力サンプル値Rは“6”になる。
【0057】その後は、同様に、時間T=10までは、
サンプル値Sは値R±SVの範囲に入っているため、波
形変動検出信号Vは“L”のままである。そして、時間
T=11になると、サンプル値S=“3”となって、再
び、値R±SVの範囲を超えるため、波形変動検出信号
Vが“H”になり、次の時間T=11で、レジスタ14
1の出力サンプル値Rは“3”になる。
【0058】そして、その後は、時間T=12までは、
サンプル値Sは値R±SVの範囲に入っているため、波
形変動検出信号Vは“L”のままであり、時間T=13
になると、サンプル値S=1になるので、再び、値R±
SVの範囲を超えるため、波形変動検出信号Vが“H”
になり、次の時間T=14で、レジスタ141の出力サ
ンプル値Rは“1”になる。
【0059】以上の処理と同時に、カウンタ147で
は、波形変動検出信号Vの“H”パルスから次の“H”
パルスまでの時間長TL=ta、TL=tb、TL=t
c、TL=td、・・・を、図3Dに示すようにして、
カウント値CTとして計数する。
【0060】以後、サンプル値Sが、値R±SVの範囲
であるか否かを逐次計測し、以上のような処理を実行し
て、時間長TLの計測処理を継続する。
【0061】以上のようにして、波形変動検出信号Vが
“H”になったときのサンプル値Sをレジスタ141に
値Rとして抽出し(図3(A)の●印で示される)、そ
の後のサンプル値Sが、値R±SVの範囲であるサンプ
ル数をカウント値CTとして抽出して、前記時間長TL
を抽出する。この実施の形態では、これらの値Rおよび
カウント値CTを、波形の特徴値として、波形情報の特
徴を抽出する。
【0062】ここで、カウント値CTの小さい部分は、
デジタル波形データの時間的変化の急峻な領域であり、
カウント値CTの大きい部分は、デジタル波形データの
時間的変化の緩やかな領域であることが容易に理解でき
る。
【0063】以上のようにして抽出された特徴値として
のカウント値CTは、圧縮率制御部15に供給される。
この実施の形態では、圧縮率制御部15では、抽出され
た特徴値を判定値として圧縮率を制御する。例えば、波
形表示情報の欠落をできるだけ防止する場合には、圧縮
率制御部15では、カウント値CTに基づいて最大の圧
縮率を決定し、その決定された最大圧縮率より大きな圧
縮率での圧縮波形表示を制限するようにする。
【0064】最大の圧縮率を決定する方法の例として、
この例では、圧縮率制御部15では、カウント値CTの
最小値を検出し、このカウント値CTを最大の圧縮率と
して表示制御部7に伝達する。
【0065】この最大圧縮率を圧縮率の制限値として受
け取った表示制御部7は、その制限された圧縮率の範囲
内で使用者により操作部13を通じて入力された圧縮率
に応じてデータを間引いて、アクイジションメモリ6か
ら選択して読み出すように、アクイジション制御部5に
指示を出す。そして、表示制御部7は、アクイジション
制御部5から受け取ったデータに基づいていわゆるラス
タ化して、表示メモリ8に波形表示データを書き込み、
その波形表示データに基づいてLCD9の画面に圧縮波
形を表示する。
【0066】例えば、図3(A)に示した波形データの
場合、圧縮率制御部15では、カウント値CTの最小値
としてCT=“2”が検出され、圧縮率の最大値は
「2」に制限される。
【0067】もしも、このような圧縮率の制限を行わず
に圧縮波形を表示した場合には、圧縮波形は、元の波形
の急峻な変化部分が欠落したものとなってしまう。例え
ば、圧縮率を「5」としたときには、アクイジションメ
モリ6から4個おきのサンプル値を読み出すものとなる
ので、その圧縮波形は、図5のようなものとなってしま
い、有効な波形情報を示しているものとは言えなくなっ
てしまう。
【0068】これに対して、この第1の実施の形態のよ
うに、制限された最大の圧縮率2で圧縮波形が表示され
る場合には、アクイジションメモリ6からは、1個おき
のサンプル値が読み出されて、LCD9の画面9Dに
は、図4に示すような圧縮波形が表示される。この図4
の圧縮波形は、図3(A)の元の波形をほぼ忠実に再現
するものとなっている。すなわち、制限された最大の圧
縮率で圧縮表示波形を表示しても、有効な波形情報を損
なうことなく、波形表示を行うことができる。
