JP2986403B2 - 病室内患者監視装置 - Google Patents

病室内患者監視装置

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JP2986403B2 JP8090494A JP9049496A JP2986403B2 JP 2986403 B2 JP2986403 B2 JP 2986403B2 JP 8090494 A JP8090494 A JP 8090494A JP 9049496 A JP9049496 A JP 9049496A JP 2986403 B2 JP2986403 B2 JP 2986403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は格子状のスポットビーム
を発生するパターン投光器及びレーザを用いた病室内患
者監視装置に関わり、より詳細には、病室内での患者の
在不在、位置、患者が立っているか倒れているか等の姿
勢状態を高速かつ正確に認識し、患者の異常状態発生を
自動的に検知し、速やかに看護人に警報を発する病室内
患者監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、患者の看護は、病院の看護人、ま
たは患者の家族や友人が患者に付き添うことにより行わ
れてきた。しかしながら、病院の看護人や患者の家族・
友人が1日24時間休まずにずっと患者を看護すること
は出来ないので、患者が看護人からまったく看護されて
いない時間があった。特に夜間は病院の看護人の数が不
足するため、看護が手薄になっていた。
【0003】一方、精神病の患者や老人性痴呆性の患者
の中には健常人には予想もできない行動を取るため片時
でも目を離すことが出来ない患者がいる。また、術後す
ぐの患者は、麻酔の影響や不安感の為、絶対安静にもか
かわらずベッドから起き上がり徘徊することも間々あ
り、この場合も目を離すことが出来ない。
【0004】本出願人は、看護人が患者の側に付き添っ
ていなくても患者の状態が監視され、異常が発生した場
合は自動的に看護人に知らせるために、ファイバグレイ
ティング及びレーザを用いた病室内患者監視装置を特願
平7−100260号に提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする問題】しかしながら、前記特
願平7−100260号に提案された技術では、患者の
動きを検出し、警報を発することはできるものの、以下
のように、実際の病室内環境において使用した場合に遭
遇する問題が解決されていない。すなわち、患者がベッ
ド上に寝ている際に、その回りで医師や看護婦が医療行
為を行っている際、先に提示した従来技術では、動くも
のの大まかな形状のみしかわからないため、両者の区別
が出来ず看護人の動きを検知し誤判定を生じる。 これ
を避けるため、看護人入室の際は手動スイッチを操作す
るようになっているが該スイッチの操作忘れが発生し、
誤判定を起こすことは容易に想像できる。
【0006】また、一般的な病室においてはプライバシ
ー保護のためのカーテンがあり、このカーテンが風によ
り揺らいだ場合であっても上述の現象が発生する。一
方、患者がベッドの上に居る場合、通常は布団をかけて
いる。布団は厚く、高い自由度で変形可能なので、スポ
ット間隔が粗な場合のスポット情報だけを使ってベッド
の上に患者がいるのか、あるいは、ベッドの上に布団だ
けがあるのかを区別することは難しい。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するものであ
って、患者と患者以外の可動物体とを区別して正確に患
者のみを判別し、かつ、ベッド上に患者がいる際、その
行動を精度良く判定し、実際の病室内環境で誤動作を極
めて少なくして異常を監視することのできる装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
移動または静止する患者と、小型医療器具等の可動物体
と、看護人等患者以外の人間と、ベッド等の固定物体が
存在する病室内に、2次元の格子状パターンに分割され
たスポットを投影し、その投影画像を所定のサイクルで
撮像して、各スポットの座標の変化より、該患者の位置
・姿勢状態を監視する装置であって、2次元の格子状パ
ターンに分割されたスポットを投影するスポット投影器
と、その投影画像を撮像する撮像機とを有する画像取り
込み手段と、ベッド上の患者検出手段と、病室内撮像映
像において、ベッド上とそれ以外の領域を区別するため
