JP2002340540A - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2002340540A JP2001146926A JP2001146926A JP2002340540A JP 2002340540 A JP2002340540 A JP 2002340540A JP 2001146926 A JP2001146926 A JP 2001146926A JP 2001146926 A JP2001146926 A JP 2001146926A JP 2002340540 A JP2002340540 A JP 2002340540A
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利治 武居
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一弘 味村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な対象領域内の監視を行えるだけでな
く、単純で、かつ高速処理が可能な監視システムを提供
する。 【解決手段】 監視対象物2までの距離を測定する、複
数の距離センサ11と、複数の距離センサ11で取得し
た距離情報を保存する距離情報保存部25と、距離情報
保存部25に保存された距離情報に基づいて監視対象物
2の状態を判断する判断部22とを備え、距離情報保存
部25は、距離センサ11で取得した距離情報を時系列
で保存するよう構成され、判断部22は、距離センサ1
1で取得された距離情報と保存された直前の距離情報と
の距離情報差を演算し、距離情報差と第1の所定の閾値
とを比較して、距離情報差が所定の閾値より大のとき監
視対象物2に動きがあったと判断し、距離情報差が第1
の所定の閾値より小のとき監視対象物2は静止している
と判断するように構成された監視システム1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視システムに関
し、特に対象領域内の物体や人物の動きの有無を監視す
るための監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院の病室内あるいはトイレ内の患者の
プライバシーを損なわずに、異常を知るための監視装置
として、従来から、監視対象領域に輝点を投影してその
画像を撮影し、撮影された画像中の輝点の基準位置から
の位置変化によって対象領域の高さ変化を検出し、対象
領域内の物体や人物の有無や動きの有無を監視する装置
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな従来の装置によれば、対象領域の監視は撮像された
画像を処理しなければならないため、計算量が多く処理
に時間がかかるだけでなく、複雑な装置を必要としてい
た。
【0004】そこで本発明は、正確な対象領域内の監視
を行えるだけでなく、単純で、かつ高速処理が可能な監
視システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による監視システム1は、例え
ば図1、図3に示すように、監視対象物2までの距離を
測定する、複数の距離センサ11と;複数の距離センサ
11で取得した距離情報を保存する距離情報保存部25
と;距離情報保存部25に保存された距離情報に基づい
て監視対象物2の状態を判断する判断部22とを備え;
距離情報保存部25は、距離センサ11で取得した距離
情報を時系列で保存するよう構成され;判断部22は、
距離センサ11で取得された距離情報と前記時系列で保
存された直前の距離情報との距離情報差を演算し、該距
離情報差と第1の所定の閾値とを比較して、前記距離情
報差が前記所定の閾値より大のとき監視対象物2に動き
があったと判断し、前記距離情報差が前記第1の所定の
閾値より小のとき監視対象物2は静止していると判断す
るように構成されている。
【0006】このように構成すると、複数の距離センサ
11と、距離情報保存部25と、判断部22とを備える
ので、距離センサ11で取得された距離情報と時系列で
保存された直前の距離情報との距離情報差を演算し、距
離情報差と第1の所定の閾値とを比較して、距離情報差
が第1の所定の閾値より大のとき監視対象物2に動きが
あったと判断し、前記距離情報差が前記第1の所定の閾
値より小のとき監視対象物2は静止していると判断する
ことで、高速処理が可能な監視システム1とすることが
できる。
【0007】また請求項2に記載のように、請求項1に
記載の監視システム1では、判断部22は、前記第1の
所定の閾値との比較を前記複数の距離センサ11の各々
について、一定の期間にわたって行ない、該一定の期間
内に動きがあったと判断した回数と、静止していると判
断した回数との回数差を求め、前記回数差が第2の所定
の閾値よりも大なるセンサの監視対象点6に動きがあっ
たと判断するように構成されている。
【0008】また請求項3に記載のように、請求項2に
記載の監視システム1では、判断部22は、前記動きが
あったと判断された監視対象点6の数と、静止している
と判断された監視対象点6の数との差を求め、前記点の
数の差に基づいて、監視対象物2が全体として動いてい