【0069】以上説明した第1の実施の形態は、三角波
のように観測波形全体において、信号の時間的な変化量
がほぼ一定である場合には特に有効である。
【0070】なお、圧縮率制御部15での圧縮率の制限
値の決定方法としては、上述のようなカウント値CTの
最小値を用いる方法に限られるものではない。例えば、
カウント値CTの平均値から、圧縮率の最大値を決定す
るようにしてもよい。また、カウント値CTのそれぞれ
の値を、例えばその出現頻度で重み付け演算し、その平
均値をとるなどのように、カウント値CTを演算処理
し、その演算処理結果で圧縮率の制限値を決定するよう
にしてもよい。
【0071】また、圧縮率制御部15では、上述のよう
に、圧縮率の制限値を求めるのではなく、入力デジタル
波形データの圧縮波形を得るために適切な一つの圧縮率
として最大の圧縮率を決定するようにしてもよい。その
場合に、具体的な圧縮率の決定方法としては、上述の制
限値の決定方法をそのまま用いるようにすることができ
る。
【0072】また、上述の第1の実施の形態の説明にお
いては、波形特徴抽出部14では、A/D変換器2から
のデジタル波形データについてサンプル値Sが変動範囲
の規格値R±SVの範囲内にある時間長TLを求めるよ
うにしたが、アクイジションメモリ6に取り込んだデジ
タル波形データについて、前記時間長TLを求め、その
時間長TLに基づいて、アクイジションメモリ6の波形
データについての圧縮波形の圧縮率を定めたり、制限し
たりするようにしてもよい。
【0073】なお、波形特徴抽出部14は、上述のよう
なハードウエア回路で構成するものに限定されるもので
はなく、CPUによるソフトウエア処理で実現すること
も可能である。
【0074】[第2の実施の形態]図6は、この発明に
よる波形表示装置の第2の実施の形態のブロック図であ
る。この第2の実施の形態においても第1の実施の形態
と同様に、波形特徴抽出部14を用いるが、抽出された
波形の特徴値である時間長TLの用い方が第1の実施の
形態とは異なる。
【0075】すなわち、この第2の実施の形態では、抽
出された波形の特徴値である時間長TLにより圧縮率を
制御し、重要なデータを優先して表示するようにする。
また、特徴値である時間長TLに従って、表示波形デー
タ値の輝度を可変にする。これにより、この第2の実施
の形態では、観測者が、入力波形の特徴を、明瞭に、か
つ、即座に認識することができるようにしている。
【0076】図6に示すように、この第2の実施の形態
においても、波形特徴抽出部14は、デジタル波形デー
タDIのサンプル値Sが、所定の変動範囲内にある時間
長TLを、カウント値CTとして抽出する。この第2の
実施の形態では、このカウント値CTは、輝度変換部1
6に供給されると共に、表示制御部7に供給される。ま
た、この第2の実施の形態では、レジスタ141の出力
サンプル値Rも、表示制御部7に供給される。
【0077】そして、輝度変換部16は、カウント値C
Tを、その大きさに応じた輝度値Yに変換するもので、
変換後の輝度値Yを、表示制御部7に供給する。輝度変
換部16は、この例の場合、図7の実線16aまたは破
線16bに示すような2種類の変換特性を備え、使用者
がその一方の変換特性を選択できるように構成されてい
る。ここで、実線16aの変換特性は、カウント値CT
が大きいほど大きい輝度値Yに変換するものであり、破
線16bの特性は、その逆に、カウント値CTが小さい
ほど大きい輝度値Yに変換するものである。
【0078】図8は、この輝度変換部16のハードウエ
ア構成例を示すものである。なお、この輝度変換部16
も、マイクロプロセッサ10によるソフトウエア処理に
より構成することも可能である。
【0079】図8に示すように、波形特徴抽出部14か
らのカウント値CTは、乗算器161に供給される。こ
の乗算器161では、輝度感度(図7の特性図における
斜線部分の傾き)を調整するために、カウント値CT
に、係数発生部162からの乗算係数値MVを乗算する
演算が行われる。この乗算器161は、簡単には、ビッ
ト・シフト回路で実現可能である。この乗算器161の
乗算結果は、加算器163に供給される。
【0080】加算器163では、実際の表示輝度値に補
正するために、乗算器161の乗算結果に、係数発生部
