JP2002338435A - 固形粉末状眉用化粧料 - Google Patents

固形粉末状眉用化粧料

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JP2002338435A
JP2002338435A JP2001148686A JP2001148686A JP2002338435A JP 2002338435 A JP2002338435 A JP 2002338435A JP 2001148686 A JP2001148686 A JP 2001148686A JP 2001148686 A JP2001148686 A JP 2001148686A JP 2002338435 A JP2002338435 A JP 2002338435A
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eyebrows
eyebrow
solid powdery
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solid
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JP2001148686A
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Masatoshi Imai
正敏 今井
Masami Iida
正美 飯田
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】眉を違和感無く立体的に見せる効果に優れ、使
用時に筆等の小道具により均一にほぐれ、化粧持続性が
良好な固形粉末状眉用化粧料を提供する。 【解決手段】成分(a)繊維、成分(b)パーフルオロ
アルキル基を有する撥油性油剤を含有することを特徴と
する固形粉末状眉用化粧料。また、成分(a)が長さ
1.5mm未満で、且つ、繊度5デニール未満の短繊維
であることを特徴とする前記固形粉末状眉用化粧料、成
分(a)が長さ1.5mm以上で、且つ、繊度5デニー
ル以上の長繊維であることを特徴とする前記固形粉末状
眉用化粧料。更に、成分(a)が前記短繊維及び前記長
繊維を含有することを特徴とする前記何れかの固形粉末
状眉用化粧料、成分(a)が前記短繊維と前記長繊維を
質量比で1:9〜9:1の範囲で含有することを特徴と
する前記何れかの固形粉末状眉用化粧料。そして、成分
(a)の表面がフッ素化合物により処理されていること
を特徴とする前記何れかの固形粉末状眉用化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維とパーフルオ
ロアルキル基を有する撥油性油剤とを含有する固形粉末
状眉用化粧料に関し、更に詳しくは、前記繊維が、長さ
1.5mm未満、且つ、繊度5デニール未満の短繊維、
長さ1.5mm以上で、且つ、繊度5デニール以上であ
る長繊維を含有する固形粉末状眉用化粧料に関し、眉を
違和感無く立体的に見せる効果に優れ、使用時に筆等の
小道具により均一にほぐれ、化粧持続性が良好な固形粉
末状眉用化粧料を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】眉用化粧料は、眉の形を整えてより美し
く見せるために用いられるものであり、求められる機能
としては、眉毛のボリューム感アップやロングラッシュ
(眉毛を長く見せる)感等が挙げられる。従来の固形粉
末状眉用化粧料は、単に着色顔料やパール剤を配合した
ものであり、眉を立体的に見せる効果は低く、顔を正面
から見たときと横から見たときに違和感を感じるもので
あった。このため、眉を立体的に見せるためや、ボリュ
ーム感アップやロングラッシュ感等の機能を付加させる
ために、繊維の配合が検討されていた。しかし、単に繊
維を配合するだけでは、化粧料中で繊維が絡み合ってし
まい、筆等の小道具でほぐれが悪くなる場合があった。
このため、ほぐれを良くするために、崩壊剤としてシリ
カ等の球状粉体を配合することが試みられてきた。更
に、化粧料中での繊維の分散性を高めるために、セスキ
オレイン酸ソルビタン等の界面活性剤を添加することも
試みられてきた。そして更に、繊維同士の絡み合い防止
するために、繊維の表面をフッ素化合物で処理して配合
する技術も検討されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、繊維を
配合した固形粉末状眉用化粧料に、崩壊剤として球状粉
体を配合しても、満足できる程度に均一なほぐれは得ら
れず、且つ、肌等への密着性が低下するため、化粧持続
性が悪くなる場合があった。また、繊維を配合した固形
粉末状眉用化粧料に、界面活性剤を配合しても、前記同
様に満足できる程度に均一なほぐれは得られず、界面活
性剤が経時的に肌から分泌される汗や皮脂と化粧料を馴
染ませてしまうため、化粧持続性が悪くなる場合があっ
た。更に、固形粉末状眉用化粧料に、繊維の表面をフッ
素化合物で処理して配合する技術では、ある程度はほぐ
れが良くなるが、満足できる水準にはなかった。このた
め、眉を違和感無く立体的に見せる効果に優れ、使用時
に筆等の小道具により均一にほぐれ、化粧持続性が良好
な固形粉末状眉用化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、繊維とパーフルオロ
アルキル基を有する撥油性油剤とを含有する固形粉末状
眉用化粧料が、上記課題を解決することを見出し、本発
明を完成させた。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)及び
(b); (a)繊維 (b)パーフルオロアルキル基を有する撥油性油剤 を含有することを特徴とする固形粉末状眉用化粧料を提
供するものである。また、成分(a)が長さ1.5mm
未満で、且つ、繊度5デニール未満の短繊維であること
を特徴とする前記固形粉末状眉用化粧料、成分(a)が
長さ1.5mm以上で、且つ、繊度5デニール以上の長
繊維であることを特徴とする前記固形粉末状眉用化粧料
を提供するものである。更に、成分(a)が前記短繊維