るか、静止しているかを判断するように構成されてい
る。
【0009】また請求項4に記載のように、請求項1乃
至請求項3のいずれか1項に記載の監視システム1で
は、判断部22は、監視対象物2の存在する監視領域面
3に対する距離センサ11の相対的な位置と、監視領域
面3に対する距離センサ11の相対的な距離測定方向と
に基づき、監視対象物2の監視領域面3からの高さ及び
距離センサ11からの監視領域面3に平行な方向の奥行
を算出するように構成されている。
【0010】また請求項5に記載のように、請求項4に
記載の監視システム1では、前記高さと前記奥行は、距
離センサ11で時系列的に取得した複数の距離情報の平
均値であり、前記平均値は、ある一定の時間間隔毎に各
時間間隔内に生じた距離情報の平均値、または、ある一
定の個数の距離情報に関する移動平均値である。
【0011】また請求項6に記載のように、請求項1乃
至請求項5のいずれか1項に記載の監視システム1で
は、複数の距離センサ11は、監視対象物2の主な移動
方向に対して直角な方向に2列以上配置されている。
【0012】上記目的を達成するために、請求項7に係
る発明による監視方法は、複数の距離センサで取得し
た、監視対象物までの距離情報を時系列で保存する情報
保存工程と;前記保存された距離情報に基づいて前記監
視対象物の状態を判断する判断工程とを備え;前記判断
工程は、前記距離センサで取得された距離情報と前記時
系列で保存された直前の距離情報との距離情報差を演算
する工程と、該距離情報差と第1の所定の閾値とを比較
する工程と、前記距離情報差が前記所定の閾値より大の
とき前記監視対象物に動きがあったと判断し、前記距離
情報差が前記第1の所定の閾値より小のとき前記監視対
象物は静止していると判断する工程とを含み;前記距離
情報差と第1の所定の閾値とを比較する工程では、前記
複数の距離センサの各々について、一定の期間にわたっ
て比較を行ない、該一定の期間内に動きがあったと判断
した回数と、静止していると判断した回数との回数差を
求め、前記回数差が第2の所定の閾値よりも大なるセン
サの監視対象点に動きがあったと判断する。
【0013】また請求項8に記載のように、請求項7に
記載の監視方法では、前記判断工程では、前記動きがあ
ったと判断された監視対象点の数と、静止していると判
断された監視対象点の数との差を求め、前記点の数の差
に基づいて、前記監視対象物が全体として動いている
か、静止しているかを判断する。
【0014】上記目的を達成するために、請求項9に係
る発明による監視方法は、複数の距離センサにより、監
視対象物までの距離情報を取得する情報取得工程と;前
記取得された距離情報に基づいて前記監視対象物の状態
を判断する判断工程とを備え;前記判断工程では、前記
監視対象物の存在する監視領域面に対する前記距離セン
サの相対的な位置と、前記監視領域面に対する前記距離
センサの相対的な距離測定方向とに基づき、前記監視対
象物の前記監視領域面からの高さを算出し、前記高さに
基づいて、前記監視対象物の姿勢を判断する。
【0015】また請求項10に記載のように、請求項9
に記載の監視方法では、前記判断工程では、前記相対的
な位置と、前記相対的な距離測定方向とに基づき、前記
監視対象物の前記距離センサからの前記監視領域面に平
行な方向の奥行を算出し、前記高さと前記奥行とに基づ
いて、前記監視対象物の姿勢を判断する。
【0016】また、前記高さと前記奥行は、前記距離セ
ンサで時系列的に取得した複数の距離情報の平均値であ
り、前記平均値は、ある一定の時間間隔毎に各時間間隔
内に生じた距離情報の平均値、または、ある一定の個数
の距離情報に関する移動平均値であるとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号または類似符
号を付し、重複した説明は省略する。
【0018】図1は、本発明による実施の形態である監
視システム1の模式的斜視図である。図中監視対象物2
が監視領域面としての床面3上に存在している。XY軸
を床面3内に置くように、直交座標系XYZがとられて
いる。また床面3と垂直即ちYZ平面上に壁4が形成さ
れている。監視対象物2は、本実施の形態では人物であ
る。
【0019】一方、図中壁4には、人物2の距離を測定
するための複数の距離センサ11を含んで構成される筐
体10が設置されており、筐体10には、複数の距離セ
ンサ11が、複数の監視対象点としての監視エリア6に
対応して設置されている。また、筐体10は、人物2の
主な移動方向即ち床面3に平行方向に対して直角な方向
即ち壁4に平行方向に配置する。さらに距離センサ11
は、筐体10に2列以上配置することが好ましい。
【0020】図2の模式的平面図の監視エリア6の配置
例を参照して、監視エリア6について説明する。図2
(a)に示すように、複数の監視エリアは、監視する場
所である監視ゾーン60に、監視エリア61、62、6
3、64、65、66(以下監視エリアを区別しない場
合は単に監視エリア6という)が、お互いに重ならない
ように碁盤目状に配置されている。監視エリア6の各々
の配置は、筐体10から遠い列にある監視エリア6を監
視エリア61、62、63とし、筐体10に近い列にあ
る監視エリア6を監視エリア64、65、66とする。
