JP2002338679A - ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートの製造方法

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JP2002338679A JP2002105287A JP2002105287A JP2002338679A JP 2002338679 A JP2002338679 A JP 2002338679A JP 2002105287 A JP2002105287 A JP 2002105287A JP 2002105287 A JP2002105287 A JP 2002105287A JP 2002338679 A JP2002338679 A JP 2002338679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリカーボネートの製造方法を開示する。本
発明の方法は、既知の界面の重縮合プロセスの改良を表
わすものである。 【解決手段】滞留タンク、要すればミキサー、ポンプお
よび熱交換器を含む循環リアクターのループ中に、(i)
ポリカーボネートおよびホスゲン用の溶媒を含む有機
相、および、(ii)アルカリ溶液、ジヒドロキシ化合物お
よび所望によりモノフェノールを含む水相、を導入し、
エマルジョンを形成する工程、を包含する方法である。
特定の温度およびプロセス条件に維持することにより、
良好な性質を有するポリカーボネート樹脂と、高い純度
を特徴とする排水が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリカーボネート
の連続製造方法、特に2相界面方法に関する。
【0002】
【発明の概要】ポリカーボネートの製造方法を開示す
る。既知の界面重縮合プロセスの改良を表わすプロセス
は、滞留タンク(residence tank)、要すればミキサー、
ポンプおよび熱交換器(heatexchanger)を含む循環リア
クター(circulating reactor)のループ中に、(i)ポリカ
ーボネートおよびホスゲン用の溶媒を含む有機相、およ
び、(ii)苛性アルカリ水溶液(aqueous lye solution)、
ジヒドロキシ化合物および所望によりモノフェノールを
含む水相、を導入し、エマルジョンを形成する工程、を
包含する。指定の温度およびプロセス条件に維持するこ
とにより、良好な性質を有するポリカーボネート樹脂
と、高い純度を特徴とする排水が得られる。
【0003】
【従来の技術】2相界面プロセスは、ポリカーボネート
の製造に何年にもわたって有効に使用されている。この
プロセスは、様々な用途範囲(例えばデータ記憶媒体(C
D、DVD)、光学用途または医療用途など)における、
熱可塑性ポリカーボネートの製造を可能にする。
【0004】良好な熱安定性および黄変の少なさがポリ
カーボネートの重要な性質であるとしばしば記載され
る。これまで、ポリカーボネートの製造で生じる排水の
純度はあまり注目されていない。残留フェノールなどの
残留有機材料を含む排水の汚染は、例えば廃棄物処理プ
ラントまたはオゾン分解(残留有機材料の酸化)によるさ
らなる排水処理を考慮する場合、特に重要である。しか
しながら、フェノール性成分の含有量の減少を目的とす
る、後の排水処理の方法を主に記載した出願が多くあ
る。例えば:日本特許出願公開平08-245 780号(出光);
ドイツ出願公開第19510 063号(Bayer);日本特許出願公
開平03 292 340号(帝人);日本特許出願公開平03 292 3
41(帝人);日本特許出願公開平02 147 628号(帝人)参
照。
【0005】残留有機材料(例えばビスフェノールまた
はフェノール)を含む排水の汚染は、大過剰のホスゲン
を使用することによって最小限に抑えることができる。
しかしながら、これは経済的理由から望ましくない。
【0006】過剰量を少なくしたホスゲンを用いてポリ
カーボネートを製造する場合、ビスフェノールまたはモ
ノフェノールの全てが十分には反応せず、排水を汚染し
得るリスクがある。さらに、ポリマー中に残存する界面
活性フェノール性OH基が相分離および洗浄を困難にさ
せ得るリスクがある。従って、水溶性不純物が有機相か
ら抽出されないことがある。言いかえるとこれは、製造
物の品質に不利な影響を及ぼす。
【0007】連続2相界面プロセスによる高品質ポリカ
ーボネートの製造、それと同時の排水の低汚染化は、相
当過剰量のホスゲン(非経済的)によって、または相分離
の困難性(ポリカーボネートの品質の低下を伴う)を含ん
