JP2000081451A - デジタル・オシロスコ―プ及びピ―ク表示方法 - Google Patents

デジタル・オシロスコ―プ及びピ―ク表示方法

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JP2000081451A JP11229725A JP22972599A JP2000081451A JP 2000081451 A JP2000081451 A JP 2000081451A JP 11229725 A JP11229725 A JP 11229725A JP 22972599 A JP22972599 A JP 22972599A JP 2000081451 A JP2000081451 A JP 2000081451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル・オシロスコープにおいて、ピーク検
出モードによって表示されるプロットの輝度を制御し、
ディスプレイ上で観察される所望の信号とノイズ信号と
の判別がつくようにする。 【解決手段】本発明によるデジタル・オシロスコープ
は、入力信号をA/D変換し(402)、得られたデジ
タル・データ列をデシメーション期間の間毎に評価し、
該期間中における最小値と最大値を検出し(404)、
それぞれの有効度を算出し(406)、各期間毎にデシ
メーション値を表示していき(408)、さらに、各デ
シメーション期間毎の最大値及び最小値を、先ほどの有
効度に基づいた輝度に調整して表示する(410)こと
によって、ピーク表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、デジタル
・オシロスコープに関するものであり、とりわけ、ピー
ク検出動作モードが改善されたデジタル・オシロスコー
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】オシロスコープは、何年にもわたって、
とりわけ、各種データ波形のモニタを含む、いくつかの
目的に利用されてきた。オシロスコープは、電子装置の
研究、開発、及び、製造にとって不可欠になっている。
アナログ・オシロスコープは、電気現象の瞬時振幅値の
連続時間ベース表示を行い、従って、低周波包絡線を有
する高周波搬送波信号のような、複雑な信号の波形を正
確に表示することが可能である。しかし、アナログ・オ
シロスコープは、信号波形を記憶できないのが大きな欠
点である。また、極めて高速な信号成分を検分する場
合、オシロスコープの照明が薄暗いため、スパイクまた
はグリッチの検分が困難である。
【0003】デジタル・テクノロジの進歩につれて、デ
ジタル・オシロスコープが開発され、信号波形の記憶が
可能になった。デジタル・オシロスコープは、入力信号
を内部クロックによって決まる離散的時点に分割し、そ
れぞれの時点における瞬時振幅値を量子化し、結果得ら
れるデジタル表現をデジタル・メモリに記憶する。表示
の際には、記憶されたデジタル表現が所定のクロック・
レートでメモリから読み出され、これがドットの並びで
表示されるか、あるいはドットを結合した形で(すなわ
ち、ベクトル・モードで)表示される。入力信号は、デ
ジタル・オシロスコープの内部クロックとは機能的に関
連していないので、クロック・エッジの発生時における
入力信号の瞬時値がいかなる値になろうとも記憶され
る。
【0004】この欠点に取り組むために、デジタル・オ
シロスコープには、一般に、「ピーク検出」動作モード
が含まれている。このモードの場合、入力信号は、高速
でサンプリングされ、A/D変換器によってデジタル・
データに変換される。所定の時間期間におけるデジタル
・データの最大ピーク振幅(または最大及び最小値)
が、後続の検索及び表示に備えて、メモリに順次記憶さ
れる。この方法では、一般的なサンプリング技術では検
出がほぼ不可能な高周波ノイズまたは小幅のグリッチを
検出し、後続の検索及び表示に備えて記憶することが可
能になる。ピーク検出動作モードの場合、信号包絡線を
測定し、エイリアシングを検出することが可能である。
ピーク値(最大と最小の両方)の検出及び記憶は、既知
のものであり、当該技術者によって理解されている。
【0005】しかし、ピーク検出から生じる問題の一つ
は、デジタル・オシロスコープ内部のノイズを含めて、
信号ノイズが誇張され、最悪のケースのノイズ性能が表
示されることである。これは、波形のどの部分に生じる
いかなるノイズ・ピークであろうとも捕捉される可能性
があり、最悪のケースのノイズ性能が表示されるためで
ある。場合によっては、この最悪のケースのノイズが所
望の情報であることもあるが、これにより所望の統計的
情報がマスキングされる場合も多い。このため、ピーク
検出は、多くのデジタル・オシロスコープにおいて特殊
モードとして扱われ、必要な場合に限って使用可能にな
る(または選択される)ことが多い。ピーク検出モード
のもう一つの欠点は、決まって波形の統計的情報が損な
われる点である。
【0006】本発明の譲受人に譲渡された米国特許第
5,740,064号に教示されているように、ピーク
検出モードの誇張ノイズの欠点は、デシメーション期間
中において、実際にサンプリングしてデシメーションを
施したデータか、或いはピーク・データかのいずれかを
選択的に表示する機構によって対処することが可能であ
る。従来からの厳密な定義によれば、デシメーション期
間(通常は、1表示ピクセル列)当たりn個のデータ・
ポイントが存在する場合、デシメーションが施されたデ
ータ・ポイントは、n個毎に1つのデータ・ポイントで
ある。「ディザが施された」データ・ポイントは、n個
の全データ・ポイントのうちの1つを表している。ディ
ザが施されたデータ・ポイントは、n個毎に1つのサン
プル・ポイントとすることもできるし、あるいは、n個
の全サンプル・ポイントのうちの1つ(統計的に)とす
ることも可能である。わざわざ「n個毎に1つのデータ
ポイント」と述べていなくとも、本明細書において用い
られる「デシメーションが施されたデータ・ポイント
(または値)」という用語は、n個の全データ・ポイン
トのうちの1つを表すものとする。これに関して、本明
細書において用いられる「デシメーションが施されたデ
ータ・ポイント」という用語は一般に、「ディザが施さ
れたデータ・ポイント」と同義である。
【0007】説明を続けると、通常は、サンプリングさ
