JPH1181400A - 給水機構 - Google Patents

給水機構

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JPH1181400A
JPH1181400A JP24987197A JP24987197A JPH1181400A JP H1181400 A JPH1181400 A JP H1181400A JP 24987197 A JP24987197 A JP 24987197A JP 24987197 A JP24987197 A JP 24987197A JP H1181400 A JPH1181400 A JP H1181400A
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water supply
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Akira Nishioka
明 西岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台所に設置される、例えばシステムキッチン
の流し台に取り付けられた水栓自体に、浄水器、食器洗
い器、湯沸かし器等の機器への分岐機構を設けることな
く、前記機器へ水または混合水を単独で供給できる新規
な給水機構を提供すること。 【解決手段】 水栓1が取り付けられた家庭用流し台2
におけるシンク3以外の部分4に前記水栓とは別の流量
調整機能付水栓6を設け、この流量調整機能付水栓の水
流入口10に前記水栓の給水配管11から分岐された分
岐給水配管12を接続するとともに、前記流量調整機能
付水栓の水流出口13に簡易着脱機構の継手40を接続
する一方、この継手に、浄水器14の給水ホース15の
継手51を着脱自在に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば台所に設
置されるシステムキッチンの家庭用流し台に取り付けら
れた水栓自体に、浄水器、食器洗い器、湯沸かし器等の
機器への分岐機構を設けることなく、前記機器へ水また
は混合水を単独で供給できる新規な給水機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば台所の流し台に設けた浄水
器への給水は水栓自体に浄水器への分岐機構を設けて行
っていた。すなわち、図9に示すように、水栓(例えば
単水栓)91の側部91aに給水穴を設け、この給水穴
に連通する継手92を設ける一方、浄水器93の水栓9
1からの分岐用としての給水ホース94の先端に継手9
5を設け、継手92,95同士の螺合により水栓91に
浄水器93を接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水栓91は流
し台96におけるシンク97の壁98側中央位置に取り
付けられる一方、浄水器93は流し台96におけるシン
ク97以外の部分に載置されるから、長い給水ホース9
4が流し台96の清掃時に邪魔になっていた。
【0004】また、水栓91の給水配管に設けた止水栓
を閉じて浄水器93を水栓91から取り外す必要がある
から、メンテナンス時等においては水栓91が使用でき
なかった。
【0005】更に、継手92,95の着脱機構は螺合式
であるので水栓91に対する給水ホース94の取り付け
・取り外しは手間のかかるものであった。
【0006】この発明は、台所に設置される、例えばシ
ステムキッチンの流し台に取り付けられた水栓自体に、
浄水器、食器洗い器、湯沸かし器等の機器への分岐機構
を設けることなく、前記機器へ水または混合水を単独で
供給できる新規な給水機構を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、水栓が取り付けられた家庭用流し台に
おけるシンク以外の部分に前記水栓とは別の流量調整機
能付水栓を設け、この流量調整機能付水栓の水流入口に
前記水栓の給水配管から分岐された分岐給水配管を接続
するとともに、前記流量調整機能付水栓の水流出口に簡
易着脱機構の継手を接続する一方、この継手に、浄水
器、食器洗い器、湯沸かし器等の機器の給水ホースの継
手、または、前記機器の下部に設けた継手を着脱自在に
接続することを特徴とする。
【0008】また、この発明は別の観点から、湯水混合
水栓が取り付けられた家庭用流し台におけるシンク以外