で、または後の排水処理によって、のいずれかでのみ可
能であった。
【0008】同出願人のドイツ特許出願第42 27 372号
は、本発明にかかるプロセス用の装置の現在関連する処
理を記載している。しかしながら、本発明の教示とは対
照的に、ドイツ特許出願第42 27 372号からは、量につ
いて、そして特に抽出物を混合する循環条件についての
教示を察することができず、ましてや、排水中の残留有
機材料(フェノールおよびビスフェノールなど)が特に低
含有量であることが、特別に調整された割合および循環
条件によって達成され得るという事実はなおさら察する
ことができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、ドイツ特許出願第42 27 372号を根幹とする、高品
質製造物を製造する方法であって、加えて排水中の有機
材料が低含有量であるものを提供することにある。
【0010】
【発明の実施の形態】今回、驚くべきことに、黄色度指
数および末端フェノール性OH基含有量の測定で非常に
高品質であるポリカーボネートが、連続プロセスで得ら
れ、このプロセスが、排水中の残留有機材料(残留フェ
ノール)の低濃度をもたらすことが判明した。このプロ
セスで、循環リアクターおよびその下流に接続される少
なくとも1種のチューブラリアクター(tubular reacto
r)がリアクター配置として使用される。特定の反応条件
および、加えた出発成分と循環させた反応エマルジョン
の量との割合も、重要である。
【0011】循環リアクターは、循環ループ、反応エマ
ルジョン循環用ポンプ、熱交換器および滞留タンクを含
む。滞留タンクはエマルジョンの一部を連続的に取り除
く手段を備えている。有機相および水相の供給点は、滞
留タンクおよびポンプの間に置かれている。任意のミキ
サーが使用される実施態様では、これらの供給点はミキ
サーであってよい。
【0012】理解しやすくするために"循環リアクター"
の構成の概略を図1に示す。チューブラリアクターは混
合ゾーンおよび滞留ゾーンを含み、滞留タンクの下流に
接続されている。
【0013】本発明のプロセスの重要な特色は、排水の
相対純度である。
【0014】この排水は、残留有機材料(残留フェノー
ル)がほんの低濃度で含まれることを特徴とする。
【0015】このプロセスはよく知られた2相界面プロ
セスの改良であって、ポリカーボネートが、水性/アル
カリ相および有機溶媒相の混合物中、ジフェノール、ホ
スゲン、連鎖停止剤、触媒および所望により枝分かれ剤
から調製される。このプロセスは下記を包含する: (a) 滞留タンク、要すればミキサー、ポンプ、および
熱交換器をこの順に追加的に有する循環リアクターに、
滞留タンクから下流および該ポンプから上流の少なくと
も1のポイントを通じて、(i) ポリカーボネートおよ
びホスゲン用の溶媒を含む有機相、および、(ii) 苛性
アルカリ水溶液(aqueous lye solution)、ジヒドロキシ
化合物および所望によりモノフェノールを含む水相、を
循環リアクターの循環ループ中に導入してエマルジョン
を形成する工程であって、該リアクター中の温度が60℃
以下、好ましくは55℃〜25℃であって、そして該循環リ
アクター中でのエマルジョンの滞留時間が少なくとも2
分、好ましくは2〜15分である工程;および (b) エマルジョンの1部を滞留タンクから取り除き、
そして該1部を、少なくとも1個の混合ゾーンおよび少
なくとも1個の滞留ゾーンを備えた少なくとも1個のチ
ューブラリアクターに圧入し、該1部をチューブラリア
クター中で2〜40分、好ましくは2〜30分の総滞留時間に
供する工程;であって、下記条件を満たす方法: (aa) 水相および有機相の総量が(i)で導入される速度
とエマルジョンの流速との割合が1:3〜1:12、好ましく
は1:3〜1:10であること、そして (bb) (b)中の1部の取除きの速度が、該導入速度に対
応すること、そして (cc) 反応に導入されるホスゲンのモル量とホスゲンと
ジヒドロキシ化合物および要すればモノフェノールとの
反応に必要とされる理論量との割合が1.12/1〜1.22/1、
好ましくは1.14/1〜1.20/1であること、そして (dd) dd)およびee)のプロセスで使用される苛性アルカ
リ液(lye)の総重量を基準として15〜40重量%、好まし
くは20〜35重量%の苛性アルカリ液を、循環ループ中に
導入すること、そして (ee) dd)およびee)のプロセスで使用される苛性アルカ
リ液の総重量を基準として85〜60重量%、好ましくは80
〜65重量%の苛性アルカリ液を、該エマルジョンの1部
