JP2901826B2 - 波形表示装置 - Google Patents

波形表示装置

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JP2901826B2
JP2901826B2 JP5008118A JP811893A JP2901826B2 JP 2901826 B2 JP2901826 B2 JP 2901826B2 JP 5008118 A JP5008118 A JP 5008118A JP 811893 A JP811893 A JP 811893A JP 2901826 B2 JP2901826 B2 JP 2901826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オシロスコープあるい
はその他の解析装置等に適用可能な、波形表示装置に関
するものである。
【0002】さらに詳述すれば本発明は、2次元的に配
列された画素のうち特定の画素を可視化することにより
入力波形を表示する表示器を備えた波形表示装置に関す
るものであって、特に表示すべき波形の時間軸が変動す
るような状況下あるいはノイズが重畳された状況下にあ
っても、忠実な波形表示を可能とした波形表示装置に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】入力された信号の波形を表示する装置の
ひとつとして、オシロスコープが広く知られている。従
来のオシロスコープを用いて、例えば図1に示したよう
なノイズを含んだ信号からノイズを除去した信号を観測
するに当たっては、アベレージ処理などの公知の手法に
より平均値を求め、上記ノイズを軽減することが行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記アベレ
ージ処理は、入力された信号の状態(データの分布状
態)とは無関係に平均値を出してしまうため、図2に示
すような時間軸方向にジッタをもつ波形(図2では、破
線で示してある)が入力されると、平均化されたデータ
は実線のようになってしまい、実際に入力された信号の
振幅に対してエラーが生じるという欠点があった。
【0005】また、移動平均を求める場合には、平均化
の回数が多くなると、取り込んだ各入力信号データに対
する重みづけが小さくなるため、入力信号が大きく変化
した場合には、移動平均値の収束に時間がかかるという
欠点もあった。
【0006】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、表
示すべき波形の時間軸が変動するような状況下あるいは
ノイズが重畳された状況下にあっても、忠実な波形表示
を可能とした波形表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、2次元的に配列された画素のうち特定
の画素を可視化することにより入力波形を表示する表示
器を備えた波形表示装置において、入力された信号波形
を所定周期のサンプル点毎に量子化し、サンプルデータ
を記憶する波形記憶手段と、前記表示器における各画素
が前記サンプル点における各量子化レベルに対応してい
るとき、前記波形記憶手段から前記サンプルデータを所
定の波形数ぶんだけ取り込み、各サンプル点における各
量子化レベルの出現頻度を集計し、各画素に対応した量
子化レベルの出現頻度を当該画素位置における頻度デー
タとして記憶する累算手段と、前記累算手段から各画素
毎の頻度データを読み出し、該頻度データが所定のしき
い値を越えたときに、前記表示器の対応する画素を可視
化する表示制御手段とを具備した波形表示装置であっ
て、前記表示制御手段は、前記頻度データが前記しきい
値を越えた程度に応じて、前記表示器の各画素を可視化
する際の輝度を決定する輝度設定手段を備え、該輝度設
定手段は、前記頻度データを表すnビットのデータと、
該頻度データが前記しきい値以下のときに出力される論
理“0”の信号を各ビット毎に入力するn個のANDデ
ータ回路と、前記n個のANDデータ回路から出力され
るnビットのデータをアナログ信号に変換するD/A変
換手段とを具備したものである。
【0008】
【0009】
【作用】本発明では、表示すべき波形を入力して複数回
の波形取り込みを行い、これを同一の表示画面上にドッ
ト表示しようとする際、各波形の重なり合い状態を各サ
ンプルデータ(画素)の出現頻度で表し、その出現頻度
が予め設定しておいたしきい値を超えたとき、当該画素
を画面上に表示しようとするものである。
【0010】すなわち、通常のノイズやジッタは、観測
しようとする入力信号とは非同期的に発生するため、複
数回の取り込みを重ねれば、同一時間上の点または同一
電圧点において乱数と同一視することができる。しかし
ながらその分布は一様ではなく、図3の(A),(B)