の部分に前記湯水混合水栓とは別の流量・温度調整機能
付水栓を設け、この流量・温度調整機能付水栓の水流入
口に前記湯水混合水栓の給水配管から分岐された分岐給
水配管を接続するとともに、前記流量・温度調整機能付
水栓の湯流入口に前記湯水混合水栓の給湯配管から分岐
された分岐給湯配管を接続し、更に、前記流量・温度調
整機能付水栓の水または混合水を流出する流出口に簡易
着脱機構の継手を接続する一方、この継手に、浄水器、
食器洗い器、湯沸かし器等の機器のホースの継手また
は、前記機器の下部に設けた継手を着脱自在に接続する
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて説明する。なお、この発明はそれによって限定され
るものではない。
【0010】図1〜図4は、この発明の第1の実施形態
を示す。図1〜図4において、1は、例えば台所に設置
されるシステムキッチンの家庭用流し台2に取り付けら
れた湯水混合栓である。このシステムキッチンは、前記
流し台2とコンロ(図示せず)で構成される。そして、
流し台2の上面中央にはシンク3が設けられており、前
記湯水混合栓1はシンク3のまわりの水切り台部分4に
おける壁5側中央に位置している。また、水切り台部分
4におけるシンク3右手後方の位置には、湯水混合栓1
とは別の流量調整機能付水栓6を設置するための開口7
が形成されている。前記壁5は、例えばタイル張りが施
されている。
【0011】前記流量調整機能付水栓6は、横長のセラ
ミック水栓(単水栓)本体8と、この水栓本体8に螺着
されたカートリッジ9とで構成されている。10は、水
栓本体8に形成された水流入口で、前記湯水混合栓1の
給水配管11から分岐された分岐給水配管12に接続さ
れている。また、13は、水栓本体8に形成された水流
出口で、水栓本体8の上面8aにおける一方側に形成さ
れたネジ穴aで構成されており、水流出口13は流し台
2の水切り台部分4に載置された浄水器14の給水ホー
ス15に接続されている。そして、前記流量調整機能付
水栓6は横置きの状態で、前記開口7に設けた枠体16
および分岐給水配管12間に介装されている。また、前
記カートリッジ9は、水栓本体8の上面8aにおける他
方側に形成されたネジ穴bに螺着されている。
【0012】17は湯水混合栓1の給湯配管で、両配管
11,17共、シンク3直下の床Fから突出している。
18a,18bは前記両配管11,17の止水栓で、そ
の下流には逆止弁(図示せず)がそれぞれ設けられてい
る。
【0013】前記水栓6について更に詳しく説明する。
19は、水栓6の弁部で、セラミック製の固定弁体(固
定ディスク)20と、セラミック製の可動弁体(可動デ
ィスク)21とで構成される。
【0014】22は栓棒で、カートリッジ9内に垂直状
態で挿入されており、上部に流量調整用レバー23が固
着される一方、下部の平面視円形の底面には、可動ディ
スク21の上面に形成された係合用凹入部24に嵌合可
能な形状の突片25が一体成形されている。そして、栓
棒22の中間位置に設けたリング状のスベリパッキン2
6がカートリッジ9内のパッキン受け部27に当接する
ことによって栓棒22が回転できるように構成されてい
る。そして、カートリッジ9は前述したように水栓本体
8のネジ穴bに螺着されているので、カートリッジ9が
栓棒22の作動によって回転することはない。
【0015】更に、水流入口10側におけるカートリッ
ジ9内に設けられたCリング28と固定ディスク20間
には、バネ板29と合成樹脂製のディスク押え30が介
装されている。このディスク押え30は、図4に示すよ
うに、リング状で、その中央位置に、固定ディスク20
の裏面に形成された係合用凹入部31に嵌合可能な形状
の突片32が一体成形されている。そして、このディス
ク押え30には、前記突片32と同様に一体成形された
係合突起33を有している。この係合突起33は、水流
入口10側においてカートリッジ9のリング状端面mに
当接する。なお、前記バネ板29は、突片32の裏側に
設けた凹所34に嵌挿される。また、35は、ディスク
押え30内に形成された連通孔で、水流入口10と固定
ディスク20の弁孔36とを連通する。
【0016】また、固定ディスク20は、ディスク押え
30内に形成された連通孔35を介して水流入口10に
連通する弁孔36が係合用凹入部32を挟む形で左右対
