JPH11293725A - 給水機構 - Google Patents

給水機構

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JPH11293725A
JPH11293725A JP11596598A JP11596598A JPH11293725A JP H11293725 A JPH11293725 A JP H11293725A JP 11596598 A JP11596598 A JP 11596598A JP 11596598 A JP11596598 A JP 11596598A JP H11293725 A JPH11293725 A JP H11293725A
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water
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joint
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03CDOMESTIC PLUMBING INSTALLATIONS FOR FRESH WATER OR WASTE WATER; SINKS
    • E03C1/00Domestic plumbing installations for fresh water or waste water; Sinks
    • E03C1/02Plumbing installations for fresh water
    • E03C1/04Water-basin installations specially adapted to wash-basins or baths
    • E03C1/042Arrangements on taps for wash-basins or baths for connecting to the wall

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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 台所や洗面台等に設けた水栓自体に、浄水
器、食器洗い器、湯沸かし器、洗濯機等の給水ホースへ
の分岐機構を設けることなく、単独で前記給水ホースへ
給水可能とする。 【解決手段】 水栓の給水配管が取り付けられた流し台
等に、水栓とは別の流量調整機能付き水栓3を設ける。
この流量調整機能付き水栓3の水流入口10に給水配管
から分岐された分岐給水配管11を接続する。流量調整
機能付き水栓3の水流出口には、浄水器等の機器の給水
ホース13の継手15が着脱自在に接続される水栓側継
手16を設ける。さらに流量調整機能付き水栓3には、
その流量調整レバー7が閉栓位置でその軸方向に押動さ
れるのに伴い、給水ホース13側の継手15を水栓側継
手16から接続解除させる接続解除機構9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、台所や洗面台等
に設けた水栓自体に、浄水器、食器洗い器、湯沸かし
器、洗濯機等の機器の給水ホースへの分岐機構を設ける
ことなく、給水ホースへ給水できる新規な給水機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば台所の流し台に設けた浄水
器への給水は、図8に示すように、水栓91の吐出部9
2に切換コック93を設け、この切換コック93の分岐
部93aに浄水器94の給水ホース95を接続して行っ
ていた。また、水栓の分岐流路に連通する入口流路を有
する専用の分岐水栓を設け、この分岐水栓の出口流路に
給水ホースの入口を連通させて浄水器へ給水を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記切換コッ
ク93や前記分岐水栓のような水栓自体からの分岐機構
を設ける必要があるため、使い勝手が悪かった。また、
水栓91が湯水混合栓の場合、給水への切換状態が悪い
と、湯が混ざった状態で浄水器94へ給水されるおそれ
がある。また、洗面台等に設けた水栓自体に、洗濯機等
のホースへの分岐機構を設けることなく、前記ホースを
介して洗濯機等へ水または混合水を供給できる構成の給
水機構は従来なかった。
【0004】この発明は、台所や洗面台等に設けた水栓
自体に、浄水器、食器洗い器、湯沸かし器、洗濯機等の
機器の給水ホースへの分岐機構を設けることなく、単独
で前記給水ホースへ給水できる新規な給水機構を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、水栓の給水配管が取り付けられた流し
台や洗面台等に、前記水栓とは別の流量調整機能付き水
栓を設け、この流量調整機能付き水栓の水流入口に前記
給水配管から分岐された分岐給水配管を接続し、前記流
量調整機能付き水栓の水流出口には、浄水器、食器洗い
器、湯沸かし器、洗濯機等の機器の給水ホースの継手が
