JP2014190981A - オシロスコープ及び波形表示方法 - Google Patents

オシロスコープ及び波形表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パーシステンス減衰により波形をラスタ表示する際に、希に生じる波形輝度の減衰レートを頻繁に生じる波形輝度の減衰レートより遅くして、観察しやすくする。
【解決手段】入力データを複数のデジタル化信号にデジタル化するように構成されたデジタイザ302と;複数のデジタル化信号から複数のラスタ・イメージを発生し、ピクセル輝度カウンタを減分するように構成された減算器310を含むラスタライザ306と;ピクセル輝度カウンタに基づいてラスタ・イメージを操作するように構成されたプロセッサ312と;ラスタ・イメージを表示するように構成された表示器314とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般に、オシロスコープ(波形表示装置)の如き試験測定装置に関し、特に、変更したパーシステンス減衰アルゴリズムによりデジタル化波形を表示できるオシロスコープ及び波形表示方法に関する。
既知のオシロスコープは、これらオシロスコープを用いるアプリケーションの範囲において、完全には充分でない。例えば、既存のオシロスコープでは、充分な輝度で且つ充分な期間にわたって異常波形又は希な波形(希に発生する波形)を表示できないので、波形が消える前に、ユーザがその波形を適切に観察できない。さらに、変更可能なパーシステンス(残像)減衰アルゴリズムによる従来のオシロスコープでは、ユーザが定義する所定期間にわたって異常波形を表示することができない。
これらの問題を扱うのに関連した先行技術の例は、特許文献1、2及び3に記載されている。特許文献1は、ラスタ・スキャン表示器上に表示したデータの輝度を疑似ランダムに減分(漸減)させるパーシステンス装置を開示しており、この装置は、イメージ・メモリからのデータを選択し、部分的に減分する手段と、部分的に減分したデータをイメージ・メモリに書き戻す速度を制御して均一な蛍光体減衰比率を観察者に感じさせる手段とを備えている。特許文献2は、所定時間周期で表示輝度を減少させて画像表示させるデジタル画像表示装置を開示しており、この装置は、入力画像データを入力する複数の入力チャネルと、この入力チャネルから入力されるアナログ入力値をデジタル値に変換するコンバータと、デジタル化された画素データを保持する表示メモリと、表示メモリに保持される画素データを表示装置に表示制御する表示制御装置と、表示メモリに保持する画素データの表示輝度値を所定時間周期で減分する減分器を備えている。特許文献3は、ラスタ・メモリに蓄積された波形を、残像を持たせながら減衰させる残像減衰方法を開示しており、ラスタ・メモリの各記憶位置内に蓄積される輝度関連記憶内容の最大値までの全範囲を頂部領域及び底部領域の少なくとも2つの領域に分割し;第1減衰関数を用いて頂部領域内におけるメモリ記憶位置の輝度関連記憶内容を減衰させると共に、第2減衰関数を用いて底部領域内におけるメモリ記憶位置の輝度関連記憶内容を減衰させている。
米国特許第4504827号明細書 米国特許第5283596号明細書 米国特許第6333732号明細書
しかし、上述の先行文献に示された技術の各々には、次の欠点の少なくとも一つがある。すなわち、異常波形(希に生じる波形)の減衰が早すぎる点と、ユーザが異常波形を把握するにはかかる異常波形が識別できる方法で表示されない点である。
既存のオシロスコープがどのように波形を表示するかの一例を図1A及び図1Bに示す。(なお、ここでのオシロスコープとは、入力信号をデジタル処理して、その波形をラスタ表示するデジタル・オシロスコープである。)図1Aにおいて、頻繁に生じる波形102と、頻繁に生じる波形とは大幅に異なる波形104とは、ラスタ化の非常に早い段階で示される。両方の波形のピクセル103及び105の夫々におけるピクセル輝度カウンタ106及び107の値は、最初のラスタ化において低輝度、又は最小輝度として示される。ピクセル103及び105の「ブロック」は、波形102及び104の夫々に沿った単一のピクセルを表し、各波形は、実際には32ビット値でスクリーン上に多くのピクセルを含んでいることに留意されたい。(なお、ピクセル輝度カウンタとは、パーシステンス表示において、入力信号が各ピクセルへのヒット(増分カウント)と減衰(減分カウント)に応じてその輝度を表すカウント値をカウントするものである。図では、これらカウンタの内容を代表的にブロックで示している。)
