JP4263344B2 - 産業用車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転席前方に配置された燃料タンク上に各種計器類のパネルボードが支持される産業用車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、農耕用のトラクタなどの各種産業用車両の中には、車両の大きさに基づく各種構成部材の配置スペースなどにより、運転席前方に燃料タンクを配置したものがある。そして、前記燃料タンク上面には、車両の各種計器類(たとえば、速度メータ、燃料メータ、温度メータ)などが配設されたパネルボードが支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、燃料タンク上面にパネルボードが支持される場合、車両の走行に伴い高温状態となる燃料タンクからの熱が前記パネルボードに直接伝わるため、各種計器類の故障などの原因となっていた。
【0004】
そこで、従来、このような車両では、燃料タンクとパネルボードとの間に遮熱板を介在させることで、燃料タンクからの熱が前記パネルボードに直接伝わらないように構成していた。そのため、車両の構成部材として遮熱板が必要となり、部品点数の増加に伴うコストアップの原因となっていた。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、車両の構成部材を増加させることなく、燃料タンクからパネルボードへの熱の伝わりを抑制することができる産業用車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明は、運転席前方に配置された燃料タンク上に各種計器類のパネルボードが支持される産業用車両であって、前記燃料タンクには、当該タンク上面から前記パネルボードを離間した状態で支持するために前記タンク上面に対し凸状となるように支持部が形成されていると共に、当該支持部には前記パネルボードを係合支持するための係合部が設けられている
【0007】
また、前記パネルボードには、前記支持部を包囲する周壁が前記燃料タンク側に向かって垂下形成されている。
また、前記燃料タンク上面と前記パネルボードの周壁先端との間には隙間が形成されると共に、当該隙間から前記パネルボード内に外気の流入が可能となっている。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を産業車両の一種である農耕用のトラクタに具体化した実施形態を図1〜図6に基づき説明する。なお、以下の実施形態における「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、トラクタの運転をするために運転手が運転席に着座した状態を基準としている。
【0009】
図1に示すように、トラクタ10には走行機体11の前後部にそれぞれ一対の前輪12及び一対の後輪13が設けられており、ボンネット14内のエンジン(図示しない)の回転動力が前記前輪12及び後輪13に伝達されるようになっている。また、前記後輪13の上部には運転席15が位置しており、同運転席15の前方には車両の走行を操舵するためのステアリングハンドル16が配設されている。そして、前記ステアリングハンドル16は、ステアリングカバー17内において図3に示すようにステアリングコラム18に内装されたステアリングシャフト19に装着されると共に、同シャフト19によって前記前輪12と連結されている。
【0010】
また、前記ステアリングハンドル16の前方には、パネルボード20が燃料タンク21上に支持された状態(即ち、パネルボード20が載置されている)で配設されており、前記燃料タンク21は前記ボンネット14とパネルボード20の間に位置している。即ち、前記燃料タンク21は、運転席15の前方に配置されていることになる。そして、前記パネルボード20には、トラクタ10の作業態様を切り換えるための各種スイッチ及びトラクタ10の走行状態を示す各種計器類が設けられている。また、前記走行機体11の後方には、ロータリー装置22が昇降自在に装着されている。そして、前記パネルボード20上に配設された各種スイッチを操作することで、前記ロータリー装置22の昇降操作などが行えるようになっている。
【0011】
次に、このように構成されたトラクタ10におけるパネルボード20及び燃料タンク21の構成について図2〜図6に基づいてさらに詳細に説明する。