着脱自在に接続される水栓側継手を設け、さらに前記流
量調整機能付き水栓には、その流量調整操作部材が閉栓
位置でその軸方向に押動されるのに伴い、前記給水ホー
ス側の継手を前記水栓側継手から接続解除させる接続解
除機構を設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて説明する。なお、この発明はそれによって限定され
るものではない。図1〜図5は、この発明の一実施形態
である壁収納タイプの給水機構を示す。図1〜図5にお
いて、1は、例えば台所の流し台Aに設けた湯水混合栓
で、この湯水混合栓1の給水配管(図示せず)が取り付
けられた壁2に、前記湯水混合栓1とは別の流量調整機
能付き水栓3を設置するための開口4(図2)が形成さ
れている。前記壁2は、例えばタイル張りとされてい
る。
【0007】前記流量調整機能付き水栓3は、縦長の水
栓(単水栓)本体5と、この水栓本体5に螺着されたカ
ートリッジ6と、流量調整操作部材であるダイヤル型の
流量調整レバー7と、流量調整レバー7の回動動作をカ
ートリッジ6に伝達する伝達機構8(図7)と、接続解
除機構9とで構成されている。10は、水栓本体5に形
成された水流入口で、前記湯水混合栓1の給水配管(図
示せず)から分岐された分岐給水配管11に接続されて
いる。水栓本体5の前面には、流し台Aに設置された浄
水器12の給水ホース13に接続される水流出口14が
形成され、この水流出口14には給水ホース13側の継
手15が接続される水栓側継手16(図4)が設けられ
ている。この継手16は壁面内に収まる形で形成するの
が好ましい。前記流量調整機能付き水栓3は、前記開口
4に装着した縦長のハウジング17内に設置され、ハウ
ジング17の前面開口17aは、その下縁に枢支した蓋
部材18によって開閉自在とされている。
【0008】前記カートリッジ6は、水栓本体5の上半
部内に螺着されている。19は、水栓3の弁部で、セラ
ミック製の固定ディスク20と、セラミック製の可動デ
ィスク21とで構成される。22は栓棒で、カートリッ
ジ6内に挿入されており、その上端部は伝達機構8を介
して流量調整レバー7に連係させてある。また、栓棒2
2の下部の平面視円形の底面には、可動ディスク21の
前面に形成された係合用凹部23に嵌合可能な形状の突
片24が一体成形されている。栓棒22の中間位置には
リング状のスベリパッキン25が設けられ、このスベリ
パッキン25がカートリッジ6内のパッキン受け部26
に当接することによって栓棒22が回転できるように構
成されている。カートリッジ6は前述したように水栓本
体5に螺着されているので、カートリッジ6が栓棒22
の作動によって共廻りすることはない。
【0009】さらに、水流入口10側におけるカートリ
ッジ6内に設けられたCリング27と固定ディスク20
との間には、バネ板28と合成樹脂製のディスク押え2
9が介装されている。このディスク押え29は、図6に
示すように、リング状で、その中央位置に、固定ディス
ク20の裏面に形成された係合用凹部23に嵌合可能な
形状の突片24が一体成形されている。このディスク押
え29は、前記突片24と同様に一体成形された係合突
起30を有し、この係合突起30は、水流入口10側に
おいてカートリッジ6のリング状端面mに当接する。な
お、前記バネ板28は、突片24の裏側に設けた凹所3
1(図5)に嵌挿される。また、32は、ディスク押え
29内に形成された連通孔で、水流入口10と固定ディ
スク20の弁孔33とを連通させる。
【0010】また、固定ディスク20は、ディスク押え
29内に形成された連通孔32を介して水流入口10に
連通する弁孔33が係合用凹部23を挟む形で左右対称
位置に形成されている。なお、弁孔33は、摺動面T側
から見れば平面視扇型を有して対向配置されているが、
裏面側から見れば係合用凹部23を挟む形で平面三日月
形状を有して対向配置されている。
【0011】一方、固定ディスク20の摺動面Tに密接
した状態で可動ディスク21が矢印Gで示す方向に回転
自在(例えば90°)に配置されている。可動ディスク
21の裏面は、固定ディスク20の平面視扇型の弁孔3
3を閉鎖できる形状であるとともに、切欠34が設けら
れている。そして、可動ディスク21の表面には、上述
したように、栓棒22の底面に形成された突片24に係
合する係合用凹部23が形成されている。また、固定デ
ィクク20に対してバネ板28とディスク押え29で両
ディスク20,21に負荷をかけているので、押さえ荷
重を一定に保持でき、これにより、可動ディスク21と
固定ディスク20とのシール性を良好に維持できる。
【0012】次に、浄水器12の給水ホース13の接続
機構について説明する。流量調整機能付き水栓本体5の
水流出口14に設けられた逆止弁付きの継手16は、開
口cの周囲にフランジ35を有し、このフランジ35の
奥に周溝36が設けられており、さらに、内部に小径部
分37の径より若干大きな直径を持つ球状の弁体38を
有し、この弁体38および弁体38より上流側に位置す
る中央筒部39間にバネ体40が介挿されている。
