JP2002339413A - 水道用コンセントおよび水栓付ユニットにおける水道用コンセント取付機構 - Google Patents

水道用コンセントおよび水栓付ユニットにおける水道用コンセント取付機構

Info

Publication number
JP2002339413A
JP2002339413A JP2001141201A JP2001141201A JP2002339413A JP 2002339413 A JP2002339413 A JP 2002339413A JP 2001141201 A JP2001141201 A JP 2001141201A JP 2001141201 A JP2001141201 A JP 2001141201A JP 2002339413 A JP2002339413 A JP 2002339413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
housing
opening
faucet
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001141201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4520664B2 (ja
Inventor
Akira Nishioka
明 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SanEi Faucet Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
SanEi Faucet Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SanEi Faucet Manufacturing Co Ltd filed Critical SanEi Faucet Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001141201A priority Critical patent/JP4520664B2/ja
Publication of JP2002339413A publication Critical patent/JP2002339413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4520664B2 publication Critical patent/JP4520664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な施工で容易に設置できる壁または床取
出し用の水道用コンセントを提供する。 【解決手段】 壁または床に形成された貫通穴に嵌め込
み可能で水栓本体4が内蔵された収容部5およびこの収
容部5の前部に設けられる前部材6よりなり、少なくと
も二つの開口9,10を有するとともに、配管Qと前記
水栓本体4を連通させるために用いられる開口17を有
してなるハウジングと、下流端が前記水栓本体4の流入
口13に接続される一方、上流端が前記開口17を介し
て前記配管Qに接続される継手部材24と、前記前部材
6の一方の開口9に配置される流量調整ハンドル34
と、前記水栓本体4の流出口14に固定されるとともに
前記前部材6の他方の開口10に配置され、ホースの上
流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部36
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば台所の流
し台に置かれた浄水器、食器洗い機、湯沸器などの機器
の給水ホースや、洗濯機の給水ホースへ給水できる以外
に、例えば、一戸建て木造住宅の外壁と内壁間に位置す
る配管内の水を、散水、園芸、洗車等の用途に用いるノ
ズルの給水ホースに給水できる、施工が容易な水道用コ
ンセントに関するとともに、この水道用コンセントを、
洗面台ユニット、システムキッチン、ウォータークーラ
ー、ユニットバス、介護用浴槽、あるいは、洗濯機のパ
ン等の水栓付ユニットに取付けるための水栓付ユニット
における水道用コンセント取付機構に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に提案(特願2000−0
03493号・本出願の出願時点では未公開。)した水
道用コンセント(先行例という)D’は、(1)図1
7、図18、図19(A)に示すように、壁Wの裏面側
に位置する間柱Pに対して直接取り付けられたり、
(2)図19(B)に示すように、上記の場合より配管
の位置が間柱Pからずれている場合、間柱Pに対して間
接的に取り付けられて使用されるのが一般的である。な
お、図19(B)は、ハウジング101のハウジング本
体103の背面部Aを、間柱Pに固定されたブラケット
104に取り付ける状態を示している。
【0003】そのため、前記先行例の水道用コンセント
D’のハウジング本体103には、取り付けに用いるネ
ジNが挿通可能なように多数の挿通穴H,hが形成され
ている。図18には、水栓本体110、ダイヤル型の流
量調整ハンドル111、流量調整ハンドル111の回動
操作を弁体に伝達するための伝達機構、更には、水栓本
体110の流出口に固定される継手部12等の水栓部材
が組み込まれたハウジング本体103を示す。
【0004】なお、図17、図18は、ハウジング本体
103の、正面から見て左の側壁を間柱Pに固定した場
合を示し、図19(A)は、ハウジング本体103の左
の側面部Bを間柱Pに固定するとともに、ハウジング本
体103の上面部Cを他の間柱P’にネジ止めなどで固
定した場合を示している。
【0005】また、図17は、ハウジング101の前面
部102が壁Wの前面とほぼ面一となるように壁W内に
前記先行例の水道用コンセントD’が配置された例を示
す。前面部102は、ハウジング本体103の前面開口
S’’を覆うようにハウジング本体103に装着され
る。ハウジング本体103は、ほぼ直方体形状で、上面
部C、下面部P、背面部A、右側面部E、左側面部Bよ
り構成され、各面部C,P,A,E,Bは鉄製あるいは
SUS製の薄板状に形成されている。
【0006】更に、図17〜図19において、ハウジン
グ本体103の両側面部B,Eには、前後方向において
自在に位置決め可能なはさみ板105がそれぞれ設けら
れており、前記はさみ板105と前記前面部102の枠
体102bとで壁Wをはさみこむことが可能である。そ
のため、ハウジング本体103の両側面部B,Eには、
はさみ板105を前後方向にスライド案内させる切欠部
106aが形成されている。
【0007】すなわち、前記前面部102は、開口部
S’が形成された前記枠体102bと、開口106,1
07が形成されている中央部102aとからなり、この
中央部102aは前記枠体102bに開口部S’を介し
て着脱自在に装着される。開口106には流量調整ハン
ドル111が位置するとともに、開口107には継手部
112が位置する。そして、前記はさみ板105が壁W
の裏面側に位置するよう前記水栓部材が組み込まれたハ
ウジング本体103を壁Wに設けた取付用開口Sを介し
て背面部A側から挿通した後、前記枠体102bを壁W
の表面側からハウジング本体103に固定して、枠体1
02bの裏面部Qを壁Wの表側の壁面Rに当接させ、続
いて、前記はさみ板105を前後方向に移動させる長ネ
ジ106を調節しながら前記はさみ板105と前記前面
