JP2002339827A - 船外機における燃料供給装置 - Google Patents

船外機における燃料供給装置

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JP2002339827A JP2001143034A JP2001143034A JP2002339827A JP 2002339827 A JP2002339827 A JP 2002339827A JP 2001143034 A JP2001143034 A JP 2001143034A JP 2001143034 A JP2001143034 A JP 2001143034A JP 2002339827 A JP2002339827 A JP 2002339827A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船外機の狭いカウリング内におけるフィルタ
ーの配置の自由度を向上するとともに製造コストの削減
とフィルター部材のメンテナンス性の向上を達成するこ
とのできる船外機における燃料供給装置を提供する。 【構成】 燃料タンク内の燃料は、低圧燃料ポンプを介
してベーパーセパレータV内へ供給され、ベーパーセパ
レータV内に貯溜される燃料は、高圧燃料ポンプPによ
って昇圧され、フィルターを介して燃料噴射弁へ供給さ
れる。ベーパーセパレータVの側方に、高圧燃料ポンプ
Pを収納するポンプケース10が配置され、その上部開
口はカバー部材14によって固定される。カバー部材1
4には、高圧燃料ポンプPのポンプ吐出路PBに接続さ
れる燃料吐出路15と、燃料吐出路15に連なるフィル
ター収納凹部16とが形成され、フィルター収納凹部1
6にフィルター部材17が着脱自在に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンク内の燃料を
低圧燃料ポンプによってベーパーセパレータ内に供給
し、ベーパーセパレータ内に貯溜される一定なる燃料液
面内の燃料を高圧燃料ポンプによって昇圧し、この高圧
に昇圧された燃料を、燃料分配管に装着される燃料噴射
弁を介して機関に向けて供給する船外機における燃料供
給装置に関し、そのうち特に高圧燃料ポンプから吐出さ
れる燃料中に含まれる異物を除去するフィルターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧燃料ポンプから吐出される燃
料中に含まれる異物を除去するフィルターは、フィルタ
ーケース内にフィルター部材が収納配置されるフィルタ
ーを別個に用意し、このフィルターが高圧燃料ポンプの
ポンプ吐出路と燃料分配管とを連絡する燃料配管内に接
続配置される。又、前記フィルターはアッパーケースと
ロアケースよりなるフィルターケースがカシメ、溶着等
にて固着結合され、それらによって形成されるフィルタ
ーケースの空間部内にフィルター部材が収納配置され、
更にアッパーケース、ロアケースには、空間部内に開口
する燃料通路としてのパイプが一体形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるフィルターを用
いた燃料供給装置によると、第1に船外機のカウリング
内における配置設計の自由度が阻害される。第2に燃料
供給装置の製造コストを効果的に低減できない、すなわ
ち、フィルターは別個に用意されるもので、このフィル
ターは船外機において、機関の周囲を囲繞するカウリン
グ内に収納される必要があり、狭いカウリング内への配
置に特別な配慮を必要とする。又、フィルターの設置に
おいて、フィルターはステー等の取付け部材を介して機
関等の固定部分に取付ける必要があり、このステーの配
置にも配慮を必要とする。又、フィルターはフィルター
部材の収納空間部を形成する為に、アッパーケースとロ
アケースとを必要とし、部品点数が増加するとともにそ
れらを固着結合する為の固着作業を必要とするもので、
製造コストを効果的に低減できない。更に、フィルター
はその端部から延びる燃料入口及び燃料出口を構成する
各パイプを燃料配管内に接続する為の接続作業を必要と
するもので、狭い設置空間内における組付けは困難であ
って組付け工数を低減できない。そして、このとき燃料
入口と燃料出口の接続方向を誤って接続する場合があ
り、この接続作業は慎重に行わなければならない、さら
に又、アッパーケースとロアケースとが固着結合される
ことによると、内部に収納されるフィルター部材のメン