162からの加算係数値AVを加算する。
【0081】最終的に必要な輝度値Yのビット数、およ
び、その上限値、下限値を得るために、乗算器161お
よび加算器163では、オーバーフロー/アンダーフロ
ー処理が行われる。
【0082】加算器163の出力は、輝度値Yのビット
数分のイクスクルーシブオア回路165からなる変換特
性選択回路164に供給され、使用者の変換特性選択操
作に応じた変換選択信号SELにより、図7の実線16
aの特性または破線16bの特性のいずれかが選択され
て、この変換特性選択回路16から輝度値Yが得られ
る。
【0083】この例の場合、変換特性選択回路164で
は、加算器163の演算結果をそのままの極性で出力し
て輝度値Yを得るか、加算器163の演算結果を反転し
て、輝度値Yを得るかを、変換選択信号SELにより制
御する。すなわち、変換特性選択回路164は、変換選
択信号SELが“L”の場合は、加算器163の演算結
果をそのまま輝度値Yとして出力し、変換選択信号SE
Lが“H”の場合は、加算器163の演算結果を反転し
て輝度値Yとして出力する。
【0084】なお、乗算係数値MVおよび加算係数値A
Vの値は、以前の波形から抽出されたカウント値CTの
最大値や平均値等により係数発生部162が制御して発
生するようにすることもできるし、観測者によって、最
適な輝度表示を選択することできるようにするために、
設定制御されるようにしてもよい。
【0085】以上のような構成のこの第2の実施の形態
においては、表示制御部7は、LCD9の表示画面の時
間軸方向については、抽出されたカウント値CTのそれ
ぞれに従った時間長の時間区間の先頭の位置をドット表
示位置と決定し、そのドット表示位置の電圧軸方向の位
置を、波形特徴抽出部14のレジスタ141の出力サン
プル値Rに従った位置とし、かつ、その表示ドットの輝
度値を、輝度変換部16からの輝度値として、表示メモ
リ8に表示データを書き込む。そして、この表示メモリ
8の表示データにしたがってLCD9の画面9Dに圧縮
波形が表示される。
【0086】前述の図3(A)の波形データの例の場合
であれば、波形特徴抽出部14で抽出されたカウント値
CTは、“6”、“5”、“2”、・・・であり、ま
た、レジスタ141の出力サンプル値Rは、“4”、
“6”、“3”、“1”、・・・であるので、この第2
の実施の形態における表示結果は、図9に示すようなも
のとなる。ここで、レジスタ141の出力サンプル値R
は電圧軸(縦)方向のドット位置に反映され、カウント
値CTは時間軸(横)方向におけるドット間隔に反映さ
れている。
【0087】そして、各ドットの輝度は、輝度変換部1
6からのカウント値CTに応じた輝度値Yによって決定
されている。図9では、輝度を濃淡で示し、高輝度ほど
黒に近づくように示してある。
【0088】なお、この図9の表示例の場合には、ドッ
ト間隔にカウント値CTが反映されているので、各ドッ
トの輝度値が等しくても元の波形の特徴を損なうことな
く、圧縮波形表示を行うことができる。つまり、各ドッ
トの輝度値に時間長TL(カウント値CT)を反映させ
なくても、時間軸方向のドットの間隔に時間長TLが反
映されているので、波形の特徴を損なうことなく圧縮波
形を表示することができる。
【0089】しかし、上述の例のように、各ドットの輝
度値をカウント値CTに応じた輝度値で表示するように
すれば、さらに、波形の特徴を的確に把握することが容
易になる。
【0090】また、この第2の実施の形態は、以下に説
明するようなパルス幅が狭いパルス列の波形を圧縮表示
するときに特に有効である。
【0091】すなわち、図10に示すような狭いパルス
列の波形を、波形特徴情報に無関係な従来の圧縮方法で
圧縮してドット表示すると、圧縮率を上げるに連れ、図
11に示されるようにパルスの高さが減少し、最悪の場
合は、パルスが消滅してしまうようになる。
【0092】これに対して、図10に示すような狭いパ
ルス列の波形を、上述した第2の実施の形態を用いて圧
縮したときの圧縮波形の例を図12に示す。図12の圧
縮表示波形では、表示されたドット総数は、図11の圧
縮表示波形で表示されたドット総数より少ないにも関わ
らず、十分に波形特徴情報の表示能力を維持しているこ
とが確認できる。
【0093】図12では、図11の従来例との比較を容