次に図1Bを参照する。最初のラスタ化が生じた後、時間上のある時点にて、頻繁に生じる波形102は、ピクセル103により描かれる。これらピクセル103は、ピクセル輝度カウンタ106に蓄積される最大値からも明らかなように(ピクセルへのヒットが頻繁に生じるため)、非常に高い輝度である。これに対して、頻繁に生じる波形102と大幅に異なる波形(希に生じる波形)104は、(ピクセルへのヒットが希なので減衰されるため)薄暗く照明されている。波形102は、ラスタ化されて表示されるのが希なため(即ち、ピクセルへのヒットが少ないため)、そのピクセルの輝度値107は最小値である。
上述の従来のオシロスコープでは、頻繁に生じる波形102と大幅に異なる波形(希に発生する波形)104を一層強い輝度で一層長い期間にわたって現れるようにすることができない。実際にも、図1Bの「希な」波形(希に生じる波形)104は、波形102に比較して薄暗く現れ、減衰レートも早い。この早い減衰レートにより、ユーザは、「希な」波形104を長時間にわたって観察することができない。
当業者に理解できる如く、既存のオシロスコープの設計を改善し進歩させたオシロスコープが必要とされている。本発明は、現場で必要とされる新規で有用なオシロスコープを提供するものであり、その例を以下に説明する。
本発明によって開示する技術の実施例は、波形を表示するオシロスコープであり;入力データを複数のデジタル化信号にデジタル化するデジタイザと;デジタル化信号から複数のラスタ・イメージを発生するように構成されたラスタライザと;ピクセル輝度カウンタを減分するように構成されラスタライザに含まれた減算器と;ピクセル輝度カウンタに基づいてラスタ・イメージを操作するように構成されたプロセッサと;ラスタ・イメージを表示するように構成された表示器とを備えている。
本発明によって開示する技術の他の実施例は、オシロスコープに波形を表示する方法である。この方法は、波形に対応する入力データを取り込み;第1減衰レートに基づいて複数のピクセル輝度の各々を減分し;複数のピクセル輝度カウンタに基づいて波形を表示する。
本発明によって開示する技術の更に他の実施例は、オシロスコープに多数の波形表示する方法である。この方法は、頻繁に発生する波形である第1波形とこの第1波形と大幅に異なる第2波形とに対応する入力データを取込み;第1波形に対応する第1減衰レート又は第2波形に対応する第2減衰レートに基づいて複数のピクセル輝度カウンタの各々を減分し;複数のピクセル輝度カウンタの値の少なくとも一部に基づいて第1及び第2波形を表示する。
本発明の概念を更に説明すると次のようになる。
(1)入力データを複数のデジタル化信号にデジタル化するように構成されたデジタイザと;上記複数のデジタル化信号から複数のラスタ・イメージを発生し、ピクセル輝度カウンタを減分するように構成された減算器を含むラスタライザと;上記ピクセル輝度カウンタに基づいて上記ラスタ・イメージを操作するように構成されたプロセッサと;上記ラスタ・イメージを表示するように構成された表示器とを備えたオシロスコープ。
(2)上記デジタル化信号を蓄積するように構成されたメモリ・モジュールを更に備える概念1のオシロスコープ。
(3)上記ピクセル輝度カウンタを増分するように構成された加算器を上記ラスタライザが更に含む概念1のオシロスコープ。
(4)上記減算器を用いる第1モードと上記加算器を用いる第2モードとの間で往復して上記ラスタライザを切り替えられるように構成されたスイッチング・モジュールを更に備える概念3のオシロスコープ。
(5)上記スイッチング・モジュールがレジスタを含む概念4のオシロスコープ。
(6)上記スイッチング・モジュールが上記ラスタライザの内部に存在する概念4のオシロスコープ。