に導入すること、そして (ff) 要すればモノフェノール連鎖停止剤を該1部に加
えること、そして (gg) チューブラリアクター中での該1部の1〜20分、
好ましくは1〜15分の滞留時間後に、触媒を該1部に加
えること。
【0016】"下流"および"上流"は、現状の循環リアク
ターの内側のエマルジョンの流れの向きを意味する。
【0017】反応による、処理していない排水のフェノ
ール性成分の含有量は、100 ppm未満、好ましくは50 pp
m未満、特に好ましくは20 ppm未満である。
【0018】適したジフェノールは、式
【化1】HO−Z−OH であって、式中、Zは炭素数6〜45の芳香族基であり、
1種またはそれ以上の芳香族核を含んでもよく、置換さ
れていてもよく、そして架橋成分として脂肪族基または
環脂肪族基またはヘテロ原子を含んでいてもよい。
【0019】例として、ジヒドロキシジフェニル、ビス
-(ヒドロキシフェニル)-アルカン、ビス-(ヒドロキシフ
ェニル)-シクロアルカン、ビス-(ヒドロキシフェニル)-
スルフィド、ビス-(ヒドロキシフェニル)-エーテル、お
よび核中でアルキル化またはハロゲン化されたそれらの
化合物である。これらのそして他の適したジフェノール
は、例えば米国特許第3 028 365号、同第4 982014号、
同第2 999 835号、同第3 148 172号、同第3 275 601
号、同第2 991 273号、同第3 271 367号、同第3 062 78
1号、同第2 970 131号および同第2 999 846号、ドイツ
特許出願第15 70 703号、同第20 63 050号、同第20 63
052号、同第22 11 956号、フランス特許明細書第1 561
518号およびドイツ特許出願第38 33 953号に記載されて
いる。
【0020】好ましいジフェノールは、2,2-ビス-(4-ヒ
ドロキシフェニル)-プロパン(ビスフェノール-A)およ
び1,1-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチル
シクロヘキサン(TMC-ビスフェノール)である。
【0021】ここで、本発明のプロセスは、ほとんど全
てのジフェノールに使用できることが重要である。
【0022】本発明のプロセス中、ジフェノールをアル
カリ水性溶液(aqueous alkaline solution)中で使用
し、ジフェノールの濃度は10〜20%, 好ましくは12.5〜
17.5%であり、アルカリの量はビスフェノールのモルに
対して1.0〜 3.0モルの苛性アルカリ液であって、使用
されるビスフェノールの溶解性による。
【0023】ホスゲンは、有機溶媒中、7〜10%、好ま
しくは8〜9.5%の濃度で使用される。
【0024】適した連鎖停止剤および枝分かれ剤は既知
である。適した連鎖停止剤の例は、ドイツ特許出願第38
33 953号に記載されている。好ましい連鎖停止剤は、
フェノール、クミルフェノール、イソオクチルフェノー
ル、パラ-ターシャリーブチルフェノールである。連鎖
停止剤は、直接または種々の濃度の有機溶媒中溶液とし
て、加えることができる。
【0025】好ましい枝分かれ剤は、トリスフェノール
およびテトラフェノール、そして3,3-ビス-(3-メチル-4
-ヒドロキシフェニル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロインドー
ルである。枝分かれ剤は、直接または種々の濃度の有機
溶媒中溶液として、加えることができる。
【0026】水酸化ナトリウム溶液または水酸化カリウ
ム溶液を苛性アルカリ液として使用し、そして所望によ
りアルカリ土類液を使用することができる。水酸化ナト
リウム水溶液が好ましい。水酸化ナトリウム水溶液中の
NaOHの濃度は市販の苛性アルカリ液に対応し、つま
り20〜60%、好ましくは30〜50%、最も好ましくは、そ
れぞれ約50%または32%の濃度の塩素-アルカリ電気分
解のアマルガムプロセスまたは隔膜プロセスから直接得
られた水酸化ナトリウム溶液である。
【0027】記載の含有量中の%は、特記しない限り重
量%を意味する。
【0028】基本的に、2相界面プロセスによるポリカ
ーボネートの製造用として既知の任意の触媒(ターシャ
ルアミン(tert.amine)など)を触媒として使用すること
ができる。N-エチルピペリジンおよびトリエチルアミ
ンが好ましい。
【0029】有機相は、ポリカーボネートを溶解する溶
媒または溶媒混合物を含む。適した溶媒は、約20℃の温
度でポリカーボネートを少なくとも5重量%溶かすこと
ができる任意の既知溶媒、およびそれらの混合物であ