【0013】一方、給水ホース13の継手15は、図4
に示すように、同心状に配置される外側の筒カバー41
および内側の筒体42、小球43…、前記内側の筒体4
2の中心軸上に配置される押し棒44などからなってお
り、外側の筒カバー41は、内側の筒体42に対して図
中のFの方向に摺動できるように構成されている。内側
の筒体42には、内周の方が外周よりも小さい開口を持
つ4つの貫通孔tが穿設されており、この4つの孔tに
内周の開口よりも少し大きい直径を持つ前記小球43…
が嵌装されている。また、この小球43…は、それぞれ
前記外側の筒カバー41によって内側に押圧されるよう
になっている。
【0014】前記給水ホース13を水栓本体5に装着す
るときは、継手15の外側の筒カバー41を矢印Fの方
向に摺動させ、前記小球43…に対する押圧力を解除し
た状態でこれを水栓本体5の水流出口14に設けられた
継手16に嵌入する。このとき、前記小球43…は前記
周溝36上に位置し、前記外側の筒カバー41を矢印F
と逆の方向に(つまり元の位置へ)摺動させると前記小
球43…は再び内側に押圧されて周溝36内においてフ
ランジ35を強固に把持するようになるとともに、前記
押し棒44は水栓側継手16内に組み込まれた弁体38
を押す。このため水栓本体5の水流出口14から浄水器
12の給水ホース13へ給水できるようになる。
【0015】前記流量調整機能付き水栓3における水栓
側継手16と流量調整レバー7との間には、その流量調
整レバー7が閉栓位置でその軸方向に押動されるのに伴
い、前記給水ホース側の継手15の筒カバー41を接続
解除側(F方向)に押し、水栓側の継手16に給水ホー
ス側の継手15が接続されるのに伴い、前記流量調整レ
バー7を押動解除させる接続解除機構9が設けられてい
る。この接続解除機構9は、水栓本体5の上部にビス4
5によって固定されたフレーム46に、支軸47によっ
て揺動自在に支持されたフォーク状の揺動レバー48か
らなる。この揺動レバー48の下端は、前記水栓側の継
手16に接続される給水ホース側の継手13の筒カバー
41の端面に係合可能な位置に延ばされており、前記揺
動レバー48の上端は流量調整レバー7の円板部裏面に
係合可能な位置に延ばされている。この揺動レバー48
は、バネ49(図7)によって下側端部が前方に浮き上
がる側に付勢されている。
【0016】前記揺動レバー48を支持するフレーム4
6には、流量調整レバー7の回動操作を前記カートリッ
ジ6の弁棒22に伝達する伝達機構8を構成するドラム
50が弁棒22と同軸方向に回転自在に設けられてい
る。このドラム50の下端には前記弁棒22を共廻り可
能に嵌合させる嵌合孔51が形成されている。また、ド
ラム50の上半部外周には、90°の周回角度を隔てて
上向きに突出する2本の係合ピン52,52を有する鍔
部53が一体に形成されている。前記フレーム46の上
部には、流量調整レバー7の回転軸54を回転自在に支
持する軸支持筒55が一体に形成されている。この軸支
持筒55に嵌挿される流量調整レバー7の回転軸54
は、バネ(図示せず)によって軸支持筒55の内方に引
き込む方向に付勢される。流量調整レバー7の回転軸5
4の外周には、回転軸54よりも大径の大径部56が一
体に形成され、その大径部56の外周に前記ドラム50
とともに伝達機構8を構成する歯部57が形成されてい
る。この歯部57に前記ドラム50の係合ピン52が噛
み合わされ、流量調整レバー7の回動がドラム50の回
動となってカートリッジ6の弁棒22に伝達される。
【0017】前記フレーム46における軸支持筒55の
外周には、前記流量調整レバー7の大径部56から軸端
側に延長形成された押込み量調整用突片58を摺動自在
に支持する突片ガイド用フランジ59が一体に形成され
ている。また、前記軸支持筒55の外周には、流量調整
機能付き水栓3が閉栓状態となる流量調整レバー7の回
動位置において、その押込み量調整用突片58が対向す
る位置に、前記突片ガイド用フランジ59が途切れて突
片58の押込みを許容する切欠60が設けられている。
この切欠60により、流量調整レバー7は閉栓位置にお
いて回転軸54の先端側、つまり壁奥側へ所定量だけ押
込み可能となる。すなわち、前記突片ガイド用フランジ
59は、前記流量調整レバー7が閉栓位置以外の回動位
置にあるとき、流量調整レバー7の押動を規制する押動
規制部材を構成する。また、この切欠60や、流量調整
レバー7の回転軸54を軸支持筒55の内方に引込み付
勢するバネ(図示せず)などにより、流量調整レバー7
を押動状態に保持して開栓側への回動操作を規制する押
動保持機構61が構成される。
【0018】図4は、前記流量調整レバー7の押込み状
態を示す。この状態では、揺動レバー48の上側端部が
流量調整レバー7に押され、揺動レバー48の下側端部
が前面側に浮いた状態となる。この状態で、先述したよ
うに、水栓側の継手16に給水ホース側の継手15を接
続すると、揺動レバー7の下側端部が給水ホース側の継
手15の筒カバー41に押されるため、その揺動レバー
48の上側端部が流量調整レバー7の回転軸54を軸支