易にするため、各ドットの輝度は一定として示したが、
実際には、この例では各ドットは、カウント値CTに応
じた輝度で表示される。したがって、より波形特徴を反
映した圧縮表示を行うことができる。
【0094】また、輝度変換部16の輝度変換特性は、
特性選択信号SELによって上述したように選択切換す
ることができるので、この第2の実施の形態によれば、
頻度傾向の強調表示と、波形変化の強調表示が、変換選
択信号SELにより、簡単に選択できる。
【0095】図13は、図12の圧縮表示波形の各ドッ
トに輝度値Yを反映させた場合の表示例を示すものであ
る。この例は、輝度変換部16での変換特性として、図
7において実線16aで示す特性を選択して、カウント
値CTの小さい部分よりも、カウント値CTの大きい部
分の輝度を上げることにより、頻度傾向を示す場合の圧
縮表示波形の表示例である。
【0096】また、図14は、輝度変換部16での変換
特性として、図7において破線16bで示す特性を選択
して、カウント値CTの大きい部分よりも、カウント値
CTの小さい部分の輝度を上げることにより、入力信号
の波形変化を強調した場合の圧縮表示波形の表示例であ
る。
【0097】なお、図13および図14では、輝度を濃
淡で示し、高輝度ほど黒に近づくように示している。
【0098】次に、特殊な例として、GND(接地)レ
ベルや周期の長い矩形波を観測するような場合は、入力
信号の時間的変化の小さい領域が多いため、抽出される
特徴値のデータ総数は、著しく減少し、それら抽出され
たデータのみを用いて圧縮波形表示を行ったのでは波形
が観測しにくくなる。
【0099】そこで、この第2の実施の形態では、カウ
ント値CT(この例ではサンプル数に対応)が、予め決
められた表示ピクセル数を超える場合には、表示ドット
を補間して補うことにより、波形情報を変化させずに圧
縮波形表示をすることができるようにしている。
【0100】図15に、入力信号の波形が矩形波である
場合の圧縮波形の表示例を示す。この図15の表示例に
おいて、○印で示す表示ドットは補間された表示ドット
を示すものである。この例の補間は、いわゆる前置ホー
ルドであり、●印の表示ドットの値をそのまま補間デー
タとして用いる。この例のように表示ドットを補間して
圧縮波形を表示することにより、GND(接地)レベル
や周期の長い矩形波を観測するような場合であっても、
元の波形の特徴を直感的に把握することが容易になる。
【0101】以上のように、この第2の実施の形態にお
いては、入力信号の時間的な変化が緩やかな部分は、圧
縮率を高くして波形表示のスループットを上げ、逆に、
入力信号の変化が激しい部分は、圧縮率を低くして波形
を詳細に表示することにより、動的に圧縮率を制御する
ことができる。
【0102】そして、この第2の実施の形態によれば、
圧縮率の動的な変化が、圧縮表示波形の各ドットの輝度
値に反映されるので、波形の特徴を圧縮波形から把握す
ることが容易になる。
【0103】なお、この第2の実施の形態においては、
各ドットはカウント値CTに応じた輝度値で表示される
ので、これを利用することにより、時間軸方向のドット
間隔にはカウント値CTを反映せずに、ドット間隔は一
定間隔として表示するようにすることもできる。輝度値
の違いにより、時間軸方向の間隔が類推できるからであ
る。
【0104】また、上述の第2の実施の形態の説明にお
いても、A/D変換器2からのデジタル波形データの代
わりに、アクイジションメモリ6に取り込んだデジタル
波形データについて、波形特徴抽出部14で前記時間長
TL(カウント値CT)を求め、その時間長TLに基づ
いて、アクイジションメモリ6の波形データについて圧
縮波形表示処理を行うようにしてもよい。
【0105】[第3の実施の形態]この発明の第3の実
施の形態は、ベクタ表示による圧縮波形表示に、この発
明を適用した場合である。すなわち、この発明の第3の
実施の形態では、抽出された波形特徴値である時間長T
L(カウント値CT)により、ベクタ表示の時間区分区
間内における階調表現を行い、これによって、圧縮表示
波形における波形情報の欠落を防ぐようにしている。
【0106】この第3の実施の形態では、波形特徴抽出
部14で抽出された時間長の情報(カウント値CT)に
より、ベクタ表示において、入力信号の時間的な変化が