る。
【0030】ジクロロメタン、トルエン、モノクロロベ
ンゼンが好ましく、ジクロロメタンおよび、ジクロロメ
タンとモノクロロベンゼンとの20:80重量部〜75:25重量
部の割合の混合物が特に好ましい。
【0031】反応中、pHを9〜14、好ましくは9.5〜1
3.0に調節する。ジフェノールを溶かすのに必要とされ
る量の苛性アルカリ液をまず始めに導入し、それから苛
性アルカリ液を最初に続いて熱交換器の上流で加え、そ
して続いてチューブラリアクター上流で、所望により連
鎖停止剤と共に加えることにより達成される。
【0032】ポリカーボネートを既知方法で処理して任
意の成形品を形成することができ、そして熱可塑性ポリ
カーボネートで通常使用される添加剤、例えば安定剤、
離型剤または難燃剤、フィラーまたはガラス繊維など
を、処理前またば処理中に加えてもよい。
【0033】本発明のプロセスによって得られるポリカ
ーボネートは、既知方法で、例えば自動車産業または光
学用途、光学および磁気光学記憶媒体で、任意の成形品
または一様なシートもしくはフィルムなどとして、工業
的に使用できる。
【0034】下記の用途は例示であり限定するものでは
ない: 1. 建築、車両および飛行機など多くの場所でよく知ら
れ必要とされる、安全幕、そしてヘルメットのバイザー 2. ホイル、特にスキーホイルの製造 3. ブロー物品(例えば米国特許第2,964,794号参照)、
例えば1〜5ガロンのウォーターボトル、の製造 4. 例えば鉄道の駅、温室および照明装置などの建築の
カバーリング用の、光透過性パネル、特に中空チャンバ
ーパネルの製造 5. 光学データメモリの製造 6. 信号機または交通標識の製造用 7. 発泡材料の製造用(例えばドイツ特許出願公告第1 0
31 507号) 8. フィラメントおよびワイヤーの製造用(例えばドイ
ツ特許出願公告第1 137 167号およびドイツ特許出願第1
785 137号参照) 9. 照明技術用の、ガラス繊維を含む半透明プラスチッ
ク材料として(例えばドイツ特許出願第1 554 020号参
照) 10. 光透過性および光散乱性成形物の製造用の、硫酸
バリウム、二酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウ
ム、または有機重合性アクリレートゴムを含む、半透明
プラスチック材料として(欧州特許出願第634 445号、欧
州特許出願第269324号) 11. レンズホルダーなど精密射出成形品の製造用。こ
の目的用に、ガラス繊維を含むポリカーボネート(所望
によりさらに、MoS2を総重量に対して約1〜10重量%
含む)が使用される。 12. 光学装置の構成要素、特にフォトカメラおよびフ
ィルムカメラ用のレンズの製造用(例えばドイツ特許出
願第2 701 173号参照) 13. 光伝達性担体として、特に光ファイバーケーブル
として(例えば欧州特許出願第l 0 089 801号参照) 14. 導電体用およびコネクターケーシングおよびコネ
クター用の電気絶縁用材料として 15. 香水、アフターシェーブおよび汗に対する耐性が
改善された形態電話ケーシングの製造 16. ネットワークインターフェイス装置 17. 有機光伝導体用の担体材料として 18. 照明、例えばヘッドライト(いわゆるヘッドラン
プ)、光散乱ディスクまたは内部レンズの製造用 19. 医療用途用(例えば人工肺、透析器など) 20. 食品用途用(ボトル、台所用品およびチョコレート
成形型) 21. 自動車部門で、燃料および潤滑剤の接触が起こり
得る場所(バンパーなど)の用途用(所望によりABSま
たは適したゴムなどを好適に配合した形態で) 22. スポーツ用品用(スラロームポールまたはスキーブ
ーツビンディングなど) 23. 家庭用品用(キッチンシンクおよび郵便ボックスケ
ーシングなど) 24. ハウジング用(配送キャビネットなど) 25. 電動歯ブラシおよびヘアードライヤー用のケーシ
ング 26. 洗浄液に対する耐性が向上した透明な洗浄機蒸気
口 27. 保護メガネ、光学矯正眼鏡 28. キッチンの蒸気、特にオイル蒸気に対する耐性が
向上した、キッチン電気製品用の照明カバーリング 29. 医薬品用の包装フィルム 30. チップボックスおよびチップキャリア 31. 納屋のドアまたは動物の檻など他の用途
【0035】下記の実施例は本発明を例示説明するもの
であって限定するものではない。
【0036】
【実施例】実施例1 15重量%BPAおよび水酸化ナトリウム溶液 2.1モル
(BPA1モルに対して)を含むアルカリ性ビスフェノー
ルA溶液 24,000 kg/hを、循環リアクター中に、ポンプ