テナンス作業は困難を極める。実際にはケースが破壊さ
れて再使用が不能となる。
【0004】本発明になる船外機における燃料供給装置
は、前記不具合に鑑み成されたもので、狭いカウリング
内における配置の自由度を向上するとともに製造コスト
の低減を達成し、更にはフィルター部材のメンテナンス
性を向上することのできる前記装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を達成する為の手段】本発明による船外機におけ
る燃料供給装置は、前記目的達成の為に、燃料タンク内
の燃料を低圧燃料ポンプを介してベーパーセパレータ内
へ供給し、ベーパーセパレータ内に貯溜される燃料を、
高圧燃料ポンプによって昇圧して燃料噴射弁を介して機
関へ供給する燃料供給装置において、内部に一定なる燃
料液面X−Xが形成されるベーパーセパレータの側方
に、高圧燃料ポンプを収納するポンプケースを配置し、
前記ポンプケースの上部開口を閉塞するカバー部材に、
高圧燃料ポンプのポンプ吐出路に接続される燃料吐出路
と、前記燃料吐出路に連なるフィルター収納凹部と、を
設け、前記フィルター収納凹部にフィルター部材を着脱
自在に配置したことを第1の特徴とする。
【0006】又、本発明は前記第1の特徴に加え、フィ
ルター部材を、フィルター収納凹部内に弾性部材を介し
て弾性的に押圧配置したことを第2の特徴とする。
【0007】更に本発明は、前記第1の特徴に加え、ポ
ンプケース内に収納される高圧燃料ポンプのリード線
を、カバー部材を介して外部へ延出したことを第3の特
徴とする。
【0008】本発明の第1の特徴によると、フィルター
部材を収納するフィルター収納凹部が、カバー部材と一
体形成され、又、フィルターをカウリング内へ設置する
為のステー等の取付け部材が不要となったので、カウリ
ング内へのフィルターの配置の自由度を向上できる。又
ケースの一部をカバー部材によって兼用したこと、燃料
配管への接続か単一化されたことによって部品点数の削
減と接続作業を短縮でき、これによってその製造コスト
を低減できる。又、フィルター部材がフィルター収納凹
部に着脱自在に配置されることによって、フィルター部
材のメンテナンス性を向上できる。
【0009】又、本発明の第2の特徴によると、フィル
ター部材が弾性部材によってフィルター収納凹部内にお
いて弾性的に押圧配置されるので、機関の運転時等にお
いて、フィルター部材をガタつくことなくフィルター収
納凹部内に安定して支持できる。
【0010】更に本発明の第3の特徴によると、リード
線がポンプケースの上部開口を閉塞するカバー部材によ
って支持されるので、このカバー部材にリード線を弾性
的に気密支持するグロメット等を配置できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明になる船外機における燃料供給
装置の一実施例について図1により説明する。Vはベー
パーセパレータで以下により構成される。1は上部が開
口する有底カップ状のベーパーセパレータ本体であり、
その本体はベーパーセパレータカバー2によって閉塞さ
れる。ベーパーセパレータカバー2にはベーパーセパレ
ータ本体1内に臨んで低圧燃料流路3が開口するもので
この開口端にバルブシート4が配置され、このバルブシ
ート4には弁座4Aを開閉するフロートバルブ5が移動
自在に配置される。フロートFは、ベーパーセパレータ
本体1内にあって軸6にフロートアームFAを有して回
転自在に支承配置され、このフロートアームFAはフロ
ートバルブ5の下端に当接配置される。前記、低圧燃料
流路3の上流側(上流,下流とは燃料の流れ方向におい
て言う)は、図示せぬ燃料タンク内に接続され、更にこ
の低圧燃料流路3にはメカニカルダイヤフラムポンプ
(図示せず)等の低圧燃料ポンプが配置される。ここで
低圧燃料ポンプが駆動を開始すると、燃料タンク内の燃
料は低圧燃料ポンプに吸入されて小なる圧力に昇圧され
た低圧燃料が低圧燃料流路3,バルブシート4を介して
ベーパーセパレータ本体1内に供給される。そして、ベ
ーパーセパレータ本体1内に低圧燃料が供給され、その
量が徐々に増加すると、フォローとFは軸6を基準にし
て反時計方向へ徐々に回転し、ベーパーセパレータ本体
1内に一定なる燃料液面X−Xが形成されると、フロー
トアームFAはフロートバルブ5を弁座4Aに当接させ
てバルブシート4からの燃料の供給を停止させる。一
方、ベーパーセパレータ本体1の下方に開口する燃料排