緩やかな部分と、入力信号の変化が激しい部分とで、輝
度を変調する。
【0107】これは、第2の実施の形態と同様に、カウ
ント値CTから輝度値Yに変換する手段を必要とし、変
換された輝度値Yを、前記カウント値CT(時間長T
L)のそれぞれに対応する時間区間の先頭のサンプル値
(波形特徴抽出部14のレジスタ141の出力レジスタ
値R)から次の時間区間の先頭のサンプル値までに対応
する表示ピクセルの輝度値とすることで、実現される。
【0108】さらに、この第3の実施の形態では、輝度
変換部16での変換特性として、カウント値CTが大き
いほど高輝度に割り当てる(図7の実線16aの特性)
か、カウント値CTが小さいほど高輝度に割り当てる
(図7の破線16bの特性)かを、特性選択信号SEL
により選択することにより、波形の頻度傾向やグリッチ
の有無を強調することができるようにしている。
【0109】図16は、この発明による波形表示装置の
第3の実施の形態のブロック図である。この第3の実施
の形態においては、第2の実施の形態と同様に、波形特
徴抽出部14と、輝度変換部16とを用いる。そして、
この第3の実施の形態では、ベクタ表示における各時間
区分区間のピーク値、すなわち、最大値MAXと最小値
MINを検出するピーク値検出部17を設ける。なお、
ピーク値検出部17で検出した最大値MAXと最小値M
INとを結合してベクタ表示する表示制御部7での基本
的な表示処理方法は、従来と同じである。
【0110】すなわち、図16に示すように、この第3
の実施の形態においても、波形特徴抽出部14は、デジ
タル波形データDIのサンプル値Sが所定の変動範囲内
にある時間長TLを、カウント値CT(サンプル数に等
しい)として抽出し、抽出したカウント値CTを輝度変
換部16に供給するが、この第3の実施の形態では、第
2の実施の形態のように、カウント値CTを表示制御部
7に供給する必要はない。
【0111】輝度変換部16は、前述したように、特性
選択信号SELに応じて、図7の実線16aまたは破線
16bに示した2種類の変換特性のいずれかの変換特性
により、カウント値CTを輝度値Yに変換し、変換後の
輝度値Yを表示制御部7に供給する。
【0112】ピーク値検出部17は、A/D変換器2か
らのデジタル波形データDIについて、ベクタ表示のた
めの時間区分区間を定め、各時間区分区間内におけるサ
ンプル値Sの最大値MAXおよび最小値MINを検出
し、検出した最大値MAXおよび最小値MINを表示制
御部7に供給する。
【0113】表示制御部7は、各時間区分区間のそれぞ
れに対して時間軸方向の一つの位置を与え、その時間軸
方向の位置における電圧軸方向の表示ドットの値とし
て、まず、最大値MAXおよび最小値MINを表示メモ
リ8に書き込む。
【0114】そして、次に、表示制御部7は、ベクタ表
示のための時間区分区間内における最大値MAXと最小
値MINとの間を結ぶようにするためのピクセルを表示
メモリ8に書き込むが、それらのピクセルの輝度は、そ
れぞれのピクセルの電圧レベルが、ある先頭サンプル値
(レジスタ値R)から次の先頭サンプル値までの時間区
間、規格変動電圧範囲内に存在する場合に、前記時間区
間として計測されたカウント値CTの輝度変換値とす
る。
【0115】表示制御部7は、以上の動作を繰り返し、
表示メモリ8に書き込まれた表示データによりLCD9
の画面に波形表示をすることにより、この第3の実施の
形態の場合の圧縮表示を行う。
【0116】図17は、この第3の実施の形態の場合の
波形表示例を示すものである。この例は、表示対象の入
力波形が、グリッチを含む三角波の場合であって、表示
上で波形変化を強調することができることを示した例で
ある。この例では、輝度変換部16での変換特性は、図
7において破線16bで示した、カウント値CTが小さ
いほど高輝度とするようにしている。
【0117】この図17の表示例では、入力波形の時間
区分区間1および時間区分区間3では、波形が単純増
加、単純減少の三角波であるので、カウント値CTは、
すべてほぼ等しくなり、区間1および区間3に対応する
圧縮表示における時間方向位置P1およびP3の電圧方
向の、最大値MAXと最小値MINとの間の複数個の表
示ピクセルの輝度は、ほぼ等しいものとなる。
【0118】しかし、入力波形の時間区分区間2におい