れた(及び、デシメーションが施された)実際のデータ
が表示されるが、所与のデシメーション期間における最
大ピーク値と最小ピーク値との間の相違が所定のしきい
値(有意の短期変化を示す)を超えると、ピーク・デー
タが表示される。このようにして、ベースライン・ノイ
ズは誇張されないが、有効信号グリッチが捕捉され、表
示される。
【0008】さらに米国特許第5,740,064号に
は、デシメータによって一連のデジタル信号サンプルに
処理を加え、各デシメーション期間毎にデシメーション
が施されたサンプル値を抽出するステップが含まれてい
る。また、これと同時に、一連のデジタル信号サンプル
はデジタル・ピーク検出器によって処理され、各デシメ
ーション期間毎に最大値及び最小値(ピーク検出サンプ
ル値)が抽出される。所与のデシメーション期間にわた
って、その時間間隔における最大サンプル値と最小サン
プル値との差が計算される。その差がグリッチ検出しき
い値を超えると、前記所与のデシメーション期間におけ
る最大サンプル値と最小サンプル値がビデオ・サンプル
・メモリに転送される。前記しきい値を超えない場合
は、前記所与のデシメーション期間におけるデシメーシ
ョンが施された値がビデオ・サンプル・メモリに転送さ
れる。
【0009】米国特許第5,740,064号に開示さ
れているシステムは、ベースライン・ノイズに対して効
果的に誇張を和らげる効果を奏しているが、さらなる改
善が所望される。これに関して、米国特許第5,74
0,064号のシステムは、所与のデシメーション期間
におけるサンプリング値、デシメーション値、または、
ピーク値を表示する。従って、各デシメーション期間毎
にこれらの値うちの1つが無視される(すなわち、表示
されない)。従って、ユーザにとって貴重であるかもし
れない何らかの情報の提供が抜けてしまう。さらに、こ
の方法においては、信号の大きさを表示するためにプロ
ットされるはずのドットの間の差が前記しきい値に近い
とき、波形に歪みが加わったように表示されてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、上述の欠点を克服するピーク検出モードを備えた改
良型デジタル・オシロスコープを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のいくつかの目
的、利点、及び、新規の特徴については、一部は、後続
の説明において示され、また、一部は、下記説明の検討
によって当該技術者には明らかになり、あるいは、本発
明を実施することによって分かるであろう。本発明の目
的及び利点は、付属の請求項に詳細に指摘された手段及
び組み合わせによって実現し、達成することが可能であ
る。
【0012】この利点及び新規の特徴を実現するため、
本発明は、一般に、ピーク情報を正確に表示するだけで
はなく、ピーク情報の有効性も反映するピーク検出モー
ドをもたらす、デジタル・オシロスコープを目指してい
る。これに関して、また、本発明の態様の1つに従っ
て、このオシロスコープには、周期的に入力信号をサン
プリングし、周期的サンプルをデジタル・データ列に変
換するように構成されたアナログ・デジタル(A/D)
変換器が含まれている。A/D変換器の出力には、第1
の所定の時間期間にわたってデジタル・データ列を評価
し、第1の時間期間中における最小値と最大値を検出す
るように構成された回路が配置されている。最小値と最
大値を評価して、最小値と最大値の有効度を求めるよう
に構成された機構が設けられている。最後に、オシロス
コープには、有効度に応答して、ディスプレイにおける
信号表示の輝度を変化させるように構成された表示コン
トローラが含まれている。さらに、統計的に有効なサン
プル波形のプロットも可能な機構が設けられており、結
果として、ピーク情報と統計的情報の両方を含む合成図
が得られる。これに関して、この合成図は、ピークの個
々の輝度と統計図の輝度を合計することによって作成可
能である。代替案として、単純に、ピーク図の輝度と統
計図の輝度との間で、最も明るい輝度を選択し、その最
も明るい輝度で合成図を作図することも可能である。
【0013】動作時、オシロスコープは、周期的サンプ
ル・レートで電気信号のサンプリングを行う。一般に
は、複数のサンプル・ポイントから構成される所定のデ
シメーション期間にわたって、オシロスコープは、信号
の最大値と最小値(すなわち、ピーク情報)を保管す
る。オシロスコープが、連続したドットが結合される、
ベクトル・モードで動作しているものと仮定すると、オ
シロスコープは、各デシメーション期間におけるデシメ
ーションが施されたデータだけではなく、ピーク・デー
タも表示する。しかし、本発明の重要な態様は、ピーク
・データについては、ノイズを強調するようなやり方で
は表示しないということである。これに関して、ピーク
・データは、ピーク値の有効度が低くなればなるほど、
輝度も低くなるように、表示の輝度を変化させて表示さ
れる。ピーク値(すなわち、デシメーション期間の最大
/最小値)の有効度は、いくつかの異なる方法で求める
ことが可能であり、また、いくつかの異なる要素に基づ
くことも可能である。例えば、ピーク値は、そのデシメ
ーション期間における他のサンプル値と比較することが
可能である。ピーク値が大幅に異なる場合、動作モード
に従って、より有効性が高いか、あるいは、より有効性
が低いとみなすことができる。同様に、ピーク値と近傍
のデシメーション期間におけるピーク値を比べることに
よって、比較を実施することも可能である。
【0014】後続の詳細な説明からより明らかになるよ
うに、本発明は、先行技術において既知のシステムに対
していくつかの利点を備えている。例えば、本発明のオ
シロスコープは、全デシメーション期間に関するピーク
情報を保存するが、ノイズが増幅されないやり方で(例
えば、可変輝度)その情報を表示し、また、ピーク情報
が有意の新情報を付加しない場合、統計的情報が表示さ
れるが、ピーク情報によって不明瞭になることはない。
本発明は、アナログ・オシロスコープでは、あるいは、
ドット表現モードのデジタル・オシロスコープであって
も、従来、その特徴を確認することが困難であった、細
かいイベント及びレベル遷移を強調するように構成する
ことが可能である。
【0015】本発明のもう1つの態様によれば、デジタ
ル・オシロスコープでピーク検出動作モードを実施する
ための方法が得られる。本発明のこの態様によれば、該
方法には、入力信号をデジタル・データ列に変換するス