(7)波形に対応する入力データを取込み;第1減衰レートに基づいて複数のピクセル輝度カウンタの各々を減分し;上記複数のピクセル輝度カウンタに基づいて上記波形を表示することを特徴とするオシロスコープにおける波形表示方法。
(8)ゼロより大きく2N-1により決まる初期ピクセル輝度値に上記ピクセル輝度カウンタの各々を設定すること(なお、Nは上記ピクセル輝度カウンタの各々のビット数を表す)を更に含む概念7の波形表示方法。
(9)上記Nが値26である概念8の波形表示方法。
(10)ゼロ値に到達した上記ピクセル輝度カウンタに応答して、上記ピクセル輝度カウンタの各々を2N-1の初期値にリセットすることを更に含む概念8の波形表示方法。
(11)上記波形の少なくとも1つのイメージにおける最小ピクセル・カウント及び最大ピクセル・カウントに基づいて上記第1減衰レートを決定することを更に含む概念7の波形表示方法。
(12)上記波形は、頻繁に生じる波形と大幅に異なる概念7の波形表示方法。
(13)上記波形は、頻繁に生じる波形である概念7の波形表示方法。
(14)上記オシロスコープがデジタル・フォスファー・オシロスコープである概念7の波形表示方法。(なお、デジタル・フォスファー・オシロスコープとは、従来の陰極線管の蛍光体(フォスファー)に波形を表示しているようにデジタル的に処理するデジタル・オシロスコープのことである。)
(15)上記ピクセル輝度カウンタの各々を減分することは、第2減衰レート又は第3減衰レートに基づく概念7の波形表示方法。
(16)オシロスコープにおいて複数の波形を表示する方法であって;頻繁に生じる波形である第1波形と上記第1波形と大幅に異なる第2波形に対応する入力データを取込み;上記第1波形に対応する第1減衰レート又は上記第2波形に対応する第2減衰レートに基づいて複数のピクセル輝度カウンタの各々を減分し;上記複数のピクセル輝度カウンタの値の少なくとも一部に基づいて上記第1波形及び上記第2波形を表示する波形表示方法。
(17)ゼロより大きく2N-1により決まる初期ピクセル輝度値に上記ピクセル輝度カウンタを設定すること(なお、Nは上記ピクセル輝度カウンタの各々のビット数を表す)を更に含む概念16の波形表示方法。
(18)ゼロ値に到達した上記ピクセル輝度カウンタに応答して、上記ピクセル輝度カウンタの各々を2N-1の初期値にリセットすることを更に含む概念16の波形表示方法。
(19)上記Nが値26である概念18の波形表示方法。
(20)上記第1波形に対応する第1イメージ及び上記第2波形に対応する第2イメージにおいて、最小ピクセル・カウント及び最大ピクセル・カウントに夫々基づいて、上記第1波形に対応する上記第1減衰レート及び上記第2波形に対応する上記第2減衰レートを決定することを更に含む概念16の波形表示方法。
同じピクセル輝度の従来オシロスコープの表示波形を示す図である。 一方の波形が他方の波形よりも明るいピクセルを有する従来オシロスコープの表示波形を示す図である。 本発明により、オシロスコープに表示され、同じピクセル輝度の複数の波形の第1例を示す図である。 本発明により、オシロスコープに表示され、異なるピクセル輝度の複数の波形を示す図である。 本発明により、図2A及び図2Bに示す波形を表示するオシロスコープのブロック図である。 図3に示すオシロスコープのラスタライザの第1実施例のブロック図である。 図3に示すオシロスコープのラスタライザの第2実施例のブロック図である。 本発明の実施例により複数の波形を表示する方法を説明する流れ図である。
本発明によるオシロスコープ及び波形表示方法は、添付図を参照した以下の詳細説明から理解できよう。この詳細説明及び添付図は、ここで述べる発明の種々の例を説明するものである。開示する例は、本発明の要旨を逸脱することなく変形、変更及び修正できることが当業者には理解できよう。異なるアプリケーション及び設計を考慮する際に、多くの変形が予想できるが、説明を簡単にするために、予想できる変形の各々及び全てについて、以下の詳細説明では個別に説明しない。