部102の枠体102bとで壁Wをはさみこむ。続い
て、枠体102bの開口S’を覆うように枠体102b
に中央部102aを装着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】(1)前記先行例の水
道用コンセントD’は、本来、上述したように壁Wに形
成した取付用開口Sに設置するためのものであるけれど
も、図20に示すように、複数の型枠400を組み合わ
せて形成したコンクリート壁107やコンクリートブロ
ックの前面に、前記先行例の水道用コンセントD’より
大きく、かつ、これに接続される配管109が位置でき
る程度の空洞108を設け、この空洞108内に前記は
さみ板105を外した状態のハウジング本体103を前
面開口S’’を残して埋め込み、その後、前面部102
をハウジング本体103に装着するタイプの施工も可能
である。
【0009】この場合、空洞108内に前記先行例の水
道用コンセントD’を位置させた後空洞108内に形成
される隙間をコンクリートで打設する必要がある。しか
し、前記先行例の水道用コンセントD’には、上述した
ように、多数の挿通穴H,hや切欠部106aがハウジ
ング本体103に形成されていることから前記挿通穴
H,hや切欠部106aからハウジング本体103内に
打設用(埋め込み用)の前記コンクリートが進入してハ
ウジング本体3内に組み込まれた前記水栓部材を覆うの
を防止するため、打設前にハウジング本体103を例え
ばシールテープで覆って前記挿通穴H,hや切欠部10
6aを塞ぐ作業が必要となる。
【0010】ところで、前記ハウジング本体103は鉄
製であったり、SUS製であるけれども、上面部C、下
面部P、背面部A、右側面部E、左側面部Bの厚みが
0.5〜2.0mmと薄いので、打設用の前記コンクリ
ートが固まった後は、ハウジング本体103が変形する
おそれがある。これは、前記穴Hや切欠部106aが形
成されたこともあってハウジング本体103の強度が弱
くなっているからである。そのため、前面部2をハウジ
ング本体103に装着し難くなる。
【0011】例えば、無理やり前記枠体102bをハウ
ジング本体103に固定できても、中央部102aを枠
体102bにはめ込むと、開口106に位置する流量調
整ハンドル111が動かなくなって操作不能となるおそ
れがある。
【0012】(2)一方、図21に示すように、前記先
行例の水道用コンセントD’を洗濯機94に隣接する側
壁96に設置してある洗面台ユニット97があるけれど
も、前記ユニット97に設置されているシャワ水栓98
と水道用コンセント95に給水するのに、分岐用止水栓
99を用いていたので、その分前記ユニット97はコス
ト高であった。93は、給水ホースである。
【0013】この発明は上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的の一つは、簡単な施工で従来のように
コンクリートで打設することなく例えばマンション等の
コンクリート壁やコンクリートブロックに容易に設置で
きるとともに、更には 簡単な施工で一戸建てて木造住
宅の外壁等に容易に設置できる壁または床取出し用の水
道用コンセントを提供することである。
【0014】また、この発明のもう一つの目的は、洗面
台ユニット等の水栓付ユニットの水栓と水栓付ユニット
に取付けられている水道用コンセントへの分岐給水をコ
スト安に行える水栓付ユニットにおける水道用コンセン
ト取付機構を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の水道用コンセントは、壁または床に形成
された貫通穴に嵌め込み可能で、流入口、流出口および
弁体を有する水栓本体が内蔵された収容部およびこの収
容部の前部に設けられる前部材よりなり、この前部材に
少なくとも二つの開口を有するとともに、前記壁または
床の裏面側に位置する配管と前記水栓本体を連通させる
ために用いられる開口を前記収容部に有してなるハウジ
ングと、前記収容部内に設けられ、下流端が前記水栓本
体の前記流入口に接続される一方、上流端が前記収容部
の前記開口を介して前記配管に接続される継手部材と、
前記前部材の一方の開口に配置され前記水栓本体の流出
口から流出可能な水または湯の流量を調整するための流
量調整ハンドルと、前記水栓本体の前記流出口に固定さ
れるとともに前記前部材の他方の開口に配置され、ホー
スの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手
部とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0016】また、別の観点からこの発明の水道用コン
セントは、壁または床に形成された貫通穴に嵌め込み可
能で、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体が内
蔵された収容部およびこの収容部の前部に設けられる前
部材よりなり、この前部材に少なくとも二つの開口を有
するとともに、前記壁または床の裏面側に位置する配管
と前記水栓本体を連通させるために用いられる後向き開
口を前記収容部に有してなるハウジングと、前記収容部
内に設けられ、下流端が前記水栓本体の前記流入口に接
続される一方、上流端が前記収容部の前記開口を介して
前記配管に接続される継手部材と、前記前部材の一方の
開口に配置され前記水栓本体の流出口から流出可能な水
または湯の流量を調整するための流量調整ハンドルと、
前記水栓本体の前記流出口に固定されるとともに前記前
部材の他方の開口に配置され、ホースの上流端に設けら
れた継手部材が着脱自在である継手部とを備え、更に、
前記壁または床の表面側から前記貫通穴に嵌め込まれた
前記ハウジングの前記前部材とで前記壁または床を挟着
するホルダーを前記壁または床の後面側に有し前記壁ま
たは床の表面側からの挟着操作によって前記ハウジング
を前記壁または床に固定しうる挟着手段を有することを
特徴とする(請求項4)。
【0017】また、更に別の観点からこの発明は、請求
項1〜請求項5のいずれかに記載の水道用コンセント
を、洗面台ユニット、システムキッチン、ウォーターク
ーラー、ユニットバス、介護用浴槽、あるいは、洗濯機
のパン等の水栓付ユニットに取付ける水道用コンセント
取付機構であって、前記水栓付ユニット内に、前記配管
に連通する分岐用継手を設け、この分岐用継手を介し
て、前記水栓付ユニットに設置されている水栓と前記水
道用コンセントに給水するよう構成してあることを特徴
とする水栓付ユニットにおける水道用コンセント取付機
構を提供する(請求項6)。
【0018】この発明における壁とは、台所や洗面室等
の内壁(例えば特願平10−73374号明細書、図
面、特願2000−278489号明細書、図面参照)
以外に、例えばマンション用のコンクリート製外壁や、
例えば一戸建て用の木造住宅の外壁、あるいは、洗面
台、キッチン、水栓付ユニット、介護用ユニットバス等
のユニットの側壁等、例えば洗面台ユニットでは洗面台
下の収容ボックスの側壁等も含む。
【0019】また、この発明における床とは、部屋の床
(例えば特願平10−73374号明細書、図面参照)
以外に、例えば台所の流し台の上面部(例えば特願平9
−249871号明細書、図面参照)、洗濯機のパン
(例えば特願平10−361530号明細書、図面、特
願2000−285769号明細書、図面参照)等も含
む。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て説明する。図1、図2、図3(A)および図4は、例