のデータを記憶するエリア記憶手段と最新サイクルにお
いて取り込まれた各スポットにおいて該ベッド上患者認
識手段からの情報と該エリア記憶手段のデータをもと
に、患者が存在する領域内でのスポット座標を出力する
最新スポット座標データ算出手段と、前サイクルで出力
された各スポットの座標を記憶する前スポット座標デー
タ記憶手段と、病室内に患者及び可動物体の存在しない
状態の各スポットの座標データを格納した第1参照座標
データ記憶手段と、病室内に存在する患者が静止した状
態で更新され、患者が存在しない領域のスポットの座標
を記憶する第2参照座標データ記憶手段と、最新スポッ
ト座標データ算出手段の出力と前スポット座標データ記
憶手段の内容との差分より移動物体を認識する移動物体
認識手段と、最新スポット座標データ算出手段の出力と
第2参照座標データ記憶手段の内容との差分より患者の
位置を認識する患者位置認識手段と、最新スポット座標
データ算出手段の出力と第1参照座標データ記憶手段の
内容との差分より患者の姿勢を認識する患者姿勢認識手
段と、移動物体認識手段、患者位置認識手段、患者姿勢
認識手段の認識結果を基に患者の状態を判断する患者状
態判断手段と、患者が特定の状態を予め設定された時間
以上継続した場合にアラームを発生するアラーム発生手
段とを有するものである。
【0009】請求項2記載の発明は、画像取り込み手段
において、少なくとも2個のスポット投影器を備え、該
スポット投影器を撮像機からの距離が互いに異なるよう
に設置するとともに、該スポット投影器の切換手段を備
えたことを特徴とする請求項1記載の病室内患者監視装
置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づき説明する。本発明に係る監視装置は図1に
ブロック図に示すように、画像取り込み手段1と、最新
スポット座標データ算出手段2と、前スポット座標デー
タ記憶手段3と、移動物体認識手段4と、第2参照座標
データ記憶手段5と、患者位置認識手段6と、第1参照
座標データ記憶手段7と、患者姿勢認識手段8と、患者
状態認識手段9と、アラーム発生手段10と、ベッド上
患者検出手段11と、エリア記憶手段14とからなる。
【0011】画像取り込み手段1は、最新スポット座標
データ算出手段2に接続され、最新スポット座標データ
算出手段2は、ベッド上患者認識手段13、エリア記憶
手段14と接続されている。また、最新スポット座標デ
ータ算出手段2は、前スポット座標データ記憶手段3、
第2参照座標データ記憶手段5、第1参照座標データ記
憶手段7にそれぞれ接続されていとともに、移動物体認
識手段4、患者位置認識手段6、患者姿勢認識手段8に
も接続されている。さらには、前スポット座標データ記
憶手段3、第2参照座標データ記憶手段5、第1参照座
標データ記憶手段7は、それぞれ移動物体認識手段4、
患者位置認識手段6、患者姿勢認識手段8に接続されて
いる。最終的に移動物体認識手段4、患者位置認識手段
6、患者姿勢認識手段8は患者状態認識手段9に接続さ
れている。
【0012】画像取り込み手段1は、スポット投影器1
03a、103b、スポット投影器切換手段104、撮
像機105からなる。スポット投影器103a、103
bは詳しくはレーザ投光器101a、101bおよびパ
ターン光投光素子102a、102bからなり、レーザ
投光器101a、101bでは、レーザ駆動部により駆
動されたレーザダイオードから発射される赤外線レーザ
光がコリメートされ、レーザ・ビームとして出力され、
該レーザ・ビームはレーザ投光器101a、101bの
直前に配置されるパターン投光素子102a、102b
を通り、同一な格子状スポット・パターンに分割され
る。 該スポット光群は対象病室に投影され、画像取込
手段1内の撮像機105から画像データとして撮像サイ
クル毎に取り込まれる。
【0013】また、スポット投影器103aは、103
bに比べて高分解能の検知が可能であるような構成とな
っている。つまり図2に示すごとく、三角測量法の原理
より、撮像機105からスポット投影器103aまでの
距離を大きくして、患者の高さ方向変化によるスポット
の移動量を大きくすることで、高さ変化を高分解能に検
出できるような構成とし患者の微少な動きを判定できる
様になっている。逆に、スポット投影器103bは、撮
像機105からの距離を小さくすることにより、高さ方
向の分解能は低いが、患者の高さ方向の大きな動きを判
定できる様になっている。また、この際の撮像機105
からスポット投影器103a、103bまでの距離の設
定については、スポット投影器103aで検出するとき