以下の詳細説明を通じて、種々のオシロスコープの例を示す。これら例の関連した特徴は、異なる例において、同一か、類似か、又は非類似である。説明を簡略にするため、関連した特徴は、各例において重複して説明しない。代わりに、関連した特徴名を用いるが、この関連した特徴名の特徴は、その前に説明した例における関連特徴と類似していることを指摘しておく。ある例に特定される特徴は、その例において説明する。特定の特徴は、いかなる特定の図又は例における関連した特徴の記述と同じあったり又は類似したりする必要のないことが理解できよう。
図3を参照して、本発明によるオシロスコープ300の第1例を説明する。オシロスコープ300は、デジタイザ302と、メモリ304と、ラスタライザ306と、プロセッサ312と、表示器314とを含んでいる。ラスタライザ306は、減算器ユニット310を更に含んでいる。オシロスコープ300は、パーシステンス減衰アルゴリズムを変更することにより増加した明るさ及びパーシステンスによって、頻繁に生じない波形を表示する機能がある。さらに、オシロスコープ300を用いて、ユーザの選択により、多数の波形の減衰レートを変更できる。
引き続き図3を参照する。デジタイザ302は、入力データを取込み、そのデータをデジタル表現に変換する。例えば、デジタイザ302は、実時間サンプリング・モードにて動作し、できるだけ頻繁にサンプリングを行う逐次比較型アナログ・デジタル変換器(ADC)を含んでもよい。この代わりに、デジタイザ302は、等価時間サンプリング・モードで動作し、トリガ・イベント後の所定期間にてサンプリングを行うダイレクト変換ADCを含んでもよい。
図3において、メモリ304は、デジタイザ302及びラスタライザ306の間に配置されているが、かかるメモリ蓄積機能は、なくてもよいので、メモリ304のブロックを点線で示している。例えば、デジタイザ302は、メモリ304を経由することなく、デジタル化信号をラスタライザ306に直接的に伝送することもできる。
プロセッサ312は、ラスタライザ306と直接的に又は間接的に通信を行える。例えば、データ・バス(図示せず)をプロセッサ312及びラスタライザ306にリンクできる。さらに、プロセッサ312は、共通メモリ(図示せず)を介してラスタライザ306と通信してもよい。しかし、かかる共通メモリは、メモリ304自体、又はメモリ304から独立した別のメモリであってもよい。
一般的な動作期間中、ラスタライザ306にてデジタル化信号がラスタ・イメージ(図示せず)にラスタ化され、このラスタ・イメージがピクセルの2次元配列(m×n)として表示器314に表示される。ラスタ・イメージ(図示せず)は、多数のピクセル(図示せず)で形成される。各ピクセルは、行及び列のm×n配列にて配置できる。例えば、ラスタライザ・プレーン(図示せず)は、典型的には512×1024バイトである。なお、各ピクセルは、全部で32ビットであり、その内、6ビットがピクセル情報であり、26ビットがカウンタ(ピクセル輝度値用)である。
ラスタライザ306は、減算器310を更に含んでいる。この減算器310を用いて、「希な」波形(希に生じる波形)に対して、ラスタ・プレーンにおける各ピクセルの26ビット・カウンタを減分する。一般的に言えば、26ビット・ピクセル輝度カウンタは、2N-1のカウントで開始し、ピクセルにヒットする頻度に基づいて初期値から漸減的に減算する(ここでは、N=26)。例えば、「希な」波形は、ピクセルのヒット回数が一層多く頻繁に生じる波形よりも、通常、ピクセルのヒットが一層少ない。しかし、「希な」イベント、即ち、頻繁に生じる波形と大幅に異なる波形は、頻繁に生じる波形よりも一層大きなピクセル輝度値を持つようにしているので、これらのピクセルの明るさが増加し、「希な」波形を表示器314上に長時間にわたって残留させることができる。これは、大きな数2N-1から減分するのに余分な時間がかかるためである。
反対に、頻繁に生じる波形は、一層低いピクセル輝度値を有しており、それらの2N-1カウンタから一層早いレートで減衰される(入力信号のピクセルへのヒットがない場合)。よって、発生頻度を無視すれば、「希な」波形と比較した場合、頻繁に生じる波形が薄暗くなる。