及び前記長繊維を含有することを特徴とする前記何れか
の固形粉末状眉用化粧料、成分(a)が前記短繊維と前
記長繊維を質量比で1:9〜9:1の範囲で含有するこ
とを特徴とする前記何れかの固形粉末状眉用化粧料を提
供するものである。そして、成分(a)の表面がフッ素
化合物により処理されていることを特徴とする前記何れ
かの固形粉末状眉用化粧料を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(a)は、眉にボリューム感も
しくはロングラッシュ感を与えることで立体感を付与す
るものであり、通常化粧品一般に使用される繊維であ
り、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、ポリ
オレフィン系、ポリ塩化ビニル系等の合成繊維等、レー
ヨン、アセテート等の化学繊維等が挙げられ、これらを
一種又は二種以上用いることができる。
【0007】本発明に用いられる成分(a)として、長
さ1.5mm未満で、且つ、繊度5デニール未満の短繊
維を選択すると、眉毛をボリュームアップすることによ
り、眉に立体感を付与する効果がより優れる。また、成
分(a)として、長さ1.5mm以上で、且つ、繊度5
デニール以上の長繊維を選択すると、眉毛のロングラッ
シュ感を高めることにより、眉に立体感を付与する効果
がより優れる。更に、成分(a)として、前記短繊維及
び前記長繊維を併用することにより、眉毛のボリューム
感アップ及びロングラッシュ感を高めることにより、立
体感を付与する効果が特に優れた固形粉末状眉用化粧料
を得ることができる。
【0008】本発明の固形粉末状眉用化粧料に成分
(a)として、前記短繊維及び前記長繊維を併用する場
合の、含有質量比は1:9〜9:1が好ましく、2:8
〜8:2がより好ましい。短繊維と長繊維をこの範囲で
含有させると、自毛の毛並みに対して不自然な違和感を
感じること無く、眉に立体感を付与する効果が特に優れ
た固形粉末状眉用化粧料を得ることができる。
【0009】本発明に用いられる成分(a)の繊維は、
その表面をフッ素化合物で処理すると繊維同士が絡みに
くく、筆等の小道具により均一にほぐれやすくなり、し
かも、化粧持続性をより向上することができる。このよ
うなフッ素化合物としては、パーフルオロアルキル基含
有エステル、パーフルオロアルキルシラン等が挙げられ
る。
【0010】前記パーフルオロアルキル基含有エステル
としては、下記一般式(1)
【化1】
【0011】(但し、式中Rfは炭素数3〜21のパー
フルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基
を示し、直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のも
のであっても、混合鎖長のものであってもよい。mは1
〜12の整数を示し、yは1〜3の数を示す。Mは同一
又は異なっても良く、水素、アルカリ金属、アンモニウ
ム又は置換アンモニウム等を示す。)で表されるパーフ
ルオロアルキル基含有エステル等が挙げられ、例えば、
パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミ
ン塩、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸等が挙げられ
る。市販品としては、アサヒガードAG−530(旭硝
子社製)等が挙げられる。
【0012】前記パーフルオロアルキルシランとして
は、下記一般式(2)
【化2】
【0013】(但し、式中、aは1〜12の整数を示
し、bは1〜5の整数を示し、Xは同一又は異なっても
良く、アルコキシ基、ハロゲン原子又はアルキル基を示
し、p=1又は2を示す。ただし、すべてのXがアルキ
ル基の場合を除く)で表わされるパーフルオロアルキル
シラン等が挙げられる。市販品としては、LS−16
0、LS−360、LS−912、LS−1080、L
S−1090、LS−1465(何れも、信越化学工業
社製)、XC95−418、XC95−466、XC9
5−467、XC95−468、XC95−469、X
C95−470、XC95−471、XC95−472
(何れも、東芝シリコーン社製)等が挙げられる。
【0014】尚、本発明の成分(a)の繊維の表面を処
理するフッ素化合物としては、繊維の絡み合いをより防
止する観点より、パーフルオロアルキルリン酸エステル
ジエタノールアミン塩が特に好ましい。
【0015】本発明における成分(a)の表面をフッ素
化合物で処理する方法は、特に限定されず、通常の公知
の粉体表面処理方法を適用することができる。例えば、
フッ素化合物を溶剤(有機媒体又は極性溶媒)に溶解又
は分散し、成分(a)と混合し、その後溶剤を除去、乾
燥することによって容易に処理繊維を得ることができ
る。尚、上記処理後、成分(a)にフッ素化合物をより
強く吸着させるために、高温で焼き付けても良い。ま
た、成分(a)の表面処理にあっては成分(a)を同時
に二種以上混合して処理することもできる。更に、本発
明の効果を損なわない範囲で、その他のシリコーン、レ
シチン、水素添加レシチン、コラーゲン、高級脂肪酸、
高級アルコール、エステル、ワックス等の公知のコーテ
ィング剤で同時に又は重ねて処理してもよい。本発明に
おける成分(a)の表面をフッ素化合物で処理する際
の、フッ素化合物による処理量は、その種類によって異
なるが、成分(a)に対して0.01〜10質量%が好
ましい。
【0016】本発明の固形粉末状眉用化粧料における成
分(a)の含有量は、0.1〜10質量%(以下、単に
「%」と略す)が好ましく、0.5〜8%がより好まし
い。成分(a)をこの範囲で含有すると、眉に立体感を
付与する効果がより優れた固形粉末状眉用化粧料を得る
ことができる。
【0017】本発明に用いられる成分(b)は、固形粉
末のほぐれを良くし、化粧持続性を高めるものであり、
パーフルオロアルキル基を有し、以下に示す撥油性試験
により撥油性であると認められた油剤である。
【0018】(撥油性試験)200ml用ビーカーにス
クワラン50gを入れ、これに試験する油剤50g加