配置する数は、2列以上であり、本実施の形態では3行
2列(以下3×2という)であるが、監視する場所、人
物2などの条件により適宜決めてよく、例えば2×2も
しくは3×3としてもよい。このように配置すること
で、各監視エリア6の後で説明する状態から人物2が筐
体10に対して近づく状態か遠ざかる状態かを判断する
ことが容易にできる。また、隣接する監視エリア6の行
間距離P1、列間距離P2は、それぞれ対象物即ち人物
2の最小幅より狭く設定するようにする。このように複
数の監視エリア6を配置すると、監視ゾーン60内の死
角を、実質的に少なくすることができるので、精度の高
い監視を行なうことができる。
【0021】また図2(b)の模式的平面図の監視エリ
ア6の配置例に示すように、隣合う監視エリア6が重な
っていてもよい。このようにすると、監視ゾーン60内
の死角を少なくすることができるので、より精度の高い
監視に有効である。このとき距離センサ11に、光や超
音波を照射することにより距離を測定する照射型センサ
を使用する場合には、重なり合う監視エリア6に対応す
る距離センサ11は、お互いに影響がないように、同時
に照射しないように制御する必要がある。これは、複数
の距離センサ11から同時に例えば照射光を照射した場
合、本来受光しなければならない照射光に他の距離セン
サ11から照射された照射光が混入し、監視エリア6の
距離の測定が困難になるためである。
【0022】ここで、図2(b)に示すように、距離セ
ンサ11に照射型センサを使用し、かつ複数の距離セン
サ11に対応する監視エリア6が重複する場合の作動の
制御について説明する。この制御は、後述の演算装置2
0の制御部21で行なうようにする。照射型センサの場
合には、1つの距離センサ11の距離の測定の後で、次
の距離センサ11の距離の測定を行うように制御する。
即ち複数の距離センサ11が同時に距離の測定をしない
ように制御する。このような動作が、備えられた全ての
距離センサ11の距離の測定が行われるまで繰り返され
る。この一連の動作を1サイクルとし、1サイクルの時
間をTとする。
【0023】また、上述のように1つずつ距離センサ1
1による距離の測定を行うのではなく、隣接する監視エ
リア6の距離の測定を同時に行わないように制御する
(例えば同時に距離測定を行なう監視エリアを1つおき
とする)ことで、複数の距離センサ11に同時に距離の
測定を行わせることができる。このようにすれば、1サ
イクルの時間Tを大幅に短縮できる。
【0024】図3を参照して、監視システム1の構成の
一例を説明する。監視システム1は、複数の距離センサ
11が設置された筐体10と、演算装置20とを含んで
構成される。演算装置20は、典型的にはパソコンやマ
イコンである。そして複数の距離センサ11は、演算装
置20に接続されており、それぞれの距離センサ11か
ら距離情報を取得できるように構成されている。距離セ
ンサ11からの距離情報の取得は、好ましくは10ms
〜500ms毎に、さらに好ましくは50ms〜200
ms毎に取得するできるように構成する。また距離情報
は、それぞれの距離センサ11から時系列的に取得する
ように構成されている。本実施の形態では、距離情報
は、図5を参照して後で説明する測距信号値xである
が、対象とする人物2までの距離そのものとしてもよ
い。
【0025】また距離センサ11は、本実施の形態で
は、図2で説明したように3×2に配置された監視エリ
ア6に対応するように、筐体10に3×2に設置してい
る。
【0026】使用する距離センサ11としては、赤外線
照射型の距離センサ、超音波センサ、電磁波パルス距離
センサ、パッシブ型光学距離センサ等がある。赤外線照
射型の距離センサ、超音波センサ、電磁波パルス距離セ
ンサはアクティブ型距離センサ(照射型センサ)であ
る。本実施の形態では、赤外線照射型の距離センサを用
いる。
【0027】ここで、図4のブロック図を参照して、距
離センサ11の実施例としての赤外線照射型の距離セン
サ30(以下赤外線距離センサ30という)について説
明する。赤外線距離センサ30は、いわゆるアクティブ
型光学センサであり、ビーム光照射装置としての赤外光
照射部31、結像素子としての赤外光受光部32、赤外
線距離センサ30全体を制御するセンサ制御部33を含
んで構成されている。またセンサ制御部33は、後述の
演算装置20の制御部21内(図3参照)に備えるよう
にしてもよい。
【0028】赤外光照射部31には、赤外LED34と
照射レンズ35とが備えられており、赤外LED34か
ら照射された赤外光は照射レンズ35を介して細い平行
光束のビーム光として人物2に照射される。赤外光受光
部32には、1次元の位置検出素子36(以下PSDと
いう)と受光レンズ37とが備えられており、赤外光照
射部31から照射され、人物2で反射したビーム光は、
受光レンズ37を介してPSD36に結像される。受光
レンズ37は、照射された波長帯域の光のみを透過させ
るコーティングが施されている。従って、外乱光の影響
が少なく位置検出をすることができる。また以上ではビ
ーム光は細い平行光束としたがある程度拡散した拡散光
束であってもよい。拡散光束の場合は、後述のPSD3
6による重心位置の補足に差支えない程度の拡散があっ
てもよい。
【0029】PSD36は、結像ビームの重心位置を出