のT-セクション上流を介して導入し、50重量%ジクロ
ロメタンと50重量%モノクロロベンゼンからなる溶媒 2
0,400 kg/hに溶かしたホスゲン 1,848kg/hを、T-セク
ションを介して一緒に導入した。
【0037】アルカリ性を維持するために、32%水酸化
ナトリウム溶液 360 kg/hを加え、そして反応混合物を
熱交換器を介して運搬し、ポンプで非撹拌貯蔵容器に戻
し、上記材料の流れを加えた。286,000 kg/h(260 m3/h)
の循環量が、測量により決定された。温度は36℃であっ
た。
【0038】入れられた原材料に相当するエマルジョン
の1部を、滞留タンクからBPAとホスゲンの添加ポイ
ントの別のポンプ上流まで運搬し、チューブラリアクタ
ーを通して圧入した。溶媒混合物 536 kgに溶かした水
酸化ナトリウム溶液(32重量%) 1,050 kg/hおよびp-タ
ーシャリーブチルフェノール 134 kg/hを、この流れに
加えた。10分の滞留時間の後、溶媒混合物(ジクロロメ
タン50部およびモノクロロベンゼン50部)中4.8%溶液の
形態の、N-エチルピペリジン 18 kg/hを加え、そして
エマルジョンを、別のポンプでチューブラリアクターを
通して圧入した。
【0039】さらに10分の滞留時間の後で、エマルジョ
ンを分離容器で分離し、そしてポリカーボネート溶液を
電解質を含まない既知の方法で(例えば遠心式によって)
洗浄した。
【0040】ポリカーボネート溶液を蒸発ユニットで濃
縮し、蒸発押出機に残留溶媒が残らないようにした。
【0041】下記は分離容器の水相で測定した: BPA/PHE*=10ppm 有機相**中の水分含有量は0.25%であった* 遊離BPAおよびフェノールの総量、294nmでの水相
のUV分光法で測定(例えば Perkin-Elmer分光計)** 分離容器の有機相の水分含有量を、カール・フィッ
シャー法による滴定で決定した。
【0042】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=1.35* rel eta=1.195** フェノール性OH=85ppm*** * ASTM E 313で測定** ISO 1628/4で測定*** 末端フェノール性基とTiCl4との呈色反応後
に、UV分光法(546 nm)で測定
【0043】実施例2 15重量%BPAおよび水酸化ナトリウム溶液 2.1モル
(BPA1モルに対して)を含むアルカリ性ビスフェノー
ルA溶液 27,000 kg/hを、循環ループを備えた熱交換器
を含む循環リアクター中に、ポンプのT-セクション上
流を介して導入し、50重量%ジクロロメタンと50重量%
モノクロロベンゼンからなる溶媒 24,300kg/に溶かした
ホスゲン 2,090 kg/hを、別のT-セクションを介して一
緒に導入した。
【0044】アルカリ性を維持するために、32%水酸化
ナトリウム溶液 460 kg/hを加え、そして反応混合物を
熱交換器を介して運搬し、ポンプで非撹拌滞留タンクに
戻し、上記材料の流れを加えた。297,000 kg/h(270 m3/
h)の循環量が、測量により決定された。温度は38℃であ
った。
【0045】入れられた原材料に相当するエマルジョン
の1部を、滞留タンクからBPAとホスゲンの添加ポイ
ントの別のポンプ上流まで運搬し、チューブラリアクタ
ーを通して圧入した。溶媒混合物 604 kgに溶かした水
酸化ナトリウム溶液(32重量%) 1,120 kg/hおよびp-タ
ーシャリーブチルフェノール 151 kg/hを、この流れに
加えた。9分の滞留時間の後、溶媒混合物(ジクロロメタ
ン50部およびモノクロロベンゼン50部)中5.3%溶液の形
態の、N-エチルピペリジン 23 kg/hを加え、そしてエ
マルジョンを、別のポンプでチューブラリアクターを通
して圧入した。
【0046】さらに9分の滞留時間の後で、エマルジョ
ンを分離容器で分離し、そしてポリカーボネート溶液電
解質を含まない既知の方法で(例えば遠心式によって)洗
浄した。
【0047】ポリカーボネート溶液を蒸発ユニットで濃
縮し、蒸発押出機に残留溶媒が残らないようにした。
【0048】下記は分離容器中の水相で測定した: BPA/PHE = 20ppm 有機相中の水分含有量は0.21%であった。
【0049】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=1.38 rel eta=1.197 フェノール性OH=70ppm
【0050】実施例3 15重量%BPAおよび水酸化ナトリウム溶液 2.1モル
(BPA1モルに対して)を含むアルカリ性ビスフェノー