には、患者のベッド上での寝返り・もがき等を容易に判
別できる分解能を有するような設定とし、スポット投影
器103bでは、スポットの移動量が非常に大きい、す
なわち患者が立ったり倒れたりする様な高さ方向の距離
変化が大きい場合でも、スポットが撮像範囲やスポット
移動検知範囲を逸したりすることがなきような設定にし
ている。
【0014】ベッド上の患者検出手段11は、患者の使
用しているベッドに取り付けられたベッドセンサ12と
ベッド上患者認識手段13とからなり、ベッドセンサ1
2は、例えば公知の圧電センサであり、患者認識手段1
3は、前記ベッドセンサ12からの信号を受け、予め定
めた数値と比較することにより、ベッド上の患者の在不
在を判定するものである。また、該ベッド上の患者検出
手段11はベッドセンサ12の機能とベッド上患者認識
手段13の機能を兼ね備えた、例えば非接触でベッド上
の患者の存在を検出する公知のセンサであってもよい。
【0015】ついで、撮像機105から得られた画像デ
ータであるスポット画像の処理について述べる。最新ス
ポット座標データ算出手段2は、スポット画像をもとに
個々のスポット座標データ(以下、最新スポット座標デ
ータという)を算出するものである。
【0016】なお、最新スポット座標データ算出にあた
っては病室内画像を予めベッド領域とベッド外領域に算
出領域を分けておき、エリア記憶手段14に記憶してお
いて、該エリア記憶手段14とベッド上患者認識手段1
3の信号をもとに、患者がいる領域のみの最新スポット
座標データを抽出する。これにより患者がいない領域に
おいて、看護人やカーテンの揺らぎにより発生するスポ
ット座標データによる誤った判定を防ぐことができるこ
ととなる。
【0017】該抽出座標データはそれぞれ、移動物体認
識手段4、患者位置認識手段6、患者姿勢認識手段8へ
送られると同時に、本発明の装置の運用状況と病室内の
状況により、第1参照座標データ記憶手段7、第2参照
座標データ記憶手段5、前スポット座標データ記憶手段
3にも記憶される。
【0018】ここで、第1参照座標データ記憶手段7に
は、本発明の装置を病室内に設置した直後で病室内に患
者も移動物体も無い状態において撮像して得られた各ス
ポットの座標が格納されている。
【0019】第2参照座標データ記憶手段5は、本発明
の装置による監視中、個々のスポット光が最も安定して
いると判定される状態、すなわち患者が静止状態であり
病室中に移動中の物体が存在しない状態において更新さ
れ、その時に撮像されたスポット投影画像のうち患者が
いない領域のスポット座標データ(以下、第2参照座標
データという)が格納されている。このデータを用い患
者が病室内に搬入した物体や患者が移動させた移動物体
を患者自身と区別し、認識することができる。
【0020】更に、前スポット座標データ記憶手段3に
は、次の撮像サイクルによるスポット投影画像の取り込
みの前に、現在のスポット投影画像の各スポットの座標
(以下、前スポット座標データという)が格納される。
即ち、最新撮像サイクルでスポット投影画像が取り込ま
れた時点では前の撮像サイクルで得られたスポット座標
データを利用することができる。
【0021】患者位置認識手段6は、第2参照座標デー
タと最新スポット座標データとの差分をとることにより
移動スポットを抽出し、それをもとに患者の位置を認識
する。つまり、患者により運び込まれ動かされた移動物
体に投影されるスポット座標データは第2参照座標デー
タに含まれるので、最新スポット座標データと第2参照
座標データとの比較により検出される移動スポットは患
者の存在だけによる。即ち、患者の位置だけが抽出され
認識できる。しかしながら、患者が監視範囲内に患者と
ともに移動物体を搬入した場合は、該第2参照座標デー
タとの差分のみでは患者の位置を正確に判定することは
できない。
【0022】移動物体認識手段4はかかる状態を補正す
るための手段である。該手段内では撮像サイクル毎に算
出される最新スポット座標データは前スポット座標デー
タと比較され、連続2回の撮像の間に移動したスポット
が検出される。かような移動スポットが検出されること
は病室内の移動物体が連続2回の撮像サイクルの間に変
位したことを示す。すなわちその移動物体こそは患者で
ある。逆に、かような移動スポットが検出されなかった
ならば、病室内の患者が静止していることを示す。
【0023】患者姿勢認識手段8は、第1参照座標デー
タと最新スポット座標データの差分をとり、そのスポッ
ト移動量から患者もしくは移動物体の三次元情報、特に
高さ情報を認識する。