最初に、パネルボード20の構成について説明すると、前記パネルボード20を構成するカバー23は、その全体が硬質樹脂にて成形されており、平面視略台形の第1パネル領域24を備えている。そして、当該パネル領域24の中央には略長方形のガラス部材25がインサート成形により埋め込まれている。また、前記第1パネル領域24の外縁には、図3に示すように、周壁23aが前記第1パネル領域24から垂下した状態で成形されている。さらに、第1パネル領域24の下方側には、前記ステアリングカバー17の左右側に位置する平面視略長方形の第2パネル領域26及び第3パネル領域27が一体成形されている(図2参照)。
【0012】
そして、前記第2パネル領域26には、方向指示器(ウインカー)、ヘッドライト及び警報器(ホーン)を操作するためのコンビネーションスイッチ28が設けられている。また、前記第3パネル領域27には、トラクタ10の作業態様を切り換えるための各種スイッチ29a〜29cが設けられている(本実施形態では3つ)。なお、前記各種スイッチ29a〜29cは、例えば、トラクタ10が後方に下がる場合や旋回する際に前記ロータリー装置22を自動的に上昇させるためのスイッチ、あるいは、前輪12の旋回角度に応じて前記前輪12の回転速度を後輪13の回転速度よりも上げることでトラクタ10の旋回半径を小さくするためのスイッチとなっている。
【0013】
そして、前記カバー23には、前記第1パネル領域24の裏面側であって前記ガラス部材25と対向する位置に、トラクタの走行形態を示す各種計器類や表示ランプを配設するための基板30が位置している(図3参照)。また、前記基板30の表面側には、各種計器類として、例えば、図2に示すように、速度メータ31、燃料メータ32や温度メータ33が整列配置した状態で設けられている。さらに、前記各種計器類31〜33の上側には、例えば、運転手への警告を表示するランプや前記第3パネル領域27に配設された各種スイッチ29a〜29cの操作状態(ON/OFF)を表示するランプからなるランプ表示部34が配設されている。
【0014】
一方、前記基板30の裏面側には、図3及び図4に示すように前記各種計器類31〜33とトラクタの各構成部材(例えば、エンジンの回転数センサや燃料タンク21の残量センサ)とを配線接続するための配線接続部35(公知の例えばコネクタやカプラなど)が複数(本実施形態では2つ)設けられている。そして、前記配線接続部35には、トラクタの各構成部材から延設された配線36の接続部37(公知の例えばコネクタやカプラなど)を差し込むための差込口38が設けられている。また、前記配線接続部35は前記差込口38が運転席15側を向く方向、即ち、前記配線接続部35が運転席15側へ臨む方向となるように前記基板30の裏面側に対し配設されている。
【0015】
そして、前記基板30は、図3及び図4に示すように前後左右壁39a〜39dと底板39eからなる上方が開口された箱型の基板支持台39に支持されている。そして、前記基板支持台39は前記基板30を支持した状態で、前記カバー23(第1パネル領域24)の裏面側に対し図示しないビスなどにより取着されている。また、前記基板支持台39の前壁39aには、複数(本実施形態では2つ)の貫通孔40,41(前記差込口38と略相似形)が形成されており、同貫通孔40,41は前記配線接続部35の差込口38と対向する位置に設けられている。即ち、前記パネルボード20は、前記カバー23、基板30及び基板支持台39からなる複数の構成部材が組立てられて構成されている。
【0016】
そして、トラクタの各構成部材に一端が接続された配線36は、ステアリングカバー17内を通って前記配線36の他端側にある接続部37が運転席15の前方側から前記配線接続部35の差込口38に接続できるようになっている。また、前記基板支持台39の底板39eには凹部42が前記基板支持台39の開口側に向かって突出するように形成されている。なお、図3(図6)ではステアリングカバー17内で配線接続されるアクセルレバーや変速レバーなどが略示されていると共に、図4では図2におけるカバー23が取り外された状態(カバー23は二点鎖線で示す)を図示し、基板30については配線接続部35のみが二点鎖線で図示されている。
【0017】
そして、このように構成された前記パネルボード20は、図3に示すように、前記ステアリングコラム18に対し装着されている。即ち、前記ステアリングコラム18の外周面にはブラケット43が溶接固定されており、同ブラケット43には断面L字状であって、前記パネルボード20を支持するための基台44が溶接ボルト45により固定されている。そして、前記基台44は、前記基板支持台39の底板39eに対し図示しないビスなどにより取着されている。また、前記基台44には、図3及び図4に示すように、前記基板支持台39における凹部42と対向する位置に楕円形(長孔)の係合孔46が設けられている(図3(b)参照)。そして、前記係合孔46の周縁には略楕円形のシール材47(例えば、グロメット)が取着されることで、前記パネルボード20の下方からの水の侵入を抑制するようになっている。