えば、一戸建て木造住宅の外壁と内壁間に位置する配管
内の水を、散水、園芸、洗車等の用途に用いるノズルの
給水ホースに給水するために前記外壁に設置するととも
に、35mmまでの壁厚を有する外壁に設置したこの発
明の第1の実施形態を示す。
【0021】図1、図2、図3(A)および図4におい
て、1aは、一戸建て木造住宅の外壁で、例えば30m
mの壁厚d1 を有し、モルタルが塗布されたパネルと板
材よりなる。1bは、木造住宅の内壁である。そして、
外壁1aおよび内壁1b間に給水配管Qが出口開口qを
上方に向けながら立設している。この給水配管Qは、例
えば樹脂パイプQ1 とこれを覆う蛇腹状の鞘管Q2 より
なる(特願2001−016143号明細書、図面参
照)。なお、外壁1aおよび内壁1b間の長さGは、4
0mmに設定されている。
【0022】2は、この外壁1aに形成された貫通穴
で、壁厚d1 と同じ長さを有する。この貫通穴2は、例
えばホールソー(hole-saw)等の切削用具で形成でき
る。
【0023】3は、前記貫通穴2に嵌め込み可能なハウ
ジングで、水栓本体4が内蔵された収容部5およびこの
収容部5の前面に設けられる前部材6よりなる。水栓本
体4は、流入口13、流出口14および弁体15を有す
る。水栓本体4は鋳造品であり、収容部5および前部材
6は樹脂製である。
【0024】前記前部材6は、正面視円形の前面開口A
が形成された枠体7および前面開口Aに取り外し可能に
嵌め込み装着される円板状の装着体8の二部材よりな
る。装着体8は、上下にそれぞれ同じ大きさの開口9,
10を有する。38は、装着体8が前面開口Aに嵌め込
まれたときに装着体8の位置を規制する規制片である。
前部材6を枠体7と装着体8の二部材に分けたのは、後
述する流量調整ハンドル34および継手部36のメンテ
ナンスを容易に行うためである。
【0025】前記枠体7は、前面開口Aを中央に有する
平面視正方形で板状の当たり部11と、この当たり部1
1の裏面側に連設された、前記外壁1の壁厚d1 よりも
短い長さS1 を有する円筒部12とよりなる。この長さ
1 は、ハウジング3の軸方向(W方向)に沿った長さ
であり、壁厚の方向に平行である。39は、当たり部1
1の前面における上端左右に設けた一対のヒンジで、不
使用時に、前部材6や後述する流量調整ハンドル34、
継手部36に雨風や埃がかかるのを防止する樹脂製のカ
バー50が上下方向に開閉自在に枢支される。また、当
たり部11は、四隅にビス61が螺合するビス孔60を
有する。
【0026】一方、前記収容部5は、前向き開口Bを有
する有底の円筒ケースで構成されており、この実施形態
では前側(前向き開口Bの側)に前記水栓本体4が固定
設置されている。そして、収容部5のW方向の長さS2
はこの実施形態では75mmに設定されている。また、
収容部5は、後側に、配管取り出し用の開口としての下
向き開口16と後向き開口17と左向き開口18と右向
き開口19を有する。前記後向き開口17は、収容部5
の背面部分17aに形成され、前記下向き開口16、左
向き開口18および右向き開口19は、同一円周上に位
置している。40は、樹脂製の締付座金41が螺合する
ねじ部である。また、図3(A)および図1に示す47
は、ステンレス製の鞘管取り付け部材で、給水状態を停
止するために流量調整ハンドル34を閉めたときに発生
するウォータハンマによって鞘管Q2 の下流端100が
振動し、その振動音による騒音を回避する機能を有する
(特願2001−016143号明細書、図面参照)。
この鞘管取り付け部材47は、下向き開口16の直下に
位置し、収容部5の下面にスポット溶接されている。前
記締付座金41は、前部に形成されるリング状のフラン
ジ89の周縁に複数のねじ孔88を有し、ビス88aに
よりねじ孔88を介して外壁1aの裏面fにねじ止めさ
れる。なお、図示はしないが、この実施形態では、収容
部5に形成された配管取り出し用の開口のうち下向き開
口16を用いるので、使用しない前記後向き開口17、
左向き開口18および右向き開口19は盲栓で塞がれ
る。
【0027】次に、収容部5の前側に収容される水栓本
体4の固定手段について説明する。
【0028】20a,20bは、それぞれねじ孔21が
形成されたねじ孔部で、収容部5の内面Mの中間の高さ
位置に左右対象の状態で設けられている。一方、22b
は、水栓本体4に設けたねじ孔部で、ねじ孔22が形成
されている。このねじ孔部22bは前記ねじ孔部20b
に対応している。そして、図示しないが、水栓本体4に
おけるねじ孔部22bに対象な位置に、前記ねじ孔部2
0aに対応するねじ孔部(便宜上22aとする)が形成
されている。よって、水栓本体4を前向き開口Bを介し
て収容部5に収容し、ビス23を用いてねじ孔部20
a,22a同士およびねじ孔部20b,22b同士を締
付けることにより、容易に水栓本体4を固定できる。
【0029】24は、収容部5内に配置される水栓本体
4と給水配管Qを接続する継手部材の一例としてのエル
ボ型取付部材で、収容部5内に配置される。このエルボ
型取付部材は、樹脂パイプQ1 内の水を水栓本体4の前
記流入口13に導くためのものである。エルボ型取付部
材24は、前記流入口13に連通する連通用開口25を
下流端に有し、図示しない接続機構によって樹脂パイプ
1 に接続される接続用開口26を上流端に有する。こ
の実施形態では、下向き開口16の直下に給水配管Qが
位置するため、接続用開口26は下を向いている。一
方、連通用開口25は横向き(W方向)に開いた流入口
13に連通するため、接続用開口26の向きと連通用開
口25の向きは直交している。エルボ型取付部材24は
鋳造品である。
【0030】そして、ビス27を用いてねじ孔部28
a,29a同士およびねじ孔部28b,29b同士を締
付けることにより、容易にエルボ型取付部材24を水栓
本体4に固定できる。前記左右のねじ孔部28a,28
bは、水栓本体4の流入口13近傍に設けられ、前記左
右のねじ孔部29a,29bは、エルボ型取付部材24
の連通用開口25近傍に設けられている。
【0031】更に、収容部5の内面Mには、前記左右一
対のねじ孔部20a,20b以外に、左右二対の調整用
ねじ孔部30a,30bおよび31a,31bがそれぞ
れ上下に形成されている。30,31は、ねじ孔であ
る。一方、前部材6の円筒部12の周縁には、前記ねじ
孔部30a,30bおよび31a,31bに対応するね
じ孔部44a,44bおよび45a,45bが形成され
ている。46は、ねじ孔部同士(30a,30b、44
a,44b)、ねじ孔部同士(31a,31b、45
a,45b)を繋ぐ長いビスである。
【0032】また、前記水栓本体4は、上下二段に形成
されており、上部の背面側に流入口13を有し、上部の
前面側にW方向に沿う状態で複数のセレーションmが形
成された回転軸部32を有し、下部の前面側に流出口1
4を有する。
【0033】前記円板状の装着体8の開口9には、前記
回転軸部32に装着された樹脂製の流量調整ハンドル3
4が前側に突出状態で配置される。流量調整ハンドル3
4は、水栓本体4の流出口14から流出可能な水の流量
を調整するためのものである(例えば特願2000−0
03493号明細書、図面参照)。
【0034】また、36は、例えば散水、園芸、洗車等
の用途に用いるノズルの給水ホース(図示せず)の上流
端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部(例え
ば特願2000−170967号明細書、図面参照)