テップが含まれている。該方法では、第1の所定の時間
期間にわたってデジタル・データ列の評価を行い、第1
の時間期間中における最小値と最大値を検出する。次
に、該方法では、最小値と最大値の有効度を求める。最
後に、該方法では、オシロスコープのディスプレイにピ
ーク値(つまり、最小/最大値)を表示する。この表示
ステップには、最小値と最大値の有効度に基づいて、表
示輝度を変化させることが含まれるのが望ましい。
【0016】
【実施例】本発明のさまざまな態様について要約した
が、次に、図面において例示のところに従って、本発明
について詳細な説明を加えることにする。本発明の説明
はこれらの図面に関連して行われるが、本明細書に開示
の実施態様に限定することを意図したものではない。付
属の請求項によって定義される本発明の精神及び範囲内
に含まれる全ての代替案、修正案、及び均等物を包含す
ることを意図したものである。
【0017】米国特許第5,740,064号について
は、上記のように簡単に触れておいたが、次に、前記特
許に開示のピーク検出回路のブロック図である図1を参
照する。特に、その装置に備えられた、下記の働きをす
るグリッチ検出回路50が開示されている。該グリッチ
検出回路50は、各デシメーション期間における最大サ
ンプル値と最小サンプル値の差を計算することができる
ように、デジタル・ピーク検出器42の出力から最小/
最大サンプル値データを受信する。前記差の計算が済む
と、最小サンプル値/最大サンプル値の差が指定された
グリッチ検出しきい値レベル(GDTV)と比較される
(GDTVはグリッチ検出しきい値選択回路(以下、G
DTV選択回路と称する)54によって供給される)。
所与のデシメーション期間における最小/最大差がGD
TVを超えると、その時間期間における最小/最大サン
プル値がサンプル収集メモリ48に記憶される。所与の
デシメーションが施されたサンプルの最小/最大差に関
連して、コンパレータ58は、デシメーション期間にお
ける最小/最大差がGDTVを超えたか否かを表した信
号を出力する。この信号は、マルチプレクサ60の選択
入力(SEL)として受信される。該選択入力によって
最小/最大差がGDTVを超えることが表示されると、
最小及び最大サンプル値を伝送する方のマルチプレクサ
・データ・ラインが収集メモリ48へ接続される。一
方、選択入力によって最小/最大差がGDTV以下であ
ることが表示されると、デシメーションが施されたサン
プル値を伝送する方のマルチプレクサ・データ・ライン
が収集メモリ48に接続される。デシメータ40、デジ
タル・ピーク検出器42、及びGDTV選択回路54の
動作は、適切なクロック信号(当該技術者にはその実施
が理解されているので、不図示)によって同期がとられ
る。
【0018】米国特許第5,740,064号の技法の
第1の望ましい実施態様では、その結びとして、ビデオ
・ディスプレイ52に表示するために、サンプル収集メ
モリ48の内容がビデオ・サンプル・メモリ44に転送
されることが述べられている。第1の実施態様の場合、
最初に、グリッチ検出回路50によってデータが処理さ
れ、次に、サンプル収集メモリ48に記憶される。これ
は、「決定後記憶」アプローチと呼ぶことにする。サン
プリング技法の実施態様の1つでは、最初に、データが
メモリ66、68に記憶され、その後で、グリッチ検出
回路50による処理が施される(「記憶後決定」アプロ
ーチ)。もう1つの実施態様では、グリッチ検出回路5
0の後段に配置されたサンプル収集メモリ48の代わり
に、グリッチ検出回路50の前段に配置された1対の収
集メモリ66、68(点線で図示されている)が用いら
れている。
【0019】「記憶後決定」アプローチを利用する、つ
まりは、デシメーション・サンプル値収集メモリ66と
ピーク検出サンプル値収集メモリ68の両方を必要とす
る理由は、極めて高いクロック速度で動作するA/D変
換器46に適応することにある。超高速のA/D変換器
46を利用すると、グリッチ検出回路50に可能な処理
速度をはるかに超える速度で、信号サンプルの収集及び
記憶が可能になる。信号サンプルの収集中に、グリッチ
検出回路50で行われる追加データ処理が実施されるこ
とになれば、高速で効率のよいサンプル収集を妨げるこ
とになる。最初に、デシメーション・サンプル値データ
及び最小/最大サンプル値データをメモリ66、68に
記憶することによって、サンプル・セットを収集する間
にグリッチ検出回路50によるデータ処理が実行可能に
なり、この結果、波形測定器の総合的な効率が高められ
る。所望の場合、デシメーション・サンプル値収集メモ
リ66及びピーク検出サンプル値収集メモリ68は、単
純に、単一メモリを分割したものとすることも可能であ
る。
【0020】両方法とも有効であり、本発明と関連づけ
ていずれを利用してもかまわないが、「記憶後決定」ア
プローチは、「決定後記憶」アプローチの場合の2倍の
サンプル収集メモリを必要とする。メモリのコストが高
くつくので、高速A/D変換器46が組み込まれていな
い測定器では、追加メモリを利用せずに、収集と同時に
グリッチ検出回路50によってデータの処理を行い、サ
イズの縮小されたサンプル値データ・セットを単一サン
プル収集メモリ48に記憶することが可能である。収集
メモリ48の内容は、連続したサンプル・セットの収集
間にビデオ・サンプル・メモリ44に転送可能である。
【0021】しかし、前述のように、図1のシステムで
は、表示される情報は制限される。これに関して、所与
のデシメーション期間中、前記システムは、ピーク情報
かデシメーション(サンプリング)された情報かのいず
れかしか表示(プロット)せず、両方の表示は行わな
い。ピーク・データを表示する場合、ノイズ及び他の外
部信号が増幅され、統計的情報が損なわれる。デシメー
ション情報が表示されると、今度は統計的情報が表示さ
れるが、ピーク情報が損なわれる。
【0022】次に、本発明によるデジタル・オシロスコ
ープにおいてピーク検出モードを実施するための回路の
一部に関するブロック図である、図2を参照する。これ
に関して、本発明の概念及び教示に従って、回路は、主
として、ハードウェア、ソフトウェア、または、この2
つの任意の適正な組み合わせをなすように構成すること
が可能である。確かに、当業者には明らかなように、一
般には、ソフトウェアを主体に実施するほうが実施しや
すいが、ハードウェア主体の実施ほど動作が速くない。
