JP2002338120A - シート抜取装置および印刷機 - Google Patents

シート抜取装置および印刷機

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JP2002338120A
JP2002338120A JP2001148319A JP2001148319A JP2002338120A JP 2002338120 A JP2002338120 A JP 2002338120A JP 2001148319 A JP2001148319 A JP 2001148319A JP 2001148319 A JP2001148319 A JP 2001148319A JP 2002338120 A JP2002338120 A JP 2002338120A
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JP2001148319A
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Hitoshi Hirose
廣瀬  均
Yasuhiko Hirata
靖彦 平田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全に、なおかつ、印刷面をいためずに、所
望の枚数の検査用シートを取り出すことのできるような
シート抜取装置を提供する。 【解決手段】 シート蓄積装置10の排紙テーブル11
上に順次積層されるシート7のうちの一部のシート7’
を選別する選別部31と、選別部31によって選別され
たシート7’を把持可能な保持部32と、この保持部3
2を、選別されたシート7’を把持可能な位置と、シー
ト蓄積装置10から離間した位置との間を移動させる移
動部33とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積された紙葉類
の一部を例えば検査等の目的で抜き取るための装置、お
よびこのような装置が適用された印刷機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の抜き取り装置と印刷機の一例
を、図7から図9に示す。図7に示すものは、紙葉類に
対して印刷を行うための印刷機1の基本構成を示す図で
あり、図中、符号2は、印刷機1の給紙部、3は、印刷
部、4は、印刷部3に付属する排紙部を示す。この印刷
機1においては、給紙部2の給紙テーブル5に多数のシ
ート7(紙葉類)が積層状態に保管されており、これら
のシート7が、最上段側から1枚ずつ順次次工程の印刷
部3に対して供給される。印刷部3は、多数の印刷装置
8をシート7の進行方向に沿って並設したものであり、
給紙部2から連続的に供給されてくるシート7上へ所定
の印刷を施すユニットである。
【0003】また、排紙部4は、シート搬送装置9とシ
ート蓄積装置10から構成されており、印刷部3におい
て印刷を完了したシート7をシート蓄積装置10の排紙
テーブル11上へ順次積層させて蓄積するとともに、排
紙テーブル11上のシート7があらかじめ設定した所定
枚数に達すると、外部へ搬出するようになっている。
【0004】図8に排紙部4の構成を拡大して示す。図
中に示すように、シート搬送装置9には、シート7を把
持するチェングリッパ13を具備させたエンドレスチェ
ン14が設けられており、印刷部3において印刷が終了
したシート7は、排紙軸15の部分で、チェングリッパ
13へ受け渡され、把持された状態で排紙テーブル11
上まで移送される。さらに、シート搬送装置9には、紙
放しカム16が設けられており、この紙放しカム16と
チェングリッパ13とが当接することによってチェング
リッパ13が把持したシート7を排紙テーブル11上で
開放するようになっている。
【0005】また、シート蓄積装置10には、図8に示
すように紙当て18が設けられている。この紙当て18
は、チェングリッパ13に把持されて移送されたシート
7が、紙放しカム16の位置でチェングリッパ13から
開放された際に、落下したシート7を当接させてその前
端を規制するためのものである。これにより、シート7
は、排紙テーブル11上において互いに揃えられた状態
で積層するようになっている。
【0006】また、シート蓄積装置10においては、排
紙テーブル11の上面部の高さが、連続投入されるシー
ト7によって逐次変化するために、排紙テーブル11上
面部の高さを、所定高さに維持すべく、排紙テーブル1
1が連続的、あるいは、段階的に下降する制御が行われ
ている。そして、このシート蓄積装置10においては、
排紙テーブル11上に所定枚数のシート7が積重される
と、シート7の積層領域に仕切り板(図示略)を挿入
し、後続するシート7をこの仕切り板上に積重させるよ
うになっている。この場合、排紙テーブル11を最も低
い位置にまで急降下させ、フォークリフト等によって、
最下段のパレットと共に積層させたシート7を外部へ搬
出するようにする。そして、排紙テーブル11上に新し
いパレットを載せて初期位置へ上昇設定させた後、仕切
り板によって仮支持させておいたシート7を排紙テーブ
ル11上に受け渡し、シート蓄積装置10の稼働を再開
する。以後、同操作を繰り返すことによって印刷および
印刷後のシート7の搬出を連続的に行わせることができ
るようになっている。
【0007】一方、図9に示すように、シート蓄積装置
10には、抜き取り装置20が設けられている。この抜
き取り装置20は、印刷機1の通常稼働中において 印
