JP2002337371A - リライタブル記録媒体による表示装置における記録・消去装置 - Google Patents

リライタブル記録媒体による表示装置における記録・消去装置

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JP2002337371A
JP2002337371A JP2001149905A JP2001149905A JP2002337371A JP 2002337371 A JP2002337371 A JP 2002337371A JP 2001149905 A JP2001149905 A JP 2001149905A JP 2001149905 A JP2001149905 A JP 2001149905A JP 2002337371 A JP2002337371 A JP 2002337371A
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JP
Japan
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recording
erasing
recording medium
rewritable
head
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JP2001149905A
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English (en)
Inventor
Sadao Ubukata
定夫 生方
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Oki Power Tech Co Ltd
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Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の熱エネルギーの印加により顕色性を呈
し、第2の熱エネルギーの印加により退色性を呈する記
録層を支持体面の片面もしくは両面に有するリライタブ
ル記録媒体に施した記録を書き換えるには、消去工程と
記録工程がそれぞれ必要であり、書き換える度に記録媒
体を消去工程の箇所と記録工程の箇所に走行させる必要
がある。そのために、消去・記録のために同じような流
れを記録媒体が2回行なわれなければ書き換えが完了せ
ず、消去・記録に時間がかかり、表示の変更が即座に行
えないという問題がある。 【解決手段】 記録ヘッドと消去ヘッドを一体にして消
去・記録アッセンブリとし、この消去・記録アッセンブ
リをガイドシャフトに支持すると共にシンクロベルトに
よって表示装置の幅方向に移動可能としたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リライタブル記録
媒体による表示装置における記録・消去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リライタブル記録媒体は、図5に示す如
く、支持体1上に、ロイコ染料と熱の作用によってロイ
コ染料に対して顕色性を呈する基と、減色性を呈する基
を同一分子内に有する化合物である顕減色剤およびバイ
ンダー等からなる記録層2を形成し、その表面に必要に
応じて耐久性を向上させる保護層、UV保護層あるいは
耐磨耗用の保護層等の保護層3を重ねて構成してある。
上記支持体1は、一般的には合成樹脂フィルム状体であ
る。
【0003】一般に、ロイコ染料は、フェノール性化合
物と熱的に反応してロイコ染料のラクトン環が開環し、
無色から有色に色変化をする。しかし、ラクトン環を開
環した有色化合物は塩基性物質にふれると閉環してもと
のラクトン環のある無色の化合物にもどる。このよう
に、顕減色剤とロイコ染料の可逆性によって、顕減色剤
は無色のロイコ染料を、熱エネルギーの制御のみでラク
トン環を開環して有色化合物にしたり、閉環して無色の
ロイコ染料にもどしたりすることが複数回繰り返してで
きる性質を利用してリライタブル記録媒体としてある。
【0004】このような構成のリライタブル記録媒体
は、高温、短時間の第1の熱エネルギー、例えば150
〜180°Cで1〜3msecの熱エネルギーを与える
とその個所が例えば黒色(他に青色、赤色等がある。)
になる。つぎに、低温、長時間の第2の熱エネルギー、
例えば130〜150°Cで5msec〜2secの熱
エネルギーを与えるとその個所の黒色は消去されること
になる。
【0005】このようなリライタブル記録媒体に記録す
る記録装置としては、例えば特開平5ー131722号
のような技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなリライタブ
ル記録媒体の表示装置は、広告装置、宴会場の表示装
置、案内装置等として使用されるが、その記録を消去し
て再び記録するには、その消去工程と記録工程がそれぞ
れ必要であり、書き換える度に記録媒体を消去工程の箇
所と記録工程の箇所に走行させる必要がある。そのため
に、消去・記録のために同じような流れを記録媒体が2
回行なわれなければ書き換えが完了せず、消去・記録に
時間がかかり、表示の変更が即座に行えないという問題