従って、実際の実施例は、サンプル・レート、及び、装
置の所望の動作速度によって左右される可能性がある
が、図1のブロック図及び本明細書の説明は、一般に、
いかなる特定の実施形態にも左右されない。
【0023】図2示すように、また、図1に関して示さ
れた説明に従って、A/D変換器146は、アナログ入
力信号を受信し、デジタル値列に変換する。これらの値
は、さらに、デシメータ140とピーク検出回路142
の両方に入力される。既知の、十分に理解されているや
り方で、デシメータ140は、A/D変換値のn個毎に
1個のサンプルを抽出し、他の全てのサンプルを廃棄す
ることもできるし、あるいは、n個のA/D変換値のサ
ンプルのうちからいずれか1つを抽出し、他の全てのサ
ンプルを廃棄するようにすることも可能である。一方ピ
ーク検出回路142は、全サンプルの評価を行い、所定
のデシメーション期間に関する最大値及び最小値を保持
する。次に、デシメーション値とピーク値がメモリ14
8に記憶される。代わりに、より多くのメモリ集約的ア
プローチ(例えば、記憶後決定アプローチ)では、最初
に、メモリ148に全サンプル値を記憶し、その後、デ
シメーションを施すことが可能である。
【0024】本発明は、複数のデシメーションした値及
びピーク値に基づいて、ピーク値に対するピーク有効度
を定量化する働きをする(ブロック200)。これに関
して、また、さらに詳細に後述するように、このピーク
有効度の計算に際しては、さまざまな要素を考慮しなけ
ればならない。このため、図面には、「アルゴリズム制
御」と表示した入力が示されている。後述するように、
有効度は、いくつかあるアルゴリズムのうち任意の1つ
によって計算することが可能である。実施する特定のア
ルゴリズムは、自動的に選択することもできるし、ある
いは、ユーザに委ねられた手動制御に基づいて選択する
ことも可能である。
【0025】次に、ブロック200で計算された有効度
は、デシメーション・データ値及びピーク・データ値と
共に、ビデオ・サンプル・メモリ144に送られ、前記
メモリにおいて、ビデオ・ディスプレイ152で表示さ
れるイメージが制御される。本発明に従って、ビデオ・
ディスプレイ152は、陰極線管(CRT)、液晶ディ
スプレイ(LCD)、または、他の任意の適合するディ
スプレイとすることが可能である。本発明の望ましい実
施態様によれば、ディスプレイ152には、デシメーシ
ョン値とピーク値の両方が表示される。しかし、本発明
の概念によれば、ピーク・データ値は、一般に、ユーザ
/検分者が表示される値の有効度を認識できるやり方で
表示される。この有効度は、表示輝度の変化によって表
示されるのが望ましい。ピーク値の有効度が高ければ高
いほど、ディスプレイ上におけるその輝度がそれだけ明
るくなる。逆に、ピーク値の有効度が低ければ低いほ
ど、ディスプレイ152におけるその輝度がそれだけ暗
くなる。
【0026】「デシメーション制御」ブロック147
が、「ピーク有効度定量化」ブロック200と並列に描
かれているが、その働きは、メモリ148からデシメー
ション・データを取り出して、統計的に有効なデータ図
を生成することである。このブロック147の働きは当
業者には明らかであり、本発明の一部をなすものではな
いので、本明細書において記述する必要はない。
【0027】次に、本発明の実施態様の1つによって実
施される、図2の有効度定量化ブロック200のブロッ
ク図を示す、図3を参照する。これに関して、データ
(ピーク・データとデシメーション・データの両方を含
む)が、有効度ブロック202に入力される。有効度ブ
ロック202では、いくつかあるアルゴリズム(その幾
つかについては後述する)のうちの任意のものに従っ
て、そのピーク・データ値に関する有効度を計算する
(所望のデシメーション期間において)。
【0028】有効度ブロック202の出力は、有効度の
強調のし過ぎを防ぐために構成されたクランプ・ブロッ
ク203(ON/OFF可能)に送られる。これに関し
て、後述のいくつかのアルゴリズムには、スパン差を取
り入れて、隣接するデシメーション期間における値と比
較するものもある。しかし、こうしたアルゴリズムは、
例えばある環境におけるデジタル・パルスの最高値また
は最低値の有効性を誇張して表す可能性がある。有効度
の単純なクランピングによって、これが生じるのを阻止
することが可能である。クランプ機能自体の詳細は、本
発明の一般概念を形成するものではないので、本明細書
では、これ以上の論述を行う必要はない。問題及び一般
的な解決法に関する以上の認識によって、当業者であれ
ば、とりわけクランプ機能を実施する各種方法が明らか
になるであろう。
【0029】クランピング・ブロック203の出力は、
プリスケーラ・ブロック204に送られる。プリスケー
ラ・ブロックは、64を超える範囲の輝度変化をも考慮
している。これに関して、ルック・アップ・テーブル2
06には64個のエントリが定義されいる。該ルック・
アップ・テーブルのエントリによって、有効度が未スケ
ーリング状態の輝度に変換される。この輝度は後に、一
般的に1つ表示ピクセル列に相当する所与のデシメーシ
ョン期間における最大値と最小値の間の1ストロークと
してプロットされる。図7は、ルック・アップ・テーブ
ル206に記憶されている、プリスケールされた状態の
輝度と有効度の関係についてのデータをグラフ表示した
ものである。図7に示すように、輝度は一般に線形であ
るが、ルック・アップ・テーブル206ではある程度の
柔軟性を考慮に入れている。当然、この変換機能は、ル
ック・アップ・テーブルへの参照というやり方によって
ではなく、計算によって実施することも可能である。さ
らに明らかなように、望ましい実施態様の場合、ルック
・アップ・テーブルのサイズを縮小するために、プリ・
スケーラ・ブロック204及びポスト・スケーラ・ブロ
ック208が実施されてきたが、これらのブロックは、
本発明のより一般的な機能及び概念の実施にとっては必
ずしも必要であるわけではない。
【0030】プリ・スケーラ・ブロック204の説明に
戻ると、このブロックは、入力(0か1の値)によって
2分割形態が選択可能になっている。さらに詳細には、
入力がこの形態を呼び出すように選択されると、有効度
によって、64ではなく、128の縦のコード範囲まで
の振舞い線形範囲が可能になる。この形態は一般には必
要とされないが、64を超えるコードの輝度範囲が必要
な場合には、比較的単純で低コストの解決法が得られ