【0018】
一方、前記燃料タンク21の上面21a、即ち、前記パネルボード20が支持される面には、当該パネルボード20を前記上面21aに対し離間した状態で支持するための支持部48が形成されている。即ち、前記支持部48は図5に示すように、前記燃料タンク21の上面21aに対し凸状となるように形成されている。そして、前記支持部48は、図4に示すように平面視略台形に形成されており、前記支持部48の外周面48aは前記上面21aの外周面21bよりも内側に(燃料タンク21の上面21aの中心位置側に)位置している。また、前記支持部48には、前記基台44に形成された係合孔46と対向する位置(凹部42と対向する位置)に前記パネルボード20を係合支持するための係合部としての係合突起49が設けられている。
【0019】
従って、前記パネルボード20は、前記燃料タンク21の上面21aにおいて前記支持部48を介して前記係合孔46と係合突起49が係合支持された状態で支持されるようになっている。そのため、前記パネルボード20は前記基台44により両端支持されるようになっており、基台44がブラケット43に対し溶接ボルト45のみで片持ち支持される場合に比して、走行時における振動の影響を回避することができる。また、前記パネルボード20が前記燃料タンク21の上面21aに支持された状態では、図5に示すように前記支持部48の外周面48a周辺(外側)に前記カバー23の周壁23aが位置するようになっている。即ち、前記パネルボード20(カバー23)には、前記支持部48を包囲する周壁23aが前記燃料タンク21(上面21a)側に向かって垂下形成されている。
【0020】
そして、前記周壁23aの先端23bは、前記燃料タンク21の上面21aに対し所定距離H1だけ離間されることで、前記カバー23の内部空間S1と外部空間S2が前記周壁23aによって遮断されないようになっている。即ち、前記周壁23aは前記パネルボード20が前記燃料タンク21の上面21aに支持された状態で、当該上面21aに対し所定距離H1だけ離間し、かつ、図3に示すように、前記トラクタ10の左右方向から見て前記支持部48(外周面48a)とその一部が重合する長さを有している。なお、前記基板支持台39の凹部42の深さ及び燃料タンク21の支持部48の高さや係合突起49の長さについても、前記周壁23aの先端23bと前記上面21aとの間に前記所定距離H1が形成されるように決定されている。
【0021】
次に、パネルボード20をステアリングコラム18及び燃料タンク21に対し組み付ける態様を説明する。
まず、本実施形態では、前記パネルボード20をステアリングコラム18に装着する前に、前記パネルボード20の組立が行われる。即ち、速度メータ31などの各種計器類及びランプ表示部34に各種ランプ類が配設された基板30を前記基板支持台39に対し支持させる。このとき、基板30は、前記基板支持台39に対し前記配線接続部35の差込口38が前記基板支持台39に形成された貫通孔40,41と対向するように支持されている(図4参照)。そして、前記基板30を支持した前記基板支持台39が、前記カバー23(第1パネル領域24)の裏面側に対し図示しないビスなどにより取着されると前記パネルボード20の組立が完了する。その後、前記基板支持台39の底板39eに前記基台44が図示しないビスなどにより取着されることで、前記パネルボード20は前記ステアリングコラム18に対し装着可能な状態とされる。
【0022】
そして、組立が完了した前記パネルボード20は、前記基台44が取着された状態で前記燃料タンク21の上面21aに支持される。即ち、前記燃料タンク21の係合突起49と前記基台44の係合孔46とを対向させた状態で、前記パネルボード20を前記燃料タンク21の上面21a側に移動させる。すると、前記係合孔46には前記係合突起49が係合されることで(図3(b)参照)、前記パネルボード20は前記燃料タンク21の上面21aに位置決めされた状態で仮固定される。
【0023】
そして、前記基台44が前記ステアリングコラム18に溶接固定されたブラケット43に対し溶接ボルト45により固定されることで、前記パネルボード20は燃料タンク21上に支持されると共に、前記ステアリングコラム18への装着が完了する。なお、係合孔46と係合突起49によって仮固定された前記パネルボード20は、前記係合孔46の内周側において前記係合突起49が案内されることで前後方向に移動可能となっている。従って、ブラケット43と基台44の位置決めが行い易く、溶接ボルト45での固定が容易となっている。
【0024】