ては、グリッチのような急峻な部分(図17の上側で示
される太線部分)が存在するため、波形特徴抽出部14
で抽出される時間長TLに対応するカウント値CTは、
この部分でのみ小さくなる。そのため、区間2に対応す
る圧縮表示の時間方向の位置P2における、最大値と最
小値の間の表示ピクセルは、高輝度(図17の下側の波
形表示画面に示された●印部分)で表示される。
【0119】この場合に、表示ピクセルの輝度には、そ
の電圧方向のピクセル位置(レジスタ値R)に対して抽
出されたカウント値CTに対して変換された最も高輝度
の値を表示することで、幾ら圧縮率が高くても、観測者
がグリッチの存在を確実に捕らえることかできる。
【0120】図18は、この第3の実施の形態によるベ
クタ表示において、正弦波の振幅変調波形を、輝度変換
部16で、破線16bの特性を選択し、頻度傾向で諧調
表現した場合の表示例である。
【0121】なお、上述の第3の実施の形態の説明にお
いても、A/D変換器2からのデジタル波形データの代
わりに、アクイジションメモリ6に取り込んだデジタル
波形データについて、波形特徴抽出部14で前記時間長
TL(カウント値CT)を求め、また、ピーク値検出部
17で最大値MAXおよび最小値MINを求め、それら
の時間長TLおよび最大値MAXおよび最小値MINに
基づいて、アクイジションメモリ6の波形データについ
てベクタ表示処理を行うようにすることもできる。
【0122】[その他の変形例]上述の第2および第3
の実施の形態では、時間長TL(カウント値CT)のそ
れぞれに対応する時間区間の先頭位置のサンプル値を表
示ドット(表示ピクセル)に対応させるようにしたが、
前記各カウント値CTに対応する時間区間内のいずれの
サンプル値を、表示ドットとするようにしてもよい。
【0123】また、第2および第3の実施の形態では、
時間長TL(カウント値CT)を反映させる表示属性と
して表示ピクセルの輝度値を用いるようにしたが、時間
長TLを反映させる表示属性としては、輝度の代わりに
色や、その他の視覚的手段を活用することが可能であ
る。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、大量の時系列データから、観測波形の特徴を、所定
の変動範囲内のサンプル値が続く時間長として抽出し、
抽出した特徴値に基づき、時系列データの圧縮および表
示方法を制御することにより、波形表示のスループット
を低下させずに、波形情報の欠落を最小限に留め、常に
有効な圧縮波形を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による波形表示装置の第1の実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態で用いる波形特徴抽出部
の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の例の波形特徴抽出部における波形の特徴
値抽出方法を説明するタイミングチャートである。
【図4】圧縮波形表示例を示す図である。
【図5】圧縮波形表示例を示す図である。
【図6】この発明による波形表示装置の第2の実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6の実施の形態における輝度変換部の変換特
性を説明するための図である。
【図8】図6の実施の形態における輝度変換部の構成例
を示すブロック図である。
【図9】第2の実施の形態による圧縮表示波形の表示例
を示す図である。
【図10】波形表示の対象のとなる入力信号波形の例を
示す図である。
【図11】従来の圧縮表示方法により、図10の入力信
号波形を圧縮表示したときの表示例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態による圧縮表示方法によ
り、図10の入力信号波形を圧縮表示したときの表示例
を示す図である。
【図13】第2の実施の形態による圧縮表示方法によ
り、図10の入力信号波形を圧縮表示したときの他の表
示例を示す図である。
【図14】第2の実施の形態による圧縮表示方法によ
り、図10の入力信号波形を圧縮表示したときの他の表
示例を示す図である。
【図15】第2の実施の形態による圧縮表示方法によ