刷の品質を維持管理すべく、定期的に、或いは 適宜に
シート7を抜き取って印刷状態の検査を行い、良紙、不
良紙の判定、例えば、汚れ、印刷濃度の変動、見当ずれ
等、種々印刷品質の項目について確認(検査)し、それ
ぞれの印刷状態に対応した種々の調整(設定変更)を行
うためのものである。
【0008】図9(a)に示すように、抜き取り装置2
0は、紙当て18および紙受け板21から構成されてい
る。ここで、紙当て18は、支点22を中心として回動
可能に形成されている。また、紙受け板21は、リンク
機構23を介して紙当て18と連結されており、紙当て
18の回転に対応して、排紙テーブル11の上方の位置
へ進出・後退することが可能となっている。
【0009】抜き取り装置20の機能を以下に説明す
る。まず、図9(a)の状態から、図9(b)に示すよ
うに、チェングリッパ13を介して搬送されるシート7
の走行タイミングに対応して、オペレータが、紙当て1
8を後方に回転させて、シート7前端を停止させる機能
を解放する。これによって、上記シート7先端を積層状
態にあるシート7端面から僅かに突出させてシート7を
停止させる。続いて、この突出させて分離した1枚、或
いは所定枚数のシート7を抜き取る。この場合、後続し
て送り込まれるシート7は、すでに積層状態にあるシー
ト7の上方に挿入させた紙受け板21によって仮受けさ
れることになる。また、検査用シートを抜き取った後、
仮受けされたシート7は、図9(a)に示すように、紙
当て18がもとの位置に復元するのと同時に、後退する
紙受け板21から落下して、シート7の最上段に移載さ
れ積層される。
【0010】このような操作により検査用に抜き取られ
たシート7は、目視、或いは 色調計測台等印刷品質検
査装置において検査される。そして、検査結果に基づい
て制御装置を介し適宜に補正が行われるようになってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】こうした検査用シート
の抜取操作は、これまで総てオペレータが手動で行って
いたために以下のような問題点があった。 手動抜き取り、つまり、オペレータが稼動(回転)
中の排紙部4に手を差し込んで、検査用のシート7をつ
かみ抜き取る必要があるため、安全性に問題点があっ
た。 手動抜き取りのため、印刷面に汚れや擦り傷等が発
生するという問題点があった。 決まった枚数の検査用シートを取り出すには、ある
程度の技術(経験)が必要となるという問題点があっ
た。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、安全に、なおかつ、印刷面をいためずに、所
望の枚数の検査用シートを取り出すことのできるような
シート抜取装置およびこれを用いた印刷機を提供するこ
とを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明のシート抜取装置は、所定位置に順次積層される紙葉
類のうちの一部を選別する選別手段と、選別手段によっ
て選別された紙葉類を把持可能な把持手段と、把持手段
を、選別された紙葉類を把持可能な位置と所定位置から
離間した位置との間を移動させる移動手段とを備えてい
ることを特徴としている。このように、選別手段によっ
て選別された紙葉類を、把持手段により把持させたま
ま、移動手段によって所定位置から移動させることがで
きるため、例えば、本装置を印刷機のシート蓄積装置に
適用すれば、シート蓄積装置において選別した紙葉類を
把持手段によって把持させたまま移動手段によりシート
蓄積装置から離間した位置に移動させることができる。
すなわち、手動で紙を抜き取る必要がなく、印刷面に汚
れや擦り傷が発生する懸念を大幅に減少させることがで
きる。なお、この発明の適用対象は、印刷機に限定され
るものではなく、紙葉類が積層されて蓄積される装置、
例えば、コピー機などであってもよく、また、印刷紙前
の紙葉類の検査に本発明の装置を用いるようにしてもよ
い。
【0014】ここで、把持手段としては、開閉可能に形
成された一対の爪部を備えた構成が考えられる。この場
合、爪部が、所定位置から離間した位置から、選別され
た紙葉類を把持可能な位置にまで移動する際に開放状態
となり、また、選別された紙葉類が把持可能な位置から
所定位置から離間した位置にまで移動する際に閉鎖状態
となるように、移動手段の動作に対応させて爪部を動作
させることが望ましい。この爪部の動作は、例えば、制
御部による電気的制御によって行う。
【0015】また、移動手段としては、例えば、把持手
段を移動可能に案内する案内部と、把持手段に対して係
合・分離可能に形成されるとともに案内部に沿った方向
に移動可能な係合移動部とを備えたものが考えられる。
この場合、把持手段を、所定位置から離間した位置か
ら、選別された紙葉類を把持可能な位置にまで移動させ
る際には、係合移動部を把持手段と係合させて案内部に
沿って移動するようにすればよい。一方、把持手段を、
選別された紙葉類が把持可能な位置から、所定位置から
離間した位置に移動させる際には、把持手段を係合移動
部と分離して、案内部に案内させて自由落下させるよう
にすれば、簡易な構造で、把持手段を所定位置から離間
した位置に移動させることができる。
【0016】さらに、移動手段に対して、案内部を所定
位置から離間する方向に漸次低くなるように傾斜させる
傾斜調整部を設け、把持手段を、選別された紙葉類が把
持可能な位置から所定位置から離間した位置にまで移動
させる際に、案内部を傾斜させるようにしてもよい。こ