持筒55の内奥側に引き込んでいるバネ(図示せず)の
付勢力に抗して前面側に浮き上がり、流量調整レバー7
が前面に押し出される。これにより、流量調整レバー7
の押込み量調整用突片58は、図3に示すように、軸支
持筒55の切欠60から脱出した状態となる。すなわ
ち、流量調整レバー7を開栓側に回動して水栓3を開弁
状態に操作できるようになる。
【0019】前記のように閉栓位置にある流量調整レバ
ー7を、例えば反時計方向の開栓側に回して行くと、伝
達機構8および栓棒22を介して可動ディスク21が固
定ディスク20の摺動面T上を回転する。この場合、可
動ディスク21が回転するにつれて可動ディスク21の
裏面に設けた切欠34と、固定ディスク20の弁孔33
との整合開度が増し、浄水器12への給水量が増大す
る。一方、流量調整レバー7を、時計方向に回すと、給
水流量が減少して可動ディスク21の裏面が固定ディス
ク20の弁孔33を閉塞した時点で閉栓状態になる。
【0020】このように、単独で流量調整機能付き水栓
3を使用できるので、図8に示す従来例であった問題
点、すなわち、切換コック93、分岐水栓のような水栓
自体からの分岐機構を設ける必要があるため、使い勝手
が悪かったり、水栓91が湯水混合栓の場合、給水への
切換状態が悪いと、湯が混ざった状態で浄水器94へ給
水されるおそれがあるといった問題点を一挙に解決でき
る。
【0021】また、水栓側の継手16に給水ホース側の
継手15が接続された状態において、図2に示すよう
に、流量調整レバー7を閉栓位置に回してから、図4に
示すように、流量調整レバー7を壁奥側に押し込むと、
揺動レバー48の下側端部が前面側に浮き上がるので、
その下側端部で給水ホース側の継手15の筒カバー41
が水栓3から離れる方向(F方向)に押し戻される。こ
れにより、給水ホース側の継手15の前記小球43によ
る把持力が解除されて、給水ホース側の継手15は水栓
側の継手16から脱して接続が解除されるとともに、押
し棒44による弁体38の押圧も解除される。すなわ
ち、水栓側の継手16からの給水ホース側の継手15の
接続解除を、流量調整レバー7を押し込むワンタッチ操
作により簡単に行うことができる。
【0022】さらに、前記流量調整レバー7の押込み操
作は、流量調整レバー7が開栓位置にあるときは、図2
に示すように、押動規制部材である軸支持筒55の突片
ガイド用フランジ59によって規制されるので、開栓状
態のもとで揺動レバー48が作動して給水ホース側の継
手15が水栓側の継手16から接続解除されるおそれは
ない。このため、開栓状態のもとに給水ホース側の継手
15が水栓側の継手16から接続解除されて、逆止弁が
作動するまでの僅かの間に、水栓3の水流出口14から
水が溢れ出るといった事態の発生をなくすことができ
る。
【0023】なお、流量調整レバー7が開栓位置にある
とき、給水ホース側の継手15の筒カバー41を水栓3
から離れる方向(F方向)に直接手で引き戻して、継手
15を水栓側の継手16から接続解除しても、水栓側の
継手16の逆止弁が働いて水流出口14が閉栓されるの
で、大量の水が水流出口14から吐出することはない。
【0024】前記実施形態では、流量調整機能付き水栓
3が、単水栓の場合について説明したが、湯水混合水栓
の場合にも同様に適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、単独で流量調整機能付き水栓を使用できるので、従
来の問題点、すなわち、水栓自体からの分岐機構を設け
る必要があって、長い給水ホースが必要となり流し台の
清掃時に邪魔になったり、メンテナンス時等に水栓が使
用できなかったり、給水ホースの取付け・取外しに手間
がかかり使い勝手が悪かったりするといった問題点を一
挙に解決できる。
【0026】また、流量調整機能付き水栓に接続解除機
構を設けているので、水栓側継手からの給水ホース側継
手の接続解除を、流量調整レバーを押し込むワンタッチ
操作により簡単に行うことができる。
【0027】さらに、流量調整機能付き水栓に押動規制
部材を設けているので、開栓状態のもとに前記接続解除
機構が作動して給水ホース側継手が水栓側継手から接続
解除されるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る給水機構を示す全
体構成説明図である。
【図2】(A)は同給水機構における水栓の開栓状態を
示す正面図、(B)は同側面断面図である。
【図3】(A)は同水栓の閉栓状態を示す正面図、
(B)は同側面断面図である。
【図4】同水栓の継手接続解除状態を示す説明図であ
る。
【図5】同水栓の要部を示す断面図である。
【図6】同水栓における弁部の分解斜視図である。
【図7】同水栓の要部分解斜視図である。
【図8】従来例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1…湯水混合栓、2…流し台の壁、3…流量調整機能付
き水栓、7…流量調整レバー(流量調整操作部材)、9
…接続解除機構、10…水流入口、11…分岐給水配
管、12…浄水器、13…給水ホース、14…水流出