力するので、後述のように、人物2までの距離を測定す
ることができる。また、照射されるビーム光は、赤外線
であるので人間には見えず、不快感を与えることがな
い。
【0030】図5の模式図を参照して、赤外線距離セン
サ30についてさらに説明する。赤外線距離センサ30
のセンサ制御部33は、PSD36により結像ビームの
重心位置を検出する際に、外乱光と区別するために、変
調を行う。変調は、例えば周期的にビーム光の発光(照
射)停止を繰り返し行なうような動作である。この場
合、ビーム光の発光停止は、例えば光源を発光停止して
もよいし、遮光板やスリットを回転させることにより、
発光停止をするようにしてもよい。さらに変調は、上述
に加え、外乱光の強さにより、ビーム光の出力も変化さ
せるようにしてもよい。そしてセンサ制御部33は、ビ
ーム光を照射している時のPSD36の出力値からビー
ム光を照射していない時のPSD36の出力値を差し引
いた出力値を算出する。またセンサ制御部33は、信頼
性を確保するために、このような動作を複数回行ない、
その平均出力値を重心補足信号(以下測距信号という)
とする。センサ制御部33は、測距信号の値である測距
信号値xを距離情報として演算装置20へ出力する。
【0031】また、対象とする人物2までの距離値A
は、この測距信号値xに基づいて、次式で算出すること
ができる。 A = f ×w/(x−b) ………(1) fは、赤外光受光部32の受光レンズ37を単一レンズ
としたときそのレンズの焦点距離、wは、赤外LED3
4とPSD36との間の距離、言い換えれば、照射レン
ズ35と受光レンズ37の光軸間の距離(基線長)、b
はPSD36の受光素子の配置に依存するバイアス値を
示す。またここでの焦点距離は、一般に用いられている
組み合わせレンズを使用する場合は、その組み合わせレ
ンズの焦点距離とする。上述のような距離Aの算出は、
演算装置20の制御部21で行なわれる。
【0032】以上では、赤外線距離センサ30は、距離
情報として測距信号値xを出力する場合について説明し
たが、距離情報として上述の方法で算出された距離値A
そのものを出力するように構成してもよい。
【0033】各々の赤外線距離センサ30から出力され
る測距信号値xは、前述のように変調されているが、そ
れでも僅かに外乱光の影響が残っており、変動をしてい
る。この変動を吸収するために、時系列的に取得した測
距信号値xを平均して、その時点のデータとする。この
データは、測距信号値xから算出した距離値Aの平均値
でも良いし、後で説明する距離値Aから算出した高さH
1の平均値である高さH2や奥行L1の平均値である奥
行L2でも良い。平均のとり方は、色々と考えられる
が、予め一定の時間間隔を定め、その間のデータを平均
化してもよいし、予め、平均化する個数を定め、時系列
的に移動平均値を算出する方法でもよい。前者の場合に
は、データ数が少なくて済み、大まかな状態把握に適す
る。後者の場合には、データ数は多少多くなるが、細か
い挙動を追うことができる。
【0034】図3に戻って演算装置20について説明す
る。演算装置20は、制御部21を備えており、監視シ
ステム1全体を制御している。また複数の距離センサ1
1は制御部21に接続され、制御されている。制御部2
1には、記憶部24が接続されており、算出された情報
等のデータが記憶できる。さらに記憶部24内には、距
離センサ11で取得した測距信号値xを時系列で保存す
る距離情報保存部25が備えられている。
【0035】また制御部21には、監視システム1を操
作するための情報を入力する入力装置26、監視システ
ム1で処理された結果を出力する出力装置27が接続さ
れている。入力装置26は例えばタッチパネル、キーボ
ードあるいはマウスであり、出力装置27は例えばディ
スプレイやプリンタあるいは警報装置である。本図で
は、入力装置26、出力装置27は演算装置20に外付
けするものとして図示されているが、内蔵されていても
よい。
【0036】さらに制御部21内には、複数の距離セン
サ11と、距離情報保存部25に保存された測距信号値
xとに基づいて人物2の状態を判断する判断部22が備
えられている。以下、判断部22の構成について説明す
る。
【0037】判断部22は、距離センサ11で取得され
た測距信号値xと距離情報保存部25に保存された直前
の測距信号値xとの距離情報差を演算する。そして判断
部22は、この距離情報差と第1の所定の閾値とを比較
して、距離情報差が第1の所定の閾値より大のとき人物
2に動きがあったと判断し、第1の所定の閾値より小の
とき人物2は静止していると判断するように構成されて
いる。第1の所定の閾値については後で詳しく説明す
る。
【0038】さらに判断部22は、上述の判断を複数の
距離センサ11の各々について、一定の期間にわたって
行なう。一定期間は、距離センサ11による距離の測定
間隔が100ms(0.1s)とすると500ms
(0.5s)程度とすることが好ましい。また、一定期
間は、距離センサ11による距離の測定が5回程度行わ
れる期間としてもよいし、システムの仕様や監視状況等
に合わせて適宜決めるようにしてもよい。
【0039】そして判断部22は、一定の期間内に動き
があったと判断した回数と、静止していると判断した回
数との回数差を求め、回数差が第2の所定の閾値よりも