る。
【0031】最後に、ポスト・スケーラ208操作が施
される。このブロックは、ルック・アップ・テーブル2
06から出力される輝度にスケーリングを施す。例示の
ように、ポスト・スケーラ・ブロック208に入力され
るデータ・パスは、5ビット幅が望ましい。ポスト・ス
ケーラ・ブロック208から出力されるデータ・パス
は、12ビット幅が望ましい。従って、結果生じるスト
ローク輝度は、ほぼ任意の範囲に合わせてスケーリング
を施すことが可能である。これは、ピーク・ストローク
が、デシメーションつまりディザを施されたデータの輝
度に圧倒されないために必要となるものである。プロッ
トされたディザ処理済みデータ・ポイントとプロットさ
れたピーク・データ・ポイントとの比は、一般に可変で
ある。例えば、オシロスコープは、結果として50,0
00のディザ処理済みポイントがプロットされるような
掃引速度に設定されており、これが、1つの最小/最大
対に対して50個のディザ処理ポイントであると仮定す
る。1つのピーク・ストロークの輝度にスケーリングを
施すことができる方法がない場合、ディザが施された5
0のデータ・ストロークの輝度によって圧倒される可能
性がある。
【0032】次に、振幅変調波形に関する本発明による
装置の働きを説明するために、図4A〜図4Cを参照す
る。図4Aは、先行技術によるオシロスコープのピーク
検出モードの表示を表したグラフである。このグラフの
場合、正弦波の包絡線、並びに、その包絡線によって形
成される内部空間が、比較的均一な輝度で表示されてい
る。内部空間のこの照度は、正弦波で変調された信号か
ら抽出されるサンプリングの結果から生じるものであ
る。従って、均一な輝度表示である場合、被変調波に関
する統計的情報の多くが失われている。例えば、搬送波
信号が正弦波なのか方形波なのか、識別することができ
ない。
【0033】図4Bには、米国特許第5,740,06
4号に開示のピーク検出モードで動作するオシロスコー
プ・ディスプレイのグラフが示されている。参照番号3
10で示すように、グリッチ−しきい値の振幅の交差点
近傍に段差が観測される。前述のように、該特許のシス
テムは、各デシメーション期間毎にデシメーション・デ
ータとピーク・データのいずれかを表示する(ピーク・
データがしきい値を超えるか否かによって決まる)。人
為的歪みとしても知られる段差状不連続部310は、ピ
ーク・データの表示とデシメーション・データの表示と
の間における遷移の結果から生じるものである。やはり
図4Bから観測されるように、表示波形の比較的均一な
輝度によって統計的情報が失われている。
【0034】本発明によって得られる表示を例示するた
め、次に図4Cを参照する。これに関して、図示のよう
に、本発明に従って製作されるオシロスコープは、同様
の波形を表示する。しかしこのオシロスコープは、内部
空間の表示より高い輝度で正弦波包絡線を表示する。こ
れに関して、搬送波波形(すなわち、正弦波包絡線)
は、統計的情報を具現化したものであり、従って、包絡
線内の内部領域よりも高い輝度で表示されるのが望まし
い。また、人為的歪みが取り除かれる。図示する目的の
ため、ここでは輝度がドットの密度で表現されている。
【0035】次に、全体として、本発明を明らかにする
もう1つの例を表す、図5A〜図5C及び図6A〜図6
Cを参照する。これに関して、図5A〜図5Cは、既知
のように、先行技術のオシロスコープによって実施され
るピーク検出だけの表示(図5A)、デシメーションだ
けの表示(図5B)、ピーク・データとデシメーション
・データの両方の同時表示(図5C)を例示したグラフ
である。これに対し、図6A〜図6Cは、本発明に従っ
て製作されたオシロスコープによって実施される、ピー
ク検出だけの表示(図6A)、デシメーションだけの表
示(図6B)、ピーク・データとデシメーション・デー
タの両方の同時表示(図6C)を例示したグラフであ
る。
【0036】より現実的な波形に関して本発明の働きを
例示するため、これらの図に関して選択された波形が、
比較的振幅が大きいが、持続時間の極めて短い、周期的
パルス362、364、及び、366である。実際のパ
ルスの持続時間は変動する可能性があるが、オシロスコ
ープでの表示のために選択される時間期間に比べて極め
て短い。これに関して、実際のパルス幅は、デシメーシ
ョンされたサンプル間の時間間隔より短く、従って、デ
シメーションのみの表示においては、サンプリング及び
表示がされる場合もあれば、されない場合もある。パル
スの持続時間がデシメーション・サンプル間の時間より
長ければ、少なくとも1つはサンプリングされるから、
そのパルスのサンプルは必ず表示されるのが認識される
であろう。しかし、パルスが(デシメーション期間とは
対照的に)少なくともオシロスコープのA/D変換の最
大サンプリング期間程の幅を有する場合は、確実にピー
ク検出モードで表示されることが認識されるであろう。
そうでなければ、そのパルスは極めて短い幅である可能
性があるので、最大サンプル・レートでもサンプル・ポ
イントに生じることができず、従って、完全に見落とさ
れる可能性がある。
【0037】図の簡単な説明を続けると、図5Aには、
ピーク検出モードで動作するデジタル・オシロスコープ
によって表示される3つの周期的パルス362、36
4、及び、366が示されている。さらに、一般にこう
した動作セッティングで検出され、表示される、非周期
的ベースライン・ノイズ(例えば、368)も描かれて
いる。明らかに、パルス、並びに、ベースライン・ノイ
ズは、全て、同じ輝度で表示されており、従って、信号
で搬送された統計的情報は、その表示から失われてい
る。
【0038】図5Bには、同じ周期的波形の先行技術に
よるデシメーション表示が示されている。図5Aとは異
なり、ピーク情報が損なわれて、より統計的な情報が保
存されている。パルス時間期間が極めて短いため(例え
ば、デシメーション・サンプル期間より短い)、デシメ
ーション表示では、発生した全パルスを表示するという
保証が得られない。図5Bの例図において、パルス36
4が、デシメーション表示から失われている。
【0039】最後に、図5Cには、全デシメーション期
間に関するピーク・データまたはデシメーション・デー
タを選択的に表示可能なオシロスコープの先行技術によ
る表示が示されている。ベースライン・ノイズの統計的
情報が表示されているが、パルス364が抜け落ちてい
ない。
【0040】次に、本発明に従って製作されたオシロス