口、15…給水側継手、16…水栓側継手、38…弁
体、41…筒カバー、48…揺動レバー、59…突片ガ
イド用フランジ(押動規制部材)、61…押動保持機
構、A…流し台。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 給水機構
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、台所や洗面台等
に設けた水栓自体に、浄水器、食器洗い器、湯沸かし
器、洗濯機等の機器の給水ホースへの分岐機構を設ける
ことなく、給水ホースへ給水できる新規な給水機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば台所の流し台に設けた浄水
器への給水は、図8に示すように、水栓91の吐出部9
2に切換コック93を設け、この切換コック93の分岐
部93aに浄水器94の給水ホース95を接続して行っ
ていた。また、水栓の分岐流路に連通する入口流路を有
する専用の分岐水栓を設け、この分岐水栓の出口流路に
給水ホースの入口を連通させて浄水器へ給水を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記切換コッ
ク93や前記分岐水栓のような水栓自体からの分岐機構
を設ける必要があるため、使い勝手が悪かった。また、
水栓91が湯水混合栓の場合、給水への切換状態が悪い
と、湯が混ざった状態で浄水器94へ給水されるおそれ
がある。また、洗面台等に設けた水栓自体に、洗濯機等
のホースへの分岐機構を設けることなく、前記ホースを
介して洗濯機等へ水または混合水を供給できる構成の給
水機構は従来なかった。
【0004】この発明は、台所や洗面台等に設けた水栓
自体に、浄水器、食器洗い器、湯沸かし器、洗濯機等の
機器の給水ホースへの分岐機構を設けることなく、単独
で前記給水ホースへ給水できる新規な給水機構を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、水栓の給水配管が取り付けられた
に、前記水栓とは別の流量調整機能付き水栓を設け、こ
の流量調整機能付き水栓の水流入口に前記給水配管から
分岐された分岐給水配管を接続し、前記流量調整機能付
き水栓の水流出口には、浄水器、食器洗い器、湯沸かし
器、洗濯機等の機器の給水ホースの継手が着脱自在に接
続される水栓側継手を設け、さらに前記流量調整機能付
き水栓には、その流量調整操作部材が閉栓位置でその軸
方向に押動されるのに伴い、前記給水ホース側の継手を
前記水栓側継手から接続解除させる接続解除機構を設け
たことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて説明する。なお、この発明はそれによって限定され
るものではない。図1〜図5は、この発明の一実施形態
である壁収納タイプの給水機構を示す。図1〜図5にお
いて、1は、例えば台所の流し台Aに設けた湯水混合栓
で、この湯水混合栓1の給水配管(図示せず)が取り付
けられた壁2に、前記湯水混合栓1とは別の流量調整機
能付き水栓3を設置するための開口4(図2)が形成さ
れている。前記壁2は、例えばタイル張りとされてい
る。
【0007】前記流量調整機能付き水栓3は、縦長の水
栓(単水栓)本体5と、この水栓本体5に螺着されたカ
ートリッジ6と、流量調整操作部材であるダイヤル型の
流量調整レバー7と、流量調整レバー7の回動動作をカ
ートリッジ6に伝達する伝達機構8(図7)と、接続解
除機構9とで構成されている。10は、水栓本体5に形
成された水流入口で、前記湯水混合栓1の給水配管(図
示せず)から分岐された分岐給水配管11に接続されて
いる。水栓本体5の前面には、流し台Aに設置された浄
水器12の給水ホース13に接続される水流出口14が
形成され、この水流出口14には給水ホース13側の継
手15が接続される水栓側継手16(図4)が設けられ
ている。この継手16は壁面内に収まる形で形成するの
が好ましい。前記流量調整機能付き水栓3は、前記開口
4に装着した縦長のハウジング17内に設置され、ハウ
ジング17の前面開口17aは、その下縁に枢支した蓋
部材18によって開閉自在とされている。
【0008】前記カートリッジ6は、水栓本体5の上半
部内に螺着されている。19は、水栓3の弁部で、セラ
ミック製の固定ディスク20と、セラミック製の可動デ
ィスク21とで構成される。22は栓棒で、カートリッ
ジ6内に挿入されており、その上端部は伝達機構8を介
して流量調整レバー7に連係させてある。また、栓棒2
2の下部の平面視円形の底面には、可動ディスク21の
前面に形成された係合用凹部23に嵌合可能な形状の突
片24が一体成形されている。栓棒22の中間位置には
リング状のスベリパッキン25が設けられ、このスベリ
パッキン25がカートリッジ6内のパッキン受け部26
に当接することによって栓棒22が回転できるように構
成されている。カートリッジ6は前述したように水栓本
体5に螺着されているので、カートリッジ6が栓棒22
の作動によって共廻りすることはない。