に示すような正規分布のヒストグラムを持つことが多
い。
【0011】そこで本発明では、このようなノイズやジ
ッタの特性を利用して、波形を複数回取り込みこれを同
一座標上に置いたとき、波形の重なり合った部分の頻度
が、予め設定しておいたしきい値を超えたときのみ当該
ドットを表示するようにして、ノイズやジッタのような
不要成分を軽減するものである。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を詳細に説明するに先立っ
て、以下に述べる各実施例の動作原理を概説する。
【0013】図4は、入力された信号の波形そのものは
不変であるが時間軸が変動している場合の波形図であ
る。本図は、破線で示す波形Aと波形Bで挾まれる範囲
内において時間軸が変動している状態を示している。換
言すれば、図4はジッタ幅がtである場合の信号波形図
である。
【0014】一般にジッタを有する波形は、その時間軸
変動が均一に分布しているのではなく、ある一点を中点
にして変動している。従って、図4の下方に示したよう
に、時刻Pにおける入力データが最も多く出現し、その
出現頻度は正規分布あるいはそれに似た状態となる。
【0015】そこで本実施例では、各時刻における入力
データの出現頻度(より正確に述べるならば、各サンプ
ル点における同一量子化データの出現頻度)を、所定の
しきい値Sと比較し、そのしきい値S以上の(あるい
は、しきい値Sを超えた)入力データについてのみ表示
画面上に表示させるものである。従って、図4に例示し
た場合では、ジッタ幅tの範囲内のうち、しきい値S以
上の(あるいは、しきい値Sを超えた)出現頻度に対応
する画素(ドット)を表示させている。
【0016】上述したしきい値処理を、より具体的に示
したのが、図5である。いま、入力波形の取り込みをN
回(N:正の整数)行い、各サンプル点における量子化
データを表示画面上の各画素に対応させるものとする。
その結果として、図5(A)に示すように、ある画素に
ついては“8”と記されていることから、同一の量子化
データが8回得られたことになる。また、ある画素では
“0”と記されていることから、その画素に対応する量
子化データは全くサンプルされなかったことになる。
【0017】そして、しきい値S=1とした場合には、
図5(B)に示すようにジッタ幅tの全範囲にわたった
表示がなされる。しかし、このような表示波形では、真
の入力波形の形を把握することができないので、しきい
値S=3とすると、図5(C)に示すような表示波形が
得られる。さらに、しきい値S=4とした場合には、図
5(D)に示すように、入力波形により近い波形であっ
て、かつ、幅の細い波形が得られる。
【0018】このように本実施例では、表示画面上に全
ての取り込み波形を表示するのではなく、所定の頻度
(=しきい値S)以上の入力データについてのみ表示を
許可し、それ以下の入力データについては可視化させな
いものである。
【0019】次に、本発明の各実施例を詳細に説明す
る。
【0020】実施例1 図6は、本発明の一実施例を示すブロック図である。本
図において、Tは入力端子であり、観測しようとする入
力波形(アナログ信号)を入力する。4はクロックジェ
ネレータであり、所定間隔のサンプルクロックを発生す
る。6はA/Dコンバータ、8は波形メモリであり、上
記サンプルクロックによって量子化された波形データを
取り込む。
【0021】10はCPUであり、図7および図8に関
して後に詳述する信号処理を実行する。12はROMで
あり、CPU10が実行すべき処理手順を予め記憶させ
てある。14はワークRAMであり、CPU10の信号
処理に伴って使用されるワークエリアを提供する。
【0022】16は画像メモリ、18はしきい値(4ビ
ット)設定用ラッチ回路、20は表示タイミング発生回
路、22は4ビットのコンパレータ、24はANDゲー
ト回路、26はORゲート回路、28はラスタスキャン
型のCRTであり、いずれについても後にその動作を説
明する。
【0023】図7は、本実施例に搭載されているCPU
10が実行すべき処理を説明した概念図である。図8
は、図7に示した処理A〜Iを具体的に示したフローチ
ャートである。また、図9は画像メモリ16を模式的に
示した図である。
【0024】図7に示すように、CPU10は2系統の
信号処理を実行する。まず、A/Dコンバータ6から出
力された量子化データを波形メモリ8に入力し、1波形
ぶんのデータを取り込む(ステップA)。
【0025】次に、この1波形ぶんのデータを書込みポ
インタ(CPUの内部に設けられている。ハードウェア
あるいはソフトウェアのいずれによっても構成すること
が可能である)が指定するワークエリアに書き込む(ス
テップB)。この書込みポインタは、後に説明するよう
に、1〜nまでのワークエリアを指定し、1回の波形書