大なる距離センサ11に対応する監視エリア6に動きが
あったと判断するように構成されている。第2の所定の
閾値は、例えば少なくとも動きあったと判断した回数
が、静止していると判断した回数より多いときに、動き
があったと判断するように設定することが好ましい。こ
のような場合は、第2の所定の閾値は1ということにな
る。
【0040】さらに判断部22は、上述の判断で動きが
あったと判断された監視エリア6の数と、静止している
と判断された監視エリア6の数との差を求め、この差に
基づいて、人物2が全体として動いているか、静止して
いるかを判断するように構成されている。この判断は、
例えば動作状態と判断した監視エリア数が1つでもあれ
ば、人物2が全体として動きがあったと判断するように
するとよい。また、動きあったと判断した監視エリア数
が3つ以上あれば、人物2が全体として動きがあったと
判断するようにしてもよい。
【0041】また判断部22は、人物2の存在する床面
3に対するそれぞれの距離センサ11の相対的な位置
と、相対的な距離測定方向とに基づき、人物2の床面3
からの高さ及び距離センサ11からの床面3に平行な方
向(図1ではX軸方向)の奥行を算出するように構成さ
れている。また高さと奥行は、複数の距離センサ11か
らそれぞれ一定の期間毎に取得される距離情報の平均値
である。または、ある一定の個数の距離情報に関する移
動平均値としてもよい。
【0042】ここで図6の模式的側面図を参照して、人
物2の高さ、位置を算出する方法の一例を説明する。床
面3から高さHの壁4に設置された距離センサ11が、
壁4から奥行L(X軸方向)の監視エリア6を監視して
いるとする。この監視エリア6に存在する人物2の距離
センサ11からの距離をAとすると、人物2の高さH1
と、奥行L1は、次式で求めることができる。 H1=AH/(H+L)1/2 ………(2) L1=AL/(H+L)1/2 ………(3) 奥行Lに直交する床面3と平行方向(Y軸方向(図1参
照))の位置は、算出した高さH1、奥行L1や距離セ
ンサ11の3次元空間内の距離測定方向により算出でき
る。また位置は、設定された複数の監視エリア6の位置
からも大まかに捉えることができる。さらに、どの監視
エリア6の距離を測定した距離センサ11かにより大ま
かに捉えることができる。このように、監視エリア6に
存在する人物2の位置情報を算出することができる。さ
らに、例えば床面3に垂直な方向に距離センサ11を配
置すれば、センサの取り付けた位置そのものを、位置と
し、距離を高さとすることで、位置情報を簡単に取得す
ることもできる。
【0043】ここで、図7を参照して、また図2、図3
を適宜参照して、人物2が静止状態にあるか動作状態に
あるかの判断について説明する。図7は、この判断を一
定の期間毎に表したものである。この判断は、制御部2
1内の判断部22で行なわれる。また、距離センサ11
による距離の測定即ち測距信号値xの出力は、0.1s
(100ms)毎に行う場合で説明する。またここで
は、一定の期間を0.5s(500ms)即ち距離セン
サ11による距離の測定が5回行われる(測距信号値x
が5回入力される)期間とする。さらに監視エリア6
は、前に図2を参照して説明した配置とする。
【0044】赤外線距離センサ30より入力した測距信
号値xは、ノイズ例えば回路ノイズ、外乱光ノイズ等の
混入により変動が発生する。このような測距信号値xの
変動は、距離センサ11で測定される人物2の距離値A
にそのまま反映されるため、誤判断の原因となってしま
う場合がある。したがって以下のような方法で静止状態
にあるか動き状態にあるかの判断を行う。
【0045】まずは、測距信号値xのノイズによる変動
値を、予め測定しておく。そして測定した変動値にさら
にある余裕度をもった値を第1の所定の閾値として設定
する。次に、判断部22は、距離センサ11より入力し
た測距信号値xと距離情報保存部25に保存された測距
信号値xとを比較する。また、測距信号値xで比較を行
うのは、前述の方法により測距信号値xから算出した距
離値Aで比較するよりも、測距信号値xのノイズによる
影響を軽減することができるためである。これは、距離
センサ11から出力される測距信号値xと、算出した距
離値Aとは線形関係ではなく、距離値Aは、測定する距
離が遠くなるにつれてノイズによる変動の影響が大きく
なる即ち距離の測定誤差が大きくなる傾向があるためで
ある。
【0046】この比較により判断部22は、距離情報保
存部25に保存された測距信号値xと距離センサ11よ
り入力した測距信号値xとの信号値差が第1の所定の閾
値より大きいとき、この距離センサ11に対応する監視
エリア6に動きがあった(動作状態)と判断する。ま
た、判断部22は、距離情報保存部25に保存された測
距信号値xと距離センサ11より入力した測距信号値x
との信号値差が第1の所定の閾値より小さいとき、この
距離センサ11に対応する監視エリア6に動きが無かっ
た(静止状態)と判断する。この判断は、それぞれの監
視エリア6毎即ち距離センサ11毎に行われる。これに
より、判断部22は、例えばランダム的に混入するノイ
ズに対しても、誤判断を起こすことがない。
【0047】そして判断部22は、このような判断を一
定の期間行う。制御部22は、この一定の期間に動きあ