のとき、係合移動部を、把持手段と分離するように形成
すれば、把持手段の自由落下を良好に実現させることが
できる。
【0017】また、把持手段を、開閉可能に形成された
爪部として形成するとともに、爪部を、所定位置から離
間した位置から選別された紙葉類を把持可能な位置に移
動する際に開放状態とし、選別された紙葉類が把持可能
な位置から前記所定位置から離間した位置に移動する際
に閉鎖状態とするようなカム構造を設けて爪部の開閉を
機械的に行うようにしてもよい。
【0018】また、本発明は、紙葉類を印刷する印刷部
と、印刷部から排紙された印刷後の紙葉類を積層状態で
蓄積するシート蓄積部と、印刷後の紙葉類の一部を抜き
取るためのシート抜取装置を備えた印刷機の発明として
捉えることもできる。ここで、シート抜取装置を、シー
ト蓄積部上に積層される紙葉類の一部を、シート蓄積部
上にすでに積層された紙葉類と分離するための第一の分
離手段と、分離された紙葉類をそれに後続して排紙され
る紙葉類と分離するための第二の分離手段と、分離され
た紙葉類を保持可能な保持手段と、分離された紙葉類を
保持した状態の保持手段を前記シート蓄積部から離間し
た位置に移動させる移動手段とを備えた構成とする。こ
れにより第一および第二の分離手段によって分離された
紙葉類を保持手段により保持させた状態で、移動手段に
よって保持手段をシート蓄積部から離間した位置に移動
させることによって、紙葉類の自動抜き取りを行うこと
ができる。この場合、抜き取った紙葉類の印刷面に汚れ
等が付着するのを防ぐことができる他、シート蓄積部に
作業者が手を入れる必要がないため、作業者の安全を確
保することができる。なお、保持手段の構成としては、
爪部等により紙葉類を把持する構成のほか、吸着やロー
ラによる移動等を採用することもできる。
【0019】また、このとき、第一および第二の分離手
段として、分離すべき紙葉類の端部を他の紙葉類と分離
するものを採用するようにすれば、簡易な構造で紙葉類
の分離を行うようにすることができる。
【0020】さらに、本発明は、印刷部から排紙される
紙葉類を積層するための積層領域に対して、互いに独立
して進出・後退可能に形成された第一および第二のブレ
ードを備えた印刷機の発明として捉えることもできる。
この場合、これら第一および第二のブレードを、紙葉類
の積層方向に互いに離間して配置するようにすること
で、積層領域に供給される紙葉類を、第一および第二の
ブレードによってその積層方向に分離することができ
る。
【0021】また、この場合、第一のブレードを、第二
のブレードよりも下方に形成するとともに、これら第一
および第二のブレードを印刷部から出力された制御信号
に基づいて制御するようにしてもよい。つまり、第一の
ブレードを積層領域に進出させる第一のタイミングと、
第二のブレードを積層領域に進出させる第二のタイミン
グとを印刷部からの出力に基づき制御部において決定す
ることにより、印刷部の印刷速度に応じて、所望の部数
の紙葉類を抜き取ることができる。ここで、第二のタイ
ミングは、第一のタイミング以降のタイミングとして決
定される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 [第一の実施の形態]図1は、本発明の第一の実施の形
態であるシート抜取装置30の概略構成図である。この
シート抜取装置30は、図7にその基本構成を示した印
刷機1に適用されるものである。すなわち、印刷機1
は、上述したように、シート7を印刷するための印刷部
3と、印刷部3において印刷を施すべきシート7を蓄積
するための給紙部2と、印刷部3に付属する排紙部4を
備えた構成となっており、排紙部4には、図7に示すよ
うに、印刷部3において印刷を完了したシート7を順次
搬送するシート搬送装置9と、シート搬送装置9から順
次供給されるシート7を積層状態で蓄積するための排紙
テーブル11を備えたシート蓄積装置(シート蓄積部)
10とが備えられている。なお、給紙部2および印刷部
3の構成は、上述の従来の技術と同様であるため、上述
の説明と共通する構成については同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0023】この印刷機1において、シート抜取装置3
0は、印刷の品質を維持管理すべく、定期的に、あるい
は 適宜にシート7を抜き取って印刷状態の検査を行
い、これに基づいて印刷機1の調整を行うために用いら
れる。
【0024】図1中に示すように、シート抜取装置30
は、シート蓄積装置10に対して順次供給される印刷後
のシート7の一部を選別するための選別部(選別手段)
31と、選別されたシート7の一部を保持する保持部
(保持手段、把持手段)32と、この保持部32を、シ
ート7を保持可能な位置から、シート蓄積装置10から
離間した場所にまで移動させる移動部(移動手段)33
とにより概略構成されている。
【0025】これらのうち、選別部31は、シート蓄積
装置10に積層される以前のシート7の一部を、シート
蓄積装置10上にすでに積層されたシート7と分離する
ための第一の分離手段35と、分離したシート7の一部
を、これに後続してシート搬送装置9から供給されるシ
ート7と分離するための第二の分離手段36とを備えた
構成となっている。第一の分離手段35は、第一のエア
シリンダ37と、そのピストンロッド37aに固定され
た第一のブレード38とによって形成されている。ま
た、第二の分離手段36は、第二のエアシリンダ39
と、そのピストンロッド39aに固定された第二のブレ