【0009】さらに、水流入口10側におけるカートリ
ッジ6内に設けられたCリング27と固定ディスク20
との間には、バネ板28と合成樹脂製のディスク押え2
9が介装されている。このディスク押え29は、図6に
示すように、リング状で、その中央位置に、固定ディス
ク20の裏面に形成された係合用凹部23に嵌合可能な
形状の突片24が一体成形されている。このディスク押
え29は、前記突片24と同様に一体成形された係合突
起30を有し、この係合突起30は、水流入口10側に
おいてカートリッジ6のリング状端面mに当接する。な
お、前記バネ板28は、突片24の裏側に設けた凹所3
1(図5)に嵌挿される。また、32は、ディスク押え
29内に形成された連通孔で、水流入口10と固定ディ
スク20の弁孔33とを連通させる。
【0010】また、固定ディスク20は、ディスク押え
29内に形成された連通孔32を介して水流入口10に
連通する弁孔33が係合用凹部23を挟む形で左右対称
位置に形成されている。なお、弁孔33は、摺動面T側
から見れば平面視扇型を有して対向配置されているが、
裏面側から見れば係合用凹部23を挟む形で平面三日月
形状を有して対向配置されている。
【0011】一方、固定ディスク20の摺動面Tに密接
した状態で可動ディスク21が矢印Gで示す方向に回転
自在(例えば90°)に配置されている。可動ディスク
21の裏面は、固定ディスク20の平面視扇型の弁孔3
3を閉鎖できる形状であるとともに、切欠34が設けら
れている。そして、可動ディスク21の表面には、上述
したように、栓棒22の底面に形成された突片24に係
合する係合用凹部23が形成されている。また、固定デ
ィクク20に対してバネ板28とディスク押え29で両
ディスク20,21に負荷をかけているので、押さえ荷
重を一定に保持でき、これにより、可動ディスク21と
固定ディスク20とのシール性を良好に維持できる。
【0012】次に、浄水器12の給水ホース13の接続
機構について説明する。流量調整機能付き水栓本体5の
水流出口14に設けられた逆止弁付きの継手16は、開
口cの周囲にフランジ35を有し、このフランジ35の
奥に周溝36が設けられており、さらに、内部に小径部
分37の径より若干大きな直径を持つ球状の弁体38を
有し、この弁体38および弁体38より上流側に位置す
る中央筒部39間にバネ体40が介挿されている。
【0013】一方、給水ホース13の継手15は、図4
に示すように、同心状に配置される外側の筒カバー41
および内側の筒体42、小球43…、前記内側の筒体4
2の中心軸上に配置される押し棒44などからなってお
り、外側の筒カバー41は、内側の筒体42に対して図
中のFの方向に摺動できるように構成されている。内側
の筒体42には、内周の方が外周よりも小さい開口を持
つ4つの貫通孔tが穿設されており、この4つの孔tに
内周の開口よりも少し大きい直径を持つ前記小球43…
が嵌装されている。また、この小球43…は、それぞれ
前記外側の筒カバー41によって内側に押圧されるよう
になっている。
【0014】前記給水ホース13を水栓本体5に装着す
るときは、継手15の外側の筒カバー41を矢印Fの方
向に摺動させ、前記小球43…に対する押圧力を解除し
た状態でこれを水栓本体5の水流出口14に設けられた
継手16に嵌入する。このとき、前記小球43…は前記
周溝36上に位置し、前記外側の筒カバー41を矢印F
と逆の方向に(つまり元の位置へ)摺動させると前記小
球43…は再び内側に押圧されて周溝36内においてフ
ランジ35を強固に把持するようになるとともに、前記
押し棒44は水栓側継手16内に組み込まれた弁体38
を押す。このため水栓本体5の水流出口14から浄水器
12の給水ホース13へ給水できるようになる。
【0015】前記流量調整機能付き水栓3における水栓
側継手16と流量調整レバー7との間には、その流量調
整レバー7が閉栓位置でその軸方向に押動されるのに伴
い、前記給水ホース側の継手15の筒カバー41を接続
解除側(F方向)に押し、水栓側の継手16に給水ホー
ス側の継手15が接続されるのに伴い、前記流量調整レ
バー7を押動解除させる接続解除機構9が設けられてい
る。この接続解除機構9は、水栓本体5の上部にビス4
5によって固定されたフレーム46に、支軸47によっ
て揺動自在に支持されたフォーク状の揺動レバー48か
らなる。この揺動レバー48の下端は、前記水栓側の継
手16に接続される給水ホース側の継手13の筒カバー
41の端面に係合可能な位置に延ばされており、前記揺
動レバー48の上端は流量調整レバー7の円板部裏面に
係合可能な位置に延ばされている。この揺動レバー48
は、バネ49(図7)によって下側端部が前方に浮き上
がる側に付勢されている。
【0016】前記揺動レバー48を支持するフレーム4
6には、流量調整レバー7の回動操作を前記カートリッ
ジ6の弁棒22に伝達する伝達機構8を構成するドラム
50が弁棒22と同軸方向に回転自在に設けられてい
る。このドラム50の下端には前記弁棒22を共廻り可
能に嵌合させる嵌合孔51が形成されている。また、ド