ったと判断した回数と、静止していると判断した回数と
の回数差を求める。
【0048】判断部22は、回数差が第2の所定の閾値
より大きいとき、この一定の期間内にこの距離センサ1
1に対応する監視エリア6が動作状態と判断する。ま
た、判断部22は、回数差が第2の所定の閾値よりより
小さいとき、この一定の期間内にこの距離センサ11に
対応する監視エリア6が静止状態と判断する。この判断
は、それぞれの監視エリア6毎に行われる。ここでは、
第2の所定の閾値は、動作状態と判断した回数が、静止
状態と判断した回数より多いときに、動きがあったと判
断するように設定している。
【0049】これにより、判断部22は、例えば窓から
差し込む日光のちらつき等によるショット的、突発的な
ノイズに対しても、誤判断を起こすことがない。これ
は、実際には静止状態にありながら、突発的なノイズに
より、瞬間的に動作状態であると判断しても、一定の期
間にわたって、動作状態と判断した回数と、静止状態と
判断した回数とを比較しているので、静止状態と判断で
きるからである。
【0050】さらに判断部22は、上述の判断で、動き
あったと判断した監視エリア数と、静止していると判断
した監視エリア数との監視エリア数の差から、人物2が
全体として動いているか、静止しているかを判断する。
ここでは、この判断は、動作状態と判断した監視エリア
数が1つでもあれば、人物2が全体として動きがあった
と判断する。
【0051】以上のように、判断部22は、人物2が静
止状態にあるか動作状態にあるかを、一定の期間毎に判
断する。また、このような方法で人物2が静止状態にあ
るか動作状態にあるかの判断を行うと、測距信号値xに
混入しているノイズによる影響を軽減することができ
る。
【0052】さらに、人物2の姿勢の状態を判断する方
法について説明する。この判断は、制御部21内の判断
部22で行なわれる。
【0053】まず、制御部21は、距離センサ11より
0.1s毎に取得した測距信号値xから、図5で説明し
た方法で、距離値Aを算出する。図8に算出された距離
値Aの例を示す。
【0054】次に制御部21は、この距離値Aに基づ
き、図6で説明した方法で算出した高さH1、奥行L1
を算出する。さらに制御部21は、高さH1、奥行L1
の0.5s毎の平均値H2、L2を算出する。図9、図
10に算出された平均値H2、L2の例をそれぞれ示
す。
【0055】制御部21は、高さの平均値H2を幾つか
の区分データに変換する。例えば、−400mm以下を
区分0、−400〜200mmを区分1、200〜50
0mmを区分2、500mmから1000mmを区分
3、1000mm以上を区分4とする。
【0056】図11に高さの平均値H2を区分データに
変換した結果例を示す。ここで、区分0は、例えば赤外
線距離センサ30が受光したビーム光のビーム欠けによ
り、距離の測定が正常に行われなかった状態を示す。即
ち監視エリア6に人物2と特定できない物体は存在する
が、高さH1が特定できなかったことを示す。区分1
は、基準高さ(例えば、床)から200mm以内で、通
常は、物体あるいは人物2の存在していない状態を示
す。区分2は、人物2が倒れた状態に近い状態を示す。
また、区分3は、何かに寄りかかった状態に近い状態を
示す。区分4は、立っている状態に近い状態を示す区分
とする。
【0057】図12に奥行の平均値L2を区分データに
変換した結果例を示す。高さH2と同様に、奥行の平均
値L2を幾つかの区分データに変換することで、人物2
の存在する位置の距離センサ11からおよその奥行を知
ることができる。奥行の区分は、例えば前述の高さの区
分を比例配分したものでよい。
【0058】判断部22は、以上で説明した高さと奥行
の区分データと、人物2が静止状態にあるか動き状態に
あるかの判断を加味して、人物2の状態を判断する。例
えば、全体として静止しており、かつ全ての高さ区分1
であれば、何もない状態。即ち、閉鎖空間であれば、空
室状態を示している。また、静止状態であり高さの区分
状態が2の状態が、予め定めた時間以上続けば、人物2
が倒れていると判断する。また、区分4の状態であれ
ば、立っている状態であると判断できる。
【0059】さらに判断部22は、それぞれの監視エリ
ア6で人物2が動いている状態か静止している状態かの
判断結果と、高さの区分の変化より、人物2が、筐体1
0に対して、近づいてくる状態であるか、または、遠ざ
かっていく状態であるかを判断することができる。
【0060】また判断部22は、人物2が倒れていた
り、何かに寄りかかっている状態がある一定以上継続し
ていれば、人物2に異常が発生した(例えば気分が悪く
なった)と判断する。さらにその状態で、かつ静止して
いる状態にあれば、人物2が危険な状態(例えば意識を
失っている)と判断するなど、きめこまかい状態の判断
をすることができる。これにより、例えば本システムの
管理者は、いち早く、監視ゾーンの異変を知ることがで
きることで、例えば急病人に対し適切な救急処置を行う
ことができる。また判断部22は、この判断により、例
えば監視ゾーンに備えられたスピーカから警告を発した
り、外部例えば消防署等に通報するようにしてもよい。
このとき判断部22は、それぞれの監視エリア6の奥行
の区分データから、倒れている場所の特定をすることが