称位置に穿設形成されている。なお、弁孔36は、摺動
面T側から見れば平面視扇型を有して対向配置されてい
るが、裏面側から見れば係合用凹入部32を挟む形で平
面視三日月形状を有して対向配置されている。
【0017】一方、固定ディスク20の摺動面Tに密接
した状態で可動ディスク21が矢印Gで示す方向に回転
自在(例えば90°)に配置されている。可動ディスク
21の裏面は、固定ディスク20の平面視扇型の弁孔3
6を閉鎖できる形状であるとともに、切欠37が設けら
れている。そして、可動ディスク21の表面には、上述
したように、栓棒22の底面に形成された突片25に係
合する係合用凹入部24が形成されている。また、固定
ディスク20に対してバネ板29とディスク押え30で
両ディスク20,21に負荷をかけているので、押さえ
荷重を一定に保持でき、これにより、可動ディスク21
と固定ディスク20とのシール性を良好に維持できる。
【0018】次に、浄水器14の給水ホース15の接続
機構について説明する。40は、流量調整機能付水栓本
体8の水流出口13に螺着された継手で、開口cの周囲
にフランジ42を有し、このフランジ42の奥に周溝4
3が設けられており、更に、内部に小径部分64の径よ
り幾らか大きな直径を持つ球形状の弁体44を有し、こ
の弁体44および弁体44より上流側に位置する中央筒
部65間にバネ体66が介挿されている。なお、dは、
枠体16の裏面16aの一方側に設けた継手40用の穴
で、継手40は、その先端部が水切り台部分4の表面4
aから突出しない状態で穴dに挿入されている。また、
eは、枠体16の裏面16aの他方側に設けたレバー2
3用の穴で、レバー23も水切り台部分4の表面4aか
ら突出しない状態で穴eに位置している。このように、
継手40やレバー23が水切り台部分4の表面4aから
上方に突出しないように構成されているので、食器等の
水切り作業に支障はなく、また、湯水混合栓1とは別の
流量調整機能付水栓6を設置するのにわざわざ余分なス
ペースを設ける必要はない。
【0019】一方、浄水器給水ホース15の継手51は
同心円状に配置される2重の筒体52,55、小球53
…及び前記内側の筒体55の中心軸上に配置される押し
棒54から成っており、外側の筒体52は、内側の筒体
55に対して図中のF1 の方向に摺動できるように構成
されている。前記内側の筒体55には、内周の方が外周
よりも小さい開口を持つ4つの貫通穴tが穿設されてお
り、この4つの穴tに内周の開口よりも少し大きい直径
を持つ前記小球53…が嵌装されている。また、この小
球53…は、それぞれ前記外側の筒体52によって内側
に押圧されるようになっている。
【0020】前記浄水器給水ホース15を水栓本体8に
装着するときは、継手51の外側の筒体52を矢印Fの
方向に摺動させ、前記小球53…に対する押圧力を解除
した状態でこれを水栓本体8の水流出口13に螺着され
た継手40に嵌入する。このとき、前記小球53…は前
記周溝43上に位置し、前記外側の筒体52を矢印Fと
逆の方向に(つまり元の位置へ)摺動させると前記小球
53…は再び内側に押圧されて周溝43内においてフラ
ンジ42を強固に掴持するようになると共に、前記押し
棒54は継手40内に組み込まれた弁体44を押す。こ
のため水栓本体8の水流出口13から浄水器給水ホース
15へ水を供給できるようになる。
【0021】逆に、前記浄水器給水ホース15と水栓本
体8の接合を解除するときには、継手51の外側の筒体
52を矢印F1 の方向に摺動させると、前記小球53…
による掴持力が解除されて、浄水器給水ホース15の継
手51は容易に水栓本体8の水流出口13に螺着された
継手40から挿脱できると共に、前記押し棒54による
弁体44の押圧も解除される。そして、バネ体66によ
って弁体44は小径部分64に当接して給水流路を絶
ち、継手40から水が噴出することはない。
【0022】つまり、上記構成によって継手40,51
同士を着脱するときに極めて容易であると共に、浄水器
14への給水が終了した後に、継手40,51の離脱時
にたとえレバー23を閉にするのを忘れて、これが全開
の状態であったとしても、弁体44が水圧およびバネ体
66の弾性力によって継手40の開口cを閉じるため
に、継手40から水が噴出するなどの事故を防ぐことが
できる。
【0023】また、70a,70bは、開口7を覆うよ
う枠体16に設けた観音開き用の扉である。不使用時