なお、前記パネルボード20は前記燃料タンク21上に支持されると、図5に示すように、パネルボード20における周壁23aの先端23bと前記上面21aとの間に所定距離H1に基づく隙間が形成されるようになっている。そのため、外気が前記隙間からパネルボード20と燃料タンク21の間(内部空間S1)に流入可能となり、前記パネルボード20の内部空間S1には空気層が形成されるようになっている。従って、流入した外気によりパネルボード20と燃料タンク21が冷却できるようになっている。
【0025】
そして、前記ステアリングコラム18に装着された組立後の前記パネルボード20には、トラクタの各構成部材から延設された配線36が前記配線接続部35に接続される。このとき、前記配線接続部35は、図6に示すように、ステアリングカバー17を外した状態において運転席15側から確認できるようになっている。即ち、前記各種計器類31〜33と対応するように設けられた2つの前記配線接続部35は、ステアリングカバー17内で集中配置されるようになっている。従って、ステアリングカバー17内を通った配線36は、前記配線接続部35に対し運転席15側から接続できると共に、図6に示すようにステアリングカバー17内において集中して結線が行えるようになっている。さらに、前記配線36に限らずパネルボード20に接続される各配線50(コンビネーションスイッチ28用、各種スイッチ29a〜29c用など)も前記配線36と共に前記ステアリングカバー17内において集中して結線が行えるようになっている。
【0026】
そして、ステアリングコラム18が前記ステアリングカバー17により覆われることで、前記トラクタ10に対するパネルボード20の組み付け作業が完了する。
【0027】
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)前記燃料タンク21の上面21aからパネルボード20を離間した状態で支持するための支持部48が形成されている。そのため、従来のように遮蔽板を用いることなく、燃料タンク21の熱をパネルボード20へ伝わりにくくすることができ、車両の構成部材を削減することができる。従って、コストダウンに貢献することができる。また、パネルボード20へ熱が伝わりにくいため、パネルボード20に配設された各種計器類31〜33に対する熱の影響を抑制することができる。
【0028】
(2)また、パネルボード20が前記燃料タンク21の上面21aに支持されると、前記パネルボード20と前記上面21aの間には所定距離H1に基づく隙間が形成されるようになっている。そのため、前記カバー23(パネルボード20)の内部空間S1内に外気を流入させることができ、パネルボード20及び燃料タンク21の冷却を行うことができる。即ち、放熱性を向上させることができる。
【0029】
(3)さらに、パネルボード20が前記燃料タンク21の上面21aに支持されると、前記パネルボード20(周壁23a)と支持部48(外周面48a)とがトラクタ10の左右方向から見て重合するようになっている。そのため、外側から前記支持部48が見えにくくなりトラクタ10の意匠性を向上させることができる。また、前記周壁23aと支持部48により外気の流入経路が凹凸状に形成されるため、前記パネルボード20の内部空間S1内への塵埃の侵入を抑制することもできる。
【0030】
(4)前記パネルボード20が前記燃料タンク21(支持部48)に設けられた係合突起により係合支持されている。そのため、組み付け後のパネルボード20に対し走行における振動の影響を回避した防振構造とすることができると共に、組み付け時にはパネルボード20の位置決めを行うことができ組み付け性を向上させることができる。
【0031】
(5)前記配線接続部35が運転席15側に臨むように基板30に対し設けられている。そのため、配線接続部35が基板30の裏面側に対向して設けられている場合に比して、配線36の屈折量を確保する必要がないためにパネルボード20の厚みを薄くすることができ、パネルボード20の小型化を図ることができる。
【0032】
(6)また、パネルボード20の前方に燃料タンク21を配置する場合において、パネルボード20が薄くなった分に応じて燃料タンク21を大きくすることができ、燃料タンク21の容量を確保することができる。従って、給油の煩雑さを回避すると共に、1回の給油におけるトラクタ10の走行距離を伸ばすことができる。
【0033】
(7)さらに、配線接続部35に対し配線36を運転席15側から接続することができるため、パネルボード20の組み付け性を向上させることができる。即ち、基板30を裏返しにすることなく配線36の接続を行うことができる。
【0034】
(8)パネルボード20が組立てられた状態で前記配線接続部35に対し配線36の接続ができるようになっている。そのため、前記配線36を配線接続部35に接続した後に、カバー23を基板支持台39に取着する必要がなく、パネルボード20の組み付け性を向上させることができる。即ち、前記カバー23を基板支持台39を取着する際に、パネルボード20の裏面側から工具を使用してビス止め作業を行う必要がない。