で、水栓本体4の流出口14に固定されるとともに前記
円板状の装着体8の開口10に配置される。継手部36
は鍛造品である。
【0035】以上の各種構成部材からこの発明の水道用
コンセント200を、30mmの壁厚d1 を有する木造
住宅の外壁1aに設置するには、外壁1aに形成された
貫通穴2に収容部5をはめ込むとともに、前面開口Bを
介して枠体7の円筒部12を収容部5にはめ込む。この
場合、外壁1aは締付座金41と当たり部11に挟まれ
た状態になる。すなわち、外壁1aの裏面fに締付座金
41が当接する一方、外壁1aの表面Fに当たり部11
が当接する。また、長いビス46で、ねじ孔部同士30
a,30b、44a,44bおよびねじ孔部同士31
a,31b、45a,45bを締付けることにより、枠
体7と収容部5を接続固定する。この場合、壁厚d1
30mmと薄いので、長いビス46によって繋がれたね
じ孔部同士30a,30b、44a,44bおよびねじ
孔部同士31a,31b、45a,45bは当接する。
【0036】更に、給水配管Qの樹脂パイプQ1 をナッ
ト49を介してエルボ型取付部材24の接続用開口26
に接続する。また、ビス61を用いて外壁1aの表面F
に当たり部11を固定するとともに、ビス88aを用い
て外壁1aの裏面fに締付座金41を固定する。
【0037】このようにして、この発明の水道用コンセ
ント200を、簡単な施工で一戸建て木造住宅の外壁1
aに容易に設置できる。
【0038】上記実施形態では、外壁1aの壁厚d1
35mmまでの施工例を示した。
【0039】図3(B)および図5は、外壁1aの壁厚
2 が例えば35mm以上で75mm以下のように上記
実施形態の場合に比して厚くなった場合の施工に適合す
るこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図3(B)
および図5において、図1、図2、図3(A)および図
4で示した符号と同一のものは、同一または相当物であ
る。
【0040】この実施形態では、上記実施形態で用いた
外壁1aの壁厚d1 よりも壁厚d2が厚くなっている。
この壁厚d2 の外壁1aは、モルタルが塗布されたパネ
ルと板材の間に例えば断熱材が介装されており、この断
熱材の分だけ壁厚d2 が壁厚d1 よりも厚くなってい
る。すなわち、上記実施形態で用いた外壁1aの壁厚d
1 よりも壁厚d2 が厚くなっているので、水栓本体4が
内蔵されている収容部5を長さP(例えば15mm)だ
け後方に移動させる必要がある。そのために長いビス4
6を動かして、図3(B)に示すように、ねじ孔部同士
(30a,30b、44a,44b)およびねじ孔部同
士(31a,31b、45a,45b)間の長さ調節を
行う。
【0041】更に、水栓本体4も長さPだけ後方に移動
するので、その移動分に相当する15mmの長さを有す
るスペーサ50を流量調整ハンドル34と回転軸部32
間に介装することにより、装着体8の開口9に流量調整
ハンドル34を配置できる。
【0042】同様に、継手部36を装着体8の開口10
に配置するために、移動分に相当する15mmの長さを
有するスペーサ51を水栓本体4の流出口14と継手部
36間に介装する。
【0043】この実施形態でも、スペーサ51を用いる
だけの容易な施工で水道用コンセント200を設置でき
る。なお、図3(B)も図3(A)も、便宜上、ハウジ
ング6に収容される水栓本体4等を省略してある。
【0044】図6、図7および図8(A)は、壁厚d3
が例えば75mm以上のように上記各実施形態の場合に
比して更に厚くなった例えばマンションの外壁1aの施
工に適合するこの発明の第3の実施形態を示す。なお、
図6、図7および図8(A)において、図1〜図5で示
した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0045】この実施形態では、壁厚d3 を例えば75
mmとする。上述したように収容部5のW方向の長さS
2 は75mmに設定されている。
【0046】そして、この実施形態と上記各実施形態の
相違点は、収容部5内に配置される水栓本体4と給水配
管Qを接続する継手部材の構成だけであるので、他の構
成部材の説明は省略する。
【0047】24’は、継手部材の別実施例としての偏
心継手で、水栓本体4の流入口13に連通する連通用開
口25を下流端に有し、配管用エルボ51を介して樹脂
パイプQ1 に接続される接続用開口26’を上流端に有
する。この場合、樹脂パイプQ1 は、図示しない接続機
構によって配管用エルボ51の上流端に接続される。こ
の実施形態では、収容部5の下面に形成された下向き開
口16、左向き開口18および右向き開口19が外壁1
aに形成された貫通穴2で塞がれるので、収容部5の背
面17aに形成された後向き開口17の側から給水配管
Qに連通させるべく偏心継手24’が構成されている。
すなわち、偏心継手24’は、背面側に向いた前記接続
用開口26’を後向き開口17に位置させてなる。つま
り、連通用開口25と同様に接続用開口26’もW方向
に向いており、連通用開口25と接続用開口26’の位
置が上下に長さVだけ偏心している。
【0048】この場合、外壁1aおよび内壁1b間の長
さGは上記各実施形態と同様に40mmと狭く、かつ、
前記接続用開口26’は下向きではなく背面側に向いて
いるので、鞘管Q2 は使用不可能であり、給水配管Qと
して樹脂パイプQ1 のみを用いている。そして、樹脂パ
イプQ1 と偏心継手24’の接続は、樹脂パイプQ1
直接接続用開口26’に接続できないので、配管用エル
ボ51を介して行われる。つまり、偏心継手24’の前
記接続用開口26’が形成された上流端に形成された雌
ねじUに配管用エルボ51の雄ねじ(図示せず)が螺合
している。
【0049】そして、この実施形態では、偏心継手2
4’の前記接続用開口26’が形成された上流端が下向
き開口16ではなく後向き開口17に位置するととも
に、上記第1および第2の各実施形態で示したように、
締付座金41はビス88aによりねじ孔88を介して外
壁1aの裏面fにねじ止めされるので、外壁1aに設置
後の水道用コンセント200のメンテナンスが大変容易
に行える利点を有する。すなわち、外壁1aの表面Fに
当たり部11を固定しているビス61を取り外し、ハウ
ジング3をW方向のまわりに回転させることにより雌ね
じUと配管用エルボ51の雄ねじの螺合が解除され、水
栓本体4、偏心継手24’、流量調整ハンドル34およ
び継手部36が収容された状態でハウジング3を貫通穴
2から容易に取り出すことができる。なお、前部材6の
枠体7から装着体8を取り外すだけで流量調整ハンドル
34および継手部36のメンテナンスが行えるのは勿論
である。
【0050】図8(B)は、上記第3の実施形態と同
様、マンションの外壁1aの施工に適合する例である
が、外壁1aの表面Fと内壁1bの前面f’の間隔G’
が300mm以上である場合の施工に適合するこの発明
の第4の実施形態を示す。なお、図8(B)において、
図1〜図7、図8(A)で示した符号と同一のものは、
同一または相当物である。
【0051】この実施形態では、外壁1aの表面Fと内
壁1bの前面f’の間隔G’が300mm以上であるの
で、給水配管Qとして、上記第1、第2実施形態で用い
たのと同様の樹脂パイプQ1 が収容された蛇腹状の鞘管
2 を使用できる。そして、この実施形態でも、図3
(A)および図5で用いたのと同一のステンレス製の鞘
管取り付け部材47を収容部5の背面17aにスポット
溶接により設置してある。そして、鞘管取り付け部材4