ルA溶液 35,000 kg/hを、循環リアクター中に、ポンプ
のT-セクション上流を介して導入し、50 重量%ジクロ
ロメタンと50重量%モノクロロベンゼンからなる溶媒 2
9,750 kg/hに溶かしたホスゲン 2,730 kg/hを、別のT-
セクションを介して一緒に導入した。
【0051】アルカリ性を維持するために、32%水酸化
ナトリウム溶液 520 kg/hを加え、そして反応混合物を
熱交換器を介して運搬し、ポンプで非撹拌貯蔵容器に戻
し、上記材料の流れを加えた。286,000 kg/h(260 m3/h)
の循環量が、測量により決定された。温度は38℃であっ
た。
【0052】入れられた原材料に相当するエマルジョン
の1部を、貯蔵容器からBPAとホスゲンの添加ポイン
トの別のポンプ上流まで運搬し、チューブラリアクター
を通して圧入した。溶媒混合物 772 kgに溶かした水酸
化ナトリウム溶液(32重量%)1,540 kg/hおよびp-ターシ
ャリーブチルフェノール 193 kg/hを、この流れに加え
た。7分の滞留時間の後、溶媒混合物(ジクロロメタン50
部およびモノクロロベンゼン50部)中5.1%溶液の形態
の、N-エチルピペリジン 28 kg/hを加え、そしてエマ
ルジョンを、別のポンプでチューブラリアクターを通し
て圧入した。
【0053】さらに7分の滞留時間の後で、エマルジョ
ンを分離容器で分離し、そしてポリカーボネート溶液を
電解質を含まない既知の方法で(例えば遠心式によって)
洗浄した。
【0054】ポリカーボネート溶液を蒸発ユニットで濃
縮し、蒸発押出機に残留溶媒が残らないようにした。
【0055】下記は分離容器中の水相で測定した: BPA/PHE = 15ppm 有機相中の水分含有量は0.19%であった。
【0056】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=1.35 rel eta=1.196 フェノール性OH=80ppm
【0057】実施例4 15重量% BPAおよび水酸化ナトリウム溶液 2.1モル
(BPA1モルに対して)を含むアルカリ性ビスフェノー
ルA溶液 35,000 kg/hを、循環リアクター中に、ポンプ
のT-セクション上流を介して導入し、50重量%ジクロ
ロメタンと50重量%モノクロロベンゼンからなる溶媒 2
9,750 kg/hに溶かしたホスゲン 2,730 kg/hを、T-セク
ションを介して一緒に導入した。
【0058】アルカリ性を維持するために、32%水酸化
ナトリウム溶液 520 kg/hを加え、そして反応混合物を
熱交換器を介して運搬し、ポンプで非撹拌滞留タンクに
戻し、上記材料の流れを加えた。
【0059】660,000 kg/h(600 m3/h)の循環量が、測量
により決定された。温度は38℃であった。
【0060】入れられた原材料に相当するエマルジョン
の1部を、貯蔵容器からBPAとホスゲンの添加ポイン
トの別のポンプ上流まで運搬し、チューブラリアクター
を通して圧入した。溶媒混合物 772 kgに溶かした水酸
化ナトリウム溶液(32重量%)1,540 kg/hおよびp-ターシ
ャリーブチルフェノール 193 kg/hを、この流れに加え
た。7分の滞留時間の後、溶媒混合物(ジクロロメタン50
部およびモノクロロベンゼン50部)中5.1%溶液の形態
の、N-エチルピペリジン 28 kg/hを加え、そしてエマ
ルジョンを、別のポンプでチューブラリアクターを通し
て圧入した。
【0061】さらに7分の滞留時間の後で、エマルジョ
ンを分離容器で分離し、そしてポリカーボネート溶液を
電解質を含まない既知の方法で(例えば遠心式によって)
洗浄した。
【0062】ポリカーボネート溶液を蒸発ユニットで濃
縮し、蒸発押出機に残留溶媒が残らないようにした。
【0063】下記は分離容器中の水相で測定した: BPA/PHE = 10ppm 有機相中の水分含有量は0.26%であった
【0064】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=1.40 rel eta=1.194 フェノール性OH=85ppm
【0065】比較例1 BPA、ホスゲンおよびNaOHの割合はドイツ特許出
願第4 227 372号に対応させた(循環速度に関しての記載
はない)。
【0066】実施例1の記載中、32%NaOH 360 kg/
hの代わりに32%NaOH 435 kg/hを循環リアクター中
に加え、そして、32%NaOHを、1,050 kg/hの代わり
に975 kg/hで、チューブラリアクターに入れる前に移動
させたエマルジョンの1部に、循環リアクターの下流で