出孔7より燃料が消費されて、ベーパーセパレータ本体
1内の燃料液面が低下すると、これに応じてフロートF
は軸6を基準にして時計方向へ回転し、フロートバルブ
5が再びバルブシート4を開放することによって低圧燃
料流路3より再びベーパーセパレータ本体1内へ低圧燃
料が供給される。以後、ベーパーセパレータ本体1内の
燃料液面高さに応じてフロートバルブ5によるバルブシ
ート4の開閉動作が連続して行なわれ、これによってべ
ーパーセパレータ本体1内には常に一定なる燃料液面X
−Xが形成される。
【0012】10は上部が開口する有底カップ状のポン
プケースであり、その下方底部には、燃料流入路11が
開口する。Pは公知の高圧燃料ポンプであり、下方にポ
ンプ吸入路PAが突出して開口し、上方にポンプ吐出路
PBが突出して開口する。12は高圧燃料ポンプPの下
方外周に配置される切欠き円筒状の支持筒部であり、支
持筒部12の下端には円板状のポンプストレーナ13が
配置される。
【0013】14はポンプケース10の上部開口を閉塞
するカバー部材であり、このカバー部材14には、高圧
燃料ポンプPのポンプ吐出路PBが挿入支持される燃料
吐出路15が上方に向かって穿設され、更に側方端に向
かってフィルター収納凹部16が開口して凹設される。
そして前記燃料吐出路15とフィルター収納凹部16の
内底部とは、燃料吐出路15の上端か図において右方へ
曲がって連結される。
【0014】以上よりなるポンプケース10及びカバー
部材14には以下によって高圧燃料ポンプP,フィルタ
ー部材17が配置される。まず、カバー部材14にフィ
ルター部材17が配置される。フィルター部材17は、
筒状の濾紙17Aの両側端に皿状のリテーナ17B,1
7Cが配置されるもので、このフィルター部材17がフ
ィルター収納凹部16A右方の開口部よりフィルター収
納凹部16内へ挿入配置され、次いで、フィルターカバ
ー18,カバー部材14にネジ19によって螺着され、
これによってフィルター収納凹部16の前記右方の開口
部が閉塞される。以上によるとフィルター部材17はフ
ィルター収納凹部16内に収納配置されるもので、フィ
ルター収納凹部16内に開口する燃料吐出路15の下流
端15Aはフィルター部材17の外側部分に形成される
第1室A内に開口する。一方、フィルターカバー18に
形成される第2燃料吐出路18Aの上流端18Bは、フ
ィルター部材17の内方に形成される第2室B内に向か
って開口配置される。又、図において左方のリテーナ1
7Cの左側面には凹部14B内に縮設されるコイルスプ
リング等の弾性部材20の右端が当接配置されるもの
で、これによるとフィルター部材17は、フィルターカ
バー18に向けて弾性的に押圧配置される。
【0015】次にポンプケース10内に高圧燃料ポンプ
Pが収納配置される。これに先立って、まず高圧燃料ポ
ンプPの下方外周に、ポンプストレーナ13が嵌合配置
された支持筒部12が装着される。これによると、高圧
燃料ポンプPの下方外周を支持筒部12が囲繞して配置
され、ポンプストレーナ13は高圧燃料ポンプPに対し
てもっとも下方位置に配置され、ポンプストレーナ13
の上方位置にポンプ吸入路PAが開口して配置される。
そしてポンプストレーナ13,支持筒部12を備える高
圧燃料ポンプPがポンプケース10の上方開口部よりポ
ンプケース10内へ挿入配置される。次に高圧燃料ポン
プPの上方の肩部PC上にゴム材料によって形成された
環状弾性部材21と平板部22と脚部23Aが立設され
る平板部23を配置する。次いでポンプケース10の上
方開口部にカバー部材14を配置するもので、このとき
高圧燃料ポンプPのポンプ吐出路PBをカバー部材14
の燃料吐出路15内に挿入配置する。そしてかかる状態
においてカバー部材14をポンプケース10に対してビ
ス締め固定する。以上によると、高圧燃料ポンプPはそ
の長手軸心方向が、ポンプケース10の下方に設けた段
部10Aに向けて、環状弾性部材21,平板部22,脚
部23Aを備える平板部23を介して押圧保持され、一
方高圧燃料ポンプPの外周部分が支持筒部12,環状弾
性部材21によって押圧保持される。
【0016】一方、かかるカバー部材14をポンプケー
ス10に固定する際、高圧燃料ポンプPの端子PDに接
続されるリード線24は、カバー部材14に貫通して設
けた挿通孔14Aを通って外方へ進出するもので、この
ときリード線24の外周には外部からカバー部材14内
への水の浸入を防止する為のゴム材料よりなるグロメッ
トGが配置される。これは図2によく示される。