り、矩形波を圧縮表示したときの表示例を示す図であ
る。
【図16】この発明による波形表示装置の第3の実施の
形態の構成例を示すブロック図である。
【図17】第3の実施の形態による圧縮表示方法による
波形表示方法を説明するための図である。
【図18】第3の実施の形態による圧縮表示方法によっ
て、正弦波を圧縮表示したときの表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 A/D変換器 5 アクイジション制御部 6 アクイジションメモリ 7 表示制御部 8 表示メモリ 9 LCD 10 マイクロプロセッサ 14 波形特徴抽出部 15 圧縮率制御部 16 輝度変換部 17 ピーク値検出部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル波形データについて、所定の変動
    範囲内のサンプル値が続く時間長を逐次計測する計測ス
    テップと、 前記計測ステップで計測された前記デジタル波形データ
    について前記逐次計測された前記時間長に基づいて、前
    記デジタル波形データの圧縮率を制御する圧縮率制御ス
    テップと、 前記制御された圧縮率で前記デジタル波形データを圧縮
    して表示画面に表示する表示ステップとを備えることを
    特徴とする波形表示方法。
  2. 【請求項2】デジタル波形データについて、所定の変動
    範囲内のサンプル値が続く時間長を逐次計測する計測ス
    テップと、 前記計測ステップで逐次計測された前記時間長の各々
    を、表示画面における表示属性に変換する変換ステップ
    と、 前記計測ステップで逐次計測された前記時間長の時間区
    間の各々に一つの表示値を割り付けると共に、前記時間
    長の時間区間の各々に割り付けられた表示値の表示画面
    における表示属性を前記変換ステップで求められた表示
    属性として、圧縮表示波形を前記表示画面に表示するス
    テップとを備えることを特徴とする波形表示方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の波形表示方法において、 前記計測ステップで計測された前記時間長の各々の値を
    前記圧縮表示波形の時間方向の値に反映することを特徴
    とする波形表示方法。
  4. 【請求項4】デジタル波形データについて、所定の変動
    範囲内のサンプル値が続く時間長を逐次計測する計測ス
    テップと、 前記計測ステップで逐次計測された前記時間長の時間区
    間の各々に一つの表示値を割り付けると共に、前記計測
    ステップで計測された前記時間長の各々の値を時間方向
    の値に反映させて、圧縮表示波形を前記表示画面に表示
    するステップとを備えることを特徴とする波形表示方
    法。
  5. 【請求項5】デジタル波形データを、予め定めた長さの
    時間区分区間毎に区切り、各時間区分区間内のサンプル
    値の最大値と最小値とを検出するピーク値検出ステップ
    と、 前記時間区分区間内のデジタル波形データについて、そ
    の時系列方向に、所定の変動範囲内のサンプル値が続く
    時間長を逐次計測する計測ステップと、 前記ピーク値検出ステップで検出された前記最大値およ
    び前記最小値と、前記最大値と前記最小値との間の中間
    値を、前記時間区分区間毎に割り当てられた時間方向の
    一つの表示ポイントにおいて表示することにより、前記
    デジタル波形データを圧縮して表示すると共に、前記最
    大値と最小値との間の中間値の前記表示画面における表
    示属性を、前記計測ステップで計測された前記時間長に
    応じて制御するステップとを備えることを特徴とする波
    形表示方法。
  6. 【請求項6】請求項2または請求項5に記載の波形表示
    方法において、 前記表示属性の制御は、前記表示画面における輝度の制
    御であることを特徴とする波形表示方法。
  7. 【請求項7】請求項2または請求項5に記載の波形表示
    方法において、 前記表示属性の制御は、前記表示画面における表示色の
    制御であることを特徴とする波形表示方法。