加えた。ホスゲンを 1,848 kg/hの代わりに、1,900 kg/
hを加えた。
【0067】加えて、循環量は、286,000 kg/h(260m3/
h)の代わりに110,000 kg/h(100 m3/h)であった。
【0068】従って、エマルジョンの流量(流速)と原材
料の添加量との割合について、またBPAとホスゲンの
割合についてのいずれも、特許請求の範囲のプロセスに
対応していない。
【0069】下記は分離容器中の水相で測定した: BPA/PHE = 210ppm 有機相中の水分含有量は1.2%であった
【0070】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=1.9 rel eta=1.190 フェノール性OH=170ppm
【0071】比較例2 実施例1の記載中、32%NaOH 360 kg/hの代わりに3
2%NaOH 910 kg/hを循環リアクター中に加え、そし
て、32%NaOHを、1,050 kg/hの代わりに500 kg/h
で、チューブラリアクターに入れる前に移動させたエマ
ルジョンの1部に、循環リアクターの下流で加えた。従
って、加えたNaOHの分配は請求項のプロセスに対応
していない。
【0072】下記は分離容器中の水相で測定した: BPA/PHE = 150ppm 有機相中の水分含有量は1.5%であった
【0073】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=1.8 rel eta=1.193 フェノール性OH=160ppm
【0074】比較例3 実施例1の記載中、循環量は、286,000 kg/h(260 m3/h)
の代わりにここでは825,000 kg/h(750 m3/h)であり、水
酸化ナトリウム溶液は比較例1と同程度に分配した。従
って、エマルジョンの流量(流速)と原材料の添加量との
割合について、請求項のプロセスに対応していない。
【0075】下記は分離容器中の水相で測定した: BPA/PHE = 120ppm 有機相中の水分含有量は1.8%であった
【0076】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=1.8 rel eta=1.191 フェノール性OH=140ppm
【0077】比較例4 実施例1の記載中、1,720 kg/hホスゲンのみを加えた。
従って、BPAとホスゲンの割合は特許請求の範囲のプ
ロセスに対応していない。
【0078】下記は分離容器中の水相で測定した: BPA/PHE = 750ppm 有機相中の水分含有量は2.5%であった
【0079】ポリカーボネート顆粒について、下記の分
析データを測定した: YI=2.1 rel eta=1.189 フェノール性OH=340ppm
【0080】
【発明の効果】これらの実験結果から、特許請求の範囲
のプロセスの条件の特別な組合せでのみ、非処理排水中
で、フェノール性化合物が低含有量であるという驚くべ
き結果となることがわかる。従って特許請求の範囲のプ
ロセスは明らかに新規なものであり、そして創作性があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 "循環リアクター"の構成の概略
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン・コルツ ドイツ連邦共和国47829クレーフェルト、 アム・オーバーフェルト39番 (72)発明者 ユルゲン・ホイザー ドイツ連邦共和国47803クレーフェルト、 ミンクヴェーク29アー番 Fターム(参考) 4J029 AA09 AB04 AC01 AC02 AE01 AE02 AE03 AE04 AE05 AE06 BB09A BB12A BB13A BD09A BD09C BH02 DB07 FA07 FC33 HA01 HC01 JA111 JC031 JC231 JF031 JF141 KB02 KB04 KB06 KB12 KB25 KD01 KD17 KE07 KE10 KJ01 LA05 LA12 LB01 LB04 LB07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 滞留タンク、要すればミキサー、ポ
    ンプ、および熱交換器をこの順に追加的に有する循環リ
    アクターに、滞留タンクから下流および該ポンプから上
    流の少なくとも1のポイントを通じて、 (i) ポリカーボネートおよびホスゲン用の溶媒を含む
    有機相、および、 (ii) 苛性アルカリ水溶液、ジヒドロキシ化合物および