ラム50の上半部外周には、90°の周回角度を隔てて
上向きに突出する2本の係合ピン52,52を有する鍔
部53が一体に形成されている。前記フレーム46の上
部には、流量調整レバー7の回転軸54を回転自在に支
持する軸支持筒55が一体に形成されている。この軸支
持筒55に嵌挿される流量調整レバー7の回転軸54
は、バネ(図示せず)によって軸支持筒55の内方に引
き込む方向に付勢される。流量調整レバー7の回転軸5
4の外周には、回転軸54よりも大径の大径部56が一
体に形成され、その大径部56の外周に前記ドラム50
とともに伝達機構8を構成する歯部57が形成されてい
る。この歯部57に前記ドラム50の係合ピン52が噛
み合わされ、流量調整レバー7の回動がドラム50の回
動となってカートリッジ6の弁棒22に伝達される。
【0017】前記フレーム46における軸支持筒55の
外周には、前記流量調整レバー7の大径部56から軸端
側に延長形成された押込み量調整用突片58を摺動自在
に支持する突片ガイド用フランジ59が一体に形成され
ている。また、前記軸支持筒55の外周には、流量調整
機能付き水栓3が閉栓状態となる流量調整レバー7の回
動位置において、その押込み量調整用突片58が対向す
る位置に、前記突片ガイド用フランジ59が途切れて突
片58の押込みを許容する切欠60が設けられている。
この切欠60により、流量調整レバー7は閉栓位置にお
いて回転軸54の先端側、つまり壁奥側へ所定量だけ押
込み可能となる。すなわち、前記突片ガイド用フランジ
59は、前記流量調整レバー7が閉栓位置以外の回動位
置にあるとき、流量調整レバー7の押動を規制する押動
規制部材を構成する。また、この切欠60や、流量調整
レバー7の回転軸54を軸支持筒55の内方に引込み付
勢するバネ(図示せず)などにより、流量調整レバー7
を押動状態に保持して開栓側への回動操作を規制する押
動保持機構61が構成される。
【0018】図4は、前記流量調整レバー7の押込み状
態を示す。この状態では、揺動レバー48の上側端部が
流量調整レバー7に押され、揺動レバー48の下側端部
が前面側に浮いた状態となる。この状態で、先述したよ
うに、水栓側の継手16に給水ホース側の継手15を接
続すると、揺動レバー7の下側端部が給水ホース側の継
手15の筒カバー41に押されるため、その揺動レバー
48の上側端部が流量調整レバー7の回転軸54を軸支
持筒55の内奥側に引き込んでいるバネ(図示せず)の
付勢力に抗して前面側に浮き上がり、流量調整レバー7
が前面に押し出される。これにより、流量調整レバー7
の押込み量調整用突片58は、図3に示すように、軸支
持筒55の切欠60から脱出した状態となる。すなわ
ち、流量調整レバー7を開栓側に回動して水栓3を開弁
状態に操作できるようになる。
【0019】前記のように閉栓位置にある流量調整レバ
ー7を、例えば反時計方向の開栓側に回して行くと、伝
達機構8および栓棒22を介して可動ディスク21が固
定ディスク20の摺動面T上を回転する。この場合、可
動ディスク21が回転するにつれて可動ディスク21の
裏面に設けた切欠34と、固定ディスク20の弁孔33
との整合開度が増し、浄水器12への給水量が増大す
る。一方、流量調整レバー7を、時計方向に回すと、給
水流量が減少して可動ディスク21の裏面が固定ディス
ク20の弁孔33を閉塞した時点で閉栓状態になる。
【0020】このように、単独で流量調整機能付き水栓
3を使用できるので、図8に示す従来例であった問題
点、すなわち、切換コック93、分岐水栓のような水栓
自体からの分岐機構を設ける必要があるため、使い勝手
が悪かったり、水栓91が湯水混合栓の場合、給水への
切換状態が悪いと、湯が混ざった状態で浄水器94へ給
水されるおそれがあるといった問題点を一挙に解決でき
る。
【0021】また、水栓側の継手16に給水ホース側の
継手15が接続された状態において、図2に示すよう
に、流量調整レバー7を閉栓位置に回してから、図4に
示すように、流量調整レバー7を壁奥側に押し込むと、
揺動レバー48の下側端部が前面側に浮き上がるので、
その下側端部で給水ホース側の継手15の筒カバー41
が水栓3から離れる方向(F方向)に押し戻される。こ
れにより、給水ホース側の継手15の前記小球43によ
る把持力が解除されて、給水ホース側の継手15は水栓
側の継手16から脱して接続が解除されるとともに、押
し棒44による弁体38の押圧も解除される。すなわ
ち、水栓側の継手16からの給水ホース側の継手15の
接続解除を、流量調整レバー7を押し込むワンタッチ操
作により簡単に行うことができる。
【0022】さらに、前記流量調整レバー7の押込み操
作は、流量調整レバー7が開栓位置にあるときは、図2
に示すように、押動規制部材である軸支持筒55の突片
ガイド用フランジ59によって規制されるので、開栓状
態のもとで揺動レバー48が作動して給水ホース側の継
手15が水栓側の継手16から接続解除されるおそれは
ない。このため、開栓状態のもとに給水ホース側の継手
15が水栓側の継手16から接続解除されて、逆止弁が