【0035】
(9)前記配線接続部35がステアリングカバー17内で集中配置されている。そのため、パネルボード20に接続される配線36をステアリングカバー17内にまとめることができ、パネルボード20の組み付け性を向上させることができる。また、メンテナンスを容易に行うこともできる。
【0036】
なお、前記実施形態は以下のように変更しても良い。
・前記実施形態では、支持部48が平面視略台形に形成されていたが、その形状は特に限定されるものではなく任意に変更することができる。例えば、燃料タンク21の上面21aと略相似形に形成されたり、上面21aにおいて複数に分割したブロック状に形成されていても良い。また、前記上面21aに支柱を設け、当該支柱によりパネルボードを支持するようにしても良い。
【0037】
・前記実施形態では、燃料タンク21に係合突起49が、基台44に係合孔46が設けられているが、燃料タンク21に係合孔46を基台44(又は基板支持台39の底板39e)に係合突起49が形成されていても良い。
【0038】
・前記実施形態では、係合孔46が楕円形に形成されているが、その形状は特に限定されない。例えば、係合突起49を挿入する部分を大きく形成した鍵穴のような形状であっても良い。
【0039】
・前記実施形態において、パネルボード20と燃料タンク21との間に流入される外気は、トラクタ10の走行に伴い自然に流入されても良いし、例えば、エアコンなどが装備されている場合には、その吹出口を前記所定距離H1に基づく隙間の近傍に配置し強制的に流入させるようにしても良い。
【0040】
・前記実施形態では、配線接続部35の差込口38が運転席15側に臨むように基板30に対し設けられているが、前記差込口38が基板30の裏面側と対向するように設けられていても良い。
【0041】
・前記実施形態では、基板30の裏面側に2つの配線接続部35が設けられているが、その数は特に限定されない。例えば、1つ、あるいは、3つ以上の配線接続部35を設けても良い。即ち、配線接続部35の数は、基板30に配設される各種計器類31〜33の種類や数、あるいは、配線接続時の設計により適宜決定されるものである。
【0042】
・前記実施形態では、トラクタ10に各実施形態におけるパネルボード20の取付構造を採用しているが、他の農耕用車両(例えば、コンバイン)、フォークリフトなどの搬送用車両に本実施形態のパネルボード20の取付構造を採用することができる。
【0043】
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記支持部と前記パネルボードの周壁は、トラクタの左右方向から見て重合されている産業用車両。
【0044】
(ロ)前記支持部には、前記パネルボードを係合支持するための係合部が設けられている産業用車両。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、車両の構成部材を増加させることなく、燃料タンクからパネルボードへの熱の伝わりを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタの概略を示す正面図。
【図2】 パネルボードを示す正面図。
【図3】 実施形態におけるパネルボードの取付構造を示す側面図。
【図4】 燃料タンク及び基板支持台の構成を説明する正面図。
【図5】 図2におけるA−A断面を示す部分拡大図。
【図6】 ステアリングカバー内における配線の結線状態を示す正面図。
【符号の説明】
15…運転席、20…パネルボード、21…燃料タンク、23a…周壁、31…速度メータ(計器類)、32…燃料メータ(計器類)、33…温度メータ(計器類)、35…配線接続部、36…配線、48…支持部、49…係合突起(係合部を構成する)。

Claims (1)

  1. 運転席前方に配置された燃料タンク上に各種計器類のパネルボードが支持される産業用車両であって、
    前記燃料タンクには、当該タンク上面から前記パネルボードを離間した状態で支持するために前記タンク上面に対し凸状となるように支持部が形成されていると共に、当該支持部には前記パネルボードを係合支持するための係合部が設けられており、
    前記パネルボードには、前記支持部を包囲する周壁が前記燃料タンク側に向かって垂下形成されており、
    前記燃料タンク上面と前記パネルボードの周壁先端との間には隙間が形成されると共に、当該隙間から前記パネルボード内に外気の流入が可能となっている産業用車両
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