    所望によりモノフェノールを含む水相、を循環リアクタ
    ーの循環ループ中に導入してエマルジョンを形成する工
    程であって、 該リアクター中の温度が60℃以下であって、そして該循
    環リアクター中でのエマルジョンの滞留時間が少なくと
    も2分である工程;および、(b) エマルジョンの1部を
    滞留タンクから取り除き、そして該1部を、少なくとも
    1個の混合ゾーンおよび少なくとも1個の滞留ゾーンを
    備えた少なくとも1個のチューブラリアクターに圧入
    し、該1部をチューブラリアクター中で2〜40分の総滞
    留時間に供する工程;を包含する、ポリカーボネートを
    製造するための連続方法であって、下記条件を満たす方
    法: (aa) 水相および有機相の総量が(i)で導入される速度
    と、エマルジョンの流速との割合が1:3〜1:12であるこ
    と、そして (bb) (b)中の1部の取除きの速度が、該導入速度に対
    応すること、そして (cc) 反応に導入されるホスゲンのモル量と、ホスゲン
    とジヒドロキシ化合物および要すればモノフェノールと
    の反応に必要とされる理論量との割合が1.12/1〜1.22/1
    であること、そして (dd) dd)およびee)のプロセスで使用される苛性アルカ
    リ液の総重量を基準として15〜40重量%の苛性アルカリ
    液を、循環ループ中に導入すること、そして (ee) dd)およびee)のプロセスで使用される苛性アルカ
    リ液の総重量を基準として85〜60重量%の苛性アルカリ
    液を、該エマルジョンの1部に導入すること、そして (ff) 要すればモノフェノール連鎖停止剤を該1部に加
    えること、そして (gg) チューブラリアクター中での該1部の1〜20分の
    滞留時間後に、触媒を該1部に加えること。
  2. 【請求項2】 前記循環リアクター中の温度が55℃〜25
    ℃である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記循環リアクター中のエマルジョンの
    滞留時間が2〜15分である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記1部がチューブラリアクター中で2
    〜30分の総滞留時間に供される、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記水相と有機相の総量が(i)で導入さ
    れる速度と、エマルジョンの流速との割合が1:3〜1:10
    である、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記反応に導入されるホスゲンのモル量
    と、ホスゲンとジヒドロキシ化合物および要すればモノ
    フェノールとの反応に必要とされる理論量との割合が1.
    14/1〜1.20/1である、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記循環ループ中に導入される苛性アル
    カリ液の量が、プロセスで使用される苛性アルカリ液の
    総重量を基準として20〜35%である、請求項1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記1部中に導入される苛性アルカリ液
    の量が、プロセスで使用される苛性アルカリ液の総重量
    を基準として80〜65%である、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 モノフェノール連鎖停止剤を前記1部に
    加える、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 チューブラリアクター中での前記1部
    の1〜15分の滞留時間後に、触媒を前記1部に加える、
    請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 処理していない排水のフェノール性成
    分の含有量が、100ppm以下である、請求項1記載の方
    法。
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JP2003048977A (ja) ポリマー合成溶液の処理およびその処理ポリマー

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