でき、さらにきめこまかい状態の判断が可能であり、情
報提供をすることができる。
【0061】以上のように監視システム1は、監視エリ
ア6にどの程度の大きさの人物2が進入し、その人物2
はどのような状態(どの位置で、立っている、座ってい
る、倒れている)にあるか、また、その人物2は動いて
いるか、また退出したかといった一連の動きを簡単な装
置で追従することができる。この場合、人物2の動き
と、高さ、奥行の区分から状態を判断するので、距離が
それほど正確でなくても状態の判断を行うことができ
る。従って、赤外線距離センサ30の1つの欠点である
人物2に照明したビーム光がある程度欠けて誤測定にな
っても、一連の動きからの判断と複数の監視エリア6か
らの総合判断で人物2の状態の判定をすることができ
る。
【0062】また監視ゾーン60が閉空間(トイレ、風
呂、エレベーター内、オフィース内)においては、壁等
で囲まれているので、人物2が不在の場合の床面3や壁
4までの距離を基準距離、即ち人物2が存在しない状態
のいわば背景の距離として設定しておき、その状態から
の変化を追うことで、人物2の状態を判断することがで
きる。
【0063】以上のような本実施の形態によれば、人物
2の状態を判断して、人物2が倒れたとか、不法侵入者
が存在しているといった監視を非常に容易に行うことが
できる。しかも、心理的に違和感のあるカメラを用いた
画像処理を使用していないので、トイレや風呂等での状
態監視において非常に有効であり、さらに簡易な装置で
高速処理が可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、監視対象
物までの距離を測定する、複数の距離センサと;前記複
数の距離センサで取得した距離情報を保存する距離情報
保存部と;前記距離情報保存部に保存された距離情報に
基づいて前記監視対象物の状態を判断する判断部とを備
え;前記距離情報保存部は、前記距離センサで取得した
距離情報を時系列で保存するよう構成され;前記判断部
は、前記距離センサで取得された距離情報と前記時系列
で保存された直前の距離情報との距離情報差を演算し、
該距離情報差と第1の所定の閾値とを比較して、前記距
離情報差が前記所定の閾値より大のとき前記監視対象物
に動きがあったと判断し、前記距離情報差が前記第1の
所定の閾値より小のとき前記監視対象物は静止している
と判断するように構成されているので、正確な対象領域
内の監視を行えるだけでなく、単純で、かつ高速処理が
可能な監視システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である監視システムの概要
を示す模式的斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態である監視エリアの配置例
(a)と監視エリアが重複する配置例(b)を説明する
模式的平面図である。
【図3】本発明の実施の形態で用いる監視システムの構
成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態で用いる赤外線距離センサ
の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態で、監視対象物の距離を算
出する方法を説明する模式図である。
【図6】本発明の実施の形態で、監視対象物の距離から
監視対象物の高さと奥行を算出する方法を説明する模式
的側面図である。
【図7】本発明の実施の形態で、判断部による判断結果
を示す図である。
【図8】図7の場合における、距離センサで取得した距
離情報から算出した距離値を示す図である。
【図9】図8の場合における、距離センサで取得した距
離情報から算出した高さの平均値を示す図である。
【図10】図8の場合における、距離センサで取得した
距離情報から算出した奥行の平均値を示す図である。
【図11】図9の場合における、高さの区分を示す図で
ある。
【図12】図10の場合における、奥行の区分を示す図
である。
【符号の説明】
1 監視システム 2 人物 3 床面 4 壁 6 監視対象エリア 10 筐体 11 距離センサ 20 演算装置 21 制御部 22 判断部 24 記憶部 25 距離情報保存部 26 入力装置 27 出力装置 30 赤外線距離センサ 31 赤外光照射部 32 赤外光受光部 60 監視ゾーン
フロントページの続き (72)発明者 竹村 安弘 東京都江東区猿江2−16−5スミセ深川ビ ル 住友大阪セメント株式会社内 Fターム(参考) 2F069 AA01 AA42 AA93 BB40 DD15 GG04 GG07 GG09 GG58 HH09 NN26 4C341 LL30 5C086 AA22 BA04 CA25 CB18 DA08 EA11 EA45

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象物までの距離を測定する、複数
    の距離センサと;前記複数の距離センサで取得した距離
    情報を保存する距離情報保存部と;前記距離情報保存部
    に保存された距離情報に基づいて前記監視対象物の状態
    を判断する判断部とを備え;前記距離情報保存部は、前
    記距離センサで取得した距離情報を時系列で保存するよ