え、ホモミキサーにて5分間攪拌後、24時間20℃の
条件下にて静置後、スクワラン及び試験油剤からなる混
合物の外観を観察し、スクワランと試料油剤とが二層に
分離する油剤を撥油性とする。
【0019】本発明に用いられる成分(b)のパーフル
オロアルキル基を有する撥油性油剤は、具体的には、フ
ッ素系油剤及びフッ素変性シリコーン等が挙げられる。
【0020】本発明の成分(b)に用いられるフッ素系
油剤は、パーフルオロアルカン、パーフルオロポリエー
テル等のパーフルオロ有機化合物が挙げられる。前記パ
ーフルオロポリエーテルとしては、下記一般式(3)
【0021】
【化3】
【0022】(式中、R、R、R、RおよびR
は同一又は異なっても良く、それぞれフッ素原子、パ
ーフルオロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキル
基を示し、p、q、及びrは分子量500〜100,0
00を与える0以上の整数を示す。ただし、p=q=r
=0となることはない)で表されるパーフルオロポリエ
ーテル等が挙げられる。市販品としては、FOMBLI
N HC−04,同HC−25、同HC−R(何れも、
Ausimont社製)、デムナムS−20、同S−6
5、同S−100、同S−200(何れも、ダイキン工
業社製)等が挙げられる。
【0023】本発明の成分(b)に用いられるフッ素変
性シリコーンは、直鎖状シリコーンにフッ素を導入した
ものや、環状シリコーンにフッ素を導入したもの等が挙
げられる。直鎖状のフッ素変性シリコーンとしては、例
えば、下記一般式(4)で表わされる化合物が挙げられ
る。
【0024】
【化4】
【0025】また、より具体的には、下記一般式(5)
で表わされる化合物が挙げられる。
【化5】
【0026】環状のフッ素変性シリコーンとしては、例
えば、下記一般式(6)で表わされる化合物が挙げられ
る。
【化6】
【0027】また、より具体的には、下記一般式(7)
〜(13)で表わされる化合物が挙げられる。
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】
【化13】
【0035】本発明に用いられる成分(b)は、固形粉
末のほぐれやすさ、化粧持続性の観点より、一般式
(3)で表されるパーフルオロポリエーテル、一般式
(6)で表されるフッ素変性シリコーンが特に好まし
い。
【0036】本発明の固形粉末状眉用化粧料における成
分(b)の含有量は、0.1〜25%が好ましく、1〜
15%がより好ましい。成分(b)をこの範囲で含有す
ると、均一なほぐれがより良好で、化粧持続性が特に優
れた固形粉末状眉用化粧料を得ることができる。
【0037】本発明の固形粉末状眉用化粧料には、上記
成分に加えて、通常化粧料に用いられる粉体を含有す
る。具体的には、着色剤として、酸化チタン、黒酸化チ
タン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化
鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、
酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、タ
ール系色素等、感触調整剤として、酸化珪素、珪酸アル
ミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウムマグネ
シウム、雲母、合成雲母、合成セリサイト、セリサイ
ト、タルク、炭化珪素、ナイロンパウダー、ポリメチル
メタクリレート、ポリメチルシルセスキオキサンパウダ
ー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、ア
クリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化
ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、結晶セル
ロース、N−アシルリジン、板状硫酸バリウム、雲母チ
タン、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、窒化硼
素、オキシ塩化ビスマス、アルミニウムパウダー等、紫
外線遮断剤として、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜
鉛、微粒子酸化チタン被覆雲母、微粒子酸化亜鉛被覆雲
母、硫酸バリウム被覆雲母チタン等の複合粉体等が挙げ
られ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
尚、これら粉体は、分散性や付着性を改良するために、
シリコーン類、フッ素化合物類、金属石鹸類、油剤類等
の通常公知の処理剤を公知の方法により、表面処理され
たものを用いることもできる。本発明の固形粉末状眉用
化粧料における粉体の含有量は、50〜95%が好まし
い。
【0038】本発明の固形粉末状眉用化粧料には、上記
成分に加えて、通常化粧料に用いられる成分(b)以外
の油剤を含有することができる。具体的には、流動パラ
フィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポ
リブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポ
リマー、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャトロ
プシュワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ
油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油
脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワ
ックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネー
ト、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸
グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリ
イソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリ
ル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン
酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エス
テル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステ
リル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、
ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、
イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチル
アルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコー
ル、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等
の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサ
ン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変
性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメ
チルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、
アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシ
ロキサン等のシリコーン類、ラノリン、酢酸ラノリン、
ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等の
ラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂
肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル等の油性ゲル化
剤類等が挙げられる。これらを一種又は二種以上組み合
わせて用いることができる。本発明の固形粉末状眉用化
粧料における油剤の含有量は、0.1〜40%が好まし
い。
【0039】本発明の固形粉末状眉用化粧料には、上記
成分の他、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応
じて、界面活性剤、ベンゾフェノン系、PABA系、ケ
イ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’
−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫
外線吸収剤、グリセリン、タンパク質、ムコ多糖、コラ
ーゲン、エラスチン等の保湿剤、α−トコフェロール、
アスコルビン酸等の酸化防止剤、ビタミン類、消炎剤、
生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステル、フェ
ノキシエタノール等の防腐剤、トリメチルメトキシケイ
酸、アクリル変性シリコーン等の被膜形成剤、メチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシビ
ニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマ
ー、キサンタンガム、カラギーナン、グアーガム、寒
天、ペクチン等の水溶性高分子、水、香料等を適宜配合
することができる。
【0040】本発明の固形粉末状眉用化粧料に配合可能
な界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界
面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が
挙げられる。具体的には、非イオン界面活性剤として
は、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキ
レングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル
及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付
加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレング
リコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそ
のアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコ
ール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレ
ングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共
変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げ
られ、これらを一種又は二種以上を用いることができ
る。アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン
酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アル
キルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α
−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−
メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸
塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキ
ル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げ
られ、これらを一種又は二種以上を用いることができ
る。カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルア
ミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導
体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウ
ム塩等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いる
ことができる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイ
プやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、
スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に
対して安全とされるものが使用できる。例えば、N−ア
ルキル−N,N−ジメチル−N−カルボキシルメチルア
ンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキ
レンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スル
フォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアル
キル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモ
ニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル
−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レ
シチン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用い
ることができる。本発明の固形粉末状眉用化粧料にこれ
ら界面活性剤を含有する場合の含有量は、0.01〜1
0%が好ましい。
【0041】本発明の固形粉末状眉用化粧料は、成分
(a)と成分(b)及び粉体に油剤を添加し、均一に混
合した後、粉砕し、金皿等の容器に圧縮成形する方法
や、成分(a)と成分(b)、粉体及び油剤の混合物
に、エタノール等の揮発性溶媒を添加し、スラリー状に
したものを容器に充填し、これを乾燥して溶媒を除去す
る方法等により得られるものである。本発明の固形粉末
状眉用化粧料は、アイブロウ等が挙げられる。
【0042】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものでは
ない。
【0043】実施例1〜11及び比較例1〜6:アイブ
ロウ 表1〜3に示すアイブロウを以下に示す製造方法により
調製し、「ほぐれの良さ」、「眉の立体感」、「違和感
の無さ」、「化粧持続性」の各項目について以下に示す
評価方法及び判断基準により評価し、結果を合わせて表
1〜3に示した。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】(製造方法) A:成分1〜11を混合分散する。 B:成分12〜17を混合する。 C:Aをヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、Bを添
加し、均一分散する。 D:Cを粉砕し、金皿にプレス成型してアイブロウを得
た。
【0048】(評価方法)化粧品専門パネル20名に上
記実施例及び比較例のアイブロウを使用してもらい、
「ほぐれの良さ」、「眉の立体感」、「違和感の無
さ」、「化粧持続性」の各項目について、各自が以下の
基準に従って5段階評価し、更に、全パネルの評点の平
均点を以下の判定基準に従って判定した。尚、化粧持続
性については、化粧料塗布後、5時間後の状態を評価し
た。
【0049】表1〜3結果から明らかなように、本発明
に係わる実施例1〜11のアイブロウは、「ほぐれの良
さ」、「眉の立体感」、「違和感の無さ」、「化粧持続
性」の全ての項目に優れた固形粉末状眉用化粧料であっ
た。一方、成分(a)を含有しない比較例1は、「眉の
立体感」、「違和感の無さ」の項目が満足できなかっ
た。成分(b)を含有しない比較例2は、特に「ほぐれ
の良さ」、「化粧持続性」の項目が満足できなかった。
崩壊剤として球状シリカを含有させた比較例3、繊維の
絡まりを防ぐために界面活性剤を含有させた比較例4、
成分(b)の代わりに撥油性を有するシリコーン油を含
有させた比較例5、成分(a)の表面をフッ素化合物で
処理し、成分(b)を含有しない比較例6は、何れも、
「ほぐれの良さ」、「化粧持続性」等において、満足で
きる品質の固形粉末状眉用化粧料は、得られなかった。
【0050】 実施例12:アイブロウ (成分) (質量%) 1.シリコーン処理タルク(注10) 30 2.シリコーン処理マイカ(注10) 残量 3.黒酸化鉄 2 4.黄酸化鉄 1 5.ベンガラ 1 6.酸化チタン 2 7.球状無水珪酸(平均粒径8μm) 1 8.パラオキシ安息香酸メチル 適量 9.フッ素化合物処理ナイロン繊維(注5) 3 10.フッ素化合物処理ナイロン繊維(注6) 3 11.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1 12.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1 13.ジイソステアリン酸ポリグリセリル 1 14.トリイソステアリン酸ポリグリセリル 2 15.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 16.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 0.5 17.メチルポリシロキサン(注9) 1 18.1,3−ブチレングリコール 0.5 19.パーフルオロポリエーテル(注11) 8 注10:メチルハイドロジェンポリシロキサン5%処理 注11:FOMBLIN HC/25(Ausimont社製)