ード40とによって形成されている。第一および第二の
ブレード38および40は上下に互いに離間させて設け
られている。つまり、第一および第二のブレード38お
よび40は、シート蓄積装置10におけるシート7の積
層方向に互いに離間させて配置されている。
【0026】また、これら第一および第二のブレード3
8および40は、第一および第二のエアシリンダ37お
よび39を駆動することにより、シート蓄積装置10に
おける積層領域42、すなわち、シート7が順次供給さ
れて積層される領域に対して進出・後退可能となってい
る。なお、第一および第二のエアシリンダ37および3
9は、空気圧縮ポンプ43から供給される圧縮空気によ
り駆動するものとされている。第一および第二のエアシ
リンダ37,39に対する空気圧縮ポンプ43からの圧
縮空気の供給路Pにはそれぞれ電磁弁44,45が設け
られている。これら電磁弁44,45は、制御装置(制
御部)46から出力される制御信号に基づき開閉制御さ
れる。制御装置46は、印刷部3(図1では図示略)の
版胴の回転数検知装置、あるいは、排紙通過センサから
の出力信号に基づき、電磁弁44,45への出力信号の
内容を設定するようになっている。
【0027】また保持部32は、保持部本体48に対し
て開閉可能に設けられた爪(爪部)49と爪座(爪部)
50とを備えた構成となっている。爪49は、保持部本
体48に回動自在に設けられるとともに、その開閉動作
が保持部本体48に設けられたエアシリンダ51によっ
て制御されるようになっている。このエアシリンダ51
も、空気圧縮ポンプ43から供給される圧縮空気によっ
て駆動するようになっており、この圧縮空気の供給の可
否が、制御装置46によって制御される電磁弁52によ
って決定されるようになっている。
【0028】また、移動部33は、シート蓄積装置10
に近接した位置に設けられたプーリ54と、シート蓄積
装置10から離間した位置に設けられたプーリ55と、
このプーリ54を歯車、チェン、ベルト等の動力伝達手
段を介して回転駆動させるモータ56と、プーリ54,
55間に巻回されたエンドレスベルト57とを備えた構
成となっている。さらに、移動部33は、エンドレスベ
ルト57の一部に保持部32の保持部本体48が固定さ
れることにより、エンドレスベルト57の走行に伴っ
て、保持部32を、シート蓄積装置10に近接した位置
と、シート蓄積装置10から離間した位置との間を往復
移動させることができるようになっている。
【0029】また、モータ56は、制御装置46に接続
されて制御装置46からの出力信号に基づき制御される
ようになっている。これにより、制御装置46は、シー
ト蓄積装置10に近接した位置とシート蓄積装置10か
ら離間した位置との間の、保持部32の往復移動を制御
することができるようになっている。
【0030】また、後述するように、保持部32は、シ
ート蓄積装置10に近接した位置に配置された際に、そ
の爪49および爪座50が、シート蓄積装置10に蓄積
される以前のシート7を把持することができるようにな
っている。また、本実施の形態においても、シート蓄積
装置10には、印刷部3から排紙されるシート7の前端
部の位置を規制するための紙当て58が設けられている
が、この紙当て58は、その動作が制御装置46により
制御されるようになっている。
【0031】次に、作用を説明する。シート抜取装置3
0の動作を時間的に順次示したのが、図2である。図2
(a)は、印刷機1の通常運転時の状態を示すもので、
図中に示すように、シート蓄積装置10の排紙テーブル
11上には、印刷部3(図2では図示略)から排紙され
たシート7が順次供給されて積層されている。このと
き、選別部31は、第一および第二のブレード38,4
0が、シート蓄積装置10の排紙テーブル11上から後
退した位置に待機した状態とされており、また、移動部
33は、保持部32をシート蓄積装置10から離間した
状態とするようになっている。
【0032】検査用のシート7を抜き取るためには、例
えば、オペレータが制御装置46(図1参照)に設けら
れた抜き取り用スイッチをONとすると、制御装置46
が自動的に選別部31を動作させる。すなわち、まず、
図2(b)に示すように、制御装置46は、電磁弁44
(図1参照)を開放状態にして、第一のエアシリンダ3
7を駆動させ、これによって第一のブレード38を積層
領域42に進出するように移動する。なお、この場合、
第一のブレード38は、その先端が、積層領域42にお
いてシート7の端部7aの位置と略同位置となるように
配置される。
【0033】このような動作により、印刷部3から新た
に供給されたシート7は、図2(c)に示すように、第
一のブレード38によって、既に排紙テーブル11上に
積層状態に蓄積されたシート7とその端部7a’が分離
されることとなる。続いて、制御装置46は、電磁弁4
5(図1参照)を駆動して、第二のエアシリンダ39を
作動させ、図2(c)に示すように、第二のブレード4
0を積層領域42における第一のブレード38の上側位
置に対して進出させる。これにより、シート7’の端部
7a’は、図2(d)に示すように、第二のブレード4
0によって、それに後続して排紙されるシート7”の端
部7a”とも分離されることとなる。なお、第一のブレ
ード38を積層領域42に進出させるタイミングを第一
のタイミング、第二のブレード40を進出させるタイミ
ングを第二のタイミングとすると、第二のタイミング
は、第一のタイミング以降となるように制御される。ま
た、これら第一および第二のタイミングは、印刷部3
(図2では図示略)の版胴の回転数検知装置、あるい
は、排紙通過センサからの出力信号に基づき決定される
とともに、抜き取るべき検査用のシート7の枚数等に応
じて、その間隔が調整され、これにより、最適なタイミ
ングで第一および第二のブレード38および40が積層
領域42に進出することとなる。また、これと同時に、
図2(d)に示すように、制御装置46は、紙当て58
を回転させて、シート7,7’の端部7a,7a’の位
置の規制を解放するようにする。
【0034】次に制御装置46は、移動部33のモータ
56(図2では図示略)を駆動させることにより、図2
(e)に示すように、保持部32を、シート蓄積装置1
0と離間した位置から、シート蓄積装置10に近接した
位置にまで移動させる。この場合に制御装置46は、電
磁弁52(図2では図示略)を開放状態に制御すること
によって、エアシリンダ51(図2では図示略)を駆動
させ、これにより爪49および爪座50を開放状態とす
る。そして、保持部32を移動させることによりシート
蓄積装置10の積層領域42に爪49および爪座50の
先端が進出したら、爪49および爪座50を閉鎖状態と
する。これにより、第一および第二のブレード38,4
0によって分離(選別)されたシート7’を、保持部3
2によって把持させることができる。
【0035】そして、図2(f)に示すように、制御装
置46は、移動部33のモータ56を再度駆動すること
によって、保持部32を、シート7’を把持させた状態
で、シート蓄積装置10から離間した位置に移動させ
る。これにより、検査用のシート7(7’)の自動抜き
取りが実現されることとなる。
【0036】その後、制御装置46は、第一のエアシリ
ンダ37を駆動して、第一のブレード38を後退させる
とともに、図2(g)に示すように、紙当て58を元の
位置に復帰させる。さらに、制御装置46は、図2
(h)に示すように、第二のブレード40も後退させ、
これにより、第二のブレード40によって支持させてい
たシート7”を、すでに積層状態にあるシート7の上段
に移載する。これによって、シート抜取装置30が、図
2(a)に示した通常の状態に再設定されることとな
る。
【0037】以上述べた印刷機1およびシート抜取装置
30によれば、検査用のシート7(7’)を取り出すに
あたって、シート蓄積装置10の内部に手を差し込む必
要がなく、オペレータの安全を確保することができる。
また、保持部32によって、検査用のシート7(7’)
を把持するようにしたため、従来と異なり、検査用シー
トに汚れが付着したり、傷が付いたりするなどの心配が
なく、これによって、検査時に印刷状態を良好に把握す
ることが可能となる。
【0038】また、制御装置46によって、移動部33
の動作に対応させて爪49の動作を制御させるようにし
たので、遠隔操作によって、検査用のシート7(7’)
の抜き取りを行うことができる。これにより、検査用の
シート7(7’)を抜き取るために、必ずしも、印刷機
1の排紙部4に人を配置する必要がなく、作業の省人化
を図ることができる。
【0039】また、第一および第二の分離手段35,3
6によって、分離すべきシート7’の端部7a’を他の
シート7,7”の端部7a,7a”と分離するようにし
たために、第一および第二のブレード38,40の構造
を大掛かりなものとする必要がなく、簡易な構成で、シ
ート7の分離を行うことができる。
【0040】さらに、第一のブレード38および第二の
ブレード40をシート蓄積装置10の積層領域42に進
出させる第一および第二のタイミングを、印刷部3から
出力される制御信号に基づき制御装置46により決定す
るようにしたために、印刷部3の印刷速度等に応じて、
最適なタイミングで第一および第二のブレード38,4
0を進出させることができる。したがって、従来と異な
り、検査用のシート7を抜き取るために経験に頼って装
置を操作するような必要がなくなり、装置の利用性が向
上するとともに、必要に応じて、正確な枚数のシート7
(7’)を抜き取ることが可能となる。
【0041】なお、上記第一の実施の形態において、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、他の構成を採用する
ことができる。例えば、上記第一の実施の形態において
は、移動部33は、保持部32を、エンドレスベルト5
7に固定した状態で移動させる構成となっていたが、こ
れに限定されず、例えば、エアシリンダを用いて保持部
32を移動させるようにしてもよい。また、上記第一の
実施の形態においては、保持部32は、爪49および爪
座50によって分離されたシート7’を把持する構成と
されていたが、これに限らず、分離すべきシート7を吸
着、あるいは、ローラ等によって保持・移動するように
してもよい。
【0042】[第二の実施の形態]次に、本発明の第二
の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、この第
二の実施の形態において、上記の第一の実施の形態と共
通する構成については、同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0043】図3および図4は、印刷機1のシート蓄積
装置10に適用されたシート抜取装置60の概略構成を
示す図であり、図3は、その立面図および制御系統の概
略図、図4は同、平面図である。このシート抜取装置6
0は、第一の実施の形態のシート抜取装置30と比較し
て、選別部31(図3,4では図示略)が同一構成とな
っており、移動部61および保持部62が異なる構成と
なっている。
【0044】このシート抜取装置60の移動部61は、
エアシリンダ64と、エアシリンダ64に接続されると
ともに、支点軸65を中心に回動可能に形成されたレバ
ー66と、ピン67を中心に回動可能に形成されたガイ
ドレール(案内部)68と、このガイドレール68を回
動させるためのエアシリンダ(傾斜調整部)69とを備
えた構成となっている。
【0045】レバー66のエアシリンダ64と反対側の
端部66aには、カムフォロア(係合移動部)70が形
成されている。このカムフォロア70は、後述する保持
部62に形成された長穴71と係合可能であるととも
に、エアシリンダ64の動作に対応して支点軸65を中
心に移動するようになっている。すなわち、エアシリン
ダ64を伸縮させると、カムフォロア70は、ガイドレ
ール68の延在方向と略同一方向に移動することとな
る。
【0046】また、ガイドレール68は、シート蓄積装
置10と近接した位置から、シート蓄積装置10と離間
した位置にまで延在するように設けられており、図3中
に示すように、エアシリンダ69の動作に対応して、水
平状態から、シート蓄積装置10から離間した方向に漸
次低くなるような状態にまで、その傾きを調整すること
ができるようになっている。
【0047】なお、エアシリンダ64および69は、空
気圧縮ポンプ43から供給管Pを通じて圧縮空気が供給
されることによって駆動されるものであり、各供給管P
に設けられた電磁弁72,73の開閉を制御装置46が
制御することによって、エアシリンダ64および69の
動作が制御されるようになっている。
【0048】また、保持部62は、ガイドレール68に
沿って移動する本体部75と、本体部75のシート蓄積
装置10側の端部75aに設けられた爪部76とを有す
る構成となっている。本体部75には、ガイドレール6
8と直交する方向が長手方向となる長穴71が設けられ
ており、この長穴71内にカムフォロア70が係合・離
脱可能に設けられる。したがって、カムフォロア70が
長穴71と係合している間においては、エアシリンダ6
4を駆動させることにより、カムフォロア70を介し
て、保持部62の本体部75をガイドレール68に沿っ
て移動させることができるようになっている。
【0049】また、ここでは、図3中に鎖線で示すよう
にガイドレール68をエアシリンダ69によって傾斜さ
せた場合に、カムフォロア70を長穴71から離脱させ
ることができるようになっている。この場合、ガイドレ
ール68は、シート蓄積装置10から離間する方向に漸
次低くなるようにその傾きが設定されるために、保持部
62は、ガイドレール68に沿ってシート蓄積装置10
から離間する方向に自由落下することとなる。またこの
場合に、落下した保持部62を収納することができるよ
うに、ガイドレール68の端部68aに位置させて、保
持部62を収納可能なシート受け具77が設けられてい
る。
【0050】また、爪部76は、爪79と爪座80とを
有する構成となっている。これら爪79および爪座80
は、その先端部79a,80aが、保持部62が最もシ
ート蓄積装置10に近づいたときに、シート蓄積装置1
0の積層領域42に進出するように設けられている。ま
た、爪79は、その基端部79bが、本体部75に回動
可能に取り付けられた爪開閉用軸81に対して固定され
ており、これにより、爪部76が開閉自在な構成とされ
ている。さらに、爪79は、図示しないバネにより、常
に爪部76が閉鎖する方向に押圧されている。
【0051】爪開閉用軸81には、レバー82を介して
カムフォロア83が取り付けられている。カムフォロア
83は、図5に示すように移動部61を支持する固定フ
レーム84に対して設けられたカム山85に対して当接
し、カム山85とともに、爪部76の開閉をつかさどる
カム構造86を形成するようになっている。ここで、カ
ム山85は、保持部62がシート蓄積装置10(図5で
は図示略)から離間した位置にあるときは、図5(a)
のようにカムフォロア83と離間するとともに、保持部
62がシート蓄積装置10に近づいたときに、図5
(b)のようにカムフォロア83と当接し、さらに、保
持部62がシート蓄積装置10により近接した際には、
再びカムフォロア83と離間するような位置に設けられ
ている。これにより、図5(a)に示すように、保持部
62がシート蓄積装置10から離間した位置にあるとき
は、バネの押圧力により爪部76が閉鎖状態とされ、図
5(b)に示すように、保持部62がシート蓄積装置1
0に近づいたときに、爪部76が開放状態とされ、さら
に、保持部62がシート蓄積装置10により近接し、爪
79の先端部79aが積層領域42(図5では図示略)
内に進出すると、再びバネの押圧力により爪部76が閉
鎖されるようになっている。
【0052】次に、作用を説明する。通常状態では、シ
ート抜取装置60は、図3、図4に実線で示すように、
ガイドレール68が水平に保たれ、カムフォロア70が
長穴71と係合した状態とされる。そして、シート7を
抜き取るときには、上記実施の形態と同様の手順で、第
一および第二の分離手段35,36(図1,2参照)に
よって、検査用のシート7’を分離するようにする。
【0053】次に、制御装置46は、電磁弁72を制御
してエアシリンダ64を駆動させることにより、保持部
62をガイドレール68に沿って移動させ、これによ
り、保持部62をシート蓄積装置10側に近接させる。
この場合、カムフォロア83にカム山85が当接するこ
とにより、爪部76がいったん開放状態とされ、また爪
部76が積層領域42に進出した際には、カムフォロア
83とカム山85とが離間することにより、爪部76が
閉鎖状態とされる。これにより、爪部76によって、分
離したシート7’を把持させることができる。
【0054】さらに、制御装置46は、第一のブレード
38(図1,2参照)を積層領域42から後退させると
ともに、電磁弁73を制御してエアシリンダ69を駆動
させることにより、ガイドレール68を傾いた状態とす
る。これにより、図6に示すように、カムフォロア70
が長穴71から離脱し、保持部62はガイドレール68
に沿って自由落下する。この場合、バネの押圧力によ
り、爪部76が開口することがなく、したがって、爪部
76によってシート7を把持した状態で保持部62が落
下する。また、落下した保持部62は、シート受け具7
7に収納され、これにより、シート蓄積装置10から離
れた位置で、分離した検査用のシート7’を得ることが
できる。
【0055】さらに、制御装置46は、第二のブレード
40(図1,2参照)を積層領域42から後退させる。
また、オペレータが、落下した保持部62から検査用の
シート7’を取り外し、単体となった保持部62をカム
フォロア70に係合させる。さらに、制御装置46が、
エアシリンダ69を駆動させてガイドレール68を水平
状態とすることにより、シート抜取装置60を初期状態
に復帰させる。
【0056】以上述べた本発明の第二の実施の形態のシ
ート抜取装置60およびそれを適用した印刷機1におい
ては、上記第一の実施の形態と同様に、検査用のシート
7(7’)の自動抜き取りを実現することができ、上記
実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0057】さらに、この第二の実施の形態のシート抜
取装置60およびそれを適用した印刷機1においては、
保持部62を検査用のシート7’を把持させたまま自然
落下させるために、保持部62の構成が大掛かりなもの
となることがなく、装置の構造を簡素化することができ
る。これにより、シート蓄積装置10の下流側に作業ス
ペースを確保することができ、シート蓄積装置10をは
じめ、印刷機1の操作性を大幅に向上させることができ
る。また、機器の製造コストを低減することができると
ともに、メンテナンスの容易化を図ることができ、維持
経費を節減することができる。
【0058】さらにこの場合、保持部62を自由落下さ
せる構成は、ガイドレール68をエアシリンダ69によ
り傾斜させることに簡易に実現することができ、さら
に、保持部62の爪部76の開閉についてもカム構造8
6を用いて行うことによって、装置の小型化を図ること
ができる。
【0059】なお、上記実施の形態において、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内で、他の構成を採用するように
してもよい。例えば、上記実施の形態において、シート
受け具77に対して、爪部76を開口させる手段を設け
ておき、シート受け具77からシート7’のみを単独で
取り出すようにしてもよい。これにより、作業性をさら
に向上させることができる。また、この第二の実施の形
態においても、保持部62は、爪部76によって分離さ
れたシート7を把持する構成とされていたが、これに限
らず、分離すべきシート7を吸着、あるいは、ローラ等
によって保持するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検査用の紙葉類の自動抜き取りを実現することができる
ために、オペレータの安全を確保することができるとと
もに、検査用の紙葉類を汚れ等のない状態で抜き取るこ
とができ、検査精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態におけるシート抜
取装置の立面図およびその制御系統の概略図を併せて示
す図である。
【図2】 図1に示したシート抜取装置における選別部
が検査用のシートを抜き取る際の手順を示す工程図であ
る。
【図3】 本発明の第二の実施の形態におけるシート抜
取装置の立面図およびその制御系統の概略図を併せて示
す図である。
【図4】 同、平面図である。
【図5】 図3,4に示したシート抜取装置に設けられ
たカム構造の動作手順を示す工程図である。
【図6】 図3,4に示したシート抜取装置において、
シートを抜き取って移動させる際の状態を示す要部立面
図である。
【図7】 本発明の印刷機の基本的な構成を示す立面図
である。
【図8】 図7に示した印刷機の排紙部の立面図であ
る。
【図9】 シート蓄積装置に適用される従来のシート抜
取装置の動作手順を示す工程図である。
【符号の説明】
1…印刷機、3…印刷部、7、7’、7”…シート(紙
葉類)、7a,7a’,7a”…端部、10…シート蓄
積装置、30,60…シート抜取装置、31…選別部
(選別手段)、32,62…保持部(保持手段、把持手
段)33,61…移動部(移動手段)、35…第一の分
離手段、36…第二の分離手段、38…第一のブレー
ド、40…第二のブレード、42…積層領域、46…制
御装置(制御部)、49…爪(爪部)、50…爪座(爪
部)、68…ガイドレール(案内部)、69…エアシリ
ンダ(傾斜調整部)、76…爪部、86…カム構造

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に順次積層される紙葉類のうち
    の一部を選別する選別手段と、 前記選別手段によって選別された前記紙葉類を把持可能
    な把持手段と、 前記把持手段を、選別された前記紙葉類を把持可能な位
    置と前記所定位置から離間した位置との間を移動させる
    移動手段とを備えていることを特徴とするシート抜取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記把持手段および前記移動手段の動作
    を制御する制御部を備え、 前記把持手段は、開閉可能に形成された一対の爪部を備
    え、前記爪部が、前記所定位置から離間した位置から選
    別された前記紙葉類を把持可能な位置にまで移動する際
    に開放状態となり、前記紙葉類が把持可能な位置から前
    記所定位置から離間した位置にまで移動する際に閉鎖状
    態となるように、前記制御部が、前記移動手段の動作に
    対応させて前記爪部の動作を制御することを特徴とする
    請求項1記載のシート抜取装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記把持手段を移動可
    能に案内する案内部と、前記把持手段に対して係合・分
    離可能に形成されるとともに前記案内部に沿った方向に
    移動可能な係合移動部とを備え、 なおかつ、前記移動手段は、前記把持手段を前記所定位
    置から離間した位置から選別された前記紙葉類を把持可
    能な位置にまで移動させる際には、前記把持手段を前記
    係合移動部と係合させ、前記把持手段を選別された前記
    紙葉類が把持可能な位置から前記所定位置から離間した
    位置に移動させる際には、前記把持手段を前記係合移動
    部と分離して、前記案内部に案内させて自由落下させる
    ことを特徴とする請求項1記載のシート抜取装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、前記把持手段を、選
    別された前記紙葉類が把持可能な位置から前記所定位置
    から離間した位置にまで移動させる際に、前記案内部を
    前記所定位置から離間する方向に漸次低くなるように傾
    斜させる傾斜調整部を備え、なおかつ、当該傾斜時に前
    記係合移動部は、前記把持手段と分離するように形成さ
    れていることを特徴とする請求項3記載のシート抜取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記把持手段は、開閉可能に形成された
    爪部を備え、前記爪部を、前記所定位置から離間した位
    置から選別された前記紙葉類を把持可能な位置に移動す
    る際に開放状態とし、選別された前記紙葉類が把持可能
    な位置から前記所定位置から離間した位置に移動する際
    に閉鎖状態とするカム構造を有することを特徴とする請
    求項4記載のシート抜取装置。
  6. 【請求項6】 紙葉類を印刷する印刷部と、該印刷部か
    ら排紙された印刷後の紙葉類を積層状態で蓄積するシー
    ト蓄積部と、印刷後の紙葉類の一部を抜き取るためのシ
    ート抜取装置を備え、 前記シート抜取装置は、前記シート蓄積部上に積層され
    る紙葉類の一部を前記シート蓄積部上にすでに積層され
    た紙葉類と分離するための第一の分離手段と、分離され
    た前記紙葉類をそれに後続して排紙される紙葉類と分離
    するための第二の分離手段と、分離された前記紙葉類を
    保持可能な保持手段と、分離された前記紙葉類を保持し
    た状態の前記保持手段を前記シート蓄積部から離間した
    位置に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする
    印刷機。
  7. 【請求項7】 前記第一および第二の分離手段は、分離
    すべき紙葉類の端部を他の紙葉類と分離するものである
    ことを特徴とする請求項6記載の印刷機。
  8. 【請求項8】 紙葉類を印刷する印刷部と、該印刷部か
    ら排紙された印刷後の紙葉類を積層状態で蓄積するシー
    ト蓄積部と、印刷後の紙葉類の一部を抜き取るためのシ
    ート抜取装置を備え、 前記シート抜取装置は、前記印刷部から排紙される紙葉
    類を積層するための積層領域に対して、互いに独立して
    進出・後退可能に形成された第一および第二のブレード
    を備え、これら第一および第二のブレードは、前記紙葉
    類の積層方向に互いに離間して配置されていることを特
    徴とする印刷機。
  9. 【請求項9】 前記第一のブレードは、前記第二のブレ
    ードよりも下方に形成され、 前記印刷部から出力された制御信号に基づいて、前記第
    一のブレードを前記積層領域に進出させる第一のタイミ
    ングと、前記第二のブレードを前記積層領域に進出させ
    る前記第一のタイミング以降の第二のタイミングとを決
    定する制御部を備えていることを特徴とする請求項8記
    載の印刷機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1597483B (zh) * 2003-09-18 2010-04-28 郡是株式会社 印刷物抽取装置和堆积捆扎机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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