コープに表示される、同様の波形のグラフを示す図6A
〜図6Cを参照する。これに関して、3つのパルス37
2、374、及び、376が、ピーク検出だけのモード
(図6A)のグラフと、各デシメーション期間のピーク
情報(最小/最大対)とデシメーション情報の両方を示
すグラフ(図6C)で、表示されている。図5A〜図5
Cと同様、ベースライン・ノイズ378も検出され、表
示される。また、図5Bと同様、図6Bのデシメーショ
ン表示では、パルスの1つ374が表示されていない
(その特定のデシメーション・サンプルと一致しなかっ
たので)。図6Bに表示のピークが、図6Aに表示のピ
ークよりも輝度が低い(ドットの濃度が薄い)点にも留
意されたい。
【0041】図5A〜図5Cとは対照的に、本発明に従
って製作されたオシロスコープにおけるデータ表示は、
ベースライン・ノイズに対する過度の強調は行わない。
また、統計的情報も保存(及び表示)される。これに関
して、パルス372、374、及び、376の輝度は、
図5A〜図5Cに表示のパルス362、364、及び、
366の輝度より低い。この輝度の低下が、この場合、
実線の代わりに、点線で例示されている。しかし、図6
A〜図6Cのパルス372、374、及び、376は、
ベースライン・ノイズよりは有効度が高いため、ベース
・ラインのピークよりは明るい。
【0042】本発明の概念に従って、いくつかの要素に
応じてパルスの輝度を変えることができるのは明らかで
ある。もちろん、ユーザにある程度の輝度制御を委ねる
ために、手動の表示輝度制御装置を設けることが可能で
ある。これによって、ユーザは、ディスプレイ上に表示
される全信号の輝度を等量ずつ増減させることが可能に
なる。しかし、本発明の実施態様の1つによって求めら
れるような相対輝度は、手動制御の調整では変更されな
い。
【0043】やはり、本発明に従い、本発明に基づいて
構築されたオシロスコープによって実施されるアルゴリ
ズムに応じて、異なる信号の相対輝度を変化させること
ができるのは明らかである。これに関して、本発明に従
い、さまざまなアルゴリズムを実施することが可能であ
る。実際のところ、所与の時間において所望される表示
形態に応じて、または所与の信号を評価する際に所望さ
れる表示形態に応じて、所与のオシロスコープにおいて
様々なアルゴリズムを選択することさえ可能である。前
述のように、本発明では、各デシメーション期間毎に、
実施されるアルゴリズムに応じて、所定の信号に有効度
を割り当てる働きをする。任意の所定の時点に、ディス
プレイに表示される個々の信号の相対表示輝度を決定す
るのは、この有効度である。例えば、図示されていない
が、パルス376は、パルス372よりはるかに振幅が
小さいものと仮定する。こうした状況の場合、本システ
ムは、パルス372の有効度のほうが高いものとみな
し、従って、パルス376の表示に比べて高い相対輝度
でその表示を行う。
【0044】本発明の一般的な態様及び実施に関して説
明してきたが、次に、ブロック200(図2)の有効度
を計算するための各種アルゴリズムについて述べること
にする。当然明らかなように、下記のアルゴリズムの1
つ以上は、設計選択の問題として実施可能である。代わ
りに、本システムは、アルゴリズムの1つを自動的かつ
動的に選択するように構成することも可能であり、この
場合、選択基準は、いくつかの要素に応じて変更可能で
ある。代わりに、オシロスコープのユーザが、手動でア
クティブ・アルゴリズムを選択することも可能である。
従って、本発明は、下記のどのアルゴリズムの実施にも
制限されるものではない。実際、本発明の概念及び教示
に従って、他のアルゴリズムを実施することが可能であ
る。
【0045】第1のアルゴリズムによれば、本システム
は、必ず、デシメーション期間毎に1つの最小/最大対
をプロットし(統計的に有効なプロットに加えて)、必
ず、肉眼で認識できる最低輝度値でピークをプロットす
る。手動輝度制御を増すことによって、データをより見
やすくすることが可能であり、その結果、ピークがより
見やすくなる。好都合なことに、公称輝度設定では、本
システムはノイズの過度な強調を行わないし、包絡線グ
レイ・スケール情報に歪みが生じることもない。さら
に、該アルゴリズムを使用した本システムは、複数のデ
ジタル・エッジを一貫して扱う。該アルゴリズムを使用
した本システムは、フルの輝度設定をすれば、グリッチ
及びレベル・シフトが見えやすくなる。また、エイリア
シングが生じた波形やレベル・シフトにおける変遷を覆
い隠す。しかし、ピークの鮮明度によって、統計的に有
効なプロットが不明瞭になる。
【0046】第2のアルゴリズムによれば、本システム
は、必ず、デシメーション期間毎に1つの最小/最大対
をプロットする(統計的に有効なプロットに加えて)。
この第2のアルゴリズムによれば、ピーク・ストローク
の輝度は、その長さまたはスパンに比例する。その結
果、公称輝度設定において、このアルゴリズムは、小さ
い信号ノイズに対して過度に強調処理を施すことがな
い。また、グリッチ及びレベル・シフトを識別すること
も一層容易になる(レベル・シフトが大きければ)。ま
た、第2のアルゴリズムによっても、エイリアシングが
生じた波形やレベル・シフトにおける変遷が覆い隠され
る。さらに、このアルゴリズムは、複数のデジタル・エ
ッジを一貫して扱う。しかし、該アルゴリズムは、包絡
線情報に歪みを生じる。該アルゴリズムを使用した本シ
ステムもやはり、フルの輝度設定をすれば、グリッチ及
びレベル・シフトが見えやすくなる。該アルゴリズムを
使用した本システムは、エイリアシングの生じた波形及
びレベル・シフトにおける変遷を覆い隠し、複数のデジ
タル・エッジを一貫して扱う。しかし、ピークの鮮鋭度
によって、統計的に有効なプロット、とりわけ、被変調
信号が不明瞭になる。
【0047】第3のアルゴリズムによれば、本システム
は、デシメーション期間毎に必ず1つの最小/最大対を
プロットする(統計的に有効なプロットに加えて)。ピ
ーク・ストロークの輝度は、その有効度に比例する。こ
のため、さまざまな方法で有効度を測定することができ
るが、ほとんどが、近傍列のピーク情報、または、現在
のピクセル列(i)に関するディザを施した情報に対す
る何らかの比較を必要とする。こうしたアルゴリズムに
関する公式表現は、例えば次の通りである。 Sig(column i)=MIN{|span
(i)−span(i−1)|,|span(i)−s