作動するまでの僅かの間に、水栓3の水流出口14から
水が溢れ出るといった事態の発生をなくすことができ
る。
【0023】なお、流量調整レバー7が開栓位置にある
とき、給水ホース側の継手15の筒カバー41を水栓3
から離れる方向(F方向)に直接手で引き戻して、継手
15を水栓側の継手16から接続解除しても、水栓側の
継手16の逆止弁が働いて水流出口14が閉栓されるの
で、大量の水が水流出口14から吐出することはない。
【0024】前記実施形態では、流量調整機能付き水栓
3が、単水栓の場合について説明したが、湯水混合水栓
の場合にも同様に適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、単独で流量調整機能付き水栓を使用できるので、従
来の問題点、すなわち、水栓自体からの分岐機構を設け
る必要があって、長い給水ホースが必要となり流し台の
清掃時に邪魔になったり、メンテナンス時等に水栓が使
用できなかったり、給水ホースの取付け・取外しに手間
がかかり使い勝手が悪かったりするといった問題点を一
挙に解決できる。
【0026】また、流量調整機能付き水栓に接続解除機
構を設けているので、水栓側継手からの給水ホース側継
手の接続解除を、流量調整レバーを押し込むワンタッチ
操作により簡単に行うことができる。
【0027】さらに、流量調整機能付き水栓に押動規制
部材を設けているので、開栓状態のもとに前記接続解除
機構が作動して給水ホース側継手が水栓側継手から接続
解除されるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る給水機構を示す全
体構成説明図である。
【図2】(A)は同給水機構における水栓の開栓状態を
示す正面図、(B)は同側面断面図である。
【図3】(A)は同水栓の閉栓状態を示す正面図、
(B)は同側面断面図である。
【図4】同水栓の継手接続解除状態を示す説明図であ
る。
【図5】同水栓の要部を示す断面図である。
【図6】同水栓における弁部の分解斜視図である。
【図7】同水栓の要部分解斜視図である。
【図8】従来例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】 1…湯水混合栓、2…流し台の壁、3…流量調整機能付
き水栓、7…流量調整レバー(流量調整操作部材)、9
…接続解除機構、10…水流入口、11…分岐給水配
管、12…浄水器、13…給水ホース、14…水流出
口、15…給水側継手、16…水栓側継手、38…弁
体、41…筒カバー、48…揺動レバー、59…突片ガ
イド用フランジ(押動規制部材)、61…押動保持機
構、A…流し台。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓の給水配管が取り付けられた流し台
    や洗面台等に、前記水栓とは別の流量調整機能付き水栓
    を設け、この流量調整機能付き水栓の水流入口に前記給
    水配管から分岐された分岐給水配管を接続し、前記流量
    調整機能付き水栓の水流出口には、浄水器、食器洗い
    器、湯沸かし器、洗濯機等の機器の給水ホースの継手が
    着脱自在に接続される水栓側継手を設け、さらに前記流
    量調整機能付き水栓には、その流量調整操作部材が閉栓
    位置でその軸方向に押動されるのに伴い、前記給水ホー
    ス側の継手を前記水栓側継手から接続解除させる接続解
    除機構を設けたことを特徴とする給水機構。
  2. 【請求項2】 前記流量調整機能付き水栓には、前記流
    量調整操作部材を押動状態に保持して開栓側への操作を
    規制する押動保持機構を設け、前記接続解除機構は、前
    記水栓側継手に前記給水ホースの継手が接続されるのに
    伴い、前記押動保持機構による前記流量調整操作部材の
    押動保持を解除する押動保持解除機能を有するものとし
    た請求項1に記載の給水機構。
  3. 【請求項3】 前記流量調整機能付き水栓には、前記流
    量調整操作部材が閉栓位置以外の位置にあるとき、流量
    調整操作部材の押動を規制する押動規制部材を設けた請
    求項1または2に記載の給水機構。
  4. 【請求項4】 前記接続解除機構は、一端が前記流量調
    整操作部材に係合し、他端が前記水栓側継手に接続され
    る前記給水ホースの継手に係合する揺動レバーからなる
    請求項1から3までのいずれかに記載の給水機構。
  5. 【請求項5】 前記給水ホースの継手は、進退自在な筒
    カバーを有し、その筒カバーを後退させることにより前
    記水栓側継手からの接続解除が可能なものである請求項
    1から4までのいずれかに記載の給水機構。
  6. 【請求項6】 前記水栓側継手は逆止弁付きであり、前
    記給水ホースの継手は、前記水栓側継手への接続に伴い
    前記逆止弁を開弁させる機能を有するものである請求項
    1から5までのいずれかに記載の給水機構。
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