7には、図示しない接続用筒状部(例えば特願2001
−016143号明細書、図面参照)が位置しており、
この接続用筒状部における下流端に、偏心継手24’の
前記接続用開口26’が形成された上流端に形成された
雌ねじU(図6参照)を介して偏心継手24’が接続さ
れる一方、前記接続用筒状部の上流端に樹脂パイプQ1
の下流端が接続されている。
【0052】そのため、この実施形態でも外壁1aに設
置後の水道用コンセント200のメンテナンスが大変容
易に行える。すなわち、外壁1aの表面Fに当たり部1
1を固定しているビス61を取り外し、ハウジング3を
外側に引き抜くだけの簡単な作業で、雌ねじUに螺合し
ている前記接続用筒状部とともに、この接続用筒状部に
接続されている、鞘管Q2 内の樹脂パイプQ1 だけが鞘
管Q2 内を移動し鞘管取り付け部材47を介して樹脂パ
イプQ1 の下流端を外に取り出すことができ、樹脂パイ
プQ1 のメンテナンスも行える。
【0053】なお、この発明では、給水配管Qの設置位
置に応じて収容部5に設けた左き開口18や右向き開口
19からも給水配管Qを導入できる利点を有する。
【0054】また、給湯器からの湯を配管を介して水道
用コンセント200の供給できるよう構成してもよい。
【0055】図9は、図6で示したような偏心継手2
4’を備えた水道用コンセント200を、洗面台ユニッ
トの側壁に取付けてあるこの発明の第5の実施形態を示
す。なお、図9において、図1〜図8で示した符号と同
一のものは、同一または相当物である。
【0056】70は、洗面台ユニット71の水栓であ
る。72aは、水栓70の給水配管、72bは、水栓7
0の給湯配管である。そして、洗面台ユニット71に隣
接して洗濯機77が設置されている。
【0057】一方、洗面台ユニット71は、上部に鏡台
71bが設置されるとともに下部に前記収納箱71aが
設置されている。この収納箱71aの側壁73には、図
6で示したような偏心継手24’を備えた水道用コンセ
ント200が取付けられており、水道用コンセント20
0の前記偏心継手24’(図9には図示されていない)
には、水栓70の給水配管72aから分岐用継手74に
よって分岐された分岐給水配管75が接続されている。
76は、洗濯機77の給水ホースで、この給水ホース7
6の上流端に設けられた継手部材76aが水道用コンセ
ント200の継手部36に着脱自在に接続されている。
【0058】前記分岐用継手74は、従来用いていた分
岐用止水栓99に比してコスト安で、その分洗面台ユニ
ット71も安価にできる。
【0059】図10は、図1で示したようなエルボ型取
付部材24を備えた水道用コンセント200を、洗面台
ユニット71の側壁73に取付けてあるこの発明の第6
の実施形態を示す。なお、図10において、図1〜図9
で示した符号と同一のものは、同一または相当物であ
る。
【0060】ところで、図3(A)に示した場合のよう
に30mmの壁厚d1 を有する木造住宅の外壁1aに水
道用コンセント200を取付けるには、上述したよう
に、枠体7に平面視正方形に形成されている板状の当た
り部11と締付座金41で挟むことができるが、前記収
納箱71aの側壁73は、当たり部11と締付座金41
とで挟み込み可能な所定範囲の壁厚よりも遙に薄い壁厚
を有するので、側壁73に形成した取付穴(貫通穴)7
8に水道用コンセント200を取付けるにあたり、この
実施形態ではスペーサ枠体79を用いている。このスペ
ーサ枠体79は、側壁73の裏面73aおよび締付座金
41間に介装されている。
【0061】図11(A)は、ウォータークーラー80
(水栓付ユニットの一例)の一つの側壁81に図1で示
したようなエルボ型取付部材24を備えた水道用コンセ
ント200を取付けたこの発明の第7の実施形態を示
す。なお、図11(A)において、図1〜図10で示し
た符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0062】この実施形態でも、水道用コンセント20
0の前記エルボ型取付部材〔図11(A)には図示され
ていない〕に、ウォータークーラー80に備わっている
水栓82の給水配管83から前記第6の実施形態で用い
た前記分岐用継手74によって分岐された分岐給水配管
84が接続されている。85は、給水ペダル、86は、
ウォータークーラー80内の空間に収容設置されている
熱交換器、87は、そのポンプである。
【0063】図11(B)は、システムキッチン(水栓
付ユニットの一例)90の上壁90aに縦置き状態に
て、図6で示したような偏心継手24’を備えた水道用
コンセント200を取付けたこの発明の第8の実施形態
を示す。なお、図11(B)において、図1〜図10、
図11(A)で示した符号と同一のものは、同一または
相当物である。
【0064】この実施形態でも、水道用コンセント20
0の前記偏心継手〔図11(B)には図示されていな
い〕に、システムキッチン90に備わっている水栓91
の給水配管92aから前記第6、第7の各実施形態で用
いた前記分岐用継手74によって分岐された分岐給水配
管92bが接続されている。400は、システムキッチ
ン90の上面部に設けたシンク、92cは、水栓91の
給湯配管である。
【0065】なお、移動式の介護用浴槽や通常のユニッ
トバス、あるいは、縦断面L字型の洗濯機のパン等の水
栓付ユニットにもこの発明は適用できる。
【0066】また、水道用コンセント200の水栓付ユ
ニットへの設置場所は側壁、上面に限るものではない。
【0067】図12〜図16は、例えば外壁1aに対し
て、外壁1aの表面X側からの作業によって外壁1aを
枠体部分7’とホルダー301とで挟むことにより、水
栓本体4が内蔵されたハウジング3’を外壁1aに固定
することができるようにしたこの発明の第9の実施形態
を示す。なお、図12〜図16において、図1〜図11
で示した符号と同一のものは、同一または相当物であ
る。
【0068】この実施形態では、図1〜図11で示した
上記各実施形態で用いた前部材6の枠体7と収容部5と
を一体に形成するとともに、前部材6’の枠体部分7’
とで外壁1aを挟着するホルダー301を設け、図1〜
図11で示した上記各実施形態で用いた締付座金41を
不要にしている。
【0069】図12は、この実施形態の各構成部材を示
す分解斜視図であり、図13は、収容部分5’の内面
M’側に形成されている水栓本体取り付け部に水栓本体
4が取り付けられている状態と、水栓本体取り付け部に
形成されたホルダーガイド挿通孔30’にホルダーガイ
ド302が挿通している状態とを枠体部分7’の前面開
口Aを通して見たものである。
【0070】図14は、流量調整ハンドル34および継
手部36が配置された水栓本体4と、水栓本体4に接続
されている偏心継手24’とを内蔵してある収容部分
5’を有するハウジング3’が、外壁1aに形成された
貫通穴2内にセットされている状態を示す。
【0071】図15は、貫通穴2内にセットされている
ハウジング3’を下面側から見たものを示す。
【0072】図16はホルダー301の動作を示し、図
16(A)は、外壁1aの表面X側から収容部分5’を
貫通穴2に嵌め込む作業のときにホルダー301が邪魔
にならないよう内側に閉じているホルダー301の第1
姿勢(実線で示す)と、ホルダーガイド302の回転に
伴ってホルダー301が外側に開く第2姿勢(二点鎖
線)とを収容部分5’の後側の領域400(図15参
照)に位置しているホルダー301で示し、図16
(B)は、ホルダー301の前記第2姿勢を収容部分