pan(i+1)|} ここで、 Span(i)=Max(i)−Min(i) である。
【0048】このアルゴリズムによれば、本システムは
公称輝度設定においてノイズの過度な強調を行うことは
ない。このアルゴリズムは、グリッチ及びレベル・シフ
トを認識しやすくし、包絡線グレイ・スケール情報に歪
みを生じさせない。第3のアルゴリズムに従えば、本シ
ステムは、フルの輝度設定におけるグリッチ及びレベル
・シフトを認識しやすくする。また、第3のアルゴリズ
ムを使用した本システムは、エイリアシングの生じた波
形及びレベル・シフトにおける変遷を覆い隠し、複数の
デジタル・エッジを一貫して扱う。しかし、このアルゴ
リズムは、2つのデシメーション期間にまたがるパルス
に歪みを生じる可能性がある。該アルゴリズムでは、レ
ベル・シフトがその変遷を一貫して覆い隠すようには扱
っていない。
【0049】第4のアルゴリズムによれば、本システム
は、有効度アルゴリズムに関する公式表現が下記のよう
になる点を除けば、第3のアルゴリズムの場合と同様の
働きをする。 Sig(column i)=MIN{|span
(i)−span(i−1)|,|span(i)−s
pan(i+1)|}trend ここで、 trend=|midpoint(i+1)−midp
oint(i−1)|、 ここで、 midpoint(i)=(Max(i)+Min
(i))/2
【0050】このアルゴリズムによれば、本システム
は、公称輝度設定においてノイズが過度に強調されるこ
とはない。このアルゴリズムによれば、レベル・シフト
が前述のアルゴリズムよりも正確に表示される。それに
よって、グリッチ及びレベル・シフトを認識するのが容
易になり、また、包絡線グレイ・スケール情報に歪みを
生じさせることもない。また、レベル・シフトの変遷を
覆い隠す。本システムは、十分な輝度設定をすれば、グ
リッチ及びレベル・シフトを認識することが容易にな
る。また、エイリアシングの生じた波形及びレベル・シ
フトの変遷を覆い隠し、複数のデジタル・エッジを一貫
して取り扱う。しかし、このアルゴリズムは、2つのデ
シメーション期間にまたがるパルスに歪みを生じる可能
性がある。
【0051】第5のアルゴリズムによれば、本システム
は、有効度アルゴリズムに関する公式表現が下記のよう
になる点を除けば、第3のアルゴリズムの場合と同様の
働きをする。 Sig(column i)=MAX{MinSpan
1Column,MinSpan2Columns}+
trend ここで、MinSpan1Columnは、1列離れて
いる最小スパン差であり、MinSpan2Colum
nsは、2列離れている最小スパン差である。従って、 MinSpan1Column=MIN{|span
(i)−span(i−1)|,|span(i)−s
pan(i+1)|}MinSpan2Column =MIN{|(2span(i)−span(i−1)
−span(i−2))/2|,|(2span(i)
−span(i+1)−span(i+2))/2|}
【0052】このアルゴリズムによれば、本システムは
公称輝度設定において、ノイズを過度に強調することは
ない。それによって、グリッチ及びレベル・シフトを認
識するのが一層容易になり、また、包絡線グレイ・スケ
ール情報に歪みを生じさせることもない。また、このア
ルゴリズムを使用した本システムは、レベル・シフトの
変遷を覆い隠し、複数のデジタル・エッジを幾らか一貫
して扱う(近傍のスパン及び傾向に応じて)。本システ
ムは、十分な輝度設定をすれば、グリッチ及びレベル・
シフトを認識するのが一層容易になる。それはまた、エ
イリアシングの生じた波形及びレベル・シフトの変遷を
覆い隠し、複数のデジタル・エッジを一貫して扱う。
【0053】次に、本発明に従って構築されたデジタル
・オシロスコープにおいてピーク検出モードを実施する
主たるステップを明らかにしたフローチャートを示す、
図8を参照する。以下に図8中の各ブロックの内容を列
記する。 (402):入力信号をA/D変換する。 (404):得られたデジタル・データ列をデシメーシ
ョン期間の間毎に評価し、該期間中における最小値と最
大値を検出する。 (406):それぞれの有効度を算出する。 (408):各期間毎にデシメーション値を表示する。 (410):各デシメーション期間毎の最大値及び最小
値を、先ほどの有効度に基づいた輝度に調整して表示す
る。 本発明によれば、この方法には、入力信号をデジタル・
データ列に変換するステップ(ステップ402)が含ま
れている。本方法では、次に、第1の所定時間期間にわ
たるデジタル・データ列の評価を行い、第1の時間期間
中における最小値と最大値を検出する(ステップ40
4)。次に、本方法では、最小値と最大値の有効度を求
める(ステップ406)。最後に、本方法では、オシロ
スコープのディスプレイにピーク値と統計値の両方を表
示する(ステップ408及び410)。これに関して、
本方法には、各デシメーション期間毎にデシメーション
を施した値を表示するステップ(ステップ408)と、
各デシメーション期間毎にピーク値を表示するステップ
(ステップ410)が含まれており、後者のステップ
(ステップ410)には、最小値と最大値の有効度に基
づいて表示輝度を変化させることが含まれる。
【0054】以上の説明は、例証及び解説を目的として
提示されたものである。余すところなく説明しようと
か、あるいは、本発明を開示の形態そのままに制限しよ
うとするものではない。以上の教示に鑑みて、明らかな
修正または変更を加えることが可能である。既述の実施
態様は、本発明の原理及びその実際の適用に関して最も
分かりやすい例証を行い、それによって、通常の当該技
術者が、さまざまな実施態様において、企図する特定の
用途に適したさまざまな修正を加えて、本発明を利用で
きるようにするために、選択され、解説されている。こ
うした修正及び変更は、全て、付属の請求項に対して公
正かつ合法的に与えられる権利の範囲に従って解釈すれ
ば、前記請求項によって決まる、本発明の範囲内に含ま
れる。
【0055】〔実施態様〕なお、本発明の実施態様の例
を以下に示す。
【0056】〔実施態様1〕デジタル・オシロスコープ
であって、入力信号を周期的にサンプリングして、周期
的サンプルをデジタル・データ列に変換するように構成
されたA/D変換器146と、第1の所定の時間期間に
わたって、デジタル・データ列の評価を行い、第1の時