さらに、ラスタライザ306は、異なる減衰レートを表示波形に適用するために、パーシステンス減衰アルゴリズムを変更できる。ラスタライザ306は、全体のラスタライザ・イメージにおける最小のピクセル・カウント(ピクセル輝度カウンタの値であるピクセル輝度カウント)及び最大のピクセル・カウントを記録する。次に、これらピクセル輝度カウントがデジタル化表示信号に変換されると、これらカウントをコピーし減衰させるので、表示輝度の進行中の変換と並列にラスタ化処理を持続できる。
ラスタライザ306は、減衰処理を更に行う。この減衰処理は、最小カウント(非ゼロ)から最大カウントまでのレンジを用い、このレンジを1組の連続的なサブレンジに分割し、異なる減衰アルゴリズムを各サブレンジ内のピクセル・カウントに適用する。よって、ラスタライザ306は、異なるパーシステンス減衰アルゴリズムを大きいピクセル輝度カウント及び小さいピクセル輝度カウントに適用できる。
図2A及び図2Bを参照する。これら図は、デジタイザ302でデジタル化され、ラスタライザ306でラスタ化され、表示器314に表示された2つのデータ入力を示す。図2Aは、特に、頻繁に生じる波形202と、この波形202と大幅に異なる波形204である「希な」波形(希に生じる波形)とが最大輝度であることを示す。ここで、共に最大輝度である理由は、これらのピクセル輝度カウンタ206及び207が最初の最大ピクセル輝度値を夫々有しているためである。よって、波形202及び204の全てのピクセルは、この初期段階において最大の明るさである。上述の如く、ピクセル203及び205が代表的に示されているが、これらは、波形202及び204の各々における数千のピクセルの1つであることが理解できよう。
図2Bは、いくらか時間の経過した後の図2Aの2つの波形の状態を示す(なお、ここでは、その後、新たな取込みをしないものとする)。頻繁に生じる波形202は、そのピクセル203の各々に対して最小ピクセル輝度値(ピクセル輝度カウンタ206のカウント値)を有する。しかし、「希な」波形204は、そのピクセル205の各々に対して最大ピクセル輝度値(ピクセル輝度カウンタ207のカウント値)を有し、表示器314上に明るい波形を示す。さらに、パーシステンス減衰アルゴリズムを変更して、波形204の減衰レートを波形202よりも更に長くすると、波形204が更に長い期間にわたって表示される。
次に、図4を参照して、本発明の第2例のオシロスコープ400を説明する。オシロスコープ400は、オシロスコープ300と多くの類似又は同じ特徴を有する。よって、説明を簡単にするため、オシロスコープ400の各特徴は、重複しては説明しない。むしろ、オシロスコープ400とオシロスコープ300との大きな差異を詳細に説明する。これら2つのオシロスコープに実質的に類似する機能については、上述の説明を参照されたい。
図4にて判る如く、オシロスコープ400は、デジタイザ402(図示せず)と、メモリ404(図示せず)と、ラスタライザ406と、プロセッサ412(図示せず)と、表示器414(図示せず)とを含んでいる(なお、これらの接続関係は図3と同様である)。この例において、オシロスコープ400は、加算器408とスイッチング・モジュール412とを更に含んでおり、これらは、ラスタライザ406の内部に配置されている。一方、オシロスコープ300のラスタライザ306は、加算器及びスイッチング・モジュールのいずれも含んでいない。
加算器408は、従来のオシロスコープの加算器と同様に動作するよう機能する。加算器408のピクセル輝度カウンタは、初期値がゼロであり、ピクセル位置内に入る各取込みに対して所定値だけ増分する。スイッチング・モジュール412は、オシロスコープ400が加算器408又は減算器410の何れかを用いることができるようにする。
図5を参照して、本発明の第3例のオシロスコープ500を説明する。オシロスコープ500は、オシロスコープ400と類似又は同じ多くの特徴を有する。よって、説明を簡単にするために、オシロスコープの各特徴は、重複しては説明しない。むしろ、オシロスコープ500とオシロスコープ400との大きな差異を詳細に説明する。これら2つのオシロスコープに実質的に類似する機能については、上述の説明を参照されたい。