5’の前側の領域401(図15参照)に位置している
ホルダー301で示す。
【0073】図12〜図16において、ハウジング3’
は、前側に前記水栓本体4が固定設置され、後側に水栓
本体4に接続された偏心継手24’を有し、横置き状態
で配置される有底の筒ケースで構成される収容部分5’
と、正面視円形の前面開口Aが形成された枠体部分7’
と、枠体部分7’の前面開口Aに取り外し可能に嵌め込
み装着される円板状の装着体8とで構成される。そし
て、枠体部分7’と装着体8とで前部材6’が構成され
る。また、外壁1aに形成された貫通穴2は、外壁1a
の表面Xから裏面Yに向かって小径穴部2aおよび大径
穴部2bに形成されている。この貫通穴2は、外壁1a
を形成する際に型枠を用いて形成したり、ホールソー
(hole-saw)等の切削用具で形成できる。
【0074】そして、収容部分5’と枠体部分7’を一
体に形成しているので、上記各実施形態で用いた枠体7
を収容部5に繋ぐ二つのねじ孔30および二つのねじ孔
31(図4参照)は不要となる。ただし、収容部分5’
の前側に収容される水栓本体4を収容部分5’にビス2
3を用いて固定する際の二つのねじ孔21は上記各実施
形態(図4参照)と同様収容部分5’の内面M’に形成
されている(図12、図13参照)。
【0075】そして、収容部分5’は内面M’側に、後
述するネジ部材よりなるホルダーガイド302が挿通可
能な挿通孔30’(図12、図13参照)を有する。
【0076】以下、外壁1aの表面X側からの作業によ
って、ハウジング3’を外壁1aに固定できる機構につ
いて説明する。
【0077】図12〜図16において、302は、ネジ
部材よりなるホルダーガイドで、工具(図示せず)が嵌
合可能な正面視六角形の嵌合溝303a(図13参照)
が形成された回転操作頭部304を有する。このホルダ
ーガイド302は、ハウジング3’の収容部分5’およ
び枠体部分7’に対して回転可能なように収容部分5’
の前記領域401に設けた前記挿通孔30’に挿通可能
である。
【0078】301は、ホルダーである。このホルダー
301は、羽根状で所定の厚みを有し、一端にはホルダ
ーガイド302が遊嵌可能な大きさの遊嵌孔306が形
成されている遊嵌孔部301aが設けられている。ホル
ダー301は、貫通穴2の、外壁1aの表面X側に位置
する小径穴部2aを通過するよう内側に閉じる第1姿勢
と、回転に伴って大径穴部2bの後面yに係止するよう
外側に開く第2姿勢とに、それぞれ切り換え可能に設け
られている。
【0079】つまり、(1)ホルダー301を第1姿勢
の状態で、外壁1aの表面X側からハウジング3’を小
径穴部2aに通してハウジング3’を図15の二点鎖線
で示すように貫通穴2にセットする。このとき、ホルダ
ー301は、図15において二点鎖線で示すように、ま
た、図16(A)において実線で示すように第1姿勢を
保ち続けている。(2)その後、ホルダーガイド302
の回転による締付金具307(後述する)の螺進に伴っ
て、図15において実線で示すように、また、図16
(B)において実線で示すように、あるいは、図16
(A)において二点鎖線で示すように第2姿勢になった
ホルダー301を小径穴部2aの後面yに当接するまで
収容部分5’の横溝311に沿って外壁1aの表面X側
に前進させることができる。これにより、図15に示す
ように枠体部分7’と外側に開いたホルダー301とで
外壁1aを挟着することができ、外壁1aの表面X側か
らの作業によって、ハウジング3’を外壁1aに固定で
きることになる。
【0080】前記横溝311は、収容部分5’は、外周
面の左右位置における収容部分5’の前後方向に沿って
設けられている。
【0081】前記締付金具307は、ホルダーガイド3
02が螺着する一対の螺着部311,311を有する。
この螺着部311,311同士の間隔は、収容部分5’
の外径よりも小さく設定されている。そして、締付金具
307はホルダー301の後面側に、かつ、ホルダー3
01の前記遊嵌穴部301aの後面と螺着部310の斜
めカット面310aとが当接する状態で設けられてい
る。
【0082】また、締付金具307は、給水配管Qとし
ての樹脂パイプQ1 、図8に示すような配管用エルボ
(樹脂パイプQ1 用継手)51または鞘管取り付け部材
(配管取り付け部材)47の挿通を許容する挿通部31
2を有する。
【0083】そして、螺着部310にホルダーガイド3
02を螺着し、ホルダーガイド302の回転による締付
金具307の螺進に伴って螺着部310に当接したまま
ホルダー301は外壁1aの表面X側に前進する。
【0084】前記ホルダー301、ホルダーガイド30
2および締付金具307から、外壁1aの表面X側から
の作業によって、ハウジング3’を外壁1aに固定する
ための挟着手段が構成される。
【0085】更に、収容部分5’は、外周面に外壁1a
の表面X側に行くほど外方に拡がるテーパ面部315を
有する。前記領域400,401の境目で、横溝311
の直下位置に形成される。このテーパ面部315は、ホ
ルダー301を支障無く第1姿勢から第2姿勢に移行さ
せるべく機能する。
【0086】この実施形態では、 ホルダー301、ホ
ルダーガイド302および締付金具307よりなる挟着
手段を収容部分5’に取り付けたので、壁1aの裏側に
わざわざ回ることなく、壁1aの表面X側からの作業に
よって、ハウジング3’を外壁1aに取り付けたり、取
り外したりでき、施工時間の短縮も図り得るもので、施
工性が向上する。
【0087】また、ホルダー301の前記遊嵌穴部30
1aの後面と螺着部310の斜めカット面310aとが
当接させるとともに、収容部分5’の外周面に外壁1a
の表面X側に行くほど外方に拡がるテーパ面部315を
設けたので、ホルダー301を確実に第2姿勢に切り換
えさせることができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
簡単な施工で従来のようにコンクリートで打設すること
なく例えばマンション等のコンクリート壁やコンクリー
トブロックに容易に設置できるとともに、更には 簡単
な施工で一戸建てて木造住宅の外壁やマンションの外壁
等に容易に設置できる壁または床取出し用の水道用コン
セントを提供することができる効果がある。
【0089】また、この発明は、水道用コンセントを、
洗面台ユニット、システムキッチン、ウォータークーラ
ー、ユニットバス、介護用浴槽、あるいは、洗濯機のパ
ン等の水栓付ユニットに取付け、水栓付ユニット内に、
配管に連通する分岐用継手を設け、この分岐用継手を介
して、水栓付ユニットに設置されている水栓と前記水道
用コンセントに給水するよう構成してあるので、水栓付
ユニットの水栓と水栓付ユニットに取付けられている水
道用コンセントへの分岐給水をコスト安に行える効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す構成説明図で
ある。
【図2】上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】(A)は、上記実施形態の取り付け状態を説明
するための図である。(B)は、この発明の第2の実施
形態の取り付け状態を説明するための図である。
【図4】上記第1の実施形態における収容部の縦断面図
である。
【図5】上記第2の実施形態の取り付け状態を説明する
ための図である。
【図6】この発明の第3の実施形態を示す構成説明図で
ある。
【図7】上記第3の実施形態を示す分解斜視図である。
【図8】(A)は、上記第3の実施形態の取り付け状態