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、第1の
熱エネルギーの印加により顕色性を呈し、第2の熱エネ
ルギーの印加により退色性を呈する記録層を支持体面の
片面もしくは両面に有するリライタブル記録媒体を用
い、装置筐体内に設けた搬送装置によって走行路を形成
し、この走行路に沿ってリライタブル記録媒体が装置筐
体内の表側と裏側を走行するようにし、その走行路の途
中に、走行路に面してリライタブル記録媒体に記録を行
う記録ヘッドおよび記録を消去する消去ヘッドを配置し
たリライタブル記録媒体による表示装置における記録・
消去装置において、記録ヘッドと消去ヘッドを一体にし
て消去・記録アッセンブリとし、この消去・記録アッセ
ンブリをガイドシャフトに支持すると共にシンクロベル
トによって表示装置の幅方向に移動可能としたことを特
徴とし、これによってリライタブル記録媒体の記録の書
換えを直ちに行うことができることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態例を図
面を用いて説明する。本発明で用いるリライタブル記録
媒体は、図5に示す如く、透明な支持体1の片面もしく
は両面に、ロイコ染料と熱の作用によってロイコ染料に
対して顕色性を呈する基と、減色性を呈する基を同一分
子内に有する化合物である顕減色剤およびバインダー等
からなる記録層2を形成し、その表面に必要に応じて耐
久性を向上させる保護層、UV保護層あるいは耐磨耗用
の保護層等の保護層3を重ねて構成してある。上記支持
体1は、合成樹脂フィルム状体がよく、本実施の形態例
では耐久性および資源性を考慮してPET材としてあ
る。
【0009】一般に、ロイコ染料は、フェノール性化合
物と熱的に反応してロイコ染料のラクトン環が開環し、
無色から有色に色変化をする。しかし、ラクトン環を開
環した有色化合物は塩基性物質にふれると閉環してもと
のラクトン環のある無色の化合物にもどる。このよう
に、顕減色剤とロイコ染料の可逆性によって、顕減色剤
は無色のロイコ染料を、熱エネルギーの制御のみでラク
トン環を開環して有色化合物にしたり、閉環して無色の
ロイコ染料にもどしたりすることが複数回繰り返してで
きる性質を利用してリライタブル記録媒体としてある。
【0010】このような構成のリライタブル記録媒体
は、高温、短時間の第1の熱エネルギー、例えば150
〜180°Cで1〜3msecの熱エネルギーを与える
とその個所が例えば黒色(他に青色、赤色等がある。)
になる。つぎに、低温、長時間の第2の熱エネルギー、
例えば130〜150°Cで5msec〜2secの熱
エネルギーを与えるとその個所の黒色は消去されること
になる。
【0011】そこで、本実施の形態例を図面を用いて説
明する。図1は正面説明図、図2は側面説明図、図3は
リライタブル記録媒体の走行路状態の説明図、図4は消
去・記録アッセンブリの詳細背面説明図である。図にお
いて、4は表示装置であり、その装置筐体内に下記のよ
うな装置が組み込まれている。
【0012】51、52は所定の間隔をあけて設けたフ
ィードローラ、61、62、63、64はそのフィード
ローラ51、52間に配置したピントラクタや搬送ロー
ラ等(本実施の形態例ではピントラクタを示す。)の搬
送装置であり、所定間隔に複数、本実施の形態例では4
個配置して走行路を形成してある。この走行路によりリ
ライタブル記録媒体7が装置筐体内の表側(表示エリア
側)と裏側(待機エリア側)および後述する消去・記録
アッセンブリのある書換えエリアを走行するようになっ
ている。
【0013】8はブレード等(本実施の形態例ではブレ
ードを示す。)の切り替え装置であり、両面記録が可能
なリライタブル記録媒体の表裏逆転の切り替えを行う。
図示する如く、複数のブレードが同一軸によって同時に
制御される。9はリライタブル記録媒体7に加熱記録を
行う記録ヘッドであり、一定の加熱幅を持つ。
【0014】10はリライタブル記録媒体7の記録を加
熱消去する消去ヘッドであり、一定の加熱幅を持つ。こ
れら記録ヘッド9および消去ヘッド10は、図4に示す
如く、一体に構成されており、本実施の形態例ではリラ
イタブル記録媒体7が図において上方から下方に移動す
るために消去ヘッド10が上部に記録ヘッド9が下部に
なるように配置して消去・記録アッセンブリ11が構成
されている。12は記録ヘッド9アップダウンマグネッ
ト、13は消去ヘッド10アップダウンマグネットであ
る。
【0015】このようにした消去・記録アッセンブリ1
1はガイドシャフト14に支持されシンクロベルト15
によって表示装置4の幅方向に移動して消去および記録
を行う。161、162、163は駆動源であり、本実
施の形態例ではモータを用いている。
【0016】駆動源161は、装置筐体内表側のリライ
タブル記録媒体の走行用であり、フィードローラ51お
よびピントラクタ61、62を駆動している。駆動源1
62は、装置筐体内裏側のリライタブル記録媒体の走行
用であり、フィードローラ52およびピントラクタ6
3、64を駆動している。駆動源163は、消去・記録
アッセンブリ11の移動用である。
【0017】つぎに上記構成による表示装置の作用を説
明する。図1は、表示装置の表示エリアでの表示状態を
示し、リライタブル記録媒体7が表示状態である。図3