込みが終了する度に+1だけインクリメントされるので
(ただし、nの次は1に戻る)、このステップBにおけ
る波形データが最新の波形データとなる。
【0026】次に、波形メモリ8に記憶されている最新
の波形データをラスタスキャン型の画像メモリ16に記
憶させる。そこで、上記書込みポインタが指定している
ワークエリア上の波形データを、ラスタ表示用のアドレ
スに変換する(ステップC)。すなわち、画像メモリ1
6をラスタスキャンした時に波形が再現されるよう、該
当する画素のアドレス(位置)をこのステップCで求め
る。
【0027】次に、ステップCで得られた画像メモリ上
の各アドレス(画素位置)から既に記憶されているデー
タを読み出す(ステップD)。
【0028】そして、ステップDで得られた各データに
対して1を加え、読み出して来た元のメモリアドレスに
再び戻す(ステップE)。
【0029】上述したステップC,D,Eにより、最新
波形のデータが画像メモリ16に書き込まれることにな
る。
【0030】画像メモリ16に書き込むべき波形データ
は、無制限に累積していけば良いのではなく、単位時間
内に取り込まれた波形についてのみ、データの累積が必
要である。そこで、次のステップFでは、消去ポインタ
が指定するワークエリアから最古波形データを読み出
し、その最古波形データが記憶されている画像メモリ上
の画素位置(ラスタ表示アドレス)を求める(ステップ
F)。この消去ポインタは、上記書込みポインタより+
1だけインクリメントされたワークエリアを常時指定し
ているため、最も古い波形データが記憶されているワー
クエリアを指定することになる。
【0031】次に、ステップFで得られたラスタ表示ア
ドレスから既に記憶されているデータを読み出し(ステ
ップG)、その読み出したデータから1を減じて元のラ
スタ表示アドレスに戻す(ステップH)。
【0032】以上のステップF,G,Hにより、画像メ
モリ16から最古波形のデータが消去されることにな
る。
【0033】最後に、書込みポインタおよび消去ポイン
タを+1だけインクリメントする。ただし、ワークエリ
アは1〜nであるので、nの次には1に戻る。
【0034】上述したステップA〜Iを繰り返すことに
より、画像メモリ16には単位時間当りの波形頻度(換
言すれば、各サンプル点における量子化データの出現頻
度)が記録されることになる。
【0035】図9は、このようにして記録された画像メ
モリの構造を示す。既に説明したとおり、この画像メモ
リ16の各画素をラスタスキャンすることによって、C
RT28上に波形を表示させるので、各画素(アドレ
ス)の読み出し順序は、本図中に数字で示したとおりと
なる。
【0036】ただし、各々の画素(アドレス)には4ビ
ットの頻度データが記憶されている。この4ビットの頻
度データは、上述したとおり、波形を形成する各画素の
出現頻度を表すものである。
【0037】図10は、画像メモリ16に記録された頻
度データ(4ビット)の読み出しと、CRT表示との関
係を例示したタイミング図である。本図中に示した“表
示クロック”は、表示タイミング発生回路20(図6参
照)から供給される。なお、この表示タイミング発生回
路20はCRT28に対して水平同期信号および垂直同
期信号を供給する。
【0038】また画像メモリ16からは、説明の都合
上、期間T1の時に0、T2の時に1、T3の時に2、
T4の時に3、T5の時に5…(以下、略)を表す4ビ
ットの頻度データDが出力されているものとする。この
4ビットの頻度データDは、コンパレータ22に供給さ
れている。また、コンパレータ22の基準データ入力端
には、しきい値設定用ラッチ回路18から出力される4
ビットのしきい値データSが入力されている。本実施例
では、しきい値データSはCPUのデータラインを介し
て指定される構成としてあるが、手動操作により設定す
ることも可能である。
【0039】いま、しきい値設定用ラッチ回路18から
S=1を表すしきい値データがコンパレータ22に供給
されているとすると、画像メモリ16から出力される頻
度データDが1以上のデータである限り、コンパレータ
出力は常に論理1となる。従って、この場合にはAND
ゲート回路24は開状態となり、ORゲート回路26か
らは、該当する画素を表示(100%輝度)させるため
の信号がCRT28に送られる。
【0040】図10には、さらに、しきい値SとしてS
=2,S=3,S=4,S=5の場合における表示態様
を示してある。特に、S=5とした場合には、期間T5
の表示クロック発生時にのみ、該当する画素が表示され
ることになる。
【0041】以上述べた信号処理により、波形の出現頻
度に応じた表示の可否(図4参照)を制御することがで
きる。
【0042】実施例2 図11は、本発明の第2の実施例を示す。本実施例は、