【0024】これら、移動物体認識手段4、患者位置認
識手段6、患者姿勢認識手段8での判定結果は患者状態
認識手段9へ入力され、まず患者位置認識手段6の結果
を移動物体認識手段4の結果で補正しながら病室内の患
者の位置を特定する。その上で患者姿勢認識手段8の結
果を用いて、患者の姿勢すなわち、「立つ」,「座
る」、「倒れる」等を判定する。
【0025】その後、該患者状態認識手段9の結果はア
ラーム発生手段10へ送られる。アラーム発生手段10
には、ナースは監視すべき患者の容態に合わせ、本発明
の装置を作動させる前に、その患者が危険であると考え
られる位置及び姿勢状態、状態継続時間が設定してあ
り、患者が特定の位置で特定の姿勢状態にあることが前
記設定時間以上続いた場合に、看護している人にアラー
ムを自動的に発生する。
【0026】このようにアラームを発生までの設定時間
を設けることにより、患者の瞬間的な姿勢状態を誤って
異常と判定することを防ぐことが出来る。すなわち、患
者が何かの拍子に蹴づいて床に転んだ場合でも、すぐ起
き上がればそれは異常とはいえない。しかし転んだ状態
が一定時間以上継続する場合は異常である。本発明の装
置はかかる状況を容易に区別できる。
【0027】該ベッド上患者認識手段13からの信号は
以下のように使用される。すなわち、画像取り込み手段
1内のスポット投影器切換手段104に送られ、患者が
ベッド上にいる場合は、患者とその上に掛かっている布
団の区別や患者の起きあがりなどの微少な高さ方向の位
置変化判定を行う必要があるため、高分解能なスポット
投影器103aを使用するように切り換える。ベッド外
にいる場合は、患者の立つ・倒れるなど大きな高さ変化
検知を行う必要があるため、低分解能なスポット投光器
103bに切り換える。これにより、布団など患者と大
きさが似通っていて変形自由なものがあるベッド上での
患者の行動を高精度に検知することができ、患者状態の
検知・判定精度の向上が期待できる。
【0028】さて、ここで本発明の装置の具体的設置状
況を述べる。図2は本発明の装置を病室20へ設置した
状態を示す説明図である。24はナースステーションで
ある。病室20の中に、ベッド21が設置されている。
ベッド21にはベッド上の患者に反応するベッドセンサ
22を設置する。
【0029】病室20には、天井の隅にベッド21を鳥
瞰する角度でセンサ23が設置されている。該センサ内
には画像取り込み装置1が内蔵されている。病室20の
窓29には、窓外からの太陽光、特に近赤外線領域の光
による外乱を低減するための赤外線遮断フィルム30が
貼られている。これにより夜間のみならず、ナース、看
護人の少ない早朝もしくは昼間でも本発明の装置を作動
させることが可能となる。ナースステーション24の中
には、データ処理装置26とアラーム通報手段27があ
る。また同時にデータ処理装置26とセンサ23を電気
的に接続するケーブル25、該データ処理装置26とベ
ッドセンサ22を電気的に接続するケーブル28もあ
る。
【0030】図3は本実施例に係わる病室内映像のエリ
ア分けの一例である。このようにベッドを囲む四角の領
域を装置運用前に設定し、ベッド内と外の領域を区別す
る。これらのデータはエリア記憶手段14内に記録され
る。
【0031】なお、本実施形態の場合は、画像取り込み
手段1内のパターン投光素子103a、103bとし
て、ファイバグレイティングを用いている。加えて、撮
像機105からパターン光投光素子103aの距離は1
6cmであり、撮像機105からパターン光投光素子1
03bの距離は8cmとしている。
【0032】一方、ベッドセンサ22としてはマットレ
スの下に荷重センサを設置しているが、圧電センサ等使
用してもよく、ひずみゲージをベッドの一部に貼ること
も考えられる。
【0033】また、図1に示すエリア記憶手段14およ
び最新スポット座標データ算出手段2および前スポット
座標データ記憶手段3および第1参照座標データ記憶手
段7および第2参照座標データ記憶手段5および移動物
体認識手段4および患者位置認識手段6および患者姿勢
認識手段8および患者状態判断手段9およびアラーム発
生手段10はデータ処理装置26内のソフトウエアにて
実現し、具体的なデータ記憶場所としてはデータ処理装
置26内のメモリを使用している。
【0034】さらに、アラーム通報手段27として本実
施例の場合はブザーを使用しているが、他の公知の警報
器であってもよく、ポケットベルのような遠隔地にアラ
ームを通知するものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、患者がベ