は、リライタブル記録媒体7の表示内容を書き換える状
態であり、リライタブル記録媒体7を消去・記録アッセ
ンブリ11に一定幅(改行相当量)走行させると、リラ
イタブル記録媒体7の走行に合わせて消去・記録アッセ
ンブリ11が一方側から他方側、本実施の形態例では左
側から右側に移動しながら消去ヘッド10により記録さ
れている文字や画像等を一定幅(記録幅より消去幅の方
が大きくしてある。)の消去を行う。そして、それと同
時に記録ヘッド9によって次の内容を記録して一行相当
の書換えを完了する。
【0018】つぎに、リライタブル記録媒体7を一定幅
(改行相当量)走行させ、消去・記録アッセンブリ11
を左側から右側に移動させて、上記と同様に一定幅(記
録幅より消去幅の方が大きくしてある。)の消去を行う
と同時に次の内容を記録して一行相当の書換えが完了す
る。このように、リライタブル記録媒体7を順次、行相
当の消去と記録を同時に行うことを繰り返すことによ
り、表示に必要な消去と記録を行って書き換えることに
なる。
【0019】なお、駆動源161、駆動源162により
リライタブル記録媒体7を表示エリアと待機エリアのそ
れぞれに位置させることが可能であり、表側の表示エリ
アで表示中に裏側の待機エリアで他のリライタブル記録
媒体7の消去および記録を行うことができる。また、上
記説明は、片面記録のリライタブル記録媒体7で説明を
行ったが、上記した如く、ブレード等の切り替え装置8
は両面記録可能なリライタブル記録媒体7の表裏の切替
えに使用するものである。このような両面記録のリライ
タブル記録媒体7であっても片面ずつ上記と同様に消去
と記録の同時動作を行って記録の書換えを行うことが可
能である。したがって、片面記録のリライタブル記録媒
体7を使用する場合には装置として切り替え装置8がな
くてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、第
1の熱エネルギーの印加により顕色性を呈し、第2の熱
エネルギーの印加により退色性を呈する記録層を支持体
面の片面もしくは両面に有するリライタブル記録媒体を
用い、装置筐体内に設けた搬送装置によって走行路を形
成し、この走行路に沿ってリライタブル記録媒体が装置
筐体内の表側と裏側を走行するようにし、その走行路の
途中に、走行路に面してリライタブル記録媒体に記録を
行う記録ヘッドおよび記録を消去する消去ヘッドを配置
したリライタブル記録媒体による表示装置において、記
録ヘッドと消去ヘッドを一体にして消去・記録アッセン
ブリとし、この消去・記録アッセンブリをガイドシャフ
トに支持すると共にシンクロベルトによって表示装置の
幅方向に移動可能としたことにより、消去・記録アッセ
ンブリの左右への移動によって消去と記録を同時に行う
ことができ、表示の変更が即座に行える効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例を示す正面説明図
【図2】同側面説明図
【図3】リライタブル記録媒体の走行路状態の説明図
【図4】消去・記録アッセンブリの詳細背面説明図
【図5】リライタブル記録媒体の説明図
【符号の説明】
1 支持体 2 記録層 3 保護層 4 表示装置 51、52 フィードローラ 61、62、63、64 搬送装置 7 リライタブル記録媒体 8 切り替え装置 9 記録ヘッド 10 消去ヘッド 11 消去・記録アッセンブリ 12 記録ヘッドのアップダウンマグネット 13 消去ヘッドのアップダウンマグネット 14 ガイドシャフト 15 シンクロベルト 161、162、163 駆動源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱エネルギーの印加により顕色性
    を呈し、第2の熱エネルギーの印加により退色性を呈す
    る記録層を支持体面の片面もしくは両面に有するリライ
    タブル記録媒体を用い、装置筐体内に設けた搬送装置に
    よって走行路を形成し、この走行路に沿ってリライタブ
    ル記録媒体が装置筐体内の表側と裏側を走行するように
    し、その走行路の途中に、走行路に面してリライタブル
    記録媒体に記録を行う記録ヘッドおよび記録を消去する
    消去ヘッドを配置したリライタブル記録媒体による表示
    装置における記録・消去装置において、 記録ヘッドと消去ヘッドを一体にして消去・記録アッセ
    ンブリとし、この消去・記録アッセンブリをガイドシャ
    フトに支持すると共にシンクロベルトによって表示装置
    の幅方向に移動可能としたことを特徴とするリライタブ
    ル記録媒体による表示装置における記録・消去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、消去・記録アッセン
    ブリに記録ヘッドのアップダウンマグネットと消去ヘッ
    ドのアップダウンマグネットを搭載したことを特徴とす
    るリライタブル記録媒体による表示装置における記録・
    消去装置。
JP2001149905A 2001-05-18 2001-05-18 リライタブル記録媒体による表示装置における記録・消去装置 Pending JP2002337371A (ja)

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