図6に示したORゲート回路26を4ビットのD/Aコ
ンバータ30に置き換えたものである。その他の部分の
構成については、図6と同じである。
【0043】図6に示した第1の実施例では、コンパレ
ータ22からD≧Sを表す論理“1”の信号が出力され
ている間、表示される画素の輝度は常に一定(100%
輝度)である。換言すれば、CRT28に表示される波
形は、入力波形の出現頻度に拘りなく一定の輝度であ
り、CRTの観察者がその出現頻度を知ることはできな
い。
【0044】そこで、第2の実施例では、入力波形の出
現頻度に応じて表示輝度を変化させるために、ANDゲ
ート回路24の出力をD/Aコンバータ30に入力した
ものである。
【0045】本実施例によれば、しきい値データS以上
の頻度データDが画像メモリ16から出力された場合に
は、その出現頻度に応じた輝度で表示がなされる。従っ
て、図4の下方に示したような頻度分布をもつジッタ波
形では、波形中央部がより輝いて見えることになる。
【0046】実施例3 図12は、本発明の第3の実施例を示す。本実施例は、
第2の実施例として図11に示した回路と比較して、表
示輝度設定用の変換メモリ42およびデータ出力の型を
選択する選択スイッチ42を備えている点が異なってい
る。すなわち、図11に示したしきい値設定用ラッチ回
路18,4ビットのコンパレータ22,ANDゲート回
路24を上記メモリ40および選択スイッチ42に置き
換えたものであって、その他の構成は同じである。
【0047】本実施例においても、CRT28の前段に
D/Aコンバータ30を備えているので、画像メモリ1
6から読み出された頻度データ(4ビット)Dに応じた
輝度変調がなされる。ただし、本実施例においては表示
輝度設定用の変換メモリ42を備えていることから、表
示輝度の態様をより多様化することが可能である。以
下、その理由を説明する。
【0048】図13は、表示輝度設定用の変換メモリ4
0における入出力関係を示す。また図14は、本実施例
の動作を示すタイミング図である。
【0049】図13に示した左側の1列は、変換メモリ
40のアドレス入力を示している。すなわち、この変換
メモリ40は4ビットの頻度データDをアドレス入力と
しているので、0〜15のアドレスを有する。このアド
レス入力を表す列の右側に示されている4つの列は、ア
ドレス入力に対応した4種類のデータ出力を示してい
る。
【0050】これら4種類のデータ出力を選択するに
は、選択スイッチ42を開閉し、変換メモリ40のアド
レス入力端に2ビットデータを供給すればよい。
【0051】図13に示した第1のデータ出力は、頻
度データD(=アドレス入力)が1〜15のとき、デー
タ出力が常に16となる場合を示している。このこと
は、図6に示した第1の実施例において、しきい値デー
タをS=1とした場合と同一の表示態様である。図14
に例示したタイミング図においては、期間T2〜T9に
おいて、D/A出力(D/Aコンバータ30の出力)が
最高値となり、表示輝度が100%になることを表して
いる。
【0052】第2のデータ出力では、頻度データD
(=アドレス入力)が5〜16のとき、データ出力が常
に16となる場合を示している。このことは、図6に示
した第1の実施例において、しきい値データをS=5と
した場合と同一の表示態様である。図14に例示したタ
イミング図においては、期間T5においてのみ、D/A
出力が最高値(輝度100%)となっている。
【0053】第3のデータ出力は、頻度データD(=
アドレス入力)が1以上のときに、入力波形の出現頻度
に応じて輝度表示を変化させたものである。すなわち図
14に例示したタイミング図においては、期間T2〜T
8において、D/A出力がそれぞれ変化している。この
ことは、図6に示した第1の実施例において、しきい値
データをS=1とし、かつ、頻度データDに応じて輝度
変調を施した場合と等価である。
【0054】第4のデータ出力は、頻度データD(=
アドレス入力)が3以上のときに、入力波形の出現頻度
に応じて輝度表示を変化させたものである。すなわち、
図14に例示したタイミング図においては、期間T4〜
T7において、D/A出力がそれぞれ変化している。こ
のことは、図6に示した第1の実施例において、しきい
値データをS=3とし、かつ、頻度データDに応じて輝
度変調を施した場合と等価である。
【0055】まとめ 以上説明してきた各々の実施例において、図15(A)
に示すようなジッタ波形を入力した場合、(1)通常の
デジタルオシロスコープでは、図15(B)に示すよう
にジッタ幅全てにわたる表示がなされてしまい、(2)
従来のアベレージ処理を施した場合には、ジッタ幅が広
がるにつれて波形の振幅が減少してくる、といった不都
合を回避して、図15(D)あるいは図15(E)に示