図5から判る如く、オシロスコープ500は、デジタイザ502(図示せず)と、メモリ504(図示せず)と、ラスタライザ506と、プロセッサ512(図示せず)と、表示器514(図示せず)とを含んでいる(なお、これらの接続関係は図3と同様である)。この例において、オシロスコープ500は、レジスタ513を更に含んでいるが、オシロスコープ400のラスタライザ406は、この要素(レジスタ)を含んでいない。レジスタ513は、ラスタ化イメージのピクセル輝度値を蓄積するように機能する。
図6を参照して、本発明による波形表示方法600を説明する。この方法600は、波形に対応する入力データを取り込むステップ602と、各ピクセル輝度カウンタを初期値に設定するステップ604と、減衰レートに基づいてピクセル輝度各を減分するステップ606と、ピクセル輝度カウンタに基づいて波形表示するステップ608とを含んでいる。
引き続き図6を参照する。ステップ602では、ラスタライザが後で用いるために、デジタル化される入力信号(入力データ)を取り込む。さらに、ラスタライザ又はプロセッサが後で操作するために、デジタル化入力をメモリに蓄積する。
次にステップ604にて、各ピクセル輝度カウンタを初期値2N-1に設定する。波形に付随するピクセル情報を取り込んだ際に、初期値が設定される。この例において、上述の如く、頻繁に生じる波形202及び「希な」波形204(図2Aを参照のこと)用の初期ピクセル輝度値は、最大値である。しかし、短い時間の後、頻繁に生じる波形202のピクセル輝度値が最小値になり、「希な」波形204が最大値となる(図2Bとその説明を参照のこと)。
ステップ606では、ピクセル輝度カウンタを減分する。「希な」波形204(図2Bを参照のこと)のピクセル輝度カウンタは、2N-1である初期の最大値を有する。この波形で取り込まれた後続のピクセルの各々に対して、頻繁に生じる波形202よりも非常に遅い減衰レートで26ビット・カウンタを減分する。この遅い減衰レートにより、「希な」波形204は、頻繁に生じる波形202よりも長い時間にわたって表示が残る。カウンタがゼロにまで減分されて下がると、波形の次のピクセルが取り込まれて減分処理が再開したときに、カウンタが2N-1値の最大値に戻るように自動的にリセットされる。
頻繁に生じる波形202に関しては、各ピクセルの取込みの後、そのピクセル用の26ビットのピクセル輝度カウンタも減分されるが、その減衰レートは非常に大きい。すなわち、これら波形202は、非常に早く減衰して、これらのピクセルは、「希な」波形204用のピクセルよりも非常に目立たなくなる(その後の取込みがない場合)。
加えて又はその代わりに、頻繁に生じる波形202及び「希な」波形204をいくつかの異なる減衰レートに設定してもよい。例えば、上述の如く、「希な」波形の減衰レートは遅いので、ビューから減衰する前に、長い時間にわたってこれら波形を表示する。対照的に、頻繁に生じる波形202用の減衰レートは、典型的には、「希な」波形用の減衰レートよりも非常に早いので、目標は、頻繁に生じる波形202を非常に迅速に減衰させることによって、「希な」波形204が一層目立つようにすることである。
図6を更に参照する。ステップ608にて、頻繁に生じる波形202及び「希な」波形204を表示器上に表示する。一般的には、ラスタライザ306がイメージをラスタ化し、その描画が準備されると、表示が行われる。
上述は、独自の有用性を伴った多くの独特な発明を網羅している。これら発明の各々を独自の形式で開示したが、上述し図示した特定の実施例は、限定的な要旨であるとみなされるものではなく、多くの変更が可能である。本発明の要旨は、上述し、かかる発明に関連した当業者にとって特有である種々の要素、特徴、機能及び/又は特性の新規で且つ自明でない結合及び副結合の全てを含んでいる。本明細書及び請求項にて「1つの」要素、「第1要素」又はかかる用語と等価な用語を用いているが、本明細書及び請求項では、1つ以上のかかる要素を含んでおり、かかる要素の2つ以上を必要としなかったり除外したりするものではないことが理解できよう。