間期間中における最小値と最大値を検出するように構成
された回路142と、最小値と最大値の有効度を求める
ように構成された機構200と、有効度に応答して、デ
ィスプレイ152における信号表示の輝度を変更するよ
うに構成された表示コントローラ144とを設けて成る
デジタル・オシロスコープ。
【0057】〔実施態様2〕有効度が、データ列内の、
第1の時間期間に近い、少なくとも1つの時間期間にお
ける信号の最小値と最大値に基づいて求められることを
特徴とする、請求項1に記載のデジタル・オシロスコー
プ。
【0058】〔実施態様3〕有効度が、第1の時間期間
の直前の時間期間と、第1の時間期間の直後の時間期間
における最小値と最大値に基づいて求められることを特
徴とする、請求項2に記載のデジタル・オシロスコー
プ。
【0059】〔実施態様4〕有効度が、第1の時間期間
の直前の時間期間における最小値と最大値に基づいて求
められることを特徴とする、請求項2に記載のデジタル
・オシロスコープ。
【0060】〔実施態様5〕有効度が、第1の時間期間
の直後の時間期間における最小値と最大値に基づいて求
められることを特徴とする、請求項2に記載のデジタル
・オシロスコープ。
【0061】〔実施態様6〕有効度が、第1の時間期間
の直前の複数の時間期間、及び、第1の時間期間直後の
複数の時間期間における最小値と最大値に基づいて求め
られることを特徴とする、請求項2に記載のデジタル・
オシロスコープ。
【0062】〔実施態様7〕機構に、電子回路が含まれ
ていることを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいず
れか一項に記載のデジタル・オシロスコープ。
【0063】〔実施態様8〕ディスプレイ152が、第
1の時間期間にわたって最小値と最大値を表示し、最小
値と最大値から導き出される輝度(図4C及び図6C)
を変化させて、統計的情報を伝えることを特徴とする、
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のデジタル
・オシロスコープ。
【0064】〔実施態様9〕デジタル・オシロスコープ
におけるピーク表示方法であって、入力信号をデジタル
・データに変換するステップ402と、第1の時間期間
にわたってデジタル・データ列を評価し、第1の時間期
間中における最小値と最大値を検出するステップ404
と、最小値と最大値の有効度を求めるステップ406
と、オシロスコープのディスプレイに、前記有効度に従
って輝度を調整した最小値と最大値を表示するステップ
410とを設けて成る方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術において既知のデジタル・オシロスコ
ープのピーク検出回路要素のブロック図である。
【図2】本発明に従って製作されたデジタル・オシロス
コープのピーク検出回路要素のブロック図である。
【図3】本発明の有効度計算及び表示輝度調整に関する
より詳細な図解例を示すブロック図である。
【図4A】先行技術によるシステムのオシロスコープ・
ディスプレイによってピーク検出モードで表示された振
幅変調波を示す図である。
【図4B】米国特許第5,740,064号に開示のも
のと同様のシステムのオシロスコープ・ディスプレイに
よってピーク検出モードで表示された振幅変調波を示す
図である。
【図4C】本発明に従って構成されたオシロスコープ・
ディスプレイによってピーク検出モードで表示された振
幅変調波を示す図である。
【図5A】先行技術において既知のピーク検出モードを
利用した、周期信号パルスのピーク・データの表示を示
す図である。
【図5B】先行技術において既知の、図5Aの周期信号
パルスのデシメーション値の表示を示す図である。
【図5C】先行技術において既知の、図5Aの周期信号
パルスのピーク値とデシメーション値の両方の表示を示
す図である。
【図6A】本発明のピーク検出モードを利用した、周期
信号パルスのピーク・データの表示を示す図である。
【図6B】本発明による図6Aの周期信号パルスのデシ
メーション値の表示を示す図である。
【図6C】本発明による図6Aの周期信号パルスのピー
ク値とデシメーション値の両方の表示を示す図である。
【図7】有効度を輝度に変換するために利用されるルッ
ク・アップ・テーブルに記憶された値を示す図である。
【図8】本発明に従って構成されたデジタル・オシロス
コープにおいてピーク検出モードを実施する主たるステ
ップを示すフロー図である。
【符号の説明】
142 検出回路 144 表示コントローラ 146 A/D変換器 152 ディスプレイ 200 ピーク有効度定量化機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコット・アラン・ゲンサー アメリカ合衆国コロラド州コロラド・スプ リングス キーストーン・サークル 2959

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル・オシロスコープであって、 入力信号を周期的にサンプリングして、周期的サンプル
    をデジタル・データ列に変換するように構成されたA/
    D変換器と、 第1の所定の時間期間にわたって、デジタル・データ列
    の評価を行い、第1の時間期間中における最小値と最大
    値を検出するように構成された回路と、 最小値と最大値の有効度を求めるように構成された機構
    と、 有効度に応答して、ディスプレイにおける信号表示の輝
    度を変更するように構成された表示コントローラとを設
    けて成るデジタル・オシロスコープ。
  2. 【請求項2】デジタル・オシロスコープにおけるピーク
    表示方法であって、 入力信号をデジタル・データに変換するステップと、 第1の時間期間にわたってデジタル・データ列を評価
    し、第1の時間期間中における最小値と最大値を検出す
    るステップと、 最小値と最大値の有効度を求めるステップと、 オシロスコープのディスプレイに、前記有効度に従って
    輝度を調整した最小値と最大値を表示するステップとを
    設けて成る方法。
JP11229725A 1998-08-21 1999-08-16 デジタル・オシロスコ―プ及びピ―ク表示方法 Pending JP2000081451A (ja)

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