したような、正確な波形表示が可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明では、波形の
取り込みを複数回行い、各量子化レベル毎の出現頻度が
あるしきい値に達したとき(あるいは超えたとき)、は
じめて表示器上にドット表示をする形態としてあるの
で、ノイズやジッタなどの不要な成分を除去した正確な
波形表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】信号にノイズが重畳した状態を示す波形図であ
る。
【図2】アベレージ処理によって生じる振幅誤差を説明
した波形図である。
【図3】ノイズ振幅およびジッタ幅に対する出現頻度を
示した線図である。
【図4】本発明を適用した実施例の原理図である。
【図5】本発明を適用した実施例の原理図である。
【図6】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】CPUの処理手順を示す概念図である。
【図8】CPUの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】画像メモリの構造を示す説明図である。
【図10】第1の実施例の動作を示すタイミング図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】第3の実施例における変換メモリの記憶デー
タを示す図である。
【図14】第3の実施例の動作を示すタイミング図であ
る。
【図15】本実施例の効果を例示した説明図である。
【符号の説明】
4 クロックジェネレータ 6 A/Dコンバータ 8 波形メモリ 10 CPU 12 ROM 14 ワークRAM 16 画像メモリ 18 しきい値設定用ラッチ回路 20 表示タイミング発生回路 22 コンパレータ 24 ANDゲート回路 26 ORゲート回路 28 CRT 30 D/Aコンバータ 40 表示輝度設定用の変換メモリ 42 選択スイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元的に配列された画素のうち特定の
    画素を可視化することにより入力波形を表示する表示器
    を備えた波形表示装置において、 入力された信号波形を所定周期のサンプル点毎に量子化
    し、サンプルデータを記憶する波形記憶手段と、 前記表示器における各画素が前記サンプル点における各
    量子化レベルに対応しているとき、前記波形記憶手段か
    ら前記サンプルデータを所定の波形数ぶんだけ取り込
    み、各サンプル点における各量子化レベルの出現頻度を
    集計し、各画素に対応した量子化レベルの出現頻度を当
    該画素位置における頻度データとして記憶する累算手段
    と、 前記累算手段から各画素毎の頻度データを読み出し、該
    頻度データが所定のしきい値を越えたときに、前記表示
    器の対応する画素を可視化する表示制御手段とを具備し
    波形表示装置であって、 前記表示制御手段は、 前記頻度データが前記しきい値を越えた程度に応じて、
    前記表示器の各画素を可視化する際の輝度を決定する輝
    度設定手段を備え、 該輝度設定手段は、 前記頻度データを表すnビットのデータと、該頻度デー
    タが前記しきい値以下のときに出力される論理“0”の
    信号を各ビット毎に入力するn個のANDデータ回路
    と、 前記n個のANDデータ回路から出力されるnビットの
    データをアナログ信号に変換するD/A変換手段と を具
    備したことを特徴とする波形表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表示制御手段
    は、 前記頻度データをアドレスとして入力し、各々のアドレ
    スに対応して2値データあるいは多値データを記憶した
    変換メモリと、 前記変換メモリから読み出された2値データあるいは多
    値データに対応して前記表示器の各画素の表示輝度を決
    定するD/A変換手段とを具備したことを特徴とする波
    形表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記変換メモリは各
    々のアドレスに対応して複数タイプの2値データあるい
    は多値データを記憶し、特定のタイプのデータのみを選
    択的に出力することを特徴とする波形表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記変換メモリから
    特定のタイプのデータを出力するために、該変換メモリ
    は出力データ選択用のアドレスを備えていることを特徴
    とする波形表示装置。
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