新規で且つ自明でないと信じて開示した発明の結合及び副結合を本発明とする権利が本出願人にはある。特徴、機能、要素及び/又は特性の他の結合及び副結合で具体化した発明は、請求項の変更によるか、又は本願及び関連出願における新たな請求項によって主張できる。このような変更した請求項又は新たな請求項は、同じ発明又は異なる発明であるかに応じて、また、これらが元の請求項の範囲に対して異なるか、広いか、狭いか又は等しいかに応じて、本発明の要旨内であるとみなせる。
102 頻繁に生じる波形
103 ピクセル
104 「希な」波形
105 ピクセル
106、107 ピクセル輝度カウンタ
202 頻繁に生じる波形
203 ピクセル
204 「希な」波形
205 ピクセル
206、207 ピクセル輝度カウンタ
300 オシロスコープ
302 デジタイザ
304 メモリ
306 ラスタライザ
310 減算器
312 プロセッサ
314 表示器
400 オシロスコープ
406 ラスタライザ
408 加算器
410 減算器
412 スイッチング・モジュール
500 オシロスコープ
506 ラスタライザ
512 スイッチング・モジュール
513 レジスタ

Claims (10)

  1. 入力データを複数のデジタル化信号にデジタル化するように構成されたデジタイザと、
    上記複数のデジタル化信号から複数のラスタ・イメージを発生し、ピクセル輝度カウンタを減分するように構成された減算器を含むラスタライザと、
    上記ピクセル輝度カウンタに基づいて上記ラスタ・イメージを操作するように構成されたプロセッサと、
    上記ラスタ・イメージを表示するように構成された表示器とを備えたオシロスコープ。
  2. 上記ピクセル輝度カウンタを増分するように構成された加算器を上記ラスタライザが更に含む請求項1のオシロスコープ。
  3. 上記減算器を用いる第1モードと上記加算器を用いる第2モードとの間で往復して上記ラスタライザを切り替えられるように構成されたスイッチング・モジュールを更に備える請求項2のオシロスコープ。
  4. 波形に対応する入力データを取込み、
    第1減衰レートに基づいて複数のピクセル輝度カウンタの各々を減分し、
    上記複数のピクセル輝度カウンタに基づいて上記波形を表示する
    ことを特徴とするオシロスコープにおける波形表示方法。
  5. ゼロより大きく2N-1により決まる初期ピクセル輝度値に上記ピクセル輝度カウンタの各々を設定すること(なお、Nは上記ピクセル輝度カウンタの各々のビット数を表す)を更に含む請求項4の波形表示方法。
  6. ゼロ値に到達した上記ピクセル輝度カウンタに応答して、上記ピクセル輝度カウンタの各々を2N-1の初期値にリセットすることを更に含む請求項5の波形表示方法。
  7. オシロスコープにおいて複数の波形を表示する方法であって、
    頻繁に生じる波形である第1波形と上記第1波形と大幅に異なる第2波形に対応する入力データを取込み、
    上記第1波形に対応する第1減衰レート又は上記第2波形に対応する第2減衰レートに基づいて複数のピクセル輝度カウンタの各々を減分し、
    上記複数のピクセル輝度カウンタの値の少なくとも一部に基づいて上記第1波形及び上記第2波形を表示する波形表示方法。
  8. ゼロより大きく2N-1により決まる初期ピクセル輝度値に上記ピクセル輝度カウンタを設定すること(なお、Nは上記ピクセル輝度カウンタの各々のビット数を表す)を更に含む請求項7の波形表示方法。
  9. ゼロ値に到達した上記ピクセル輝度カウンタに応答して、上記ピクセル輝度カウンタの各々を2N-1の初期値にリセットすることを更に含む請求項7の波形表示方法。
  10. 上記第1波形に対応する第1イメージ及び上記第2波形に対応する第2イメージにおいて、最小ピクセル・カウント及び最大ピクセル・カウントに夫々基づいて、上記第1波形に対応する上記第1減衰レート及び上記第2波形に対応する上記第2減衰レートを決定することを更に含む請求項7の波形表示方法。
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