に、開口7を扉70a,70bで覆うことにより見栄え
がよい。また、水切り台部分4の表面4aと面一なの
で、食器等の水切り作業に支障はない。なお、この開口
7を覆う扉としては、片面開き用の扉でもよく、スライ
ド式の扉でもよい。また、台所で発生したホコリ等が侵
入するのを防止できる。
【0024】而して、止水状態のレバー23を、例えば
時計方向に回して行くと、栓棒22を介して可動ディス
ク21が固定ディスク20の摺動面T上を回転する。こ
の場合、可動ディスク21が回転するにつれて可動ディ
スク21の裏面に設けた切欠37と、固定ディスク20
の弁孔36との整合開度が増し、浄水器14への給水流
量が増大する。一方、レバー23を、反時計方向に回す
と、給水流量が減少して可動ディスク21の裏面が固定
ディスク20の弁孔36を閉塞した時点で止水状態にな
る。
【0025】このように、単独で流量調整機能付水栓6
を使用できるので、図9に示すように水栓自体からの分
岐機構を設ける必要があるため、長い給水ホース94が
必要で、流し台96の清掃時に邪魔になっていたり、メ
ンテナンス時等においては水栓91が使用できなかった
り、給水ホース94の取り付け・取り外しに手間がかか
り、使い勝手が悪かったりするといった従来の問題点を
一挙に解決できる。
【0026】図5、図6は、浄水器14に給水ホース1
5を設けることなく、浄水器本体14aの下面に直接継
手51を設けたこの発明の第2の実施形態を示す。な
お、図5、図6において、図1〜図4で用いた符号と同
一符号のものは、同一または相当物である。
【0027】この場合、浄水器本体14aの下面の周縁
全周にわたり形成された脚部71の一部(浄水器14の
前面側)に切欠き72を設けるとともに、浄水器14の
セット時にこの切欠き72を覆うための扉73を設け、
しかも前記継手51を浄水器本体14a下面の中央より
扉73側に偏心した位置に設けて、セット時にレバー2
3の操作が支障無く行えるように構成してある。
【0028】また、この実施形態では、一方の扉70b
を垂直状態にした後、扉70bが下降して扉70bを枠
体16の下方に収容できるように構成してある。すなわ
ち、扉70bを垂直状態にすることで扉70bの枢支軸
74に係合する扉70bの係合片75(図6(b)参
照)と枢支軸74との係合が解除され(図6(c)参
照)、扉70bは案内板76(図6(a)参照)に沿っ
て下降して案内板76の溝76aに至り(図6(d)参
照)、扉70bは枠体16の下方に収容される。この構
成により、浄水器14を簡単にセットできる。
【0029】図7、図8は、例えば浄水器、食器洗い
器、湯沸かし器等の機器にホース100を介して水のみ
ならず混合水をも供給できるこの発明の第3の実施形態
を示す。
【0030】この実施形態では、流量・温度調整機能付
水栓101を用いているので、上記第1,2の実施形態
で示した流量調整用レバー23以外に、後述する温度調
整用レバー102を備えている。なお、図7、図8にお
いて、図1〜図6で用いた符号と同一符号のものは、同
一または相当物であるので、その説明を省略する。
【0031】図7、図8において、水切り台部分4にお
けるシンク3右手後方の位置には、湯水混合栓1とは別
の流量・温度調整機能付水栓101を設置するための開
口7が形成されている。
【0032】前記流量・温度調整機能付水栓101は、
横長で金属製の水栓本体部分105とこの水栓本体部分
105に螺着されたカートリッジ9とで構成される下流
の流量調整部を備えるとともに、縦長で金属製の水栓本
体部分106とこの水栓本体部分106内に配置された
温調ユニット107とで構成される上流の温度調整部を
備えている。
【0033】更に、前記温度調整部は、給湯側通路W、
給水側通路Xが合流する湯水混合室108と、分岐給水
配管に接続された給水部分109と、給湯配管(図示せ
ず)から分岐された分岐給湯配管に接続された給湯部分
103と、前記給水部分109および水栓本体部分10
6を連通する給水部110とを有する一方、前記温度調
整部および流量調整部間には、前記水栓本体部分106
内の前記温調ユニット107で温調された混合水(また
は前記温調ユニット107内を通過した水)を前記湯水
混合室108を介して前記流量調整部に送るための通路
111が形成されている。この場合、前記分岐給水配
管、分岐給湯配管は図1に示した給水配管11、給湯配
管17から分岐している。112は給湯部分103の湯