    う構成され;前記判断部は、前記距離センサで取得され
    た距離情報と前記時系列で保存された直前の距離情報と
    の距離情報差を演算し、該距離情報差と第1の所定の閾
    値とを比較して、前記距離情報差が前記所定の閾値より
    大のとき前記監視対象物に動きがあったと判断し、前記
    距離情報差が前記第1の所定の閾値より小のとき前記監
    視対象物は静止していると判断するように構成された;
    監視システム。
  2. 【請求項2】 前記判断部は、前記第1の所定の閾値と
    の比較を前記複数の距離センサの各々について、一定の
    期間にわたって行ない、該一定の期間内に動きがあった
    と判断した回数と、静止していると判断した回数との回
    数差を求め、前記回数差が第2の所定の閾値よりも大な
    るセンサの監視対象点に動きがあったと判断するように
    構成された、請求項1に記載の監視システム。
  3. 【請求項3】 前記判断部は、前記動きがあったと判断
    された監視対象点の数と、静止していると判断された監
    視対象点の数との差を求め、前記点の数の差に基づい
    て、前記監視対象物が全体として動いているか、静止し
    ているかを判断するように構成された、請求項2に記載
    の監視システム。
  4. 【請求項4】 前記判断部は、前記監視対象物の存在す
    る監視領域面に対する前記距離センサの相対的な位置
    と、前記監視領域面に対する前記距離センサの相対的な
    距離測定方向とに基づき、前記監視対象物の前記監視領
    域面からの高さ及び前記距離センサからの前記監視領域
    面に平行な方向の奥行を算出するように構成された、請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の監視システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記高さと前記奥行は、前記距離センサ
    で時系列的に取得した複数の距離情報の平均値であり、
    前記平均値は、ある一定の時間間隔毎に各時間間隔内に
    生じた距離情報の平均値、または、ある一定の個数の距
    離情報に関する移動平均値である、請求項4に記載の監
    視システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の距離センサは、前記監視対象
    物の主な移動方向に対して直角な方向に2列以上配置さ
    れた、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の監
    視システム。
  7. 【請求項7】 複数の距離センサで取得した、監視対象
    物までの距離情報を時系列で保存する情報保存工程と;
    前記保存された距離情報に基づいて前記監視対象物の状
    態を判断する判断工程とを備え;前記判断工程は、前記
    距離センサで取得された距離情報と前記時系列で保存さ
    れた直前の距離情報との距離情報差を演算する工程と、
    該距離情報差と第1の所定の閾値とを比較する工程と、
    前記距離情報差が前記所定の閾値より大のとき前記監視
    対象物に動きがあったと判断し、前記距離情報差が前記
    第1の所定の閾値より小のとき前記監視対象物は静止し
    ていると判断する工程とを含み;前記距離情報差と第1
    の所定の閾値とを比較する工程では、前記複数の距離セ
    ンサの各々について、一定の期間にわたって比較を行な
    い、該一定の期間内に動きがあったと判断した回数と、
    静止していると判断した回数との回数差を求め、前記回
    数差が第2の所定の閾値よりも大なるセンサの監視対象
    点に動きがあったと判断する;監視方法。
  8. 【請求項8】 前記判断工程では、前記動きがあったと
    判断された監視対象点の数と、静止していると判断され
    た監視対象点の数との差を求め、前記点の数の差に基づ
    いて、前記監視対象物が全体として動いているか、静止
    しているかを判断する、請求項7に記載の監視方法。
  9. 【請求項9】 複数の距離センサにより、監視対象物ま
    での距離情報を取得する情報取得工程と;前記取得され
    た距離情報に基づいて前記監視対象物の状態を判断する
    判断工程とを備え;前記判断工程では、前記監視対象物
    の存在する監視領域面に対する前記距離センサの相対的
    な位置と、前記監視領域面に対する前記距離センサの相
    対的な距離測定方向とに基づき、前記監視対象物の前記
    監視領域面からの高さを算出し、前記高さに基づいて、
    前記監視対象物の姿勢を判断する;監視方法。
  10. 【請求項10】 前記判断工程では、前記相対的な位置
    と、前記相対的な距離測定方向とに基づき、前記監視対
    象物の前記距離センサからの前記監視領域面に平行な方
    向の奥行を算出し、前記高さと前記奥行とに基づいて、
    前記監視対象物の姿勢を判断する、請求項9に記載の監
    視方法。
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