【0017】以上の如く、内部にフィルター部材17を
着脱自在に収納配置させるカバー部材14は、内部に高
圧燃料ポンプPが収納されるポンプケース10に固着さ
れ、ポンプケース10とベーパーセパレータ本体1と
は、それぞれに対向して設けた接続突部1A,10Bを
介してネジ締め固着される。(ネジは図示されていな
い。) 尚、かかるベーパーセパレータ本体1とポンプケース1
0との接続時においてポンプケース10の燃料流入路1
1とベーパーセパレータ本体1の燃料排出孔7とは接続
される。以上によるとベーパーセパレータ本体1の側方
にポンプケース10が固定配置され、これらは機関の周
囲を囲繞するエンジンカウリング(図示せず)内に配置
され、さらにベーパーセパレータVの低圧燃料流路3は
燃料タンクに接続され、カバー部材14のフィルターカ
バー18に設けた第2燃料吐出路18Aは、図示されぬ
燃料噴射弁が装着された燃料分配管へ燃料配管をもって
接続される。
【0018】以上によって形成されたベーパーセパレー
タV,高圧燃料ポンプP,フィルター部材17を備えた
燃料供給装置によると、機関の運転時おいて以下の如く
燃料の供給が行なわれる。機関の運転動作が行なわれ、
高圧燃料ポンプPにリード線24を介して図示せぬEC
Uから給電されると、高圧燃料ポンプPは、ベーパーセ
パレータV内に貯溜される燃料を、燃料排出孔7,燃料
流入路11,ポンプストレーナ13,ポンプ吸入路PA
を介してポンプ室内に吸入し、ポンプ室内において昇圧
された高圧燃料はポンプ吐出路PBを介して燃料吐出路
15に向けて吐出される。かかる燃料流れにおいてベー
パーセパレータVから高圧燃料ポンプPに向かう燃料中
の異物はポンプストレーナ13によって除去される。そ
して燃料吐出路15内の昇圧された燃料は、その下流端
15Aからフィルター収納凹部16内の第1室A内へ供
給され、第1室A内の燃料はフィルター部材17を介し
て、フィルター部材17の内方の第2室B内へ流入す
る。従って、第2室B内へ流入する燃料中の異物はフィ
ルター部材17によって除去されるもので、高圧燃料ポ
ンプPから第1室A内において存在する異物は全てフィ
ルター部材17によって除去され、もって第2室B内に
は清浄な燃料が供給されることになる。そして、この第
2室B内の燃料はフィルターカバー18に設けた第2燃
料吐出路18Aを介して燃料噴射弁が装着される燃料分
配管へと供給され、燃料噴射弁より機関に向けて高圧燃
料が供給されることによって機関の運転が行なわれる。
【0019】以上、本発明の船外機における燃料供給装
置によると、フィルター部材17がカバー部材14に凹
設せるフィルター収納凹部16内に収納配置されるの
で、別個にフィルター部材を収納する為のアッパーケー
ス,ロアケースが不要となり、更にフィルターを取付ス
テーを介して固定する必要がなく、船外機における狭い
カウリング内へのフィルター配置の自由度を大きく向上
できる。又、従来のフィルターにおけるロアケースに相
当する部分を、カバー部材14によって兼用できたので
部品点数の削減が可能となったものである。又、フィル
ターにおける燃料配管が極めて容易となったものであ
る。これは、フィルターカバー18に設けた第2燃料吐
出ロ18Aを単に燃料分配管に向かう燃料配管へ接続す
るのみで配管接続が完了するからである。又、上記によ
ればフィルターにおける燃料入口と燃料出口の接続方向
を誤まって接続することが完全に解消でき接続作業性を
大きく向上できる。更に本発明によれば、フィルター部
材17は、フィルター収納凹部16内に配置されるとと
もにフィルターカバー18を取り外すことによってフィ
ルター部材17をカバー部材14より脱着可能と成った
もので、フィルター部材17の目詰まりに対するメンテ
ナンス作業を大きく向上できた。又、前記においてフィ
ルター部材17の再使用が不能と成った際において、単
にフィルター部材17のみを交換すればよいものであ
る。
【0020】又、フィルター収納凹部16内に配置され
るフィルター部材17を弾性部材20によってフィルタ
ーカバー18に向けて弾性的に押圧保持したことによる
と、フィルター部材17のガタツキを防止でき、例えば
リテーナ17A,17Bの当接に伴う磨耗等の発生が抑
止される。尚、弾性部材20はコイルスプリングに換え
て板バネ,ゴムクッションでもよく、要は弾性機能を備
える部材であればよく、更にその配置も本実施例に限定
されるものでない。
【0021】更に又、高圧燃料ポンプPの端子PDに連