  8. 【請求項8】デジタル波形データについて、所定の変動
    範囲内のサンプル値が続く時間長を逐次計測し、計測結
    果の前記時間長の情報を出力する波形特徴抽出手段と、 前記波形特徴抽出手段からの前記時間長の情報を受け、
    前記デジタル波形データについて計測された複数の前記
    時間長に基づいて、前記デジタル波形データの圧縮率を
    制御する圧縮率制御手段と、 前記圧縮率制御手段で制御した圧縮率で前記デジタル波
    形データを圧縮して表示画面に表示する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする波形表示装置。
  9. 【請求項9】デジタル波形データについて、所定の変動
    範囲内のサンプル値が続く時間長を逐次計測し、計測結
    果の前記時間長の情報を出力する波形特徴抽出手段と、 前記波形特徴抽出手段からの前記時間長の情報の各々
    を、表示画面における表示属性に変換する変換手段と、 前記波形特徴抽出手段からの前記時間長の時間区間の各
    々に一つの表示値を割り付け、当該割り付けられた前記
    時間区間の各々の表示値についての前記表示属性を前記
    変換手段から得られる前記表示属性として圧縮表示波形
    を生成して、表示画面に表示する表示制御手段と、 を備えることを特徴とする波形表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の波形表示装置におい
    て、 前記表示制御手段は、前記波形特徴抽出手段からの前記
    時間長の各々の値を、前記圧縮表示波形の時間方向の値
    に反映することを特徴とする波形表示装置。
  11. 【請求項11】デジタル波形データについて、所定の変
    動範囲内のサンプル値が続く時間長を逐次計測し、計測
    結果の前記時間長の情報を出力する波形特徴抽出手段
    と、 前記波形特徴抽出手段からの前記時間長の時間区間の各
    々に一つの表示値を割り付けると共に、前記時間長の各
    々の値を時間方向の値に反映させて、圧縮表示波形を前
    記表示画面に表示する表示制御手段とを備えることを特
    徴とする波形表示装置。
  12. 【請求項12】デジタル波形データを、予め定めた長さ
    の時間区分区間毎に区切り、各時間区分区間内のサンプ
    ル値の最大値と最小値とを検出するピーク値検出手段
    と、 デジタル波形データについて、所定の変動範囲内のサン
    プル値が続く時間長を逐次計測し、計測結果の前記時間
    長の情報を出力する波形特徴抽出手段と、 前記波形特徴抽出手段からの前記時間長の情報の各々
    を、表示画面における表示属性に変換する変換手段と、 前記ピーク値検出手段で検出された前記最大値および前
    記最小値と、前記最大値と前記最小値との間の中間値
    を、前記時間区分区間毎に割り当てられた時間方向の一
    つの表示ポイントにおいて表示すると共に、前記最大値
    と最小値との間の中間値の前記表示画面における表示属
    性を、前記変換手段で求められた表示属性とする表示制
    御手段とを備えることを特徴とする波形表示装置。
  13. 【請求項13】請求項9または請求項12に記載の波形
    表示装置において、 前記表示属性は、前記表示画面における輝度であること
    を特徴とする波形表示装置。
  14. 【請求項14】請求項9または請求項12に記載の波形
    表示装置において、 前記表示属性は、前記表示画面における表示色であるこ
    とを特徴とする波形表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006170661A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Iwatsu Test Instruments Corp 波形表示装置
CN106324312A (zh) * 2016-08-03 2017-01-11 深圳市鼎阳科技有限公司 一种示波器垂直方向上快速精准读取数据的方法及示波器

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