を説明するための図である。(B)は、この発明の第4
の実施形態の取り付け状態を説明するための図である。
【図9】この発明の第5の実施形態を示す全体斜視図で
ある。
【図10】この発明の第6の実施形態を示す構成説明図
である。
【図11】(A)は、この発明の第7の実施形態を示す
斜視図である。(B)は、この発明の第8の実施形態を
示す斜視図である。
【図12】この発明の第9の実施形態を示す分解斜視図
である。
【図13】上記第9の実施形態において水栓本体が取り
付けられている状態と、ホルダーガイド挿通孔にホルダ
ーガイドが挿通している状態とを模式的に示す図であ
る。
【図14】上記第9の実施形態においてハウジングを壁
に固定しうる挟着手段を取り除いた状態を示す構成説明
図である。
【図15】上記第9の実施形態におけるホルダーの第
1、第2姿勢状態を示す図である。
【図16】(A)は、上記第9の実施形態におけるホル
ダーの第1、第2姿勢状態を示す図である。(B)は、
上記第9の実施形態におけるホルダーの第2姿勢状態を
示す図である。
【図17】従来例の取り付け状態を説明するための図で
ある。
【図18】従来例の取り付け状態を示す分解斜視図であ
る。
【図19】(A)は、従来例の取り付け方法を示す要部
斜視図である。(B)は、従来例の他の取り付け方法を
示す要部斜視図である。
【図20】従来例のコンクリート壁を示す要部斜視図で
ある。
【図21】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1a…外壁、2…貫通穴、3…ハウジング、4…水栓本
体、5…収容部、6…前部材、9,10…開口、13…
流入口、14…流出口、15…弁体、16…下向き開
口、24…エルボ型取付部材(継手部材)、34…流量
調整ハンドル、36…継手部、Q…給水配管、200…
水道用コンセント。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁または床に形成された貫通穴に嵌め込
    み可能で、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体
    が内蔵された収容部およびこの収容部の前部に設けられ
    る前部材よりなり、この前部材に少なくとも二つの開口
    を有するとともに、前記壁または床の裏面側に位置する
    配管と前記水栓本体を連通させるために用いられる開口
    を前記収容部に有してなるハウジングと、前記収容部内
    に設けられ、下流端が前記水栓本体の前記流入口に接続
    される一方、上流端が前記収容部の前記開口を介して前
    記配管に接続される継手部材と、前記前部材の一方の開
    口に配置され前記水栓本体の流出口から流出可能な水ま
    たは湯の流量を調整するための流量調整ハンドルと、前
    記水栓本体の前記流出口に固定されるとともに前記前部
    材の他方の開口に配置され、ホースの上流端に設けられ
    た継手部材が着脱自在である継手部とを備えたことを特
    徴とする水道用コンセント。
  2. 【請求項2】 前記配管の位置に応じて前記継手部材を
    設けるために前記収容部は下向き開口と後向き開口を有
    している請求項1に記載の水道用コンセント。
  3. 【請求項3】 前記配管の位置に応じて前記継手型取付
    部材を設けるために前記収容部は左向き開口および右向
    き開口を有している請求項1または請求項2に記載の水
    道用コンセント。
  4. 【請求項4】 壁または床に形成された貫通穴に嵌め込
    み可能で、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体
    が内蔵された収容部およびこの収容部の前部に設けられ
    る前部材よりなり、この前部材に少なくとも二つの開口
    を有するとともに、前記壁または床の裏面側に位置する
    配管と前記水栓本体を連通させるために用いられる後向
    き開口を前記収容部に有してなるハウジングと、前記収
    容部内に設けられ、下流端が前記水栓本体の前記流入口
    に接続される一方、上流端が前記収容部の前記開口を介
    して前記配管に接続される継手部材と、前記前部材の一
    方の開口に配置され前記水栓本体の流出口から流出可能
    な水または湯の流量を調整するための流量調整ハンドル
    と、前記水栓本体の前記流出口に固定されるとともに前
    記前部材の他方の開口に配置され、ホースの上流端に設
    けられた継手部材が着脱自在である継手部とを備え、更
    に、前記壁または床の表面側から前記貫通穴に嵌め込ま
    れた前記ハウジングの前記前部材とで前記壁または床を
    挟着するホルダーを前記壁または床の後面側に有し前記
    壁または床の表面側からの挟着操作によって前記ハウジ
    ングを前記壁または床に固定しうる挟着手段を有するこ
    とを特徴とする水道用コンセント。
  5. 【請求項5】 前記挟着手段は、前記ハウジングに対し
    て回転可能なように前記ハウジング内に設けられ、前記
    壁または床の表面側に回転操作頭部を有するネジ部材よ
    りなる少なくとも2本のホルダーガイドと、これらホル
    ダーガイドに、前記貫通穴を通過する第1姿勢と、回転
    に伴って前記壁または床の後面に係止する第2姿勢と
    に、それぞれ切り換え可能に設けた前記ホルダーと、こ
    れらのホルダーの後面側に設けられ、前記配管、配管用
    継手または配管取り付け部材の挿通を許容する切欠部が
    形成してある締付金具とよりなり、この締付金具に、前
    記ホルダーガイドを螺着し、前記ホルダーガイドの回転
    による前記締付金具の螺進に伴って上記ホルダーを前進
    させて、このホルダーと前記前部材とによって前記壁ま
    たは床の表面側から前記壁または床を挟着するように構
    成してある請求項4に記載の水道用コンセント。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    水道用コンセントを、洗面台ユニット、システムキッチ
    ン、ウォータークーラー、ユニットバス、介護用浴槽、
    あるいは、洗濯機のパン等の水栓付ユニットに取付ける
    水道用コンセント取付機構であって、前記水栓付ユニッ
    ト内に、前記配管に連通する分岐用継手を設け、この分
    岐用継手を介して、前記水栓付ユニットに設置されてい
    る水栓と前記水道用コンセントに給水するよう構成して
    あることを特徴とする水栓付ユニットにおける水道用コ
    ンセント取付機構。
JP2001141201A 2001-02-14 2001-05-11 水道用コンセント Expired - Fee Related JP4520664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001141201A JP4520664B2 (ja) 2001-02-14 2001-05-11 水道用コンセント

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001037470 2001-02-14
JP2001-37470 2001-03-16
JP2001-76964 2001-03-16
JP2001076964 2001-03-16