【0051】(製造方法) A:成分1〜10を混合分散する。 B:成分11〜19を混合する。 C:Aをヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、Bを添
加し、均一分散する。 D:Cを粉砕し、金皿にプレス成型してアイブロウを得
た。 本発明に係わる実施例12のアイブロウは、「ほぐれの
良さ」、「眉の立体感」、「違和感の無さ」、「化粧持
続性」の全ての項目に優れた固形粉末状眉用化粧料であ
った。
【0052】 実施例13:アイブロウ (成分) (質量%) 1.タルク 60 2.マイカ 残量 3.黒酸化鉄 1 4.黄酸化鉄 1 5.ベンガラ 1 6.酸化チタン 5 7.パラオキシ安息香酸メチル 適量 8.レーヨン繊維(注12) 5 9.2−エチルヘキサン酸セチル 1 10.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1 11.ポリブテン(注13) 1 12.ポリエチレングリコール(分子量:400) 1 13.パーフルオロポリエーテル(注14) 1 注12:長さ2mm、繊度6デニール 注13:ポリブテン35R(出光石油化学社製) 注14:FOMBLIN HC/R(Ausimont社製)
【0053】(製造方法) A:成分1〜8を混合分散する。 B:成分9〜13を混合する。 C:Aをヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、Bを添
加し、均一分散する。 D:Cを粉砕し、金皿にプレス成型してアイブロウを得
た。 本発明に係わる実施例13のアイブロウは、「ほぐれの
良さ」、「眉の立体感」、「違和感の無さ」、「化粧持
続性」の全ての項目に優れた固形粉末状眉用化粧料であ
った。
【0054】 実施例14:アイブロウ (成分) (質量%) 1.タルク 30 2.マイカ 残量 3.黒酸化鉄 1 4.黄酸化鉄 1 5.ベンガラ 1 6.酸化チタン 1 7.パラオキシ安息香酸メチル 適量 8.ポリエステル繊維(注15) 5 9.2−エチルヘキサン酸セチル 10 10.セスキオレイン酸ソルビタン 1 11.メチルポリシロキサン(注9) 9 12.パーフルオロポリエーテル(注7) 15 注15:長さ2.5mm、繊度10デニール
【0055】(製造方法) A:成分1〜8を混合分散する。 B:成分9〜12を混合する。 C:Aをヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、Bを添
加し、均一分散する。 D:Cを粉砕し、金皿にプレス成型してアイブロウを得
た。 本発明に係わる実施例14のアイブロウは、「ほぐれの
良さ」、「眉の立体感」、「違和感の無さ」、「化粧持
続性」の全ての項目に優れた固形粉末状眉用化粧料であ
った。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の固形粉末
状眉用化粧料は、眉を違和感無く立体的に見せる効果に
優れ、使用時に筆等の小道具により均一にほぐれ、化粧
持続性が良好な固形粉末状眉用化粧料であった。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB172 AB232 AB242 AB432 AC022 AC122 AC352 AC372 AC422 AC442 AC482 AC811 AC812 AD072 AD112 AD152 AD162 BB21 BB25 CC14 DD17 EE03 EE06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)及び(b); (a)繊維 (b)パーフルオロアルキル基を有する撥油性油剤 を含有することを特徴とする固形粉末状眉用化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(a)が長さ1.5mm未満で、且
    つ、繊度5デニール未満の短繊維であることを特徴とす
    る請求項1記載の固形粉末状眉用化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(a)が長さ1.5mm以上で、且
    つ、繊度5デニール以上の長繊維であることを特徴とす
    る請求項1記載の固形粉末状眉用化粧料。
  4. 【請求項4】 成分(a)が前記短繊維及び前記長繊維
    を含有することを特徴とする請求項1記載の固形粉末状
    眉用化粧料。
  5. 【請求項5】 成分(a)が前記短繊維と前記長繊維を
    質量比で1:9〜9:1の範囲で含有することを特徴と
    する請求項4記載の固形粉末状眉用化粧料。
  6. 【請求項6】 成分(a)の表面がフッ素化合物により
    処理されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか
    の項記載の固形粉末状眉用化粧料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005179363A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 L'oreal Sa 繊維を含む固体の化粧品組成物
JP2012211102A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kose Corp 水溶きアイメイクアップ化粧料
JP2014009178A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Pola Chem Ind Inc 化粧料
CN114504515A (zh) * 2022-02-25 2022-05-17 苏州安特化妆品股份有限公司 一种水性粉末状眉粉及其制备方法

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