ッド上に寝ている際に、その回りで医師や看護婦が医療
行為を行っている際であっても、両者の区別ができ、患
者自身の行動を正確に判定をできる。従って、看護人の
入室の際は手動スイッチを操作する必要がなくなる。ま
た、プライバシー保護のためのカーテンの影響も除去で
きるので自由に使用することができる。
【0036】請求項2によれば、患者がベッドの上に居
る場合、高分解能なスポット投影器を使ってベッド上の
患者の行動を判定することができるので、患者状態の検
知・判定精度の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成ブロック図である。
【図2】本発明の画像取り込み手段の分解能を説明する
図である。
【図3】本発明の実施例装置を設置した状態を示す説明
図である。
【図4】本実施例におけるベッド領域設定の例である。
【符号の説明】
1 画像取り込み手段 2 最新スポット座標データ算出手段 3 前スポット座標データ記憶手段 4 移動物体認識手段 5 第2参照座標データ記憶手段 6 患者位置認識手段 7 第1参照座標データ記憶手段 8 患者姿勢認識手段 9 患者状態認識手段 10 アラーム発生手段 11 ベッド上の患者検出手段 12 ベッドセンサ 13 ベッド上患者認識手段 14 エリア記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 浩一 東京都品川区大井3丁目6番10−201号 審査官 神谷 直慈 (56)参考文献 特開 平8−150125(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/00 - 5/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動または静止する患者と、小型医療器
    具等の可動物体と、看護人等患者以外の人間と、ベッド
    等の固定物体が存在する病室内に、2次元の格子状パタ
    ーンに分割されたスポットを投影し、その投影画像を所
    定のサイクルで撮像して、各スポットの座標の変化よ
    り、該患者の位置・姿勢状態を監視する装置であって、 2次元の格子状パターンに分割されたスポットを投影す
    るスポット投影器と、その投影画像を撮像する撮像機と
    を有する画像取り込み手段と、 ベッド上の患者検出手段と、 病室内撮像映像において、ベッド上とそれ以外の領域を
    区別するためのデータを記憶するエリア記憶手段と最新
    サイクルにおいて取り込まれた各スポットにおいて該ベ
    ッド上患者認識手段からの情報と該エリア記憶手段のデ
    ータをもとに、患者が存在する領域内でのスポット座標
    を出力する最新スポット座標データ算出手段と、 前サイクルで出力された各スポットの座標を記憶する前
    スポット座標データ記憶手段と、 病室内に患者及び可動物体の存在しない状態の各スポッ
    トの座標データを格納した第1参照座標データ記憶手段
    と、 病室内に存在する患者が静止した状態で更新され、患者
    が存在しない領域のスポットの座標を記憶する第2参照
    座標データ記憶手段と、 最新スポット座標データ算出手段の出力と前スポット座
    標データ記憶手段の内容との差分より移動物体を認識す
    る移動物体認識手段と、 最新スポット座標データ算出手段の出力と第2参照座標
    データ記憶手段の内容との差分より患者の位置を認識す
    る患者位置認識手段と、 最新スポット座標データ算出手段の出力と第1参照座標
    データ記憶手段の内容との差分より患者の姿勢を認識す
    る患者姿勢認識手段と、 移動物体認識手段、患者位置認識手段、患者姿勢認識手
    段の認識結果を基に患者の状態を判断する患者状態判断
    手段と、 患者が特定の状態を予め設定された時間以上継続した場
    合にアラームを発生するアラーム発生手段とを有するこ
    とを特徴とする病室内患者監視装置。
  2. 【請求項2】 画像取り込み手段において、少なくとも
    2個のスポット投影器を備え、該スポット投影器を撮像
    機からの距離が互いに異なるように設置するとともに、 該スポット投影器の切換手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の病室内患者監視装置。
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