なるリード線24をカバー部材14に設けた挿通孔14
Aを介して外部へ延出させたことによると、高圧燃料ポ
ンプPの上方に突出する端子PDの近隣に位置するカバ
ー部材14の挿通孔14よりリード線24を延出できた
ので、電気接続部を短くできるとともに該挿通孔にリー
ド線24を支持するグロメットGが配置を容易に行なう
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる船外機に置け
る燃料供給装置によると、内部に一定なる燃料液面X−
Xが形成されるベーパーセパレータの側方に、高圧燃料
ポンプを収納するポンプケースを配置し、前記ポンプケ
ースの上部開口を閉塞するカバー部材に、高圧燃料ポン
プのポンプ吐出路に接続される燃料吐出路と、前記燃料
吐出路に連なるフィルター収納凹部と、を設け、前記フ
ィルター収納凹部にフィルター部材を着脱自在に配置し
たので、カウリング内へのフィルター部材を備えるフィ
ルターの配置の自由度を大きく向上できるとともに部品
点数の削減と燃料配管への接続作業性の向上と接続時に
おける誤組を完全に抑止できたものである。特にフィル
ター部材がフィルター収納凹部に対して着脱自在に配置
されたので、フィルター部材のメンテナンス作業性も大
きく向上できるとともに仮にフィルター部材の再使用不
可能時にあってもフィルター部材のみを交換すればよい
もので優れた経済的効果を呈する。又、フィルター部材
が弾性部材を介してフィルター収納凹部内に押圧配置さ
れたことによると、フィルター部材のガタツキが抑止さ
れ、フィルター部材の磨耗,変形が抑止されて長時間に
渡って安定したフィルター性能を保持できる。更に、高
圧燃料ポンプの端子に連なるリード線をカバー部材14
を介して外部に延出したことによると、高圧燃料ポンプ
の電気接続を極めて短い範囲で効果的に実施でき、更に
リード線の外周にグロメットを容易に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる船外機における燃料供給装置の一
実施例を示す縦断面図。
【図2】図1における高圧燃料ポンプの電気接続を示す
要部縦断面図。
【符号の説明】
10 ポンプケース 14 カバー部材 15 燃料吐出路 16 フィルター収納凹部 17 フィルター部材 20 弾性部材 24 リード線 P 高圧燃料ポンプ V ベーパーセパレータ
フロントページの続き (72)発明者 井熊智典 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 木村 淳 神奈川県川崎市中原区市の坪386 株式会 社ケーヒン川崎事業所内 (72)発明者 杉浦文彦 神奈川県川崎市中原区市の坪386 株式会 社ケーヒン川崎事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の燃料を低圧燃料ポンプを
    介してベーパーセパレータ内へ供給し、ベーパーセパレ
    ータ内に貯溜される燃料を、高圧燃料ポンプによって昇
    圧して燃料噴射弁を介して機関へ供給する燃料供給装置
    において、内部に一定なる燃料液面X−Xが形成される
    ベーパーセパレータVの側方に、高圧燃料ポンプPを収
    納するポンプケース10を配置し、前記ポンプケースの
    上部開口を閉塞するカバー部材14に、高圧燃料ポンプ
    Pのポンプ吐出路PBに接続される燃料吐出路15と、
    前記燃料吐出路に連なるフィルター収納凹部16と、を
    設け、前記フィルター収納凹部16にフィルター部材1
    7を着脱自在に配置したことを特徴とする船外機におけ
    る燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルター部材を、フィルター収納
    凹部16内に弾性部材20を介して弾性的に押圧配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の船外機における燃料
    供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプケース内に収納される高圧燃
    料ポンプPのリード線24を、カバー部材14を介して
    外部へ延出したことを特徴とする請求項1記載の船外機
    における燃料供給装置。
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