JP2001141201A JP4520664B2 (ja) 2001-02-14 2001-05-11 水道用コンセント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002339413A true JP2002339413A (ja) 2002-11-27
JP4520664B2 JP4520664B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=27345986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001141201A Expired - Fee Related JP4520664B2 (ja) 2001-02-14 2001-05-11 水道用コンセント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4520664B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243252A (ja) * 2008-03-12 2009-10-22 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 埋込水栓
JP2017115346A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社Lixil 吐水装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01279189A (ja) * 1988-04-28 1989-11-09 Mirai Ind Co Ltd 直列的に接続される複数の水栓等への取付口を形成する流体管の配管方法及び配管装置
JPH01279190A (ja) * 1988-04-28 1989-11-09 Mirai Ind Co Ltd 直列的に接続される複数の水栓等への取付口を形成する流体管の配管方法及び配管装置
JPH09264471A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Sharp Corp 水栓継手用ソケット及び水栓継手
JPH09324449A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Inax Corp 鞘管接続用ボックスの設置構造及びそのためのボックス並びにチューブ
JPH1181400A (ja) * 1997-08-30 1999-03-26 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 給水機構
JPH11293724A (ja) * 1998-04-11 1999-10-26 Sanei Faucet Mfg Co Ltd 給水機構
JPH11293725A (ja) * 1998-04-11 1999-10-26 Sanei Faucet Mfg Co Ltd 給水機構

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01279189A (ja) * 1988-04-28 1989-11-09 Mirai Ind Co Ltd 直列的に接続される複数の水栓等への取付口を形成する流体管の配管方法及び配管装置
JPH01279190A (ja) * 1988-04-28 1989-11-09 Mirai Ind Co Ltd 直列的に接続される複数の水栓等への取付口を形成する流体管の配管方法及び配管装置
JPH09264471A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Sharp Corp 水栓継手用ソケット及び水栓継手
JPH09324449A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Inax Corp 鞘管接続用ボックスの設置構造及びそのためのボックス並びにチューブ
JPH1181400A (ja) * 1997-08-30 1999-03-26 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 給水機構
JPH11293724A (ja) * 1998-04-11 1999-10-26 Sanei Faucet Mfg Co Ltd 給水機構
JPH11293725A (ja) * 1998-04-11 1999-10-26 Sanei Faucet Mfg Co Ltd 給水機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243252A (ja) * 2008-03-12 2009-10-22 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 埋込水栓
JP2017115346A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社Lixil 吐水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4520664B2 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002339413A (ja) 水道用コンセントおよび水栓付ユニットにおける水道用コンセント取付機構
JP3978075B2 (ja) 水道用コンセントおよびその壁面または床面埋込み方法
JP4643853B2 (ja) 水道用コンセント
JP2004150212A (ja) カウンタ一体型埋込水栓
JP2000179014A (ja) 給排水一体型ユニット器具および給水ユニット器具
JP3458270B2 (ja) 給水栓の取付構造
JPH11247246A (ja) 混合水栓の取付構造
JP4583586B2 (ja) 分岐接続具
JPH11256631A (ja) 壁または床取出し用給排水機構
JP4053816B2 (ja) 給水装置
JPH10306480A (ja) 水栓装置
JP4208166B2 (ja) 給水栓の取付構造
JP4636676B2 (ja) 水栓部品用ブラケット
JP2012072561A (ja) 水栓及び水栓の施工方法
JP2002227259A (ja) 水道用コンセント
JP2019002206A (ja) 継手収容ボックス、継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置との組付装置、及び混合水栓の設置構造
KR20110087749A (ko) 벽면설치용 수전
JP2001065086A (ja) 間仕切り壁構造
JP2003049459A (ja) 洗濯機用分岐給水装置
JP3659488B2 (ja) 混合水栓の配管接続構造
JPH11140928A (ja) 埋込型水栓の取付構造
JPH1037259A (ja) 水栓用ジョイントエルボの取付構造
JPH09105161A (ja) 水 栓
JP2002266389A (ja) 水栓付ユニットにおける水道用コンセント取付機構
JP2001207492A (ja) 通水管の接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150528

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees