JP2002337755A - トラクタのダッシュボード - Google Patents

トラクタのダッシュボード

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JP2002337755A
JP2002337755A JP2001145034A JP2001145034A JP2002337755A JP 2002337755 A JP2002337755 A JP 2002337755A JP 2001145034 A JP2001145034 A JP 2001145034A JP 2001145034 A JP2001145034 A JP 2001145034A JP 2002337755 A JP2002337755 A JP 2002337755A
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tractor
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和久 田邨
Shingo Fujioka
伸悟 藤岡
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタのダッシュボードの構成を簡単に、
軽量化し、操作性を良くするものである。 【解決手段】 ステアリングポスト1の後周部を覆うダ
ッシュカバー2上のパネルカバー3に、ステアリング軸
4部を中央部として左右両側部に操作レバー類や操作ス
イッチ類を配置する操作パネル5を設け、この前側上部
には計器類を配置のメータパネル6を着脱可能に設けた
ことを特徴とするトラクタのダッシュボードの構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、作物管理作業用
の作業機を装着して作業する乗用形態のトラクタのダッ
シュボードの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メインフレームの前側にエンジンを搭載
したエンジンルームと、この後側の操縦フロア部との間
を仕切って設けるダッシュボードは、クラッチハウジン
グ乃至ミッションケース等の上方に構成するため、防振
部材を介在させる支持形態となり、構成が煩雑で、重量
化しやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗用管理作業形態のト
ラクタでは、高床形態で、軽量化構成のためにフレーム
と共に、ダッシュボードの構成をも簡単、軽量な構成と
して、走行の安定性、及び操作性の容易な形態とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ステアリングポスト1の後周部を覆うダッシュカバ
ー2上のパネルカバー3に、ステアリング軸4部を中央
部として左右両側部に操作レバー類や操作スイッチ類を
配置する操作パネル5を設け、この前側上部には計器類
を配置のメータパネル6を着脱可能に設けたことを特徴
とするトラクタのダッシュボードの構成とする。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記ダッシュボ
ードは、前記ステアリング軸4横側の操作パネル5の外
周部に沿って、前輪操向モードスイッチ7、前後四輪操
向モードスイッチ8、後輪操向モードスイッチ9、及び
これら各操向モードを自動的に選定する自動操向モード
スイッチ10等を配置し、これら各操向モード以外の特
殊操向モードスイッチ11は内側に偏位した位置に設け
たことを特徴とするものである。
【0006】請求項3に記載の発明は、前後方向に沿う
左右両側部のメインフレーム12間に鞍形状にわたって
連結された連結ブラケット13上に、ステアリングポス
ト1を取付け、このステアリングポスト1の前方部を前
後に仕切るセンタカバー14を、これら連結ブラケット
13及びステアリングポスト1に取付けて、後部をダッ
シュカバー2で覆うことを特徴とするトラクタのダッシ
ュボードの構成とする。
【0007】請求項4に記載の発明は、前記ダッシュカ
バー2上のパネルカバー3は、このパネルカバー3の両
側部とセンタカバー14の両側部との間に差込杆15を
介在させて抜き差し可能にして取付けることを特徴とす
るものである。請求項5に記載の発明は、前記ダッシュ
ボードは、前記ダッシュカバー2内と前方のエンジンル
ーム16部との間を仕切るセンタカバー14の外側縁部
に、このダッシュカバー2の前縁部を重合させて、これ
らの重合部のセンタカバー14部に固定のタップ付ボス
17に、ダッシュカバー2の外側からボルト18を挿通
して締め付けることを特徴とするものである。
【0008】請求項6に記載の発明は、ダッシュカバー
2前側のセンタカバー14と、該センタカバー14前上
側のボンネット19と、左右両側のサイドカバー20と
で覆って形成されてエンジン21を搭載されるエンジン
ルーム16を構成し、このエンジンルーム16の後部に
は、これらボンネット19及びサイドカバー20の内面
に取付けるインシュレータ22,23の内縁をこのエン
ジン21上部のエアクリーナケース24及び後部のファ
ンケース25の外周面に接近乃至接圧させて仕切る吸気
ルーム部26を形成したことを特徴とするトラクタのダ
ッシュボードの構成とする。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、操作レバー類
や操作スイッチ類が、ダッシュカバー2上部のパネルカ
バー3の手前の操作パネル5に配置されるために、この
ダッシュカバー2の外側部への突出操作部分をなくする
ことができて、運転者の昇降の邪魔になり難く、操縦フ
ロア上を広くすることができ、操作性を良くすることが
できる。又、計器類は、この前側上部のメータパネル6
に配置されるために監視が容易である。しかも、搭載さ
れるエンジンがガソリンエンジンであるかディーゼルエ
ンジンであるかのように、仕様が異なることによって該
計器類が変わる場合には、パネルカバー3のメータパネ
ル6の取替乃至選択によって仕様に応じた形態とするこ
とができ、互換性を高めることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、仕様頻度の多い
各種の操向モードスイッチ7,8,9,10が操作パネ
ル5の外周部に沿って配置されるために、選択操作が容
易であり、しかも特殊操向モードスイッチ10はこれら
のモードスイッチ7,8,9,10とは異なる位置の内
側に偏位して配置されるため、誤操作を少なくすること
ができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、ステアリングポ
スト1と前側のセンタカバー14とは、下端部がメイン
フレーム12間の鞍形状の連結ブラケット13上に取付
けられているために、これらのステアリングポスト1や
センタカバー14等の高さを小さく形成し、しかも、こ
れらのステアリングポスト1とセンタカバー14とは上
部を前後に開いた三角形態に連結されるため、構成を簡
単にして、剛性を高めることができ、これによって取付
けられるダッシュカバー2の支持を安定させることこと
ができ、このダッシュカバー2を薄くしたり、合成樹脂
化する等によって軽量化することができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、パネルカバー3
はダッシュカバー2の上部に取付けられるが、この取付
けは左右両側の差込杆15を介してセンタカバー14に
対して差込んで行うものであるから、着脱を簡単に行う
ことができ、パネルカバー3を薄くしたり、合成樹脂化
して軽量化しても、安定した支持構成とすることができ
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、ダッシュカバー
2は、左右に幅広く形成されて前端を開放する形態であ
るが、この前端部がダッシュカバー2に重合されて固定
されるため、安定した取付構成とすることができる。
又、この取付もタップ付ボス17に対するボルト18に
よる締め付けによって固定することができ、構成を簡単
化することができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、弾性体からなる
インシュレータ22,23はボンネット19やサイドカ
バー20の内側面に取付けることにとって、これらボン
ネット22やサイドカバー23を閉鎖することにより、
各インシュレータ22,23の内縁を直接エアクリーナ
ケース24やファンケース25等の外周面に接近乃至接
圧させて、エンジンルーム16が前後に仕切られて、後
側のセンタカバー14との間の吸気室部26を形成する
ことができ、エアクリーナケース24やフアンケース2
5への清浄な吸気を行わせる。又、特別の仕切用の構成
部材を設けることなく、簡単な構成とすることができ、
軽量化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明は、作物管理作業用の作
業機を装着して走行しながら作業する乗用高床形態のト
ラクタとして実施できる。このトラクタの概略構成を図
面に基づいて説明する。車体を構成するメインフレーム
12の下部にフロントアクスルハウジング27とリヤア
クスルハウジング28とを配置して、各々左右両側部に
は上下方向の縦ハウジング部を形成して、各々操向自在
の前車輪29、後車輪30を高床形態に軸装している。
車体の前部に搭載のガソリンエンジン21によって、エ
ンジン軸31からこのエンジン21の下側の出力軸32
をベルト33連動して、後部のメインフレーム12間に
配置される伝動ケースやミッションケース等の伝動機構
を経て、後車輪30や前車輪29、及び動力取出軸等を
連動して四輪駆動走行形態の構成とする。
【0016】又、メインフレーム12の後部上方には運
転席35が搭載されて、この左右両側から前側及び後側
にわたってフロアフレーム37によってサイドフロア3
6が支持される。この運転席35の前方にはダッシュボ
ード34が、ダッシュカバー2やステアリングポスト
1、及びセンタカバー14等から構成されて、この前側
のボンネット19下のエンジンルーム16との間を仕切
る。このエンジンルーム16内には、該メインフレーム
12の前端部上にエンジン21が搭載される。ステアリ
ングハンドル38は、ダッシュカバー2内のステアリン
グポスト1上に軸支されて、パワーステアリング39を
連動することにより前、後車輪29,30を操向連動で
きる構成としている。
【0017】前記左右一対で前後方向に沿うメインフレ
ーム12は、各チューブ形態の鋼材からなり、この前部
をブラケット40を介して前記フロントアクスルハウジ
ング27上に支架させ、後部をブラケット41を介して
リヤアクスルハウジング28上に支架される。又、これ
ら左右のメインフレーム12間は、ブラケットや横部材
50等で連結して一体構成とされる。この左右両側部の
メインフレーム12の前部上方にL字形断面の取付ブラ
ケット42を設けて、この左右の取付ブラケット42間
に渡ってエンジン21を搭載する。
【0018】この取付けブラケット42の上側に取付板
43を介在させて搭載している。この取付板43には、
一体とする方形状囲枠形態のフロントブラケット44を
有し、メインフレーム12の前部外側面にボルト締めで
取付けられて、前側のバンパー45をボンネット37の
フロントマスク46部よりも前側に突出させている。エ
ンジン軸31のプーリ47は前側に位置され、エンジン
21の下側に配置される出力軸32前端のプーリ48と
の間にベルト33を掛け渡して連動する。49はエンジ
ン21の排気マフラーである。
【0019】ここにおいてトラクタのダッシュボード3
4は、前後方向に沿う左右両側部のメインフレーム12
間に鞍形状にわたって連結された連結ブラケット13上
に、ステアリングポスト1を取付け、このステアリング
ポスト1の前方部を前後に仕切るセンタカバー14を、
これら連結ブラケット13及びステアリングポスト1に
取付けて、後部をダッシュカバー2で覆うことを特徴と
するものである。これによって、ステアリングポスト1
と前側のセンタカバー14とは、下端部がメインフレー
ム12間の鞍形状の連結ブラケット13上に取付けられ
ているために、センタカバー14の高さを小さく形成
し、構成を簡単にして、剛性を高めることができ、これ
によって取付けられるダッシュカバー2の支持を安定さ
せることことができ、このダッシュカバー2を薄くした
り、合成樹脂化する等によって軽量化することができ
る。
【0020】又、前記ダッシュボード34におけるダッ
シュカバー2上のパネルカバー3は、このパネルカバー
3の両側部とセンタカバー14の両側部との間に差込杆
15を介在させて抜き差し可能にして取付けることを特
徴とするものである。これによって、パネルカバー3は
左右両側の差込杆15を介してセンタカバー14に対し
て差込んで行うものであるから、着脱を簡単に行うこと
ができ、安定した支持構成とすることができる。
【0021】更に、前記ダッシュカバー2内と前方のエ
ンジンルーム16部との間を仕切るセンタカバー14の
外側縁部に、このダッシュカバー2の前縁部を重合させ
て、これらの重合部のセンタカバー14部に固定のタッ
プ付ボス17に、ダッシュカバー2の外側からボルト1
8を挿通して締付けることを特徴とするものである。こ
れによって、ダッシュカバー2は、左右に幅広く形成さ
れて前端を開放する形態であるが、この前端部がセンタ
カバー14に重合されて固定されるため、安定した取付
構成とすることができる。又、この取付もタップ付ボス
17に対するボルト18による締め付けによって固定す
ることができ、構成を簡単化することができる。
【0022】ここに、前記左右のメインフレーム12間
は、横部材50の後側部上に鞍形状の連結ブラケット1
3で連結されて、フレーム前部の剛性を高めることがで
き、この鞍形の連結ブラケット13下部の伝動ケース等
を保護することができる。この連結ブラケット13上に
は、パワステアリング39のユニットを支持させたステ
アリングポスト1の下部をボルト締めで取付ける。又、
この連結ブラケット13の前端上に固定されるセンタカ
バー14は、外周縁を前側に向けて曲げたカバー縁51
を形成して皿形形態の構成としている。このセンタカバ
ー14は略垂直状に設けられるが、該ステアリングポス
ト1は後上部に向けて傾斜させた状態に設ける。このセ
ンタカバー14は連結ブラケット13上の前側のエンジ
ンルーム16と後側のダッシュカバー2内との間を仕切
る構成としている。
【0023】このステアリングポスト1は、下端部を箱
形の取付ブラケット部52として、連結ブラケット13
に取付け、上半部をパイプ状にして内部にステアリング
軸4を回動自在に軸受けさせて、この上端にステアリン
グハンドル38が取付けられる。これらセンタカバー1
4とステアリングポスト1との間は、下端部を連結片5
3で連結し、上部を前開きのVの字状の補助ステー54
で連結する。
【0024】前記ダッシュカバー2は、硬質の合成樹脂
材から成形されて、前端をセンタカバー14の外側に位
置させ、下端部は左右両側のサイドフロア36部に接続
させ、後端部をミッションケース部等を覆うセンタフロ
ア55に接続させている。このダッシュカバー2は、前
端部を前記センタカバー14のカバー縁51部の外側に
インシュレータ56を介在させて重合させる。この重合
部の適宜箇所をボルト18締めで取付ける。このボルト
18を螺合させるためのタップ付ボス17が該カバー縁
51に溶接等により固定されている。又、外側にはウイ
ンカー71及びサイドミラー73のステー72の基部が
重合されて、同ボルト18により取付けられる。後部は
ブラケット58を介してステアリングポスト1に固定さ
れる。
【0025】このようなダッシュカバー2の上端部を覆
うようにして取付けられるパネルカバー3は、このダッ
シュカバー2と同様の材質から形成されるが、操作パネ
ル5部の中央部のポスト穴部をステアリングポスト1に
嵌合させて、ダッシュカバー2の上端周縁部に嵌合乃至
接圧させてボルト締め等により連結できる。このパネル
カバー3の左右両側には前下方に向けて差込杆15が固
定されて、この差込杆15を、前記センタカバー14の
左右両側に形成の差込穴60に差込嵌合させる。
【0026】更に、トラクタのダッシュボード34は、
ステアリングポスト1の後周部を覆うダッシュカバー2
上のパネルカバー3に、ステアリング軸4部を中央部と
して左右両側部に操作レバー類や操作スイッチ類を配置
する操作パネル5を設け、この前側上部には計器類を配
置のメータパネル6を着脱可能に設けたことを特徴とす
るものである。これによって、操作レバー類や操作スイ
ッチ類が、ダッシュカバー2上部のパネルカバー3の手
前の操作パネル5に配置されるために、このダッシュカ
バー2の外側部への突出操作部分をなくすることができ
て、運転者の昇降の邪魔になり難く、操縦フロア上を広
くすることができ、操作性を良くすることができる。
又、計器類は、この前側上部のメータパネル6に配置さ
れるために監視が容易である。しかも、搭載されるエン
ジン21がガソリンエンジンであるかディーゼルエンジ
ンであるかのように、仕様が異なることによって該計器
類が異なる場合には、パネルカバー3のメータパネル6
の取替乃至選択によって仕様に応じた形態とすることが
でき、互換性を高めることができる。
【0027】又、前記ダッシュボード34は、ステアリ
ング軸4横側の操作パネル5の外周部に沿って、前輪操
向モードスイッチ7、前後四輪操向モードスイッチ8、
後輪操向モードスイッチ9、及びこれら各操向モードを
自動的に選定する自動操向モードスイッチ10等を配置
し、これら各操向モード以外の特殊操向モードスイッチ
11は内側に偏位した位置に設けたことを特徴とするも
のである。これによって仕様頻度の多い各種の操向モー
ドスイッチ7,8,9,10が操作パネル5の外周部に
沿って配置されるために、選択操作が容易であり、しか
も特殊操向モードスイッチ11はこれらのモードスイッ
チ7,8,9,10とは異なる位置の内側に偏位して配
置されるため、誤操作を少なくすることができる。
【0028】ここに、前記メータパネル6には、計器類
として左右の中央部にタコメータ61を設け、左側に燃
料ゲージ62等を設けている。又、右側にはディーゼル
エンジン仕様では水温ゲージ63が設けられる。これら
の前端部にはパイロットランプ64が配置される。この
メータパネル6は、パネルカバー3の穴部に嵌合させ
て、外周縁部の適宜箇所をボルト65によってパネルカ
バー3に締め付けて取り付けることができる。エンジン
21がガソリンエンジン仕様の場合には、前記水温ゲー
ジ63を不要とするため、このメータパネル6はガソリ
ンエンジン仕様のものと、ディーゼルエンジン仕様のも
のとを用意して置き、共用のパネルカバー3に選択しな
がら組み付ける。
【0029】前記操作パネル5に配置の操作レバー類と
しては、ステアリング軸4の左側に主変速レバーと副変
速レバーとを前後方向へ案内するレバーガイド66,6
7を形成し、この外側にコンビネーションスイッチ68
としてのウインカースイッチレバーや、ライトスイッ
チ、及びホーンスイッチ等が設けられる。右側には主と
して操作スイッチ類としてのメインキースイッチ69が
設けられ、この外側手前の操作パネル5の外周縁に沿っ
て、前側から手前に向けて前輪操向モードスイッチ7、
前後四輪操向モードスイッチ8、後輪操向モードスイッ
チ9、自動操向モードスイッチ10等がこれらの順に配
置される。これに続いて配置の特殊操向モードスイッチ
11は、該メインキースイッチ69の側に接近させて偏
位した位置に設定している。ここに、各操向モードスイ
ッチ7,8,9,10,11は、ステアリングハンドル
38により前車輪29又は後車輪30を操舵する操向制
御形態とするもので、このうち自動操向モードでは、こ
の操向モードが条件に応じて自動的に切替られるもので
ある。又、特殊操向モードでは、前車輪29と後車輪3
0とを同じ向きに操舵する操向制御形態であり、車体は
前後方向に向いたままの状態で左右斜めの方向へ走行さ
れるもので、平行状態を維持して走行される。
【0030】更に、このトラクタのダッシュボード34
は、ダッシュカバー2前側のセンタカバー14と、上側
のボンネット19と、左右両側のサイドカバー20とで
覆って形成されてエンジン21を搭載されるエンジンル
ーム16を構成し、このエンジンルーム16の後部に
は、これらボンネット19及びサイドカバー20の内面
に取付けるインシュレータ22,23の内縁をこのエン
ジン21上部のエアクリーナケース24及び後部のファ
ンケース25の外周面に接近乃至接圧させて仕切る吸気
室部26を形成したことを特徴とするものである。
【0031】これによって、弾性体からなるインシュレ
ータ22,23はボンネット19やサイドカバー20の
内側面に取付けて、これらボンネット22やサイドカバ
ー23を閉鎖することにより、各インシュレータ22,
23の内縁を直接エアクリーナケース24やファンケー
ス25等の外周面に接近乃至接圧させて、エンジンルー
ム16が前後に仕切られて、後側のセンタカバー14と
の間の吸気室部26を形成することができ、エアクリー
ナケース24やファンケース25への清浄な吸気を行わ
せる。又、特別の仕切用の構成部材を設けることなく、
簡単な構成とすることができ、軽量化することができ
る。
【0032】ここに、ガソリンエンジン21は、シリン
ダーを正面視でVの字形態に配置したもので、後側部に
空冷用のフアン74を有すると共にこの外周部を覆うフ
アンケース25を有する。このフアンケース25の後部
から吸気して前側のシリンダー部へ向けて送風する。こ
のエンジン21の上部には、エアクリーナケース24が
配置されて、この後側の吸気口59から吸気する。これ
らファンケース25やエアクリーナケース24は、外周
面をできるだけボンネット19やサイドカバー20等の
内面に接近させて滑面に形成している。インシュレータ
22,23は、ゴム材からなり、適宜の厚さや幅に形成
されて、ボンネット19や、サイドカバー20の内側に
一体に取付けられる。
【0033】ボンネット19は、前端のボンネット軸7
0の周りに後端部を上下へ回動させて開閉する。この閉
鎖時にはインシュレータ22の内縁がエアクリーナケー
ス24やフアンケース25の上部側面に接する。又、サ
イドカバー20はエンジンルーム16の左右両側部でボ
ンネット19の下側部を覆うもので、この内側のインシ
ュレータ23はフアンケース25の前端部に対向してい
る。これら上下のインシュレータ22,23は一連に連
設されてエンジンルーム16を前後に仕切って、後側に
吸気室部26を形成する。この吸気室部26にエアクリ
ーナケース24やフアンケース25等の吸気口59等が
形成される。又、ボンネット19やサイドカバー20の
後端部は、前記センタカバー14のカバー縁51に取付
ピン75を介して重合のインシュレータ56の前縁部に
接圧させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタのダッシュボード部の側面図と、パネ
ルカバー部の平面図。
【図2】ボンネット部の側面図と、一部の側断面図。
【図3】トラクタ全体の側面図。
【図4】その平面図。
【図5】そのエンジンルーム部の正面図と、一部の平面
図。
【図6】そのパネルカバー部の分解平面図。
【符号の説明】
1 ステアリングポスト、 2 ダッシュカバー、
3 パネルカバー、4 ステアリング軸、 5 操
作パネル、 6 メータパネル、7 前輪操向モ
ードスイッチ、 8 前後四輪操向モードスイッ
チ、9 後輪操向モードスイッチ、 10 自動操
向モードスイッチ、11 特殊操向モードスイッチ、
12 メインフレーム、13 連結ブラケット、
14 センタカバー、 15 差込杆、16 エン
ジンルーム、 17 タップつきボス、 18 ボル
ト、19 ボンネット、 20 サイドカバー、
21 エンジン、22 インシュレータ、 23
インシュレータ、24 エアクリーナケース、25 フ
ァンケース、 26 吸気ルーム部、 34 ダ
ッシュボード。
フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA04 BB13 CA05 CA06 CA07 DA09 3D044 BA04 BA12 BA14 BA21 BA26 BA27 BA28 BB04 BC02 BC28 BD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングポスト1の後周部を覆うダ
    ッシュカバー2上のパネルカバー3に、ステアリング軸
    4部を中央部として左右両側部に操作レバー類や操作ス
    イッチ類を配置する操作パネル5を設け、この前側上部
    には計器類を配置のメータパネル6を着脱可能に設けた
    ことを特徴とするトラクタのダッシュボード。
  2. 【請求項2】 前記ステアリング軸4横側の操作パネル
    5の外周部に沿って、前輪操向モードスイッチ7、前後
    四輪操向モードスイッチ8、後輪操向モードスイッチ
    9、及びこれら各操向モードを自動的に選定する自動操
    向モードスイッチ10等を配置し、これら各操向モード
    以外の特殊操向モードスイッチ11は内側に偏位した位
    置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ
    のダッシュボード。
  3. 【請求項3】 前後方向に沿う左右両側部のメインフレ
    ーム12間に鞍形状にわたって連結された連結ブラケッ
    ト13上に、ステアリングポスト1を取付け、このステ
    アリングポスト1の前方部を前後に仕切るセンタカバー
    14を、これら連結ブラケット13及びステアリングポ
    スト1に取付けて、後部をダッシュカバー2で覆うこと
    を特徴とするトラクタのダッシュボード。
  4. 【請求項4】 前記ダッシュカバー2上のパネルカバー
    3は、このパネルカバー3の両側部とセンタカバー14
    の両側部との間に差込杆15を介在させて抜き差し可能
    にして取付けることを特徴とする請求項3に記載のトラ
    クタのダッシュボード。
  5. 【請求項5】 前記ダッシュカバー2内と前方のエンジ
    ンルーム16部との間を仕切るセンタカバー14の外側
    縁部に、このダッシュカバー2の前縁部を重合させて、
    これらの重合部のセンタカバー14部に固定のタップ付
    ボス17に、ダッシュカバー2の外側からボルト18を
    挿通して締め付けることを特徴とする請求項3、又は4
    に記載のトラクタのダッシュボード。
  6. 【請求項6】 ダッシュカバー2前側のセンタカバー1
    4と、該センタカバー14前上側のボンネット19と、
    左右両側のサイドカバー20とで覆って形成されてエン
    ジン21を搭載されるエンジンルーム16を構成し、こ
    のエンジンルーム16の後部には、これらボンネット1
    9及びサイドカバー20の内面に取付けるインシュレー
    タ22,23の内縁をこのエンジン21上部のエアクリ
    ーナケース24及び後部のファンケース25の外周面に
    接近乃至接圧させて仕切る吸気室部26を形成したこと
    を特徴とするトラクタのダッシュボード。
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