入口で、給湯部分103および水栓本体部分106とで
前記給湯側通路Wを形成する。なお、湯Hは、給湯側通
路Wから隙間pを経て温調ユニット107内部を通り前
記湯水混合室108に至る。一方、113は給水部分1
09の水入口で、給水部分109、前記給水部110お
よび水栓本体部分106とで前記給水側通路Xを形成す
る。そして、水Cは、給水側通路Xから前記給水部11
0を通り隙間qを経て温調ユニット107内部を通り前
記湯水混合室108に至る。
【0034】以下、前記温度調整部について説明する。
前記温度調整用レバー102は、リング体120の端部
に回動自在に嵌合されるとともに、そのリング体120
の内周面に螺装されたスライドガイド121の基部とス
プライン結合されており、前記温度調整用レバー102
を湯側「H」あるいは水側「C」に回動させることによ
って、そのスライドガイド121が進退移動され、前記
給水側通路Xの前記隙間qと給湯側通路Wの前記隙間p
が設定されるように構成されている。例えば、混合水を
得るのに温度調整用レバー102を湯側「H」に回動さ
せると給湯側通路Wの前記隙間pが給水側通路Xの前記
隙間qより大に設定される。また、冷水のみを得るため
に、温度調整用レバー102を水側「C」に回し切った
場合は、これに連動されたサーモバルブ122が前記隙
間pを機械的に閉止させ、前記給水側通路Xの前記隙間
qのみが形成され、給湯側通路Wの前記隙間pは形成さ
れない。そして、湯水の混合が給湯側通路W、給水側通
路Xが合流する湯水混合室108で行われる。
【0035】温調ユニット107は、サーモワックスを
内蔵したサーモエレメント130とピストン131を具
備している。例えば、上述したように、温度調整用レバ
ー102を湯側「H」に回動させると給湯側通路Wの前
記隙間pが給水側通路Xの前記隙間qより大に設定され
るわけであるが、混合水温が設定温度より上昇した場
合、サーモエレメント130が感温し、前記サーモワッ
クスが膨張してピストン131を押し出し、給水側通路
Xの前記隙間qが広がってサーモバルブ122が給湯側
通路Wの前記隙間pを狭めるよう構成されている。よっ
て、混合水温が下がり、略設定温度に調節できることに
なる。
【0036】このようにして前記温度調整部で温調され
た混合水は、湯水混合室108から前記通路111を通
り前記流量調整部に至る。この流量調整部では、止水状
態の流量調整用レバー23を例えば時計方向に回すこと
により、可動ディスク21が固定ディスク20の摺動面
T上を回転して機器(図示せず)への給水流量を増大さ
せることができる。また、レバー23を反時計方向に回
すと、給水流量が減少して可動ディスク21の裏面が固
定ディスク20の弁孔36を閉塞した時点で止水状態に
なる。
【0037】また、機器のホース100に上記第1,2
の実施形態で示した継手51と同一構造の継手140を
設け、前記流量・温度調整機能付水栓102の前記水栓
本体部分105の開口105aに上記第1,2の実施形
態で示した継手40と同一構造の継手141を螺着して
ある。つまり、この構成によって継手140,141同
士を着脱するときに極めて容易であると共に、機器へ混
合水あるいは水を供給した後に、継手140,141の
離脱時にたとえレバー23を閉にするのを忘れて、これ
が全開の状態であったとしても、弁体44が水圧および
バネ体66の弾性力によって継手141の開口cを閉じ
るために、継手141から混合水あるいは水が噴出する
などの事故を防ぐことができる。
【0038】また、150a,150bは、上記第1,
2の実施形態でも示したように開口7を覆うよう枠体1
6に設けた観音開き用の扉である。不使用時に、開口7
を扉150a,150bで覆うことにより見栄えがよ
い。なお、この開口7を覆う扉としては、片面開き用の
扉でもよく、スライド式の扉でもよい。また、台所で発
生したホコリ等が侵入するのを防止できる。
【0039】以上この実施形態では、図9で示す従来技
術のように水栓91自体に、機器への分岐機構を設ける
ことなく、前記ホース100を介して機器へ混合水を供
給できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、単独で流量調整機能付水栓を使用できるので、水栓
自体からの分岐機構を設ける必要があるため、長い給水
ホースが必要で、流し台の清掃時に邪魔になっていた
り、メンテナンス時等においては水栓が使用できなかっ
たり、給水ホースの取り付け・取り外しに手間がかか
り、使い勝手が悪かったりするといった従来の問題点を
一挙に解決できる。
【0041】また、簡易着脱機構を採用しているので、
浄水器、食器洗い器、湯沸かし器等の機器をワンタッチ
で簡単にセットできる。
【0042】更に、機器に給水ホースを設けなくてもよ
いので、見栄えがよく、また、流し台の清掃がし易くな
る。
【0043】そして、機器に水だけではなく混合水をも
通すことができる。
【0044】しかもシンク直下の床から突出する給水配
管(および/または給湯配管)から分岐給水配管(およ
び/または分岐給湯配管)を取り出す給水機構であるの
で、壁取り出しタイプの給水機構に比して施工性が良好
で、かつ簡易な配管で済む。例えば前記壁取り出しタイ
プの給水機構においては、施工がし辛いという問題点が
あるとともに、分岐給水配管(および/または分岐給湯
配管)を壁埋め込むと、流水音がしたり、ウォータハン
マによる水撃音がしたりするが、この発明はそのような
問題は全く起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す全体構成説明
図である。
【図2】上記実施形態を示す要部斜視図である。
【図3】上記実施形態における構成説明図である。
【図4】上記実施形態における弁部の分解斜視図であ
る。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す要部斜視図で
ある。
【図6】上記第2の実施形態における扉の収容動作を説
明するための図である。
【図7】この発明の第3の実施形態を示す要部斜視図で
ある。
【図8】上記第3の実施形態における構成説明図であ
る。
【図9】従来例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1…湯水混合栓、2…流し台、3…シンク、4…水切り
台部分、6…流量調整機能付水栓、11…給水配管、1
2…分岐給水配管、14…浄水器、15…給水ホース、
23…流量調整用レバー、40,51…継手。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓が取り付けられた家庭用流し台にお
    けるシンク以外の部分に前記水栓とは別の流量調整機能
    付水栓を設け、この流量調整機能付水栓の水流入口に前
    記水栓の給水配管から分岐された分岐給水配管を接続す
    るとともに、前記流量調整機能付水栓の水流出口に簡易
    着脱機構の継手を接続する一方、この継手に、浄水器、
    食器洗い器、湯沸かし器等の機器の給水ホースの継手、
    または、前記機器の下部に設けた継手を着脱自在に接続
    することを特徴とする給水機構。
  2. 【請求項2】 前記給水配管が前記シンク直下の床から
    突出している請求項1に記載の給水機構。
  3. 【請求項3】 前記シンク以外の部分に、前記流量調整
    機能付水栓と簡易着脱機構の継手とを覆う扉を設けた請
    求項1または請求項2に記載の給水機構。
  4. 【請求項4】 湯水混合水栓が取り付けられた家庭用流
    し台におけるシンク以外の部分に前記湯水混合水栓とは
    別の流量・温度調整機能付水栓を設け、この流量・温度
    調整機能付水栓の水流入口に前記湯水混合水栓の給水配
    管から分岐された分岐給水配管を接続するとともに、前
    記流量・温度調整機能付水栓の湯流入口に前記湯水混合
    水栓の給湯配管から分岐された分岐給湯配管を接続し、
    更に、前記流量・温度調整機能付水栓の水または混合水
    を流出する流出口に簡易着脱機構の継手を接続する一
    方、この継手に、浄水器、食器洗い器、湯沸かし器等の
    機器のホースの継手または、前記機器の下部に設けた継
    手を着脱自在に接続することを特徴とする給水機構。
  5. 【請求項5】 前記給水配管および給湯配管が前記シン
    ク直下の床から突出している請求項4に記載の給水機
    構。
  6. 【請求項6】 前記シンク以外の部分に、前記流量・温
    度調整機能付水栓と簡易着脱機構の継手とを覆う扉を設
    けた請求項4または請求項5に記載の給水機構。
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